JP5839265B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
上記目的を達成するために、請求項4の発明は、液体を液滴として吐出するノズル孔と、該ノズル孔に供給する液体が通過する液室と、該液室内に流入する液体が通過する流入部と、該ノズル孔を通過せずに該液室から流出する液体が通過する流出部と、を備える複数のヘッド部を有する記録ヘッドと、該記録ヘッドに供給する液体を収容する液体収容タンクと、該ヘッド部の該流出部から排出された液体を収容する大気開放された排出液収容部と、を有し、該ノズル孔から吐出した液体を記録媒体に付着させることで画像を形成する画像形成装置において、上記複数のヘッド部は、上記流入部及び上記流出部に、接続対象との接続を解除した状態で液体の流出を防ぐ液流出防止機構を備えた接続部を備え、上記液体収容タンクと接続し、該複数のヘッド部のすべての該流入部との接続部を有する共通流入液収容部と、上記排出液収容部に対する連通状態または遮蔽状態を切り替え可能で、上記複数のヘッド部のすべての上記流出部との接続部を有する共通流出液収容部と、を有し、該共通流出液収容部が、該複数のヘッド部のすべての該流出部に連通する状態と、該複数のヘッド部のうちの任意に選択した一つのヘッド部の該流出部にのみ連通する状態と、を切り替えることができる流出部連通状態切替機構を備えることを特徴とするものである。
また、請求項1に記載の構成を備える発明においては、液滴吐出時には、下流端流路切替手段及び排出部流路切替手段を共に遮蔽状態とする。これにより、すべてのヘッド部が連通した状態で、最下流側ヘッド部の流出部に接続されたヘッド部下流端流路は大気開放された排出液収容部に対して流路が遮蔽される。この状態では各ヘッド部は大気開放されていないため、ヘッド部内を液体の吐出や液体供給に必要な圧力状態に維持することができる。
また、請求項1に記載の構成を備える発明においては、液体が入っていない初期状態の全ヘッド部内に液体を充填するときには、下流端流路切替手段を連通状態とし、排出部流路切替手段を遮蔽状態とする。これにより、ヘッド部内の空気は上流側から供給されてくる液体によって下流側に向けて押し出され、ヘッド部下流端流路を通って大気開放された排出液収容部に放出することができ、初期状態の全てのヘッド部に液体を充填することが出来る。
さらに、請求項1に記載の構成を備える発明においては、交換したヘッド部に液体を充填するときには、ヘッド排出部流路の端部を交換したヘッド部の流出部に接続し、排出部流路切替手段を連通状態として、下流端流路切替手段を遮蔽状態とする。この状態で、交換したヘッド部の流入部から液体を供給することにより、交換したヘッド部内の空気は流入部から供給される液体によって流出部から押し出される。このとき、交換したヘッド部の流出部は、他のヘッド部を介することなく、ヘッド排出部流路を介して大気開放された排出液収容部と連通しているため、交換したヘッド部内の空気が液滴吐出時に下流側となるヘッド部に送り込まれることがない。よって、交換したヘッド部の空気とともに交換したヘッド部以外のヘッド部内に存在した液体が排出液収容部に排出されることを防止できる。
また、請求項4に記載の構成を備える発明においては、液滴吐出時には、共通流出液収容部と排出液収容部とを遮断状態とし、流出部連通状態切替機構は、共通流出液収容部が複数のヘッド部のすべての流出部に連通する状態とする。すべてのヘッド部の流出部に連通する共通流出液収容部が大気開放されていないため、ヘッド部内を液体の吐出や液体供給に必要な圧力状態に維持することができる。
また、請求項4に記載の構成を備える発明においては、液体が入っていない初期状態の全ヘッド部内に液体を充填するときには、共通流出液収容部と排出液収容部とを連通状態とし、流出部連通状態切替機構は、共通流出液収容部が複数のヘッド部のすべての流出部に連通する状態とする。これにより、ヘッド部内の空気は共通流入液収容部から供給されてくる液体によって共通流出液収容部に向けて押し出され、共通流出液収容部と連通する排出液収容部に放出することができ、初期状態の全てのヘッド部に液体を充填することが出来る。
さらに、請求項4に記載の構成を備える発明においては、交換したヘッド部に液体を充填するときには、共通流出液収容部と排出液収容部とを連通状態とし、流出部連通状態切替機構は、共通流出液収容部が複数のヘッド部のうちの任意に選択した一つのヘッド部として交換したヘッド部の流出部にのみ連通する状態とする。この状態で、交換したヘッド部の流入部に共通流入液収容部から液体を供給することにより、交換したヘッド部内の空気は流入部から供給される液体によって流出部から押し出される。このとき、交換したヘッド部の流出部は、他のヘッド部を介することなく、共通流出液収容部を介して排出液収容部と連通しているため、交換したヘッド部内の空気が他のヘッド部に送り込まれることがない。よって、交換したヘッド部の空気とともに交換したヘッド部以外のヘッド部内に存在した液体が排出液収容部に排出されることを防止できる。
図2は、プリンタ100の概略構成図である。
また、プリンタ100は、各記録ヘッド1(Y,M,C,K)に供給する各色のインクをそれぞれ収容するインクカートリッジ3(Y,M,C,K)を搭載するインクカートリッジユニット300を備える。さらに、各インクカートリッジ3(Y,M,C,K)から供給される各色インクを一時的に貯留し、各記録ヘッド1(Y,M,C,K)にインクを供給するサブタンク2(Y,M,C,K)を搭載するサブタンクユニット200を備える。
プリンタ100は、記録ヘッド1(Y,M,C,K)、インクカートリッジ3(Y,M,C,K)、サブタンク2(Y,M,C,K)及びこれらを接続するインク搬送管の組み合わせを各色に対応して4組備えるが、各組み合わせは使用するインクの色が異なる点以外は同様の構造である。
プリンタ100は、不図示のパーソナルコンピューター等の外部装置から、画像情報と共にプリント開始命令を受信すると、先ず、給紙ユニット6によって送られた用紙8を搬送ユニット5によってヘッドユニット12の下方に搬送する。用紙8がヘッドユニット12の各記録ヘッド1(Y,M,C,K)の下方に到達するタイミングに合わせて、画像情報に応じたインクの吐出を行い、用紙8の上面に画像を形成する。上面に画像が形成され、搬送ユニット5を通過した用紙8は、搬送ガイド板9上を通過して排紙台7上に積載される。
