JP5778682B2 - 物品陳列押出装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に記載の商品陳列ケースは、細長い箱型の商品収納ケースの両側板内にレールを設けてケース本体を構成し、レールに沿って移動する商品保持具に板バネを巻き付けてなる渦巻きバネを装着してなる。このケースは、板バネの弾性復元力を駆動力として利用し、商品保持具をケース本体の内部側においてスライド移動自在に保持した構造とされている。
また、特許文献2に記載の商品前出し陳列装置は、箱型のケースの相対向する側壁の内面側に縦方向に溝部を複数設け、レールを摺動する押し板、板バネ、および一対のレール部材からなる商品前出し器具を作成してなる。この装置は、レール部材の両端に係止ピンを設けて、これらの係止ピンをケース側壁の複数の溝部に挿入してレールの位置決めをなす構造とされている。
これに対し、従来のこの種の陳列装置において上述の要求を満たすものは提供されていないのが実情である。
以下、本発明に係る物品陳列押出装置の第一実施形態について図面を参照しなから説明するが、本発明は以下の実施形態に制限されるものではない。
図1は本発明に係る物品陳列押出装置1の第一実施形態を示す斜視図である。図2は図1の平面図である。図3Aは図1の側面断面図であり、図3Bは案内部材5の正面図である。
ケース本体3は、商品などの複数個の物品2を互いに配列した状態で収容する。レール部7は、ケース本体3の内部に物品2の押出方向に沿って形成されている。案内部材5は、レール部7に沿ってケース本体3の内部を押出方向に沿って移動自在に設けられている。板バネ機構6は、巻き癖が付与された渦巻き状の板バネ片12Aを備えた巻回部12B、およびこの巻回部12Bから引出自在であって板バネ片12Aの弾性復元力により牽引される牽引体を含む。
また、案内部材5は、巻回部12Bから引き出された牽引体の先端側(板バネ片12Aの先端部12a)と接続されて板バネ片12Aの弾性復元力により押出方向に付勢される。そして、物品陳列押出装置1は、ケース本体3の端部側に窓部20が形成されており、ケース本体3の外部から窓部20を通じて板バネ片12Aまたは牽引体(本実施形態では板バネ片12A)の少なくとも一部が視認可能である(図5を参照)。
スライド板5Aは、一対のレール部7、7の上縁に接して摺動する。スライド板5Aは底板3Aよりも若干幅狭である。案内板5Bは、このスライド板5Aの上面側に立設され、上下方向に延在している。案内板5Bは、配列された物品2の最後尾を前方に付勢する。リブ片5Cは、スライド板5Aおよび案内板5Bと一体形成されて、板状の案内板5Bの曲げ剛性を補強する。一対の突出片5D、5Dは、幅方向に並んでスライド板5Aの底部側に立設されている。これら2本の突出片5D、5Dは、一対のレール部7、7の間隙に挿通される。突出片5Dは爪形をなし、それらの先端(下端)側にフック部5Eが形成されている。突出片5Dを一対のレール部7、7の間隙に挿通した状態において、フック部5Eはケース本体3の底板3Aの裏面側に突出して、突出片5Dの抜け止めをなす。これにより案内部材5はレール部7と係合する。また、案内部材5はレール部7からの脱離が規制された状態で、レール部7に沿ってスライド移動する。
また、案内部材5は板バネ片12Aにより牽引されて前面壁3C側に前進移動する。案内部材5の前進移動は、カバー壁10の前面、または最後尾の物品2の背面に案内板5Bが当接した時点で停止される。
板バネ片12Aの長さ方向に沿って形成する表示部12Cの位置および態様は特に限定されない。一例として、案内部材5をレール部7に沿って前面壁3Cから最も離れた位置まで移動させた場合に、窓部20を介して視認できる巻回部12Bの外周面の表示部12Cを、案内部材5と前面壁3Cとの間に陳列収納できる物品2の最大個数に示す数字とする。そして、案内部材5と前面壁3Cとの間に陳列収納されている物品2を1つ抜き取って案内部材5が移動する度に、窓部20を介して表示部12Cの数値が1つずつ減るような数字を印刷しておく。言い換えると、板バネ片12Aの長さ方向に、物品2の前後方向の寸法(厚み寸法)の間隔で数字が印刷されている。具体的には、板バネ片12Aの繰り出し量が物品2の厚み寸法のN個分にあたる位置に、Nを示す数字が印刷されている。これにより、板バネ片12Aまたは牽引体(先端部12a)に形成された表示部12Cは、ケース本体3内に陳列された物品2の残り数量を示す数字となる。
