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JP5705878B2 - 楽曲再生装置 - Google Patents
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Description

本発明は、複数の楽曲を接続して再生することができる楽曲再生装置、楽曲再生方法、楽曲再生プログラムおよび楽曲再生プログラムを格納した記録媒体に関する。
例えば、ディスクジョッキー(DJ)のプレイにおいて、2つの楽曲を接続して再生する際に、ある楽曲を当該楽曲中の任意の点で終了させ、続いて、次の楽曲を当該楽曲中の任意の点から再生する(以下、「接続再生」とも示す)といったことが行われている。
また、特許文献1には、誰もが簡単にDJと同じように楽曲データを再生可能とすることを目的として、楽曲データの再生ピッチ及びビートタイミングを有するビートガイドファイルにコマンドコメントを付しておき、そのコマンドコメントの内容に従って、先行楽曲のサウンドデータファイルと後続楽曲のサウンドデータファイルとを接続して先行楽曲及び後続楽曲を連続再生する楽曲再生装置が提案されている。
特許第3799360号公報
上述したDJプレイにおいては、2つの楽曲を接続再生するだけでなく、1つの楽曲内で様々なエフェクト加工を加えるアレンジ操作が行われることがある。アレンジ操作とは、例えば、楽曲再生中に、ユーザ操作によりサンプリング音やリズム音など予め用意されている音を重ねたり、楽曲にフィルタを施して低域だけ、高域だけ、またはボーカルのみをカットしたりするといったエフェクトを加えることで、楽曲に対して様々なアレンジを施して楽しむ行為である。
しかしながら、複数の楽曲を接続再生(連続再生)している場合において、ユーザがある楽曲でアレンジ操作を行っている最中に別の楽曲が切り替わってしまうと、ユーザはアレンジ操作を中断せざるを得なくなるため不快に感じたり、楽曲の切り替えによる違和感を覚えるなどといった問題があった。
そこで、本発明は、複数の楽曲の接続再生中にユーザがアレンジ操作を行っている場合に、楽曲の切り替えが極力起こらないようにすることができる楽曲再生装置、楽曲再生方法、楽曲再生プログラムおよび楽曲再生プログラムを格納した記録媒体を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の楽曲再生装置は、楽曲データを再生する再生手段と、楽曲毎に前記楽曲データおよび当該楽曲データの再生開始位置と再生終了位置とを示す再生区間データが記憶されている記憶手段と、前記再生区間データに基づいて、先に再生する先行楽曲の前記再生終了位置と後に再生する後続楽曲の前記再生開始位置とを接続するように前記再生手段に再生させる制御手段と、を備え、複数の楽曲を接続して再生する楽曲再生装置において、前記再生手段により再生中の前記楽曲にエフェクトを加えるエフェクト手段と、前記エフェクト手段に前記エフェクトを加える指示を入力するための操作入力手段と、を備え、前記制御手段が、前記先行楽曲の前記再生終了位置より前の所定期間内に、前記操作入力手段による入力があった場合は、前記再生終了位置を当該再生終了位置よりも後ろの位置にずらして接続するように前記再生手段に再生させる、ことを特徴としている。
請求項6に記載の楽曲出力装置は、予め記憶されている楽曲毎に、楽曲データ、および当該楽曲データの出力開始位置と出力終了位置とを示す出力区間データとに基づいて、先に出力する先行楽曲の前記出力終了位置と後に出力する後続楽曲の前記出力開始位置とを接続するようにして複数の楽曲を出力する楽曲出力装置において、前記楽曲にエフェクトを加えるエフェクト手段と、前記楽曲に前記エフェクトを加える指示を入力するための操作入力手段と、前記先行楽曲の前記出力終了位置と前記後続楽曲の前記出力開始位置とを接続するように制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記先行楽曲の前記エフェクトを前記先行楽曲の前記出力終了位置より前の所定期間内に加える指示が前記操作入力手段によりなされると、前記先行楽曲の前記出力終了位置を当該出力終了位置よりも後ろの位置にずらして接続するように制御することを特徴としている。