記録ヘッド1のクリーニングを行う際には、先ず、ヘッドユニット12が、画像形成動作時の位置よりも上方の図2中の破線で示す位置まで退避する。そして、搬送ユニット5とヘッドユニット12との間にできた空間にクリーニングユニット4がスライドして入り込む。次にヘッドユニット12が下降してクリーニングユニット4の上に載り、各記録ヘッド1(Y,M,C,K)の下面がクリーニングユニット4の上部に設けられた吸引キャップ31(図1及び図3参照)よってキャッピングされる。
記録ヘッド1のクリーニング動作が完了したら、ヘッドユニット12は再び上方に退避し、クリーニングユニット4が図2で示す位置に戻る。その後、ヘッドユニット12が搬送ベルト13の用紙搬送面である上部張架面に対向する位置に下降し、記録可能状態となる。
次に、本発明を適用したプリンタ100の一つ目の実施例(以下、実施例1と呼ぶ)について説明する。
図3は、実施例1のプリンタ100が4組備える、記録ヘッド1、インクカートリッジ3、サブタンク2及びこれらを接続するインク搬送管の組み合わせのうちの一組の説明図である。
プリンタ100では、インクカートリッジ3内のインクが一旦サブタンク2に送られた後、記録ヘッド1に供給される。サブタンク2は、インクを収容するケーシング形状の一部(図中の円弧状の部分)に可撓性フィルムを溶着してインクを収容する部分の容積を変更可能な構造である。また、サブタンク2の内部には、スプリング29が自然長よりも短い状態で配置されており、スプリング29がサブタンク2の可撓性フィルムの部分を外側に押し広げるように作用する。このスプリング29の作用によりサブタンク2内には負圧が形成される。
サブタンク2と記録ヘッド1との間には、水頭差によって記録ヘッド1へとインクが供給される力が作用するが、サブタンク2内に負圧が形成された状態となることで、記録ヘッド1内が満杯の状態では、それ以上のインクの供給がなされない状態となる。記録ヘッド1がインクを吐出し、その内部のインクが減少すると水頭差によりサブタンク2内のインクが記録ヘッド1へと供給される。
インクの流れは、インクカートリッジ3からサブタンク2に送られ、サブタンク2から記録ヘッド1に供給されたインクは、複数のヘッド部11のうち、先ず上流側の第一ヘッド部11aに送られ、さらに、下流側の「第二ヘッド部11b」→「第三ヘッド部11c」→「第四ヘッド部11d」→「第五ヘッド部11e」の順にインクが供給される。
隣り合うヘッド部11同士の排出ポートと供給ポートとの間や、ヘッド部11とインク搬送管(22、25a、25b、26)との間、及び、インク搬送管同士の間は、上流側カップリング(24、50、52)と下流側カップリング(23、53、54)とによって接続が成される。各カップリングは、接続が解除された状態ではインクが外に流出しないように弁機構を備えており、着脱動作においても供給流路にインクが充填された状態で供給流路を切り離すことが可能となっている。
サブタンク2内のインク量の変化は、サブタンク2の可撓性フィルム面の膨らみの変化をセンサーフィラー60で増幅し、センサーフィラー60の振幅をインク空検知センサ62及びインク満杯検知センサ61で検知する。そして、この検知結果に基づいて不図示の制御部がエアーポンプの駆動及び供給調整弁21の開閉を制御することによって、サブタンク2内のインク量を適量に制御する。
第三ヘッド部11cを交換するときには、第三供給カップリング23cと第二排出カップリング24bとの間の接続、及び、第三排出カップリング24cと第四供給カップリング23dとの間の接続を解除して、第三ヘッド部11cとして使用していたヘッド部11を取り外す。また、バイパス供給管25のバイパス上流側カップリング52とバイパス下流側カップリング53との接続を解除する。
次に、新たなヘッド部11を第三ヘッド部11cとして設置し、第三供給カップリング23cとバイパス上流側カップリング52とを接続し、第三排出カップリング24cとバイパス下流側カップリング53とを接続する。これにより、第三ヘッド部11cの供給ポートと上流側バイパス供給管25aとを接続し、さらに、第三ヘッド部11cの排出ポートと下流側バイパス供給管25bとを接続した状態となる。
実施例1のプリンタ100で、第三ヘッド部11cにインクを充填する場合には、図1に示す流路の接続状態で、上述したインクカートリッジ3に接続されたエアーポンプを駆動し、供給調整弁21を開放する。エアーポンプによるインクカートリッジ3内の加圧を利用してサブタンク2にインクを送り、サブタンク2内が満杯状態(可撓性フィルムが膨らんだ状態)になると、サブタンク2内のインクが上流側バイパス供給管25aを介して第三ヘッド部11c内に供給される。このとき、充填前に第三ヘッド部11c内に存在した空気は供給されたインクによって押し出され、第三ヘッド部11cの排出ポート、下流側バイパス供給管25b、三方弁51及び大気排出管30を介して、大気圧空間である装置外部に排出される。
図1に示す状態で、インクカートリッジ3から所定時間インク供給したら供給調整弁21を閉じてインク供給を止めて、第三ヘッド部11cへのインク充填を終える。インク充填後、第三ヘッド部11cの第三供給カップリング23c及び第三排出カップリング24cの接続状態を図3に示す状態につなぎ変えて、通常の画像形成が可能な状態となる。
なお、実施例1のプリンタ100におけるカップリング同士の間の接続及び接続の解除は、人の手で行うものである。
第三ヘッド部11cにインクを充填するときには、第一〜第三のヘッド部11(a〜c)内は、負圧が保てなくなるため、ノズル孔からインクが垂れ落ちる。このため、ヘッド部11を交換するときにはヘッドユニット12をクリーニングユニット4の上に載せた状態とし、各ヘッド部11(a〜e)の下面を吸引キャップ31でキャッピングする。そして、インク充填時に第一〜第三のヘッド部11(a〜c)のノズル孔から垂れ落ちるインクについては、各ヘッド部11(a〜e)の下部に配置した吸引キャップ31で吸引する。更に、交換した第三ヘッド部11cのヘッド内液室(圧力室及び共通液室)の隅々までインクを充填するために、吸引キャップ31によってノズル孔からヘッド部11内部の空気とインクとを吸引することによって行う。
図12は、従来のライン型画像形成装置が備える記録ヘッド1における一つのヘッド部11(第三ヘッド部11c)を交換した際のインクの流路の接続状態を示す説明図である。
従来の構成では、新たなヘッド部11を第三ヘッド部11cとして設置した後は、第三供給カップリング23cは第二排出カップリング24bに接続し、第三排出カップリング24cは第四供給カップリング23dに接続する。
