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JP5641407B2 - クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description

本発明は、被清掃体の表面に付着している付着物を掻き取ってクリーニングするクリーニング部材が被清掃体の表面移動方向に沿って複数配設されているクリーニング装置に関するものである。また、かかるクリーニング装置を用いて像担持体の表面上のトナーをクリーニングする画像形成装置に関するものである。
従来、この種の画像形成装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。この画像形成装置は、像担持体たる中間転写ベルトに対して転写ローラを当接させて転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルトの表面に形成したトナー像を、転写ニップに挟み込んだ記録紙に転写する。転写ニップを通過した後の中間転写ベルトの表面には、記録紙に転写されなかった若干量の転写残トナーが付着している。この転写残トナーについては、クリーニング装置によってベルト表面から除去する。クリーニング装置は、ベルト表面に当接しながら回転する第1クリーニングブラシローラと、これよりもベルト表面移動方向の下流側でベルト表面に当接しながら回転する第2クリーニングブラシローラとにより、転写残トナーをベルト表面から掻き取るように構成されている。かかる構成においては、クリーニング部材としての第1クリーニングブラシローラによってベルト表面から除去し切れなかったトナーを発生させても、それを第2クリーニングブラシローラによって除去することが可能である。よって、ジャム紙の発生に起因して、転写残トナーのみならず、トナー像そのものを除去する必要が生じたときなど、多量のトナーを除去する必要がある場合でも、その多量のトナーを良好にクリーニングすることができる。
しかしながら、この画像形成装置は、次に説明する理由により、クリーニング装置の保守費用をコスト高にしてしまうという問題があった。即ち、第2クリーニングブラシローラよりもベルト表面移動方向の上流側でトナーをベルト表面から除去する第1クリーニングブラシローラは、第2クリーニングブラシローラよりも多量のトナーを処理する。よって、通常は、第1クリーニングブラシローラの方が、第2クリーニングブラシローラよりも早く寿命を迎えることになる。第1クリーニングブラシローラが寿命を迎えたときに、第2クリーニングブラシローラはまだ十分に使用できる状態であることも少なくない。にもかかわらず、特許文献1の画像形成装置においては、第1クリーニングブラシローラが寿命に達した時点で、クリーニング装置全体を新品のものに交換しなければならないため、保守費用がコスト高になってしまうのである。
これまで、像担持体たる中間転写ベルトをクリーニングするクリーニング装置において生ずる問題について説明してきたが、像担持体に限らず、像担持体とは異なるものを被清掃体としてクリーニングする構成においても、同様の問題が生じ得る。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、従来よりもクリーニング装置の保守費用を低減することができるクリーニング装置及び画像形成装置を提供することである。
本発明者らは、従来のクリーニング装置においては、機能保証の都合から、ケーシングを容易に分解できない構造にしていたことに着目して、本発明を完成させるに至った。具体的には、クリーニング装置のケーシングがユーザーによって容易に分解されてしまう構造になっていると、ユーザーが何らかの目的でケーシングを分解及び再組み立てした際に何らかの不手際を引き起こして、クリーニング装置が正常な機能を発揮しなくなってしまうおそれがある。このため、ケーシングについては、一般的なネジを使用せずに、ケース同士の嵌合によって組み立てるようにするとともに、ケース接合位置を見た目で解り難くするなどといった構成を採用することで、ユーザーによる分解が容易に行われないようにするのが一般的である。かかる構成では、ケーシング内の個々の部品をユーザーに交換してもらうことができないので、内部の部品が1つでも寿命に達した場合には、装置全体を交換してもらう必要がある。しかし、内部の部品をそれぞれ単体で装置本体に着脱するのではなく、ある程度まとまったサブユニットの状態で着脱する構成にすれば、サブユニットの着脱については不慣れなユーザーであっても容易且つ不手際なしに行うことが可能である。第1クリーニングブラシローラをその周囲の部材とともに保持する第1サブユニットと、第2クリーニングブラシローラをその周囲の部材とともに保持する第2サブユニットとをそれぞれ装置本体に着脱可能にしたとする。すると、例えば第1クリーニングブラシローラが寿命に達したときには、第1サブユニットだけをユーザーに交換してもらうことで、まだ寿命に達していない第2クリーニングブラシローラについては、装置本体に残してそのまま使用を継続してもらうことが可能になる。
そこで、上記目的を達成するために、請求項1の発明は、互いに被清掃体の表面に当接しながら、前記表面に付着している付着物を掻き取ってクリーニングする複数のクリーニング部材が、前記被清掃体の表面移動方向に沿って順に並ぶように配設されたクリーニング装置において、複数の前記クリーニング部材を、それぞれ個別の保持体に保持させて、少なくとも前記クリーニング部材と前記保持体とからなる複数のサブユニットとして構成し、それらサブユニットを着脱可能に保持するサブユニット保持体を設け、且つ、複数のサブユニットのうち、少なくとも何れか1つについて、前記クリーニング部材によって前記被清掃体から掻き取って前記保持体内に受け入れた付着物を、前記保持体内から前記ユニット保持体の外に排出するための排出開口を、前記サブユニット保持体に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1のクリーニング装置において、前記排出開口を、複数の前記サブユニットのそれぞれに個別に対応させて前記サブユニット保持体に複数設けたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