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JP5634136B2 - 光スイッチシステム、光スイッチシステム管理制御装置、及び管理制御方法 - Google Patents
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光スイッチシステム、光スイッチシステム管理制御装置、及び管理制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、フォトニックNWにおける光ノードを構成する光スイッチシステムに関するものである。
図1に、従来のフォトニックNWの構成例を示す。図1に示すように、フォトニックNWは、複数の光ノード、光ノード間を接続する光ファイバで構成される。
フォトニックNWを介してクライアント信号を転送する場合には、信号を送信する光ノードにてクライアント信号を光信号に変換して、変換した光信号を、上記送信する光ノードから、光信号を受信する光ノードまで電気に変換することなく転送して、当該受信する光ノードにて光信号からクライアントの信号に変換する。この際、送信光ノードから受信光ノードまでの光信号の経路を光パスと呼び、光信号を光パス信号と呼ぶ。
図1のフォトニックNWでは光ノードにROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)ノードを用いている。ROADMノードは、隣接したROADMノードから転送された波長多重信号(WDM信号)から、波長単位で光パス信号の分岐・挿入を行い、別の隣接したROADMノードに波長多重信号を転送できるノードである。ROADMノードには、2つの隣接したROADMノードと接続できる2-degree ROADM と、3つ以上の隣接したROADMノードと接続できるMulti-degree ROADM があり、これらのROADMノードにより、リングNW、マルチリングNW、メッシュNWを構築することができる。なお、2-degree ROADM、Multi-degree ROADM等におけるdegree とは方路数の意味であり、当該 ROADMノードが接続できる隣接したROADMノードの数に相当する。
図2に、従来のMulti-degree ROADMノードの構成例を示す。図2に示すように、このMulti-degree ROADMノードは、隣接ノードに送信する、又は、隣接ノードから受信したWDM信号を増幅する光アンプ1と、クライアント信号を光パス信号に変換して送信する送信機2と、光パス信号を受信してクライアント信号に変換する受信機3と、光パス信号の経路を切替える手段で構成される。
図2に示す構成例では、光パス信号の経路を切替える手段として、光カプラ4、1x9 WSS5、及び、9x1 WSS6を用いている。ここでWSS(Wavelength Selective Switch:波長選択スイッチ)とは、各入出力ポートにおいてWDM信号を入出力して、スイッチ内では波長単位で入力又は出力ポートを選択することができるスイッチである。入力1ポート出力9ポートのWSSが1x9 WSS であり、入力9ポート出力1ポートのWSSが9x1 WSS である。
図2に示す構成例では、送信機2において任意の波長の光パス信号を送信し、且つ、受信機3において任意の波長の光パス信号を受信できるカラーレス機能を備えている。なお、光ノードの構成としては、図2に示す構成のほか、カラーレス機能の無いROADMノードや、2-degree のROADMノードが報告されている。
E. Bert. Basch, et.al, "Architectural Tradeoffs for Reconfigurable Dense Wavelength-Division Multiplexing Systems", IEEE J. of selected topics in Quantum electronics. Vol. 12 , No.4, JULY/AUGUST 2006
光ノード製造者は、光スイッチから製造して光ノードを作製する場合もあるが、通常、光スイッチ製造者から光スイッチを1つ、又は複数組み合わせた光スイッチシステムの提供を受けて、光ノードを製造する。しかしながら、この光スイッチシステムについて、以下の課題がある。
(1)ROADMノードのDegree 数が変わると、又、各種機能(カラーレス機能、ディレクションレス機能等)の有無によりノード構成が変わり、ROADMノードに用いられる光スイッチシステムの構成も変更になる。又、Degree数、各種機能の有無が同じであっても、図2の構成において、光カプラ4の代わりにWSS を用いる等、別の構成によりノードを作製する場合もあり、その場合、光スイッチシステムの構成も変更になる。
(2)ROADMノードの運用形態により、光スイッチシステムに必要な機能、制御が異なってくる。
このように、必要とされる光スイッチシステムが構成、及び、機能、制御の点で多様化すると、光スイッチシステム製造者は、光スイッチシステムを、光ノードに応じてそれぞれ別々に設計・製造する必要があり、コスト、時間ともに莫大なものになる。又、NWの運用形態が多様化しており、NW運用側で運用形態の変更を必要とする場合も発生するが、従来技術においては、光スイッチシステムの再設計・再製造を行う必要があり、運用形態の変更に時間、コストを要していた。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、様々な構成、又、様々な機能・制御の光スイッチシステムを低コスト、短時間で設計・製造を行うことができ、且つ、多様化するNWの運用形態に対して柔軟に対応できる光スイッチシステムを実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、フォトニックネットワークを構成する光ノードに用いられる光スイッチシステムであって、前記光スイッチシステムの機能を、光パスの分岐又は方路切替を行う分岐側方路切替SW機能部、光パスの挿入又は方路切替を行う合流側方路切替SW機能部、前記分岐側方路切替SW機能部で分岐した光パスを、受信機が接続されたポートに接続する分岐側波長割当SW機能部、及び、送信機が接続されたポートから入力された光パスを、前記合流側方路切替SW機能部に接続する合流側波長割当SW機能部に分類する管理モデルを用いて前記光スイッチシステムの管理制御を行う制御手段を有し、前記制御手段は、前記光スイッチシステム内の管理制御を前記管理モデル上で行う制御機能部と、前記管理モデル上の各機能部別に論理的な管理制御を行い、前記制御機能部の制御対象となる管理モデル機能部と、前記光スイッチシステムにおける前記管理モデル上の各機能部に対応する物理構成の情報を保持し、物理構成と前記管理モデル上の各機能部との間の変換を行う物理構成依存吸収機能部とを備え、前記制御手段は、前記光スイッチシステムの各機能部に対する制御手順を表す手順情報を保持し、当該手順情報に従った手順で、各機能部に対する制御を行う光スイッチ制御部であり、前記管理モデル機能部が、前記制御機能部からパス設定要求を受信し、設定すべき入出力ポート番号を抽出し、入出力ポート間でパス設定可能か否かを判断し、設定可能であるパスの設定要求を前記物理構成依存吸収機能部に送信し、当該物理構成依存吸収機能部が、設定すべき光デバイスとその光デバイスの入出力ポート番号を抽出することを特徴とする光スイッチシステムとして構成してもよい。