このとき、充填前に第三ヘッド部11c内に存在した空気は供給されたインクによって押し出される。この空気を記録ヘッド1の外に排出するためには、第三ヘッド部11cの排出ポートを通過した空気を「第四ヘッド部11d」→「第五ヘッド部11e」の順に通過させ押し出す必要がある。
このように従来構成の場合、ヘッド部11交換後のインク充填によって大量のインクが無駄に排出されてしまうという問題や、インク充填に要する時間が長くなるという問題があった。
更に、交換したヘッド部11(図1の例では「第三ヘッド部11c」)のみにサブタンク2からのインクの供給路を連通させることで、インクで満たされている交換の必要がない他のヘッド部11(図1の例では「第一ヘッド部11a」、「第二ヘッド部11b」、「第四ヘッド部11d」及び「第五ヘッド部11e」)にインクを送る必要がないので、インク充填時に排出してしまうインクの無駄を低減できる。
次に、本発明を適用したプリンタ100の二つ目の実施例(以下、実施例2と呼ぶ)について説明する。
図4は、実施例2のプリンタ100が4組備える、記録ヘッド1、インクカートリッジ3、サブタンク2及びこれらを接続するインク搬送管の組み合わせのうちの一組の説明図である。
実施例1とは、サブタンク2と第五ヘッド部11eとを接続するバイパス供給管25を備えていない点で異なる。しかし、他の構成は同様であり、実施例1と同じ符号が付されている部材は、実施例1で説明した部材と同様の機能を有するものである。また、実施例1と共通する点については、適宜説明を省略する。
図4の状態での三方弁51は、第五ヘッド部11eの排出ポートと交換時排出管32とが連通された状態であり、大気排出管30と他の流路とは遮断されている。
実施例2のプリンタ100におけるインクの流れは、バイパス供給管25がない点以外は、実施例1と同様である。すなわち、インクカートリッジ3からサブタンク2に送られ、サブタンク2から記録ヘッド1に供給されたインクは、複数のヘッド部11のうち、先ず上流側の第一ヘッド部11aに送られ、さらに、下流側の「第二ヘッド部11b」→「第三ヘッド部11c」→「第四ヘッド部11d」→「第五ヘッド部11e」の順にインクが供給される。
隣り合うヘッド部11同士の排出ポートと供給ポートとの間や、ヘッド部11とインク搬送管(22、32、26)との間、及び、インク搬送管同士の間は、上流側カップリング(24、50)と下流側カップリング(23、33、54)とによって接続が成される。各カップリングは、接続が解除された状態ではインクが外に流出しないように弁機構を備えており、着脱動作においても供給流路にインクが充填された状態で供給流路を切り離すことが可能となっている。
第三ヘッド部11cを交換するときには、第三供給カップリング23cと第二排出カップリング24bとの間の接続、及び、第三排出カップリング24cと第四供給カップリング23dとの間の接続を解除して、第三ヘッド部11cとして使用していたヘッド部11を取り外す。
次に、新たなヘッド部11を第三ヘッド部11cとして設置し、第三ヘッド部11cの供給ポートに設けた第三供給カップリング23cと、第三ヘッド部11cに対して一つ上流側のヘッド部11である第二ヘッド部11bの第二排出カップリング24bとを接続する。さらに、第三ヘッド部11cの排出ポートに設けた第三排出カップリング24cと、交換時排出管32の交換時排出用カップリング33とを接続する。
図5に示す状態では、三方弁51は、交換時排出管32と大気排出管30とが連通された状態であり、第五ヘッド部11eの排出ポートと他の流路とは遮断されており、交換時排出管32に排出ポートが接続された第三ヘッド部11cが大気に開放された状態である。
第一ヘッド部11aに供給されたインクは、「第一ヘッド部11a」→「第二ヘッド部11b」→「第三ヘッド部11c」の順に供給される。このとき、第三ヘッド部11cの排気ポートは交換時排出管32及び大気排出管30を介して大気に開放されているため、第三ヘッド部11c内へのインクの充填は殆ど抵抗なく実行できる。
インク充填時に第一〜第三のヘッド部11(a〜c)のノズル孔から垂れ落ちるインクについては、各ヘッド部11(a〜e)の下部に配置した吸引キャップ31で吸引する。更に、交換した第三ヘッド部11cのヘッド内液室(圧力室及び共通液室)の隅々までインクを充填するために、吸引キャップ31によってノズル孔からヘッド部11内部の空気とインクとを吸引することによって行う。
次に、本発明を適用したプリンタ100の三つ目の実施例(以下、実施例3と呼ぶ)について説明する。
図6は、実施例3のプリンタ100が4組備える、記録ヘッド1、インクカートリッジ3、サブタンク2及びこれらを接続するインク搬送管の組み合わせのうちの一組の説明図である。
実施例1及び2とは、すべてのヘッド部11の供給ポートが接続されている供給マニホールド70と、すべてのヘッド部11の排出ポートが接続されている排出マニホールド71とを備える点で異なる。しかし、他の構成は同様であり、実施例1または2と同じ符号が付されている部材は、実施例1または2で説明した部材と同様の機能を有するものである。また、実施例1または2と共通する点については、適宜説明を省略する。
供給マニホールド70には、各ヘッド部11(a〜e)の供給ポートに設けられた供給カップリング23(a〜e)とそれぞれ接続する供給管カップリング50(a〜e)が取り付けられている。各供給カップリング23(a〜e)と各供給管カップリング50(a〜e)とを接続することで、ヘッド上流側供給管22と各ヘッド部11(a〜e)とが供給マニホールド70を介して連通する。また、排出マニホールド71には、各ヘッド部11(a〜e)の排出ポートに設けられた排出カップリング24(a〜e)とそれぞれ接続する排出管カップリング54(a〜e)が取り付けられている。各排出カップリング24(a〜e)と各排出管カップリング54(a〜e)とを接続することで、大気排出管30と各ヘッド部11(a〜e)とが排出マニホールド71を介して連通する。
図6は各インク搬送管および各ヘッド部11内にインクが充填され、通常の画像形成が可能な状態を示している。また、サブタンク2から各ヘッド部11へのインクの供給は供給マニホールド70を通して行われる。
供給マニホールド70及び排出マニホールド71は、どちらも二重構造体となっており、供給内部構造体701及び排出内部構造体711は、供給外部構造体702及び排出外部構造体712に対して回転可能な構成である。供給内部構造体701には、各ヘッド部11(a〜e)の供給ポートに対応したインク供給可能な孔であるインク供給孔700(a〜e)が設けられている。また、排出内部構造体711には、各ヘッド部11(a〜e)の排出ポートに対応したインク排出可能な孔であるインク排出孔710(a〜e)が設けてある。
