JP5799280B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
これに対して、一部の悪質な遊技者によって、前記特別遊技を不正に引き当てるために、主制御装置やそのCPUを前記当選の確率が高いものに交換したり、不正基板を取付けて、該基板により前記乱数カウンタに当り乱数値が発生するタイミングを狙って信号を発信させて当りの乱数値を始動入賞やレバー動作時に無関係に取得する(所謂、狙い撃ち)といった不正行為が行われている。
また不正な前記狙い撃ち対する特許文献2の構成では、電源投入時毎にウェイト処理が実行され遊技開始までに待ち時間があるので、遊技中の瞬間的な停電などの短い電源遮断時にも遊技開始までに待ち時間が生じて遊技者に違和感を与えると言った問題点があった。
主制御装置のCPUは、
前記プログラムの命令により読取り可能なCPU固有の識別情報を記憶せしめた記憶手段と、
遊技機の電源投入後に遊技状態を初期状態にするRAMクリアの実行時に、プログラムの命令によって前記識別情報を読取り、識別情報を出力せしめる出力手段と、
を備え、
前記主制御装置は、前記RAMクリアの実行時には、前記識別情報の出力終了後であっても、遊技機外の外部機器による前記識別情報が正しいか否かの真贋判定の結果として、前記識別情報が正しいことを指す結果を受けるまでは、前記プログラムの継続処理へと移行しないように構成する。
そして機外の外部機器による真贋判定の結果を待つように構成し、電源投入後のRAMクリアの実行時には、識別情報の出力終了後に即座に継続処理を行うのではないため、外部機器による処理時間のバラツキによって、主制御装置のCPUの動作開始(リセット信号の入力)から、継続処理へと移行するタイミングを変化させることができる。
前枠52の板ガラス61の奥には前記内枠に保持された遊技盤10(図2)が設けてある。
前枠52の下半部には上皿55と下皿63とが形成してある。下皿63の右側には発射ハンドル64が設けてあり、該発射ハンドル64を時計回りに操作することにより発射装置が作動して、上皿55から供給された遊技球が遊技盤10に向けて発射される。
尚、図1の39は、前枠52および前記内枠を外枠51にロックするシリンダ錠であり、該シリンダ錠39に所定の鍵を挿入し、鍵を時計回りに操作して前記内枠を開放するようになし、反時計まわりの操作により前枠52を開放する。
センターケース14の左側には普通図柄の始動ゲート(通過口)21と、その下方に風車20が設置されている。
尚、遊技盤10の遊技領域13には、多数の遊技釘が植設されている。
主制御装置80のCPUには、CPUを判別するための固有の識別情報(所謂、ユニークID)が記憶されている。該ユニークIDは、前記ROMのユーザープログラムを書込む領域とは異なる領域(特許請求範囲に記載の記憶手段に相当)に記憶されている。ユニークIDは、前記ユーザープログラムの要求に応じて読取り可能である。このように読取ったユニークIDを照合して、不正な交換がなされていないかと言った不正行為の発見、防止に使用される。
また、CPUにはユニークIDとは別に、ユーザープログラムの命令では読取り不可能であり、専用機器により読取り照合させるIDナンバーを有する。
主制御装置80は、大入賞口25の開閉駆動する大入賞口ソレノイドを制御して大入賞口を開放作動せしめる。また第2特図始動口22Bを開閉する普電役物ソレノイドの作動を制御する。
リセット信号出力は主制御装置80の遅延回路を介してCPU801のリセット端子に出力される。これによりリセット信号の解除に所定の遅延時間が設けられる。
次に前記ユニークIDの送信が終了したか確認し(S105)、送信が終了したことが確認されれば(S105:yes)、続くS106の処理において継続処理1へ移行する。この場合、継続処理1へ移行するまでにユニークID送信時間分の待ち時間が設けられることとなる。
次に前記ユニークIDの送信が開始されたか確認し(S112)、送信開始が確認されれば(S112:yes)、続くS113の継続処理2へ移行する。この場合、継続処理2へ移行するまでにユニークID送信時間分の待ち時間は生じない。