2のクリーニング装置において、前記サブユニット保持体と前記被清掃体とを連結する連結部材を設けるととにも、前記サブユニット保持体を前記連結部材によって前記被清掃体に連結させた状態で、前記サブユニット保持体に対して複数の前記サブユニットをそれぞれ個別に着脱可能にしたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかのクリーニング装置において、複数の前記サブユニットのうち、少なくとも何れか1つを前記サブユニット保持体に位置決めするための位置決め部を前記サブユニット保持体に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4のクリーニング装置において、前記位置決め部を、複数の前記サブユニットのそれぞれに個別に対応させて前記サブユニット保持体に複数設けたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかのクリーニング装置において、複数の前記サブユニットのうち、少なくとも何れか1つに伝達する駆動力を受けるカップリングを前記サブユニット保持体に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6のクリーニング装置において、前記カップリングを、複数の前記サブユニットのそれぞれに個別に対応させて前記サブユニット保持体に複数設けたことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体の表面にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記像担持体の表面に付着している付着物たるトナーを掻き取ってクリーニングするクリーニング装置とを備える画像形成装置において、前記クリーニング装置として、請求項1乃至の何れかのクリーニング装置を用いたことを特徴とするものである。
これらの発明においては、複数のクリーニング部材をそれぞれ専用の保持体とともにサブユニット保持体に対して着脱するサブユニットとして構成したことで、複数のクリーニング部材をそれぞれ他のクリーニング部材から切り離してユーザーに交換してもらうことができる。複数のクリーニング部材のうち、何れか1つが寿命に到達した場合、ユーザーは、複数のサブユニットのうち、寿命に到達したクリーニング部材を保持しているサブユニットだけを交換することで、寿命に到達していないクリーニング部材については、そのまま筺体内に残して使用することが可能になる。よって、従来よりもクリーニング装置の保守費用を低減することができる。
実施形態に係るプリンタの要部を示す概略構成図。 同プリンタのベルトクリーニング装置とその周囲とを拡大して示す拡大構成図。 同ベルトクリーニング装置の第1サブユニットを示す拡大構成図。 同ベルトクリーニング装置の第2サブユニットを示す拡大構成図。 同ベルトクリーニング装置の第3サブユニットを示す拡大構成図。 同第1サブユニットを長手方向の一端側から示す斜視図。 同ベルトクリーニング装置を長手方向の一端側から示す斜視図。 同ベルトクリーニング装置のサブユニット保持体のメインフレームを長手方向の一端側から示す側面図。 同サブユニット保持体のサイドプレートを裏面側から示す側面図。 同プリンタの転写ユニットを上方から示す平面図。 同転写ユニットをローラ軸線方向の一端側から示す斜視図。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式によって画像を形成するプリンタの一実施形態について説明する。
まず、実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図1は、実施形態に係るプリンタの要部を示す概略構成図である。このプリンタは、イエロー,マゼンタ,シアン,黒(以下、Y,M,C,Kと記す)のトナー像を生成するための4つの画像形成ユニット6Y,M,C,Kを備えている。これら画像形成ユニット6Y,M,C,Kは、ドラム状の感光体1Y,M,C,Kをそれぞれ有している。感光体1Y,M,C,Kの回りには、帯電装置2Y,M,C,Kと、現像装置5Y,C,M,Kと、ドラムクリーニング装置4Y,M,C,Kと、図示しない除電装置とが配設されている。画像形成ユニット6Y,M,C,Kは、互いに異なる色のY,M,C,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。
画像形成ユニット6Y,M,C,Kの上方には、感光体1Y,M,C,Kの表面に対してレーザー光Lを照射して静電潜像を書き込むための図示しない光書込ユニットが配設されている。また、画像形成ユニット6Y,M,C,Kの下方には、像担持体たる無端状の中間転写ベルト8を具備する転写ユニット7が配設されている。
転写ユニット7は、中間転写ベルト8の他、そのループ内側に配設された複数の張架ローラや、ループ外側に配設された2次転写ローラ18、テンションローラ16、ベルトクリーニング装置100、潤滑剤塗布装置200などを有している。
中間転写ベルト8のループ内側には、Y,M,C,K用の1次転写ローラ9Y,M,C,Kと、従動ローラ10と、駆動ローラ11と、2次転写対向ローラ12と、第1クリーニング対向ローラ13と、第2クリーニング対向ローラ14と、第3クリーニング対向ローラ15と、塗布ブラシ対向ローラ17とが配設されている。これらローラは何れも、自らの周面の一部に中間転写ベルト8を掛け回してベルト張架を行う張架ローラとして機能している。なお、3つのクリーニング対向ローラ(13、14、15)の機能として、必ずしも一定の張力を付与する働きを付加しなければならないということはない。それらクリーニング対向ローラは、中間転写ベルト8の無端移動に追従して従動回転するものであってもよい。
中間転写ベルト8は、図示しない駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ11の回転により、図中反時計回り方向に無端移動せしめられる。