供給マニホールド70は各ヘッド部11(a〜e)の供給ポートと接続されている。そして、供給内部構造体701のインク供給孔700(a〜e)の配置は、すべてのヘッド部11(a〜e)に供給可能な配置となっている。
また、排出マニホールド71は各ヘッド部11(a〜e)の排出ポートと接続されている。そして、排出内部構造体711のインク排出孔710(a〜e)の配置は、すべてのヘッド部11(a〜e)からインクが排出可能な配置となっている。
第二ヘッド部11bへのインク充填時には、供給マニホールド70の供給内部構造体701のインク供給孔700(a〜e)は、第二ヘッド部11bの供給ポートに対応した第二インク供給孔700bのみが連通された状態となる。一方、排出マニホールド71の排出内部構造体711のインク排出孔710(a〜e)は、第二ヘッド部11bの排出ポートに対応した第二インク排出孔710bのみが連通された状態となる。
インク充填の際には、排出マニホールド71の一端に接続された大気排出管30の途中に設けられた排出弁55が開放された状態であり、排出マニホールド71及び第二ヘッド部11bは大気開放された状態となる。
図9に示す状態が図7に示す状態と異なる点は、供給内部構造体701及び排出内部構造体711の回転位置であり、これにより、ヘッド部11と連通するインク供給孔700及びインク排出孔710が異なる。
サブタンク2から供給されたインクは、供給マニホールド70を通って、第二ヘッド部11bに供給され、他のヘッド部11(a,c,d,e)には供給されない。第二ヘッド部11b内は、排出マニホールド71及び大気排出管30を介して大気に開放された状態であるため、第二ヘッド部11b内へのインク充填は容易に行える。
供給マニホールド70の供給内部構造体701には、図中Y方向(主走査方向)の直線状に一つまたは五つのインク供給孔700からなるインク供給孔列705(a〜f)が形成されている。
第二インク供給孔列705bは、図中Y方向(主走査方向)の直線状に第二インク供給孔700bのみが形成されており、第二ヘッド部11bの供給ポートにインク供給可能となるように対応している。
第三インク供給孔列705cは、図中Y方向(主走査方向)の直線状に第三インク供給孔700cのみが形成されており、第三ヘッド部11cの供給ポートにインク供給可能となるように対応している。
第四インク供給孔列705dは、図中Y方向(主走査方向)の直線状に第四インク供給孔700dのみが形成されており、第四ヘッド部11dの供給ポートにインク供給可能となるように対応している。
第五インク供給孔列705eは、図中Y方向(主走査方向)の直線状に第五インク供給孔700eのみが形成されており、第五ヘッド部11eの供給ポートにインク供給可能となるように対応している。
図10に示す状態では、供給内部構造体701の回転位置が、第六インク供給孔列705fが下方となる位置であり、五つ全てのヘッド部11(a〜e)にインク供給可能な状態である。
供給駆動モータ72が供給連結軸90を回転駆動することによって供給内部構造体701と共に回転する供給制御用エンコーダ80には供給制御用スリット80aが設けてある。また、供給制御用エンコーダ80の周りには、六つの供給制御用センサ75(a〜f)が配置されている。
図10に示す状態では、第四供給制御用センサ75dが供給制御用エンコーダ80の供給制御用スリット80aを検出している。このとき、第二インク供給孔列705bが下方に位置し、第二インク供給孔700bからのみインク供給可能な状態であり、第二ヘッド部11bにのみインク供給可能な状態となっている。
〔態様A〕
インク等の液体を液滴として吐出するノズル孔と、ノズル孔に供給する液体が通過する液室と、液室内に流入する液体が通過する流入部と、ノズル孔を通過せずに液室から流出する液体が通過する流出部と、を備える第一ヘッド部11a〜第五ヘッド部11e等の複数のヘッド部を有する記録ヘッド1等の記録ヘッドと、記録ヘッドに供給する液体を収容するサブタンク2等の液体収容タンクと、ヘッド部の流出部から排出された液体を収容する大気開放された不図示の廃インク収容器等の排出液収容部と、を有し、ノズル孔から吐出した液体を用紙8等の記録媒体に付着させることで画像を形成するプリンタ100等の画像形成装置において、複数のヘッド部は、流入部及び流出部に、供給管カップリング50、排出管カップリング54または他のヘッド部の流入部及び流出部のカップリング(23、24)等の接続対象との接続を解除した状態で液体の流出を防ぐ弁機構等の液流出防止機構を備えた供給カップリング23及び排出カップリング24等の接続部を備え、ノズル孔から液滴を吐出する液滴吐出時には、複数のヘッド部のうち一つのヘッド部を第一ヘッド部11a等の最上流側ヘッド部として、その流入部を他のヘッド部を介さずにサブタンク2等の液体収容タンクに接続した状態で、且つ、最上流側ヘッド部以外の第二ヘッド部11b〜第五ヘッド部11e等のヘッド部の流入部を最上流側ヘッド部を含む他のヘッド部の流出部と接続することで複数のヘッド部を直列に接続した状態としておき、液体収容タンクから最上流側ヘッド部に供給されたインク等の液体を下流側の該ヘッド部に液体を供給する構成であって、複数のヘッド部のうち、最上流側ヘッド部を通過した液体の流路の最下流側に位置する第五ヘッド部11e等の最下流側ヘッド部の流出部に接続されるヘッド排出管26等のヘッド部下流端流路と、複数のヘッド部のうちの任意に選択した一つのヘッド部の流出部に対して接続可能なバイパス下流側カップリング53または交換時排出用カップリング33等の端部を備える下流側バイパス供給管25bまたは交換時排出管32等のヘッド排出部流路と、不図示の廃インク収容器等の排出液収容部に対するヘッド部下流端流路の連通または遮蔽を切り替える三方弁51等の下流端流路切替手段と、排出液収容部に対するヘッド排出部流路の連通または遮蔽を切り替える三方弁51等の排出部流路切替手段と、を備える。
これによれば、実施例1及び実施例2について説明したように、複数のヘッド部は、流入部及び流出部に、供給管カップリング50、排出管カップリング54または他のヘッド部の流入部及び流出部のカップリング(23、24)等の接続対象との接続を解除した状態で液体の流出を防ぐ弁機構等の液流出防止機構を備えた供給カップリング23及び排出カップリング24等の接続部を備えるため、流入部及び流出部の接続部と接続対象との接続を解除しても複数のヘッド部の流入部や流出部から液体が流出することなく、各ヘッド部をプリンタ100等の装置本体に対してそれぞれが独立して着脱可能となる。