請求項7に記載の楽曲出力方法は、予め記憶されている楽曲毎に、楽曲データ、および当該楽曲データの出力開始位置と出力終了位置とを示す出力区間データとに基づいて、先に出力する先行楽曲の前記出力終了位置と後に出力する後続楽曲の前記出力開始位置とを接続するようにして複数の楽曲を出力する楽曲出力方法において、前記先行楽曲のエフェクトを前記先行楽曲の前記出力終了位置より前の所定期間内に加える指示があった場合は、前記先行楽曲の前記出力終了位置を当該出力終了位置よりも後ろの位置にずらして接続するように出力することを特徴としている。
請求項に記載の楽曲出力プログラムは、予め記憶されている楽曲毎に、楽曲データ、および当該楽曲データの出力開始位置と出力終了位置とを示す出力区間データとに基づいて、先に出力する先行楽曲の前記出力終了位置と後に出力する後続楽曲の前記出力開始位置とを接続するようにして複数の楽曲を出力する制御手段としてコンピュータを機能させて複数の楽曲を接続して出力する楽曲出力プログラムにおいて、前記楽曲にエフェクトを加えるエフェクト手段と、前記楽曲に前記エフェクトを加える指示を入力するための操作入力手段と、して前記コンピュータを機能させるとともに、前記制御手段は、前記先行楽曲の前記エフェクトを前記先行楽曲の前記出力終了位置より前の所定期間内に加える指示が前記操作入力手段によりなされると、前記先行楽曲の前記出力終了位置を当該出力終了位置よりも後ろの位置にずらして接続するように制御することを特徴としている。
本発明の一実施例にかかる楽曲再生装置のブロック図である。 図1に示された楽曲再生装置のアレンジ操作と楽曲の切り替えが重なった場合の動作の説明図である。 図1に示された楽曲再生装置のアレンジ操作と楽曲の切り替えが重なった場合の動作の説明図である。 図1に示された楽曲再生装置のアレンジ操作と楽曲の切り替えが重なった場合のアウトポイント変更処理のフローチャートである。 図1に示された楽曲再生装置のアレンジ操作と楽曲の切り替えが重なった場合の楽曲切り替え処理のフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態にかかる楽曲再生装置を説明する。本発明の一実施形態にかかる楽曲再生装置は、制御手段が、先行楽曲の再生終了位置より前の所定期間内に、操作入力手段によるエフェクトを加える指示の入力があった場合は、再生終了位置を当該再生終了位置よりも後ろの位置にずらして接続するように再生手段に再生させるので、エフェクトを加える指示が入力された際に(アレンジ操作が行われた際に)、再生終了位置が所定期間内に接近した場合は、再生中の楽曲の終了位置をずらすことができ、複数の楽曲を接続して再生中にユーザがアレンジ操作を行っている場合に、楽曲の切り替えが極力起こらないようにしてユーザが思う存分アレンジ操作を楽しむことができる。
また、制御手段は、再生終了位置よりも後ろにずらした位置における先行楽曲の残り再生可能時間が所定時間以下である場合には、再生終了位置をずらさずに現在の再生終了位置で接続するように再生手段に再生させてもよい。このようにすることにより、先行楽曲の終了位置付近でアレンジ操作が行われており再生終了位置をずらすことが困難な場合は、ずらさずに現時点の再生終了位置で接続することで、連続再生を優先させて、楽曲を途切れなくし、楽曲接続時の違和感を少なくすることができる。
また、制御手段は、予め定めた一定拍数分または一定小節分再生終了位置よりも後ろの位置にずらして接続するように再生手段に再生させてもよい。このようにすることにより、拍単位または小節単位で再生終了位置をずらすことができ、単に時間でずらすよりも後続音楽との接続性を良くすることができる。
また、記憶手段には、楽曲毎に、所定のブロックの区切りを示す区切り位置データがさらに記憶され、制御手段は、区切り位置データに基づいて再生終了位置を再生終了位置より後に存在する区切り位置までずらして接続するように再生手段に再生させてもよい。このようにすることにより、Aメロ、Bメロ、サビなどの単位で区切りデータを記憶することで、その区切りデータ単位で再生終了位置をずらすことができるために、音楽的に区切りのよい位置で接続することができるので、単に時間でずらすよりも後続音楽との接続性を良くすることができる。