ベルトループ内側に配設されたY,M,C,K用の1次転写ローラ9Y,M,C,Kは、感光体1Y,M,C,Kとの間に中間転写ベルト8を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト8のおもて面と、感光体1Y,M,C,Kとが当接するY,M,C,K用の1次転写ニップが形成されている。なお、1次転写ローラ9Y,M,C,Kには、それぞれ図示しない電源によってトナーとは逆極性の1次転写バイアスが印加される。
ベルトループ内側に配設された2次転写対向ローラ12は、ベルトループ外側に配設された2次転写ローラ18との間に中間転写ベルト8を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト8のおもて面と、2次転写ローラ18とが当接する2次転写ニップが形成されている。2次転写ローラ18には、図示しない電源によってトナーとは逆極性の2次転写バイアスが印加される。これにより、2次転写ニップ内では、中間転写ベルト8上のトナー像を2次転写ニップ内に挟み込まれた記録紙に向けて静電移動させる2次転写電界が形成される。なお、2次転写ローラ12と他のローラとにより、無端状の紙搬送ベルトを張架する紙搬送ベルトユニットを構成し、紙搬送ベルトと中間転写ベルト8との当接によって2次転写ニップを形成するようにしてもよい。
ベルトループ内側に配設された第1クリーニング対向ローラ13、第2クリーニング対向ローラ14、第3クリーニング対向ローラ15は、それぞれベルトループ外側に配設されたベルトクリーニング装置100との間に中間転写ベルト8を挟み込んでいる。これにより、後述する3つのクリーニングニップが形成されている。ベルトクリーニング装置100の詳細については、後述する。
本プリンタは、記録紙Pを収容する給紙カセットや、給紙カセットから記録紙Pを給紙路に給紙する給紙ローラなどを有する図示しない給紙部を備えている。また、給紙部から送られてきた記録紙Pを受け入れて2次転写ニップに向けて所定のタイミングで送り出す図示しないレジストローラ対を、上述した2次転写ニップの図中右側方に備えている。また、2次転写ニップから送り出される記録紙Pを受け入れてその記録紙Pに対してトナー像の定着処理を施す図示しない定着装置を、上述した2次転写ニップの図中左側方に備えている。また、必要に応じて、現像装置5Y,M,C,Kに対してY,M,C,Kトナーを補給する図示しないY,M,C,K用のトナー補給装置も備えている。
近年、記録紙Pとして従来広く用いられてきた普通紙に加え、デザインとして表面に凹凸を有する特殊紙やアイロンプリントなどの熱転写に用いる特殊な記録紙Pが用いられることが増えている。このような特殊紙を用いると、従来の普通紙の場合よりもカラートナーを重ね合わせた中間転写ベルト8上のトナー像を紙に2次転写する際に転写不良が発生し易くなる。そこで、本プリンタでは、中間転写ベルト8に硬度の低い弾性層を設け、2次転写ニップでトナー層や平滑性の悪い記録紙Pの表面に追従させて弾性層を柔軟に変形させるようにしている。中間転写ベルト8に硬度の低い弾性層を設け、中間転写ベルト8に弾性をもたせることにより、中間転写ベルト8表面が局部的な凸凹に追従して変形できるのである。これにより、2次転写ニップ圧を過剰に高めることなく、記録紙Pの表面の凹部に中間転写ベルト8を良好に密着させることが可能になるので、表面平滑性の悪い記録紙Pに対してもトナー像を転写ムラなく転写することができる。本プリンタにおいては、中間転写ベルト8として、少なくとも基層、弾性層、及び表面のコート層を具備するものを用いている。
中間転写ベルト8の表面に対しては、ベルト表面を保護する狙いから、潤滑剤塗布装置200によって潤滑剤を塗布している。潤滑剤塗布装置200は、ステアリン酸亜鉛塊などの固形潤滑剤202と、固形潤滑剤202に当接しながら回転することで固形潤滑剤202から掻き取って得た潤滑剤粉末を中間転写ベルト8表面に塗布する塗布部材たる塗布ブラシローラ201とを備えている。
パーソナルコンピュータ等から画像情報が送られてくると、本プリンタは、駆動ローラ11を図中時計回り方向に回転駆動して、中間転写ベルト8を無端移動させる。駆動ローラ11以外の張架ローラについては、ベルトに従動回転させるか、あるいは駆動ローラ11と同じ線速で図中時計回り方向に回転駆動する。同時に、画像形成ユニット6Y,M,C,Kの感光体1Y,M,C,Kを回転駆動する。また、感光体1Y,M,C,Kの表面を帯電装置2Y,M,C,Kによって一様に帯電させながら、帯電後の表面に対してレーザー光Lの照射によって静電潜像を形成する。そして、感光体1Y,M,C,Kの表面に形成した静電潜像を現像装置5Y,M,C,Kによって現像することで、感光体1Y,M,C,K上にY,M,C,Kトナー像を形成する。Y,M,C,Kトナー像は、上述したY,M,C,K用の1次転写ニップにて、中間転写ベルト8のおもて面に重ね合わせて1次転写される。これにより、中間転写ベルト8のおもて面には4色重ね合わせトナー像が形成される。
一方、給紙部では、図示しない給紙ローラによって給紙カセットから記録紙Pを1枚ずつ送り出してレジストローラ対まで搬送する。そして、中間転写ベルト8上の4色重ね合わせトナー像に同期させ得るタイミングで、レジストローラ対を駆動して記録紙Pを2次転写ニップに送り込んで、ベルト上の4色重ね合わせトナー像を記録紙Pに一括2次転写する。これにより、記録紙Pの表面にフルカラー画像を形成する。フルカラー画像形成後の記録紙Pについては、2次転写ニップから定着装置に搬送してトナー像の定着処理を施す。
Y,M,C,Kトナー像を中間転写ベルト8に1次転写した後の感光体1Y,M,C,Kについては、ドラムクリーニング装置4Y,M,C,Kによって転写残トナーのクリーニング処理を施す。その後、図示しない除電ランプで除電した後、帯電装置2Y,M,C,Kで一様に帯電せしめて、次の画像形成に備える。また、記録紙Pに一次転写した後の中間転写ベルト8については、ベルトクリーニング装置100によって転写残トナーのクリーニング処理を施す。
図2は、本プリンタのベルトクリーニング装置100とその周囲とを拡大して示す拡大構成図である。同図において、ベルトクリーニング装置100は、クリーニング部材として、第1クリーニングブラシローラ102、これに対してベルト移動方向下流側で隣り合っている第2クリーニングブラシローラ112、及び、これに対してベルト移動方向下流側で隣り合っている第3クリーニングブラシローラ122の3つを具備している。