また、実施例1及び実施例2について説明したように、インク等の液滴吐出時には、三方弁51等の流路切替機構をヘッド排出管26等のヘッド部下流端流路と下流側バイパス供給管25bまたは交換時排出管32等のヘッド排出部流路とを連通した状態とする等により、下流端流路切替手段及び排出部流路切替手段を共に遮蔽状態とする。これにより、第一ヘッド部11a〜第五ヘッド部11e等のすべてのヘッド部が連通した状態で、第五ヘッド部11e等の最下流側ヘッド部の流出部に接続されたヘッド部下流端流路は、大気開放された排出液収容部に対して流路が遮蔽される。この状態では各ヘッド部は大気開放されていないため、ヘッド部内を液体の吐出や液体供給に必要な圧力状態に維持することができる。
また、実施例1及び実施例2について説明したように、インク等の液体が入っていない初期状態の全ヘッド部内に液体を充填するときには、三方弁51等の流路切替機構をヘッド排出管26等のヘッド部下流端流路と大気排出管30等の大気開放流路とを連通した状態とする等により、下流端流路切替手段を連通状態とし、排出部流路切替手段を遮蔽状態とする。これにより、ヘッド部内の空気は上流側から供給されてくる液体によって下流側に向けて押し出され、ヘッド部下流端流路を通って大気開放された排出液収容部に放出することができ、初期状態の全てのヘッド部に液体を充填することが出来る。
さらに、実施例1及び実施例2について説明したように、第三ヘッド部11c等の交換したヘッド部にインク等の液体を充填するときには、下流側バイパス供給管25b等のヘッド排出部流路の端部を交換したヘッド部の流出部に接続し、三方弁51等の流路切替機構をヘッド排出部流路と大気排出管30等の大気開放流路とを連通した状態とする等により、排出部流路切替手段を連通状態として、下流端流路切替手段を遮蔽状態とする。この状態で、交換したヘッド部の流入部から液体を供給することにより、交換したヘッド部内の空気は流入部から供給される液体によって流出部から押し出される。このとき、交換したヘッド部の流出部は、他のヘッド部を介することなく、ヘッド排出部流路を介して大気開放された排出液収容部と連通しているため、交換したヘッド部内の空気が液滴吐出時に第四ヘッド部11d及び第五ヘッド部11e等の下流側となるヘッド部に送り込まれることがない。よって、交換したヘッド部の空気とともに交換したヘッド部以外のヘッド部内に存在した液体が大気開放された空間に排出されることを防止できる。このように、交換したヘッド部に液体を充填するときに、交換したヘッド部以外のヘッド部内に存在した液体が交換したヘッド部の空気とともに排出液収容部に排出されることを防止できるため、交換したヘッド部以外のヘッド部内の液体を排出することを抑制できる。
〔態様B〕
〔態様A〕において、一端部が不図示の廃インク収容器等の排出液収容部に接続された大気排出管30等の大気開放流路と、大気開放流路の他端部、下流側バイパス供給管25bまたは交換時排出管32等のヘッド排出部流路の流出部に対して接続可能なバイパス下流側カップリング53または交換時排出用カップリング33等の端部の逆側の端部、及び、ヘッド排出管26等のヘッド部下流端流路の流出部に接続される排出管カップリング54等の端部の逆側の端部が接続され、大気開放流路、ヘッド排出部流路及びヘッド部下流端流路の三つの流路のうちの互いに連通させる二つの流路の組み合わせを変更可能な三方弁51等の流路切替機構とを有し、ヘッド排出部流路における流出部に対して接続可能な端部は接続対象との接続を解除した状態で液体の流出を防ぐ弁機構等の液流出防止機構を備え、流路切替機構は、大気開放流路とヘッド部下流端流路とが連通した状態とそれ以外の状態とを切り替えることで下流端流路切替手段として機能し、大気開放流路とヘッド排出部流路とが連通した状態とそれ以外の状態とを切り替えることで排出部流路切替手段として機能する。
これによれば、実施例1及び2について説明したように、インク等の液滴吐出時には、三方弁51等の流路切替機構をヘッド排出管26等のヘッド部下流端流路と下流側バイパス供給管25bまたは交換時排出管32等のヘッド排出部流路とを連通した状態とする。これにより、第一ヘッド部11a〜第五ヘッド部11e等のすべてのヘッド部が連通した状態で、第五ヘッド部11e等の最下流側ヘッド部の流出部は、ヘッド部下流端流路を介して、大気開放されていないヘッド排出部流路と連通する。ここで、実施例1では、ヘッド排出部流路である下流側バイパス供給管25bが上流側バイパス供給管25aと接続されることで、ヘッド排出部流路を大気開放されていない状態としている。一方、実施例2では、ヘッド排出部流路である交換時排出管32の端部の交換時排出用カップリング33の弁機構が閉鎖することで、ヘッド排出部流路を大気開放されていない状態としている。このように、液滴吐出時には、ヘッド部が大気開放されていないため、ヘッド部内を液体の吐出や液体供給に必要な圧力状態に維持することができる。
また、実施例1及び実施例2について説明したように、インク等の液体が入っていない初期状態の全ヘッド部内に液体を充填するときには、三方弁51等の流路切替機構をヘッド排出管26等のヘッド部下流端流路と大気排出管30等の大気開放流路とを連通した状態とする。これにより、ヘッド部内の空気は上流側から供給されてくる液体によって下流側に向けて押し出され、大気開放流路を通って排出液収容部に放出することができ、初期状態の全てのヘッド部に液体を充填することが出来る。
さらに、実施例1及び実施例2について説明したように、第三ヘッド部11c等の交換したヘッド部にインク等の液体を充填するときには、下流側バイパス供給管25b等のヘッド排出部流路の端部を交換したヘッド部の流出部に接続し、三方弁51等の流路切替機構をヘッド排出部流路と大気排出管30等の大気開放流路とを連通した状態とする。この状態で、交換したヘッド部の流入部から液体を供給することにより、交換したヘッド部内の空気は流入部から供給される液体によって流出部から押し出される。このとき、交換したヘッド部の流出部は、他のヘッド部を介することなく、ヘッド排出部流路を介して大気開放流路と連通しているため、交換したヘッド部内の空気が液滴吐出時に第四ヘッド部11d及び第五ヘッド部11e等の下流側となるヘッド部に送り込まれることがない。よって、交換したヘッド部の空気とともに交換したヘッド部以外のヘッド部内に存在した液体が排出液収容部に排出されることを防止できる。このように、交換したヘッド部に液体を充填するときに、交換したヘッド部以外のヘッド部内に存在した液体が交換したヘッド部の空気とともに排出液収容部に排出されることを防止できるため、交換したヘッド部以外のヘッド部内の液体を排出することを抑制できる。