上記構造のスペーサー22はケース本体3の一対の側壁3B、3Bの間隔よりも幅の小さな物品2をケース本体3に対し陳列配置する場合に使用する。スペーサー22の嵌合孔21に対する嵌合位置を図6あるいは図7のように適宜変更することで、幅の異なる物品2の陳列配置に対応することができる。
ケース本体3に収容されている最前列の物品2を1つ取り出すと、案内部材5は板バネ部材12の板バネ片12Aによって前方に牽引されているため、残りの物品2の列を案内部材5が前面壁3Cに当接するまで押し出す。これにより、ケース本体3の最前列の物品2を1つ取り出しても、陳列配置された他の物品2をケース本体3の内部で倒すことなく前進させることができる。
次に、ケース本体3の最前列の物品2を1つ取り出すと前面壁3Cの窓部20から読み取れる数字が1つ減り、ケース本体3に残る物品2の総数を把握できる。ケース本体3から物品2を取り出す度に窓部20から読み取れる数値は減少する。これにより、この数値が0に近付くことでケース本体3内の物品2の残り数量が減少した状態を認識することができる。したがって、窓部20から視認される数値に応じて、必要な時期に物品2の補充を行えばよい。
また、上述の物品2がたばこの箱などの場合、上述の構造のケース本体3をたばこの種類と設置個数に応じて複数用意し、これらを複数並べて什器本体(図示せず)に収容して展示するとよい。これにより、ケース本体3の内部の物品2の個数を直接に目視確認できない程度にケース本体3同士が近接して並列されていても、各ケース本体3の窓部20を覗くことで、各ケース本体3の内部の物品2の残り数量を容易に把握することができる。
本変形例の構造では、前面壁3Cの透明な窓部20に基準線25が印刷されている。ケース本体3内の物品2の個数が減少してきた場合、板バネ片12Aが巻回部12Bに多く巻き付けられて巻回部12Bの外径が大きくなる結果、窓部20の基準線25を超えて巻回部12Bが大きくなる。基準線25を超えて巻回部12Bが大きくなった時点でケース本体3内の物品2の個数が減少して所定数に達したことを認識できる。
この実施形態の場合、前面壁3Cに印刷やシール貼りなどを施して前面壁3Cを透視できない状態としておき、窓部20の部分のみ透過できる構造としておき、その部分に基準線25を形成しておくとよい。これにより、窓部20を介して巻回部12Bの外周面のみが見えるので、巻回部12Bの巻径を認識し易い。
図11は、本発明の物品陳列押出装置の第二実施形態の構造を簡略的に示す側面断面図である。この実施形態の物品陳列押出装置30は、ケース本体3の前面壁3C側に前述と同等構造の板バネ部材12を設けた上に、ケース本体3の背面壁3D側の底板3A上に板バネ部材12と同等構造の他の板バネ部材32を設けた構造をなしている。板バネ部材12は案内部材5を前方に付勢し、板バネ部材32は案内部材5を後方に付勢する。ただし、板バネ部材32は、その弾性力を板バネ部材12の弾性力よりも小さくしてある。このため、案内部材5に作用する付勢力は、板バネ部材12の付勢力の方が主体である。そして、板バネ部材32と板バネ部材12との合成の付勢力は案内部材5を前方に推進する。板バネ部材32の基本構成は板バネ部材12と同等であり、板バネ片32Aと巻回部32Bとから構成され、板バネ片32Aの長さ方向の所定位置には間欠的に数字などの表示部や着色部などの色表示部が形成されている。
この実施形態においては、ケース本体3の背面壁3D側に窓部を設けておき、この窓部を介してケース本体3の背面側から板バネ片32Aの表示部を視認できるので、ケース本体3の背面側から、ケース本体内の物品2の残り数量や残量を把握できる。
