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JP5793460B2 - 可変遅延回路 - Google Patents
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Description

本発明は、遅延量が可変の可変遅延回路に関する。
可変遅延回路は、信号の入出力間の遅延量を調整することが可能な回路である。図8は、従来の可変遅延回路の構成例を示す図である。図8に示す可変遅延回路は、複数の単位遅延回路100が直列に接続されている。単位遅延回路100の各々は、インバータ101、102及びセレクタ103を有する。
単位遅延回路100は、入力される遅延設定信号SDLYの論理値が“0”のときには、第1入力端子に入力される信号をインバータ101を介して第1出力端子から出力し、第2入力端子に入力される信号をセレクタ103及びインバータ102を介して第2出力端子から出力する。また、単位遅延回路100は、入力される遅延設定信号SDLYの論理値が“1”のときには、第1入力端子に入力される信号をインバータ101、セレクタ103、及びインバータ102を介して第2出力端子から出力する。
図8に示す可変遅延回路において、入力信号SINが1段目の単位遅延回路100の第1入力端子に入力され、出力信号SOUTが1段目の単位遅延回路100の第2出力端子から出力される。また、i段目の単位遅延回路100の第1出力端子と(i+1)段目の単位遅延回路100の第1入力端子とが接続され、i段目の単位遅延回路100の第2入力端子と(i+1)段目の単位遅延回路100の第2出力端子とが接続されている。i段目の単位遅延回路100には、遅延設定信号SDLY[i]が入力される。ここで、iは添え字であり、i=1〜nの自然数である。
このようにして複数の単位遅延回路100を直列に接続し、遅延設定信号SDLY[1:n]に従って信号の入出力間のインバータ数を制御することで、可変遅延回路は、入出力間の遅延量を調整することが可能である。なお、図8に示した可変遅延回路における遅延時間の分解能は、単位遅延回路100の固有遅延によって決定される。
ここで、図8に示したような可変遅延回路において、遅延段数を維持しつつ信号を高速化した場合には、より高い遅延時間の分解能、すなわち単位遅延回路の遅延時間が短いことが必要となる。例えば、単位遅延回路100は、インバータ101、102のサイズを大きくすることで遅延時間を短くすることができるが、部品面積が増大してしまう。また、インバータ101、102のサイズを大きくするにしても、そのサイズはテクノロジに依存し、遅延時間を短くするにはデバイス特性としての限界がある。単位遅延回路100が有するインバータを、インバータ101又はインバータ102のどちらか一つにして遅延時間を短くすることも考えられるが、インバータが入力側又は出力側の一方に集中し、インバータがない側で波形が劣化してしまう。この波形の劣化により遅延時間が変わってしまい、可変遅延回路において遅延段数に応じた遅延時間の直線性がなくなる。
また、遅延時間t1のバッファと遅延時間t2(t1<t2<t1×2)のセレクタを所定数備える遅延回路において、入力信号を通過させるバッファとセレクタの数を変更することで、遅延時間の分解能を(t2−t1)とする技術が提案されている(特許文献1参照)。複数の遅延素子が直列に接続され、信号を通過させる遅延素子の数を切り替えることで遅延時間を調整する第1の遅延回路と、第1の遅延回路の遅延素子での遅延時間で割り切れない遅延時間を持つ遅延素子を有する第2の遅延回路とを組み合わせることで、第1の遅延回路だけの場合よりも遅延時間の分解能を高める技術が提案されている(特許文献2参照)。また、論理反転型の2入力セレクタを多段接続して、奇数番目のセレクタに入力信号の反転信号を入力し、偶数番目のセレクタに入力信号の正転信号を入力し、入力信号がセレクタを通過する段数を切り替えることで遅延時間を調整し、かつ信号のデューティ比を保つ技術が提案されている(特許文献3参照)。
