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JP5573258B2 - 電力制御装置、電力制御システム、蓄電池制御方法、及びプログラム - Google Patents
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JP5573258B2 - 電力制御装置、電力制御システム、蓄電池制御方法、及びプログラム - Google Patents

電力制御装置、電力制御システム、蓄電池制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電力を使用する拠点に設置された蓄電池を制御する電力制御装置、電力制御システム、蓄電池制御方法、及びプログラムに関する。
各家庭に再生可能エネルギーを用いた発電装置、例えば太陽電池発電装置を導入するケースが増えてきている。再生可能エネルギーを用いた発電装置の発電量は、天候によって変動し、また家庭における使用量と一致させることが難しい。このため、このような発電装置には蓄電池が備えられている。そして蓄電池の充電量が100%になった場合、発電装置によって発電された電力は、公共の配電網に送電する形で電力事業を行う事業者が買い取る場合が多い(例えば特許文献1参照)。
一方、特許文献2には、配電網を管理する配電自動化システムが開示されている。この配電自動化システムは、停電時に電力の融通計算を行うものである。
特開2003−122819号公報 特開2008−61334号公報
電力の供給網は、発電所からの送電を行う送電網と、送電網で送電されてきた電力を各使用拠点に配電する複数の配電網によって構成されている。配電網から送電網に電力を逆流させた場合、逆流させる電力の量は不安定であるため、送電網の電圧等が不安定になる。また送電網と配電網では電圧が異なるため、送電網と配電網の間で電力ロスが生じる。これらのことから、送電網と配電網の間を流れる電力は、なるべく少ないのが望ましい。
一方、上記したように、近年は、再生可能エネルギーを用いた発電装置を導入する家庭や事業者が増えている。このため、配電網には複数の不安定な電力供給源が接続されている状態になっている。各拠点で発電された電力を効率よく利用するためには、配電網と送電網の間を流れる電力をなるべく少なくするとともに、配電網の中でも損失が少なくなるようにする必要がある。
本発明の目的は、各拠点で発電された電力を効率よく使用することができる電力制御装置、電力制御システム、蓄電池制御方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明によれば、互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
を有する配電系統を制御する電力制御装置であって、
いずれかの拠点から、前記配電網の電力を消費する旨を示す電力消費情報を受信する要求情報取得手段と、
前記要求情報取得手段が前記電力消費情報を受信したときに、いずれかの前記蓄電池を前記配電網に対して放電させる蓄電池決定手段と、
を備える電力制御装置が提供される。
本発明によれば、互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された発電装置と、
前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
を有する配電系統を制御する電力制御装置であって、
いずれかの拠点から、余剰電力を前記配電網に供給する旨を示す電力供給情報を受信する要求情報取得手段と、
前記要求情報取得手段が前記電力供給情報を受信したときに、いずれかの前記蓄電池に前記配電網の電力を蓄電させる蓄電池決定手段と、
を備える電力制御装置が提供される。
本発明によれば、互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
を有する配電系統を制御する電力制御システムであって、
前記蓄電池それぞれに設けられ、前記蓄電池の充放電を制御する電池制御手段と、
すべての前記電池制御手段を介してすべての前記蓄電池の充放電を制御する電力制御装置と、
を備え、
前記電力制御装置は、
いずれかの拠点から、前記配電網の電力を消費する旨を示す電力消費情報を受信する要求情報取得手段と、
前記要求情報取得手段が前記電力消費情報を受信したときに、いずれかの前記蓄電池の前記電池制御手段を制御して、前記蓄電池に前記配電網に対して放電させる蓄電池決定手段と、
を備える電力制御システムが提供される。
本発明によれば、互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された発電装置と、
前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
を有する配電系統を制御する電力制御システムであって、
前記複数の拠点には、互いに異なる拠点識別情報が予め与えられており、
前記蓄電池それぞれに設けられ、前記蓄電池の充放電を制御する電池制御手段と、
すべての前記電池制御手段を介してすべての前記蓄電池の充放電を制御する電力制御装置と、
を備え、
前記電力制御装置は、
いずれかの拠点から、余剰電力を前記配電網に供給する旨を示す電力供給情報を受信する要求情報取得手段と、
前記要求情報取得手段が前記電力供給情報を受信したときに、いずれかの前記蓄電池の前記電池制御手段を制御して、前記蓄電池に前記配電網の電力を蓄電させる蓄電池決定手段と、
を備える電力制御システムが提供される。
本発明によれば、互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
を有する配電系統において、前記蓄電池を制御する電池制御方法であって、
前記複数の拠点には、前記拠点を他の前記拠点から識別する拠点識別情報が予め与えられており、
コンピュータが、いずれかの拠点から、前記配電網の電力を消費する旨を示す電力消費情報を受信したときに、いずれかの前記蓄電池を前記配電網に対して放電させる蓄電池制御方法が提供される。
本発明によれば、互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された発電装置と、
前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
を有する配電系統において、前記蓄電池を制御する電池制御方法であって、
コンピュータが、いずれかの拠点から、余剰電力を前記配電網に供給する旨を示す電力供給情報を受信したときに、いずれかの前記蓄電池に前記配電網の電力を蓄電させる蓄電池制御方法が提供される。
本発明によれば、コンピュータを、配電系統に設けられた蓄電池を制御する電力制御装置として機能させるためのプログラムであって、
前記配電系統は、
互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
を有しており、
前記コンピュータに、
