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JP5532926B2 - ピン付き基板及びピン - Google Patents
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Description

本発明は、ピン付き基板及びピンに関し、特に、半導体パッケージ等の電子部品を配線基板に実装するための入出力端子用ピンが取り付けられた配線基板において好適に用いられる技術に関するものである。
入出力端子用ピンが取り付けられたピン付き基板の従来例を図1に示す。ピン付き基板は、配線基板2の表面に形成されたソルダーレジスト層2bの開口部に露出したピンパッド2aを有する。また、ピン1は、円柱形上の軸部1aと、軸部1aの先端に形成された軸径より径大のフランジ状のピンヘッド部1bとから構成されている。そして、ピンヘッド部1bがピンパッド2aにハンダ3で接着されることによって、ピン軸部1aが配線基板2の表面に垂直になるように、ピン1と配線基板2が接合されている。
このようなピン付き基板は、ピン1とピンパッド2aを接合するハンダ3の量の多寡によって、ピン1と配線基板2の接合信頼性が変化するという問題がある。例えば、ピン1とピンパッド2aとを接合するハンダ3の量が理想的な場合、ピンヘッド部1bとピンパッド2aの間のハンダ3によって、図1に示すようなフィレットがピンヘッド部1bの側面8に形成され、ピン1と配線基板2の接合信頼性が最大となる。
これに対して、ピン1とピンパッド2aを接合するハンダ3の量が少ないと、図2に示すように、ピンヘッド部1bの側面8に形成されるフィレット形状が不十分となり、ピン1と配線基板2の接合信頼性が低下する。したがって、図1に示すような理想的なフィレットを形成するためには、ハンダ3の供給量を少し多めにする必要がある。
他方で、ピン1とピンパッド2aとを接合するハンダ3の量が多いと、図3に示すように、ハンダ3がピンヘッド部1bの側面8を超えてピンヘッド部1bにおけるピン軸部1aとの対向面10に濡れ拡がり、ピン軸部1aにまで到達する可能性がある。そして、ピン軸部1aにハンダ3が接すると、電子部品がピン付き基板に実装されるとき、ピン1に加わる応力がそのままハンダ3に伝わることによって、接合ハンダ3が破壊されやすくなり、ピン1と配線基板2の接合信頼性が低下する。
このような、ピン1とピンパッド2aとを接合するハンダ3の量の多寡による、ピン1と配線基板2の接合信頼性の低下を抑制する技術が、例えば特許文献1から特許文献3に記載されている。特許文献1では、ピンパッド2aとピンヘッド部1bとを接合するハンダ3が、ピンパッド2aからピンヘッド部1bのピン軸部1a側平面の周縁部を超えてピン軸部1aにまでは届かないでピン軸部1a側平面上に濡れ拡がるようにして構成されたピン立設基板が開示されている。また、特許文献2では、ピンヘッド部1bにおけるピン軸部1a側の面の中央部に凹部が形成されているとともに、凹部の底面にピン軸部1aの一端が繋がっているようにして構成されたリードピン付き配線基板が開示されている。また、特許文献3では、ピンヘッド部1bの側面に凹状部を形成し、凹状部にハンダ3を入り込ませるようにしてピンパッド2aとピンヘッド部1bとを接合したリードピン付き配線基板が開示されている。
特許第3550355号公報 特開2005−236213号公報 特開2001−217342号公報
特許文献1や特許文献2で開示された構造では、ピン1とピンパッド2aとを接合するハンダ3の量が多すぎると、ハンダ3がピンヘッド部1bの側面8を超えてピン軸部1a側の面に濡れ拡がるとき、ピン軸部1aにまで到達することを防ぐことが困難である。また、特許文献3で開示された構造は、あくまでもピンの接合強度アップのために、凹状部に入り込んだハンダ3にピンの抜け止め作用を持たせるものである。つまり、ピン1と配線基板2の接合信頼性に関する配慮は欠けており、例えばハンダ3の量が多すぎた場合の対応は示されていない。このように、上記特許文献によるいずれの技術においても、ピン1とピンパッド2aとを接合するハンダ3の量が理想的になるよう努めなければならないが、実際にはハンダ3の供給量のばらつきが生じるため、ピン1と配線基板2の接合信頼性の低下を招く恐れがある。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、半導体パッケージ等の電子部品を配線基板に実装するための入出力端子用のピンが取り付けられたピン付き基板において、ピンと配線基板との接合信頼性を向上させることを目的としている。
