JP5689586B2 - 顔料分散組成物、着色感光性組成物、カラーフィルタ、カラーフィルタの製造方法、および液晶表示装置 - Google Patents
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Description
なお、銅以外の中心金属を有するフタロシアニンの一種であるハロゲン化亜鉛フタロシアニンについては、非特許文献1に詳しい。
即ち、本発明の目的は、分散性および分散安定性の向上した亜鉛フタロシアニン系顔料の分散組成物を得ることであり、これを用いて経時安定性が良好で、しかも現像ラチチュードの大きい着色感光性組成物を得ることである。
また、本発明のさらなる目的は、前記本発明の着色感光性組成物を用いることで、色純度が高く、透過率が高く、コントラストが高い色特性が良好なカラーフィルタを得ることにあり、さらに、このカラーフィルタを用いて、輝度の高い鮮明な画像の液晶表示装置を得ることを目的とする。
前記ポリエステル鎖の構造は、ジオール化合物とジカルボン酸化合物の縮合した構造又はラクトン環が開環重合した構造である顔料分散組成物。
一般式(a)中、X 21 〜X 36 は、いずれも独立に水素原子、塩素原子または臭素原子である。ただし、X 21 〜X 36 のうち8個以上は、臭素原子であり、かつ、4個は塩素原子である。
式(I)〜(IV)中、R1は水素原子又はメチル基、R2及びR2’は、それぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基、Aは、それぞれ独立に炭素数1〜8のアルキレン基、−[CH(R6)−CH(R7)−O]x−CH(R6)−CH(R7)−又は[(CH2)y−O]z−(CH2)y−で示される2価の基、R3は、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基、フェニル基、ビフェニル基、−[CH(R6)−CH(R7)−O]x−R8又は−[(CH2)y−O]z−R8を示す。R8は、水素原子、あるいは炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基、フェニル基、ビフェニル基、−CHO、−CH2CHO、又は−CH2COOR12で示される1価の基であり、R12は水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基である。
R4及びR4’は、それぞれ独立に水素原子、水酸基、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基、フェニル基、ビフェニル基、−[CH(R9)−CH(R10)−O]a−R11、−[(CH2)b−O]c−R11、又は−O−R4’’で示される1価の基であり、R4及びR4’のいずれかは炭素原子を含む。R4’’は、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基、フェニル基、ビフェニル基、−[CH(R9)−CH(R10)−O]a−R11、−[(CH2)b−O]c−R11で示される1価の基である。
R5は、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基、フェニル基、ビフェニル基、−[CH(R9)−CH(R10)−O]a−R11、−[(CH2)b−O]c−R11、又は−O−R5’で示される1価の基である。R5’は、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基、フェニル基、ビフェニル基、−[CH(R9)−CH(R10)−O]a−R11、−[(CH2)b−O]c−R11で示される1価の基である。
R6、R7、R9及びR10は、それぞれ独立に水素原子又はメチル基であり、R11は、水素原子、あるいは炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基、フェニル基、ビフェニル基、−CHO、−CH2CHO、−CO−CH=CH2、−CO−C(CH3)=CH2又は−CH2COOR12で示される1価の基であり、R12は水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基である。
x及びaは1〜18の整数、y及びbは1〜5の整数、z及びcは1〜18の整数を示
す。m及びnは1〜200の整数を示す。
<9> 更に、アルカリ可溶性樹脂を含有する<8>に記載の着色感光性組成物。
<11> 基材上に、<10>に記載の着色感光性組成物を用いてなる着色パターンを有するカラーフィルタ。
<13> <11>に記載のカラーフィルタを具備してなる液晶表示装置。
塗布工程ではポリエステル鎖を分子内に有する樹脂相互間、および/または特定分散剤とポリエステル鎖を分子内に有する樹脂との間で、剪断速度が大きい塗布工程では粘度が低減し、塗布膜厚の均一性が図られるものと推定される。
また現像工程においてもポリエステル鎖を分子内に有する樹脂が現像液との親和性に高く、現像液を着色感光性膜に均一に浸透させるので、現像が均一に進行し、これによって現像ラチチュードが高まるものと推定している。