また、前記光スイッチシステムにおける前記制御手段は、前記光スイッチシステムの設定状態遷移条件を表す設定状態遷移情報を保持し、当該設定状態遷移情報に従って、設定状態遷移を行うように構成してもよい。
た、本発明は、フォトニックネットワークを構成する光ノードに用いられる光スイッチシステムの管理制御を行う光スイッチシステム管理制御装置であって、前記光スイッチシステムの機能を、光パスの分岐又は方路切替を行う分岐側方路切替SW機能部、光パスの挿入又は方路切替を行う合流側方路切替SW機能部、前記分岐側方路切替SW機能部で分岐した光パスを、受信機が接続されたポートに接続する分岐側波長割当SW機能部、及び、送信機が接続されたポートから入力された光パスを、前記合流側方路切替SW機能部に接続する合流側波長割当SW機能部に分類する管理モデルを用い、前記光スイッチシステム内の管理制御を前記管理モデル上で行う制御機能部と、前記管理モデル上の各機能部別に論理的な管理制御を行い、前記制御機能部の制御対象となる管理モデル機能部と、前記光スイッチシステムにおける前記管理モデル上の各機能部に対応する物理構成の情報を保持し、物理構成と前記管理モデル上の各機能部との間の変換を行う物理構成依存吸収機能部とを備え、前記光スイッチシステムの各機能部に対する制御手順を表す手順情報を保持し、当該手順情報に従った手順で、各機能部に対する制御を行うことで前記光スイッチシステムの管理制御を行う光スイッチシステム管理制御装置であり、前記管理モデル機能部が、前記制御機能部からパス設定要求を受信し、設定すべき入出力ポート番号を抽出し、入出力ポート間でパス設定可能か否かを判断し、設定可能であるパスの設定要求を前記物理構成依存吸収機能部に送信し、当該物理構成依存吸収機能部が、設定すべき光デバイスとその光デバイスの入出力ポート番号を抽出することを特徴とする光スイッチシステム管理制御装置として構成することもできる。
また、本発明は、上記の光スイッチシステムもしくは光スイッチシステム管理制御装置により行われる管理制御方法として構成することもできる。
本発明によれば、様々な構成、又、様々な機能・制御の光スイッチシステムを低コスト、短時間で設計・製造を行うことができ、且つ、多様化するNWの運用形態に対して柔軟に対応できる光スイッチシステムを実現することが可能となる。
従来のフォトニックNWの構成例を示す図である。 従来のMulti-degree ROADMノード10の構成例を示す図である。 光ノードの構成の一例を示す図である。 光ノードの構成の一例を示す図である。 光ノード300の管理モデルを示す図である。 光スイッチシステムに対する管理モデルの適用を説明するための図である。 管理モデル適用例1を示す図である。 管理モデル適用例2を示す図である。 管理モデル適用例3を示す図である。 管理モデル適用例4を示す図である。 管理モデル適用例5を示す図である。 管理モデルを適用した光スイッチシステムの構成例を示す図である。 管理モデルを適用した光スイッチシステムの詳細構成例を示す図である。 管理モデルを適用した場合の光パス設定手順の一例を示すシーケンス図である。 光スイッチシステムにモニタ機能を含む場合における管理モデルの適用例を説明するための図である。 光スイッチシステムにモニタ機能を含む場合における管理モデルの適用例を説明するための図である。 各機能部に対する制御手順を記載したテーブルの例を示す図である。 管理モデルを適用した光スイッチシステムの例を示す図である。 状態遷移の条件を記載したテーブルの例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態である実施例1〜実施例6を説明する。以下では、各実施例を分けて説明するが、これらの実施例は互いに組み合わせることが可能である。
(実施例1)
[光ノード構成,光スイッチシステム構成]
図3A、図3Bはそれぞれ、光ノードの構成の一例として、カラーレス機能を有する方路数3のMulti-degree ROADM のノード構成を示す図である。
図3A、図3Bに示す光ノード100、200は、光信号の送受信等を行うための構成として、いずれも、光アンプ、1x9 WSS、9x1 WSS、受信機、送信機を含む。
また、光ノード100、200は、光ノード全体を管理するノード管理制御部110、210を備え、ノード管理制御部から、送信機、受信機、光アンプ、光スイッチ等の制御を行う。ただし、通常、ノード管理制御部から全ての光スイッチを個別に制御を行わず、1つ、又は、複数の光スイッチをまとめた光スイッチシステムとして、ノード管理制御部からは光スイッチシステムに対して制御を行いノード管理制御部の処理の負荷を低減させる。尚、ノード管理制御部は、必ずしも光ノード内に備える必要はなく、光ノードの外部に備え、データ通信ネットワークを介して光ノードと接続する構成としてもよい。
光スイッチシステムにおける光スイッチの組み合わせ方法は様々であり、図3Aの構成では、光ノード100内にある全ての光スイッチをまとめて一つの光スイッチシステム101としており、図3Bの構成では、方路毎に1つの光スイッチシステムを設けており、この例では、光スイッチシステム201、202、203が備えられている。
光スイッチシステムは、光スイッチシステムの中にある1つ、あるいは、複数の光スイッチを管理、制御する光スイッチ制御部を有し、ノード管理制御部はこの光スイッチ制御部と通信を行い、各光スイッチシステムの制御を行う。図3Aの構成では、光スイッチシステム101に光スイッチ制御部111が備えられ、図3Bの構成では、光スイッチシステム201、202、203に、光スイッチ制御部211、212、213が備えられている。尚、光スイッチ制御部は、必ずしも光スイッチシステム内に備える必要はなく、光スイッチシステムの外部に備え、データ通信ネットワークを介して光スイッチシステムと接続する構成としてもよい。