図6(a)に示すように、RAMクリアスイッチを操作しながら電源を投入すると、電源投入からTa時間後にリセット信号が立ち上がり、更にTb時間後に主制御装置80のCPU801の作動が開始する。CPU801は作動後、前記S100、S101の処理で、内蔵RAMのアクセス許可を行い、RAMクリア信号を確認すると、ユニークIDを読取った後に、外部機器90へユニークIDを送信する。ユニークIDの送信が完了すると(Tc時間経過した後)、CPU801は継続処理を実行する。
一方、図6(b)に示すバックアップ時では、電源投入後、CPU801がユニークIDを読取ると、これを外部機器90へ送信開始するとともに、継続処理を実行する。
このようにバックアップ時では、ユニークIDの送信開始から継続処理の開始までに待ち時間が無いが、RAMクリア時にはユニークIDの送信開始から継続処理の開始までにユニークID送信時間(Tc時間)分の待ち時間がある。
図7(a)に示すようにユニークIDが2バイトの74F6(H)の場合は出力時間(Tc時間)が約1.3秒となり、図7(b)に示すようにユニークIDが2バイトの8881(H)の場合は出力時間(Tc時間)が約1秒となる。このようにユニークIDの出力時間は、各パチンコ機ごとに異なることとなる。尚、一般的にユアユニークIDは4バイトのデータで構成される。
判定信号を受信していれば(S200:yes)、判定信号はCPU801が正規のものであることを示す正判定信号であるか否かを確認する(S201)。正判定信号であれば(S201:yes)、スタックの設定処理(S202)、RAMの作業領域のクリア処理(S203)を実行し、作業領域を初期化する(S204)。続いて、サブ統合装置83を介して演出図柄制御装置82および演出図柄表示装置15へ、初期画面を表示する旨のコマンドを送信し(S205)、サブ統合装置83へ各種LED、ランプ等に初期装飾を表示すべき旨のコマンドを送信する(ステップS206)。以降、通常時の処理となる。
残余処理では、大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数などの初期値乱数が更新される。
遊技用メインルーチンでは、大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数などの更新処理、遊技球の各種入賞口への入球を確認する入賞確認処理、特図や普通図柄の当否抽選を行う当否判定処理、大入賞口や電動役物の駆動、画像、音声、ランプ類の制御等を指示する各出力処理、不正な入賞や不正な賞球などを監視する不正監視処理などが実行される。
バックアップルーチンでは、電源遮断前の遊技状態を記憶するためにRAMのバックアップを行う。
尚、S211の処理で発信される不正報知コマンドには、RAMクリア時であることを示す信号を追加してサブ統合装置83に知らせる構成が望ましい。
また正判定信号を受信した時には(S201:yes)、サブ統合装置83へ、CPU801が正規のものであるコマンドを送信するように構成してもよい。
判定信号を受信していれば(S220:yes)、判定信号はCPU801が正規のものであることを示す正判定信号であるか否かを確認する(S221)。正判定信号であれば(S221:yes)、電源復帰時の処理が実行され(ステップS222)、バックアップされたパチンコ機の遊技状態を示す情報に基づいて停電発生により中断された遊技進行プログラムが再開され、通常時の処理となる。ここでも「継続処理1」と同様に、各種乱数の初期値乱数の更新を繰り返す残余処理、2ms周期又は4ms周期の割り込み信号(INT信号)に起因してユーザープログラムの遊技用メインルーチンが実行される。
尚、S231の処理で発信される不正報知コマンドには、バックアップ時であることを示す信号を追加してサブ統合装置83に知らせる構成が望ましい。
また正判定信号を受信した時には(S221:yes)、サブ統合装置83へ、CPU801が正規のものであるコマンドを送信するように構成してもよい。
S302の処理において不正を報知するコマンドである場合(S302:yes)、又はS301の処理において待ち時間が経過していれば(S301:yes)、演出図柄表示装置15等にCPU801が不正に交換されている可能性があることを表示(異常報知)させる処理を行う。
また、真贋が明確でないとき又はユニークIDが正しくないことが明確なときに、異常報知を実行する構成としたので、不正行為の発見、防止の効果を奏する。
そして電源再投入時に不正報知フラグがセットされているときは、サブ統合装置83へ不正報知コマンドを再送信し、再度、異常報知をさせるように構成することが望ましい。