特開2005−50235号公報 特開2009−10737号公報 特開2001−282381号公報
本発明の目的は、部品面積の増大や信号波形の劣化がなく、遅延時間の分解能が高められた可変遅延回路を提供することにある。
可変遅延回路の一態様は、i段目(iは自然数)の単位遅延回路の第1出力端子と(i+1)段目の単位遅延回路の第1入力端子とが接続され、i段目の単位遅延回路の第2入力端子と(i+1)段目の単位遅延回路の第2出力端子とが接続されている複数の単位遅延回路と、1段目の単位遅延回路の第2出力端子から出力された信号を、遅延設定情報に応じて正転又は反転して出力する出力回路とを備える。複数の単位遅延回路には、第1の単位遅延回路及び第2の単位遅延回路を含む。第1の単位遅延回路は、対応する遅延設定情報が第1の状態のときに第2入力端子から入力された信号を出力し、第2の状態のときに第1入力端子から入力された信号を出力するセレクタ、及び当該セレクタの出力を反転し第2出力端子を介して出力するインバータを有するととともに、第1入力端子及び第1出力端子が接続されている。また、第2の単位遅延回路は、第1入力端子から入力された信号を反転し第1出力端子を介して出力するインバータ、及び対応する遅延設定情報が第1の状態のときに第2入力端子から入力された信号を第2出力端子を介して出力し、第2の状態のときに当該インバータの出力を第2出力端子を介して出力するセレクタを有する。
開示の可変遅延回路は、各々が1つのインバータ及び1つのセレクタを有し、回路構成が異なる第1の単位遅延回路及び第2の単位遅延回路を含む複数の単位遅延回路を直列に接続することで、部品面積の増大や信号波形の劣化をさせることなく、遅延時間の分解能を高めることができる。
本発明の実施形態における可変遅延回路の構成例を示す図である。 本実施形態における可変遅延回路での入出力を説明するための図である。 本実施形態における可変遅延回路の遅延設定と遅延時間の関係を示す図である。 本実施形態における可変遅延回路での遅延時間及びその変化を説明するための図である。 本実施形態における排他的論理和演算回路を模式的に示す図である。 本実施形態における遅延調整回路の一例を示す図である。 本実施形態における遅延調整回路の他の例を示す図である。 従来の可変遅延回路の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態における可変遅延回路の構成例を示す図である。本実施形態における可変遅延回路は、回路構成が異なる第1の単位遅延回路10A及び第2の単位遅延回路10Bを単位遅延回路として有する。
第1の単位遅延回路10Aは、図1(A)に示すように1つのインバータ11A及び1つのセレクタ12Aを有する。セレクタ12Aは、第1入力端子が第1の単位遅延回路10Aの第2入力端子DIN2Aに接続され、第2入力端子が第1の単位遅延回路10Aの第1入力端子DIN1Aに接続されている。セレクタ12Aは、制御端子が第1の単位遅延回路10Aの制御信号入力端子SELAに接続されている。セレクタ12Aは、制御端子より入力される信号の論理値が“0”のときには第1入力端子に入力される信号を出力し、制御端子より入力される信号の論理値が“1”のときには第2入力端子に入力される信号を出力する。インバータ11Aは、入力端子がセレクタ12Aの出力端子に接続され、出力端子が第1の単位遅延回路10Aの第2出力端子DOUT2Aに接続されている。また、第1の単位遅延回路10Aにおいては、第1入力端子DIN1Aと第1出力端子DOUT1Aとが接続されている。
第1の単位遅延回路10Aは、制御信号入力端子SELAより入力される信号の論理値が“0”のときには、第2入力端子DIN2Aに入力される信号を、セレクタ12A及びインバータ11Aを介して反転して第2出力端子DOUT2Aから出力する。一方、第1の単位遅延回路10Aは、制御信号入力端子SELAより入力される信号の論理値が“1”のときには、第1入力端子DIN1Aに入力される信号を、セレクタ12A及びインバータ11Aを介して反転して第2出力端子DOUT2Aから出力する。また、第1の単位遅延回路10Aは、第1入力端子DIN1Aに入力される信号を第1出力端子DOUT1Aから出力する。