[管理モデル]
図4は光ノード300の管理モデルを示している。管理モデルとは、光ノードを管理制御するにあたって、光ノードが備える機能構成を複数の機能に分類したモデルである。この管理モデルで分類された機能構成に基づき、光ノード300の管理制御が行われる。管理モデルを用いた管理制御の内容については、後の実施例において詳細に説明される。
図4に示すように、本実施例における管理モデルに基づき、光ノード300の機能は、
(1)隣接ノードから受信した波長多重信号を増幅、及び、隣接ノードへ送信する波長多重信号を増幅するアンプ機能部10;
(2)クライアント信号を光パス信号へ変換する送信機能部20;
(3)光パス信号をクライアント信号へ変換する受信機能部30;
(4)光パス信号の品質を測定するモニタ機能部40;
(5)隣接ノードから受信した波長多重信号から、光パス信号単位(波長単位)で、受信機能部30へ送る(分岐)又は異なる隣接ノードへ送る(方路切替)設定を行う方路切替SW(分岐)機能部50;
(6)隣接ノードへ送信する波長多重信号として、光パス信号単位で、送信機能部20から送られた信号を選択(挿入)、又は、隣接ノードから受信した信号を選択(方路切替)する設定を行う方路切替SW(合流)機能部60;
(7)方路切替SW(分岐)機能部50で分岐した光パス信号を、その光パス信号が受信する受信機が接続されたポートに接続する波長割当SW(分岐)機能部70;
(8)送信機が接続されたポートから入力された光パス信号を、方路切替SW(合流)機能部に接続する波長割当SW(合流)機能部80;
に分類される。
図4の中で、図3Aにおける光スイッチシステム101に相当する部分を、光スイッチシステム310として点線で示している。光スイッチシステム310は、方路切替SW(分岐)機能部50、方路切替SW(合流)機能部60、波長割当SW(分岐)機能部70、及び、波長割当SW(合流)機能部80の4つの機能を含む。尚、光スイッチシステム310に光アンプを含む場合はさらにアンプ機能部10を含むことになり、光スイッチシステム310に光パス信号の品質測定機能を含む場合はさらにモニタ機能部40を含むことになる。
又、図4では、光ノード310内における各機能部の光信号(光パス信号、又は光パス信号を波長多重した信号)の入出力ポートを示している。各SW機能部(50、60、70、80)の入出力ポートとしては、
(A)入力方路:方路切替SW(分岐)機能部50の入力;
(B)XC用出力方路:方路切替SW(分岐)機能部50の出力(方路切替SW(合流)機能部60側);
(C)XC用入力方路:方路切替SW(合流)機能部60の入力(方路切替SW(分岐)機能部50側);
(D)出力方路:方路切替SW(合流)機能部60の出力;
(E)受信ポート:波長割当SW(分岐)機能部70の出力;
(F)送信ポート:波長割当SW(合流)機能部80の入力;
(G)分岐用出力方路:方路切替SW(分岐)機能部50の出力(波長割当SW(分岐)機能部70側);
(H)挿入用入力方路:方路切替SW(合流)機能部60の入力(波長割当SW(合流)機能部80側);
(I)分岐用入力方路:波長割当SW(分岐)機能部70の入力;
(J)挿入用出力方路:波長割当SW(合流)機能部80の出力;
がある。
尚、図4の光スイッチシステム310では、光スイッチシステム310の入出力ポートとして、(A)入力方路1〜N(Nは方路数)、(D)出力方路1〜N(Nは方路数)、(E)受信ポート1〜M(Mは接続可能な受信機の個数)、(F)送信ポート1〜M (Mは接続可能な送信機の個数)で管理することになる。
図3Bの構成例のように光スイッチシステムが方路毎にある場合の管理モデル適用例を図5に示す。図4に記載の光スイッチシステムと同様に、この光スイッチシステムは、方路切替SW(分岐)機能部50、方路切替SW(合流)機能部60、波長割当SW(分岐)機能部70、波長割当SW(合流)機能部80の4つの機能部を有する。又、光信号の入出力ポートとしては、(A)入力方路、(D)出力方路はそれぞれ1本となり、(E)受信ポート1〜M(Mは接続可能な受信機の個数)、(F)送信ポート1〜M (Mは接続可能な送信機の個数)の他、(B)XC用出力方路1〜N(Nは方路数)、(C)XC用入力方路1〜N(Nは方路数)で管理することになる。
以下、様々な形態の光スイッチシステムに対しても本発明に係る管理モデルが適用できることを、例をあげて説明する。
[適用例1: 方路数M、カラーレス機能有りの場合]
図6Aは方路数M(=3)、カラーレス機能がある場合のノードにおいて、方路毎に光スイッチシステムがある場合を示している(図3Bと同一)。この場合、図中、1x9 WSS(1) を方路切替SW(分岐)機能部50、9x1 WSS(2) は方路切替SW(合流)機能部60、1x9 WSS(2), 及び 1x9 WSS(3) は波長割当SW(分岐)機能部70、9x1 WSS(2),及び 9x1 WSS(3) は波長割当SW(合流)機能部80として管理する。そして、管理モデル上、光スイッチシステムとしては、入力ポートは入力方路(A)、XC用入力方路(C)、送信ポート(F)で指定し、出力ポートは出力方路(D)、XC用出力方路(B)、受信ポート(E)で指定する。
[適用例2: 方路数M、カラーレス機能無しの場合]
図6Bは方路数M(=3)、カラーレス機能が無い場合のノードにおいて、方路毎に光スイッチシステムがある場合を示している。この場合、図中、1x9 WSS を方路切替SW(分岐)機能部50、9x1 WSS は方路切替SW(合流)機能部60、AWG(1)は波長割当SW(分岐)機能部70、AWG(2) は波長割当SW(合流)機能部80として管理する。そして、管理モデル上、光スイッチシステムとしては、入力ポートは入力方路(A)、XC用入力方路(C)、送信ポート(F)で指定し、出力ポートは出力方路(D)、XC用出力方路(B)、受信ポート(E)で指定する。
[適用例3: 方路数2, カラーレス機能有りの場合]
図6Cは方路数2、カラーレス機能がある場合のノードにおいて、方路毎に光スイッチシステムがある場合を示している。この場合、図中、光アンプ直後の1x2 光カプラが方路切替SW(分岐)機能部50、2x1 WSSは方路切替SW(合流)機能部60、1x9 WSSは波長割当SW(分岐)機能部70、9x1 WSSは波長割当SW(合流)機能部80(A)として管理する。そして、管理モデル上、光スイッチシステムとしては、入力ポートは入力方路(A)、XC用入力方路(C)、送信ポート(F)で指定し、出力ポートは出力方路(D)、XC用出力方路(B)、受信ポート(E)で指定する。