第1クリーニングブラシローラ102は、中間転写ベルト8上の転写残トナーや、ジャム紙発生時の中間転写ベルト8に担持されているトナー像を構成するトナーを大まかに除去するためのものである。金属製の回転軸部材と、これの周面に立設せしめられた複数の導電性繊維からなるブラシローラ部とを具備しており、2次転写ニップを通過した後のベルト表面に当接して第1クリーニングニップを形成している。第1クリーニングブラシローラ102の回転軸部材には、図示しない電源により、トナーの正規帯電極性(本例ではマイナス)とは逆極性(本例ではプラス)の第1クリーニングバイアスが印加される。2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト8の表面に付着しているトナーは、第1クリーニングバイアスによる静電力や物理的な掻き取り効果により、その殆どが、第1クリーニングブラシローラ102のブラシローラ部内に捕捉される。但し、一部のトナーは除去し切れずに、ベルト表面上に残ってしまうことがある。第1クリーニングブラシローラ102の図中左下においては、第1回収ローラ103が第1クリーニングブラシローラ102に当接して第1回収ニップを形成している。この第1回収ローラ103には、トナーの正規帯電極性とは逆極性であって、且つ絶対値が第1クリーニングバイアスよりも大きな第1回収バイアスが印加されている。第1クリーニングブラシローラ102のブラシローラ部内のトナーは、第1回収バイアスによる静電力でブラシ内から第1回収ローラ103表面に転移する。このようにして第1回収ローラ103の表面に転移したトナーは、第1回収ローラ103に当接している第1掻き取りブレード104により、ローラ表面から掻き落とされる。なお、第1掻き取りブレード104に対して、トナーの正規帯電極性とは逆極性であって、且つ第1回収バイアスよりも絶対値の大きな第1掻き取りバイアスを印加してもよい。第1回収ローラ103の表面から掻き落とされたトナーは、第1スクリュウ105の回転駆動により、クリーニング装置100の外部に排出される。なお、本プリンタにおいては、中間転写ベルト8上に形成された全面ベタ画像をジャムに起因して2次転写せずに第1クリーニングニップに進入させた場合に、その約90[%]を第1クリーニングブラシローラ102で除去できるように、第1クリーニングバイアスやニップ幅などが設定されている。
第2クリーニングブラシローラ112は、第1クリーニングブラシローラ102で除去し切れなかったトナーのうち、正規の帯電極性とは逆極性に帯電している逆帯電トナーを除去するためのものである。金属製の回転軸部材と、これの周面に立設せしめられた複数の導電性繊維からなるブラシローラ部とを具備しており、上記第1クリーニングニップを通過した後の中間転写ベルト8の表面に当接して第2クリーニングニップを形成している。第2クリーニングブラシローラ112の回転軸部材には、図示しない電源により、トナーの正規帯電極性と同じ極性の第2クリーニングバイアスが印加される。第1クリーニングブラシローラ102によって除去し切れなかったトナーのうち、逆帯電トナーは、第2クリーニングバイアスによる静電力や物理的な掻き取り効果により、第2クリーニングブラシローラ112のブラシローラ部内に捕捉される。第2クリーニングブラシローラ112の図中左下においては、第2回収ローラ113が第2クリーニングブラシローラ112に当接して第2回収ニップを形成している。この第2回収ローラ113には、トナーの正規帯電極性と同じ極性であって、且つ絶対値が第2クリーニングバイアスよりも大きな第2回収バイアスが印加されている。第2クリーニングブラシローラ112のブラシローラ部内のトナーは、第2回収バイアスによる静電力でブラシ内から第2回収ローラ113表面に転移する。このようにして第2回収ローラ113の表面に転移したトナーは、第2回収ローラ113に当接している第2掻き取りブレード114により、ローラ表面から掻き落とされる。なお、第2掻き取りブレード114に対して、トナーの正規帯電極性と同じ極性であって、且つ第2回収バイアスよりも絶対値の大きな第2掻き取りバイアスを印加してもよい。第2回収ローラ113の表面から掻き落とされたトナーは、第2スクリュウ115の回転駆動により、クリーニング装置100の外部に排出される。
第3クリーニングブラシローラ122は、第1クリーニングブラシローラ102で除去し切れなかったトナーのうち、正規の帯電極性に帯電しているトナーを除去するためのものである。金属製の回転軸部材と、これの周面に立設せしめられた複数の導電性繊維からなるブラシローラ部とを具備しており、上記第2クリーニングニップを通過した後のベルト表面に当接して第3クリーニングニップを形成している。第3クリーニングブラシローラ122の回転軸部材には、図示しない電源により、トナーの正規帯電極性とは逆極性の第3クリーニングバイアスが印加される。第1クリーニングブラシローラ102によって除去し切れなかったトナーのうち、正規帯電トナーは、第3クリーニングバイアスによる静電力や物理的な掻き取り効果により、第3クリーニングブラシローラ122のブラシローラ部内に捕捉される。第3クリーニングブラシローラ122の図中左下においては、第3回収ローラ123が第3クリーニングブラシローラ122に当接して第3回収ニップを形成している。この第3回収ローラ123には、トナーの正規帯電極性とは逆極性であって、且つ絶対値が第3クリーニングバイアスよりも大きな第3回収バイアスが印加されている。第3クリーニングブラシローラ122のブラシローラ部内のトナーは、第3回収バイアスによる静電力でブラシ内から第3回収ローラ123表面に転移する。このようにして第3回収ローラ123の表面に転移したトナーは、第3回収ローラ123に当接している第3掻き取りブレード124により、ローラ表面から掻き落とされる。なお、第3掻き取りブレード124に対して、トナーの正規帯電極性とは逆極性であって、且つ第3回収バイアスよりも絶対値の大きな第3掻き取りバイアスを印加してもよい。第3回収ローラ123の表面から掻き落とされたトナーは、第3スクリュウ125の回転駆動により、クリーニング装置100の外部に排出される。