また、前記本発明の着色感光性組成物を用いることで、色純度が高く、透過率が高く、コントラストが高い色特性が良好なカラーフィルタを得ることができ、さらに、このカラーフィルタを用いて、輝度の高い鮮明な画像の液晶表示装置を得ることができる。
本発明の顔料分散組成物は、少なくとも、(A)亜鉛フタロシアニン系顔料、(B)一般式(b−1)で表される構造単位を含む分散剤、および(C)ポリエステル鎖を分子内に有する樹脂、を含有する顔料分散組成物である。
即ち、本発明の顔料分散組成物は、亜鉛フタロシアニン系顔料と、特定分散剤と、ポリエステル鎖を分子内に有する樹脂と を組み合わせて用いることがその特徴の一つである。
以下、本発明の顔料分散組成物を構成する各成分について詳述する。
一般に亜鉛フタロシアニンは、フタロシアニン環中に16個の水素原子を有しているため、これらの水素原子を、最大16個まで臭素原子及び/又は塩素原子で置換することができる。これらハロゲン原子は、全て同一であっても、それぞれ異なっていてもよい。置換基数を一定とした場合には、臭素原子>塩素原子の順に緑色が濃くなる。これら水素原子を、臭素原子と、例えば塩素原子とで置換すると、臭素原子数が0〜16個、塩素原子数が0〜16個、水素原子数が0〜16個の範囲で、理論上では合計136種類の置換体を製造できる。
本発明では、一般式(a)のX21〜X36のうち少なくとも8個以上が、塩素原子、または臭素原子であるハロゲン化亜鉛フタロシアニンが好ましい。
本発明の顔料分散組成物における特徴的な成分の一つである、一般式(b−1)で表される構造単位を含む分散剤(特定分散剤)について詳細に説明する。
特定分散剤は、本発明の顔料分散組成物において亜鉛フタロシアニン系顔料の分散剤として機能しうるものである。
先ず、一般式(b−1)で表される構造単位及びそれに関する事項について詳述する。
この範囲内であると分散安定性が良好であり好ましい。
この範囲内であると分散安定性と現像性とが良好となり好ましい。
(b−1−1):(b−2−1)=40:60(質量比)、
(b−1−1):(b−2−4)=25:55(質量比)、
(b−1−1):(b−2−6)=20:50(質量比)、
(b−1−1):(b−2−7)=20:50(質量比)、
(b−1−2):(b−2−4)=30:70(質量比)、
(b−1−2):(b−2−6)=25:55(質量比)、
(b−1−2):(b−2−7)=20:60(質量比)、
(b−1−4):(b−2−1)=30:70(質量比)、
(b−1−4):(b−2−4)=20:50(質量比)、
(b−1−4):(b−2−7)=20:60(質量比)、
(b−1−5):(b−2−4)=30:70(質量比)、
(b−1−5):(b−2−7)=20:60(質量比)、
(b−1−1):(b−2−7):メタクリル酸=20:50:5(質量比)、
(b−1−1):(b−2−4):メタクリル酸=30:55:7(質量比)、
(b−1−2):(b−2−6):メタクリル酸=20:50:5(質量比)、
(b−1−2):(b−2−7):メタクリル酸=20:50:5(質量比)
本発明の顔料分散組成物は、分子内にポリエステル鎖を分子内に有する樹脂を含む。
ポリエステル鎖を分子内に有する樹脂におけるポリエステル鎖の構造としては、繰り返し単位を3〜100有するものであることが好ましく、より好ましくは5〜100有するものであり、さらに好ましくは5〜60有するものである。
ポリエステル鎖を分子内に有する樹脂は、顔料との吸着性、即ち分散性の点からは、主鎖が非ポリエステル構造で、側鎖にポリエステル鎖を有する高分子化合物であることが好ましい。
ポリエステル鎖を主鎖に有する樹脂として具体的には、例えば、特開平6−239984号公報に記載のブロック重合体、特開2003-306535号公報に記載の脂肪族ポリエステル化合物等が挙げられる。
ポリエステル鎖を分子内に有する樹脂は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、本発明の顔料分散組成物中における(C)ポリエステル鎖を分子内に有する樹脂の含有量は、亜鉛フタロシアニン系顔料100質量部に対し、2〜200質量部が好ましく、より好ましくは6〜100質量部、10〜60質量部がさらに好ましい範囲である。(C)ポリエステル鎖を分子内に有する樹脂がこの範囲にあると分散安定性が向上し、かつ低粘度であるため、塗布均一性が良好であり、好ましい。
本発明の顔料分散組成物における溶剤としては、例えば、1−メトキシ−2−プロピルアセテート、1−メトキシ−2−プロパノール、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、n−プロパノール、2−プロパノール、n−ブタノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トルエン、キシレンなどの溶剤を挙げることができる。
本発明の顔料分散組成物の調製態様は、特に制限されないが、例えば、顔料と顔料分散剤と溶剤とを、縦型もしくは横型のサンドグラインダー、ピンミル、スリットミル、超音波分散機等を用いて、0.01〜1mmの粒径のガラス、ジルコニア等でできたビーズで微分散処理を行なうことにより得ることができる。