[適用例4: 方路数M, カラーレス/ディレクションレス機能有りの場合]
図6Dは方路数M(=3)、カラーレス及びディレクションレス機能がある場合のノードにおいて、図のように光スイッチシステム1、光スイッチシステム2を構成した場合の例を示している。ここでディレクションレス機能とは、受信機において任意の入力方路から入力された光パス信号を受信でき、且つ、送信機において任意の出力方路に光パス信号を送信できる機能である。
適用例1〜3と異なる点は、適用例1〜3は4つの機能部全てを有していたのに対して、光スイッチシステム1が、方路切替SW(分岐)機能部50、方路切替SW(合流)機能部60のみを有し、光スイッチシステム2が、波長割当SW(分岐)機能部70、波長割当SW(合流)機能部80のみを有する点が異なっている。
図6Dに示すとおり、光スイッチシステム1は、1x9 WSSを方路切替SW(分岐)機能部50、9x1 WSS を方路切替SW(合流)機能部60として管理する。そして、管理モデル上、入力ポートは入力方路(A)、XC用入力方路(C)、挿入用入力方路(H)で指定し、出力ポートは出力方路(D)、XC用出力方路(B)、分岐用出力方路(G)で指定する。
光スイッチシステム2は、1x9 WSS(1), 及び 9x1 WSS(1) は波長割当SW(合流)機能部70、9x1 WSS(2),及び 1x9 WSS(2) は波長割当SW(分岐)機能部80として管理する。そして、管理モデル上、入力ポートは分岐用入力方路(I)、送信ポート(F)で指定し、出力ポートは受信ポート(E)、挿入用出力方路(J)で指定する。
[適用例5: 方路切替機能と波長割当機能が同一デバイスで実現している場合]
図6Eは方路数M(=3)、カラーレス機能がある場合のノードの別構成の例を示している。適用例1と異なる点は、ポート数が多いWSSを用いて方路切替用と波長割当用を同一のWSSを用いて実現している点である。このようなノード構成の場合、1xN WSSを方路切替SW(分岐) 機能部50とし、出力ポートの一部を波長割当SW(分岐)機能部70として管理して、Nx1 WSSを方路切替SW(合流)機能部60とし、入力ポートの一部を波長割当SW(合流)機能部80として管理する。
以上のように光スイッチシステムに管理モデルを適用することで、様々な形態の光スイッチシステムに対して統一的に制御管理を行うことが可能となる。この為、光スイッチシステムの構成・機能・制御が変更されても、同一の光スイッチシステムの制御管理を実現でき、光スイッチシステムの設計・製造のコスト削減と時間短縮を実現することができる効果を奏する。
(実施例2)
[光スイッチシステム内部構成]
続いて、実施例1で説明した管理モデルを適用した際の光スイッチシステムの構成を説明する。図7A、7Bは管理モデルを用いた際の光スイッチシステムの構成を示している。
図7Aの例では、複数の光スイッチシステム401、402が備えられ、これらがノード管理制御部500と接続される。図7Bの例では、1つの光スイッチシステム400が備えられ、これがノード管理制御部500と接続される。ノード管理制御部500から光スイッチシステムの制御管理が行われる。
尚、管理モデルは光スイッチシステムに閉じたモデルではなく、光ノード全体に対して適用できるモデルである。この為、ノード管理制御部500から複数の光スイッチシステムを制御する際に、各々の光スイッチシステムに閉じた入出力ポート番号ではなく、ノード全体における入出力ポート番号で指定することができる。例えば、適用例1の場合、それぞれの光スイッチシステムの入力方路(A)(又は出力方路(D))に対して1,2,3・・・と番号を付与することにより、光スイッチシステム単体としては入力方路(A)(出力方路(D))の番号が異なるのみで他の内部処理は同じでよく、ノード管理制御部500としては各光スイッチシステムの入力方路(出力方路)の番号によりどの光スイッチシステムを制御すれば良いかが識別できる。つまり、管理モデルの適用により、複数の光スイッチシステムを統一的に管理できるようになる。
続いて、図7A、7Bに示した各光スイッチシステムの構成を説明する。各光スイッチシステム内の機能構成は同じであるため、ここでは、詳細構成が示された図7Bを参照して説明する。光スイッチシステム400は、IF機能部410、制御機能部420、管理モデル制御部430、物理構成依存吸収機能部440、デバイス依存吸収機能部450、デバイス460から構成される。尚、IF機能部410、制御機能部420、管理モデル制御部430、物理構成依存吸収機能部440、デバイス依存吸収機能部450で、図3A,3Bに例示した制御手段である光スイッチ制御部を構成している。光スイッチ制御部は、光スイッチシステム管理制御装置と称することもできる。
IF機能部410は、ノード管理制御部500のIF機能部510と通信を行う機能部である。
制御機能部420は、光スイッチシステム400の状態管理、制御を行う機能部である。具体的には、ノード管理制御部500からの要求に対して、光パス設定・削除等の光スイッチシステム400の制御を行ったり、光スイッチシステム400の状態(故障監視情報、性能監視情報)を通知したりする。尚、本実施例では、制御機能部420では、光スイッチシステム400内の物理構成やデバイスに依存せず、ノード管理モデルだけで論理的に制御・管理を行う。
管理モデル機能部430では、光スイッチシステム400における管理モデル上の各機能部別の制御管理を行う。管理モデル機能部430では光スイッチシステム400内の物理構成やデバイスに依存せず、入出力ポート、機能の有無等の論理的なパラメータのみに依存する制御・管理を行う。
物理構成依存吸収機能部440は、各機能部を実現する物理構成の情報を保持する。例えば、方路切替(分岐)SW機能部50を実現する物理構成として、WSSを用いる方法、光カプラを用いる方法等、様々な物理構成に対して、管理モデル上の各機能部をどのような物理構成で実現しているかの情報を保持する。そして、管理モデル機能部430からの管理モデル上での情報を物理構成上での情報に変換してデバイス依存吸収機能部450に伝達、又、デバイス依存吸収機能部450からの物理構成上での情報を管理モデル上の情報に変換して管理モデル機能部430に伝達する機能を有する。