かかる目的を達成するために、本発明の第1のピン付き基板は、軸部及び軸部の先端に設けられ軸部より径大でフランジ状のピンヘッド部を備えるピンと、表面に露出したピンパッドを備える配線基板と、を有し、ピンヘッド部とピンパッドとが接着材料で接合され、ピンヘッド部の軸部が設けられた軸部側の面には、凹状に環状の切り欠きが形成され、環状切り欠きの内周側端部は軸部側の面に接しており、環状切り欠きの内周側端部と軸部とが離間しており、ピンヘッド部における環状切り欠きは、内周側端部と環状切り欠きの外周側端部との中間よりピンヘッドの側面の近くに最も深い部分が位置する。
また、本発明の第1のピンは、表面に露出したピンパッドを備える配線基板とともにピン付き基板を構成するピンであって、軸部及び軸部の先端に設けられ軸部より径大でフランジ状のピンヘッド部を有し、ピンヘッド部の軸部が設けられた軸部側の面には、凹状に環状の切り欠きが形成され、環状切り欠きの内周側端部は軸部側の面に接しており、環状切り欠きの内周側端部と軸部とが離間しており、ピンヘッド部における環状切り欠きは、内周側端部と環状切り欠きの外周側端部との中間よりピンヘッドの側面の近くに最も深い部分が位置する。
環状の切り欠きの外周側端部は、できるだけピンヘッド部の側面に近いことが望ましい。また、環状の切り欠きの谷部は、できるだけピンヘッド部の側面に近いことが望ましい。
本発明によれば、半導体パッケージ等の電子部品を配線基板に実装するための入出力端子用のピンが取り付けられたピン付き基板において、ピンと配線基板との接合信頼性が向上する。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
[実施形態1]
図4は、発明の第1の実施形態であるピン付き基板の一部を示した斜視図である。また、図5は斜視断面図、図6は側面断面図である。
配線基板2は、表面に形成されたソルダーレジスト層2bの開口部に露出したピンパッド2aを有する。また、ピン1は、円柱形上の軸部1aと、軸部1aの先端に形成され軸径より径大のフランジ状のピンヘッド部1bとを有して構成されている。そして、ピンヘッド部1bがピンパッド2aにハンダ3で接着されることによって、ピン軸部1aが配線基板2の表面に垂直になるように、ピン1と配線基板2が接合されている。ピンヘッド部1bにおけるピン軸部1aとの対向面10には環状の切り欠き4が形成され、かつ、環状の切り欠き4の内周側端部5が対向面10に接しており、かつ、環状の切り欠き4の内周側端部5とピン軸部1aとが離間しており、かつ、環状の切り欠き4の表面9が環状の切り欠き4の内周側端部5と外周側端部6を繋ぐ面12に対してピンパッド2a側にある。また、環状の切り欠きの谷部7は、環状の切り欠き4の内周側端部5と外周側端部6との中間に位置している。
図7から図12は本実施形態のピン付き基板におけるピンヘッド部を示す側面断面図で、ピンヘッド部に形成された環状の切り欠きの断面形状例を表している。
図7における環状の切り欠きの断面形状は、環状の切り欠きの外周側端部6がピンヘッド部の側面8と接していない。また、環状の切り欠きの谷部7は、環状の切り欠きの内周側端部5と外周側端部6との中間よりもピンヘッド部の側面8に近い位置にある。
図8における環状の切り欠きの断面形状は、環状の切り欠きの外周側端部6がピンヘッド部の側面8と接している。また、環状の切り欠きの谷部7は、環状の切り欠きの内周側端部5と外周側端部6との中間よりもピンヘッド部の側面8に近い位置にある。
図9における環状の切り欠きの断面形状は、環状の切り欠きの外周側端部6がピンヘッド部の側面8と接している。また、環状の切り欠きの谷部7は、環状の切り欠きの内周側端部5と外周側端部6との中間よりもピンヘッド部の側面8に近い位置にある。さらに、環状の切り欠きの内周側端部5から環状の切り欠きの谷部7に向けて形成される内周側面9が凹状の曲面をなしている。