また、先行楽曲の再生終了位置より前の所定期間が、次の操作入力手段からの入力を受け付けるための猶予期間以上に設定されていてもよい。このようにすることにより、複数回のアレンジ操作を一連のアレンジとしてユーザが行っている場合に、1つのアレンジ操作の切れ目で楽曲が切り替わってしまうことを防止することができ、ユーザが思う存分アレンジ操作を楽しむことができる。
また、本発明の一実施形態にかかる楽曲再生方法は、先行楽曲の再生終了位置より前の所定期間内に、エフェクトを加える指示の入力があった場合は、再生終了位置を当該再生終了位置よりも後ろの位置にずらして接続するように再生するので、エフェクトを加える指示が入力された際に(アレンジ操作が行われた際に)、再生終了位置が所定期間内に接近した場合は、再生中の楽曲の終了位置をずらすことができ、複数の楽曲を接続して再生中にユーザがアレンジ操作を行っている場合に、楽曲の切り替えが極力起こらないようにしてユーザが思う存分アレンジ操作を楽しむことができる。
また、本発明の一実施形態にかかる楽曲再生プログラムは、制御手段が、先行楽曲の再生終了位置より前の所定期間内に、操作入力手段によるエフェクトを加える指示の入力があった場合は、再生終了位置を当該再生終了位置よりも後ろの位置にずらして接続するように再生手段に再生させるので、エフェクトを加える指示が入力された際に(アレンジ操作が行われた際に)、再生終了位置が所定期間内に接近した場合は、再生中の楽曲の終了位置をずらすことができ、複数の楽曲を接続して再生中にユーザがアレンジ操作を行っている場合に、楽曲の切り替えが極力起こらないようにしてユーザが思う存分アレンジ操作を楽しむことができる。
また、上述した楽曲再生プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよい。このようにすることにより、当該プログラムを機器に組み込む以外に単体でも流通させることができ、バージョンアップ等も容易に行える。
本発明の一実施例を、図1乃至図5を参照して説明する。本発明の一実施例にかかる楽曲再生装置1は、図1に示したように、記憶部2と、デコード部3と、エフェクト部4と、フェーダ部5と、加算器6と、D/Aコンバータ7と、出力部8と、制御部9と、入力部10と、を備えている。
記憶手段としての記憶部2は、例えば、光ディスク(光ディスクドライブ)、ハードディスク(ハードディスクドライブ)またはメモリーカード(メモリーカードリーダ)などの記憶媒体とその読み出し装置で構成され、記憶媒体に、再生する楽曲データと、楽曲データごとの再生開始位置(インポイント)と再生終了位置(アウトポイント)とを示したデータである再生区間データと、楽曲ごとの小節区切り位置を示したデータである楽曲小節データと、楽曲ごとに楽曲解析によって特定されたブロックの区切りを示したデータである楽曲ブロックデータと、楽曲ごとの時系列的な特徴量を示したデータである楽曲特徴量データと、を記憶している。
楽曲データは、予め所定の方式で符号化されて記憶されている。また、楽曲ブロックデータのブロックとは、例えば、イントロ、サビ、Aメロ、Bメロなどの音楽的な区切りを示している。また、楽曲特徴量データの特徴量とは、例えば、キー、ボーカルの有無、コード進行、音量レベルなどを示し、この特徴量や前記した小節区切り位置やブロック区切り位置は周知の方法により解析、検出されている。
再生手段としてのデコード部3は、デコード部A3aとデコード部B3bとを備え、記憶部2から楽曲データを曲ごとに交互に読み出してデコード(復号化)しエフェクト部4へ出力する。この交互に読み出しとは、例えば1曲目をデコード部A3aが読み出してデコードした場合は、次の2曲目はデコード部B3bが読み出してデコードし、さらに次に3曲目はデコード部A3aが読み出してデコードするという動作を意味している。
エフェクト手段としてのエフェクト部4は、エフェクト部A4aとエフェクト部B4bとを備え、デコード部3から入力された楽曲に対して制御部9から指示された種類のエフェクトを加える。デコード部A3aの出力に対しては、エフェクト部A4aがエフェクトを加える。また、デコード部3bの出力に対しては、エフェクト部4bがエフェクトを加える。エフェクト部4が加えるエフェクトとしては、予め設定されているリズム音やサンプリング音などを楽曲に重ねる処理や、高域のみ、低域のみ、ボーカルのみをカットするなどのフィルタ処理や、音程や位相の変更および所定の変調を加えるなどの加工や、先行楽曲と後続楽曲のテンポを合わせるなどといったものである。