デバイス依存吸収機能部450は、デバイスによる違いを吸収するための機能部である。すなわち、各物理構成を実現するデバイスは製造メーカ等が異なると、デバイスの制御コマンド等が異なるが、デバイス依存吸収機能部450は、このデバイスによる違いを吸収して、物理構成依存吸収機能部440より上位の機能ブロックにおいて、製造メーカ等のデバイス依存の情報を見えないようにする。具体的には、物理構成依存吸収機能部440からの物理構成上での情報を各種デバイス固有の情報に変換して各種デバイス460を制御して、又、デバイス460からの情報を、物理構成上の情報に変換して物理構成依存吸収機能部450に伝達する機能を有する。
図7Bを参照して、管理モデルを用いた際の光スイッチシステム400の構成をより詳細に説明する。
管理モデル機能部410において各機能部別(10、40、50、60、70、80)の制御管理ブロックを有し、制御機能部420では管理モデル機能部430の各機能部の機能ブロックに対して制御管理を行うことで、光スイッチシステム400の制御管理を実現する。そして、管理モデル機能部430の各機能ブロックは、物理構成依存吸収部440に対して制御管理を行う。
このような構成にすることで、光スイッチシステム400の構成、機能、デバイスが異なっても、制御機能部420、及び、管理モデル機能部430は同一となり、設計・製造コストを抑えることができる。
以上のように光スイッチシステムに管理モデルを適用して、光スイッチシステムを制御機能部420、管理モデル機能部430、物理構成依存吸収機能部440を有する構成にすることで、光スイッチシステムの制御管理を行う制御機能部420、管理モデル機能部430を、様々な光スイッチシステムに対しても同じにすることができる。この為、光スイッチシステムの構成・機能・制御が変更されても、同一の光スイッチシステムの制御管理を実現でき、光スイッチシステムの設計・製造のコスト削減と時間短縮を実現することができる効果を奏する。
[光スイッチシステム動作例]
以下、図8を参照して、本発明に係る管理モデルを適用した場合の、光スイッチシステム400における設定制御手順の一例としての光パス設定手順の例を説明する。図8は、ノード管理制御部500から光パス設定要求を受信した際、各制御部がどのような手順で制御を行うかを記載したシーケンス図である。各ステップについての詳細は以下の通りである。
ステップ1)ノード管理制御部500から送信された光パス設定コマンドをIF機能部410で受信して、制御機能部420へ光パス設定要求を行う。
ステップ2)制御機能部420において、光パス設定コマンドから、管理モデル機能部430のどの機能ブロックへの制御が必要かを判別する。例えば、
(ア)「入力方路→出力方路」の設定であれば、方路切替SW(分岐)機能50と方路切替SW(合流)機能60への制御;
(イ)「入力方路→受信ポート」の設定であれば、方路切替SW(分岐)機能50と波長割当SW(分岐) 機能70への制御;
(ウ)「送信ポート→出力方路」の設定であれば、方路切替SW(合流)機能60と波長割当SW(合流) 機能80への制御;
(エ)「入力方路→XC用出力方路」の設定であれば、方路切替SW(分岐)機能50のみの制御;
(オ)「XC用入力方路→出力方路」の設定であれば、方路切替SW(合流)機能60のみの制御;
のように、制御機能部420により、指定された入出力ポートから、どの論理依存制御部(管理モデル機能部430における機能ブロック)を制御すれば良いかが特定される。
適用例1〜5全てにおいて、管理モデル上のどの機能に対して制御を行う必要があるかは、指定した入出力ポート情報から判別できる。
図8に示す例では、機能ブロックAと機能ブロックBへの制御を行う場合を示している。
ステップ3)制御機能部420で保持している光パス設定情報に基づき、要求された光パス設定が可能か否か(接続可能な組み合わせか、既に他の光パスに使用されていないか等)を判別する。
ステップ4)制御機能部420から、ステップ2で抽出した制御が必要な管理モデル機能部430の機能ブロックに対して、光パス設定を要求する。本例では、機能ブロックAと機能ブロックBのそれぞれに対して制御を行うことが示されている。
ステップ5)管理モデル機能部430の各機能ブロックでは、制御機能部420からのパス設定要求から、その機能ブロックで設定すべき入出力ポート番号に変換する。
ステップ6)管理モデル機能部430の各機能ブロックにおいて、保持している光パス設定情報に基づき、設定要求された入出力ポート間で設定可能か否か(接続可能な組み合わせか、既に他の光パスに使用されていないか等)を判別する。
ここでは、適用例2 のようにカラーレス機能が無い場合、波長割当SW(分岐/合流)機能部70、80における入出力ポート間の接続を、光パスの波長によって限定させる。接続不可能な入出力ポート間の要求の場合は、ここで接続不可能として処理する。
ステップ7)管理モデル機能部430から、物理構成依存吸収機能部440に光パス設定要求を行う。この際、ステップ5で変換した各機能部の入出力ポート番号を用いて要求する。
ステップ8)物理構成依存吸収機能部440において、受信した光パス設定要求から、該当機能部の物理構成を考慮し、設定すべき光デバイスと、その光デバイスの入出力ポート番号を抽出する。
ここで、抽出したデバイスがパッシブデバイスの場合、ステップ9、10の処理を行わずに、ステップ11へ進む(物理構成依存吸収機能部440からACK送出)。例えば、抽出したデバイスが、適用例2の波長割当SW(分岐/合流)機能70、80として使用されるAWGや、適用例3の方路切替SW(分岐)機能50として使用される光カプラである場合が該当する。
また、ステップ8で、抽出したデバイスが2つ以上の場合、ステップ9、10の処理をそれぞれのデバイスに対して行う。これは、例えば、適用例4の波長割当SW(分岐/合流)機能70、80として、それぞれ 1x9 WSS と 9x1 WSS が抽出された場合に該当する。
ステップ9)物理構成依存吸収機能部440から、デバイス依存吸収機能部450に光パス設定要求を行う。
ステップ10)デバイス依存吸収機能部450において、接続している光デバイス固有の要求信号を生成して、該当する光デバイスに対してSW設定要求(デバイス制御)を行う。ここでは、1x9 WSS 等の光デバイスにおいて、その製造メーカ固有の光デバイスを制御する通信に変換してデバイス制御を行う。
ステップ11)SW設定完了後、ACKの通知を行う。
ステップ12)各機能ブロックに関するACKを受信した制御機能部420において、光パス設定情報を更新する。
ステップ13)制御機能部420からノード管理制御部500にACK通知を行う。