第2の単位遅延回路10Bは、図1(B)に示すように1つのインバータ11B及び1つのセレクタ12Bを有する。インバータ11Bは、入力端子が第2の単位遅延回路10Bの第1入力端子DIN1Bに接続され、出力端子が第2の単位遅延回路10Bの第1出力端子DOUT1Bに接続されている。セレクタ12Bは、第1入力端子が第2の単位遅延回路10Bの第2入力端子DIN2Bに接続され、第2入力端子がインバータ11Bの出力端子に接続され、出力端子が第2の単位遅延回路10Bの第2出力端子DOUT2Bに接続されている。セレクタ12Bは、制御端子が第2の単位遅延回路10Bの制御信号入力端子SELBに接続されている。セレクタ12Bは、制御端子より入力される信号の論理値が“0”のときには第1入力端子に入力される信号を出力し、制御端子より入力される信号の論理値が“1”のときには第2入力端子に入力される信号を出力する。
第2の単位遅延回路10Bは、制御信号入力端子SELBより入力される信号の論理値が“0”のときには、第2入力端子DIN2Bに入力される信号を、セレクタ12Bを介して第2出力端子DOUT2Bから出力する。一方、第2の単位遅延回路10Bは、制御信号入力端子SELBより入力される信号の論理値が“1”のときには、第1入力端子DIN1Bに入力される信号を、インバータ11B及びセレクタ12Bを介して反転して第2出力端子DOUT2Bから出力する。また、第2の単位遅延回路10Bは、第1入力端子DIN1Bに入力される信号をインバータ11Bを介して反転して第1出力端子DOUT1Bから出力する。
本実施形態における可変遅延回路は、図1(C)に示すように直列に接続された複数の単位遅延回路10A、10B及び出力回路20を有する。複数の単位遅延回路10A、10Bは、i段目の単位遅延回路の第1出力端子と(i+1)段目の単位遅延回路の第1入力端子とが接続され、i段目の単位遅延回路の第2入力端子と(i+1)段目の単位遅延回路の第2出力端子とが接続されている。また、入力信号SINが1段目の単位遅延回路10Aの第1入力端子に入力される。i段目の単位遅延回路10A、10Bの制御信号入力端子SELA、SELBには、遅延設定情報である遅延設定信号SDLY[i]が入力される。なお、iは添え字であり、i=1〜nの自然数である。
ここで、可変遅延回路が有する第1の単位遅延回路10Aの数と第2の単位遅延回路10Bの数は、同数あるいは略同数であることが望ましい。図1(C)に示す例において、複数の単位遅延回路10A、10Bは、信号波形の劣化による単位遅延回路の遅延時間の不均衡を防止するために、第1の単位遅延回路10A及び第2の単位遅延回路10Bをそれぞれ1つずつ交互に配置している。このように単位遅延回路10A、10Bを交互に配置することで、信号が通過する経路において前段側から後段側に信号が伝達される経路と後段側から前段側に信号が伝達される経路とで遅延設定によらず負荷が均一となり、信号波形の劣化を抑制することができる。また、2つの単位遅延回路10A、10Bを信号が通過する経路上に少なくとも1つのインバータ11A、11Bが存在することとなり、信号波形の劣化を抑制することができる。
出力回路20は、1段目の単位遅延回路10Aの第2出力端子から出力される信号SDO及び遅延設定情報である遅延設定信号SDLY[1:n]が入力される。出力回路20は、遅延設定信号SDLY[1:n]をデコードし、デコード結果に応じて信号SDOを正転又は反転して出力信号SOUTとして出力する。本実施形態では、単位遅延回路10A、10Bが1つのインバータ11A、11B及び1つのセレクタ12A、12Bを有するために、遅延設定信号SDLY[1:n]により指定される遅延段数が奇数であるか偶数であるかによって信号SDOの論理値が異なる。そこで、出力回路20は、遅延段数が奇数である場合には信号SDOを反転して出力信号SOUTとして出力し、遅延段数が偶数である場合には信号SDOを正転して出力信号SOUTとして出力する。
