JP5520993B2 - 車両用駆動装置 - Google Patents
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Description
車両(例えば、後述の実施形態における車両3)の車輪(例えば、後述の実施形態における後輪Wr)を駆動する電動機(例えば、後述の実施形態における電動機2A、2B)と、前記電動機と前記車輪との動力伝達経路上に設けられた変速機(例えば、後述の実施形態における遊星歯車式減速機12A、12B)と、を有する車輪駆動装置と、
前記電動機を制御する電動機制御装置(例えば、後述の実施形態における制御装置8)と、
を備える車両用駆動装置(例えば、後述の実施形態における後輪駆動装置1)であって、 前記変速機は、第1乃至第3回転要素(例えば、後述の実施形態におけるサンギヤ21A、21B、プラネタリキャリア23A、23B、リングギヤ24A、24B)を有し、 前記変速機の前記第1回転要素に前記電動機が接続され、
前記変速機の前記第2回転要素に前記車輪が接続され、
前記変速機の前記第3回転要素には、締結又は解放可能とされ、該締結することで前記第3回転要素の回転を規制する回転規制手段(例えば、後述の実施形態における一方向クラッチ50、又は油圧ブレーキ60A、60B)が設けられ、
前記車両用駆動装置は、
前記電動機の回転状態量又は前記変速機の前記第1回転要素の回転状態量である電動機回転状態量を検出可能に設置された電動機回転状態量検出手段(例えば、後述の実施形態におけるレゾルバ20A、20B)と、
前記車輪の回転状態量又は前記変速機の前記第2回転要素の回転状態量である車輪回転状態量を検出可能に設置された車輪回転状態量検出手段(例えば、後述の実施形態における車輪速センサ13A、13B)と、
をさらに備え、
前記車両用駆動装置は、下記(I)、(II)、(III)のいずれか一つを行い、下記(I)によって前記第3回転要素の差回転を制限し、下記(II)によって前記車輪又は前記第2回転要素の差回転を制限し、下記(III)によって前記電動機又は前記第1回転要素の差回転を制限する差回転制限手段を有することを特徴とする車両用駆動装置。
(I) 前記電動機制御装置は、前記電動機回転状態量検出手段で検出した前記電動機回転状態量検出値(例えば、後述の実施形態における実モータ回転数LMa、RMa)、及び、前記車輪回転状態量検出手段で検出した前記車輪回転状態量検出値(例えば、後述の実施形態における実車輪回転数LWa、RWa)に基づいて求めた第3回転要素回転状態量換算値(例えば、後述の実施形態における換算リングギヤ回転数LRb、RRb)と、0との差を算出し、前記差が許容回転状態量差以下に制限されるように前記電動機を制御する
(II) 前記電動機制御装置は、前記電動機回転状態量検出手段で検出した前記電動機回転状態量検出値(例えば、後述の実施形態における実モータ回転数LMa、RMa)、及び、0に仮定した前記第3回転要素の回転状態量仮定値に基づいて求めた前記車輪回転状態量検出手段が設置された位置の回転状態量である車輪回転状態量換算値(例えば、後述の実施形態における換算車輪回転数LWb、RWb)と、前記車輪回転状態量検出手段によって検出された前記車輪回転状態量検出値(例えば、後述の実施形態における実車輪回転数LWa、RWa)との差を算出し、前記差が許容回転状態量差以下に制限されるように前記電動機を制御する
(III) 前記電動機制御装置は、前記車輪回転状態量検出手段で検出した前記車輪回転状態量検出値(例えば、後述の実施形態における実車輪回転数LWa、RWa)、及び、0に仮定した前記第3回転要素の回転状態量仮定値に基づいて求めた前記電動機回転状態量検出手段が設置された位置の回転状態量である電動機回転状態量換算値(例えば、後述の実施形態における換算モータ回転数LMb、RMb)と、前記電動機回転状態量検出手段によって検出された前記電動機回転状態量検出値(例えば、後述の実施形態における実モータ回転数LMa、RMa)と、の差を算出し、前記差が許容回転状態量差以下に制限されるように前記電動機を制御する
車両(例えば、後述の実施形態における車両3)の左車輪(例えば、後述の実施形態における左後輪LWr)を駆動する第1電動機(例えば、後述の実施形態における第1電動機2A)と、前記第1電動機と前記左車輪との動力伝達経路上に設けられた第1変速機(例えば、後述の実施形態における第1遊星歯車式減速機12A)と、を有する左車輪駆動装置と、
