JP5696352B2 - 感放射線性樹脂組成物、およびそれに用いる重合体 - Google Patents
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Description
この化学増幅型レジストとしては、例えば、カルボン酸のt−ブチルエステル基またはフェノールのt−ブチルカーボナート基を有する重合体と酸発生剤とを含有するレジストが提案されている(特許文献1参照)。このレジストは、露光により発生した酸の作用により、重合体中に存在するt−ブトキシカルボニル基或いはt−ブチルカーボナート基が解離して、該重合体がカルボキシル基或いはフェノール性水酸基からなる酸性基を有するようになり、その結果、レジスト被膜の露光領域がアルカリ現像液に易溶性となる現象を利用したものである。
(A)下記一般式(1)で表される繰り返し単位(以下、「繰り返し単位(1)」ともいう)を含む重合体(以下、「重合体(A)」ともいう)と、
(B)感放射線性酸発生剤(以下、「酸発生剤(B)」ともいう)と、
(C)有機溶剤(以下、「溶剤(C)」ともいう)と、を含有することを特徴とする。
本発明の重合体は、さらに繰り返し単位(2)を有することが好ましい。
本発明の重合体および化合物は、本発明の感放射線性樹脂組成物の原料として好適に用いられる。
本発明の感放射線性樹脂組成物を構成する重合体(A)は、すなわち本発明の重合体であり、繰り返し単位(1)を有する。繰り返し単位(1)は三級アルコキシカルボニル構造を有しており、この構造は感放射線性酸発生剤(B)が発生する酸とその後のベークにより分解する。これにより、重合体(A)を含有する感放射線性樹脂組成物は、露光部に現像液溶解性が付与され、また発生したヒドロキシル基により未露光部への酸の拡散が抑制される。結果として露光/未露光のコントラストアップにつながり、特に良好なLWR特性やパターン形状が得られるという本願特有の優れた効果が得られるものである。
上記式(2)中、R2およびR3における炭素数1〜4のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、2−メチルプロピル基、1−メチルプロピル基、t−ブチル基などが挙げられる。また、R2およびR3における炭素数4〜20の1価の脂環式炭化水素基としては、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基などのシクロアルキル基;ジシクロペンタニル基、ジシクロペンテニル基、トリシクロデシル基、テトラシクロドデシル基、アダマンチル基などの有橋脂環骨格を有する基などを挙げることができる。さらに、2つのR3が相互に結合して、両者が結合している炭素原子と共に形成する炭素数4〜20の2価の脂環式炭化水素基としては、上述した1価の脂環式炭化水素基から水素原子を1つ除いた基を挙げることができる。
その他の繰り返し単位としては、その他の(メタ)アクリル酸エステル由来の繰り返し単位が挙げられ、ヒドロキシル基含有(メタ)アクリル酸エステル、カルボキシル基含有(メタ)アクリル酸エステルなどが挙げられる。
また、繰り返し単位(2)の割合は、全繰り返し単位において好ましくは20〜80モル%、特に好ましくは25〜75モル%である。この割合が25モル%未満では、十分な溶解性が得られず解像性が悪化する可能性がある。また、75モル%を超えると、基板との密着性が悪化するおそれがある。
本発明の重合体(A)の製造方法は、特に限定されるものではないが、例えば、所望の分子組成を構成する各繰り返し単位に対応する重合性不飽和単量体を、ラジカル重合開始剤、必要により連鎖移動剤等の存在下、適当な溶媒中で重合することにより製造することができる。ラジカル重合開始剤は、十分な重合速度を実現するために、十分高い濃度になるように添加することが好ましい。ただしラジカル重合開始剤量の連鎖移動剤量に対する比率が高すぎると、ラジカル−ラジカルカップリング反応が発生し、望ましくない非リビングラジカル重合体が生成するので、得られる重合体は分子量および分子量分布などの高分子特性においてコントロールされていない特性を有する部分が含まれてしまう。ラジカル重合開始剤量と連鎖移動剤量とのモル比率は、(1:1)〜(0.005:1)であることが好ましい。
上記連鎖移動剤としては、ピラゾール誘導体、アルキルチオール類等が挙げられる。
重合体(A)は、分子鎖末端に連鎖移動剤由来の残基を有してもよく、分子鎖末端に連鎖移動剤由来の残基を有さなくてもよく、また、分子鎖末端に連鎖移動剤由来の残基が一部残存する状態であってもよい。
重合体(A)は、ハロゲン、金属等の不純物が少ないのは当然のことながら、残留単量体やオリゴマー成分が既定値以下、例えばHPLCによる分析で1質量%以下であることが好ましく、それにより、レジストとしての感度、解像度、プロセス安定性、パターン形状等をさらに改善できるだけでなく、液中異物や感度等の経時変化が少ないレジストとして使用できる感放射線性樹脂組成物が得られる。
また、重合体(A)のMwとゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)によるポリスチレン換算数平均分子量(以下、「Mn」と略称する)との比(Mw/Mn)は、好ましくは1〜5、更に好ましくは1〜3、特に好ましくは1〜1.6である。
本発明の感放射線性樹脂組成物に用いられる酸発生剤(B)は、放射線の照射により酸を発生する物質である。