3つのクリーニングブラシローラ(102、112、122)において、ブラシローラ部の直径は、15〜30[mm]程度である。ブラシローラ部を導電性繊維は、二層の芯鞘構造となっており、芯部が導電性カーボンなどの導電性材料からなり、表面部がポリエステルなどの絶縁性材料で覆われている。これにより、芯は、クリーニングブラシローラに印加された電圧とほぼ同じ電位になり、トナーを導電性繊維の表面に静電的に引き付けることができる。その結果、中間転写ベルト8上のトナーは、クリーニングブラシローラに印加された電圧の作用によって導電性繊維の方面に静電的に付着する。芯鞘構造の導電性繊維の代わりに、導電部のみからなる導電性繊維を用いてもよい。また、回転軸部材の法線方向に対して傾斜した姿勢で植毛されたいわゆる斜毛にしてもよい。また、第1クリーニングブラシローラ102及び第3クリーニングブラシローラ122にだけ、芯鞘構造の導電性繊維を用い、第2クリーニングブラシローラ112については、導電部のみからなる導電性繊維を用いてもよい。逆帯電トナーをクリーニングする第2クリーニングブラシローラ112だけ導電部のみの導電性繊維とすることで、第2クリーニングニップでは、ブラシからトナーに対して正規帯電極性の電荷を注入し易くすることができるからである。これに対し、第1クリーニングニップや第3クリーニングニップでは、導電性繊維を芯鞘構造とすることにより、トナーへの電荷注入を抑制して、トナーの逆帯電を抑えることができる。
また、3つのクリーニングブラシローラについては、それぞれ中間転写ベルト8に対して1[mm]の食い込み量で食い込ませている。食い込み量とは、クリーニングバックアップローラの半径と、クリーニングブラシローラの半径と、中間転写ベルト8の厚みとの合計から、クリーニングバックアップローラの中心とクリーニングブラシローラの中心との距離を差し引いた値である。それぞれのクリーニングブラシローラの回転方向については、クリーニングニップ内でブラシ表面をベルトとは逆方向に移動させるいわゆるカウンター方向に設定している。クリーニングニップにおいて、ブラシの導電性繊維をカウンター方向に移動させることで、両者の線速差を大きくして、トナーの掻き取り効果を増大させることができる。
第1回収ローラ103、第2回収ローラ113、第3回収ローラ123としては、それぞれステンレスによって軸部材とローラ部とが一体成形されたステンレスローラを用いた。なお、これらの回収ローラは、クリーニングブラシローラ内に捕捉されたトナーをブラシの導電性繊維と回収ローラとの電位差によってブラシ内からローラ表面に転移させる機能さえ発揮できれば、どのような材料からなっていてもかまわない。例えば、導電性芯金の表面に、厚さ数〜100[μm]程度の高抵抗弾性チューブを被せたり、さらにその上に絶縁コーティング層を被覆したりして、ローラ抵抗をlogR=12〜13[Ω]程度に調整したものであってもよい。但し、ステンレスローラを用いることで、ローラのコストを低減するとともに、印加電圧を低く抑えることでランニングコストを低減したりすることができる。一方、抵抗をlogR=12〜13[Ω]に調整したローラでは、回収ニップ内でのトナーへの電荷注入を抑制して、電荷注入に起因するトナーのチャージアップによって回収効率を低下させてしまうという事態の発生を抑えることができる。
クリーニングブラシローラ(102、112、122)の設定条件は、次の通りである。
・ブラシ材質:導電性ポリエステル(繊維内部に導電性カーボンを内包し、繊維表面はポリエステル、いわゆる芯鞘構造)
・ブラシ抵抗:10〜10[Ω]
・第1クリーニングバイアス:+1600〜+2000[V]
・第2クリーニングバイアス:−2000〜−2400[V]
・第3クリーニングバイアス:+800〜+1200[V]
・ブラシ植毛密度:10万[本/inch2]
・導電性繊維の直径:約25〜35[μm]
・ブラシ先端の毛倒れ処理:あり
・ブラシ径φ:15〜30[mm](第2、第3は15〜16mm)
・中間転写ベルト8へのブラシ繊維喰い込み量:1[mm]
なお、第2クリーニングバイアスは、第2クリーニングニップ内でベルト上の逆帯電トナーに対して正規帯電極性であるマイナスの電荷を注入できるように、比較的大きな値に設定されている。ブラシ植毛密度、ブラシ抵抗、導電性繊維の径、バイアス、導電性繊維の種類、ブラシ食い込み量などの条件は、例示したものに限られるものではない。導電性繊維の種類としては、ナイロン、アクリル、ポリエステル製のものを例示することができる。
回収ローラ(103、113、123)の設定条件は、次の通りである。
・材質:ステンレス
・回収ローラに対するブラシ喰い込み量:1.5[mm]
・第1回収バイアス:+2000〜+2400[V]
・第2回収バイアス:−2400〜−2800[V]
・第3回収バイアス:+1000〜+1400[V]
これらの設定条件は、例示したものに限られるものではない。
掻き取りブレード(104、114、124)の設定条件は、次の通りである。
・ブレード当接角度:20[°]
・ブレード厚み:0.1[mm]
・回収ローラへのブレード食い込み量:1.0[mm]
これらの設定条件は、例示したものに限られるものではない。
本プリンタにおいては、中間転写ベルト8上のトナーをまず始めに大まかに除去する第1クリーニングブラシローラ102を設けたことで、ジャム紙の発生などに起因して、多量のトナーを除去しなければならなくなったときでも、トナーを良好にクリーニングすることができる。中間転写ベルト8上のトナーをまず始めに大まかに除去する第1クリーニングブラシローラ102により、多量のトナーの殆どを除去するとともに、除去し切れなかった逆帯電トナーや正規帯電トナーを、第2クリーニングブラシローラ112や第3クリーニングブラシローラ122によって確実に除去することができるからである。
次に、本プリンタの特徴的な構成について説明する。
第1クリーニングブラシローラ102、第1回収ローラ103、第1掻き取りブレード104、及び第1スクリュウ105は、保持体たる第1サブユニットケーシング106内に収容、保持されている。そして、図3に示すように、それぞれが第1サブユニット101の一部を構成している。この第1サブユニット101は、サブユニット保持体150に対して着脱可能になっている。
