JP5777097B2 - 集合住宅の給水立管の耐圧試験方法 - Google Patents
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給水立管に対して耐圧試験が行われる。耐圧試験時には分岐管を塞ぐ必要がある。従来、水道メータ設置ユニットを設置し、水道メータ設置ユニットの第1部分と給水立管の分岐管とを配管で接続した後に、水道メータ設置ユニットの止水弁を閉じて、給水立管の耐圧試験を行っていた。
このため、給水立管から給水される全ての階に水道メータ設置ユニットを設置し、水道メータ設置ユニットの第1部分と給水立管の分岐管とを配管で接続した後でなければ、給水立管の耐圧試験が行えず、水道工事の工期長期化を招くという問題があった。
また、給水立管の分岐管に接続した配管の下流側端部と、水道メータ設置ユニットの第1部分の上流側端部との軸芯合わせのために、給水立管の分岐管と、当該分岐管に接続する配管との間に水平面内で屈曲する2個のエルボと、垂直面内で屈曲する1個のエルボの合計3個のエルボを配設する必要性を生ずる場合があり、水道工事費用の上昇を招いていた。
更に、水道メータ設置ユニットの第1部分と給水立管の分岐管とを配管で接続する際、従来、現場で配管を切断し加工していたので、施工品質にバラツキを生じ、漏水等の不具合が発生する場合があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、上記諸問題を解決できる集合住宅の給水立管の耐圧試験方法を提供することを目的とする。
本発明に係る給水立管の耐圧試験方法においては、集合住宅の全ての階での水道メータの設置が完了する前に、給水立管の耐圧試験を行うことができる。これにより、集合住宅建設時の水道工事の工期長期化を回避できる。
水道メータ設置ユニットを、第1部分と第2部分と両者の連結部である管部材とに分離し、全ての階で第1部分を給水立管の分岐管に接続し、第1部分の止水弁を閉じれば、全ての階で水道メータ設置ユニットの設置が完了する前に、給水立管の耐圧試験を行うことができる。これにより、水道工事の工期長期化を回避できる。
第1部分を給水立管の分岐管に接続し、第2部分を給水立管近傍の床面に設置した後、管部材で両者を接続するが、管部材は可撓性なので、管部材の長さにゆとりを持たせておけば、管部材を給水立管の分岐管と第2部分の上流端との位置関係に合わせて適宜屈曲させて、管部材の下流端の軸芯を第2部分の上流端の軸芯に合わせることができ、両者を接続することができる。この結果、給水立管の分岐管と、当該分岐管に接続する管部材との間に配設するエルボを垂直面内で屈曲するエルボのみとすることが可能となり、水道工事費用の上昇を回避できる。
管部材は第1部分と第2部分とにワンタッチ水密継手又は袋ナット型水密継手を介して接続されているので、管部材を第1部分及び第2部分から分離して、再度第1部分と第2部分とに接続する際に、管部材の切断、加工を要さない。この結果、施工品質のバラツキを回避でき、漏水等の不具合の発生を回避できる。
本発明の好ましい態様においては、管部材と第1部分との接続部及び/又は第2部分との接続部が首振回転可能なベンドを有する。
本発明の好ましい態様においては、管部材と第1部分との接続部及び/又は第2部分との接続部が首振回転可能なエルボを有する。
接続部にスライド継手を設け、或いは首振回転可能なベンドやエルボを設けることにより、給水立管の分岐管と水道メータ設置ユニットの第2部分の設置位置との間の相対位置のバラツキに確実に対応することが可能になる。
本発明の好ましい態様においては、一端が下方へ差し向けられた一つのエルボを介して第1部分が集合住宅パイプシャフト内の給水立管に接続される。
可撓性の管部材の長さにゆとりを持たせておけば、第1部分給水立管の分岐管と水道メータ設置ユニットの第2部分の設置位置との間の相対位置に多少のバラツキがあっても、管部材を適宜に屈曲させて、管部材の下流側端部の軸芯を第2部分の上流側端部の軸芯に合わせることができ、両者を接続することができる。従って、給水立管の分岐管と、当該分岐管に接続する管部材との間に配設するエルボを垂直面内で屈曲するエルボのみとすることができる。
図1に示すように、水道メータ設置ユニットAは、止水弁1aと減圧弁1bとを有する第1部分1と、水道メータ支持部材2aと逆止弁2bとを有する第2部分2と、管部材3とを備えている。