前記車両の右車輪(例えば、後述の実施形態における右後輪RWr)を駆動する第2電動機(例えば、後述の実施形態における第2電動機2B)と、前記第2電動機と前記右車輪との動力伝達経路上に設けられた第2変速機(例えば、後述の実施形態における第2遊星歯車式減速機12B)と、を有する右車輪駆動装置と、
前記第1電動機と前記第2電動機とを制御する電動機制御装置(例えば、後述の実施形態における制御装置8)と、
を備える車両用駆動装置(例えば、後述の実施形態における後輪駆動装置1)であって、
前記第1及び第2変速機は、それぞれ第1乃至第3回転要素(例えば、後述の実施形態におけるサンギヤ21A、21B、プラネタリキャリア23A、23B、リングギヤ24A、24B)を有し、
前記第1変速機の前記第1回転要素に前記第1電動機が接続され、
前記第2変速機の前記第1回転要素に前記第2電動機が接続され、
前記第1変速機の前記第2回転要素に前記左車輪が接続され、
前記第2変速機の前記第2回転要素に前記右車輪が接続され、
前記第1変速機の前記第3回転要素と前記第2変速機の前記第3回転要素とが互いに連結され、
前記車両用駆動装置は、さらに、
前記第3回転要素に設けられ、非係合時に前記第3回転要素の一方向の回転を許容し、係合時に前記第3回転要素の他方向の回転を規制する一方向回転規制手段(例えば、後述の実施形態における一方向クラッチ50)と、
前記第1電動機の回転状態量又は前記第1変速機の前記第1回転要素の回転状態量である第1回転状態量を検出可能に設置された第1回転状態量検出手段(例えば、後述の実施形態におけるレゾルバ20A)と、
前記左車輪の回転状態量又は前記第1変速機の前記第2回転要素の回転状態量である第2回転状態量を検出可能に設置された第2回転状態量検出手段(例えば、後述の実施形態における車輪速センサ13A)と、
前記第2電動機の回転状態量又は前記第2変速機の前記第1回転要素の回転状態量である第3回転状態量を検出可能に設置された第3回転状態量検出手段(例えば、後述の実施形態におけるレゾルバ20B)と、
前記右車輪の回転状態量又は前記第2変速機の前記第2回転要素の回転状態量である第4回転状態量を検出可能に設置された第4回転状態量検出手段(例えば、後述の実施形態における車輪速センサ13B)と、
前記第1回転状態量検出手段で検出した第1回転状態量検出値(例えば、後述の実施形態における実モータ回転数LMa)及び前記第2回転状態量検出手段で検出した第2回転状態量検出値(例えば、後述の実施形態における実車輪回転数LWa)に基づいて求めた第一第3回転要素回転状態量換算値(例えば、後述の実施形態における換算リングギヤ回転数LRb)と、前記第3回転状態量検出手段で検出した第3回転状態量検出値(例えば、後述の実施形態における実モータ回転数RMa)及び前記第4回転状態量検出手段で検出した第4回転状態量検出値(例えば、後述の実施形態における実車輪回転数RWa)に基づいて求めた第二第3回転要素回転状態量換算値(例えば、後述の実施形態における換算リングギヤ回転数RRb)と、のうち少なくとも一方に基づいて前記第3回転要素の回転状態量である第3回転要素回転状態量換算値を求め、該第3回転要素回転状態量換算値が略0のとき、前記一方向回転規制手段が係合状態と判定する係合判定手段を有することを特徴とする。
前記第3回転要素の前記回転状態量を、前記第一第3回転要素回転状態量換算値と前記第二第3回転要素回転状態量換算値との平均値に基づいて求めることを特徴とする。
前記第3回転要素の前記回転状態量を、前記第一第3回転要素回転状態量換算値と前記第二第3回転要素回転状態量換算値とのうちいずれか低い方に基づいて求めることを特徴とする。
また、2つの第3回転要素回転状態量換算値を算出した上で、一方向回転規制手段の係合状態を判定するので、従来の片側の実モータ回転数と実車輪回転数のみで係合判定を行う場合に比べて、精度を向上することができる。
本発明に係る車両用駆動装置は、電動機を車軸駆動用の駆動源とするものであり、例えば、図1に示すような駆動システムの車両に用いられる。以下の説明では車両用駆動装置を後輪駆動用として用いる場合を例に説明するが、前輪駆動用に用いてもよい。
従って、車輪回転状態量検出手段、第2、第4回転状態量検出手段は、車輪速センサ13A、13Bによって、左後輪LWr、右後輪RWrの回転数を検出する代わりに、プラネタリキャリア23A、23Bの回転数を検出するようにしてもよい。また、電動機回転状態量検出手段、第1、第3回転状態量検出手段は、電動機2A、2Bの回転数を検出するレゾルバ20A、20Bの代わりに、サンギヤ21A、21Bの回転数を検出するようにしてもよい。
