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JP5565748B2 - クリーニングブレードおよび画像形成装置 - Google Patents
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本発明は、画像形成装置に用いられるクリーニングブレードおよび画像形成装置に関する。
電子写真方式を適用した複写機、プリンタ、ファクシミリあるいはそれらの複合機などでは、感光体から転写体にトナーを転写した後に、クリーニングブレードで感光体表面に残った現像材の残存物を除去している。
たとえば特許文献1には、ブレードホルダーとブレード部とを型一体成形によって形成することでクリーニングブレードのエッジの位置決め精度を高めた技術が開示されている。
また、特許文献2には、クリーニングブレードを2層で構成し、感光体と接触する側の層のヤング率を裏側の層よりも大きくした技術が開示されている。
特開平11−194689号公報 特開2007−193306号公報
本発明は、クリーニングブレードの振動を抑制し、画像へのスジの発生を抑制することができるクリーニングブレードおよび画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1に係る発明は、フレームに取り付けられるホルダーと、該ホルダーに固定されたブレード部とを備え、前記ブレード部のエッジが画像保持体に接触して画像保持体表面の現像材の残存物を除去するクリーニングブレードにおいて、前記ホルダーは、該ホルダーの一側縁から前記ブレード部を前記画像保持体側へ突出させて固定する固定部と、該固定部の両側において該ホルダーを前記フレームに取り付ける取付部とを備え、前記取付部は、前記固定部よりも前記画像保持体側に突出し、該取付部に、該取付部を前記フレームに取り付ける締結部材を通す取付孔が設けられ、該取付孔は、該取付孔の中心が前記一側縁の延長線上に配置される位置に形成されているクリーニングブレードであることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記フレームは前記ホルダー側へ突出する突起を備え、前記取付部の前記画像保持体と反対側の端部に、前記突起が嵌る位置決め孔を設けたことを特徴とする。
請求項に係る発明は、トナー画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部で形成されたトナー画像を記録シートに転写する転写部と、前記画像形成部の感光体表面の現像材の残存物を除去するクリーニング部と、前記記録シートに転写された前記トナー画像を定着させる定着部と、前記記録シートを搬送する搬送部とを備えた画像形成装置において、前記クリーニング部は、請求項1または2に記載のクリーニングブレードを備えている画像形成装置であることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、クリーニングブレードの振動を抑制し、画像へのスジの発生を抑制することができる。また、ホルダーの画像保持体側の縁部における振動の振幅を効果的に小さくすることができる。
請求項に係る発明によれば、ホルダーの画像保持体と反対側の縁部においてホルダーの振動を抑えることができる。
請求項に係る発明によれば、クリーニングブレードの振動を抑制し、画像へのスジの発生を抑制することができる画像成形装置が提供される。
実施形態の画像形成装置の概念図である。 実施形態の感光体ユニットの概念図である。 実施形態のクリーニングブレードおよびその周辺部材を示す斜視図である。 実施形態のクリーニングブレードおよびその周辺部材を示す斜視図である。 実施形態のクリーニングブレードおよびその周辺部材を拡大して示す斜視図である。 実施形態のクリーニングブレードを示す図であり、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は(B)の矢印C方向矢視、(D)は(C)の矢印D方向矢視、(E)は(D)の矢印E方向矢視、(F)は(D)の要部拡大図、(G)は(E)の拡大図である。 実施形態のクリーニングブレードにおけるホルダーを示す図であり、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は(B)の矢印C方向矢視、(D)は(C)の矢印D方向矢視、(E)は(D)の矢印E方向矢視、(F)は(D)の要部拡大図である。 ホルダーの一側縁の延長線から取付孔までの距離とエッジの振幅との関係を示すグラフである。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