以上のように光スイッチシステム400に管理モデルを適用して、光スイッチシステム400を制御機能部420、管理モデル機能部430、物理構成依存吸収機能部440を有する構成にすることにより、適用例1〜5のように光スイッチシステムの構成・機能が異なる場合でも、制御機能部420は同一、管理モデル機能部430も入出力ポート情報のみが異なるのみで他の処理は全て同一となる。このように、光スイッチシステムの構成・機能・制御が変更されても、同一の光スイッチシステムの制御管理を実現でき、光スイッチシステムの設計・製造のコスト削減と時間短縮を実現することができる効果を奏する。
なお、制御機能部420、管理モデル機能部430、物理構成依存吸収機能部440を含む光スイッチ制御部(制御手段)は、CPU、及びメモリ等の記憶手段を備えるコンピュータに、上述した制御処理を行うためのプログラムを実行させることにより実現できる。また、光スイッチ制御部(制御手段)は、ハードウェアのロジック回路を用いて実現することもできる。
(実施例3)
本実施例では、光スイッチシステムにモニタ機能を含む場合について説明する。図9は方路数M(=3)、カラーレス機能有りの光ノードにおいて、各方路毎に光スイッチシステムを用いた場合の構成を示している。適用例1と異なる点は、適用例1の光スイッチシステムに、光パス信号の測定用にOCM(光チャネルモニタ)を含んでいる点である。この場合、光ノード管理モデルとしては、方路切替SW(分岐)機能部50、方路切替SW(合流)機能部60、波長割当SW(分岐)機能部70、波長割当SW(合流)機能部80として管理制御を行う他に、OCMをモニタ機能部40として管理する。以下詳細を説明する。
実施例3における光スイッチシステムの光スイッチ制御部の構成としては、管理モデル機能部430にモニタ機能ブロックを含む構成となる(図7B参照)。制御機能部420からはこの管理モデル機能部430のモニタ機能ブロックに対して制御を行う。管理モデル機能部430におけるモニタ機能部ブロックでは、管理モデル上でのモニタ情報を管理する。
管理モデル上でのモニタ情報とは、モニタ点を管理モデルの機能部(50、60、70、80)の入出力ポートで規定した情報を指す。一例として、図9の光スイッチシステムにおける管理モデル上でのモニタ情報を、図10に図示する。
図4を参照して説明したとおり、管理モデルの機能部としては方路切替SW(分岐)機能部50、方路切替SW(合流)機能部60、波長割当SW(分岐)機能部70、波長割当SW(合流)機能部80が存在し、その入出力ポートとしては入力方路、出力方路、XC用入力方路、XC用出力方路、分岐用入力方路、分岐用出力方路、挿入用入力方路、挿入用出力方路、受信ポート、送信ポートが存在する。図10に示すとおり、管理モデル上でのモニタ情報は、これらの入出力ポートにおけるモニタ情報(入力方路モニタ、出力方路モニタ、XC用入力方路モニタ、XC用出力方路モニタ、分岐用入力方路モニタ、分岐用出力方路モニタ、挿入用入力方路モニタ、挿入用出力方路モニタ、受信ポートモニタ、送信ポートモニタ)として保持する。また、モニタ情報は、ノード管理制御部500に送信され、ノード管理制御部500において、光ノードの制御に用いることができる。
尚、管理モデル機能部430のモニタ機能ブロックでは、管理モデル上のモニタ情報のみ管理を行い、管理モデルと物理構成やPD, OCM等の測定方法との変換は物理構成依存吸収依存部440で行い、PD, OCM等のデバイスの製造メーカによる違いはデバイス依存吸収依存部450で吸収する。
以上のように、管理モデル機能部430のモニタ機能ブロックにおいて、管理モデル上でのモニタ情報で管理することにより、様々な構成の光スイッチシステムに対して制御機能部420、管理モデル機能部430を同じにすることができる。この為、光スイッチシステムの構成・機能・制御が変更されても、同一の光スイッチシステムの制御管理を実現でき、光スイッチシステムの設計・製造のコスト削減と時間短縮を実現することができる効果を奏する。
(実施例4)
本実施例では、光スイッチシステム400においてモニタ機能でモニタした情報を基に、他のデバイスを制御する場合について説明する。ここでは、モニタ機能でモニタした情報を基に他のデバイスを制御する例として、ノードから出力される波長多重信号の各波長の光パワーレベルが均一になるように、方路切替SW(合流)機能部60の出力ポート(出力方路)位置での各光パス信号の光パワーレベル情報を基に、方路切替SW(合流)機能部60において光パワーレベルの調整を行うことを例にあげて説明する。
まず、管理モデル機能部430のモニタ機能ブロックにおいて出力方路位置での各光パス信号の光パワーレベルを取得する。すなわち、デバイスとしてOCMを用いる場合、OCMで検知した各光パス信号のパワーレベル情報をデバイス依存吸収機能部450を経て、物理構成依存吸収部440に通知する。そして、物理構成依存吸収部440では、その通知された情報が出力方路位置(図10に示す例での、出力方路d)での情報であることを加えて管理モデル機能部430に通知する。
次に、制御機能部420では、管理モデル機能部430から出力方路位置での光パス信号のパワーレベルを取得して、パワーレベルの目標値と比較して目標値に近づくように、管理モデル機能部430の方路切替SW(合流)機能部60に対して光パス信号に対する減衰量の調整の指示を行う。そして、方路切替SW(合流)機能部60では、指定された減衰量に基づき、光パス信号の減衰を行う。
これらの一連の処理において、光パワーレベルを一定にする制御は制御機能部420で行っており、しかも、この制御は管理モデル上で行うものであり物理構成に依存しない。 尚、制御については本例に限らず、波長数に応じて光アンプを制御する等も同様にして実現できる。
このように、管理モデル機能部430のモニタ機能ブロックでのモニタ情報を基に、制御機能部420において管理モデル機能部430の別の機能ブロックに対して制御を行うことにより、様々な構成の光スイッチシステムに対しても制御機能部420、管理モデル機能部430を同じにすることができる。この為、光スイッチシステムの構成・機能・制御が変更されても、同一の光スイッチシステムの制御管理を実現でき、光スイッチシステムの設計・製造のコスト削減と時間短縮を実現することができる効果を奏する。
(実施例5)
本実施例では、光スイッチシステム400の制御において、光スイッチシステム400内部の制御シーケンスの管理制御を管理モデル上で行う方法を説明する。
図7Bに記載の管理モデルを適用した光スイッチシステム400の構成において、光スイッチシステム400内部の制御シーケンスの管理制御は制御機能部420で行う。そして、図8の光パス設定手順において、制御シーケンスは、制御機能部420のステップ2の処理において確定する。