先に示した図2において、第2クリーニングブラシローラ112、第2回収ローラ113、第2掻き取りブレード114、及び第2スクリュウ115は、保持体たる第2サブユニットケーシング116内に収容、保持されている。そして、図4に示すように、それぞれが第2サブユニット111の一部を構成している。この第2サブユニット111は、サブユニット保持体150に対して着脱可能になっている。
先に示した図2において、第3クリーニングブラシローラ122、第3回収ローラ123、第3掻き取りブレード124、及び第3スクリュウ125は、保持体たる第3サブユニットケーシング126内に収容、保持されている。そして、それぞれが第3サブユニット121の一部を構成している。この第3サブユニット121は、サブユニット保持体150に対して着脱可能になっている。
図6は、第1サブユニット101を長手方向(ローラ軸線方向)の一端側から示す斜視図である。第1サブユニットケーシング106における一端側の側面には、第1位置決め突起106aと、第2位置決め突起106bとが、それぞれローラ軸線方向に突出するように設けられている。同図では裏側に隠れて示されていないが、第1サブユニットケーシング106における一端側の側面にも、同様の第1位置決め突起と、第2位置決め突起とが形成されている。また、図2に示した第2サブユニット111や第3サブユニット121においても、サブユニットケーシングの両側面にそれぞれ、同様の第1位置決め突起や第2位置決め突起が形成されている。
図7は、ベルトクリーニング装置100を長手方向の一端側から示す斜視図である。ベルトクリーニング装置100において、第1サブユニット101、第2サブユニット111及び第3サブユニット121を保持しているサブユニット保持体150は、メインフレーム160とサイドプレート190とに主に大別される。サイドプレート190は、サブユニット保持体150の一端側の側壁を構成しており、ネジ192によってメインフレーム160に固定されている。また、メインフレーム160は、サブユニット保持体150の他端側の側壁や、背面壁などを構成している。
メインフレーム160の側壁の外面からは、2つの位置決めピン161がそれぞれ突出している。これら位置決めピン161は、図10に示すように、転写ユニット7の前側板71に設けられた位置決め穴に挿入されることで、転写ユニット7に対してベルトクリーニングユニット100を位置決めするためのものである。
図7において、サイドプレート190には、2つの位置決め穴191が設けられている。これら位置決め穴191は、図11に示すように、転写ユニット7の後側板72に対してボルト止めされることで、転写ユニット7に対してベルトクリーニングユニット100を位置決めするためのものである。
図8は、サブユニット保持体(150)のメインフレーム160を長手方向の一端側から示す側面図である。メインフレーム160の正面壁や底壁は、図示しない第1サブユニットを受ける第1サブユニット受部167を構成している。メインフレーム160の側壁には、第1主位置決め凹部163、第1副位置決め凹部164、第1カップリング165、第1トナー排出開口166などが設けられている。第1主位置決め凹部163は、図示しない第1サブユニットの第1サブユニットケーシングに設けられた第1位置決め突起(図6の106a)を受け入れることで、第1サブユニットをメインフレーム160に対して位置決めするためのものである。また、第1副位置決め凹部164は、図示しない第1サブユニットの第1サブユニットケーシングに設けられた第2位置決め突起(図6の106b)を受け入れることで、第1サブユニットをメインフレーム160に対して位置決めするためのものである。第1主位置決め凹部163が真円状の断面形状になっているのに対し、第1副位置決め凹部164は楕円状の断面形状になっている。この楕円状の断面形状によって第2位置決め突起を受け入れることで、第1サブユニットケーシングにおける2つの位置決め突起間の僅かな位置誤差を吸収することができる。第1カップリング163は、メインフレーム160の側壁に回動自在に設けられている。この第1カップリング163は、メインフレーム160の側壁の外側に設けられた図示しない外部カップリングと一体になっており、側壁を貫通しながら側壁によって回動自在に支持されている。図示しない第1サブユニットがメインフレーム160内にセットされると、第1サブユニットに設けられた駆動受入用カップリングが、図示の第1カップリング163に係合する。この状態で、ベルトクリーニング装置がプリンタ本体内にセットされると、プリンタ本体に設けられた図示しない原動側カップリングが、メインフレーム160に設けられた前記外部カップリングに係合する。これにより、原動側カップリングの回転駆動力が、前記外部カップリングと第1カップリング163とを介して、第1サブユニットの各種回転部材に伝達される。第1トナー排出開口166は、図示しない第1サブユニットから第1スクリュウの回転駆動によって排出されるトナーを、メインフレーム160の外部に排出するためのものである。
メインフレーム160の側壁には、第2主位置決め凹部173、第2副位置決め凹部174、第2カップリング175、第2トナー排出開口176、第2サブユニット受部177なども設けられている。第2主位置決め凹部173は、図示しない第2サブユニットの第2サブユニットケーシングに設けられた第1位置決め突起を受け入れることで、第2サブユニットをメインフレーム160に対して位置決めするためのものである。また、第2副位置決め凹部174は、図示しない第2サブユニットの第2サブユニットケーシングに設けられた第2位置決め突起を受け入れることで、第2サブユニットをメインフレーム160に対して位置決めするためのものである。第2主位置決め凹部173が真円状の断面形状になっているのに対し、第2副位置決め凹部174が楕円状の断面形状になっている点は、第1サブユニットと同様である。第2カップリング175の役割は、第1カップリング163と同様である。また、第2トナー排出開口176の役割は、第1サブユニットの第1トナー排出開口166と同様である。