〔態様C〕
〔態様A〕または〔態様B〕において、第一ヘッド部11a〜第五ヘッド部11e等の複数のヘッド部のうちの任意に選択した一つのヘッド部の流入部に対して接続可能なバイパス上流側カップリング52等の端部を備えた上流側バイパス供給管25a等のヘッド部供給流路を備え、ヘッド部供給流路の端部が接続されたヘッド部とサブタンク2等の液体収容タンクとが他のヘッド部を介することをなく連通する。これによれば、実施例1について説明したように、第三ヘッド部11c等の交換したヘッド部にインク等の液体を充填するときには、上流側バイパス供給管25a等のヘッド部供給流路の端部を交換したヘッド部の流入部に接続する。この状態で、サブタンク2等の液体収容タンクから水頭差を利用した構成等の圧送手段によってインク等の液体を記録ヘッドに向けて搬送することにより、第一ヘッド部11a及び第二ヘッド部11b等の他のヘッド部を介することなく、インクの充填を要するヘッド部に直接に液体の供給を行うことが出来る。これにより、選択した任意のヘッド部のみから液体及び気泡の排出ができる排出流路を形成(連通)し、更に選択した任意のヘッド部のみに液体の充填ができる供給流路を形成(連通)することで、ヘッド部の一つを交換した後の液体の充填をした際に液体を無駄に捨てることなく、短時間で充填ができる。
〔態様D〕
インク等の液体を液滴として吐出するノズル孔と、ノズル孔に供給する液体が通過する液室と、液室内に流入する液体が通過する流入部と、ノズル孔を通過せずに液室から流出する液体が通過する流出部と、を備える第一ヘッド部11a〜第五ヘッド部11e等の複数のヘッド部を有する記録ヘッド1等の記録ヘッドと、記録ヘッドに供給する液体を収容するサブタンク2等の液体収容タンクと、ヘッド部の流出部から排出された液体を収容する大気開放された不図示の廃インク収容器等の排出液収容部と、を有し、ノズル孔から吐出した液体を用紙8等の記録媒体に付着させることで画像を形成するプリンタ100等の画像形成装置において、サブタンク2等の液体収容タンクと接続し、第一ヘッド部11a〜第五ヘッド部11e等の複数のヘッド部のすべての流入部との接続部を有する供給マニホールド70等の共通流入液収容部と、大気開放された空間に対する連通状態または遮蔽状態を切り替え可能で、複数のヘッド部のすべての流出部との接続部を有する排出マニホールド71等の共通流出液収容部と、を有し、共通流出液収容部が、複数のヘッド部のすべての流出部に連通する状態と、複数のヘッド部のうちの任意に選択した一つのヘッド部の流出部にのみ連通する状態と、を切り替えることができる排出内部構造体711、排出外部構造体712及び排出駆動モータ73等の流出部連通状態切替機構を備える。
これによれば、実施例3について説明したように、複数のヘッド部は、流入部及び流出部に、供給管カップリング50及び排出管カップリング54等の接続対象との接続を解除した状態で液体の流出を防ぐ弁機構等の液流出防止機構を備えた供給カップリング23及び排出カップリング24等の接続部を備え、流入部及び流出部の接続部と接続対象との接続を解除しても複数のヘッド部の流入部や流出部から液体が流出することなく、各ヘッド部をプリンタ100等の装置本体に対してそれぞれが独立して着脱可能となる。
また、実施例3について説明したように、インク等の液滴吐出時には、排出弁55を閉鎖する等により、排出マニホールド71等の共通流出液収容部と不図示の廃インク収容器等の排出液収容部とを遮断状態とし、排出内部構造体711、排出外部構造体712及び排出駆動モータ73等の流出部連通状態切替機構は、共通流出液収容部が複数のヘッド部のすべての流出部に連通する状態とする。すべてのヘッド部の流出部に連通する共通流出液収容部が大気開放されていないため、ヘッド部内を液体の吐出や液体供給に必要な圧力状態に維持することができる。
また、実施例3について説明したように、インク等の液体が入っていない初期状態の全ヘッド部内に液体を充填するときには、排出弁55を開放する等により、排出マニホールド71等の共通流出液収容部と排出液収容部とを連通状態とし、排出内部構造体711、排出外部構造体712及び排出駆動モータ73等の流出部連通状態切替機構は、共通流出液収容部が複数のヘッド部のすべての流出部に連通する状態とする。これにより、ヘッド部内の空気は供給マニホールド70等の共通流入液収容部から供給されてくる液体によって共通流出液収容部に向けて押し出され、共通流出液収容部と連通する排出液収容部に放出することができ、初期状態の全てのヘッド部に液体を充填することが出来る。
さらに、実施例3について説明したように、第二ヘッド部11b等の交換したヘッド部にインク等の液体を充填するときには、排出弁55を開放する等により、排出マニホールド71等の共通流出液収容部と排出液収容部とを連通状態とし、排出内部構造体711、排出外部構造体712及び排出駆動モータ73等の流出部連通状態切替機構は、共通流出液収容部が複数のヘッド部のうちの任意に選択した一つのヘッド部として交換したヘッド部の流出部にのみ連通する状態とする。この状態で、交換したヘッド部の流入部に供給マニホールド70等の共通流入液収容部から液体を供給することにより、交換したヘッド部内の空気は流入部から供給される液体によって流出部から押し出される。このとき、交換したヘッド部の流出部は、他のヘッド部を介することなく、共通流出液収容部を介して大気開放流路と連通しているため、交換したヘッド部内の空気が他のヘッド部に送り込まれることがない。よって、交換したヘッド部の空気とともに交換したヘッド部以外のヘッド部内に存在した液体が排出液収容部に排出されることを防止できる。このように、交換したヘッド部に液体を充填するときに、交換したヘッド部以外のヘッド部内に存在した液体が交換したヘッド部の空気とともに排出液収容部に排出されることを防止できるため、交換したヘッド部以外のヘッド部内の液体を排出することを抑制できる。
また、実施例3について説明したように、排出内部構造体711、排出外部構造体712及び排出駆動モータ73等の流出部連通状態切替機構が、排出駆動モータ73等の駆動手段の駆動を制御することで流路を切り替えることができることで、ヘッド部の一つを交換したときに、交換したヘッド部の流入部と流出部との接続を行えば、液体の充填動作から、その後通常の液滴吐出動作への移行を自動で行うことができる。
〔態様E〕