具体的には、ステップ2において、どの管理モデル機能部430の機能ブロックへの制御を行うかを確定させ、どの機能ブロックに対してどのような順番で制御するかもステップ2で確定させる。そして、確定した順番で各機能ブロックに対してステップ4の処理を行う。
図8の光パス設定手順の制御機能部420のステップ2の処理において、光パス設定要求コマンドからどの管理モデル機能部430の機能ブロックに制御を行うかを解析することは実施例2と同一である。しかし、どの機能ブロックに対してどのような順番で制御するかは様々な方法があり、本実施例ではその順序をテーブル化して制御機能部420の記憶手段に保持する方法を用いている。
つまり、光スイッチシステム400において光パス設定を行う際、ステップ2において、上記テーブルを参照して、どの順番でステップ4の制御を行うかを確定させる。図11(a)、(b)は、図12に示す光スイッチシステムを前提とした場合におけるテーブルの一例を示す図である。
図11(a)、図11(b)ともに、光パス設定要求コマンド毎に、制御対象の機能ブロックを示すととともに、制御対象の機能ブロックが複数である場合には、その順番も示している。例えば、図11(a)では、入力方路aから受信ポートeへのパス設定コマンドでの制御対象は、方路切替SW(分岐)機能部50と波長割当SW(分岐)機能部70であり、方路切替SW(分岐)機能部50を先に設定し、その後で波長割当SW(分岐)機能部70を設定することを示している。また、図11(b)の例では、入力方路aから受信ポートeへのパス設定コマンドでの制御対象は、波長割当SW(分岐)機能部70と方路切替SW(分岐)機能部50であり、波長割当SW(分岐)機能部70を先に設定し、その後で、方路切替SW(分岐)機能部50を設定することを示している。
図11(a)に示すシーケンスは、NW全体において光スイッチシステム、トランスポンダを、光パスの上流側から順番に制御する場合に該当する。又、図11(b)に示すシーケンスは、NW全体において光スイッチシステム、トランスポンダを、光パスの下流側から順番に制御する場合に該当する。
このように、光パスの設定シーケンスをテーブル化して制御機能部420に保持することにより、光スイッチシステムの機能・物理構成・デバイスに依存せずに、管理モデル上で光スイッチシステムの制御シーケンスを設計でき、実装することができる。そして、シーケンスが変更されてもテーブルの変更だけで済み、簡単にシーケンスの変更が実現できる。つまり、NW運用形態に依存する制御機能の変更を最小限に抑えることができ、光スイッチシステムの設計・製造を低コスト・短期間で実現できる効果を奏する。さらに、NW運用形態が変更された場合、従来では、光スイッチシステムの再設計・再製造が必要であったが、テーブルを外部から変更することで、NW運用形態に応じて光スイッチシステムの機能・制御を変更でき、再設計・再製造を行うことなくNW運用形態を変更できる効果を奏する。
(実施例6)
本実施例では、光スイッチシステム400の制御において、光スイッチシステム400の設定状態遷移条件の管理制御を管理モデル上で行う方法を説明する。
図7Bには、管理モデルを適用した光スイッチシステム400の構成を記載しているが、本構成において光スイッチシステム400の設定状態管理は制御機能部420で行う。又、図8に光パス設定手順を記載しているが、光スイッチシステム400の設定状態の遷移の可否は、制御機能部420のステップ3において行う。このように、管理モデルを適用した光スイッチシステム400においては、設定状態管理と状態遷移の可否は制御機能部420で行う。そして、状態遷移の条件をテーブル化して制御機能部420の記憶手段に保持して、光スイッチシステム400における光パス設定の際の制御機能部420のステップ3において、このテーブルを参照して状態遷移可の条件が満たされるか否かを判定して、条件が満たされていればステップ4以降の処理を行う。
以下テーブルの具体例を説明する。適用例1の光スイッチシステム(図12に示す光スイッチシステムを参照)において、光パス設定要求には波長毎に以下のパターンがある。
(1)入力方路a → XC用出力方路b (a →b と記載)
(2)XC用入力方路c → 出力方路d (c →d と記載)
(3)入力方路a → 受信ポートe (a →e と記載)
(4)送信ポートf → 出力方路d (f →d と記載)
尚、a,b,c,d,e,f はポート番号をあらわすパラメータであるが、適用例1の光スイッチシステムでは、aとd の値は1種類のみである。
そして、この光パス設定要求の各パターンのそれぞれに対して、設定が可能な条件をテーブルとして作成し、当該テーブルを制御機能部420に保持し、ステップ3で参照する。そのテーブルの一例を図13(a)、(b) に示す。尚、図13の(a) は、双方向パスでの運用のみを想定して、片方向パスの設定を不可とする場合の状態遷移条件、図13の(b) は片方向パスでの運用も想定して、片方向パスの設定を可とする場合の状態遷移条件を記載している。もちろん、ここで示したものは一例に過ぎず、他にも運用形態に応じて様々な状態遷移条件を記載することが可能である。
このように、光パスの設定状態の遷移条件をテーブル化して制御機能部420に保持することにより、管理モデル上で遷移条件を管理でき、光スイッチシステムの機能・物理構成・デバイスに依存しないで遷移条件の設計を行うことができる。そして、さらに、遷移条件が変更されてもテーブルの変更だけで済み、簡単に遷移条件の変更が実現できる。つまり、NW運用形態に依存する制御機能の変更を最小限に抑えることができ、光スイッチシステムの設計・製造を低コスト・短期間で実現できる効果を奏する。さらに、NW運用形態が変更された場合、従来では、光スイッチシステムの再設計・再製造が必要であったが、テーブルを外部から変更することで、NW運用形態に応じて光スイッチシステムの機能・制御を変更でき、再設計・再製造を行うことなくNW運用形態を変更できる効果を奏する。
本発明は、フォトニックNWにおける光ノードを構成する光スイッチシステムの管理制御に適用できる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
1 光アンプ
2 送信機
3 受信機
4 光カプラ
5 1x9 WSS
6 9x1 WSS
10 アンプ機能部
20 送信機能部
30 受信機能部
40 モニタ機能部
50 方路切替SW(分岐)機能部
60 方路切替SW(合流)機能部
70 波長割当SW(分岐)機能部