この酸発生剤(B)としては、一般的なものを使用することができる。例えば、トリフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリフェニルスルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、トリフェニルスルホニウムパーフルオロ−n−オクタンスルホネート、トリフェニルスルホニウム2−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、トリフェニルスルホニウム2−(3−テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデカニル)−1,1−ジフルオロエタンスルホネート、トリフェニルスルホニウムN,N−ビス(ノナフルオロ−n−ブタンスルホニル)イミデート、トリフェニルスルホニウムカンファースルホネート、4−シクロヘキシルフェニルジフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、4−シクロヘキシルフェニルジフェニルスルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、4−シクロヘキシルフェニルジフェニルスルホニウムパーフルオロ−n−オクタンスルホネート、4−シクロヘキシルフェニルジフェニルスルホニウム2−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、4−シクロヘキシルフェニルジフェニルスルホニウム2−(3−テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデカニル)−1,1−ジフルオロエタンスルホネート、4−シクロヘキシルフェニルジフェニルスルホニウムN,N−ビス(ノナフルオロ−n−ブタンスルホニル)イミデート、4−シクロヘキシルフェニルジフェニルスルホニウムカンファースルホネート、4−t−ブチルフェニルジフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、4−t−ブチルフェニルジフェニルスルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、4−t−ブチルフェニルジフェニルスルホニウムパーフルオロ−n−オクタンスルホネート、4−t−ブチルフェニルジフェニルスルホニウム2−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、4−t−ブチルフェニルジフェニルスルホニウム2−(3−テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデカニル)−1,1−ジフルオロエタンスルホネート、4−t−ブチルフェニルジフェニルスルホニウムN,N−ビス(ノナフルオロ−n−ブタンスルホニル)イミデート、4−t−ブチルフェニルジフェニルスルホニウムカンファースルホネート、
これらの酸発生剤(B)は、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の感放射線性樹脂組成物は、その使用に際して、全固形分濃度が、通常1〜50質量%、好ましくは1〜25質量%となるように、溶剤に溶解したのち、例えば、孔径0.2μm程度のフィルターでろ過することによって、組成物溶液として調製される。
これらの溶剤(C)は、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の感放射線性樹脂組成物には、本発明の効果を損なわない限り、必要に応じて、酸拡散制御剤、脂環族添加剤、界面活性剤、増感剤等の各種添加剤を配合することができる。
酸拡散制御剤は、露光により酸発生剤から生じる酸のレジスト被膜中における拡散現象を制御し、非露光領域における好ましくない化学反応を抑制する作用を有する成分である。
このような酸拡散制御剤を配合することにより、得られる感放射線性樹脂組成物の貯蔵安定性を向上させることができる。更に、レジストとしての解像度をより向上させることができるとともに、露光から露光後の加熱処理までの引き置き時間(PED)の変動によるレジストパターンの線幅変化を抑えることができ、プロセス安定性に極めて優れた組成物を得ることができる。
前記3級アミン化合物としては、例えば、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリ−n−ブチルアミン、トリ−n−ペンチルアミン、トリ−n−ヘキシルアミン、トリ−n−ヘプチルアミン、トリ−n−オクチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、ジシクロヘキシルメチルアミン、トリシクロヘキシルアミン等のトリ(シクロ)アルキルアミン類;アニリン、N−メチルアニリン、N,N−ジメチルアニリン、2−メチルアニリン、3−メチルアニリン、4−メチルアニリン、4−ニトロアニリン、2,6−ジメチルアニリン、2,6−ジイソプロピルアニリン等の芳香族アミン類;トリエタノールアミン、N,N−ジ(ヒドロキシエチル)アニリンなどのアルカノールアミン類;N,N,N’,N'−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N',N'−テトラキス(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン、1,3−ビス[1−(4−アミノフェニル)−1−メチルエチル]ベンゼンテトラメチレンジアミン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、ビス(2−ジエチルアミノエチル)エーテル等を挙げることができる。
これらの窒素含有化合物は、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
脂環族添加剤は、ドライエッチング耐性、パターン形状、基板との接着性等を更に改善する作用を示す低分子成分である。