例えば、出力回路20は、図1(C)に示すようにデコーダ21及び排他的論理和演算回路(EX−OR回路)22を有する。デコーダ21は、遅延設定信号SDLY[1:n]をデコードする。デコーダ21は、遅延設定信号SDLY[1:n]をデコードした結果、遅延段数が奇数である場合には論理値“1”の信号SDECを出力し、遅延段数が偶数である場合には論理値“0”の信号SDECを出力する。EX−OR回路22は、遅延回路出力である信号SDO及びデコーダ21からの信号SDECが入力され、それを排他的論理和演算した結果を信号SOUTとして出力する。
本実施形態における可変遅延回路は、遅延段数をk段(kは1〜nの自然数)とする場合には、遅延設定信号SDLY[1:n]において遅延設定信号SDLY[1]〜SDLY[k−1]が“0”に設定され、遅延設定信号SDLY[k]が“1”に設定される。そして、k段目の単位遅延回路10A、10Bにおいて折り返されるように信号が伝達される。例えば遅延段数を2段とする場合には遅延設定信号SDLY[1:n]が“010000…”に設定され、2段目の単位遅延回路10Bにおいて折り返されるように信号が伝達される。また、例えば遅延段数を3段とする場合には遅延設定信号SDLY[1:n]が“001000…”に設定され、3段目の単位遅延回路10Aにおいて折り返されるように信号が伝達される。
以上のように本実施形態によれば、単位遅延回路10A、10Bを1つのインバータ11A、11B及び1つのセレクタ12A、12Bで構成することにより、可変遅延回路における遅延時間の分解能を高めることができる。また、図2に入力信号SIN、信号SDEC、SDO、及び出力信号SOUTの論理関係を示すように、本実施形態では出力回路20が、遅延回路出力である信号SDOを遅延設定信号SDLY[1:n]に応じて正転又は反転して出力する。これにより、単位遅延回路10A、10Bを1つのインバータ11A、11B及び1つのセレクタ12A、12Bで構成しても、入出力される信号の論理値を合致させることができる。
なお、図1に示した本実施形態における可変遅延回路においては、単位遅延回路10A、10Bの回路構成が異なるため、単位遅延回路10A、10Bの遅延時間が若干異なる。つまり、遅延設定信号SDLY[1:n]により設定される遅延段数が奇数であるか偶数であるかで遅延時間の変化が異なることが考えられる。図3に一例を示すように遅延段数をある偶数値から1増加した奇数値に変化させた場合には遅延時間がTdA増加し、遅延段数をある奇数値から1増加した偶数値に変化させた場合には遅延時間がTdB増加することで、遅延設定に応じた傾きが不連続となる。
図4(A)〜図4(C)を参照して、遅延設定信号SDLY[1:n]により設定される遅延段数に応じた遅延時間及びその変化量について説明する。図4(A)に示すように、入力信号SINが入力されるバッファ31の入力端子から2段目の単位遅延回路10Bのインバータ32の入力端子までの遅延時間をtib0とする。また、バッファ31の入力端子から1段目の単位遅延回路10Aのセレクタ33を介してインバータ34の入力端子までの遅延時間をtib1とする。インバータ34の入力端子から出力信号SDOを出力するバッファ35の入力端子までの遅延時間をtobとする。
また、図4(B)に示すように、m段目(mは2〜(n−2)の自然数)の単位遅延回路10Bのインバータ36の入力端子から(m+2)段目の単位遅延回路10Bのインバータ37の入力端子までの遅延時間をtwe0とする。インバータ36の入力端子から(m+1)段目の単位遅延回路10Aのセレクタ38を介してインバータ39の入力端子までの遅延時間をtwe1とする。また、インバータ36の入力端子からm段目の単位遅延回路10Bのセレクタ40及び(m−1)段目の単位遅延回路10Aのセレクタ41を介してインバータ42の入力端子までの遅延時間をtwe2とする。インバータ39の入力端子からセレクタ40及びセレクタ41を介してインバータ42の入力端子までの遅延時間をtew0とする。