(1)画像形成装置の基本的な構成および動作
図1には、実施形態の画像形成装置100が示されている。画像形成装置100は、4つの感光体ユニット200、300、400、500を備えている。これら4つの感光体ユニット200〜500は、YMCKの各トナー像を転写ベルト101上に転写する。これら各トナー像が転写ベルト101上で重ねられることで、カラーのトナー像が転写ベルト101上で形成される。
4つの感光体ユニット200〜500は、用いるトナーが異なるだけで同じ構成を有している。以下、代表して感光体ユニット200について説明する。図2には、感光体ユニット200が示されている。感光体ユニット200は、円筒形状で図の反時計回り方向に回転が可能な感光体(画像保持体)210を備えている。感光体210は、回転可能な画像保持体の一例である。感光体210の周囲には、クリーニング部220、帯電器230、現像器240が配置されている。
クリーニング部220は、ブレード部221、オーガ222、導電接触部材223、除電器224を備えている。ブレード部221は、ウレタン系の材料によって構成された板状の部材であり、感光体210に接触している。感光体210が図の反時計回り方向に回転することで、ブレード部221のエッジで感光体210上の残存物が取り除かれる。すなわち、図示するように、感光体210は、図の反時計回り方向に回転し、ブレード部221の先端が上方から移動してくる感光体210の表面部分に下から接触する。この際、感光体210の表面の現像剤の残存物が、ブレード部221によってそぎ落とされる。また、ブレード部221は、感光体210の表面を擦ることで、現像剤に含ませて供給される潤滑剤を感光体210に均一に付着させる機能を有している。なお、ブレード部221を含むクリーニングブレード250は本実施形態の特徴であり、後に詳細に説明する。
オーガ222は、回転する螺旋構造体によって軸方向に粉体を搬送する機能を有し、ブレード部221が感光体210からそぎ落とした残存物を図示省略した排出容器に向けて搬送する。導電接触部材223は、感光体210に接触し、感光体210に残っている電荷を集める。除電器224は、導電接触部材223が集めた電荷を中和する。
帯電器230は、放電により電荷を生成し、クリーニング装置220によってクリーニングされ、且つ、除電された感光体210の表面部分に電荷を与え、そこを帯電させる。
帯電器230と現像器240との間の部分から、図示省略した露光装置からの走査光が回転する感光体210に対して照射される。帯電器230によって帯電させられた感光体210の表面にこの露光装置から光が照射されることで、感光体210が部分的に感光し、感光体210の表面に静電潜像が形成される。
この露光が行われる部分の下流側に現像器240が配置されている。現像器240は、オーガ241および242、現像ロール243を備えている。オーガ241,242は、収納容器からトナーおよび潤滑剤を含んだ現像剤を現像ロール243に搬送する。現像ロール243は、感光体210の静電潜像が形成された部分にトナーを供給し、静電潜像を現像する。この現像により、感光体210上にトナー像が形成される。
現像剤には感光体210の表面に供給する潤滑剤が含まれており、現像器240は、潤滑剤の供給手段としても機能する。具体的には、トナーの粒子に潤滑助剤の粉末を付着させたものを用いることで、潤滑剤をトナーと共に感光体210の表面に供給する。潤滑助剤としては、フッ素系樹脂粉末が好ましく、特にその中でポリテトラフルオロエチレン粉末がトナーからの遊離がし難く、更に均一性よく感光体210に潤滑剤が供給できるので好ましい。潤滑助剤は、トナーに対して0.05〜1重量%の割合で含有させることが好ましい。
現像器240によって現像されたトナー像は、感光体210の図の反時計回り方向の回転に従い、転写位置201の部分に到達する。転写位置201の部分では、感光体210に対向して転写ロール202が配置されており、感光体210と転写ロール202との間に転写ベルト101が挟まれている。感光体210と転写ロール202との間には、バイアス電圧が加えられており、上記挟まれることによる圧力と上記バイアス電圧の作用により、感光体210上のトナー像が転写ベルト101上に1次転写される。
図1に戻り、画像形成装置100は、シート状の記録媒体である用紙を収納する用紙収納部102を備えている。用紙収納部102に収められた用紙は、搬送経路103を2次転写部104に向けて搬送される。2次転写部104は、加圧ロール105と対向ロール106を備え、両ロール間に転写ベルト101が挟まれている。加圧ロール105と対向ロール106との間には、バイアス電圧が加わる構成とされている。転写ベルト101と加圧ロール105との間に搬送経路103を搬送されてきた用紙が挟まれることで、圧力とバイアス電圧の作用により、転写ベルト101上に形成されたトナー像が用紙に2次転写される。
