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JP5577055B2 - 操作装置のボールチェーン - Google Patents
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この発明は、横型ブラインド、縦型ブラインド、ロールスクリーン、網戸、上下スライド窓、オーニング、天窓、物干し竿の昇降装置等の操作コードとして使用するボールチェーンに関するものである。
横型ブラインドの一種類として、ヘッドボックスの一端に回動可能に支持されたプーリーに無端状のボールチェーンを掛装し、そのボールチェーンを操作してプーリーを回転させることにより、スラットを昇降操作及び角度調節可能としたものがある。
ボールチェーンは、例えば合成樹脂で紐状に形成されたコードに対し、同じく合成樹脂のボールを等間隔に成形して固定したものである。そして、プーリーの周面に等間隔に形成された凹部に各ボールを順次係合させてプーリーを回転駆動可能となっている。
このようなボールチェーンは、多数のボールを成形して取着したコードの両端をコネクタで連結して無端状とする構成が一般的である。また、プーリーに対しボールチェーンを繰り返し周回させてスラットの昇降操作を行う横型ブラインドの場合には、ボールチェーンの結合部のボール形状及びボール間隔は他の部分のボール形状及びボール間隔と同一とする必要がある。
このような場合には、結合部のボールを2分割し、その分割部を互いに嵌合してボールを構成するものが提案されている。(特許文献1参照)
特開2003−184456号
上記のように無端状のボールチェーンがプーリーから垂下されていると、そのボールチェーンの無端縁が室内を移動する居住者やその他の移動物体に引っ掛かることがある。
そこで、無端状のボールチェーンを構成する連結部には、通常の操作時に作用する引張り力を超えるような過大な引張り力が作用するときには、その引張り力により分断されて居住者の安全を確保し、かつボールチェーンが掛装されるプーリー等の損傷を未然に防止するフェイルセーフ機能を備えることが必要である。
また、ボールチェーンにフェイルセーフ機能を備えた連結部を備えた場合でも、ボールチェーンに過大な引張り力が作用したとき、連結部が分断されない場合がある。その一例を図18に従って説明する。
プーリー1にボールチェーン2が掛装され、そのボールチェーン2は連結部3で連結されて無端状に形成されている。そして、プーリー1の上部及び後側部はガイド4で覆われて、ボールチェーン2のプーリー1からの脱落が防止される。
このようなボールチェーン2において、連結部3がプーリー1に係合している状態でボールチェーン2の無端縁が居住者やその他の移動物体に引っ掛かると、プーリー1から垂下されるボールチェーン2の双方に矢印方向の引張り力Fが作用する。
このとき、プーリー1に掛装されたボールチェーン2の一方がガイド端部4aに係合し、他方はボールチェーン2の各ボール5がプーリー1の突部6に係合しているため、連結部3には引張り力Fが十分に作用しない。この結果、連結部3が分断されず、フェイルセーフ機能が作用しない。
この発明の目的は、フェイルセーフ機能を備えた連結部の周回位置に関わらず、フェイルセーフ機能を発揮し得るボールチェーンを提供することにある。
請求項1では、コード上に合成樹脂のボールを等間隔に成形して固着し、該コードの両端部を前記ボールと同一外形形状の連結部で連結して無端状のボールチェーンを形成し、前記ボールチェーンをプーリーに掛装して垂下し、前記ボールチェーンの操作により前記プーリーを回転駆動して日射遮蔽材を操作する日射遮蔽装置において、前記連結部に弾性的に嵌脱可能とした嵌合部を備え、前記連結部を前記ボールチェーンの全長に亘って少なくとも2箇所設け、前記各連結部の間隔は、前記プーリーに係合するボールチェーンの長さ以上とした。
請求項2では、前記ボールチェーンの全長に亘って前記連結部を2箇所に設け、前記連結部の間隔を前記プーリーの外周長以上とした。
請求項3では、前記ボールチェーンの全長に亘って前記連結部を2箇所に設け、前記ボールチェーンをプーリーに掛装するとともに該プーリーの外周部両側から垂下し、前記連結部の間隔を前記プーリーの外周長の1/2以上とした。
請求項4では、前記ボールチェーンの全長に亘って前記連結部を2箇所に設け、前記ボールチェーンがプーリーからガイド部材を経て引き出されるとき、前記連結部の間隔を、前記プーリー及びガイド部材に係合するボールチェーンの長さ以上とした。
請求項5では、前記連結部の間隔を、前記ボールチェーンの全長の1/2の長さ以外の間隔とした。
請求項6では、前記ボールチェーンの全長に亘って前記連結部を3箇所以上に設け、前記連結部を等間隔に設けた。