いずれかの拠点から、前記配電網の電力を消費する旨を示す電力消費情報を受信する機能と、
前記電力消費情報を受信したときに、いずれかの前記蓄電池を前記配電網に対して放電させる機能と、
を実現させるプログラムが提供される。
本発明によれば、コンピュータを、配電系統に設けられた蓄電池を制御する電力制御装置として機能させるためのプログラムであって、
前記配電系統は、
互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された発電装置と、
前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
を有しており、
前記コンピュータに、
いずれかの拠点から、余剰電力を前記配電網に供給する旨を示す電力供給情報を受信する機能と、
前記電力供給情報を受信したときに、いずれかの前記蓄電池に前記配電網の電力を蓄電させる機能と、
を実現させるプログラムが提供される。
本発明によれば、各拠点から配電網に送電される電力のうち、その配電網内で使用される電力量を増やすことができる。
第1の実施形態に係る電力制御システムの構成を示す図である。 電力制御装置の機能構成を示すブロック図である。 供給損失記憶部が記憶している情報、及び送電損失記憶部が記憶している情報を説明するための図である。 供給損失記憶部が記憶している情報をテーブル形式で示す図である。 送電損失記憶部が記憶している情報をテーブル形式で示す図である。 図2に示した電力制御装置の第1の動作を示すフローチャートである。 図2に示した電力制御装置の第2の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る電力制御装置の機能構成を示すブロック図である。 電池情報記憶部が記憶している情報をテーブル形式で示す図である。 図8に示した電力制御装置の第1の動作を示すフローチャートである。 図8に示した電力制御装置の第2の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る電力制御システムの構成を示す図である。この電力制御システムは、配電系統を制御するシステムである。配電系統は、複数の拠点と、複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池300と、複数の拠点を結ぶ配電網10とを有している。各拠点では電力が使用される。配電網10を流れる電流は、一方向である。そして電力制御システムは、蓄電池300それぞれに設けられた制御部310、及び電力制御装置100を有している。制御部310は、蓄電池300の充放電を制御するほか、蓄電池300が配電網10に送電する処理を行う。電力制御装置100は、すべての制御部310を介してすべての蓄電池300の充放電を制御する。
具体的には、電力を使用する拠点には、電気機器400が設置されている。そして拠点のうち少なくともひとつには、再生可能エネルギーを利用した発電装置として、太陽光発電装置200が設けられている。太陽光発電装置200で発電された電力は、蓄電池300を介して電気機器400で使用されるか、又は直接電気機器400で使用される。蓄電池300の残量が0になった場合、不足電力は配電網10を介して電気機器400に供給される。
蓄電池300は、太陽光発電装置200が発電した電力を蓄電する。蓄電池300に蓄電された電力は、その蓄電池300が設置された拠点の電気機器400で使用されるほか、配電網10に供給される。電力制御装置100は、蓄電池300が配電網10に電力を供給するタイミングを制御する。
また制御部310は、電気機器400の使用が開始され、かつ蓄電池300の蓄電量が0になった場合に電力消費情報を電力制御装置100に送信する。
図2は、電力制御装置100の機能構成を示すブロック図である。複数の拠点には、拠点を他の拠点から識別する拠点識別情報が予め与えられている。電力制御装置100は、供給損失記憶部110、送電損失記憶部120、要求情報取得部130、及び蓄電池決定部140を備える。
供給損失記憶部110は、蓄電池300別に、供給損失情報を、蓄電池300が位置している拠点の拠点識別情報に対応付けて記憶している。供給損失情報は、蓄電池300から配電網10までの電力損失の割合を示す情報である。送電損失記憶部120は、拠点別に、送電損失情報を拠点識別情報に対応付けて記憶している。送電損失情報は、その拠点の隣に位置する拠点との間での配電網10における送電損失の割合を示す情報である。
要求情報取得部130は、電力を使用する拠点の拠点識別情報を、いずれかの拠点の制御部310から取得する。蓄電池決定部140は、要求情報取得部130が取得した拠点識別情報、供給損失記憶部110が記憶している供給損失情報、及び送電損失記憶部120が記憶している送電損失情報を用いて、配電網10に電力を供給すべき蓄電池300を定める。そして蓄電池決定部140は、配電網10に電力を供給すべき蓄電池300に対応する制御部310を制御し、その蓄電池300から配電網10に電力を供給させる。
なお、図2に電力制御装置100の各構成要素は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。電力制御装置100の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。
図3は、供給損失記憶部110が記憶している情報、及び送電損失記憶部120が記憶している情報を説明するための図である。電力が配線を流れる場合、配線抵抗等により電力損失が生じる。また蓄電池300から配電網10に送電するときにも電力損失が生じる。
詳細には、蓄電池300から配電網10に送電するときには、蓄電池300から放電するときの損失(蓄電池損失割合:例えば拠点Aでは6%)と、直流を交流に変換するときの変換ロスに起因した損失(変換割合損失:例えば拠点Aでは4%)とがある。供給損失記憶部110は、これらを示す情報を記憶している。
また配電網10においては、配電線の抵抗に起因した損失(例えば拠点Aから拠点Bの間においては3%)がある。送電損失記憶部120は、この損失割合を示す情報を記憶している。
図4は、供給損失記憶部110が記憶している情報をテーブル形式で示す図である。本図に示すように供給損失記憶部110は、拠点別に、その拠点に設けられている蓄電池300が配電網10に電力を供給するときの電力損失割合すなわち供給損失情報を記憶している。本図に示す例では、供給損失情報を、蓄電池損失割合と変換損失割合に分けて拠点識別情報に対応付けて記憶している。一つの拠点に複数の蓄電池300が設けられている場合、その拠点については、蓄電池識別情報別に少なくとも蓄電池損失割合が記憶される。また通常は、一つの拠点に設けられる直流・交流変換装置が一つであるため、変換損失割合は一つの拠点について一つ記憶されればよい。ただし一つの拠点に複数の直流・交流変換装置が設けられている場合は、この限りでない。