メインフレーム160の側壁には、第3主位置決め凹部183、第3副位置決め凹部184、第3カップリング185、第3トナー排出開口186、第3サブユニット受部187なども設けられている。第3主位置決め凹部183は、図示しない第3サブユニットの第3サブユニットケーシングに設けられた第1位置決め突起を受け入れることで、第3サブユニットをメインフレーム160に対して位置決めするためのものである。また、第3副位置決め凹部184は、図示しない第3サブユニットの第3サブユニットケーシングに設けられた第2位置決め突起を受け入れることで、第3サブユニットをメインフレーム160に対して位置決めするためのものである。第3主位置決め凹部183が真円状の断面形状になっているのに対し、第3副位置決め凹部184が楕円状の断面形状になっている点は、第1サブユニットと同様である。第3カップリング185の役割は、第1カップリング163と同様である。また、第3トナー排出開口186の役割は、第1サブユニットの第1トナー排出開口166と同様である。
図9は、サイドプレート190を裏面側から示す側面図である。サイドプレート190の裏面にも、メインフレームと同様の第1主位置決め凹部163、第1副位置決め凹部164、第2主位置決め凹部173、第2副位置決め凹部174、第3主位置決め凹部183、及び第3副位置決め凹部184が設けられている。また、サイドプレート190には、ネジを貫通させるためのネジ開口193や、上述した位置決め穴191が設けられている。
以上の構成を備える本プリンタにおいて、第1サブユニット101、第2サブユニット111、及び第3サブユニット121を着脱可能に保持するサブユニット保持体150は、それら3つのサブユニットを保持しながら、それらサブユニットの相対位置を位置決めする役割を担っている。サブユニット保持体150をメインフレーム160とサイドプレート190とに分解しても、個々の部品については各サブユニット内に収容したままの状態になっているので、ユーザーによる分解が行われても何ら差し障りない。このように、各クリーニングブラシローラ8102、112、122)を、サブユニットケーシングとともにサブユニット保持体150に対して着脱するサブユニット(101、111、121)として構成したことで、3つのクリーニングブラシローラをそれぞれ他のクリーニング部材から切り離して交換してもらうことができる。3つのクリーニングブラシローラのうち、何れか1つが寿命に到達した場合、ユーザーは、複数のサブユニットのうち、寿命に到達したクリーニングブラシローラを保持しているサブユニットだけを交換することで、寿命に到達していないクリーニングブラシローラやその周囲の部材については、そのまま筺体内に残して使用することが可能になる。よって、従来よりもクリーニング装置の保守費用を低減することができる。
なお、少なくともクリーニングブラシローラを保持する保持体として、内部の部品を完全に覆うサブユニットケーシングを用いた例について説明したが、保持している個々の部品を容易に取り外せない構造のものであって、且つ個々の部品をサブユニット保持体上で所定の姿勢に維持するものであれば、部品を完全に覆うケーシングでなくてもよい。例えば、クリーニングブラシローラなどの部品をローラ軸線方向の一端側で支持する第1側板、及び他端側で支持する第2側板だけからなる保持体であっても、それら側板をローラ軸上で軸線方向にずらさない構造になっていれば、保持体として機能させることができる。
先に図2に示したように、3つのクリーニングブラシローラのうち、トナー処理量が最も多くなる第1クリーニングブラシローラ102については、他の2つのクリーニングブラシローラよりも大きくしている。これにより、第1クリーニングブラシローラ102については、他の2つのクリーニングブラシローラに比べて、同じ線速の条件でより少ない回転数によるクリーニングを行わせることで、ブラシローラ部を劣化させ難くしている。これにより、第1クリーニングブラシローラ102の寿命到達期間を、他の2つのクリーニングブラシローラの寿命到達期間に近づけて、第1クリーニングブラシローラ102の交換頻度が他の2つに比べて大幅に高くなるという事態の発生を回避することができる。
なお、第1クリーニングブラシローラ102だけではく、第1回収ローラ103も、他の回収ローラよりも大きくしてもよい。これにより、第1回収ローラ103の寿命到達期間も、他の2つの回収ローラに近づけることができる。
また、第2クリーニングブラシローラ112により、逆帯電トナーに対して正規帯電極性の電荷を注入するようにした例について説明したが、電荷を注入せずに逆帯電トナーをクリーニングする役割だけを担わせてもよい。
また、第1クリーニング部材102によって除去し切れなかった正規帯電トナーをクリーニングするためのクリーニングブラシローラを、除去し切れなかった逆帯電トナーをクリーニングするためのクリーニングブラシローラよりもベルト移動方向の下流側に設けた例について説明したが、両者の位置関係を逆転させてもよい。この場合、除去し切れなかった正規帯電トナーをクリーニングするためのクリーニングブラシローラにより、一部のトナーに対して正規帯電極性とは逆極性の電荷を注入することで、一部のトナーを逆帯電させてもよい。逆帯電させたトナーについては、下流側の逆帯電トナーをクリーニングするためのクリーニングブラシローラによって除去することが可能だからである。
また、除去し切れなかった逆帯電トナーをクリーニングするためのクリーニングローラを、逆帯電トナーに対して正規極性の電荷を注入する電荷注入ローラとしてのみ機能させて、逆帯電トナーをクリーニングしない構成にしてもよい。逆帯電トナーに対して正規極性の電荷を注入して逆帯電トナーを正規帯電トナーに変化させることで、下流側のクリーニングブラシローラによって除去することが可能になるからである。正規極性の電荷を注入する手段として、ブラシローラの代わりに、ブレードやコロナチャジャーなどを用いてもよい。
また、クリーニングブラシローラの金属製の回転軸部材に対してクリーニングバイアスを印加する例について説明したが、各回収ローラとして金属製のものを用いて、回収ローラを介してクリーニングブラシローラにクリーニングバイアスを印加してもよい。この場合、クリーニングブラシローラの繊維抵抗による電位降下によって、回収ローラとの接触部を介する形態で、回収ローラに印加されたバイアス電圧よりも幾分低いバイアス電圧がクリーニングブラシローラに印加されている状態となる。これにより、回収ローラとクリーニングブラシローラとの間に電位差が形成され、回収ローラ方向へ電位勾配によりクリーニングブラシローラから回収ローラへトナーを静電的に移動させることができる。