フェーダ部5は、フェーダ部A5aとフェーダ部B5bとを備え、エフェクト部4から入力された楽曲に対してフェードイン処理またはフェードアウト処理を施す。例えば、楽曲がデコード部A3a、エフェクト部A4aの出力から、デコード部b3b、エフェクト部B4bの出力に切り替わる場合はクロスフェード処理、つまり、フェーダ部A5aがフェードアウト処理、フェーダ部B5bがフェードイン処理をそれぞれ施す。
加算器6は、フェーダ部A5aから出力された楽曲とフェーダ部B5bから出力された楽曲とを合わせてD/Aコンバータ7へ出力する。
D/Aコンバータ7は、加算器6から入力された楽曲をアナログ信号に変換して出力部8に出力する。
出力部8は、例えばアンプや出力端子等で構成され、D/Aコンバータ7から出力されたアナログ信号を増幅して外部に出力する。
制御手段としての制御部9は、記憶部2に記憶された再生区間データと後述する入力部10からの操作入力に基づいて、デコード部3を制御して記憶部2から再生する楽曲データを読み出させて再生(デコード)させたり、エフェクト部4にエフェクトを加えさせたりする。また、記憶部2に記憶されている再生区間データに基づいて先行楽曲と後続楽曲との接続を行うためフェーダ部5の制御を行う。
操作入力手段としての入力部10は、例えば、複数のボタンやダイヤルなどから構成され、楽曲再生装置1の操作を行うための入力手段となる。つまり、入力部10は、ユーザがアレンジ操作をする際にエフェクト加工を加える指示を行ったり、エフェクトの種類を選択したりする。
次に、上述した構成の楽曲再生装置1において、アレンジ操作と楽曲の切り替え(接続)が接近した(重なった)場合の動作について図2および図3を参照して説明する。
図2(a)は、再生楽曲(先行楽曲)と接続楽曲(後続楽曲)とがアレンジ操作されないで接続されている場合の図である。再生楽曲と接続楽曲は再生楽曲のアウトポイントOP1で接続楽曲のインポイントと接続するためのMIXエフェクト処理が行われて接続楽曲に切り替わる。このMIXエフェクト処理は、単にクロスフェードして再生楽曲と接続楽曲を接続するだけでなく、接続楽曲とテンポを合わせたり、男性ボーカルから女性ボーカルへ切り替わる場合は男性ボーカルをカットするなど接続楽曲との接続性を良くするためエフェクト処理も同時に行う処理である。なお、接続楽曲との接続性を良くするためのエフェクト処理は、再生楽曲のアウトポイントOP1付近における楽曲特徴量データと、接続楽曲のインポイント付近における楽曲特徴量データを考慮して選択される。
図2(b)は、アレンジ操作(アレンジエフェクト処理)がアウトポイントOP1と重なる場合の図である。図2(b)の場合、アレンジエフェクト処理がアウトポイントOP1に重なってしまうため、アウトポイントOP1を予め定めた所定小節分だけ後ろのアウトポイントOP2にずらす。このずらす所定小節はアレンジエフェクト処理とアウトポイントOP2との間隔が期間t1以上空くように定められている。この期間t1はユーザが複数回のアレンジ操作を連続して行いたいと考えている場合に、次のアレンジ操作を受け付ける猶予を持たせるためのウェイト時間である。図2(c)にアレンジ操作が連続して行われる場合の図を示す。
図2(c)は、1回目のアレンジエフェクト処理(アレンジ操作)に続いて2回目のアレンジエフェクト処理が行われている。この場合、アウトポイントOP1から所定小節だけずらしただけでは2回目のアレンジエフェクト処理と重なってしまうため、所定小節ずらす処理を繰り返し2回目のアレンジエフェクト処理とアウトポイントとの間隔が期間t1以上になるようなアウトポイントOP3まで位置をずらしてMIXエフェクト処理を行う。
次に、図3を参照して、アレンジエフェクト処理が楽曲の最後に接近する(楽曲の最後と重なる)場合を説明する。図3(a)は図2(a)と同じであるため説明を省略する。図3(b)において、1回目のアレンジエフェクト処理に対応してアウトポイントがずらされるが、2回目のアレンジエフェクト処理が行われたためにアウトポイントがさらにずらされる。ここで、楽曲終了時間ETと接続処理時間t2とを考慮するとアウトポイントをずらせるのは、楽曲終了時間ETから接続処理時間t2だけ前であるアウトポイントOP4までであり、このアウトポイントOP4より後ろにはずらせない。この際の楽曲の接続処理はMIXエフェクトではなく単なるクロスフェード処理とする。そのため、もし3回目のアレンジエフェクト処理が行われた場合でも、MIXエフェクトのエフェクト処理が干渉しない。つまり、楽曲が途切れないように連続再生は継続させるが、エフェクト処理はユーザ操作が優先するようにしている。