図5は、送電損失記憶部120が記憶している情報をテーブル形式で示す図である。本図に示すように送電損失記憶部120は、第1の拠点と、第1の拠点の隣に位置する第2の拠点と、の間における配電網10による電力損失割合を、送電損失情報として、第1の拠点の拠点識別情報と第2の拠点の拠点識別情報の組み合わせに対応付けて記憶している。これらの電力損失割合を組み合わせることにより、蓄電池決定部140は、任意の拠点間における配電網10における電力損失割合を算出することができる。このとき蓄電池決定部140は、配電網10における電流の方向に沿う方向に、配電網10のうちその拠点間に位置する部分を定め、その定めた部分における電力損失割合を算出する。
図6は、電力制御装置100の第1の動作を示すフローチャートである。まずいずれかの拠点において電気機器400の使用が開始されると、電気機器400が消費する電力は、まずその拠点内の蓄電池300から供給される。そして蓄電池300の蓄電量が0になった場合、電気機器400が消費する電力は、配電網10から供給される。そしてその拠点の制御部310は、蓄電池300の蓄電量が0になり、かつ電気機器400の使用が続いていることを示す電力消費情報を、電力制御装置100に送信する。電力消費情報には、その拠点の拠点識別情報が含まれている。
電力制御装置100の要求情報取得部130は、電力消費情報を受信する(ステップS10)。次いで蓄電池決定部140は、供給損失記憶部110から各供給損失情報を読み出す(ステップS20)。このとき蓄電池決定部140は、要求情報取得部130が受信した電力消費情報に含まれる拠点識別情報に対応する供給損失情報を読み出さなくてもよい。
また蓄電池決定部140は、送電損失記憶部120から各送電損失情報を読み出す(ステップS30)。
そして蓄電池決定部140は、供給損失情報と送電損失情報を用いて、蓄電池300別に、その蓄電池300から、ステップS10で受信した拠点識別情報に示される拠点までの間における電力損失割合を算出する(ステップS40)。なおこの処理において、ステップS10において受信した拠点識別情報に示される拠点に位置している蓄電池300は、処理対象から除かれる。
次いで蓄電池決定部140は、ステップS40において算出した電力損失割合が最も小さい蓄電池300を、配電網10に放電すべき蓄電池300として定める(ステップS50)。次いで蓄電池決定部140は、ステップS50で定めた蓄電池300に対応する制御部310を制御し、その蓄電池300から配電網10に電力を供給させる(ステップS60)。
ここで図3に示した図を用いて、ステップS40,S50に示した処理を具体的に説明する。拠点Aで蓄電池300の蓄電量が0になった場合を考える。この場合において、拠点Cの蓄電池300及び拠点Dの蓄電池300のいずれかから配電網10に電力が供給されることになる。
拠点Cから拠点Aまでの配電網10における電力損失割合は2%であり、拠点Cの蓄電池300から配電網10までの電力損失割合は、10+7=17%である。このため、拠点Cの蓄電池300が放電を行った場合、電力損失割合は2+17=19%となる。
一方、拠点Dから拠点Aまでの配電網10における電力損失割合は2+3=5%であり、拠点Dの蓄電池300から配電網10までの電力損失割合は、6+4=10%である。このため、拠点Dの蓄電池300が放電を行った場合、電力損失割合は5+10=15%となる。この値は、拠点Cの蓄電池300が放電を行った場合の電力損失割合(19%)よりも小さい。従って蓄電池決定部140は、拠点Dの蓄電池300を放電すべき蓄電池300として定める。
図7は、電力制御装置100の第2の動作を示すフローチャートである。本図に示す処理は、ある拠点において蓄電池の蓄電割合が100%になり、太陽光発電装置200が発電した電力が余剰電力となって配電網10に供給される場合に行われる。太陽光発電装置200が発電した電力が余剰電力となって配電網10に供給され始めると、その拠点の制御部310は、その旨を示す電力供給情報を電力制御装置100に送信する。電力供給情報には、その拠点の拠点識別情報が含まれている。
電力制御装置100の要求情報取得部130は、電力供給情報を受信する(ステップS110)。次いで蓄電池決定部140は、供給損失記憶部110から各供給損失情報を読み出す(ステップS120)。このとき蓄電池決定部140は、要求情報取得部130が受信した電力供給情報に含まれる拠点識別情報に対応する供給損失情報を読み出さなくてもよい。
また蓄電池決定部140は、送電損失記憶部120から各送電損失情報を読み出す(ステップS130)。
そして蓄電池決定部140は、供給損失情報と送電損失情報を用いて、蓄電池300別に、その蓄電池300から、ステップS110で受信した拠点識別情報に示される拠点までの間における電力損失割合を算出する(ステップS140)。なおこの処理において、要求情報取得部130が受信した電力供給情報に含まれる拠点識別情報に示される拠点に位置している蓄電池300は、処理対象から除かれる。
次いで蓄電池決定部140は、ステップS140において算出した電力損失割合が最も小さい蓄電池300を、配電網10の電力を蓄電すべき蓄電池300として定める(ステップS150)。次いで蓄電池決定部140は、ステップS150で定めた蓄電池300に対応する制御部310を制御し、その蓄電池300に、配電網10の電力を蓄電させる(ステップS160)。
ここで図3に示した図を用いて、ステップS140,S150に示した処理を具体的に説明する。拠点Aで蓄電池300の蓄電量が100%になった場合を考える。この場合において、拠点Cの蓄電池300及び拠点Dの蓄電池300のいずれかが配電網10の電力を蓄電することになる。
拠点Cから拠点Aまでの配電網10における電力損失割合は2%であり、拠点Cの蓄電池300から配電網10までの電力損失割合は、10+7=17%である。このため、拠点Cの蓄電池300が充電を行った場合、電力損失割合は2+17=19%となる。
一方、拠点Dから拠点Aまでの配電網10における電力損失割合は2+3=5%であり、拠点Dの蓄電池300から配電網10までの電力損失割合は、6+4=10%である。このため、拠点Dの蓄電池300が充電を行った場合、電力損失割合は5+10=15%となる。この値は、拠点Cの蓄電池300が充電を行った場合の電力損失割合(19%)よりも小さい。従って蓄電池決定部140は、拠点Dの蓄電池300を充電すべき蓄電池300として定める。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。本実施形態によれば、ある拠点において配電網10からの電力を消費する場合、同一の配電網10に属している蓄電池300から配電網10に電力が供給される。すなわち、送電網からその配電網10に電力を供給する代わりに、その配電網10内に位置する蓄電池300から電力が供給される。従って、各拠点から配電網10に送電される電力のうち、その配電網10内で使用される電力量を増やすことができる。
このとき、電力制御装置100は、電力の損失が最も少なくなるように、配電網10に電力を供給すべき蓄電池300を選択する。従って、配電網10の内部で発電した電力の損失量を少なくすることができる。