用紙の搬送経路103上の2次転写部104の下流側には、定着部107が配置されている。定着部107は、加熱ロール108と加圧ロール109を備えている。加熱ロール108と加圧ロール109との間にトナー像が形成された用紙が挟まれ、その際に用紙に熱と圧力が加わることで、トナー像が用紙上に定着する。こうして画像の形成された用紙は、用紙排出面110に排出される。
(2)クリーニングブレードの構成
図3〜図7を参照して実施形態のクリーニングブレードを説明する。図3において符号211は、感光体210を支持するフレームである。フレーム211の両端部にはリテーナ212が形成され、リテーナ212に取り付けた軸受213によって感光体210の軸(図示略)が回転自在に支持されている。
フレーム211には、ホルダー251にブレード部221を固定してなるクリーニングブレード250がネジ(締結部材)252によって取り付けられている。ホルダー251は、金属製の板状のもので、その表面の一側縁253aから一定幅の部分がブレード部221を固定する固定部253とされている(図7参照)。ホルダー251の固定部253と反対側の縁部には、裏面側へ屈曲する屈曲部254が形成されている。
固定部253の両側には、一側が感光体210側へ突出する取付部255が形成されている。取付部255の感光体210側の端部には、ネジ252が貫通する取付孔255aが形成され、感光体210と反対側の端部には、位置決め孔255bが形成されている。図7(F)に示すように、取付孔255aの中心Oは、固定部253の一側縁253aの延長線L上に位置している。また、フレーム211には突起256が形成され、突起256は位置決め孔255bに嵌っている。
図6(G)に示すように、ブレード部221は、ホルダー251に貼り付けられた背面層221aと、背面層221aに積層されたクリーニング層221bとからなっており、クリーニング層221bのエッジ221cが感光体210と接触する。
背面層221aとクリーニング層221bは、遠心成型法により一体成型される。まず、遠心成型ドラムに背面層221aの溶融した材料を注入し、遠心成型ドラムを回転させる。これにより、背面層221aの材料は遠心成型ドラムの内周面に均一に広がり、次第に固化する。そして、背面層221aの材料が完全に固まる前(材料がタック性を有している間)に、クリーニング層221bの溶融した材料を遠心成型ドラムに注入し、遠心成型ドラムを回転させながら材料を固化する。そして、遠心成型ドラムから固化した材料を取り出し、ブレード部221を切り出す。
背面層221aおよびクリーニング層221bの材料としては、ポリオール、ポリイソシアネートなどを含むポリウレタン系樹脂を用いることができる。特に、背面層221aは、クリーニング層221bよりもヤング率を高くするために、短鎖ジオールや短鎖トリオールを含むものが好適に用いられる。
(3)クリーニングブレードの作用
上記構成のクリーニングブレード250のエッジ221cは、感光体210の表面に押し付けられ、表面の現像材の残存物を除去する。高温高湿の環境ではエッジ221cの柔軟性が高くなるため、エッジ221cが感光体210に引き込まれる量が多くなる。この状態では、クリーニング層221bの感光体210の接線方向を向く面(カット面)も感光体210の表面と接触する。したがって、感光体210の表面とエッジ221c付近との接触面積が大きく、現像材に含まれる潤滑剤がエッジ221cをすり抜け難いため多くの潤滑剤がカット面側に溜まる。
次に、上記の状態から間をおいて印刷を開始するときに低温低湿の環境になったとする。低温低湿では、エッジ221cの柔軟性が低く感光体210に引き込まれる量が少ないため、エッジ221c付近と感光体210との接触する面積が減り、エッジ221cが感光体210の表面と滑りやすくなる。そこへカット面に溜まった潤滑剤が過度に供給されるため、感光体210の表面に、潤滑剤が多く摩擦係数の低い部分が軸方向で部分的に生じ、エッジ221cに対する負荷変動がエッジ221cの振動となって現れる。この振動が転写ベルト101等に伝わり、画像に感光体210の回転方向に向かうスジとなって現れることがあった。
上記構成のクリーニングブレード250では、ホルダー251の取付部255の感光体210側の端部に取付孔255aを形成し、取付孔255aにネジ252を貫通させてホルダー251をフレーム211に取り付けている。このため、ホルダー251が振動する場合、取付孔255aの中心どうしを結んだ線分、つまり一側縁253aの延長線Lを中心にして振動する。これに対して、取付孔255aと位置決め孔255bの位置が互いに逆の場合には、本実施形態の位置決め孔255bの中心どうしを結んだ線分を中心にしてホルダー251が振動し、ホルダー251の一側縁253aの振動の振幅は本実施形態の場合よりも大きくなる。