油圧回路71は、オイルパン80に配設した油吸入口70aから吸入され電動オイルポンプ70から吐出されるオイルを冷潤油路切替弁73とブレーキ油路切替弁74とを介して油圧ブレーキ60A、60Bの第1作動室S1に給油可能に構成されるとともに、冷潤油路切替弁73を介して電動機2A、2B及び遊星歯車式減速機12A、12Bなどの冷潤部91に供給可能に構成される。電動オイルポンプ70は、位置センサレス・ブラシレス直流モータからなる電動機90で高圧モードと低圧モードの少なくとも2つのモードで運転(稼動)可能となっておりPID制御で制御されている。なお、符号92は、ブレーキ油路切替弁74よりも油圧ブレーキ60A、60B側でブレーキ油路77の油温及び油圧を検出するセンサである。なお、本実施形態において、センサ92は、油圧を検出する圧力センサ(油圧検出手段)を少なくとも構成するものであればよい。
図4は、停車中に油圧ブレーキ60A、60Bが解放している状態の油圧回路71を示している。この状態では、制御装置8は、電動オイルポンプ70を稼動しない。これにより、冷潤油路切替弁73の切替弁体73aは低圧側位置に位置し、ブレーキ油路切替弁74の弁体74aは閉弁位置に位置し、油圧回路71には油圧が供給されていない。
図11に示すように、高圧モード(油圧PH)に比べて低圧モード(油圧PL)は、オイルの供給流量を維持しつつも電動オイルポンプ70の仕事率を1/4〜1/5程度に低減することができる。即ち、低圧モードにおいては電動オイルポンプ70の負荷が小さく、高圧モードに比べて電動オイルポンプ70を駆動する電動機90の消費電力を低減することができる。
(II) レゾルバ20A、20Bで検出した実モータ回転数LMa、RMa、及び、0に仮定したリングギヤ24A、24Bの回転状態量仮定値に基づいて求めた車輪速センサ13A、13Bが設置された位置の回転状態量である換算車輪回転数LWb、RWbと、車輪速センサ13A、13Bによって検出された実車輪回転数LWa、RWaとの差を算出し、差が許容回転状態量差以下に制限されるように電動機2A、2Bを制御する。
(III) 車輪速センサ13A、13Bで検出した実車輪回転数LWa、RWa、及び、0に仮定したリングギヤ24A、24Bの回転状態量仮定値に基づいて求めたレゾルバ20A、20Bが設置された位置の回転状態量である換算モータ回転数LMb、RMbと、レゾルバ20A、20Bによって検出された実モータ回転数LMa、RMaと、の差を算出し、差が許容回転状態量差以下に制限されるように電動機2A、2Bを制御する。
また、第一及び第二換算リングギヤ回転数LRb、RRbを算出した上で、一方向クラッチ50の係合状態を判定するので、精度を向上することができる
また、回転規制手段として一方向クラッチや油圧ブレーキを例示したが、これに限らず機械式、電磁式等任意に選択できる。
また、サンギヤ21A、21Bに第1及び第2電動機2A、2Bを接続し、リングギヤ同士を互いに連結したが、これに限らずサンギヤ同士を互いに連結し、リングギヤに第1及び第2電動機を接続してもよい。
また、前輪駆動装置は、内燃機関を用いずに電動機を唯一の駆動源とするものでもよい。
2A、2B、2C 電動機
8 制御装置(電動機制御装置)
13A 車輪速センサ(車輪回転状態量検出手段、第2回転状態量検出手段)
13B 車輪速センサ(車輪回転状態量検出手段、第4回転状態量検出手段)
20A レゾルバ(電動機回転状態量検出手段、第1回転状態量検出手段)
20B レゾルバ(電動機回転状態量検出手段、第3回転状態量検出手段)
50 一方向クラッチ(回転規制手段、一方向回転規制手段)
60A、60B 油圧ブレーキ(回転規制手段)
70 電動オイルポンプ
Wr 後輪
Claims (4)
- 車両の車輪を駆動する電動機と、前記電動機と前記車輪との動力伝達経路上に設けられた変速機と、を有する車輪駆動装置と、
前記電動機を制御する電動機制御装置と、
を備える車両用駆動装置であって、
前記変速機は、第1乃至第3回転要素を有し、
前記変速機の前記第1回転要素に前記電動機が接続され、
前記変速機の前記第2回転要素に前記車輪が接続され、
前記変速機の前記第3回転要素には、締結又は解放可能とされ、該締結することで前記第3回転要素の回転を規制する回転規制手段が設けられ、
前記車両用駆動装置は、
前記電動機の回転状態量又は前記変速機の前記第1回転要素の回転状態量である電動機回転状態量を検出可能に設置された電動機回転状態量検出手段と、
前記車輪の回転状態量又は前記変速機の前記第2回転要素の回転状態量である車輪回転状態量を検出可能に設置された車輪回転状態量検出手段と、
をさらに備え、