なお、このアレンジエフェクト処理が楽曲の最後と重なる場合、アウトポイントをずらす単位は実際には次に説明するフローチャートのように小節単位でずらすため、アウトポイントOP4と一致する位置までずらされるとは限らず、小節単位でずらせる位置かつアウトポイントOP4を超えない位置までずらすこととなる。
次に、上述した説明を図4および図5のフローチャートを参照して詳細に説明する。これらのフローチャートは制御部9で実行される。図4に示したフローチャートはアウトポイントの変更処理に関するフローチャートである。
まず、ステップS11において、フラグを0に初期化してステップS12に進む。このフラグは後述するが、アウトポイントをずらせなかったことを示すフラグである。
次に、ステップS12において、入力部10からの入力によりアレンジ操作があるか否かを判断し、アレンジ操作がある場合(Yの場合)は、ステップS13に進み、アレンジ操作がない場合(Nの場合)は本ステップで待機する。
次に、ステップS13において、現在の再生位置がアウトポイントより前の所定期間内か否かを判断し、所定期間内である場合(Yの場合)は、ステップS14に進み、所定期間内でない場合(Nの場合)はステップS12に戻る。本ステップでは現在再生位置がアウトポイントから期間t1以内にあるか否かを判断している。アウトポイントとアレンジエフェクト処理とは図2で説明したように期間t1以上(次の入力部10からの入力を受け付けるための猶予期間以上)離す必要があるので、その判断を行っている。この所定期間は、例えば小節単位(2小節など)で設定する。なお、アレンジ操作は、入力部10の操作終了と同時にエフェクト処理が終了するものと、入力部10の操作終了から一定期間経過後にエフェクト処理が終了するものがあり、この所定期間はアレンジ操作の種類によって異なる。例えば、期間t1を2小節空けたい場合は、入力部10の操作終了と同時にエフェクト処理が終了するものは所定期間は2小節でよいが、入力部10の操作終了から1小節経過後にエフェクト処理が終了するものは所定期間は3小節となる。
次に、ステップS14において、現在の再生位置が楽曲の終わりより前の所定時間内か否かを判断し、所定時間内である場合(Yの場合)は、ステップS16に進み、所定時間内でない場合(Nの場合)はステップS15に進む。本ステップでは、楽曲の終わりが近づいているかを確認して、アウトポイントをずらせるか否かを判断している。楽曲の終わりの場合は、図3で説明したように接続処理時間t2分前、つまり、アウトポイントOP4までしかずらせないため、それが可能か否かの判断を行っている。但し、現在のアウトポイントの位置と、この後のステップS15で説明するアウトポイントをずらす単位と、の関係によってはアウトポイントOP4を超えてしまうこともあるので、この所定時間は、アウトポイントOP4よりもずらす単位時間分前の時間、つまり、楽曲の終わりから接続処理時間t2+ずらす単位時間分前ということになる。例えば、接続処理時間が2小節で、ずらす単位が2小節であった場合は、本ステップの所定時間は4小節となる。また、この所定時間は秒単位(10秒など)で設定してもよい。即ち、アウトポイントを後ろにずらした位置における先行楽曲の残り再生可能時間が所定時間以下である場合には、アウトポイントをずらさずに現在のアウトポイントで接続する。
次に、ステップS15において、アウトポイントを所定小節後にずらしてステップS12に戻る。つまり、現状のアウトポイントを予め定めた所定小節分(少なくとも期間t1以上、例えば2小節など)ずらす。そして、ステップS12に戻りアレンジ操作が継続しているかを判断して本フローチャートを繰り返す。即ち、先行楽曲のアウトポイントより前の所定期間内に、入力部10による入力があった場合は、アウトポイントを当該アウトポイントよりも後ろの位置にずらしている。
一方、ステップS16においては、フラグに1を設定してステップS12に戻る。このフラグは楽曲の終わりが近づいておりアウトポイントをずらせなかったことを示し後述する図5に示したフローチャートで使用する。