本実施形態では、上記のように感光体210に近い側でホルダー251をフレームに取り付けているので、ホルダー251の一側縁253aの振動の振幅を小さくすることができる。したがって、ホルダー251に固定されたブレード部221の振動を抑制することができ、画像へのスジの発生を抑制することができる。
また、上記実施形態では、取付部255aの一側を感光体210側へ突出させ、その突出した部分と重複するように取付孔255aを形成しているから、ホルダー251の振動の中心を感光体210側へ充分に寄せることができ、ホルダー251の一側縁253aの振動の振幅をより小さくすることができる。特に、上記実施形態では、取付孔255aの中心は、ホルダー251の一側縁253aの延長線上に配置されている。この取付孔255の位置は、ホルダー251の一側縁253aの振動の振幅が理論的にはゼロになる位置であり、ホルダー251の大きさは、上記のような取付孔255aを形成できる最小の大きさにすることができる。
さらに、上記実施形態では、フレーム211に突起256を設け、突起256をホルダー251の位置決め孔255bに嵌めているから、ホルダー251のフレーム211に対する位置決めを容易に行うことができるとともに、ホルダー251の振動を突起256と位置決め孔255bとの摩擦抵抗で抑制することができる。
次に、取付孔255aの位置をホルダー251の一側縁253aの延長線Lから最大11.8mmまでずらして配置したクリーニングブレードを種々用意し、高温高湿の環境で印刷を行った後低温低湿の環境で印刷を行い、ブレード部221のエッジ221cの振動の振幅を測定した。そのときのブレード部221の摩擦抵抗μは0.75であった。その結果を図8に示す。
図8に示すように、取付孔255aの中心の位置がホルダー251の一側縁253aの延長線Lから11.8mmから0mmまで変わると、エッジ221cの振幅は直線的に低下した。このように、取付孔255aの位置がエッジ221cの振幅に与える影響は顕著に表れている。
(4)変形例
上記実施形態では、ブレード部221を背面層221aとクリーニング層221bの二層構造としているが、一層構造としても本発明の効果を得ることができる。
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、およびこれらの複合機等の画像形成装置に利用することができる。
101 転写ベルト(転写部)
103 搬送経路(搬送部)
104 2次転写部(転写部)
107 定着部
200 感光体ユニット(画像形成部)
202 転写ローラ(転写部)
210 感光体(画像保持体)
211 フレーム
220 クリーニング部
221 ブレード部
221c エッジ
250 クリーニングブレード
251 ホルダー
252 ネジ(締結部材)
253 固定部
253a 一側縁
255 取付部
255a 取付孔
255b 位置決め孔

Claims (3)

  1. フレームに取り付けられるホルダーと、該ホルダーに固定されたブレード部とを備え、前記ブレード部のエッジが画像保持体に接触して画像保持体表面の現像材の残存物を除去するクリーニングブレードにおいて、
    前記ホルダーは、該ホルダーの一側縁から前記ブレード部を前記画像保持体側へ突出させて固定する固定部と、該固定部の両側において該ホルダーを前記フレームに取り付ける取付部とを備え、
    前記取付部は、前記固定部よりも前記画像保持体側に突出し、該取付部に、該取付部を前記フレームに取り付ける締結部材を通す取付孔が設けられ、該取付孔は、該取付孔の中心が前記一側縁の延長線上に配置される位置に形成されている
    ことを特徴とするクリーニングブレード。
  2. 前記フレームは前記ホルダー側へ突出する突起を備え、前記取付部の前記画像保持体と反対側の端部に、前記突起が嵌る位置決め孔を設けたことを特徴とする請求項に記載のクリーニングブレード。
  3. トナー画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部で形成されたトナー画像を記録シートに転写する転写部と、前記画像形成部の感光体表面の現像材の残存物を除去するクリーニング部と、前記記録シートに転写された前記トナー画像を定着させる定着部と、前記記録シートを搬送する搬送部とを備えた画像形成装置において、
    前記クリーニング部は、請求項1または2に記載のクリーニングブレードを備えていることを特徴とする画像形成装置。
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