なお、物品陳列押出装置30において、前面壁3C側に配置されている板バネ部材12と背面壁3D側に配置されている板バネ部材32の両方に間欠的に数字や色分け部などの表示部を形成し、ケース本体3の前面側と背面側の両方から物品2の残り数量を把握できるように構成しても良いのは勿論である。
第一および第二実施形態ではケース本体3の前面壁3C側に板バネ部材12を設けたが、これに代えて、ケース本体3の背面壁3D側のみに収容部14を形成してもよい。背面壁3D側にのみ板バネ部材12を収容し、またケース本体3の前面壁3C側に滑車等を設けて、板バネ片12Aの延出方向を滑車を介して案内部材5側に向くように後方に変更してもよい。これにより、板バネ部材12の収容位置を背面壁3D側のみに設定したとしても、案内部材5をケース本体3の前面壁3C側に牽引する構造を実現できる。
この構造の場合、板バネ部材12はケース本体3の背面壁3D側に収容されるので、ケース本体3の背面壁3D側に窓部20を設けてケース本体3の後部側から物品2の残り数量を把握することができる。
図12〜図16は本発明に係る物品陳列押出装置の第三実施形態を示すものである。第三実施形態の物品陳列押出装置50は、第一実施形態に適用されているケース本体3と同等構造のケース本体3を有している。本実施形態は、ケース本体3に収容されている板バネ部材52が第一実施形態の板バネ部材12と異なった構造である点に特徴を有する。その他の構造については第一実施形態の構造と同等である。そのため本実施形態の説明において、先に説明した第一実施形態の構造と同等部分の説明は省略し、相違点を中心に説明する。
筒型ケース56は、渦巻き状の板バネ片53を収容し、この板バネ片53の外周端を係止する。支持軸57は、渦巻き状の板バネ片53の中心端に接続され、筒型ケース56の一部を貫通して、この筒型ケース56の外部側に延出されている。延長部58は、筒型ケース56の一部に延出形成されている。牽引体59は、延長部58の外周部に巻回されて繰り出し自在とされている。そして、支持軸57の一部はケース本体3の一部に軸支され、牽引体59は延長部58の外周部から繰り出し自在かつ板バネ片53の弾性復元力により巻取自在である。
巻回部55は、螺旋状に巻回された板バネ片53からなる。筒型ケース56は、この巻回部55を収容する。支持軸57は、この筒型ケース56の中心部を貫通するように配置されている。延長部58は、筒型ケース56の周壁56aの一側に設けられた側壁部56bの中心部から延出形成されている。牽引体59は、この延長部58の外周側に繰り出し自在に取り付けられて巻き付けられており、帯状をなしている。具体的には、テープ状の牽引体59の始端部を延長部58の周面の一部に接着して固定するか、または延長部58の一部にスリットを形成して、そのスリットに牽引体59を通し止めしてある。そして、牽引体59を延長部58に順次巻回することで、この牽引体59は延長部58より繰り出し自在に巻き付けられている。牽引体59の終端部59A(図14Bを参照)は、案内部材5のスライド板5Aに連結される。板バネ部材52の弾性復元力により牽引体59が延長部58に巻き付けられると、牽引体59の終端部59Aは案内部材5のスライド板5Aを前方に牽引する。
筒型の延長部58の外径は筒型ケース56の外径よりも小さく形成されている。これにより、延長部58の周面に牽引体59を全部巻き付けて巻回状態とした場合に、牽引体59の最外周部は筒型ケース56の周面位置と面一または筒型ケース56の周面よりも内側に位置する。牽引体59は、樹脂製あるいは金属製の薄いテープで構成する。一例として、樹脂にガラス繊維を配合してなるガラス繊維強化複合材料または強化繊維で編み込んだクロスを利用することができる。これらの繊維からなる牽引体59であるならば、切れ難く延び難いので良好である。また、ガラス繊維製あるいはガラス繊維を織り込んでなるテープ状の牽引体59の場合、牽引体59の表面に塩化ビニル樹脂を表面コーティングもしくは含浸させてから表示部を印刷するとよい。印刷によって、視認しやすい発色の色表示部または文字や絵柄などの模様表示部を好適に形成することができる。