また、被清掃体たる中間転写ベルト8をクリーニングするベルトクリーニング装置100に本発明を適用した例について説明したが、中間転写ベルト8とは異なる像担持体をクリーニングするクリーニング装置にも、本発明の適用が可能である。例えば、像担持体たる感光体をクリーニングするドラムクリーニング装置に、本発明を適用してもよい。
また、3つのサブユニットを設けた例について説明したが、2つ、あるいは4つのサブユニットを設けたクリーニング装置にも、本発明の適用が可能である。
以上、実施形態に係るプリンタにおいては、複数の保持体として、それぞれクリーニングブラシローラを収容するサブユニットケーシング(106、116、126)を用いている。かかる構成では、サブユニット保持体150を分解しても、個々の部品については、サブユニットケーシングの中に収容させて外部に露出させない状態を維持するので、分解時に各部品の状態を変化させてしまうことを回避することができる。
また、実施形態に係るプリンタにおいては、サブユニット保持体150と被清掃体たる中間転写ベルト8とを連結する連結部材たる側板71を設けている。サブユニット保持体150のサイドプレート190を取り外しても、メインフレーム160については、側板71に係合させて、メインフレーム160を中間転写ベルト8に連結させた状態で、メインフレーム160に対して複数のサブユニット(101、111、121)をそれぞれ個別に着脱することができる。これにより、サブユニットの交換作業を簡素化させることができる。
また、実施形態に係るプリンタにおいては、複数のクリーニングブラシローラのうち、ベルト表面移動方向の最も上流側に配設される第1クリーニングブラシローラ102を、他のクリーニングブラシローラよりも大きくしている。かかる構成では、上述したように、第1クリーニングブラシローラ102の寿命到達期間を、他の2つのクリーニングブラシローラの寿命到達期間に近づけて、第1クリーニングブラシローラ102の交換頻度が他の2つに比べて大幅に高くなるという事態の発生を回避することができる。
8:中間転写ベルト(被清掃体、像担持体)
71:側板(連結部材)
100:ベルトクリーニング装置
101:第1サブユニット
102:第1クリーニングブラシローラ(クリーニング部材)
106:第1サブユニットケーシング(保持体)
111:第2サブユニット
112:第2クリーニングブラシローラ(クリーニング部材)
116:第2サブユニットケーシング(保持体)
121:第3サブユニット
122:第3クリーニングブラシローラ(クリーニング部材)
126:第3サブユニットケーシング(保持体)
特開2007−25173号公報

Claims (8)

  1. 互いに被清掃体の表面に当接しながら、前記表面に付着している付着物を掻き取ってクリーニングする複数のクリーニング部材が、前記被清掃体の表面移動方向に沿って順に並ぶように配設されたクリーニング装置において、
    複数の前記クリーニング部材を、それぞれ個別の保持体に保持させて、少なくとも前記クリーニング部材と前記保持体とからなる複数のサブユニットとして構成し、
    それらサブユニットを着脱可能に保持するサブユニット保持体を設け
    且つ、複数のサブユニットのうち、少なくとも何れか1つについて、前記クリーニング部材によって前記被清掃体から掻き取って前記保持体内に受け入れた付着物を、前記保持体内から前記ユニット保持体の外に排出するための排出開口を、前記サブユニット保持体に設けたことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 請求項1のクリーニング装置において、
    前記排出開口を、複数の前記サブユニットのそれぞれに個別に対応させて前記サブユニット保持体に複数設けたことを特徴とするクリーニング装置。
  3. 請求項1又は2のクリーニング装置において、
    前記サブユニット保持体と前記被清掃体とを連結する連結部材を設けるととにも、前記サブユニット保持体を前記連結部材によって前記被清掃体に連結させた状態で、前記サブユニット保持体に対して複数の前記サブユニットをそれぞれ個別に着脱可能にしたことを特徴とするクリーニング装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかのクリーニング装置において、
    複数の前記サブユニットのうち、少なくとも何れか1つを前記サブユニット保持体に位置決めするための位置決め部を前記サブユニット保持体に設けたことを特徴とするクリーニング装置。
  5. 請求項4のクリーニング装置において、
    前記位置決め部を、複数の前記サブユニットのそれぞれに個別に対応させて前記サブユニット保持体に複数設けたことを特徴とするクリーニング装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかのクリーニング装置において、
    複数の前記サブユニットのうち、少なくとも何れか1つに伝達する駆動力を受けるカップリングを前記サブユニット保持体に設けたことを特徴とするクリーニング装置。
  7. 請求項6のクリーニング装置において、
    前記カップリングを、複数の前記サブユニットのそれぞれに個別に対応させて前記サブユニット保持体に複数設けたことを特徴とするクリーニング装置。
  8. トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体の表面にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記像担持体の表面に付着している付着物たるトナーを掻き取ってクリーニングするクリーニング装置とを備える画像形成装置において、
    前記クリーニング装置として、請求項1乃至の何れかのクリーニング装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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