JP5625250B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
これは、絶縁層から大気中にガスが放散されるのを、配線層の導体が妨げるために、結果としてこのような現象が生じると考えられる。
しかし、ポリイミド系の材料などでは吸湿性が大きいという問題がある。
このような方策により、発生したガスを効果的に放散することができ、加熱工程においてもふくれや剥離の発生し難い半導体パッケージ用多層基板が提案されている。
すなわち、半導体パッケージ用基板の反りによって、半導体のベアチップ実装またはマザーボードへの実装である、FC(フリップチップ)実装や、BGA実装、LGA実装などにおいて、各端子と対応する接続用パッドの接続が充分ではない状態となることがあり、これが接続信頼性を低下させる。
しかし、この方法では、折り曲げ部から異物が発生したり、多層配線板の場合、層間剥離が起きやすくなったりする問題がある。
この方法では、絶縁層の硬化収縮に伴う反りを抑制する事を目的としているが、硬化収縮するタイミングが、早い段階か遅い段階かで変わるだけであり、最終的に蓄積される内部応力に変化はなく、反りを根本的に解決する施策ではないと考えられる。
第1の多層配線基板は、開口の配線層に占める割合が、前記第1の多層配線基板の導体層の面内の中央側が低く周辺側が高いという第1の多層配線基板の特徴と、
第3の多層配線基板は、配線層に占める該開口の割合が、前記第3の多層配線基板の厚さ方向の中心側に在る層では低く、外側に在る層では高く形成されているという第3の多層配線基板の特徴とが組み合わされていることを特徴とする半導体装置である。
具体例としては、図1や表1に示すように、導体面を幾つかの領域に分け、それらの領域ごとに開口率を規定する事が有効である。中央側の剛性が高い事により、基板中央付近の反りが抑えられる。
なお、この開口率は開口のサイズ、数、ピッチ、又、配置などを適宜変更する事により調整が出来る。本発明では、この開口率は5〜60%が良好であり、また10〜30%がさらに好適である。本発明では、位置ごとに他の領域と比較して開口率を高く、あるいは低く設定する事が出来るが、導体層や絶縁層の材質、また配線パターンに応じて、適宜、最適化することが望ましい。
尚、第4の多層配線基板や第5の多層配線基板、また後述する第6の多層配線基板に係る発明は、技術思想としては、第2の多層配線基板と共通するところがある。第2の多層配線基板の場合は開口の配置をマクロ的に放射状としたものであり、一方この場合は、ミクロ的に個別の開口が放射方向を向いたものである。効果としても同等であり、残導体部が放射状に走っているために、剛性の高い領域が反りの抑制を担っている。
即ち、開口の形状は設計、加工、配置の便を考慮して、図7に例示したように種々に適宜変形する事が出来る。図7の矢印が方向性を表しており、開口の形成領域および開口の残し部(非形成領域)にてミクロ領域での剛性を規定するものである。
また、高周波伝送の信号伝送部は、高密度な配線ルールとなることが多く、配線が細いため、この部分に開口を配置すると、機械的な強度が低下する。このため、上記部分に選択的に開口を配置しない事によって信頼性が高い多層基板を提供できる。
又、これまでの項ではあえて、高速信号が流れるシグナル部の領域を意識しないで、残導体率(1―開口率)を記述してきたが、反りを効果的に抑制する為には、シグナル層を含めて残導体率を算出することが望ましい。
これらの特性により、絶縁機能を維持した上で、薄くすることができる。これにより、基板の薄化、軽量化に有効である。
本発明に関わる配線層の材料としては、銅やアルミニウムなどの金属や、カーボンナノチューブ、あるいは導電性高分子のような導電性材料を用いることができる。
また、ソルダーレジストとしては、半導体パッケージ用として各社から販売されている公知のものを用いる事が出来る。
次に、配線層21と配線層51をそれぞれ配置し、パターニングを行う。同様の方法で絶縁層12、52が形成され、配線層11、61も形成される。
具体的には、最初に厚くめっきして形成した金属膜をフォトリソグラフィー法でパターニングして配線パターンを形成するサブトラクティブ工法や、薄く無電解めっきをして形成した金属膜の上に、フォトリソグラフィー法によりレジストのパターンを形成し、該レジストのないところに電解めっきにより厚く金属パターンを形成した後にレジストを除去し、さらに全体をエッチングして、薄い無電解めっき層を除去することで、配線パターンを形成するセミアディティブ工法などを適用して形成してもよい。また、カーボンナノチューブや、導電性有機高分子材料などを、コーティングなどの工法や、スパッタなどの装置を用いた工法で膜形成し、フォトリソグラフィー法などによって、配線パターンを形成してもよい。
すなわち、まず、該半導体チップと該多層プリント配線板とを電気的に接続するため、配線層11、61に、配置された接続部となるパッドの部分にソルダーレジスト105の開口を設けた。全体を金めっき浴につけることにより、該パッド用開口に選択的に金メッキを行った。開口の表面処理には銀やパラジウム合金などのめっきを施して用いてもよい。また、これらの金属が、下地となる導体に拡散するのを防止するためや、硬度を高めるために、ニッケルまたはニッケル合金などのめっきを前記金や銀やパラジウム合金などのめっきの前に施してもよい。
次に配線層11の該パッド上にSn−Ag−Cu系はんだを印刷して形成した後、前記はんだリフローを行い、該半導体チップと接続するためのはんだバンプの形成を行った
その後さらに、積層、ビア形成、パターニングを行い6層基材を作製した。また、最表面にソルダーレジストのパターンを形成し、表面処理としてはNi/Auめっきを行った。半導体チップ側にハンダバンプを形成した。基板のサイズは40mm角とした。
層内の配置は図6(b)の様に個々の開口は、多層配線基板の領域それぞれで、多層配線基板の面の中心から各辺に向かう方向の垂直方向に向いた長丸形状として、層ごとの開口率を規定した。多層配線基板の断面の様子を模式的に描くと図9の様になり、各層の開口率を、導体層11,61については40%に、導体層21,51については30%に、また導体層31,41については20%とした。
結局、本発明によると、反りを有効に低減する事が出来、また実装性も向上させる事が出来た。
4A、4B、4C、9A、9B ・・・開口を形成する層の区分けの一つ
100 ・・・基板
11、21、31、41、51、61 ・・・配線層
102、12、22、32、42、52、62 ・・・絶縁層
103、13、23、33、43、53、63 ・・・開口
14、24、34、44、54 ・・・ビア
105 ・・・ソルダーレジスト
106 ・・・シグナル層
107 ・・・電源もしくはグランド層
r ・・・曲率半径
Claims (1)
- 導体層と絶縁層とが積層されており、該導体層は配線層及び、電源またはグランド層を有しており、該電源またはグランド層にはこれらを厚さ方向に貫く開口が形成されている多層配線基板において、
第1の多層配線基板は、開口の配線層に占める割合が、前記第1の多層配線基板の導体層の面内の中央側が低く周辺側が高いという第1の多層配線基板の特徴と、
第3の多層配線基板は、配線層に占める該開口の割合が、前記第3の多層配線基板の厚さ方向の中心側に在る層では低く、外側に在る層では高く形成されているという第3の多層配線基板の特徴とが組み合わされていることを特徴とする半導体装置。
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