更に、突起部61をケース本体3の支持壁9(図2を参照)に形成したスロット(図示略)に挿通してフランジ板60を周り止めした状態で板バネ部材52が支持される。このようにして、ケース本体3の一対の支持壁9、9間の収容部14に板バネ部材52が収容されている。また、帯状の牽引体59を筒型の延長部58から繰り出して傾斜壁10Bの先端側の開口部15からケース本体3の内部側に引き出す。そして、引き出された牽引体59の先端部は、案内部材5の底部側に固定される。
案内部材5をケース本体3の内部においてレール部7に沿ってスライド移動させる際は、案内部材5をケース本体3の前面壁3Cから遠ざけるように使用者が手動により移動させる。これにより、牽引体59が延長部58から必要長さだけ繰り出される。それに伴って筒型ケース56が回転され、巻回部55を構成する板バネ片53が弾性変形される。板バネ片53の弾性復元力により、案内部材5には牽引体59を介して前面壁3C側に引き戻されるように付勢力が作用する。よって、使用者が案内部材5から手を離すと、案内部材5は物品2をケース本体3の内部側において前面壁3C側(前方)に付勢する。よって、案内部材5は物品2を抑えるとともに、ケース本体3の先端側から物品2を取り出した場合は残りの物品2を前出しすることができる。
図17〜図21は本発明に係る物品陳列押出装置の第四実施形態を示す。第四実施形態の物品陳列押出装置70は、第一実施形態に適用されているケース本体3と同等構造のケース本体3を有している。第四実施形態は、ケース本体3に収容されている板バネ部材72が第一実施形態の板バネ部材12と異なった構造とされている点に特徴を有する。その他の構造については第一実施形態の構造と同等である。そのため、本実施形態の説明において、先に説明した第一実施形態の構造と同等部分の説明は省略し、相違点を中心に説明する。
筒型ケース76は、渦巻き状の板バネ片73を収容し、この板バネ片73の外周端を係止している。支持軸77は、渦巻き状の板バネ片73の中心端に接続され、筒型ケース76の一部を貫通して筒型ケース76の外部側に延出されている。牽引体79は、筒型ケース76の外周部に巻回されて繰り出し自在とされている。そして、支持軸77の一部はケース本体3の一部に軸支され、牽引体79は筒型ケース76の外周部から繰り出し自在かつ板バネ片73の弾性復元力により巻取自在にされてなる。
巻回部75は、螺旋状に巻回された板バネ片73からなる。筒型ケース76は、この巻回部75を収容する。支持軸77は、この筒型ケース76の中心部を貫通するように配置されている。牽引体79は、筒型ケース76の周壁部76aの外周部に繰り出し自在に取り付けられて巻き付けられており、帯状をなしている。具体的には、テープ状の牽引体79の始端部を筒型ケース76の周面の一部に接着して固定するか、または筒型ケース76の一部にスリットを形成して牽引体79をそのスリットに通し止めしてある。そして、牽引体79を筒型ケース76に順次巻回することで、牽引体79は筒型ケース76に繰り出し自在に巻き付けられている。
更に、突起部81をケース本体3の支持壁9(図2を参照)に形成したスロット(図示せず)に挿通してフランジ板80を周り止めした状態で板バネ部材72が支持される。このようにして、ケース本体3の一対の支持壁9、9間の収容部14に板バネ部材72が収容されている。帯状の牽引体79を筒型ケース76の外周部から繰り出して傾斜壁10Bの先端側の開口部15からケース本体3の内部側に引き出す。引き出された牽引体79の先端部は、案内部材5の底部側に取り付けられている。
案内部材5をケース本体3の内部においてレール部7に沿ってスライド移動させる際は、案内部材5をケース本体3の前面壁3Cから遠ざけるように使用者が手動により移動させる。これにより、牽引体79は筒型ケース76から必要長さ引き出される。それに伴って筒型ケース76も回転し、巻回部75を構成する板バネ片73が弾性変形される。このため、板バネ片73の弾性復元力により、案内部材5には牽引体79を介し前面壁3C側に引き戻されるように付勢力が作用する。よって、使用者が案内部材5から手を離すと案内部材5は物品2をケース本体3の内部側において前面壁3C側に付勢する。よって、案内部材5は物品2を抑えるとともに、ケース本体3の先端側から物品2を取り出した場合は残りの物品2を前出しすることができる。
