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JP5850734B2 - 非開削工法用セグメントおよびシールドトンネルおよび非開削工法 - Google Patents
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JP5850734B2 - 非開削工法用セグメントおよびシールドトンネルおよび非開削工法 - Google Patents

非開削工法用セグメントおよびシールドトンネルおよび非開削工法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば水道管やガス管、鋼管等の管路を地中に敷設する際に用いられる非開削工法において使用されるセグメント、およびセグメントを備えたシールドトンネル、および非開削工法に関する。
従来、非開削工法を用いて、水道管等の管路を地中に敷設している。非開削工法にはシールド工法と推進工法とがあり、このうち、シールド工法は、図15に示すように、地面に立坑101を掘り、小型のシールドマシン102を用いて立坑101から横方向にトンネル103を掘削していく。この際、トンネル103内で、複数のセグメント104を連結して内壁105を奥へ向って順次組立てていく。さらに、内壁105の底部にセグメント運搬用軌条設備106を据え付け、セグメント運搬用軌条設備106上にセグメント運搬用台車107を設置し、セグメント運搬用台車107上にセグメント104を載せ、セグメント運搬用台車107を一方向D1に走行させてセグメント104をトンネル103の奥に順次搬入する。
また、セグメント運搬用台車107には土砂排出用台車108が接続されており、シールドマシン102の掘削によって発生した土砂110は、土砂排出用台車108に積載され、土砂排出用台車108を逆方向D2へ走行させることにより、トンネル103の奥から立坑101に運搬されて排出される。
上記のようにして内壁105が複数のセグメント104で構成されたシールドトンネル109を形成し、その後、セグメント運搬用台車107および土砂排出用台車108とセグメント運搬用軌条設備106とをシールドトンネル109内から撤去し、次に、シールドトンネル109内に持込管運搬用軌条設備111を新たに据え付け、持込管運搬用軌条設備111上に持込管運搬用台車112を設置する。
その後、持込管運搬用台車112上に持込管113(例えば水道管等)を載せ、持込管運搬用台車112を走行させて持込管113をシールドトンネル109内に順次搬入し、シールドトンネル109内で持込管113同士を接続して管路114(例えば水道管路等)を形成する。
この際、順次、接続された持込管113の下方の持込管運搬用軌条設備111を撤去し、接続された持込管113とシールドトンネル109の内壁105との間にモルタル115を注入していく。
尚、上記のように内壁105が複数のセグメント104で構成されたシールドトンネル109については、例えば下記特許文献1に記載されている。
また、図17に示すように、セグメント運搬用軌条設備106は、内壁105の底部に一定間隔おきに設置された複数のセグメント運搬用枕木116と、セグメント運搬用枕木116上に架設されたセグメント運搬用レール117とで構成されている。セグメント運搬用台車107と土砂排出用台車108とはセグメント運搬用レール117上を走行する。
同様に、図18に示すように、持込管運搬用軌条設備111は、内壁105の底部に一定間隔おきに設置された複数の持込管運搬用枕木118と、持込管運搬用枕木118上に架設された持込管運搬用レール119とで構成されている。持込管運搬用台車112は持込管運搬用レール119上を走行する。
尚、図15,図17に示したセグメント運搬用軌条設備106は、セグメント運搬用台車107と土砂排出用台車108とを支持案内するため、大荷重に対する強度を保つ必要があり、大型化されている。一方、持込管運搬用軌条設備111にかかる荷重はセグメント運搬用軌条設備106と比べて小さいため、図16,図18に示した持込管運搬用軌条設備111はセグメント運搬用軌条設備106よりも小型化されている。これにより、セグメント運搬用軌条設備106の高さH1(図17参照)は持込管運搬用軌条設備111の高さH2(図18参照)よりも高くなる。