なお、図示していないが、外周側端部6がピンヘッド部の側面8と接するようにし、谷部7を内周側端部5と外周側端部6との中間よりもピン軸部1a側に近い位置に設け、外周側端部6から谷部7に向けて形成される外周側面9が凹状の曲面をなすように構成することもできる。
図10における環状の切り欠きの断面形状は、環状の切り欠きの外周側端部6がピンヘッド部の側面8と接している。また、環状の切り欠きの谷部7は、環状の切り欠きの内周側端部5と外周側端部6との中間よりもピンヘッド部の側面8に近い位置にある。さらに、環状の切り欠きの内周側端部5から環状の切り欠きの谷部7に向けて形成される内周側面9と環状の切り欠きの外周側端部6から環状の切り欠きの谷部7に向けて形成される外周側面9とが凹状の曲面をなしている。
図11における環状の切り欠きの断面形状は、環状の切り欠きの外周側端部6がピンヘッド部の側面8と接しているが、環状の切り欠きの外周側端部6の高さが、環状の切り欠きの内周側端部5の高さより低くなっている。また、環状の切り欠きの谷部7は、環状の切り欠きの内周側端部5と外周側端部6との中間よりもピンヘッド部の側面8に近い位置にある。さらに、環状の切り欠きの内周側端部5から環状の切り欠きの谷部7に向けて形成される内周側面9と環状の切り欠きの外周側端部6から環状の切り欠きの谷部7に向けて形成される外周側面9とが凹状の曲面をなしている。
図12における環状の切り欠きの断面形状は、環状の切り欠きの外周側端部6がピンヘッド部の側面8と接しているが、環状の切り欠きの外周側端部6の高さが、環状の切り欠きの内周側端部5の高さより低くなっている。また、環状の切り欠きの谷部7は、環状の切り欠きの外周側端部6と同じ位置にある。さらに、環状の切り欠きの内周側端部5から環状の切り欠きの外周側端部6に向けて形成される側面9が凹状の曲面をなしていて、環状の切り欠きの内周側端部5と外周側端部6を繋ぐ面12に対してピンパッド側に位置している。
図7と図8に示した環状の切り欠きの断面形状を比較すると、環状の切り欠きの内周側端部5と谷部7の位置が同じであるが、図8の環状の切り欠きの外周側端部6がピンヘッド部の側面8と接しているため、図8の方が環状の切り欠きの体積がより大きく、より多くのハンダを溜めることができる。
図8と図9に示した環状の切り欠きの断面形状を比較すると、環状の切り欠きの内周側端部5と外周側端部6と谷部7の位置が同じであるが、図9の環状の切り欠きの内周側端部5から谷部7に向けて形成される内周側面9が凹状の曲面をなしているため、図9の方が環状の切り欠きの体積がより大きく、より多くのハンダを溜めることができる。
図10と図11に示した環状の切り欠きの断面形状を比較すると、環状の切り欠きの内周側端部5と外周側端部6と谷部7の位置が同じであるが、図11の環状の切り欠きの外周側端部6の高さが、環状の切り欠きの内周側端部5の高さより低くなっているため、図11の方が環状の切り欠きの体積がより小さくなる。しかしながら、図11の環状の切り欠きの内周側端部5の高さが環状の切り欠きの外周側端部6の高さより高いため、図11においても、余分なハンダがピン軸部にまで到達しにくくなる。
図11と図12に示した環状の切り欠きの断面形状を比較すると、図12の方が環状の切り欠きの外周側端部6の高さがより低くなっているため、図12の方が環状の切り欠きの体積がより小さくなる。しかしながら、図12の方が環状の切り欠きの内周側端部5の高さと外周側端部6の高さの差がより大きいため、図12においても、余分なハンダがピン軸部にまで到達しにくくなる。
なお、図7から図11に示した環状の切り欠きは、断面がV字状の谷の形状をしたものであったが、所定の広さの底部を有した凹部状の切り欠き(例えば逆さ円錐台あるいは円柱の形状の中空部)としてもよい。
このように、本実施形態のピン付き基板は、ピンヘッド部におけるピン軸部との対向面に形成された環状の切り欠きに余分なハンダが溜まるため、ハンダの供給量を多めにしても、余分なハンダがピン軸部にまで到達しにくくなり、ピンと配線基板の接合信頼性の低下を防ぐことができる。
[実施形態2]
図13は本発明の第2の実施形態であるピン付き基板のピンヘッド部の側面断面図である。当該ピン付き基板は、実施形態1のピン付き基板において、環状の切り欠きの内周側端部5とピン軸部1bとの間の環状の面10(ピンヘッド部1bにおけるピン軸部1aとの対向面)にソルダーレジスト層が形成されている。
図13を参照して本実施形態での作用を説明する。