従って、各拠点で発電された電力を効率よく使用することができる。
またある拠点において余剰電力が配電網10に供給される場合、電力制御装置100は、その配電網10内に位置する蓄電池300に電力を蓄電させる。従って、配電網10から送電網に逆送される電力の量を少なくすることができる。従って、各拠点で発電された電力を効率よく使用することができる。
このとき、電力制御装置100は、電力の損失が最も少なくなるように、配電網10の電力を充電すべき蓄電池300を選択する。従って、配電網10の内部で発電した電力の損失量を少なくすることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る電力供給システムは、電力制御装置100の機能構成を除いて第1の実施形態に係る電力供給システムと同様の構成である。
図8は、本実施形態に係る電力制御装置100の機能構成を示すブロック図である。この電力制御装置100は、蓄電池300それぞれに他の蓄電池300から識別する蓄電池識別情報が予め与えられている点、及び、電池情報記憶部150を有している点を除いて、第1の実施形態に係る電力制御装置100と同様の構成である。本実施形態において、拠点識別情報が蓄電池識別情報を兼ねている。
電池情報記憶部150は、蓄電池別に、蓄電池の状態を示す電池情報を蓄電池識別情報に対応付けて記憶している。そして蓄電池決定部140は、供給損失記憶部110が記憶している供給損失情報、及び送電損失記憶部120が記憶している送電損失情報に加え、さらに電池情報も用いて、配電網10に電力を供給すべき蓄電池300を定める。
図9は、電池情報記憶部150が記憶している情報をテーブル形式で示す図である。電池情報記憶部150は、電池情報として充放電回数、及び現在の充電割合を記憶している。
蓄電池は一般的に充放電回数が多くなるにつれて劣化する。また蓄電されている電力の全てを使いきらない状態で継ぎ足し充電を繰り返し行うと、継ぎ足し充電を開始した残量付近で急激に放電電圧の低下が起こり、結果として蓄電池の残容量が減少したように見えることがある。そこで蓄電池決定部140は、充放電回数及び現在の充電割合も用いて、配電網10に電力を供給すべき蓄電池300を定める。具体的な処理についてはフローチャートを用いて後述する。
図10は、図8に示した電力制御装置100の第1の動作を示すフローチャートである。この図は、第1の実施形態における図6に対応している。本図に示す処理はステップS40までは図6を用いて説明した処理と同様であるため、説明を省略する。
蓄電池決定部140は、ステップS40において、蓄電池300別に、その蓄電池300から、ステップS10で受信した拠点識別情報に示される拠点までの間における電力損失割合を算出する。次いで蓄電池決定部140は、電池情報記憶部150から各電池情報を読み出す(ステップS42)。
次いで蓄電池決定部140は、以下の式(1)を用いて指数Sを算出する(ステップS44)。
指数S=(ステップS40で算出した電力損失割合(%))+α×充放電回数+β/残容量・・(1)
ただしα:定数、β:定数である。
次いで蓄電池決定部140は、指数Sが最も小さい蓄電池300を、配電網10に放電すべき蓄電池300として定める(ステップS50)。次いで蓄電池決定部140は、ステップS50で定めた蓄電池300に対応する制御部310を制御し、その蓄電池300から配電網10に電力を供給させる(ステップS60)。
図11は、図8に示した電力制御装置100の第2の動作を示すフローチャートである。この図は、第1の実施形態における図7に対応している。本図に示す処理はステップS140までは図6を用いて説明した処理と同様であるため、説明を省略する。
蓄電池決定部140は、ステップS140において、蓄電池300別に、その蓄電池300から、ステップS110で受信した拠点識別情報に示される拠点までの間における電力損失割合を算出する。次いで蓄電池決定部140は、電池情報記憶部150から各電池情報を読み出す(ステップS142)。
次いで蓄電池決定部140は、以下の式(2)を用いて指数Sを算出する(ステップS144)。
指数S=(ステップS140で算出した電力損失割合(%))+γ×充放電回数+θ×残容量・・(1)
ただしγ:定数、θ:定数である。なおγは、式(1)におけるαと同じ値であってもよい。
次いで蓄電池決定部140は、指数Sが最も小さい蓄電池300を、配電網10から蓄電すべき蓄電池300として定める(ステップS150)。次いで蓄電池決定部140は、ステップS150で定めた蓄電池300に対応する制御部310を制御し、その蓄電池300に配電網10の電力を蓄電させる(ステップS160)。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、充放電回数や残容量などの電池情報を用いて蓄電池300を選択するため、特定の蓄電池300に充放電が集中することを抑制できる。
なお上記した各実施形態では、例えば以下のような制御も可能である。
図3に示す例において、拠点Cの電気機器400の使用を開始したとする。このとき、全ての拠点の蓄電池300から、拠点Cの電気機器400までの電力損失割合を算出する。例えば拠点Cの蓄電池300から拠点Cの電気機器400までの電力損失割合は、10+7=17%である。これに対し、拠点Aの蓄電池300から拠点Cの電気機器400までの電力損失割合は、6+4+1+1+3=15%である。また拠点Dの蓄電池300から拠点Cの電気機器400までの電力損失割合は、6+4+3=13%である。このため、同じ拠点Cの蓄電池300の電力を使用するよりも、他の拠点、例えば拠点Dの蓄電池300の電力を使用したほうが、電力損失割合は低い。この場合、拠点Cの電気機器400は配電網10から電力の供給を受け、かつ拠点Dの蓄電池300が配電網10に放電する。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
例えば上記した各実施形態では、電力制御装置100が電力損失割合やS、Sを算出していたが、各拠点の制御部310が、電力損失割合やS、Sのうち配電網10による損失割合以外の情報を定期的に算出して、電力制御装置100に送信するようにしてもよい。
また第1の実施形態において判断の指標に用いた電力損失割合は、2つの蓄電池300を配電網10を介してリンクさせたときのコスト、すなわちリンクコストを示しているといえる。また第2の実施形態における指標S2も、リンクコストを示しているといえる。すなわち上記した各実施形態は、配電網10を介して2つの蓄電池300をリンクさせたときのコストが最小になるように、2つの蓄電池300の組み合わせを選択するものである。ここでリンクコストは、上記した例に限定されない。例えば第1の実施形態における電力損失割合や第2の実施形態における式(2)に、必要に応じて別の項を追加してもよい。ここで追加される別の項としては、例えば電力会社が拠点から電力を買い取るときの価格や、各機器の性能及び使用頻度等が挙げられる。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