本発明によれば、フェイルセーフ機能を備えた連結部の周回位置に関わらず、フェイルセーフ機能を発揮し得るボールチェーンを提供することができる。
一実施形態の横型ブラインドの操作装置を示す断面図である。 一実施形態の横型ブラインドの操作装置を示す断面図である。 ボールチェーンを示す正面図である。 連結部を示す断面図である。 連結部を示す分解斜視図である。 第一の連結部材を示す正面図である。 第一の連結部材を示す平面図である。 第一の連結部材を示す側面図である。 図6におけるC−C線断面図である。 第二の連結部材を示す正面図である。 第二の連結部材を示す背面図である。 図10におけるD−D線断面図である。 図10におけるE−E線断面図である。 図12におけるF−F線断面図である。 連結部材の嵌合状態を示す断面図である。 別例を示す正面図である。 別例を示す正面図である。 従来例を示す断面図である。
以下、この発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。図1は、横型ブラインドの操作装置を示し、ヘッドボックスの一端に取着されたケース11にプーリー12が回転可能に支持されている。
前記プーリー12には無端状のボールチェーン13が掛装され、前記ケース11にはプーリー12の上方から後方にかけてガイド14が形成されて、プーリー12からのボールチェーン13の脱落が防止されている。
前記ボールチェーン13の後方において、前記ガイド14の下端部はプーリー12の外周面に沿って同プーリー12の下縁近傍まで延設されて、断面嘴状に突出するガイド端部14aが形成されている。
前記ボールチェーン13は常にはプーリー12から垂下され、操作時にはボールチェーン13の一方が下方あるいは図1に鎖線で示すように室内側に向かって斜め下方に引かれる。そして、ボールチェーン13の操作によりプーリー12が回転されると、ヘッドボックス内に配設されるスラット昇降装置及びスラット角度調節装置を介してスラットが昇降され、あるいは角度調節される。
前記ボールチェーン13は連結部17a,17bにより2箇所で連結されて、無端状に形成されている。そして、図1及び図2に示すように、連結部17a,17bの間隔は、連結部17a,17bの一方がプーリー12に係合するとき、他方はプーリー12に係合しない位置となるように設定されている。
次に、前記ボールチェーン13の具体的構成を図3〜図15に従って説明する。図3に示すように、前記ボールチェーン13はポリエステルのコード15上に等間隔に合成樹脂のボール16が成形されている。各ボール16はコード15の表面上に成形機で長球状の充実体を成形したものであり、各ボール16がコード15に対し移動不能に固着されている。
前記コード15は、2つの連結部17a,17bで連結されて無端状のボールチェーン13が構成される。前記連結部17a,17bは同一構成であるので、連結部17aについてその構成を説明する。
図4及び図5に示すように、連結部17aは同一構成の2つの第一の連結部材41の一端部に設けられた第一の嵌合部43を筒状の第二の連結部材(第二の嵌合部)42で連結した構成である。
前記第一の連結部材41は、図5に示すように、前記コード15と同一材質の連結コード19の一端に前記ボール16の半分の形状の半球部20がアウトサート成型され、他端には前記第一の嵌合部43が形成されている。前記半球部20と第一の嵌合部43との間に前記ボール16と同形状のボール44が固着され、前記第一の嵌合部43とボール44との間隔及びボール44と半球部20との間隔は、前記ボール16の間隔と同一である。
前記半球部20及び第一の嵌合部43は、前記ボール16と同一の合成樹脂で前記連結コード19の両端部に成形される。
前記第一の嵌合部43の基端部は、前記ボール16の端部と同様な半球状に形成され、第一の嵌合部43の先端部には、丸軸状の嵌合突部45が形成されている。
前記嵌合突部45の先端部の外周面上には、図5〜図8に示すように、丸軸の中心に対し線対称状に膨径部46が形成され、その膨径部46の中間には断面半円状の凹条47がそれぞれ形成されている。
前記嵌合突部45の基端部には、図5及び図9に示すように、丸軸の径方向に突出する回動規制部48が中心に対し線対称状に形成されている。また、各回動規制部48は、前記丸軸の中心に対し前記凹条47から周方向に45度隔てた位置に形成される。
前記第二の連結部材42は、前記第一の嵌合部43及びボール16,44と同一の合成樹脂で円筒状に成形されて嵌合孔を備えた第二の嵌合部として形成され、図10及び図11に示すように、両側の開口部49a,49bは前記嵌合突部45の膨径部46を含む先端部を挿入可能とした俵形に形成されている。また、開口部49a,49bは、その俵形の方向が円筒の中心に対し互いに90度回転した形状となっている。