環状の切り欠きの内周側端部5とピン軸部1bとの間の環状の面10にソルダーレジスト層が形成されている場合、図13(a)に示すように、環状の切り欠き4に溜まったハンダ11の表面張力が強まる。このため、図13(b)に示すようなソルダーレジスト層が形成されていない場合と比較して、環状の切り欠き4に溜まるハンダ11の量が増加する。
このように、本実施形態のピン付き基板は、ピンヘッド部におけるピン軸部との対向面に形成された環状の切り欠きに溜まるハンダ量が増加するため、上述した実施形態1のピン付き基板と比較して、ハンダの供給量をより多くすることができ、ピンと配線基板の接合信頼性がより向上する。
[実施形態3]
本発明の第3の実施形態であるピン付き基板は、実施形態1のピン付き基板において、環状の切り欠きの表面9にハンダに対する濡れ性の高い材料層が形成されている。
このように、本実施形態のピン付き基板は、ハンダに対する濡れ性の高い材料層によって、環状の切り欠きの中にたまったハンダが環状の切り欠きの中に均等に濡れ拡がりやすくなる。このため、上述した実施形態1のピン付き基板と比較して、ハンダがピン軸部にまでより到達しにくくなり、ピンと配線基板の接合信頼性がより向上する。
なお、本発明の実施形態1から実施形態3として示したピン付き基板では、ピンヘッド部断面が矩形状のもので説明しているが、ピンヘッド部断面が半球状のもの、凸面(コンベックス)状のもの、あるいは、それらに類する形状のものでもよい。
このように、本発明が適用されるピン付き基板は、軸部及び軸部の先端に設けられ軸部より径大でフランジ状のピンヘッド部を備えるピンと、表面に露出したピンパッドを備える配線基板と、を有し、ピンヘッド部とピンパッドとが接着材料で接合され、ピンヘッド部における軸部との対向面には環状の切り欠きが形成され、環状切り欠きの内周側端部が対向面に接しており、環状切り欠きの内周側端部と軸部とが離間しており、環状切り欠きの表面が環状切り欠きの内周側端部と外周側端部を繋ぐ面に対してピンパッド側にある構造を採用する。
また、本発明が適用されるピン付き基板は、ピンヘッド部が、環状の切り欠きと軸部との間に位置する軸部との対向面に、接着手段の付着を防止する材料層が形成された環状の面を有するものであってもよい。
また、本発明が適用されるピン付き基板は、ピンヘッド部における環状の切り欠きの表面に接着材料に対する濡れ性の高い材料層が形成されているものであってもよい。
また、本発明が適用されるピン付き基板は、ピンヘッド部における環状の切り欠きの外周側端部がピンヘッドの側面に接しているものであってもよい。
また、本発明が適用されるピン付き基板は、ピンヘッド部における環状の切り欠きの最も深い部分が、内周側端部と外周側端部との中間より前記ピンヘッドの側面の近くに位置するものであってもよい。
また、本発明が適用されるピン付き基板は、ピンヘッド部における環状の切り欠きの内周側端部から最も深い部分に向けて形成される内周側面又は/及び外周側端部から最も深い部分に向けて形成される外周側面が凹状の曲面をなしているものであってもよい。
本発明が適用されるピンは、表面に露出したピンパッドを備える配線基板とともにピン付き基板を構成するピンであって、軸部及び軸部の先端に設けられ軸部より径大でフランジ状のピンヘッド部を有し、ピンヘッド部はピンパッドと接着材料で接合され、ピンヘッド部における軸部との対向面には環状の切り欠きが形成され、環状切り欠きの内周側端部が対向面に接しており、環状切り欠きの内周側端部と軸部とが離間しており、環状切り欠きの表面が環状切り欠きの内周側端部と外周側端部を繋ぐ面に対してピンパッド側にある構造を採用する。
また、本発明が適用されるピンは、ピンヘッド部が、環状の切り欠きと軸部との間に位置する軸部との対向面に、接着手段の付着を防止する材料層が形成された環状の面を有するものであってもよい。
また、本発明が適用されるピンは、ピンヘッド部における環状の切り欠きの表面に接着材料に対する濡れ性の高い材料層が形成されているものであってもよい。
また、本発明が適用されるピンは、ピンヘッド部における環状の切り欠きの外周側端部がピンヘッドの側面に接しているものであってもよい。
また、本発明が適用されるピンは、ピンヘッド部における環状の切り欠きの最も深い部分が、環状の切り欠きの内周側端部と外周側端部との中間よりピンヘッドの側面の近くに位置するものであってもよい。