本発明の着色感光性組成物は、既述の本発明の顔料分散組成物と、アルカリ可溶性樹脂と、光重合性化合物と、光重合開始剤とを少なくとも含んでなり、必要に応じて、他の成分を含んでいてもよい。この着色感光性組成物は、既述の特定重合体及び分子内にポリエステル鎖を有する分散剤を含むので、組成物中で顔料が良好な分散状態で保持され、良好な色特性が得られると共に、例えばカラーフィルタを構成したときには高いコントラストを得ることができる。
以下、本発明の着色感光性組成物に含まれる各成分について詳述する。
組み合わせて用いる従来公知の有機顔料としては、黄色顔料又は緑色顔料が好ましく、特に黄色顔料を組み合わせて用いることが好ましい。
組み合わせて用いる緑色顔料としては例えばC.I.Pigment GREEN 36、同7等が挙げられるが、色特性を損なうことがあるので用いる量としては亜鉛フタロシアニン系顔料100質量部あたり50質量部以下、更には30質量部以下とすることが好ましい。
本発明の着色感光性組成物は、アルカリ可溶性樹脂の少なくとも一種を含有することが好ましい。アルカリ可溶性樹脂は顔料分散組成物の調整の段階で含有することも可能であり、顔料分散組成物の調整および着色感光性組成物の調整の段階の両方の工程で分割して添加することも可能である。
アルカリ可溶性樹脂としては、線状有機高分子重合体であって、分子(好ましくは、アクリル系共重合体、スチレン系共重合体を主鎖とする分子)中に少なくとも1つのアルカリ可溶性を促進する基(例えばカルボキシル基、リン酸基、スルホン酸基など)を有するアルカリ可溶性樹脂の中から適宜選択することができる。このうち、更に好ましくは、有機溶剤に可溶で弱アルカリ水溶液により現像可能なものである。
本発明の着色感光性組成物は、光重合性化合物の少なくとも一種を含有する。本発明に用いることができる光重合性化合物は、少なくとも一個のエチレン性不飽和二重結合を有する付加重合性化合物であり、末端エチレン性不飽和結合を少なくとも1個、好ましくは2個以上有する化合物から選ばれる。このような化合物群は当該産業分野において広く知られるものであり、本発明においてはこれらを特に限定無く用いることができる。これらは、例えばモノマー、プレポリマー、すなわち2量体、3量体及びオリゴマー、又はそれらの混合物ならびにそれらの共重合体などの化学的形態をもつ。モノマー及びその共重合体の例としては、不飽和カルボン酸(例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸など)や、そのエステル類、アミド類が挙げられ、好ましくは、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アルコール化合物とのエステル、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アミン化合物とのアミド類が用いられる。また、ヒドロキシル基やアミノ基、メルカプト基等の求核性置換基を有する不飽和カルボン酸エステル或いはアミド類と単官能若しくは多官能イソシアネート類或いはエポキシ類との付加反応物、及び単官能若しくは、多官能のカルボン酸との脱水縮合反応物等も好適に使用される。また、イソシアネート基や、エポキシ基等の親電子性置換基を有する不飽和カルボン酸エステル或いはアミド類と単官能若しくは多官能のアルコール類、アミン類、チオール類との付加反応物、更にハロゲン基や、トシルオキシ基等の脱離性置換基を有する不飽和カルボン酸エステル或いはアミド類と単官能若しくは多官能のアルコール類、アミン類、チオール類との置換反応物も好適である。また、別の例として、上記の不飽和カルボン酸の代わりに、不飽和ホスホン酸、スチレン、ビニルエーテル等に置き換えた化合物群を使用することも可能である。
(ただし、RA及びRBは、H又はCH3を示す。)
光重合性化合物は、着色感光性組成物中の不揮発性成分に対して、好ましくは5〜70質量%、更に好ましくは10〜60質量%の範囲で使用される。また、これらは単独で用いても2種以上併用してもよい。そのほか、光重合性化合物の使用法は、酸素に対する重合阻害の大小、解像度、かぶり性、屈折率変化、表面粘着性等の観点から適切な構造、配合、添加量を任意に選択できる。
本発明の着色感光性組成物は、光重合開始剤の少なくとも一種を含有する。
光重合開始剤としては、例えば、特開平57−6096号公報に記載のハロメチルオキサジアゾール、特公昭59−1281号公報、特開昭53−133428号公報等に記載のハロメチル−s−トリアジン等活性ハロゲン化合物、米国特許第4318791号、欧州特許公開EP88050A等の各明細書に記載のケタール、アセタール、又はベンゾインアルキルエーテル類等の芳香族カルボニル化合物、米国特許第4199420号明細書に記載のベンゾフェノン類等の芳香族ケトン化合物、Fr−2456741明細書に記載の(チオ)キサントン類又はアクリジン類化合物、特開平10−62986号公報に記載のクマリン類又はロフィンダイマー類等の化合物、特開平8−015521号公報等に記載のスルホニウム有機硼素錯体等、等を挙げることができる。
前記ケタール系の光重合開始剤としては、例えば、ベンジルジメチルケタール、ベンジル−β−メトキシエチルアセタールなどを好適に挙げることができる。
前記アクリジン類系の光重合開始剤としては、例えば、9−フェニルアクリジン、1,7−ビス(9−アクリジニル)ヘプタン等を好適に挙げることができる。
前記ビイミダゾール系の光重合開始剤としては、例えば、2−メルカプトベンズイミダゾール、2,2’−ベンゾチアゾリルジサルファイド等を好適に挙げることができる。