表示部を数字表記とするならば、物品の残り数を数字でもって簡便かつ正確に把握できる。また、表示部を色表示部または模様表示部としてケース本体内の物品の数量に応じて色が変わるように設けた表示部とするならば、窓部を介して表示部の色彩または模様を認識することにより、物品の残り数量を把握できる。
板バネ部材の板バネ片について、表示部を直接印刷することが困難な場合は、板バネ部材について、巻回部を板バネ片と表示片の2重巻き構造とするとよい。これにより、表示片に対し、数字、色彩または模様の印刷など、認識し易い表示部を確実に形成できる。
図22〜図24は本発明に係る物品陳列押出装置の第五実施形態を示す。図22は本実施形態の物品陳列押出装置90の平面図である。図23Aは、図22のA−A線断面図である。図23Bは、図23Aにおけるレール部7の近傍の拡大図である。図24Aは本実施形態の案内部材5の側面図である。図24Bは、図23AのB−B線断面図である。
図22では、背面壁3Dに近接する最も後方まで案内部材5が引き出された状態を実線で図示し、前面壁3Cに近接する最も前方に案内部材5が位置する状態、および前後方向の中間部に案内部材5が位置する状態を破線で図示している。
また、図24Bに示すように、案内部材5は、板バネ片12Aの先端部を掛止して板バネ片12Aから付勢力を受ける掛止部5Hを備えている。板バネ片12Aの先端部には円孔(図示せず)が穿設されており、掛止部5Hはこの円孔に挿入される。掛止部5Hの荷担には、後方に突出する返し部5Pが形成されている。板バネ片12Aは弾性復元力により常時前方に付勢されているため、その反対側に突出する返し部5Pによって板バネ片12Aの脱落が防止されている。
そして、突条部(上突条703、下突条704)の頂部と挟持部5Lとは、押出方向に直交する横断面(図23Aおよび図23B)において点接触する。具体的には、上突条703、下突条704は横断面形状が半円形である。上突条703の頂部は上摺動壁5Mの下面と接触し、下突条704の頂部は下摺動壁5Nの上面と接触する。このように、本実施形態では案内部材5ではなくケース本体3におけるレール部7に突条部を設けている。これにより、案内部材5とレール部7との接触面積が小さくなって、案内部材5の摺動性を良好にするとともに、突条部の耐摩耗性を十分に確保している。なぜならば、突条部をケース本体3のレール部7に設けることで、ケース本体3の前後方向の略全長に亘って、案内部材5の前後方向寸法よりも十分に長く突条部を形成することができるためである。
ここで、本実施形態のケース本体3の側面(側壁3B)は、板バネ片12Aの巻き量が最大であるときの巻回部12Bの外周の下限位置よりも更に下方まで延出している。これにより、側壁3Bを接地させてケース本体3を棚板や床面等(以下、棚板等)に載置した場合に、巻回部12Bが棚板等に接触することがない。したがって、板バネ片12Aの巻き癖が棚板等によって経時的に消失することがなく、板バネ機構6の耐久性が向上する。
(1)商品などの物品を配列した状態で収容するケース本体と、該ケース本体の内部に物品の押出方向に沿って形成されたレール部と、該レール部に沿って前記ケース本体の内部を物品の押出方向に沿って移動自在に設けられた案内部材と、巻き癖が付与された渦巻き状の板バネ片を備えた巻回部とこの巻回部から引出自在にされた牽引体を具備してなる板バネ機構と、を具備し、前記巻回部から引き出した牽引体の先端側を前記案内部材に取り付けて前記巻回部の板バネ片の弾性復帰力により前記案内部材を前記牽引体を介して物品の押出方向に付勢してなり、前記板バネ機構を備えたケース本体の端部側に前記ケース本体の外部から前記板バネ片または前記牽引体の少なくとも一部を監視可能な窓部を形成したことを特徴とする物品陳列押出装置;