前記車両用駆動装置は、下記(I)、(II)、(III)のいずれか一つを行い、下記(I)によって前記第3回転要素の差回転を制限し、下記(II)によって前記車輪又は前記第2回転要素の差回転を制限し、下記(III)によって前記電動機又は前記第1回転要素の差回転を制限する差回転制限手段を有することを特徴とする車両用駆動装置。
(I) 前記電動機制御装置は、前記電動機回転状態量検出手段で検出した前記電動機回転状態量検出値、及び、前記車輪回転状態量検出手段で検出した前記車輪回転状態量検出値に基づいて求めた第3回転要素回転状態量換算値と、0との差を算出し、前記差が許容回転状態量差以下に制限されるように前記電動機を制御する
(II) 前記電動機制御装置は、前記電動機回転状態量検出手段で検出した前記電動機回転状態量検出値、及び、0に仮定した前記第3回転要素の回転状態量仮定値に基づいて求めた前記車輪回転状態量検出手段が設置された位置の回転状態量である車輪回転状態量換算値と、前記車輪回転状態量検出手段によって検出された前記車輪回転状態量検出値との差を算出し、前記差が許容回転状態量差以下に制限されるように前記電動機を制御する(III) 前記電動機制御装置は、前記車輪回転状態量検出手段で検出した前記車輪回転状態量検出値、及び、0に仮定した前記第3回転要素の回転状態量仮定値に基づいて求めた前記電動機回転状態量検出手段が設置された位置の回転状態量である電動機回転状態量換算値と、前記電動機回転状態量検出手段によって検出された前記電動機回転状態量検出値と、の差を算出し、前記差が許容回転状態量差以下に制限されるように前記電動機を制御する - 車両の左車輪を駆動する第1電動機と、前記第1電動機と前記左車輪との動力伝達経路上に設けられた第1変速機と、を有する左車輪駆動装置と、
前記車両の右車輪を駆動する第2電動機と、前記第2電動機と前記右車輪との動力伝達経路上に設けられた第2変速機と、を有する右車輪駆動装置と、
前記第1電動機と前記第2電動機とを制御する電動機制御装置と、
を備える車両用駆動装置であって、
前記第1及び第2変速機は、それぞれ第1乃至第3回転要素を有し、
前記第1変速機の前記第1回転要素に前記第1電動機が接続され、
前記第2変速機の前記第1回転要素に前記第2電動機が接続され、
前記第1変速機の前記第2回転要素に前記左車輪が接続され、
前記第2変速機の前記第2回転要素に前記右車輪が接続され、
前記第1変速機の前記第3回転要素と前記第2変速機の前記第3回転要素とが互いに連結され、
前記車両用駆動装置は、さらに、
前記第3回転要素に設けられ、非係合時に前記第3回転要素の一方向の回転を許容し、係合時に前記第3回転要素の他方向の回転を規制する一方向回転規制手段と、
前記第1電動機の回転状態量又は前記第1変速機の前記第1回転要素の回転状態量である第1回転状態量を検出可能に設置された第1回転状態量検出手段と、
前記左車輪の回転状態量又は前記第1変速機の前記第2回転要素の回転状態量である第2回転状態量を検出可能に設置された第2回転状態量検出手段と、
前記第2電動機の回転状態量又は前記第2変速機の前記第1回転要素の回転状態量である第3回転状態量を検出可能に設置された第3回転状態量検出手段と、
前記右車輪の回転状態量又は前記第2変速機の前記第2回転要素の回転状態量である第4回転状態量を検出可能に設置された第4回転状態量検出手段と、
前記第1回転状態量検出手段で検出した第1回転状態量検出値及び前記第2回転状態量検出手段で検出した第2回転状態量検出値に基づいて求めた第一第3回転要素回転状態量換算値と、前記第3回転状態量検出手段で検出した第3回転状態量検出値及び前記第4回転状態量検出手段で検出した第4回転状態量検出値に基づいて求めた第二第3回転要素回転状態量換算値と、のうち少なくとも一方に基づいて前記第3回転要素の回転状態量である第3回転要素回転状態量換算値を求め、該第3回転要素回転状態量換算値が略0のとき、前記一方向回転規制手段が係合状態と判定する係合判定手段を有することを特徴とする車両用駆動装置。 - 前記第3回転要素の前記回転状態量を、前記第一第3回転要素回転状態量換算値と前記第二第3回転要素回転状態量換算値との平均値に基づいて求めることを特徴とする請求項2に記載の車両用駆動装置。
- 前記第3回転要素の前記回転状態量を、前記第一第3回転要素回転状態量換算値と前記第二第3回転要素回転状態量換算値とのうちいずれか低い方に基づいて求めることを特徴とする請求項2に記載の車両用駆動装置。
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