を有する配電系統を制御する電力制御装置であって、
いずれかの拠点から、前記配電網の電力を消費する旨を示す電力消費情報を受信する要求情報取得手段と、
前記要求情報取得手段が前記電力消費情報を受信したときに、いずれかの前記蓄電池を前記配電網に対して放電させる蓄電池決定手段と、
を備える電力制御装置。
2. 1.に記載の電力制御装置において、
前記複数の拠点には、前記拠点を他の前記拠点から識別する拠点識別情報が予め与えられており、
前記蓄電池別に、前記蓄電池から前記配電網までの電力損失の割合を示す供給損失情報を、前記蓄電池が位置している前記拠点の前記拠点識別情報に対応付けて記憶する供給損失記憶手段と、
前記拠点別に、他の前記拠点との間での前記配電網における送電損失の割合を示す送電損失情報を、前記拠点識別情報に対応付けて記憶する送電損失記憶手段と、
を備え、
前記電力消費情報は、電力を使用する前記拠点の前記拠点識別情報を含んでおり、
前記蓄電池決定手段は、前記要求情報取得手段が取得した前記拠点識別情報、前記供給損失記憶手段が記憶している前記供給損失情報、及び前記送電損失記憶手段が記憶している前記送電損失情報を用いて、前記配電網に電力を供給すべき前記蓄電池を定める蓄電池決定手段と、
を備える電力制御装置。
3. 1.又は2.に記載の電力制御装置において、
前記蓄電池それぞれに設けられ、前記蓄電池から前記配電網への放電を制御する電池制御手段をさらに備え、
前記蓄電池決定手段は、前記配電網に電力を供給すべき前記蓄電池の前記電池制御手段を制御し、当該蓄電池から前記配電網に電力を供給する電力制御装置。
4. 1.〜3.のいずれか一つに記載の電力制御装置において、
前記蓄電池別に、前記蓄電池の状態を示す電池情報を記憶する電池情報記憶手段をさらに備え、
前記蓄電池決定手段は、さらに前記電池情報を用いて前記配電網に電力を供給すべき前記蓄電池を定める電力制御装置。
5. 4.に記載の電力制御装置において、
前記電池情報は充放電回数を含んでいる電力制御装置。
6. 4.又は5.に記載の電力制御装置において、
前記電池情報は充電割合を含んでいる電力制御装置。
7. 互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された発電装置と、
前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
を有する配電系統を制御する電力制御装置であって、
いずれかの拠点から、余剰電力を前記配電網に供給する旨を示す電力供給情報を受信する要求情報取得手段と、
前記要求情報取得手段が前記電力供給情報を受信したときに、いずれかの前記蓄電池に前記配電網の電力を蓄電させる蓄電池決定手段と、
を備える電力制御装置。
8. 7.に記載の電力制御装置において、
前記複数の拠点には、互いに異なる拠点識別情報が予め与えられており、
前記蓄電池別に、前記蓄電池から前記配電網までの電力損失の割合を示す供給損失情報を、前記蓄電池が位置している前記拠点の前記拠点識別情報に対応付けて記憶する供給損失記憶手段と、
前記拠点別に、他の前記拠点との間での前記配電網における送電損失の割合を示す送電損失情報を、前記拠点識別情報に対応付けて記憶する送電損失記憶手段と、
を備え、
前記電力供給情報は、余剰電力を前記配電網に供給する前記発電装置を有する前記拠点の前記拠点識別情報を含んでおり、
前記蓄電池決定手段は、前記要求情報取得手段が取得した前記拠点識別情報、前記供給損失記憶手段が記憶している前記供給損失情報、及び前記送電損失記憶手段が記憶している前記送電損失情報を用いて、前記配電網の電力を充電すべき前記蓄電池を定める電力制御装置。
9. 8.に記載の電力制御装置において、
前記蓄電池それぞれに設けられ、前記配電網から前記蓄電池への充電を制御する電池制御手段をさらに備え、
前記蓄電池決定手段は、前記配電網の電力を充電すべき前記蓄電池の前記電池制御手段を制御し、当該蓄電池に前記配電網の電力を充電させる電力制御装置。
10. 互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
を有する配電系統を制御する電力制御システムであって、
前記蓄電池それぞれに設けられ、前記蓄電池の充放電を制御する電池制御手段と、
すべての前記電池制御手段を介してすべての前記蓄電池の充放電を制御する電力制御装置と、
を備え、
前記電力制御装置は、
いずれかの拠点から、前記配電網の電力を消費する旨を示す電力消費情報を受信する要求情報取得手段と、
前記要求情報取得手段が前記電力消費情報を受信したときに、いずれかの前記蓄電池の前記電池制御手段を制御して、前記蓄電池に前記配電網に対して放電させる蓄電池決定手段と、
を備える電力制御システム。
11. 互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された発電装置と、
前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
を有する配電系統を制御する電力制御システムであって、
前記複数の拠点には、互いに異なる拠点識別情報が予め与えられており、
前記蓄電池それぞれに設けられ、前記蓄電池の充放電を制御する電池制御手段と、
すべての前記電池制御手段を介してすべての前記蓄電池の充放電を制御する電力制御装置と、
を備え、
前記電力制御装置は、
いずれかの拠点から、余剰電力を前記配電網に供給する旨を示す電力供給情報を受信する要求情報取得手段と、
前記要求情報取得手段が前記電力供給情報を受信したときに、いずれかの前記蓄電池の前記電池制御手段を制御して、前記蓄電池に前記配電網の電力を蓄電させる蓄電池決定手段と、
を備える電力制御システム。
12. 互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
を有する配電系統において、前記蓄電池を制御する電池制御方法であって、
前記複数の拠点には、前記拠点を他の前記拠点から識別する拠点識別情報が予め与えられており、
コンピュータが、いずれかの拠点から、前記配電網の電力を消費する旨を示す電力消費情報を受信したときに、いずれかの前記蓄電池を前記配電網に対して放電させる蓄電池制御方法。
13. 互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された発電装置と、
前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
を有する配電系統において、前記蓄電池を制御する電池制御方法であって、
コンピュータが、いずれかの拠点から、余剰電力を前記配電網に供給する旨を示す電力供給情報を受信したときに、いずれかの前記蓄電池に前記配電網の電力を蓄電させる蓄電池制御方法。
14. コンピュータを、配電系統に設けられた蓄電池を制御する電力制御装置として機能させるためのプログラムであって、
前記配電系統は、
互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