前記第二の連結部材42の内部には、前記嵌合突部45の先端部を回動可能とする径を備えた円形孔50が形成されている。そして、開口部49aの俵形の短軸方向の開口縁には、前記膨径部46の円形孔50からの抜けを妨げる係止部51a,51bがそれぞれ形成され、開口部49bの俵形の短軸方向の開口縁には、前記膨径部46の円形孔50からの抜けを妨げる係止部51c,51dがそれぞれ形成されている。
また、前記係止部51a,51cの内側において、前記円形孔50の内周面には前記凹条47に係合する突条52がそれぞれ形成されている。
前記第一の連結部材41と第二の連結部材42とを連結するには、第一の嵌合部43の嵌合突部45を第二の連結部材42の開口部49aに挿入し、第一の嵌合部43を第二の連結部材42に対し時計方向に90度回動する。すると、嵌合突部45の凹条47が円形孔50内の突条52に係合し、回動規制部48が開口部49aの俵形の角部から隣の角部まで移動して、図15に示すように位置決めされる。
また、第二の連結部材42の他方の開口部49bにも同様に第一の連結部材41の嵌合突部45を挿入して90度回動させて位置決めする。すると、図4に示すように、第二の連結部材42を介して第一の連結部材41が連結される。
この状態では、各第一の連結部材の嵌合突部45の膨径部46が第二の連結部材42の係止部51a〜51dに係合して、第二の連結部材42の円形孔50内に保持される。
この保持力は、通常のスラット昇降操作及びスラット角度調節操作時にボールチェーン13に作用する通常の引張り力では、嵌合突部45が第二の連結部材42から外れることがないように設定されている。そして、ボールチェーン13に通常の引張り力を超える大きな引張り力が作用したときに限り、第二の連結部材42の合成樹脂の弾性により、嵌合突部45の膨径部46により第二の連結部材42の開口部49a,49bが押し広げられて、嵌合突部45が第二の連結部材42から外れるようになっている。
また、第二の連結部材42の両側に第一の嵌合部43を嵌合した状態での外形形状は、前記ボール16と同一形状となるように形成されている。
前記第一の連結部材41の半球部20は、前記コード15の両端にアウトサート成型された半球部16aに溶着固定されて、前記ボール16と同一形状のボールが形成される。そして、前記第一の連結部材41を第二の連結部材42で連結すると、無端状のボールチェーン13が形成される。
このように構成されたボールチェーン13では、そのコード15及び前記連結部17a,17bの連結コード19の全長に亘って同一形状のボールが同一間隔で形成される。従って、ボールチェーン13はプーリー12に対し制限なく周回可能である。
次に、上記のようなボールチェーン13を備えた横型ブラインドの作用を説明する。図1に示すようにプーリー12から垂下されるボールチェーン13を操作してプーリー12を回転操作すると、スラットが昇降され、あるいは回動される。
このとき、連結部17a,17bはいずれもプーリー12に係合しないか、あるいは図1に示すように、一方がプーリー12に係合していると、他方はプーリー12に係合しない。
ボールチェーン13の無端縁が居住者やその他の移動物体に引っ掛かり、例えば図2に示すようにボールチェーン13が室外側に向かって斜めに引かれるとき、ボールチェーン13の双方に矢印方向の引張り力Fが作用する。
このとき、連結部17a,17bのいずれもプーリー12に係合していなければ、連結部17a,17bの少なくともいずれかが分断される。また、図2に示すように、連結部17aがプーリー12に係合している状態では、引張り力Fはガイド端部14a及びプーリー12の突部12aに作用して連結部17aに作用し難い。従って、連結部17aは分断され難いが、連結部17bはプーリー12に係合していないので、引張り力Fにより分断される。
同様に、連結部17bがプーリー12に係合しているときには、連結部17aがプーリー12に係合しないので、連結部17aが分断される。
図16は、ボールチェーン13がガイド14でプーリー12の下方まで案内されず、ボールチェーン13がプーリー12の外周部両側から垂下される場合を示す。この場合には、ボールチェーン13はプーリー12の外周長のほぼ1/2の長さでプーリー12に係合するため、連結部17a,17bはプーリー12の外周長の1/2を超える間隔を隔てて位置させる。すると、ボールチェーン13の双方に矢印方向の引張り力Fが作用するとき、連結部17a,17bのいずれかが分断される。