また、これらの光重合開始剤を併用することもできる。
好ましい増感剤の例としては、以下の化合物類に属しており、かつ330nmから450nm域に吸収波長を有するものを挙げることができる。
例えば、多核芳香族類(例えば、フェナントレン、アントラセン、ピレン、ペリレン、トリフェニレン、9,10−ジアルコキシアントラセン)、キサンテン類(例えば、フルオレッセイン、エオシン、エリスロシン、ローダミンB、ローズベンガル)、チオキサントン類(イソプロピルチオキサントン、ジエチルチオキサントン、クロロチオキサントン)、シアニン類(例えばチアカルボシアニン、オキサカルボシアニン)、メロシアニン類(例えば、メロシアニン、カルボメロシアニン)、フタロシアニン類、チアジン類(例えば、チオニン、メチレンブルー、トルイジンブルー)、アクリジン類(例えば、アクリジンオレンジ、クロロフラビン、アクリフラビン)、アントラキノン類(例えば、アントラキノン)、スクアリウム類(例えば、スクアリウム)、アクリジンオレンジ、クマリン類(例えば、7−ジエチルアミノ−4−メチルクマリン)、ケトクマリン、フェノチアジン類、フェナジン類、スチリルベンゼン類、アゾ化合物、ジフェニルメタン、トリフェニルメタン、ジスチリルベンゼン類、カルバゾール類、ポルフィリン、スピロ化合物、キナクリドン、インジゴ、スチリル、ピリリウム化合物、ピロメテン化合物、ピラゾロトリアゾール化合物、ベンゾチアゾール化合物、バルビツール酸誘導体、チオバルビツール酸誘導体、アセトフェノン、ベンゾフェノン、チオキサントン、ミヒラーズケトンなどの芳香族ケトン化合物、N−アリールオキサゾリジノンなどのヘテロ環化合物などが挙げられる。
本発明の着色感光性組成物は、一般に上記成分と共に溶剤を用いて好適に調製することができる。
ケトン類、例えばメチルエチルケトン、シクロヘキサノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン等;
芳香族炭化水素類、例えばトルエン、キシレン、等が挙げられる。
溶剤は、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の着色感光性組成物には、必要に応じて、フッ素系有機化合物、熱重合防止剤、着色剤、光重合開始剤、その他充填剤、上記の一般式(1)又は(2)で表される高分子化合物及びアルカリ可溶性樹脂以外の高分子化合物、界面活性剤、密着促進剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、凝集防止剤などの各種添加物を含有することができる。
フッ素系有機化合物を含有することで、塗布液としたときの液特性(特に流動性)を改善でき、塗布厚の均一性や省液性を改善することができる。すなわち、基板と塗布液との界面張力を低下させて基板への濡れ性が改善され、基板への塗布性が向上するので、少量の液量で数μm程度の薄膜を形成した場合であっても、厚みムラの小さい均一厚の膜形成が可能である点で有効である。
フッ素系有機化合物の添加量は、顔料分散組成物または着色感光性組成物の全質量に対して、0.001〜2.0質量%が好ましく、より好ましくは0.005〜1.0質量%である。
本発明の着色感光性組成物には、熱重合開始剤を含有させることも有効である。熱重合開始剤としては、例えば、各種のアゾ系化合物、過酸化物系化合物が挙げられ、前記アゾ系化合物としては、アゾビス系化合物を挙げることができ、前記過酸化物系化合物としては、ケトンパーオキサイド、パーオキシケタール、ハイドロパーオキサイド、ジアルキルパーオキサイド、ジアシルパーオキサイド、パーオキシエステル、パーオキシジカーボネートなどを挙げることができる。
本発明の着色感光性組成物には、塗布性を改良する観点から、各種の界面活性剤を用いて構成することが好ましく、ノニオン系、カチオン系、アニオン系の各種界面活性剤を使用できる。中でも、ノニオン系界面活性剤でパーフルオロアルキル基を有するフッ素系界面活性剤が好ましい。
フッ素系界面活性剤の具体例としては、大日本インキ化学工業(株)製のメガファック(登録商標)シリーズ、3M社製のフロラード(登録商標)シリーズなどが挙げられる。
本発明の着色感光性組成物には、さらに熱重合防止剤を加えておくことが好ましく、例えば、ハイドロキノン、p−メトキシフェノール、ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ピロガロール、t−ブチルカテコール、ベンゾキノン、4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2−メルカプトベンゾイミダゾール等が有用である。
本発明のカラーフィルタは、既述の本発明の着色感光性組成物を用いてガラスなどの基板上に着色された膜(着色パターン)を形成することにより作製されるものであり、例えば、本発明の着色感光性組成物を、基板に直接又は他の層を介して付与(好ましくは、回転塗布、スリット塗布、流延塗布、ロール塗布等の塗布方法により塗布)して感光性膜を形成し、形成された感光性膜に、所定のマスクパターンを介して露光し、露光後に未硬化部を現像液で現像除去することにより各色(例えば3色あるいは4色)の着色パターン(例えば着色画素)を形成することによって、最も好適にカラーフィルタを作製することができる。