また、本発明が適用されるピンは、ピンヘッド部における環状の切り欠きの内周側端部から最も深い部分に向けて形成される内周側面又は/及び外周側端部から最も深い部分に向けて形成される外周側面が凹状の曲面をなしているものであってもよい。
上述した実施形態によれば、ピンヘッド部におけるピン軸部との対向面に環状の切り欠きが形成され、かつ、環状の切り欠きの内周側端部とピン軸部が離れており、かつ、環状切り欠きの表面が環状切り欠きの内周側端部と外周側端部を繋ぐ面に対してピンパッド側にあることによって、ピンとピンパッドを接合するハンダがピンヘッド部の側面を超えてピン軸部側の面に濡れ拡がっても、ハンダが環状の切り欠きの中に留まってピン軸部にまで到達しない。このため、ハンダの供給量を多めにしても、ピンと配線基板の接合信頼性の低下を防ぐことが可能となる。
また、上述した実施形態によれば、環状の切り欠きの内周側端部とピン軸部との間における環状の面にソルダーレジスト層が形成されていることによって、環状の切り欠きの中に溜まるハンダの量が増加する。このため、ソルダーレジスト層がない場合と比較して、ハンダの供給量をより多くすることができ、ピンと配線基板の接合信頼性がより向上することとなる。
また、上述した実施形態によれば、環状の切り欠きの表面に、接着剤に対する濡れ性の高い材料層が形成されていることによって、環状切り欠きの中にたまったハンダが環状切り欠きの中に均等に濡れ拡がりやすくなる。このため、濡れ性の高い材料層がない場合と比較して、ハンダがピン軸部にまでより到達しにくくなり、ピンと配線基板の接合信頼性がより向上することなる。
また、上述した実施形態によれば、ピン付き基板の製造プロセスにおいて、ハンダ供給量を多めにしても、ピンと配線基板の接合信頼性の低下を防ぐことができる。このため、ハンダ供給量のばらつきの許容値が緩和され、製造プロセスのコストを低減することが可能となる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2007年12月26日に出願された日本出願特願2007−334086、及び、2008年4月14日に出願された日本出願特願2008−104543を基礎とする優先権を主張し、その開示を全てここに取り込む。
一般的なピン付き基板の構造を説明するための側面断面図である。 一般的なピン付き基板の構造を説明するための側面断面図である。 一般的なピン付き基板の構造を説明するための側面断面図である。 本発明の実施形態に係るピン付き基板の一部を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係るピン付き基板の一部を示した斜視断面図である。 本発明の実施形態に係るピン付き基板の一部を示した側面断面図である。 本発明の実施形態に係るピン付き基板のピンヘッド部を示した側面断面図である。 本発明の実施形態に係るピン付き基板のピンヘッド部を示した側面断面図である。 本発明の実施形態に係るピン付き基板のピンヘッド部を示した側面断面図である。 本発明の実施形態に係るピン付き基板のピンヘッド部を示した側面断面図である。 本発明の実施形態に係るピン付き基板のピンヘッド部を示した側面断面図である。 本発明の実施形態に係るピン付き基板のピンヘッド部を示した側面断面図である。 本発明の実施形態に係るピン付き基板のピンヘッド部を示した側面断面図である。
符号の説明
1 ピン
1a ピン軸部
1b ピンヘッド部
2 配線基板
2a ピンパッド
2b ソルダーレジスト層
3,11 ハンダ
4 環状の切り欠き
5 内周側端部
6 外周側端部
7 谷部
8 ピンヘッド部の側面
9 環状の切り欠きの表面
10 ピンヘッド部におけるピン軸部との対向面(環状の面)
12 環状の切り欠きの内周側端部と外周側端部を繋ぐ面

Claims (12)

  1. 軸部及び前記軸部の先端に設けられ前記軸部より径大でフランジ状のピンヘッド部を備えるピンと、
    表面に露出したピンパッドを備える配線基板と、を有し、
    前記ピンヘッド部と前記ピンパッドとが接着材料で接合され、
    前記ピンヘッド部の前記軸部が設けられた軸部側の面には、凹状に環状の切り欠きが形成され、前記環状切り欠きの内周側端部は前記軸部側の面に接しており、前記環状切り欠きの内周側端部と前記軸部とが離間しており、