(2)前記板バネ片または牽引体の長さ方向任意の位置に前記板バネ片または牽引体の前記巻回部からの繰り出し量の目安となる表示部が形成され、前記窓部を介し前記表示部を視認することにより前記ケース本体内の物品の数量把握ができるように構成されてなる上記(1)に記載の物品陳列押出装置;
(3)前記板バネ片または牽引体に形成された表示部が前記ケース本体内に陳列された物品の残り数量を示す数字であることを特徴とする上記(2)に記載の物品陳列押出装置;
(4)前記板バネ片または牽引体に形成された表示部が前記ケース本体内に陳列された物品の残り数量を示す色表示部であることを特徴とする上記(2)に記載の物品陳列押出装置;
(5)前記板バネ機構の巻回部は前記板バネ片と表示片の2重巻き構造とされてなり、前記板バネ片の前記巻回部からの繰り出し量の目安となる表示部が前記表示片に形成されてなる上記(1)から(4)のいずれかに記載の物品陳列押出装置;
(6)前記板バネ機構が、前記渦巻き状の板バネ片を収容し該板バネ片の外周端を係止した筒型ケースと、前記渦巻き状の板バネ片の中心端に接続され前記筒型ケースの一部を貫通して筒型ケースの外部側に延出された支持軸と、前記筒型ケースの外周部に巻回されて繰り出し自在とされた牽引体とを具備してなり、前記支持軸の一部が前記ケース本体の一部に軸支され、前記牽引体が前記筒型ケースの外周部から繰り出し自在かつ前記板バネ片の弾性復帰力により巻取自在にされてなることを特徴とする上記(1)から(5)のいずれかに記載の物品陳列押出装置;
(7)前記板バネ機構が、前記渦巻き状の板バネ片を収容し該板バネ片の外周端を係止した筒型ケースと、前記渦巻き状の板バネ片の中心端に接続され前記筒型ケースの一部を貫通して筒型ケースの外部側に延出された支持軸と、前記筒型ケースの一部に延出形成された延長部と、該延長部の外周部に巻回されて繰り出し自在とされた牽引体とを具備してなり、前記支持軸の一部が前記ケース本体の一部に軸支され、前記牽引体が前記延長部の外周部から繰り出し自在かつ前記板バネ片の弾性復帰力により巻取自在にされてなることを特徴とする上記(1)から(5)のいずれかに記載の物品陳列押出装置。
以下、参考形態の例を付記する。
1.物品を配列した状態で収容するケース本体と、該ケース本体の内部に前記物品の押出方向に沿って形成されたレール部と、該レール部に沿って前記ケース本体の内部を前記押出方向に沿って移動自在に設けられた案内部材と、巻き癖が付与された渦巻き状の板バネ片を備えた巻回部およびこの巻回部から引出自在であって前記板バネ片の弾性復元力により牽引される牽引体を含む板バネ機構と、を具備し、
前記案内部材は、前記牽引体の先端側と接続されて前記板バネ片の前記弾性復元力により前記押出方向に付勢され、
前記ケース本体の端部側に窓部が形成されており、前記ケース本体の外部から前記窓部を通じて前記板バネ片または前記牽引体の少なくとも一部が視認可能であることを特徴とする物品陳列押出装置。
2.前記板バネ片または牽引体の長さ方向の任意の位置に前記板バネ片または牽引体の前記巻回部からの繰り出し量の目安となる表示部が形成され、前記窓部を介し前記表示部を視認することにより前記ケース本体に収容された前記物品の数量把握ができるように構成されてなる1.に記載の物品陳列押出装置。
3.前記表示部が、前記ケース本体に収容された前記物品の残り数量を色彩により示す色表示部または前記残り数量を模様により示す模様表示部である2.に記載の物品陳列押出装置。
4.前記色彩または前記模様が前記板バネ片または前記牽引体の一部の長さ領域に連続的に形成されており、所定の前記繰り出し量となったときに前記長さ領域の端部が前記窓部を介して視認されることを特徴とする3.に記載の物品陳列押出装置。
5.前記表示部が、前記ケース本体に収容された前記物品の残り数量を示す数字である2.に記載の物品陳列押出装置。
6.前記表示部が形成されたテープ状の表示片が、前記板バネ片のうち前記窓部に臨む表面に被着されている2.から5.のいずれか一つに記載の物品陳列押出装置。