〔態様D〕において、排出マニホールド71等の共通流出液収容部は、排出外部構造体712等の外側円筒部に対して排出内部構造体711等の内側円筒部が回転可能な二重円筒形状の収容部であり、外側円筒部は、その内部空間と外部空間とを連通する外側円筒連通口を、第一ヘッド部11a〜第五ヘッド部11e等の複数のヘッド部に対応する数だけ備え、外側円筒連通口は、複数のヘッド部の流出部にそれぞれ接続されており、内側円筒部は、その内部空間と外部空間とを連通するインク排出孔710等の内側円筒連通口を、内側円筒部の回転軸方向について外側円筒連通口が設けられた位置と対応するそれぞれの位置に周方向について二つずつ備え、流出部連通状態切替機構は、外側円筒部に対する内側円筒部の回転位置を変化させるによって、不図示のインク排出孔列(インク供給孔列705と同様のもの)の回転位置を変化させる等によって、外側円筒連通口のすべてが回転軸方向の同一の位置にある二つの内側円筒連通口の一方と対向する状態と、外側円筒連通口の一つのみが回転軸方向の同一の位置にある二つの内側円筒連通口の他方と対向する状態と、を切り替える機構である。これによれば、実施例3について説明したように、外側円筒部に対する内側円筒部が回転位置を制御することで、共通流出液収容部が、複数のヘッド部のすべての流出部に連通する状態と、複数のヘッド部のうちの任意に選択した一つのヘッド部の流出部にのみ連通する状態と、を切り替えることが出来る構成を実現できる。
〔態様F〕
〔態様D〕または〔態様E〕において、供給マニホールド70等の共通流入液収容部が、第一ヘッド部11a〜第五ヘッド部11e等の複数のヘッド部のすべての流入部に連通する状態と、複数のヘッド部のうちの任意に選択した一つのヘッド部の流入部にのみ連通する状態と、を切り替えることができる供給内部構造体701、供給外部構造体702及び供給駆動モータ72等の流入部連通状態切替機構を備える。これによれば、実施例3について説明したように、第二ヘッド部11b等の交換したヘッド部にインク等の液体を充填するときには、供給内部構造体701、供給外部構造体702及び供給駆動モータ72等の流入部連通状態切替機構は、供給マニホールド70等の共通流出液収容部が第一ヘッド部11a〜第五ヘッド部11e等の複数のヘッド部のうちの任意に選択した一つのヘッド部として交換したヘッド部の流入部にのみ連通する状態とする。この状態で、サブタンク2等の液体収容タンクから水頭差を利用した構成等の圧送手段によってインク等の液体を記録ヘッドに向けて搬送することにより、交換したヘッド部のみに液体の供給を行うことが出来る。これにより、選択した任意のヘッド部のみから液体及び気泡の排出ができる排出流路を形成(連通)し、更に選択した任意のヘッド部のみに液体の充填ができる供給流路を形成(連通)することで、ヘッド部の一つを交換した後の液体の充填をした際に液体を無駄に捨てることなく、短時間で充填ができる。
〔態様G〕
〔態様F〕において、供給マニホールド70等の共通流入液収容部は、供給外部構造体702等の外側円筒部に対して供給内部構造体701等の内側円筒部が回転可能な二重円筒形状の収容部であり、外側円筒部は、その内部空間と外部空間とを連通する外側円筒連通口を、第一ヘッド部11a〜第五ヘッド部11e等の複数のヘッド部に対応する数だけ備え、外側円筒連通口は、複数のヘッド部の流入部にそれぞれ接続されており、内側円筒部は、その内部空間と外部空間とを連通するインク供給孔700等の内側円筒連通口を、内側円筒部の回転軸方向について外側円筒連通口が設けられた位置と対応するそれぞれの位置に周方向について二つずつ備え、流入部連通状態切替機構は、外側円筒部に対する内側円筒部の回転位置を変化させることによって、インク供給孔列705の回転位置を変化させる等によって、外側円筒連通口のすべてが回転軸方向の同一の位置にある二つの内側円筒連通口の一方と対向する状態と、外側円筒連通口の一つのみが回転軸方向の同一の位置にある二つの内側円筒連通口の他方と対向する状態と、を切り替える機構である。これによれば、実施例3について説明したように、外側円筒部に対する内側円筒部が回転位置を制御することで、共通流入液収容部が、複数のヘッド部のすべての流入部に連通する状態と、複数のヘッド部のうちの任意に選択した一つのヘッド部の流入部にのみ連通する状態と、を切り替えることが出来る構成を実現できる。
〔態様H〕
〔態様A〕乃至〔態様G〕の何れか一項の態様において、記録ヘッド1等の記録ヘッドは、ヘッド部11等のヘッド部を主走査に複数個並べて配置し、主走査方向に移動しない状態でインク等の液滴を吐出して画像を形成するライン型記録ヘッドである。これによれば、実施形態について説明したように、高速プリントに対応することが出来る。
2 サブタンク
3 インクカートリッジ
5 搬送ユニット
8 用紙
11 ヘッド部
12 ヘッドユニット
13 搬送ベルト
20 サブタンク供給管
21 供給調整弁
22 ヘッド上流側供給管
23 供給カップリング
24 排出カップリング
25 バイパス供給管
26 ヘッド排出管
29 スプリング
30 大気排出管
32 交換時排出管
33 交換時排出用カップリング
50 供給管カップリング
51 三方弁
54 排出管カップリング
55 排出弁
70 供給マニホールド
71 排出マニホールド
72 供給駆動モータ
73 排出駆動モータ
75 供給制御用センサ
76 排出制御用センサ
80 供給制御用エンコーダ
80a 供給制御用スリット
81 排出制御用エンコーダ
90 供給連結軸
91 排出連結軸
100 プリンタ
200 サブタンクユニット
300 インクカートリッジユニット
700 インク供給孔
701 供給内部構造体
702 供給外部構造体
705 インク供給孔列
710 インク排出孔
711 排出内部構造体
712 排出外部構造体
800 給紙トレイ
Claims (8)
- 液体を液滴として吐出するノズル孔と、該ノズル孔に供給する液体が通過する液室と、該液室内に流入する液体が通過する流入部と、該ノズル孔を通過せずに該液室から流出する液体が通過する流出部と、を備える複数のヘッド部を有する記録ヘッドと、
該記録ヘッドに供給する液体を収容する液体収容タンクと、
該ヘッド部の該流出部から排出された液体を収容する大気開放された排出液収容部と、
を有し、
該ノズル孔から吐出した液体を記録媒体に付着させることで画像を形成する画像形成装置において、
上記複数のヘッド部は、上記流入部及び上記流出部に、接続対象との接続を解除した状態で液体の流出を防ぐ液流出防止機構を備えた接続部を備え、