を有しており、
前記コンピュータに、
いずれかの拠点から、前記配電網の電力を消費する旨を示す電力消費情報を受信する機能と、
前記電力消費情報を受信したときに、いずれかの前記蓄電池を前記配電網に対して放電させる機能と、
を実現させるプログラム。
15. コンピュータを、配電系統に設けられた蓄電池を制御する電力制御装置として機能させるためのプログラムであって、
前記配電系統は、
互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された発電装置と、
前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
を有しており、
前記コンピュータに、
いずれかの拠点から、余剰電力を前記配電網に供給する旨を示す電力供給情報を受信する機能と、
前記電力供給情報を受信したときに、いずれかの前記蓄電池に前記配電網の電力を蓄電させる機能と、
を実現させるプログラム。
10 配電網
100 電力制御装置
110 供給損失記憶部
120 送電損失記憶部
130 要求情報取得部
140 蓄電池決定部
150 電池情報記憶部
200 太陽光発電装置
300 蓄電池
310 制御部
400 電気機器

Claims (16)

  1. 互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
    前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
    前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
    を有する配電系統を制御する電力制御装置であって、
    前記複数の拠点には、前記拠点を他の前記拠点から識別する拠点識別情報が予め与えられており、
    電力消費情報は、前記配電網の電力を消費する旨を示し、かつ電力を消費する前記拠点の前記拠点識別情報を含んでおり、
    いずれかの拠点から、前記電力消費情報を受信する要求情報取得手段と、
    前記蓄電池別に、前記蓄電池から前記配電網までの電力損失の割合を示す供給損失情報を、前記蓄電池が位置している前記拠点の前記拠点識別情報に対応付けて記憶する供給損失記憶手段と、
    前記要求情報取得手段が前記電力消費情報を受信したときに、前記要求情報取得手段が取得した前記電力消費情報に含まれる前記拠点識別情報、及び前記供給損失記憶手段が記憶している前記供給損失情報を用いて、前記配電網に電力を供給すべき前記蓄電池を定め、定めた前記蓄電池を前記配電網に対して放電させる蓄電池決定手段と、
    を備える電力制御装置。
  2. 互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
    前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
    前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
    を有する配電系統を制御する電力制御装置であって、
    いずれかの拠点から、前記配電網の電力を消費する旨を示す電力消費情報を受信する要求情報取得手段と、
    前記蓄電池別に、前記蓄電池の充放電回数を含む前記蓄電池の状態を示す電池情報を記憶する電池情報記憶手段と、
    前記要求情報取得手段が前記電力消費情報を受信したときに、前記電池情報記憶手段が記憶している前記蓄電池の充放電回数を用いて前記配電網に電力を供給すべき前記蓄電池を定め、定めた前記蓄電池を前記配電網に対して放電させる蓄電池決定手段と、
    を備える電力制御装置。
  3. 請求項に記載の電力制御装置において、
    前記電池情報は充電割合を含んでいる電力制御装置。
  4. 請求項1乃至3いずれか一項に記載の電力制御装置において
    前記複数の拠点には、前記拠点を他の前記拠点から識別する拠点識別情報が予め与えられており、
    記拠点別に、他の前記拠点との間での前記配電網における送電損失の割合を示す送電損失情報を、前記拠点識別情報に対応付けて記憶する送電損失記憶手段を備え、
    前記蓄電池決定手段は、前記送電損失記憶手段が記憶している前記送電損失情報をさらに用いて、前記配電網に電力を供給すべき前記蓄電池を定める電力制御装置。
  5. 請求項1乃至4いずれか一項に記載の電力制御装置において、
    前記蓄電池それぞれに設けられ、前記蓄電池から前記配電網への放電を制御する電池制御手段をさらに備え、
    前記蓄電池決定手段は、前記配電網に電力を供給すべき前記蓄電池の前記電池制御手段を制御し、当該蓄電池から前記配電網に電力を供給する電力制御装置。
  6. 互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
    前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
    前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された発電装置と、
    前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
    を有する配電系統を制御する電力制御装置であって、
    前記複数の拠点には、互いに異なる拠点識別情報が予め与えられており、
    電力供給情報は、余剰電力を前記配電網に供給する旨を示し、かつ余剰電力を前記配電網に供給する前記発電装置を有する前記拠点の前記拠点識別情報を含んでおり、
    いずれかの拠点から、前記電力供給情報を受信する要求情報取得手段と、
    前記蓄電池別に、前記蓄電池から前記配電網までの電力損失の割合を示す供給損失情報を、前記蓄電池が位置している前記拠点の前記拠点識別情報に対応付けて記憶する供給損失記憶手段と、
    前記拠点別に、他の前記拠点との間での前記配電網における送電損失の割合を示す送電損失情報を、前記拠点識別情報に対応付けて記憶する送電損失記憶手段と、
    前記要求情報取得手段が前記電力供給情報を受信したときに、前記要求情報取得手段が取得した前記電力供給情報に含まれる前記拠点識別情報、前記供給損失記憶手段が記憶している前記供給損失情報、及び前記送電損失記憶手段が記憶している前記送電損失情報を用いて、前記配電網の電力を充電すべき前記蓄電池を定め、定めた前記蓄電池に前記配電網の電力を蓄電させる蓄電池決定手段と、
    を備える電力制御装置。
  7. 請求項に記載の電力制御装置において、
    前記蓄電池それぞれに設けられ、前記配電網から前記蓄電池への充電を制御する電池制御手段をさらに備え、
    前記蓄電池決定手段は、前記配電網の電力を充電すべき前記蓄電池の前記電池制御手段を制御し、当該蓄電池に前記配電網の電力を充電させる電力制御装置。
  8. 互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