第1部分1の止水弁1aは、水道メータ稼働時の水流に関して、減圧弁1bよりも上流に配設されている。第1部分1は、前記水流に関して上流端と下流端とに、ワンタッチ水密継手の一部を構成する雌カプラー1cと雌カプラー1dとを備えている。
第2部分2は、水道メータ稼働時の水流に関して上流端にエルボ2cとベンド2dとを備え、前記水流に関して下流端に、図示しない屋内配管との接続部2eを備えている。エルボ2cの下流端は、第2部分2が集合住宅パイプシャフトBの水平な床面Eに設置された状態で、水平軸線回りに首振回転可能に水道メータ支持部材2aに接続されており、ベンド2dの下流端は、エルボ2cの上流端の中心軸線回りに回転可能にエルボ2cの上流端に接続されている。ベンド2dは、ワンタッチ水密継手の一部を形成する雌カプラー2fを、上流端に備えている。
管部材3は、樹脂製の内外層とアルミニウム製の中間層とを有する三層構造の可撓性のアルミ三層管である。管部材3は、水道メータ稼働時の水流に関して、上流端と下流端とに、ワンタッチ水密継手の一部を構成する雄カプラー3aと雄カプラー3bとを備えている。
多層構造集合住宅のパイプシャフトB内に、垂直に延在する給水立管Cが配設されている。給水立管Cの各階内で延在する部位に、短管C1が介挿され、水平に延びる短い分岐管C2の一端が短管C1に接続されている。分岐管C2は、ワンタッチ水密継手の一部を形成する雌カプラーC3を他端に備えている。
水道メータ設置ユニットAは、第1部分1と第2部分2と管部材3とに分離された状態で、多層構造集合住宅の工事現場に持ち込まれる。
多層構造集合住宅の全階において、ワンタッチ水密継手の一部を形成する雄カプラーD1を両端に有するエルボDの一端を、分岐管C2の雌カプラーC3にワンタッチ接続し、エルボDの他端を鉛直下方へ差し向ける。水道メータ設置ユニットAの第1部分1の雌カプラー1CをエルボDの他端の雄カプラーD1にワンタッチ接続する。
多層構造集合住宅全階の第1部分1の止水弁1aを閉じた後、給水立管Cの耐圧試験を行う。
給水立管Cが漏水していないことを確認した後、多層構造集合住宅の全階において、水道メータ設置ユニットAの第2部分2を、給水立管近傍のパイプシャフトB内水平床面Eに設置する。エルボ2cを適宜首振回転させ、及び/又はベンド2dを適宜首振回転させて、第2部分2のベンド2dの雌カプラー2fを、第1部分の雌カプラー1dへ差し向ける。
管部材3を適宜に折り曲げて塑性変形させた後、雄カプラー3aを第1部分1の雌カプラー1dにワンタッチ接続し、次いで、管部材3を弾性変形させつつ、管部材3の雄カプラー3bの軸芯を第2部分2のベンド2dの雌カプラー2fの軸芯に一致させ、管部材3の弾性変形を解除しつつ雄カプラー3bを雌カプラー2fにワンタッチ接続する。
第1部分1を給水立管Cの分岐管C2に接続し、第2部分2を給水立管近傍のパイプシャフト内床面Eに設置した後、管部材3で両者を接続するが、管部材3は可撓性なので、管部材3の長さにゆとりを持たせておけば、管部材3を給水立管Cの分岐管C2と第2部分2の上流側接続口であるベンド2dとの相対位置関係に合わせて適宜屈曲させ、管部材3の下流端の軸芯を第2部分2の上流端の軸芯に合わせて、両者を接続することができる。この結果、給水立管の分岐管と、当該分岐管に接続する管部材との間に配設するエルボを垂直面内で屈曲するエルボDのみとすることが可能となり、水道工事費用の上昇を回避できる。
管部材3は第1部分1と第2部分2とにワンタッチ水密継手を介して接続されているので、管部材3を第1部分1及び第2部分2から分離して、再度第1部分1と第2部分2とに接続する際に、管部材3の切断、加工を要さない。この結果、施工品質のバラツキを回避でき、漏水等の不具合の発生を回避できる。
各階毎に、給水立管Cの分岐管C2と水道メータ設置ユニットAの第2部分2の設置位置との間の相対位置関係に多少のバラツキがあっても、エルボ2cを適宜首振回転させ、及び/又はベンド2dを適宜首振回転させることにより、第1部分1と第2部2とを管部材3で確実に接続することができる。
上述の給水立管Cの耐圧試験方法においては、集合住宅の全階への水道メータ設置ユニットAの設置が完了する前に、給水立管Cの耐圧試験を行うことができる。これにより、集合住宅建設時の水道工事の工期長期化を回避できる。
首振回転可能なベンド2dに代えて、図2に示すように、首振回転可能なエルボ2d’を配設しても良い。第2部2と管部材3との接続部の位置の自由度が増す。