    前記ピンヘッド部における前記環状切り欠きは、内周側端部と前記環状切り欠きの外周側端部との中間より前記ピンヘッドの側面の近くに最も深い部分が位置することを特徴とするピン付き基板。
  2. 前記ピンヘッド部における前記環状切り欠きは、前記接着材料に対する濡れ性の高い材料層が表面に形成されていることを特徴とする請求項に記載のピン付き基板。
  3. 前記ピンヘッド部における前記環状切り欠きは、外周側端部が前記ピンヘッドの側面に接していることを特徴とする請求項1又は2に記載のピン付き基板。
  4. 前記ピンヘッド部における前記環状切り欠きは、内周側端部から最も深い部分に向けて形成される内周側面又は/及び外周側端部から最も深い部分に向けて形成される外周側面が凹状の曲面をなしていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のピン付き基板。
  5. 軸部及び前記軸部の先端に設けられ前記軸部より径大でフランジ状のピンヘッド部を備えるピンと、
    表面に露出したピンパッドを備える配線基板と、を有し、
    前記ピンヘッド部と前記ピンパッドとが接着材料で接合され、
    前記ピンヘッド部の前記軸部が設けられた軸部側の面には、凹状に環状の切り欠きが形成され、前記環状切り欠きの内周側端部は前記軸部側の面に接しており、前記環状切り欠きの内周側端部と前記軸部とが離間しており、
    前記ピンヘッド部における前記環状切り欠きは、前記接着材料に対する濡れ性の高い材料層が表面に形成されていることを特徴とするピン付き基板。
  6. 軸部及び前記軸部の先端に設けられ前記軸部より径大でフランジ状のピンヘッド部を備えるピンと、
    表面に露出したピンパッドを備える配線基板と、を有し、
    前記ピンヘッド部と前記ピンパッドとが接着材料で接合され、
    前記ピンヘッド部の前記軸部が設けられた軸部側の面には、凹状に環状の切り欠きが形成され、前記環状切り欠きの内周側端部は前記軸部側の面に接しており、前記環状切り欠きの内周側端部と前記軸部とが離間しており、
    前記ピンヘッド部における前記環状切り欠きは、前記環状切り欠きの外周側端部が前記ピンヘッドの側面に接していることを特徴とするピン付き基板。
  7. 前記ピンヘッド部は、前記環状切り欠きと前記軸部との間に位置する前記軸部側の面に、前記接着材料の付着を防止する材料層が形成された環状の面を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のピン付き基板。
  8. 表面に露出したピンパッドを備える配線基板とともにピン付き基板を構成するピンであって、
    軸部及び前記軸部の先端に設けられ前記軸部より径大でフランジ状のピンヘッド部を有し、
    前記ピンヘッド部の前記軸部が設けられた軸部側の面には、凹状に環状の切り欠きが形成され、前記環状切り欠きの内周側端部は前記軸部側の面に接しており、前記環状切り欠きの内周側端部と前記軸部とが離間しており、
    前記ピンヘッド部における前記環状切り欠きは、内周側端部と前記環状切り欠きの外周側端部との中間より前記ピンヘッドの側面の近くに最も深い部分が位置することを特徴とするピン。
  9. 前記ピンヘッド部における前記環状切り欠きは、接着材料に対する濡れ性の高い材料層が表面に形成されていることを特徴とする請求項に記載のピン。
  10. 前記ピンヘッド部における前記環状切り欠きは、外周側端部が前記ピンヘッドの側面に接していることを特徴とする請求項8又は9に記載のピン。
  11. 前記ピンヘッド部における前記環状切り欠きは、内周側端部から最も深い部分に向けて形成される内周側面又は/及び外周側端部から最も深い部分に向けて形成される外周側面が凹状の曲面をなしていることを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載のピン。
  12. 前記ピンヘッド部は、前記環状切り欠きと前記軸部との間に位置する前記軸部側の面に、接着材料の付着を防止する材料層が形成された環状の面を有することを特徴とする請求項8から11のいずれか1項に記載のピン。
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