    前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
    前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
    を有する配電系統を制御する電力制御システムであって、
    前記蓄電池それぞれに設けられ、前記蓄電池の充放電を制御する電池制御手段と、
    すべての前記電池制御手段を介してすべての前記蓄電池の充放電を制御する電力制御装置と、
    を備え、
    前記複数の拠点には、前記拠点を他の前記拠点から識別する拠点識別情報が予め与えられており、
    電力消費情報は、前記配電網の電力を消費する旨を示し、かつ電力を消費する前記拠点の前記拠点識別情報を含んでおり、
    前記電力制御装置は、
    いずれかの拠点から、前記電力消費情報を受信する要求情報取得手段と、
    前記蓄電池別に、前記蓄電池から前記配電網までの電力損失の割合を示す供給損失情報を、前記蓄電池が位置している前記拠点の前記拠点識別情報に対応付けて記憶する供給損失記憶手段と、
    前記要求情報取得手段が前記電力消費情報を受信したときに、前記要求情報取得手段が取得した前記電力消費情報に含まれる前記拠点識別情報、及び前記供給損失記憶手段が記憶している前記供給損失情報を用いて、前記配電網に電力を供給すべき前記蓄電池を定め、定めた前記蓄電池の前記電池制御手段を制御して、前記蓄電池に前記配電網に対して放電させる蓄電池決定手段と、
    を備える電力制御システム。
  9. 互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
    前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
    前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
    を有する配電系統を制御する電力制御システムであって、
    前記蓄電池それぞれに設けられ、前記蓄電池の充放電を制御する電池制御手段と、
    すべての前記電池制御手段を介してすべての前記蓄電池の充放電を制御する電力制御装置と、
    を備え、
    前記電力制御装置は、
    いずれかの拠点から、前記配電網の電力を消費する旨を示す電力消費情報を受信する要求情報取得手段と、
    前記蓄電池別に、前記蓄電池の充放電回数を含む前記蓄電池の状態を示す電池情報を記憶する電池情報記憶手段と、
    前記要求情報取得手段が前記電力消費情報を受信したときに、前記電池情報が示す蓄電池の充放電回数を用いて前記配電網に電力を供給すべき前記蓄電池を定め、定めた前記蓄電池の前記電池制御手段を制御して、前記蓄電池に前記配電網に対して放電させる蓄電池決定手段と、
    を備える電力制御システム
  10. 互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
    前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
    前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された発電装置と、
    前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
    を有する配電系統を制御する電力制御システムであって、
    前記複数の拠点には、互いに異なる拠点識別情報が予め与えられており、
    前記蓄電池それぞれに設けられ、前記蓄電池の充放電を制御する電池制御手段と、
    すべての前記電池制御手段を介してすべての前記蓄電池の充放電を制御する電力制御装置と、
    を備え、
    電力供給情報は、余剰電力を前記配電網に供給する旨を示し、かつ余剰電力を前記配電網に供給する前記発電装置を有する前記拠点の前記拠点識別情報を含んでおり、
    前記電力制御装置は、
    いずれかの拠点から、前記電力供給情報を受信する要求情報取得手段と、
    前記蓄電池別に、前記蓄電池から前記配電網までの電力損失の割合を示す供給損失情報を、前記蓄電池が位置している前記拠点の前記拠点識別情報に対応付けて記憶する供給損失記憶手段と、
    前記拠点別に、他の前記拠点との間での前記配電網における送電損失の割合を示す送電損失情報を、前記拠点識別情報に対応付けて記憶する送電損失記憶手段と、
    前記要求情報取得手段が前記電力供給情報を受信したときに、前記要求情報取得手段が取得した前記電力供給情報に含まれる前記拠点識別情報、前記供給損失記憶手段が記憶している前記供給損失情報、及び前記送電損失記憶手段が記憶している前記送電損失情報を用いて、前記配電網の電力を充電すべき前記蓄電池を定め、定めた前記蓄電池の前記電池制御手段を制御して、前記蓄電池に前記配電網の電力を蓄電させる蓄電池決定手段と、
    を備える電力制御システム。
  11. 互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
    前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
    前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
    を有する配電系統において、前記蓄電池を制御するコンピュータによって実行される蓄電池制御方法であって、
    前記複数の拠点には、前記拠点を他の前記拠点から識別する拠点識別情報が予め与えられており、
    電力消費情報は、前記配電網の電力を消費する旨を示し、かつ電力を消費する前記拠点の前記拠点識別情報を含んでおり、
    前記コンピュータは、前記蓄電池別に、前記蓄電池から前記配電網までの電力損失の割合を示す供給損失情報を、前記蓄電池が位置している前記拠点の前記拠点識別情報に対応付けて記憶する供給損失記憶手段を備え、
    当該電池制御方法は、
    いずれかの拠点から、前記電力消費情報を受信し、
    前記電力消費情報を受信したときに、前記電力消費情報に含まれる前記拠点識別情報、及び前記供給損失記憶手段が記憶している前記供給損失情報を用いて、前記配電網に電力を供給すべき前記蓄電池を定め、
    定めた前記蓄電池を前記配電網に対して放電させる蓄電池制御方法。
  12. 互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
    前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
    前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
    を有する配電系統において、前記蓄電池を制御するコンピュータによって実行される蓄電池制御方法であって、