これにより、液晶表示素子や固体撮像素子に用いられるカラーフィルタをプロセス上の困難性が少なく、高品質でかつ低コストに作製することができる。
この際、露光に用いる放射線としては、特にg線、h線、i線、j線等の紫外線が好ましい。
現像液としては、未硬化部における着色感光性組成物の膜を溶解する一方、硬化部を溶解しないものであれば、いずれのものも用いることができる。具体的には、種々の有機溶剤の組合せやアルカリ性の水溶液を用いることができる。
なお、アルカリ性水溶液を現像液として使用した場合には、一般に現像後に水で洗浄(リンス)が行なわれる。
ポストベークは、硬化を完全なものとするための現像後の加熱であり、通常約200℃〜250℃の加熱(ハードベーク)を行なう。このポストベーク処理は、現像後の塗布膜を、上記条件になるようにホットプレートやコンベクションオーブン(熱風循環式乾燥機)、高周波加熱機等の加熱手段を用いて、連続式あるいはバッチ式で行なうことができる。
基板上に他の層を介して着色感光性組成物を付与する場合の、他の層としては、ガスバリヤー層、耐溶剤性層、などが挙げられる。
フタロジニトリル、塩化亜鉛を原料として亜鉛フタロシアニンを製造した。ハロゲン化は、塩化スルフリル3.1質量部、無水塩化アルミニウム3.7質量部、塩化ナトリウム0.46質量部、亜鉛フタロシアニン1質量部を40℃で混合し、臭素2.2質量部を滴下して行った。80℃で15時間反応し、その後、反応混合物を水に投入し、部分臭素化亜鉛フタロシアニン粗顔料を析出させた。この水性スラリーを濾過し、80℃の湯洗浄を行い、90℃で乾燥させ、2.6質量部の精製された部分臭素化亜鉛フタロシアニン粗顔料を得た。
この部分臭素化亜鉛フタロシアニン粗顔料1質量部、粉砕した塩化ナトリウム7質量部、ジエチレングリコール1.6質量部、キシレン0.09質量部を双腕型ニーダーに仕込み、100℃で6時間混練した。混練後80℃の水100質量部に取り出し、1時間攪拌後、濾過、湯洗、乾燥、粉砕した部分臭素化亜鉛フタロシアニン顔料を得た。
得られた部分臭素化亜鉛フタロシアニン顔料は、質量分析によるハロゲン含有量分析から、平均組成ZnPcBr10Cl4H2で(Pc;フタロシアニン)、1分子中に平均10個の臭素を含有するものであった。
なお、透過型電子顕微鏡(日本電子(株)製JEM−2010)で測定した一次粒径の平均値は0.065μmであった。
メタクリル酸ジメチルアミノエチル 30.0g、メタクリル酸ヒドロキシエチルのε−カプロラクトン5モル付加物(プラクセルFM−5:ダイセル化学工業株式会社製)70.0g、n−ドデシルメルカプタン1.7gおよびメトキシプロピレングリコール233gを、窒素置換した三口フラスコに導入し、攪拌機(新東科学(株):スリーワンモータ)にて攪拌し、窒素をフラスコ内に流しながら加熱して75℃まで昇温する。これに2,2−アゾビス(2−メチルプロピオン酸ジメチル)(和光純薬(株)製、V−601)を0.67g加え、75℃にて2時間加熱攪拌を行った。その後、さらにV−601を0.67g加えて2時間過熱攪拌した後、90℃に昇温して2時加熱攪拌し、重合体1の30%溶液を得た。
得られた高分子化合物の重量平均分子量を、ポリスチレンを標準物質としたゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(GPC)により測定した結果、1.3万であった。
また、1H-NMRから求めた繰り返し単位組成比(質量比)は、30/70であった。
メタクリル酸ジメチルアミノエチル 25.0g、メタクリル酸2-エチルヘキシル 55.0g、メタクリル酸ベンジル 20.0g、n−ドデシルメルカプタン2.3gおよびメトキシプロピレングリコール233gを、窒素置換した三口フラスコに導入し、攪拌機(新東科学(株):スリーワンモータ)にて攪拌し、窒素をフラスコ内に流しながら加熱して75℃まで昇温する。これに2,2−アゾビス(2−メチルプロピオン酸ジメチル)(和光純薬(株)製、V−601)を1.2g加え、75℃にて2時間加熱攪拌を行った。その後、さらにV−601を1.2g加えて2時間過熱攪拌した後、90℃に昇温して2時加熱攪拌し、重合体2の30%溶液を得た。
得られた高分子化合物の重量平均分子量を、ポリスチレンを標準物質としたゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(GPC)により測定した結果、1.2万であった。
また、1H-NMRから求めた繰り返し単位組成比(質量比)は、25/55/20であった。
メタクリル酸ジメチルアミノエチル 20.0g、メタクリル酸ヒドロキシエチルのε−カプロラクトン5モル付加物(プラクセルFM−5:ダイセル化学工業株式会社製)50.0g、メタクリル酸ベンジル 25.0g、アクリル酸 5g、n−ドデシルメルカプタン1.6gおよびメトキシプロピレングリコール233gを、窒素置換した三口フラスコに導入し、攪拌機(新東科学(株):スリーワンモータ)にて攪拌し、窒素をフラスコ内に流しながら加熱して75℃まで昇温する。これに2,2−アゾビス(2−メチルプロピオン酸ジメチル)(和光純薬(株)製、V−601)を1.0g加え、75℃にて2時間加熱攪拌を行った。その後、さらにV−601を1.0g加えて2時間過熱攪拌した後、90℃に昇温して2時加熱攪拌し、重合体3の30%溶液を得た。