7.前記表示片は前記板バネ片の基端側から先端近傍に亘って被着されており、
前記案内部材は前記表示片の先端側の端部を前記板バネ片に対して押圧するテープ押さえ部を備える6.に記載の物品陳列押出装置。
8.前記巻回部は、前記表示部が形成されたテープ状の表示片と前記板バネ片との2重巻き構造とされてなる1.から5.のいずれか一項に記載の物品陳列押出装置。
9.互いに並行する一対の前記レール部を含み、
前記案内部材は、前記レール部を上下方向から挟持して前記押出方向に摺動する挟持部を幅両側にそれぞれ備え、前記挟持部が前記レール部に対して前記押出方向に摺動する1.から8.のいずれか一つに記載の物品陳列押出装置。
10.前記レール部の上面または下面の少なくとも一方には前記押出方向に沿って延在する突条部が形成されており、前記突条部の頂部と前記挟持部とが前記押出方向に直交する横断面において点接触することを特徴とする9.に記載の物品陳列押出装置。
11.前記突条部が、前記レール部の上面に形成された上突条と、前記レール部の下面に形成された下突条と、を含む10.に記載の物品陳列押出装置。
12.前記上突条の頂部と前記下突条の頂部とが、前記横断面において幅方向の異なる位置に形成されている11.に記載の物品陳列押出装置。
13.前記横断面において、前記上突条と前記下突条の曲率半径が互いに相違する12.に記載の物品陳列押出装置。
14.前記上突条または前記下突条のうち前記曲率半径がより大きい一方の前記頂部が、他方の前記頂部よりも、前記横断面において幅方向の外方に位置している13.に記載の物品陳列押出装置。
15.前記ケース本体の側面は、前記板バネ片の巻き量が最大であるときの前記巻回部の外周の下限位置よりも更に下方まで延出している1.から14.のいずれか一つに記載の物品陳列押出装置。
16.前記板バネ機構が、前記渦巻き状の板バネ片を収容し該板バネ片の外周端を係止した筒型ケースと、前記渦巻き状の板バネ片の中心端に接続され前記筒型ケースの一部を貫通して筒型ケースの外部側に延出された支持軸と、前記筒型ケースの外周部に巻回されて繰り出し自在とされた牽引体とを具備してなり、前記支持軸の一部が前記ケース本体の一部に軸支され、前記牽引体が前記筒型ケースの外周部から繰り出し自在かつ前記板バネ片の弾性復元力により巻取自在にされてなることを特徴とする1.から15.のいずれか一つに記載の物品陳列押出装置。
17.前記板バネ機構が、前記渦巻き状の板バネ片を収容し該板バネ片の外周端を係止した筒型ケースと、前記渦巻き状の板バネ片の中心端に接続され前記筒型ケースの一部を貫通して筒型ケースの外部側に延出された支持軸と、前記筒型ケースの一部に延出形成された延長部と、該延長部の外周部に巻回されて繰り出し自在とされた牽引体とを具備してなり、前記支持軸の一部が前記ケース本体の一部に軸支され、前記牽引体が前記延長部の外周部から繰り出し自在かつ前記板バネ片の弾性復元力により巻取自在にされてなることを特徴とする1.から15.のいずれか一つに記載の物品陳列押出装置。
Claims (15)
- 物品を配列した状態で収容するケース本体と、該ケース本体の内部に前記物品の押出方向に沿って形成されたレール部と、該レール部に沿って前記ケース本体の内部を前記押出方向に沿って移動自在に設けられた案内部材と、巻き癖が付与された渦巻き状の板バネ片を備えた巻回部およびこの巻回部から引出自在であって前記板バネ片の弾性復元力により牽引される牽引体を含む板バネ機構と、を具備し、
前記案内部材は、前記牽引体の先端側と接続されて前記板バネ片の前記弾性復元力により前記押出方向に付勢され、
前記ケース本体の端部側に窓部が形成されており、前記ケース本体の外部から前記窓部を通じて前記板バネ片または前記牽引体の少なくとも一部が視認可能であり、
前記板バネ片または牽引体の長さ方向の任意の位置に前記板バネ片または牽引体の前記巻回部からの繰り出し量の目安となる表示部が形成され、前記窓部を介し前記表示部を視認することにより前記ケース本体に収容された前記物品の数量把握ができるように構成され、