前述のように遅延時間tib0、tib1、tob、twe0、twe1、twe2、tew0を各経路について規定すると、遅延設定信号SDLY[1:n]により設定される遅延段数に応じた遅延時間及びその変化量は、図4(C)に示すようになる。つまり、ある奇数の値から1増加した偶数の値に変化させた場合には、遅延時間がTdA(=twe1+tew0−twe2)増加する。また、ある偶数の値から1増加した奇数の値に変化させた場合には、遅延時間がTdB(=twe0+twe2−twe1)増加する。
ここで、図1(C)に示した出力回路20が有するEX−OR回路22を模式的に示すと、図5(A)のようにセレクタ51及びインバータ52で示される。図5(A)において、SDOは遅延回路出力として1段目の単位遅延回路10Aの第2出力端子から出力された信号であり、SDECはデコーダ21の出力である。図5(A)から明らかなようにインバータ52を介するか否かによって、セレクタ51の入力端子までの遅延時間tp0、tp1に差が生じる。すなわち、信号SDOを反転出力するか、正転出力するかに応じて、EX−OR回路22内部で遅延差が生じることとなる。そこで、本実施形態では、図5(B)に示すように遅延調整回路53を設けて、信号SDOを反転出力する経路の遅延時間dtp1及び正転出力する経路の遅延時間dtp0の差がなくなるように各経路の遅延時間を調整する。これにより、遅延設定に応じた遅延時間の差を低減することができる。
さらには、遅延調整回路53は、前述した遅延設定信号SDLY[1:n]により設定される遅延段数に応じた遅延時間の変化量TdA、TdBを考慮した遅延時間の調整を行うようにしても良い。すなわち、EX−OR回路22自体が元々持つ遅延差に応じた調整量に加え、信号SDOの正転出力経路の遅延時間dtp0にTdAに相当する遅延時間を含ませ、信号SDOの反転出力経路の遅延時間dtp1にTdBに相当する遅延時間を含ませるようにする。このようにすることで遅延設定に応じた遅延時間の変化量を一定にすることができ、良好な遅延制御を行うことができる。
図6は、遅延調整回路53の一例を示す図である。図6に示す例において、遅延調整回路53は、信号SDOの正転出力経路に設けたバッファ61及び信号SDOの反転出力経路に設けたインバータ62、63を有する。例えば、バッファ61を介した信号SDOの正転出力経路の遅延時間をTdAとし、インバータ52、62、63を介した信号SDOの反転出力経路の遅延時間をTdBとするように、遅延調整回路53のバッファ61、インバータ62、63を設計することで遅延設定に応じた遅延時間の変化量を一定にすることができる。
図7は、遅延調整回路53の他の例を示す図である。図7に示す遅延調整回路53は、外部からの制御信号DCTL1、DCTL2により遅延時間を調整できるようにするものである。遅延調整回路53は、信号SDOの正転出力経路に並列に接続され、制御信号DCTL1により制御されるバッファ71−1、71−2、71−3を有する。また、遅延調整回路53は、信号SDOの反転出力経路に並列に接続され、制御信号DCTL2により制御されるバッファ72−1、72−2、72−3を有する。制御信号DCTL1によりバッファ71−1〜71−3を駆動制御することで、信号SDOの正転出力経路の遅延時間が制御でき、制御信号DCTL2によりバッファ72−1〜72−3を駆動制御することで、信号SDOの反転出力経路の遅延時間が制御できる。図7に示した遅延調整回路53は、例えば、温度や電源等をモニタして、その状態で何ら制御を行っていないときの出力回路20の遅延量がわかる回路が可変遅延回路の外部にあるような場合に用いて好適である。モニタされた温度や電源等に応じて、制御信号DCTL1、DCTL2により外部から制御をかけることで、信号SDOの正転出力経路及び反転出力経路のそれぞれの遅延時間を適切に制御することが可能になる。