    前記コンピュータは、前記蓄電池別に、前記蓄電池の充放電回数を含む前記蓄電池の状態を示す情報である電池情報を記憶する電池情報記憶手段を備え、
    当該電池制御方法は、
    いずれかの拠点から、前記配電網の電力を消費する旨を示す電力消費情報を受信し、
    前記電力消費情報を受信したときに、前記電池情報記憶手段が記憶している前記電池情報が示す蓄電池の充放電回数を用いて前記配電網に電力を供給すべき前記蓄電池を定め、
    定めた前記蓄電池を前記配電網に対して放電させる蓄電池制御方法。
  13. 互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
    前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
    前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された発電装置と、
    前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
    を有する配電系統において、前記蓄電池を制御するコンピュータによって実行される蓄電池制御方法であって、
    前記複数の拠点には、互いに異なる拠点識別情報が予め与えられており、
    電力供給情報は、余剰電力を前記配電網に供給する旨を示し、かつ余剰電力を前記配電網に供給する前記発電装置を有する前記拠点の前記拠点識別情報を含んでおり、
    前記コンピュータは、
    前記拠点別に、他の前記拠点との間での前記配電網における送電損失の割合を示す送電損失情報を、前記拠点識別情報に対応付けて記憶する送電損失記憶手段と、
    前記蓄電池別に、前記蓄電池から前記配電網までの電力損失の割合を示す供給損失情報を、前記蓄電池が位置している前記拠点の前記拠点識別情報に対応付けて記憶する供給損失記憶手段と、
    を備え、
    当該蓄電池制御方法は、
    いずれかの拠点から、前記電力供給情報を受信し、
    前記電力供給情報を受信したときに、受信した前記電力供給情報に含まれる前記拠点識別情報、前記供給損失記憶手段が記憶している前記供給損失情報、及び前記送電損失記憶手段が記憶している前記送電損失情報を用いて、前記配電網の電力を充電すべき前記蓄電池を定め、
    定めた前記蓄電池に前記配電網の電力を蓄電させる蓄電池制御方法。
  14. コンピュータを、配電系統に設けられた蓄電池を制御する電力制御装置として機能させるためのプログラムであって、
    前記配電系統は、
    互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
    前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
    前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
    を有しており、
    前記複数の拠点には、前記拠点を他の前記拠点から識別する拠点識別情報が予め与えられており、
    電力消費情報は、前記配電網の電力を消費する旨を示し、かつ電力を使用する前記拠点の前記拠点識別情報を含み、
    前記コンピュータは、前記蓄電池別に、前記蓄電池から前記配電網までの電力損失の割合を示す供給損失情報を、前記蓄電池が位置している前記拠点の前記拠点識別情報に対応付けて記憶する供給損失記憶手段を備え、
    前記コンピュータに、
    いずれかの拠点から、前記電力消費情報を受信する機能と、
    前記電力消費情報を受信したときに、受信した前記電力消費情報に含まれる前記拠点識別情報、及び前記供給損失記憶手段が記憶している前記供給損失情報を用いて、前記配電網に電力を供給すべき前記蓄電池を定める機能と、
    定めた前記蓄電池を前記配電網に対して放電させる機能と、
    を実現させるプログラム。
  15. コンピュータを、配電系統に設けられた蓄電池を制御する電力制御装置として機能させるためのプログラムであって、
    前記配電系統は、
    互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
    前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
    前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
    を有しており、
    前記コンピュータは、前記蓄電池別に、前記蓄電池の充放電回数を含む前記蓄電池の状態を示す電池情報を記憶する電池情報記憶手段を備え、
    前記コンピュータに、
    いずれかの拠点から、前記配電網の電力を消費する旨を示す電力消費情報を受信する機能と、
    前記電力消費情報を受信したときに、前記電池情報記憶手段が記憶している前記電池情報が示す蓄電池の充放電回数を用いて前記配電網に電力を供給すべき前記蓄電池を定める機能と、
    定めた前記蓄電池を前記配電網に対して放電させる機能と、
    を実現させるプログラム。
  16. コンピュータを、配電系統に設けられた蓄電池を制御する電力制御装置として機能させるためのプログラムであって、
    前記配電系統は、
    互いに異なる場所に位置しており、電力を使用する複数の拠点と、
    前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された蓄電池と、
    前記複数の拠点の少なくとも一つに設置された発電装置と、
    前記複数の拠点を結ぶ配電網と、
    を有しており、
    前記複数の拠点には、互いに異なる拠点識別情報が予め与えられており、
    電力供給情報は、余剰電力を前記配電網に供給する旨を示し、かつ余剰電力を前記配電網に供給する前記発電装置を有する前記拠点の前記拠点識別情報を含んでおり、
    前記コンピュータは、
    前記拠点別に、他の前記拠点との間での前記配電網における送電損失の割合を示す送電損失情報を、前記拠点識別情報に対応付けて記憶する送電損失記憶手段と、
    前記蓄電池別に、前記蓄電池から前記配電網までの電力損失の割合を示す供給損失情報を、前記蓄電池が位置している前記拠点の前記拠点識別情報に対応付けて記憶する供給損失記憶手段と、
    を備え、
    前記コンピュータに、
    いずれかの拠点から、前記電力供給情報を受信する機能と、
    前記電力供給情報を受信したときに、受信した前記電力供給情報に含まれる前記拠点識別情報、前記供給損失記憶手段が記憶している前記供給損失情報、及び前記送電損失記憶手段が記憶している前記送電損失情報を用いて、前記配電網の電力を充電すべき前記蓄電池を定める機能と、
    定めた前記蓄電池に前記配電網の電力を蓄電させる機能と、
    を実現させるプログラム。
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