JP5826541B2 - 装身チェーン用スライド金具の製造方法 - Google Patents
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本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、極めて細いチェーンであってもしっかりと保持できると共に、多様な意匠に対応できる自由度の高い装身チェーン用スライド金具の製造方法を提供することにある。
本実施によるスライド金具は、図1(a)〜(e)のように、貴金属原料からなる球状の中空部品8と、筒状をなす弾性部材4とからなり、このうち中空部品8は、内部に中空部Sを有すると共に、周壁の内周面同士が対向する二箇所に挿通孔8aがそれぞれ設けてあり、さらに、周壁の外周面には、装身チェーンの他端を引っ掛けるための丸環7が溶着してある。また、弾性部材4は、その筒の通し孔4aにチェーンを通して位置決め可能に保持するもので、チェーンを保持するために弾性を有するシリコンゴムにより成形してある。
ローラー送出部10は、パイプ部材1の長手方向に対して2つの円盤状ローラー10a,10aが、線条5に対して直交方向に挟む状態で配置してあり、パイプ部材1を2つのローラー10a,10a間に挟んで送り出す構造となっている。
一次型11は、一方型11aと他方型11bの二つの型からなり、いずれの型11a,11bの押圧面にも、ほぼ同一形状をなす波型の窪み21が設けてあり、この窪み21は、パイプ部材1の移動方向に行くに従って窪み21の度合が深くなるように形成してある。そして、線条5に案内されて移送されるパイプ部材1に対し、一方型11aと他方型11bが往復して何度もプレスすることにより、パイプ部材1を楕円中空部品形成部(中空部品形成部)3が複数連続する連珠部材2を成形することになる(図3(a)〜(c)参照)。
フィーダー12は、線条5の案内により移送される連珠部材2に当接し、その連珠部材2に振動を与えるものであり、その振動によって連珠部材2の各楕円中空部品形成部(中空部品形成部)3間のくびれ部分が分離し、楕円中空部品6を線条5に沿って個々に独立してスライドできる状態となる。
溶接部13は、複数のマス目を一列に配列したラック(図示省略)の中にそれぞれ丸環7を保持し、ラックを近接して各丸環7を連珠部材2の楕円中空部品形成部(中空部品形成部)3、あるいは楕円中空部品6の外周面にレーザー溶接するものである。
二次型14は、固定型14aと移動型14bの二つの型からなっており、線条5と平行して移動型14bが固定型14aと対向する位置に往復し、楕円中空部品6を圧縮するものであり、いずれの型14a,14bにも、押圧面に半球状をなす窪み部22が設けてある(図5(a)〜(d)参照)。
線条5については、一方から他方に向けて順次送り出される動きと、軸回転することができ、これにより、線条5に取り付けられた弾性部材4と中空部品8を移送すること、ならびに、線条5を軸として弾性部材4と中空部品8を軸回転させる制御が可能となっている。
図3(a)〜(c)のように、第一の工程として、一次型11にて、貴金属材料からなる長尺なパイプ部材1をプレスし、楕円中空部品形成部(中空部品形成部)3が連なる連珠部材2を成形し、さらに、その連珠部材2の筒孔2aに、線条5を通した弾性部材4を挿通する。
第二の工程として、上記の弾性部材4を挿通した連珠部材2を一次型11にてプレスして押圧と回転を繰り返し交互に行うことで、図4(a)〜(c)のように、各々を分離させた複数の楕円中空部品6が線条5に沿って摺動自在に連なるようにする。
第三の工程として、図5(a)〜(d)のように、上記の連珠部材2から分離した各楕円中空部品6を一つずつ線条5に沿って移送し、その楕円中空部品6に対して二次型14にて、線条5と同一直線上に配置してある固定型14aと移動型14bによって両側からプレスすることで、楕円中空部品6が圧縮されて球状であり、且つ弾性部材6が中空部S内に緊密な状態で圧入されたスライド金具が成形される(図5(d)参照)。
図6(a)のように、第一の工程として、貴金属材料からなる長尺なパイプ部材1と、そのパイプ部材1の周壁内周面に対し余裕をもった状態で、線条5を通したチューブ状の弾性部材4を挿通し、ローラー送出部10により送り出す(図2(a)参照)。
第二の工程として、一次型11にて、上記した弾性部材4の挿入されたパイプ部材1をプレスし、楕円中空部品形成部(中空部品形成部)3が複数連なる連珠部材2を成形し、さらに、一次型11で上記の連珠部材2をプレスしながら、線条5にて、その連珠部材2を軸回転させる作業を繰り返すことにより、連珠部材2の各楕円中空部品形成部(中空部品形成部)3をそれぞれ分離し、これにより、中空部S内に弾性部材4が余裕をもって収容された状態の楕円中空部品6を複数形成する。