得られた高分子化合物の重量平均分子量を、ポリスチレンを標準物質としたゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(GPC)により測定した結果、1.2万であった。
また、水酸化ナトリウムを用いた滴定から、固形分あたりの酸価は、40mgKOH/g、1H-NMRから求めた繰り返し単位組成比(質量比)は、20/50/25/5であった。
メタクリル酸ジメチルアミノエチル 20.0g、アクリル酸ヒドロキシエチルのε−カプロラクトン10モル付加物(プラクセルFA−10L:ダイセル化学工業株式会社製)50.0g、メタクリル酸ベンジル 25.0g、アクリル酸 5g、n−ドデシルメルカプタン1.6gおよびメトキシプロピレングリコール233gを、窒素置換した三口フラスコに導入し、攪拌機(新東科学(株):スリーワンモータ)にて攪拌し、窒素をフラスコ内に流しながら加熱して75℃まで昇温する。これに2,2−アゾビス(2−メチルプロピオン酸ジメチル)(和光純薬(株)製、V−601)を1.0g加え、75℃にて2時間加熱攪拌を行った。その後、さらにV−601を1.0g加えて2時間過熱攪拌した後、90℃に昇温して2時加熱攪拌し、重合体4の30%溶液を得た。
得られた高分子化合物の重量平均分子量を、ポリスチレンを標準物質としたゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(GPC)により測定した結果、1.2万であった。
また、水酸化ナトリウムを用いた滴定から、固形分あたりの酸価は、40mgKOH/g、1H-NMRから求めた繰り返し単位組成比(質量比)は、20/50/25/5であった。
<顔料分散組成物の調製>
下記組成(1)の成分を混合し、ホモジナイザーを用いて回転数3,000r.p.m.で1時間撹拌して混合し、顔料を含む混合溶液を調製した。
〔組成(1)〕
・部分臭素化亜鉛フタロシアニン(前記合成品) 150部
・分散剤:前記重合体1の30%溶液 100部
・ポリエステル鎖を分子内に有する樹脂:アジスパーPB711(味の素ファインテクノ製) 30部
・溶剤:2−アセトキシ−1−メトキシプロパン 720部
得られた顔料分散組成物について下記の評価を行った。
(1)粘度の測定、評価
得られた顔料分散組成物について、E型粘度計を用いて、分散直後の顔料分散組成物の粘度η1および分散後(室温にて)1週間経過した後の顔料分散組成物の粘度η2を測定し、増粘の程度を評価した。評価結果は下記表1に示す。ここで、粘度が低いことは、分散性、分散安定性が良好であることを示す。
実施例1において、特定分散剤(重合体1)を、前記合成例2〜4で各々得られた特定分散剤(重合体2、重合体3、および重合体4)にそれぞれ代えたこと以外は実施例1と同様にして、緑色の顔料分散組成物(G2)、(G3)、および(G4)を調製し、実施例1と同様の評価を行なった。結果を下記表1に示す。
実施例1において、特定分散剤(重合体1)を、下記のメタクリル酸メチルとメタクリル酸との共重合体D−1(=85/15[質量比]、重量平均分子量:15000)に代えたこと以外は実施例1と同様にして、緑色の顔料分散組成物(G10)を調製し、実施例1と同様の評価を行なった。結果を下記表1に示す。
実施例1において、特定分散剤(重合体1)を、メタクリル酸と末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート(AA-6:東亞合成社製)共重合体D−2(=15/85[質量比]、重量平均分子量:30000)に代えたこと以外は実施例1と同様にして、緑色の顔料分散組成物(G11)を調製し、実施例1と同様の評価を行なった。結果を下記表1に示す。
実施例1において、特定分散剤(重合体1)を、スチレンと末端メタクリロイル化ポリメチルメタクリレート共重合体D−3(=15/85[質量比]、重量平均分子量:30000)に代えたこと以外は実施例1と同様にして、緑色の顔料分散組成物(G12)を調製し、実施例1と同様の評価を行なった。結果を下記表1に示す。
実施例1において、ポリエステル鎖を分子内に有する樹脂を、ポリエステル鎖を分子内に有しない樹脂である下記のメタクリル酸メチルとメタクリル酸との共重合体D−1(=85/15[質量比]、重量平均分子量:15000)に代えたこと以外は実施例1と同様にして、緑色の顔料分散組成物(G13)を調製し、実施例1と同様の評価を行なった。結果を下記表1に示す。
実施例1において、ポリエステル鎖を分子内に有する樹脂を、メタクリル酸メチルとメタクリル酸ヒドロキシエチルのε−カプロラクトン2モル付加物(プラクセルFM−2D:ダイセル化学工業株式会社製)との共重合体D−4(=85/15[質量比]、重量平均分子量:13000)に代えたこと以外は実施例1と同様にして、緑色の顔料分散組成物(G5)を調製し、実施例1と同様の評価を行なった。結果を下記表1に示す。
実施例1において、ポリエステル鎖を分子内に有する樹脂を、ポリカプロラクトン樹脂(プラクセルH1P(重量平均分子量:10000):ダイセル化学工業株式会社製)に代えたこと以外は実施例1と同様にして、緑色の顔料分散組成物(G6)を調製し、実施例1と同様の評価を行なった。結果を下記表1に示す。
<着色感光性組成物の調製>