この図4のフローチャートの動作を具体的数値例を用いて説明する。例えば、ステップS13の所定期間、ステップS15の所定小節を2小節、ステップS14の所定時間を10秒とすると、現状のアウトポイントから2小節前である場合、楽曲の終わりから10秒前でなければ、アウトポイントを2小節分後ろにずらす。つまり、ステップS13の判断時点からは4小節後ろにずれることとなる。そして、また、2小節再生が進行した時点でアレンジ操作が行われていると、さらに2小節ずれ、これをステップS14がYと判断されるまで、つまり、楽曲終了時間ETの10秒前になるまで繰り返すことができる。
次に、図5に示した楽曲切り替え処理に関するフローチャートを説明する。本フローチャートは制御部10で実行される。
まず、ステップS21において、アウトポイントか否かを判断し、アウトポイントである場合(Yの場合)はステップS22に進み、アウトポイントでない場合(Nの場合)は本ステップで待機する。
次に、ステップS22において、フラグが1か否かを判断し、1である場合(Yの場合)はステップS23に進み、1でない場合(Nの場合)はステップS24に進む。つまり、現在再生位置が楽曲の終わりに近づいておりアウトポイントがずらせなかったか否かを判断している。
次に、ステップS23において、フェード処理を行って楽曲の接続を行いステップS25に進む。つまり、フラグが1であったため、アウトポイントがずらせない程楽曲の終わりに近づいていることからMIXエフェクトを行わず、単なるフェード処理(クロスフェード処理)を行う。
一方、ステップS24においては、MIXエフェクト処理を行いステップS25に進む。本ステップでは、フラグが1でなかったため、楽曲の終わりが近づいていないことから通常のMIXエフェクト処理を行う。
次に、ステップS25において、フラグを0に設定し終了する。つまり、楽曲が切り替わったためフラグを初期化している。
本実施例によれば、先行楽曲のアウトポイントより前の所定期間t1以内に、アレンジ操作があった場合に、アウトポイントを所定小節後ろの位置にずらして接続するように再生するので、アレンジ操作が行われた際にアウトポイントが接近した場合は、再生中の楽曲の接続位置をずらすことができ、複数の楽曲を接続して再生中にユーザがアレンジ操作を行っている場合に、楽曲の切り替えを極力起こらないようにしてユーザが思う存分アレンジ操作を楽しむことができる。
また、アウトポイントを所定小節ずらした位置における先行楽曲の残り再生可能時間が所定時間以下である場合には、現在のアウトポイントで接続するように再生しているので、再生楽曲の楽曲終了時間ET付近でアレンジ操作が行われている場合でアウトポイントをずらすことが困難な場合は、ずらさずに現時点の再生終了位置で接続することで、連続再生を優先させて、楽曲を途切れなくし、楽曲接続時の違和感を少なくすることができる。
また、所定小節分アウトポイントを後ろの位置にずらして接続するように再生しているので、小節単位でアウトポイントをずらすことができ、単に時間でずらすよりも後続音楽との接続性を良くすることができる。
また、アレンジエフェクト処理とアウトポイントとが所定期間t1分間隔を空けているので、次の入力手段からの操作を受け付けるための猶予期間を設けることができ、複数回のアレンジエフェクト操作を一連のアレンジとしてユーザが行っている場合に、1つのアレンジ操作の切れ目で楽曲が切り替わってしまうことを防止することができ、ユーザが思う存分アレンジ操作を楽しむことができる。
なお、上述した実施例では、小節単位でアウトポイントをずらしていたが、拍単位でずらしてもよい。また、Aメロ、Bメロ、サビ、といった所定のブロックの区切りを示す楽曲ブロックデータ(区切り位置データ)に基づいてずらしてもよい。例えば、Aメロ、Bメロ、サビ、の順に楽曲が構成されて、Aメロ内にアウトポイントが設定されていた際に、アレンジ操作と重なるためにアウトポイントのずらす場合は、Aメロの最後にアウトポイントをずらすようにする。即ち、楽曲ブロックデータに基づいてアウトポイントを当該アウトポイントより後に存在する区切り位置までずらして接続する。