上記のように構成されたボールチェーン13では、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)ボールチェーン13に通常の引張り力を超える大きな引張り力が作用したとき、連結部17a,17bの少なくともいずれかを確実に分断させることができる。従って、ボールチェーン13の無端縁が室内を移動する居住者やその他の移動物体に引っ掛かったとき、ボールチェーン13を連結部17a,17bの少なくともいずれかで分断して居住者の安全を確保し、かつボールチェーン13が掛装されるプーリー12等の損傷を未然に防止することができる。
(2)連結部17a,17bの間隔を、プーリー12に係合するボールチェーン13の長さ以上とすることにより、大きな引張り力が作用したとき、連結部17a,17bの少なくともいずれかを分断させることができる。
(3)ボールチェーン13がプーリー12からガイド端部14a等のガイド部材を経て引き出されるとき、連結部17a,17bの間隔を、プーリー12及び同プーリー12からガイド部材に係合するボールチェーン13の長さ以上とする。すると、大きな引張り力が作用したとき、連結部17a,17bの少なくともいずれかを分断させることができる。
(4)連結部17a,17bの間隔を、プーリー12の外周長以上とすることにより、大きな引張り力が作用したとき、連結部17a,17bの少なくともいずれかを分断させることができる。
(5)図16に示すように、ボールチェーン13がプーリー12の外周部両側から垂下される場合には、連結部17a,17bの間隔がプーリー12の外周長の1/2以上となるように、第一の連結部材41の半球部20をコード15の端部の半球部16aに溶着する。このような構成により、大きな引張り力が作用したとき、連結部17a,17bの少なくともいずれかを分断させることができる。
上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・連結部を3つ以上とし、各連結部の間隔を均等としてもよい。
・2つの連結部17a,17bの一方がプーリー12の頂部に位置し、他方がボールチェーン13の無端縁に位置すると、その無端縁に室内を移動する居住者やその他の移動物体が引っ掛かったとき、両連結部に引張り力が十分に作用しないことがある。そこで、2つの連結部17a,17bの間隔は、ボールチェーン13の全長の1/2の長さ以外の間隔とすることが望ましい。
・図17に示すように、プーリー12の外周長の1/2以上の間隔Aを隔てた位置に連結部17a,17bが位置するように、2本のコードの両端に第一の嵌合部43をアウトサート成型し、その第一の嵌合部43を第二の連結部材42で連結するようにしてもよい。
・上記実施形態において、半球部16aと半球部20の接合面を、半球部16aと半球部20の軸心に対し斜めとして、接合面の面積を増大させるようにしてもよい。
12…プーリー、13…ボールチェーン、14a…ガイド部材(ガイド端部)、15…コード、16…ボール、17a,17b…連結部。

Claims (6)

  1. コード上に合成樹脂のボールを等間隔に成形して固着し、該コードの両端部を前記ボールと同一外形形状の連結部で連結して無端状のボールチェーンを形成し、前記ボールチェーンをプーリーに掛装して垂下し、前記ボールチェーンの操作により前記プーリーを回転駆動する操作装置において、
    前記連結部に弾性的に嵌脱可能とした嵌合部を備え、前記連結部を前記ボールチェーンの全長に亘って少なくとも2箇所設け、前記各連結部の間隔は、前記プーリーに係合するボールチェーンの長さ以上としたことを特徴とする操作装置のボールチェーン。
  2. 前記ボールチェーンの全長に亘って前記連結部を2箇所に設け、前記連結部の間隔を前記プーリーの外周長以上としたことを特徴とする請求項1記載の操作装置のボールチェーン。
  3. 前記ボールチェーンの全長に亘って前記連結部を2箇所に設け、前記ボールチェーンをプーリーに掛装するとともに該プーリーの外周部両側から垂下し、前記連結部の間隔を前記プーリーの外周長の1/2以上としたことを特徴とする請求項1記載の操作装置のボールチェーン。
  4. 前記ボールチェーンの全長に亘って前記連結部を2箇所に設け、前記ボールチェーンがプーリーからガイド部材を経て引き出されるとき、前記連結部の間隔を、前記プーリー及びガイド部材に係合するボールチェーンの長さ以上としたことを特徴とする請求項1記載の操作装置のボールチェーン。
  5. 前記連結部の間隔を、前記ボールチェーンの全長の1/2の長さ以外の間隔としたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の操作装置のボールチェーン。
  6. 前記ボールチェーンの全長に亘って前記連結部を3箇所以上に設け、前記連結部を等間隔に設けたことを特徴とする請求項1記載の操作装置のボールチェーン。
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