また、前記第1の実施形態と同様に、不正報知コマンドを送信するときは不正報知フラグをセットする構成、およびCPU801停止からの電源再投入によって正判定信号の確認がなされたときには遊技を正常に立ち上げる構成とすることが望ましい。
バックアップ時にはユニークIDの出力待ち時間も外部機器90からの判定信号の待ち時間もなく、ユニークIDの送信開始(図5のS112の処理)から電源復帰時の処理を経てすぐに通常の遊技処理となるので、電源投入から通常の処理を開始するまでの間に要する時間を短縮でき、遊技中に不意に瞬間的な停電(瞬停)が発生しても、遊技の停止時間が短く遊技者に違和感を与えずにすむ。
尚、第1の実施形態の「継続処理2」(図9)で実行されるユニークIDの真贋の判定信号の確認に関する処理S220,S221,S230〜S232を、本実施形態では「継続処理3」からの通常の遊技処理において実行するようにしてもよい。通常の遊技処理の残余処理又は/およびメインルーチンで判定信号が正しいか否かを判定することで、万が一にバックアップ時に不正があってもこれを発見することができる。
その際、S220およびS221は残余処理に設け、各種乱数の初期値乱数の更新の前又は後の処理とし、S230およびS231はメインルーチンに設けることが望ましい。また、S232に相当する処理としては、CPUを停止させることで遊技状態をバックアップすることができなくなるため、NMI信号(停電信号)が入力されるまで、メインルーチンの入賞確認処理、当否判定処理等を実行せず、遊技機としての実質的な遊技停止状態とすることが望ましい。
また、前記第1の実施形態と同様に、不正報知コマンドを送信するときは不正報知フラグをセットする構成、およびCPU801停止からの電源再投入によって正判定信号の確認がなされたときには遊技を正常に立ち上げる構成とすることが望ましい。
尚、本実施形態は前記第2の実施形態を基本構成としてもよい。
判定信号を受信していなければ(S310:no)、パチンコ機の電源投入後にサブ統合装置83が作動してから予め設定された所定の待ち時間が経過したか否かを確認する(S311)。待ち時間が経過していなければ(S311:no)、S310の処理へ戻る。
S312の処理において不正判定信号である場合(S312:yes)、又はS311の処理において待ち時間が経過していれば(S311:yes)、演出図柄表示装置15等にCPU801が不正に交換されている可能性があることを表示させる不正報知(異常報知)処理を行う。
尚、S310の処理で受信する判定信号には、RAMクリア時であること、またはバックアップ時であることを示す信号を追加してサブ統合装置83に知らせる構成が望ましい。
この場合、CPU801から外部機器90へ送信するユニークIDにRAMクリア時であること、またはバックアップ時であることを示す信号を追加して外部装置に知らせることが必要となる。
また外部機器90からの信号の入力先が遊技機の遊技性能に影響がないサブ統合装置83であるため、主制御装置80に信号を入力する場合に比べて他の不正行為への安全性を高めることができる。
更にまた、仮に瞬停時に接触不良や断線等によって判定信号が正常に入力されなかった場合であっても、異常報知は実行されるが遊技機の遊技性能に影響はなく、遊技者に不利益を与えることはない。この場合には原因を排除し、電源再投入で元の遊技に復帰させることができ、遊技者保護が図れる。
80 主制御装置(記憶手段、出力手段)
801 CPU
83 サブ制御装置(サブ統合装置、報知手段)
Claims (1)
- 主制御装置に搭載されたCPUがプログラムに従って遊技の制御を行う遊技機において、
主制御装置のCPUは、
前記プログラムの命令により読取り可能なCPU固有の識別情報を記憶せしめた記憶手段と、
遊技機の電源投入後に遊技状態を初期状態にするRAMクリアの実行時に、プログラムの命令によって前記識別情報を読取り、識別情報を出力せしめる出力手段と、
を備え、
前記主制御装置は、前記RAMクリアの実行時には、前記識別情報の出力終了後であっても、遊技機外の外部機器による前記識別情報が正しいか否かの真贋判定の結果として、前記識別情報が正しいことを指す結果を受けるまでは、前記プログラムの継続処理へと移行しないようになしたことを特徴とする遊技機。
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