上記ノズル孔から液滴を吐出する液滴吐出時には、上記複数のヘッド部のうち一つの上記ヘッド部を最上流側ヘッド部として、その流入部を他の該ヘッド部を介さずに上記液体収容タンクに接続した状態で、且つ、該最上流側ヘッド部以外の該ヘッド部の該流入部を該最上流側ヘッド部を含む他の該ヘッド部の上記流出部と接続することで該複数のヘッド部を直列に接続した状態としておき、該液体収容タンクから該最上流側ヘッド部に供給された該液体を下流側の該ヘッド部に液体を供給する構成であって、
該複数のヘッド部のうち、該最上流側ヘッド部を通過した液体の流路の最下流側に位置する最下流側ヘッド部の該流出部に接続されるヘッド部下流端流路と、
該複数のヘッド部のうちの任意に選択した一つのヘッド部の該流出部に対して接続可能な端部を備えるヘッド排出部流路と、
上記排出液収容部に対する該ヘッド部下流端流路の連通または遮蔽を切り替える下流端流路切替手段と、
該排出液収容部に対する該ヘッド排出部流路の連通または遮蔽を切り替える排出部流路切替手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の画像形成装置において、
一端部が上記排出液収容部に接続された大気開放流路と、
該大気開放流路の他端部、上記ヘッド排出部流路の上記流出部に対して接続可能な端部の逆側の端部、及び、上記ヘッド部下流端流路の上記流出部に接続される端部の逆側の端部が接続され、該大気開放流路、該ヘッド排出部流路及び該ヘッド部下流端流路の三つの流路のうちの互いに連通させる二つの流路の組み合わせを変更可能な流路切替機構とを有し、
該ヘッド排出部流路における該流出部に対して接続可能な端部は接続対象との接続を解除した状態で液体の流出を防ぐ液流出防止機構を備え、
該流路切替機構は、該大気開放流路と該ヘッド部下流端流路とが連通した状態とそれ以外の状態とを切り替えることで上記下流端流路切替手段として機能し、該大気開放流路と該ヘッド排出部流路とが連通した状態とそれ以外の状態とを切り替えることで上記排出部流路切替手段として機能することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または2の画像形成装置において、
上記複数のヘッド部のうちの任意に選択した一つのヘッド部の上記流入部に対して接続可能な端部を備えたヘッド部供給流路を備え、
該ヘッド部供給流路の端部が接続された該ヘッド部と上記液体収容タンクとが他のヘッド部を介することをなく連通することを特徴とする画像形成装置。 - 液体を液滴として吐出するノズル孔と、該ノズル孔に供給する液体が通過する液室と、該液室内に流入する液体が通過する流入部と、該ノズル孔を通過せずに該液室から流出する液体が通過する流出部と、を備える複数のヘッド部を有する記録ヘッドと、
該記録ヘッドに供給する液体を収容する液体収容タンクと、
該ヘッド部の該流出部から排出された液体を収容する大気開放された排出液収容部と、を有し、
該ノズル孔から吐出した液体を記録媒体に付着させることで画像を形成する画像形成装置において、
上記複数のヘッド部は、上記流入部及び上記流出部に、接続対象との接続を解除した状態で液体の流出を防ぐ液流出防止機構を備えた接続部を備え、
上記液体収容タンクと接続し、該複数のヘッド部のすべての該流入部との接続部を有する共通流入液収容部と、
上記排出液収容部に対する連通状態または遮蔽状態を切り替え可能で、上記複数のヘッド部のすべての上記流出部との接続部を有する共通流出液収容部と、を有し、
該共通流出液収容部が、該複数のヘッド部のすべての該流出部に連通する状態と、該複数のヘッド部のうちの任意に選択した一つのヘッド部の該流出部にのみ連通する状態と、を切り替えることができる流出部連通状態切替機構を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4の画像形成装置において、
上記共通流出液収容部は、外側円筒部に対して内側円筒部が回転可能な二重円筒形状の収容部であり、
該外側円筒部は、その内部空間と外部空間とを連通する外側円筒連通口を、上記複数のヘッド部に対応する数だけ備え、該外側円筒連通口は、該複数のヘッド部の上記流出部にそれぞれ接続されており、
該内側円筒部は、その内部空間と外部空間とを連通する内側円筒連通口を、該内側円筒部の回転軸方向について該外側円筒連通口が設けられた位置と対応するそれぞれの位置に周方向について二つずつ備え、
上記流出部連通状態切替機構は、該外側円筒部に対する該内側円筒部の回転位置によって、
該外側円筒連通口のすべてが回転軸方向の同一の位置にある二つの該内側円筒連通口の一方と対向する状態と、該外側円筒連通口の一つのみが回転軸方向の同一の位置にある二つの該内側円筒連通口の他方と対向する状態と、を切り替える機構であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4または5の画像形成装置において、
上記共通流入液収容部が、該複数のヘッド部のすべての該流入部に連通する状態と、該複数のヘッド部のうちの任意に選択した一つのヘッド部の該流入部にのみ連通する状態と、を切り替えることができる流入部連通状態切替機構を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6の画像形成装置において、
上記共通流入液収容部は、外側円筒部に対して内側円筒部が回転可能な二重円筒形状の収容部であり、
該外側円筒部は、その内部空間と外部空間とを連通する外側円筒連通口を、上記複数のヘッド部に対応する数だけ備え、該外側円筒連通口は、該複数のヘッド部の上記流入部にそれぞれ接続されており、
該内側円筒部は、その内部空間と外部空間とを連通する内側円筒連通口を、該内側円筒部の回転軸方向について該外側円筒連通口が設けられた位置と対応するそれぞれの位置に周方向について二つずつ備え、
上記流入部連通状態切替機構は、該外側円筒部に対する該内側円筒部の回転位置によって、
該外側円筒連通口のすべてが回転軸方向の同一の位置にある二つの該内側円筒連通口の一方と対向する状態と、該外側円筒連通口の一つのみが回転軸方向の同一の位置にある二つの該内側円筒連通口の他方と対向する状態と、を切り替える機構であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至7の何れか一項の画像形成装置において、
上記記録ヘッドは、上記ヘッド部を主走査に複数個並べて配置し、主走査方向に移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型記録ヘッドであることを特徴とする画像形成装置。
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