このような脂環族添加剤としては、例えば、1−アダマンタンカルボン酸、2−アダマンタノン、1−アダマンタンカルボン酸t−ブチル、1−アダマンタンカルボン酸t−ブトキシカルボニルメチル、1−アダマンタンカルボン酸α−ブチロラクトンエステル、1,3−アダマンタンジカルボン酸ジ−t−ブチル、1−アダマンタン酢酸t−ブチル、1−アダマンタン酢酸t−ブトキシカルボニルメチル、1,3−アダマンタンジ酢酸ジ−t−ブチル、2,5−ジメチル−2,5−ジ(アダマンチルカルボニルオキシ)ヘキサン等のアダマンタン誘導体類;アジピン酸ジメチル、アジピン酸ジエチル、アジピン酸ジプロピル、アジピン酸ジn−ブチル、アジピン酸ジt−ブチル等のアルキルカルボン酸エステル類や、5−〔2−ヒドロキシ−2,2−ビス(トリフルオロメチル)エチル〕テトラシクロ[6.2.1.13,6.02,7]ドデカン等を挙げることができる。その他の化合物としてはデオキシコール酸t−ブトキシカルボニルメチルエステル、リコール酸t−ブトキシカルボニルメチルエステルが挙げられる。等を挙げることができる。
これらの脂環族添加剤は、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
界面活性剤は、塗布性、ストリエーション、現像性等を改良する作用を示す成分である。
このような界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンn−オクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンn−ノニルフェニルエーテル、ポリエチレングリコールジラウレート、ポリエチレングリコールジステアレート等のノニオン系界面活性剤のほか、以下商品名で、KP341(信越化学工業株式会社製)、ポリフローNo.75、同No.95(共栄社化学株式会社製)、エフトップEF301、同EF303、同EF352(トーケムプロダクツ株式会社製)、メガファックスF171、同F173(大日本インキ化学工業株式会社製)、フロラードFC430、同FC431(住友スリーエム株式会社製)、アサヒガードAG710、サーフロンS−382、同SC−101、同SC−102、同SC−103、同SC−104、同SC−105、同SC−106(旭硝子株式会社製)等を挙げることができる。
これらの界面活性剤は、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
前記増感剤は、放射線のエネルギーを吸収して、そのエネルギーを酸発生剤(B)に伝達し、それにより酸の生成量を増加する作用を示すもので、感放射線性樹脂組成物のみかけの感度を向上させる効果を有する。
このような増感剤としては、例えば、カルバゾール類、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、ナフタレン類、フェノール類、ビアセチル、エオシン、ローズベンガル、ピレン類、アントラセン類、フェノチアジン類等を挙げることができる。
これらの増感剤は、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(1)MwおよびMn
東ソー(株)製GPCカラム(G2000HXL2本、G3000HXL1本、G4000HXL1本)を用い、流量1.0ミリリットル/分、溶出溶媒テトラヒドロフラン、カラム温度40℃の分析条件で、単分散ポリスチレンを標準とするゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)により測定した。また、分散度Mw/Mnは測定結果より算出した。
(2)13C-NMR、1H−NMR分析
各樹脂の13C−NMR分析および、単量体の1H−NMRは、日本電子(株)製「JNM−EX270」を用い、測定した。
300mLの二口フラスコに、メタクリル酸−2−ヒドロキシルエチル6.51g(50.0mmol)、二炭酸ジ−tert−ブチル10.91g(50.0mmol)、dry THF 100mLを入れ5分攪拌した後、4−メチルアミノピリジン0.122g(1mmol)を入れ、室温で3時間攪拌した。その後、酢酸エチル100mLで3回抽出、100mL H20で2回洗浄した溶液をエバポレーターにて溶剤除去したのち、室温で一昼夜乾燥させた。最後にシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒 ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で単離し、溶液をエバポレーターにて溶剤除去し、目的生成物(M−5)10.48g(収率97%)を得た。
1H−NMR:1.46 (s, 9H, CO(CH 3 ) 3 ), 1.92 (s, 3H,CH3), 4.34 (m, 4H, OCH 2 CH 2 O), 5.60(s, 1H, CH 2 =C), 6.13(s, 1H, CH 2 =C)
樹脂(A)の合成に用いた各単量体を式(M−1)〜(M−5)として以下に示す。
上記単量体(M−1)12.87g(50モル%)、単量体(M−5)3.52g(10モル%)、および単量体(M−3)13.6g(40モル%)を、を2−ブタノン60gに溶解し、更にアゾビスイソブチロニトリル1.26g(5mol%)を投入した単量体溶液を準備した。その後、30gの2−ブタノンを投入した500mLの三口フラスコを30分窒素パージした。窒素パージの後、反応釜を攪拌しながら80℃に加熱し、事前に準備した前記単量体溶液を、滴下漏斗を用いて3時間かけて滴下した。滴下開始を重合開始時間とし、重合反応を6時間実施した。重合終了後、重合溶液を水冷することにより30℃以下に冷却し、600gのメタノールへ投入して、析出した白色粉末をろ別した。ろ別された白色粉末を2度200gのメタノールにてスラリー状で洗浄した後、ろ別し、50℃にて17時間乾燥し、白色粉末の重合体を得た(24g、収率80%)。