前記巻回部は、前記表示部が形成されたテープ状の表示片と前記板バネ片との2重巻き構造とされてなることを特徴とする物品陳列押出装置。 - 前記表示部が、前記ケース本体に収容された前記物品の残り数量を色彩により示す色表示部または前記残り数量を模様により示す模様表示部である請求項1に記載の物品陳列押出装置。
- 前記色彩または前記模様が前記板バネ片または前記牽引体の一部の長さ領域に連続的に形成されており、所定の前記繰り出し量となったときに前記長さ領域の端部が前記窓部を介して視認されることを特徴とする請求項2に記載の物品陳列押出装置。
- 前記表示部が、前記ケース本体に収容された前記物品の残り数量を示す数字である請求項1に記載の物品陳列押出装置。
- 前記表示部が形成されたテープ状の表示片が、前記板バネ片のうち前記窓部に臨む表面に被着されている請求項1から4のいずれか一項に記載の物品陳列押出装置。
- 前記表示片は前記板バネ片の基端側から先端近傍に亘って被着されており、
前記案内部材は前記表示片の先端側の端部を前記板バネ片に対して押圧するテープ押さえ部を備える請求項5に記載の物品陳列押出装置。 - 互いに並行する一対の前記レール部を含み、
前記案内部材は、前記レール部を上下方向から挟持して前記押出方向に摺動する挟持部を幅両側にそれぞれ備え、前記挟持部が前記レール部に対して前記押出方向に摺動する請求項1から6のいずれか一項に記載の物品陳列押出装置。 - 前記レール部の上面または下面の少なくとも一方には前記押出方向に沿って延在する突条部が形成されており、前記突条部の頂部と前記挟持部とが前記押出方向に直交する横断面において点接触することを特徴とする請求項7に記載の物品陳列押出装置。
- 前記突条部が、前記レール部の上面に形成された上突条と、前記レール部の下面に形成された下突条と、を含む請求項8に記載の物品陳列押出装置。
- 前記上突条の頂部と前記下突条の頂部とが、前記横断面において幅方向の異なる位置に形成されている請求項9に記載の物品陳列押出装置。
- 前記横断面において、前記上突条と前記下突条の曲率半径が互いに相違する請求項10に記載の物品陳列押出装置。
- 前記上突条または前記下突条のうち前記曲率半径がより大きい一方の前記頂部が、他方の前記頂部よりも、前記横断面において幅方向の外方に位置している請求項11に記載の物品陳列押出装置。
- 前記ケース本体の側面は、前記板バネ片の巻き量が最大であるときの前記巻回部の外周の下限位置よりも更に下方まで延出している請求項1から12のいずれか一項に記載の物品陳列押出装置。
- 前記板バネ機構が、前記渦巻き状の板バネ片を収容し該板バネ片の外周端を係止した筒型ケースと、前記渦巻き状の板バネ片の中心端に接続され前記筒型ケースの一部を貫通して筒型ケースの外部側に延出された支持軸と、前記筒型ケースの外周部に巻回されて繰り出し自在とされた牽引体とを具備してなり、前記支持軸の一部が前記ケース本体の一部に軸支され、前記牽引体が前記筒型ケースの外周部から繰り出し自在かつ前記板バネ片の弾性復元力により巻取自在にされてなることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の物品陳列押出装置。
- 前記板バネ機構が、前記渦巻き状の板バネ片を収容し該板バネ片の外周端を係止した筒型ケースと、前記渦巻き状の板バネ片の中心端に接続され前記筒型ケースの一部を貫通して筒型ケースの外部側に延出された支持軸と、前記筒型ケースの一部に延出形成された延長部と、該延長部の外周部に巻回されて繰り出し自在とされた牽引体とを具備してなり、前記支持軸の一部が前記ケース本体の一部に軸支され、前記牽引体が前記延長部の外周部から繰り出し自在かつ前記板バネ片の弾性復元力により巻取自在にされてなることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の物品陳列押出装置。
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