また、上述した実施例ではアレンジエフェクト処理とMIXエフェクト処理との間に次のアレンジ操作を受付けるための猶予期間を設けたが、必ずしも設けなくてもよい。即ち、アレンジエフェクト処理の直後にMIXエフェクト処理があってもよい。但し、上述したように複数回のアレンジエフェクト操作に対応できなくなるので、実施例のように猶予期間を設けたほうが好ましい。要するに、アレンジエフェクト処理がアウトポイントと重なる場合は、重ならない位置までアウトポイントを後ろにずらせばよい。
また、上述した記憶部2、デコード部3、エフェクト部4、フェーダ部5、加算部6、制御部9、入力部10などをコンピュータで動作するプログラムとして構成することで、本発明を楽曲再生プログラムとして構成することができる。
前述した実施例によれば、以下の楽曲再生装置1、楽曲再生方法および楽曲再生プログラムが得られる。
(付記1)楽曲データを再生するデコード部3と、楽曲毎に楽曲データおよび当該楽曲データのインポイントとアウトポイントとを示す再生区間データが記憶されている記憶部2と、再生区間データに基づいて、先に再生する先行楽曲のアウトポイントと後に再生する後続楽曲のインポイントとを接続するようにデコード部3に再生させる制御部9と、を備え、複数の楽曲を接続して再生する楽曲再生装置1において、
デコード部3により再生中の楽曲にエフェクトを加えるエフェクト部4と、
エフェクト部4にエフェクトを加える指示を入力するための入力部10と、を備え、
制御部9が、先行楽曲のアウトポイントより前の所定期間内に、入力部10による入力があった場合は、アウトポイントを当該アウトポイントよりも後ろの位置にずらして接続するようにデコード部3に再生させる、
ことを特徴とする楽曲再生装置1。
(付記2)予め記憶されている楽曲毎に楽曲データおよび当該楽曲データのインポイントとアウトポイントとを示す再生区間データに基づいて、先に再生する先行楽曲のアウトポイントと後に再生する後続楽曲のインポイントとを接続するようにして複数の楽曲を再生する楽曲再生方法において、
先行楽曲のアウトポイントより前の所定期間内に、再生中の楽曲にエフェクトを加える指示の入力があった場合は、アウトポイントを当該アウトポイントよりも後ろの位置にずらして接続するように再生することを特徴とする楽曲再生方法。
(付記3)楽曲データを再生するデコード部3と、楽曲毎に楽曲データおよび当該楽曲データのインポイントとアウトポイントとを示す再生区間データが記憶されている記憶部2と、再生区間データに基づいて、先に再生する先行楽曲のアウトポイントと後に再生する後続楽曲のインポイントとを接続するようにデコード部3に再生させる制御部9と、してコンピュータを機能させて複数の楽曲を接続して再生する楽曲再生装置1において、
デコード部3により再生中の楽曲にエフェクトを加えるエフェクト部4と、
エフェクト部4にエフェクトを加える指示を入力するための入力部10と、してコンピュータを機能させるとともに、
制御部9が、先行楽曲のアウトポイントより前の所定期間内に、入力部10による入力があった場合は、アウトポイントを当該アウトポイントよりも後ろの位置にずらして接続するようにデコード部3に再生させる
ことを特徴とする楽曲再生プログラム。
この楽曲再生装置1、楽曲再生方法および楽曲再生プログラムによれば、エフェクトを加える指示が入力された際に(アレンジ操作が行われた際に)、アウトポイントが所定期間内に接近した場合は、再生中の楽曲の接続位置をずらすことができ、複数の楽曲を接続して再生中にユーザがアレンジ操作を行っている場合に、楽曲の切り替えを極力起こらないようにしてユーザが思う存分アレンジ操作を楽しむことができる。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 楽曲再生装置
2 記憶部(記憶手段)
3 デコード部(再生手段)
4 エフェクト部(エフェクト手段)
9 制御部(制御手段)
10 入力部(操作入力手段)

Claims (9)

  1. 楽曲データを再生する再生手段と、楽曲毎に前記楽曲データおよび当該楽曲データの再生開始位置と再生終了位置とを示す再生区間データが記憶されている記憶手段と、前記再生区間データに基づいて、先に再生する先行楽曲の前記再生終了位置と後に再生する後続楽曲の前記再生開始位置とを接続するように前記再生手段に再生させる制御手段と、を備え、複数の楽曲を接続して再生する楽曲再生装置において、
    前記再生手段により再生中の前記楽曲にエフェクトを加えるエフェクト手段と、
    前記エフェクト手段に前記エフェクトを加える指示を入力するための操作入力手段と、を備え、