実施例1で得られた緑色顔料を含む顔料分散組成物(G1)に、さらに下記組成(2)に記載の各成分を添加し、撹拌混合して、本発明の実施例10の着色感光性組成物(カラーレジスト液)を調製した。
〔組成(2)〕
・光重合性化合物:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 80部
・光重合開始剤:4−[o−ブロモ−p−N,N−ジ(エトキシカルボニル)アミノフェニル]−2,6−ジ(トリクロロメチル)−s−トリアジン 30部
・アルカリ可溶性樹脂:メタクリル酸ベンジル/メタクリル酸(=70/30[モル比])共重合体(重量平均分子量:10,000)の2−アセトキシ−1−メトキシプロパン溶液(D−1、固形分40%) 150部
・溶剤:2−アセトキシ−1−メトキシプロパン 1000部
(塗布性)
得られた着色感光性組成物(カラーレジスト液)を、スリット間隙が100μmの塗布有効幅が540mmのスリットヘッドを備えたスリット塗布装置を用いて、乾燥後の塗膜厚が2.0μmになるようにスリットと基板間との間隙を調節して、170mm/秒の塗布スピードで得られた着色感光性組成物(カラーレジスト液)を、幅550mm、長さ650mm、厚み0.7mmのガラス基板上に塗布し、長さ640mmの塗布面を得た。
塗布後、減圧乾燥機で67Paまで減圧し、ホットプレートで、100℃、60秒間プリベークし、その後、塗布面を目視にて観察し、以下の基準に従って塗布性を評価した。
○:斑状やスジ状の塗布ムラ、異物、はじきの存在が認められなかった。
×:斑状やスジ状の塗布ムラ、異物、はじきの存在が認められた。
得られた着色感光性組成物(カラーレジスト液)を、100mm×100mmのガラス基板(EAGLE2000、コーニング社製)上に、乾燥後の塗膜厚が2.0μmになるように塗布し、90℃のオーブンで60秒間乾燥させた(プリベーク)。その後、100mJ/cm2(照度20mW/cm2)にてマスク露光し、露光後の塗膜をアルカリ現像液CDK−1(富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ(株)製)の1%水溶液にて覆い、60秒間静止した。静止後、純水をシャワー状に散布して現像液を洗い流し、パターン形成した。欠けや剥がれがなく露光マスクと同様のパターンが形成できたときを○とし、露光マスクと異なるパターンができたときを×とした。
作製した着色フィルタ基板の各々について、大塚電子(株)製のMCPD−2000を用いて輝度としてY値を測定した。y値:0.42(C光源)のときのY値が68より大きいときを○とし、小さいときを×とした。測定結果を下記表2に示す。
着色フィルタ基板の着色樹脂被膜の上に偏光板を置いて着色樹脂被膜を挟み込み、偏光板が平行時の輝度と直交時の輝度とをトプコン(株)社製のBM−5を用いて測定し、平行時の輝度を直交時の輝度で除して得られる値(=平行時の輝度/直交時の輝度)を、コントラストを評価するための指標とした。y値:0.42(C光源)のときのコントラストが23000より大きいときを○とし、小さいときを×とした。
実施例11において、緑色の顔料分散物(G1)を、実施例2〜6、および比較例1〜4で各々得られた顔料分散物(G2〜G6、G10〜G13)にそれぞれ代えたこと以外、実施例11と同様にして、着色感光性組成物(カラーレジスト液)を調製し、実施例11と同様の評価を行なった。結果は下記表2に示す。
Claims (13)
- (A)下記一般式(a)で表される化合物である亜鉛フタロシアニン系顔料、(B)下記一般式(b−1)で表される構造単位を含む分散剤(ただし、下記一般式(I)で表される構成単位(1)と下記一般式(II)で表される構成単位(2)とを有し、さらに前記構成単位(1)が有するアミノ基と、下記一般式(III)及び/又は下記一般式(IV)で表される有機酸化合物とが塩を形成したブロック共重合体を除く)、および(C)ポリエステル鎖を分子内に有する樹脂、を含有し、
前記ポリエステル鎖の構造は、ジオール化合物とジカルボン酸化合物の縮合した構造又はラクトン環が開環重合した構造である顔料分散組成物。
一般式(b−1)中、XbはO、またはNR25(R25は炭素数1〜10のアルキル基)を表し、R21は、水素原子、または、炭素数1〜5のアルキル基を表し、R22、およびR23は、それぞれ独立に水素原子、または炭素数1〜10のアルキル基を表す。Lは、炭素数1〜10のアルキレン基、またはアリーレン基を表す。
一般式(a)中、X 21 〜X 36 は、いずれも独立に水素原子、塩素原子または臭素原子である。ただし、X 21 〜X 36 のうち8個以上は、臭素原子であり、かつ、4個は塩素原子である。
式(I)〜(IV)中、R1は水素原子又はメチル基、R2及びR2’は、それぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基、Aは、それぞれ独立に炭素数1〜8のアルキレン基、−[CH(R6)−CH(R7)−O]x−CH(R6)−CH(R7)−又は[(CH2)y−O]z−(CH2)y−で示される2価の基、R3は、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基、フェニル基、ビフェニル基、−[CH(R6)−CH(R7)−O]x−R8又は−[(CH2)y−O]z−R8を示す。R8は、水素原子、あるいは炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基、フェニル基、ビフェニル基、−CHO、−CH2CHO、又は−CH2COOR12で示される1価の基であり、R12は水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基である。