なお、前述した本実施形態における可変遅延回路は、第1の単位遅延回路10A及び第2の単位遅延回路10Bをそれぞれ1つずつ交互に接続するようにしているが、これに限定されるものではない。遅延設定信号SDLY[1:n]により設定される遅延段数の増加に応じて、遅延時間が増加するような接続であれば、第1の単位遅延回路10A及び第2の単位遅延回路10Bの接続方法及び数は任意である。例えば、第1の単位遅延回路10A及び第2の単位遅延回路10Bを複数個ずつ交互に接続するようにしても良い。また、例えば、前段側に第1の単位遅延回路10Aを配置し後段側に第2の単位遅延回路10Bを配置した組と、前段側に第2の単位遅延回路10Bを配置し後段側に第1の単位遅延回路10Aを配置した組とを交互に接続するようにしても良い。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10A 第1の単位遅延回路
10B 第2の単位遅延回路
11A、11B インバータ
12A、12B セレクタ
20 出力回路
21 デコーダ
22 排他的論理和演算回路(EX−OR回路)

Claims (7)

  1. 1段目の単位遅延回路の第1入力端子に入力信号が入力されるとともに、i段目(iは自然数)の単位遅延回路の第1出力端子と(i+1)段目の単位遅延回路の第1入力端子とが接続され、i段目の単位遅延回路の第2入力端子と(i+1)段目の単位遅延回路の第2出力端子とが接続されている複数の単位遅延回路と、
    1段目の前記単位遅延回路の第2出力端子から出力された信号が入力され、入力された当該信号を遅延設定に係る遅延設定情報に応じて正転又は反転して出力する出力回路とを備え、
    前記複数の単位遅延回路には、第1の単位遅延回路及び第2の単位遅延回路をそれぞれ1以上含み、
    前記第1の単位遅延回路は、
    前記遅延設定情報のうち当該第1の単位遅延回路に対応する前記遅延設定情報が第1の状態のときに前記第2入力端子から入力された信号を出力し、第2の状態のときに前記第1入力端子から入力された信号を出力する第1のセレクタと、
    前記第1のセレクタの出力を反転し前記第2出力端子を介して出力する第1のインバータとを有するととともに、
    前記第1入力端子と前記第1出力端子とが接続され、
    前記第2の単位遅延回路は、
    前記第1入力端子から入力された信号を反転し前記第1出力端子を介して出力する第2のインバータと
    前記遅延設定情報のうち当該第2の単位遅延回路に対応する前記遅延設定情報が前記第1の状態のときに前記第2入力端子から入力された信号を前記第2出力端子を介して出力し、前記第2の状態のときに前記第2のインバータの出力を前記第2出力端子を介して出力する第2のセレクタとを有することを特徴とする可変遅延回路。
  2. 前記第1の単位遅延回路及び前記第2の単位遅延回路が交互に配置されていることを特徴とする請求項1記載の可変遅延回路。
  3. 前記出力回路は、入力された信号を正転して出力する遅延時間及び入力された信号を反転して出力する遅延時間を調整し遅延差を低減する遅延調整回路を有することを特徴とする請求項1又は2記載の可変遅延回路。
  4. 前記遅延調整回路は、前記複数の単位遅延回路による遅延時間の前記遅延設定情報に応じた変化量の差を調整することを特徴とする請求項3記載の可変遅延回路。
  5. 前記第1の単位遅延回路の数と前記第2の単位遅延回路の数が同数であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の可変遅延回路。
  6. 前記第1の単位遅延回路及び前記第2の単位遅延回路がそれぞれ複数個ずつ交互に配置されていることを特徴とする請求項1記載の可変遅延回路。
  7. 前記遅延調整回路は、入力された信号を正転して出力する遅延時間及び入力された信号を反転して出力する遅延時間を、入力される制御信号に基づいて調整することを特徴とする請求項3記載の可変遅延回路。
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