この共重合体は、Mwが6832、Mw/Mnが1.660、13C−NMR分析および1H−NMR分析の結果、化合物(M−1)、(M−5)および化合物(M−3)に由来する各繰り返し単位の含有割合が、49.5:10.2:40.3(mol%)の共重合体であった。この共重合体を重合体(A−1)とする。
表1に示す組み合わせおよび仕込みモル%となる質量の単量体を用いたことおよびメタノール溶媒を適宜ヘキサン溶媒に変更した以外は、樹脂(A−1)の合成と同様の方法によって、樹脂(A−2)〜(A−6)を合成した。得られた重合体のMw、Mw/Mn(分子量分散度)、収率(質量%)、および重合体中の各繰り返し単位の割合(モル%)を測定した。結果を表2に示す。
表3に示す割合で、樹脂(A)、酸発生剤(B)、含窒素化合物(D)および溶剤(C)を混合し、実施例1〜3および比較例1〜3の感放射線性樹脂組成物を調製した。
<(B)酸発生剤>
B−1: トリフェニルスルホニウム2−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2’−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネート
B−2:4−シクロヘキシルフェニルジフェニルスルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート
B−3:1−(4−n−ブトキシナフチル)テトラヒドロチオフェニウム2−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2’−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネート
<(C)溶剤>
C−1:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
C−2:シクロヘキサノン
C−3:ガンマブチロラクトン
<(D)酸拡散制御剤>
D−1:N−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン
実施例1〜4および、比較例1〜4の各感放射線性樹脂組成物について、以下のように各種評価を行った。これらの評価結果を表4に示す。
ArF光源にて露光を行う場合、ウェハ表面に膜厚770ÅのARC29(日産化学工業株式会社製)膜を形成したシリコンウェハを用い、各組成物溶液を、基板上にクリーントラックACT8(東京エレクトロン製)を用い、スピンコートにより塗布し、ホットプレート上にて、表4に示す条件でPBを行って膜厚0.09μmのレジスト被膜を形成した。上記のようにして形成したレジスト被膜に、ニコン製ArFエキシマレーザー露光装置「S306C」(開口数0.78)を用いて、マスクパターンを介して露光した。表4に示す条件でPEBを行ったのち、2.38質量%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液により、23℃で60秒間現像し、水洗し、乾燥して、ポジ型のレジストパターンを形成した。このとき、マスクにおいて直径0.090μmのラインアンドスペースパターン(1L1S)が直径0.090μmのサイズになるような露光量を最適露光量とし、この最適露光量を感度とした。
上記した、感度の測定における0.075μmラインアンドスペースパターンの断面形状を、日立ハイテクノロジーズ社製の「S−4800」にて観察し、T−top形状(即ち、矩形以外の形状)を示していた場合を「不良」とし、矩形形状を示していた場合を「良好」とした。
前記最適露光量において、基板上のレジスト被膜に形成された0.090μm(1L/1S)パターンを、測長SEM(日立製作所社製、型番「S9380」)を用いて、パターン上部から観察し、直径を任意のポイントで測定し、その測定ばらつきを3シグマで表現する。
尚、この値は小さいほど好ましく、9.0nm以下である場合を良好とした。
Claims (3)
- (A)下記一般式(1)で表される繰り返し単位と、下記式(2)で表される繰り返し単位とを含む重合体と、
(B)感放射線性酸発生剤と、
(C)有機溶剤と、を含有し、かつ
上記(B)感放射線性酸発生剤の配合量が、上記(A)重合体100質量部に対して0.1〜20質量部であることを特徴とする感放射線性樹脂組成物。
(式中、R1は水素原子、メチル基またはトリフルオロメチル基を示し、R4は炭素数1〜4のアルキル基、Xはメチレン基、エチレン基、n−プロピレン基、i−プロピレン
基またはn−ブチレン基を示す。)
(式中、R1は上記式(1)に同じ。R2は炭素数1〜4のアルキル基または炭素数4〜20の1価の脂環式炭化水素基であり、R3は相互に独立に炭素数1〜4のアルキル基または炭素数4〜20の1価の脂環式炭化水素基であるか、または2つのR3が相互に結合して、両者が結合している炭素原子と共に炭素数4〜20の2価の脂環式炭化水素基を形成する。) - 上記(A)重合体における上記式(2)で表される繰り返し単位の割合が、全繰り返し単位において25〜75モル%である、請求項1に記載の感放射線性樹脂組成物。
- 上記式(1)で表される繰り返し単位と、上記式(2)で表される繰り返し単位とを有することを特徴とする重合体であって、上記式(2)で表される繰り返し単位の割合が、全繰り返し単位において25〜75モル%であることを特徴とする重合体。
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