R4及びR4’は、それぞれ独立に水素原子、水酸基、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基、フェニル基、ビフェニル基、−[CH(R9)−CH(R10)−O]a−R11、−[(CH2)b−O]c−R11、又は−O−R4’’で示される1価の基であり、R4及びR4’のいずれかは炭素原子を含む。R4’’は、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基、フェニル基、ビフェニル基、−[CH(R9)−CH(R10)−O]a−R11、−[(CH2)b−O]c−R11で示される1価の基である。
R5は、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基、フェニル基、ビフェニル基、−[CH(R9)−CH(R10)−O]a−R11、−[(CH2)b−O]c−R11、又は−O−R5’で示される1価の基である。R5’は、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基、フェニル基、ビフェニル基、−[CH(R9)−CH(R10)−O]a−R11、−[(CH2)b−O]c−R11で示される1価の基である。
R6、R7、R9及びR10は、それぞれ独立に水素原子又はメチル基であり、R11は、水素原子、あるいは炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2〜18のアルケニル基、ベンジル基、フェニル基、ビフェニル基、−CHO、−CH2CHO、−CO−CH=CH2、−CO−C(CH3)=CH2又は−CH2COOR12で示される1価の基であり、R12は水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基である。
x及びaは1〜18の整数、y及びbは1〜5の整数、z及びcは1〜18の整数を示
す。m及びnは1〜200の整数を示す。 - 前記(B)一般式(b−1)で表される構造単位を含む分散剤が、更に下記一般式(b−2)で表される構造単位を含む分散剤である請求項1に記載の顔料分散組成物。
一般式(b−2)中、R21は一般式(b−1)におけるR21と同義であり、R24は、炭素数1〜10のアルキル基、−(CnH2nO)m−R26、−(CnH2nCO2)l-R26、または−R29-(OCnH2nCO)l-OR26を表す。nは1〜10の整数であり、mおよびlは3〜20の整数である。R26は、炭素数1〜10のアルキル基であり、R29は、炭素数2〜6のアルキレン基である。 - 前記(B)一般式(b−1)で表される構造単位を含む分散剤が、一般式(b−1)で表される構造単位を5〜90質量%含む分散剤である請求項1または請求項2に記載の顔料分散組成物。
- 前記(C)ポリエステル鎖を分子内に有する樹脂が、下記一般式(c)で表されるポリエステル鎖を分子内に有する樹脂である請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の顔料分散組成物。
一般式(c)中、R27は、炭素数1〜10のアルキレン基を表し、R28は水素原子、または炭素数1〜20のアルキル基を表す。rは3〜80の整数を表す。 - 前記(A)亜鉛フタロシアニン系顔料100質量部に対する(B)一般式(b−1)で表される構造単位を含む分散剤の含有量が、10〜100質量部の範囲である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の顔料分散組成物。
- フッ素含有化合物をさらに含有する請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の顔料分散組成物。
- 前記ポリエステル鎖の構造は、繰り返し単位を3〜100有する請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の顔料分散組成物。
- 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の顔料分散組成物、光重合性化合物、及び光重合開始剤を含有する着色感光性組成物。
- 更に、アルカリ可溶性樹脂を含有する請求項8に記載の着色感光性組成物。
- カラーフィルタ用である請求項8又は請求項9に記載の着色感光性組成物。
- 基材上に、請求項10に記載の着色感光性組成物を用いてなる着色パターンを有するカラーフィルタ。
- 請求項10に記載の着色感光性組成物を直接若しくは他の層を介して基板上に付与して感光性膜を形成する感光性膜形成工程と、形成された感光性膜にパターン露光及び現像を順次行なうことにより着色パターンを形成する着色パターン形成工程とを有するカラーフィルタの製造方法。
- 請求項11に記載のカラーフィルタを具備してなる液晶表示装置。
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