    前記制御手段が、前記先行楽曲の前記再生終了位置より前の所定期間内に、前記操作入力手段による入力があった場合は、前記再生終了位置を当該再生終了位置よりも後ろの位置にずらして接続するように前記再生手段に再生させる、
    ことを特徴とする楽曲再生装置。
  2. 前記制御手段は、前記再生終了位置よりも後ろにずらした位置における前記先行楽曲の残り再生可能時間が所定時間以下である場合には、前記再生終了位置をずらさずに現在の前記再生終了位置で接続するように前記再生手段に再生させる、ことを特徴とする請求項1に記載の楽曲再生装置。
  3. 前記制御手段は、予め定めた一定拍数分または一定小節分前記再生終了位置よりも後ろの位置にずらして接続するように前記再生手段に再生させる、ことを特徴とする請求項1または2に記載の楽曲再生装置。
  4. 前記記憶手段には、楽曲毎に、所定のブロックの区切りを示す区切り位置データがさらに記憶され、
    前記制御手段は、前記区切り位置データに基づいて前記再生終了位置を当該再生終了位置より後に存在する前記区切り位置までずらして接続するように前記再生手段に再生させる、ことを特徴とする請求項1または2に記載の楽曲再生装置。
  5. 前記先行楽曲の再生終了位置より前の所定期間が、次の前記操作入力手段からの入力を受け付けるための猶予期間以上に設定されていることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の楽曲再生装置。
  6. 予め記憶されている楽曲毎に、楽曲データ、および当該楽曲データの出力開始位置と出力終了位置とを示す出力区間データとに基づいて、先に出力する先行楽曲の前記出力終了位置と後に出力する後続楽曲の前記出力開始位置とを接続するようにして複数の楽曲を出力する楽曲出力装置において、
    前記楽曲にエフェクトを加えるエフェクト手段と、
    前記楽曲に前記エフェクトを加える指示を入力するための操作入力手段と、
    前記先行楽曲の前記出力終了位置と前記後続楽曲の前記出力開始位置とを接続するように制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記先行楽曲の前記エフェクトを前記先行楽曲の前記出力終了位置より前の所定期間内に加える指示が前記操作入力手段によりなされると、前記先行楽曲の前記出力終了位置を当該出力終了位置よりも後ろの位置にずらして接続するように制御する
    ことを特徴とする楽曲出力装置。
  7. 予め記憶されている楽曲毎に、楽曲データ、および当該楽曲データの出力開始位置と出力終了位置とを示す出力区間データとに基づいて、先に出力する先行楽曲の前記出力終了位置と後に出力する後続楽曲の前記出力開始位置とを接続するようにして複数の楽曲を出力する楽曲出力方法において、
    前記先行楽曲のエフェクトを前記先行楽曲の前記出力終了位置より前の所定期間内に加える指示があった場合は、前記先行楽曲の前記出力終了位置を当該出力終了位置よりも後ろの位置にずらして接続するように出力することを特徴とする楽曲出力方法。
  8. 予め記憶されている楽曲毎に、楽曲データ、および当該楽曲データの出力開始位置と出力終了位置とを示す出力区間データとに基づいて、先に出力する先行楽曲の前記出力終了位置と後に出力する後続楽曲の前記出力開始位置とを接続するようにして複数の楽曲を出力する制御手段としてコンピュータを機能させて複数の楽曲を接続して出力する楽曲出力プログラムにおいて、
    前記楽曲にエフェクトを加えるエフェクト手段と、
    前記楽曲に前記エフェクトを加える指示を入力するための操作入力手段と、
    して前記コンピュータを機能させるとともに、
    前記制御手段は、前記先行楽曲の前記エフェクトを前記先行楽曲の前記出力終了位置より前の所定期間内に加える指示が前記操作入力手段によりなされると、前記先行楽曲の前記出力終了位置を当該出力終了位置よりも後ろの位置にずらして接続するように制御することを特徴とする楽曲出力プログラム。
  9. 請求項8に記載の楽曲出力プログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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