第2部分2からベンド2dを除去しても良い。この場合エルボ2cの上流端が雌カプラーを備える必要がある。エルボ2cを回転不能としても良い。この場合エルボ2cの上流端は上方へ差し向ける必要がある。
第1部分1の下流端に上下軸線回りに首振回転可能なベンドを配設し、或いは首振回転可能なエルボと首振回転可能なベンドとの組合せを配設し、或いは首振回転可能なエルボと首振回転可能なエルボとの組合せを配設しても良い。この場合、最下流のベンド又はエルボの下流端が雌カプラーを備える必要がある。
管部材3は、アルミ三層管に限定されない。可撓性を有するものであれば良い。従って樹脂管でも良い。尚、アルミ三層管には、塑性変形させて変形後の形状を維持させることができるという利点がある。
ワンタッチ水密継手の固定手段は、Uピン、ファスナー等、従来使用されている任意の手段を用いて良い。
ワンタッチ水密継手に代えて袋ナット型水密継手を使用しても良い。
図3(a)に示すように、雌カプラー2fを、長手方向に固定された内筒2f1と、内筒2f1に対して長手方向に相対移動する外筒2f2と、外筒2f2を内筒2f1に固定するネジ2f3とを有するスライド式のカプラーとし、管部材3と第2部分2との接続部をスライド継手としても良い。
管部材3と第2部分2との接続部を袋ナット型水密継手にした場合でも、図3(b)に示すように、当該袋ナット型水密継手の雌カプラー2f’を、長方向に固定された内筒2f1’と、内筒2f1’に対して長手方向に相対移動する外筒2f2’と、外筒2f2’を内筒2f1’に固定するネジ2f3’とを有するスライド式のカプラーとし、管部材3と第2部分2との接続部をスライド継手としても良い。
管部材3と第1部分1との接続部をスライド継手としても良い。
スライド継手は、長手方向に固定された外筒と、外筒に対して長手方向に相対移動する内筒と、内筒を外筒に固定するネジとを備えるものであっても良い。
給水立管Cの分岐管C2と水道メータ設置ユニットAの第2部分2の設置位置との間の相対位置関係に多少のバラツキがあっても、スライド継手を使用することにより、第1部分1と第2部2とを管部材3で確実に接続することができる。
雌カプラーC3、1c、1d、2fを雄カプラーとし、雄カプラーD1、3a、3bを雌カプラーとしても良い。
1 第1部分
1a 止水弁
1b 減圧弁
1c、1d 雌カプラー
2 第2部分
2a 水道メータ支持部材
2b 逆止弁
2c エルボ
2d ベンド
2d’ エルボ
2e 接続部
2f、2f’ 雌カプラー
3 管部材
3a、3b 雄カプラー
B パイプシャフト
C 給水立管
C1 短管
C2 分岐管
C3 雌カプラー
D エルボ
D1 雄カプラー
Claims (5)
- 止水弁または止水弁と減圧弁とを有する第1部分と、水道メータ支持部材と逆止弁とを有する第2部分と、可撓性の管部材とを備え、管部材の一端は第1部分に他端は第二部分に、係脱可能な雌カプラーと雄カプラーとを有するワンタッチ水密継手又は袋ナット型水密継手を介して接続されていることを特徴とする水道メータ設置ユニットの第1部分を集合住宅の給水立管に接続し、第1部分の止水弁を閉じ、給水立管の内部空間を加圧することを特徴とする集合住宅の給水立管の耐圧試験方法。
- 管部材と第1部分との接続部及び/又は第2部分との接続部がスライド継手を有することを特徴とする請求項1に記載の集合住宅の給水立管の耐圧試験方法。
- 管部材と第1部分との接続部及び/又は第2部分との接続部が首振回転可能なベンドを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の集合住宅の給水立管の耐圧試験方法。
- 管部材と第1部分との接続部及び/又は第2部分との接続部が首振回転可能なエルボを有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の集合住宅の給水立管の耐圧試験方法。
- 一端が下方へ差し向けられた一つのエルボを介して第1部分が集合住宅パイプシャフト内の給水立管に接続されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の集合住宅の給水立管の耐圧試験方法。
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