第三の工程は、第二実施形態と同じ方法で行われるが、上記第二工程で得られた各楕円中空部品6を一つずつ線条5に沿って二次型14まで移送し、各楕円中空部品6を圧縮して中空部S内に弾性部材4が緊密な状態で圧入された球状のスライド金具を成形する。
そして、相違する工程のみ説明すれば、図7(a)(c)のように、一次型11のプレスにより成形された連珠部材2は、各丸環7が保持された状態で位置あわせ用のラック(図示省略)に取り付けてあり、そのラックをフィーダー12に載せる。フィーダー12ではラックに保持された連珠部材2に振動を加えることにより、ラックに保持されたままの状態で連珠部材2が振動により分離して複数の楕円中空部品6となるので、その各楕円中空部品6をフィーダー12により圧入装置30に移送する。圧入装置30は、楕円中空部品6を方向がずれないように保持するホルダー31と、ホルダー31と連結し且つ弾性部材の送路34を有するガイド部材32と、送路34内を摺動するシリンダ棒33とからなっている。その圧入装置30では、図7(b)(d)のように、ホルダー31に保持した楕円中空部品6に対し、シリンダ棒33で弾性部材4を押し出して、弾性部材4を楕円中空部品6の孔6aに圧入すると共に中空部S内に入れることにより、弾性部材4が楕円中空部品6の中空部Sに余裕をもった状態で収容される。そして、弾性部材4を収容した状態の楕円中空部品6は、第一実施形態ならびに第二実施形態と同様に、二次型14に移送され、二次型14では、弾性部材4を入れた楕円中空部品6を固定型14aに保持し、移動型14bでプレスすることにより、楕円中空部品6を球状となるまで圧縮して内部の中空部Sの容量を小さくし、中空部品8を成形し、この中空部品8の中空部S内に弾性部材4が緊密な状態で圧入されるスライド金具が成形される。
2 連珠部材
2a 筒孔
3 楕円中空部品形成部(中空部品形成部)
4 弾性部材
5 線条
6 楕円中空部品
6a 孔
8,28,38,48 中空部品
11 一次型
12 フィーダー(振動装置)
14 二次型
31 ホルダー
S 中空部
Claims (4)
- 貴金属材料からなるパイプ部材を送り出して一次型によりプレスし、中空部品形成部が複数連続する連珠部材を成形する第一の工程、
連珠部材を固定し、その連珠部材の筒孔にチューブ状をなす弾性部材を挿通する第二工程、
弾性部材が挿通された連珠部材の各中空部品形成部を二次型によりプレスし、各中空部品形成部の外周面のほぼ全面を圧縮することにより、中空部品形成部の中空部内に弾性部材を隙間無く緊密な状態で圧入して弾性部材のチューブ孔を狭める第三工程、
各中空部品形成部を弾性部材と一緒に切り離してスライド金具を得る第四工程を経ること特徴とする装身チェーン用スライド金具の製造方法。 - 貴金属原料からなるパイプ部材内に余裕をもった状態でチューブ状をなす弾性部材を挿通し、その弾性部材を挿通したパイプ部材を送り出して一次型によりプレスし、中空部品形成部が複数連続する連珠部材を成形する第一の工程、
弾性部材が挿通された連珠部材の各中空部品形成部を二次型によりプレスし、各中空部品形成部の外周面のほぼ全面を圧縮することにより、中空部品形成部の中空部内に弾性部材を隙間無く緊密な状態で圧入して弾性部材のチューブ孔を狭める第三工程、
各中空部品形成部を弾性部材と一緒に切り離してスライド金具を得る第四工程を経ること特徴とする装身チェーン用スライド金具の製造方法。 - 貴金属原料からなるパイプ部材を送り出して一次型によりプレスし、中空部品形成部が複数連続する連珠部材を成形する第一の工程、
連珠部材を振動装置に移送し、その振動装置により連珠部材から各中空部品形成部を切り離す第二工程、
ホルダーに中空部品を固定し、その中空部品の孔にチューブ状をなす弾性部材を挿入する第三工程、
弾性部材を挿入した中空部品の外周面のほぼ全面を二次型によりプレスし、中空部品の中空部内に弾性部材を隙間無く緊密な状態で圧縮して弾性部材のチューブ孔を狭める第四工程を経ることを特徴とする装身チェーン用スライド金具の製造方法。 - 弾性部材の筒孔に線条を通し、その線条の案内により、パイプ部材から中空部品を成形するまでの工程間の移送、ならびに、一次型と二次型でプレスするときに連珠部材を回転させることを特徴とする請求項1又は2記載の装身チェーン用スライド金具の製造方法。
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