80 波長割当SW(合流)機能部
100、200、300 光ノード
101、201、202、203、310、400、401、402 光スイッチシステム
110、210 ノード管理制御部
111、211、212、213 光スイッチ制御部
410 IF機能部
420 制御機能部
430 管理モデル制御部
440 物理構成依存吸収機能部
450 デバイス依存吸収機能部
460 デバイス
500 ノード管理制御部
510 IF機能部

Claims (4)

  1. フォトニックネットワークを構成する光ノードに用いられる光スイッチシステムであって、
    前記光スイッチシステムの機能を、
    光パスの分岐又は方路切替を行う分岐側方路切替SW機能部、
    光パスの挿入又は方路切替を行う合流側方路切替SW機能部、
    前記分岐側方路切替SW機能部で分岐した光パスを、受信機が接続されたポートに接続する分岐側波長割当SW機能部、及び、
    送信機が接続されたポートから入力された光パスを、前記合流側方路切替SW機能部に接続する合流側波長割当SW機能部
    に分類する管理モデルを用いて前記光スイッチシステムの管理制御を行う制御手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記光スイッチシステム内の管理制御を前記管理モデル上で行う制御機能部と、
    前記管理モデル上の各機能部別に論理的な管理制御を行い、前記制御機能部の制御対象となる管理モデル機能部と、
    前記光スイッチシステムにおける前記管理モデル上の各機能部に対応する物理構成の情報を保持し、物理構成と前記管理モデル上の各機能部との間の変換を行う物理構成依存吸収機能部と
    を備え、
    前記制御手段は、前記光スイッチシステムの各機能部に対する制御手順を表す手順情報を保持し、当該手順情報に従った手順で、各機能部に対する制御を行う光スイッチ制御部であり、
    前記管理モデル機能部が、前記制御機能部からパス設定要求を受信し、設定すべき入出力ポート番号を抽出し、入出力ポート間でパス設定可能か否かを判断し、設定可能であるパスの設定要求を前記物理構成依存吸収機能部に送信し、当該物理構成依存吸収機能部が、設定すべき光デバイスとその光デバイスの入出力ポート番号を抽出する
    ことを特徴とする光スイッチシステム。
  2. 前記光スイッチシステムにおける前記制御手段は、前記光スイッチシステムの設定状態遷移条件を表す設定状態遷移情報を保持し、当該設定状態遷移情報に従って、設定状態遷移を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の光スイッチシステム。
  3. フォトニックネットワークを構成する光ノードに用いられる光スイッチシステムの管理制御を行う光スイッチシステム管理制御装置であって、
    前記光スイッチシステムの機能を、
    光パスの分岐又は方路切替を行う分岐側方路切替SW機能部、
    光パスの挿入又は方路切替を行う合流側方路切替SW機能部、
    前記分岐側方路切替SW機能部で分岐した光パスを、受信機が接続されたポートに接続する分岐側波長割当SW機能部、及び、
    送信機が接続されたポートから入力された光パスを、前記合流側方路切替SW機能部に接続する合流側波長割当SW機能部
    に分類する管理モデルを用い、
    前記光スイッチシステム内の管理制御を前記管理モデル上で行う制御機能部と、
    前記管理モデル上の各機能部別に論理的な管理制御を行い、前記制御機能部の制御対象となる管理モデル機能部と、
    前記光スイッチシステムにおける前記管理モデル上の各機能部に対応する物理構成の情報を保持し、物理構成と前記管理モデル上の各機能部との間の変換を行う物理構成依存吸収機能部とを備え、
    前記光スイッチシステムの各機能部に対する制御手順を表す手順情報を保持し、当該手順情報に従った手順で、各機能部に対する制御を行うことで前記光スイッチシステムの管理制御を行う光スイッチシステム管理制御装置であり、
    前記管理モデル機能部が、前記制御機能部からパス設定要求を受信し、設定すべき入出力ポート番号を抽出し、入出力ポート間でパス設定可能か否かを判断し、設定可能であるパスの設定要求を前記物理構成依存吸収機能部に送信し、当該物理構成依存吸収機能部が、設定すべき光デバイスとその光デバイスの入出力ポート番号を抽出する
    ことを特徴とする光スイッチシステム管理制御装置。
  4. フォトニックネットワークを構成する光ノードに用いられる光スイッチシステムにおける管理制御方法であって、
    前記光スイッチシステムの機能を、
    光パスの分岐又は方路切替を行う分岐側方路切替SW機能部、
    光パスの挿入又は方路切替を行う合流側方路切替SW機能部、
    前記分岐側方路切替SW機能部で分岐した光パスを、受信機が接続されたポートに接続する分岐側波長割当SW機能部、及び、
    送信機が接続されたポートから入力された光パスを、前記合流側方路切替SW機能部に接続する合流側波長割当SW機能部
    に分類する管理モデルを用い、
    前記光スイッチシステム内の管理制御を前記管理モデル上で行う制御機能部が、設定制御要求を受信するステップと、
    前記管理モデル上の各機能部別に論理的な管理制御を行い、前記制御機能部の制御対象となる管理モデル機能部が、前記制御機能部から、各機能部別の設定制御要求を受信するステップと、
    前記光スイッチシステムにおける前記管理モデル上の各機能部に対応する物理構成の情報を保持し、物理構成と前記管理モデル上の各機能部との間の変換を行う物理構成依存吸収機能部が、前記管理モデル機能部から設定制御要求を受信し、当該設定制御要求に基づき、設定対象となる機能部の物理構成を抽出するステップとを有し、
    前記光スイッチシステムの各機能部に対する制御手順を表す手順情報を保持し、当該手順情報に従った手順で、各機能部に対する制御を行うことで前記光スイッチシステムの管理制御を行う管理制御方法であり、
    前記管理モデル機能部が、前記制御機能部からパス設定要求を受信し、設定すべき入出力ポート番号を抽出し、入出力ポート間でパス設定可能か否かを判断し、設定可能であるパスの設定要求を前記物理構成依存吸収機能部に送信し、当該物理構成依存吸収機能部が、設定すべき光デバイスとその光デバイスの入出力ポート番号を抽出する
    ことを特徴とする管理制御方法。
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