上記の従来技術においては、図15に示したセグメント運搬用軌条設備106とは別に、図16に示した持込管運搬用軌条設備111を用いて持込管113を運搬しているが、仮に、図16に示した持込管運搬用軌条設備111を設けず、図15に示したセグメント運搬用軌条設備106を用いて持込管113を運搬した場合、セグメント運搬用軌条設備106の高さH1が持込管運搬用軌条設備111の高さH2よりも高いので、セグメント運搬用軌条設備106上に設置された台車の上方の空間が狭くなり、運搬可能な持込管113の口径が縮小されてしまうといった問題がある。したがって、図15に示したセグメント運搬用軌条設備106とは別に、図16に示した持込管運搬用軌条設備111が必要であった。
特開2001−262991
しかしながら上記の従来形式では、図15に示したセグメント運搬用軌条設備106をシールドトンネル109内から撤去した後、図16に示すようにシールドトンネル109内に持込管運搬用軌条設備111を新たに据え付ける必要があるため、持込管運搬用軌条設備111の据付作業に手間と労力を要するといった問題がある。
本発明は、持込管運搬用のレール(軌条設備)の据付作業に要する手間と労力を大幅に軽減することが可能な非開削工法用セグメントおよびシールドトンネルおよび非開削工法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、内壁が複数のセグメントで構成されたシールドトンネル内に、台車を用いて複数の持込管を搬入し、これら持込管同士を接続してシールドトンネル内に管路を敷設する非開削工法に用いられるセグメントであって、
円弧状のセグメント本体部の内側に、持込管を運搬するための台車走行用の一対のレールが一体に設けられ
両レール間の中心部からセグメントの一側端までの幅と両レール間の中心部からセグメントの他側端までの幅とが異なっているものである。
これによると、レールがセグメント本体部に一体に設けられているため、トンネル内で複数のセグメント同士を接続することにより、複数のセグメントで構成された内壁を有するシールドトンネルが形成されると共に、各セグメントのレールがシールドトンネルの長さ方向にわたり連続した軌条設備が、シールドトンネル内に形成される。これにより、レール(軌条設備)の据付作業に要する手間と労力を大幅に軽減することができる。
その後、軌条設備上に台車を設置し、持込管を台車に載せて台車を走行させることにより、台車が軌条設備に案内されてシールドトンネル内を走行し、持込管がシールドトンネル内に運搬される。
本第2発明における非開削工法用セグメントは、レールはシールドトンネルの長さ方向に長い平板状であるものである。
これによると、レールを容易に製作できる。
本第3発明における非開削工法用セグメントは、シールドトンネルの長さ方向におけるセグメント本体部の両端に、内フランジ形状の一対の主桁が設けられ、
レールは、上部にレール本体部を有すると共に、下部にレール取付部を有し、
レール取付部は一対の主桁間に挿入されており、
レール本体部は主桁よりも径方向内側へ突出しているものである。
これによると、複数のセグメントのうち、シールドトンネルの長さ方向において互いに隣接する一方のセグメントの主桁と他方のセグメントの主桁とを連結することにより、シールドトンネルの長さ方向において複数のセグメントが接続される。
本第4発明における非開削工法用セグメントは、レール取付部はセグメント本体部と主桁とに溶接されているものである。
これによると、枕木が不要になると共に、レールを強固にセグメントに取り付けることができる。また、主桁から径方向内側へのレールの突出寸法が縮小されるため、レール上に台車を設置した際、台車の上方に広い空間が得られ、これにより、大きな口径の持込管が運搬可能となる。
本第5発明における非開削工法用セグメントは、内壁が複数のセグメントで構成されたシールドトンネル内に、台車を用いて複数の持込管を搬入し、これら持込管同士を接続してシールドトンネル内に管路を敷設する非開削工法に用いられるセグメントであって、
シールドトンネルの長さ方向におけるセグメント本体部の両端に、内フランジ形状の一対の主桁が設けられ、
円弧状のセグメント本体部の内側に、持込管を運搬するための台車走行用のレールが一体に設けられ、
レールは、上部にレール本体部を有すると共に、下部にレール取付部を有し、
レール取付部は一対の主桁間に挿入されており、
レール本体部は、主桁よりも径方向内側へ突出しており、両端部に、主桁の上端から上方へ突出する端部突出片を有し、
端部突出片の下端は、隙間を介して、主桁の上端から離間しているものである。
これによると、シールドトンネルの長さ方向において互いに隣接する一方のセグメントの主桁と他方のセグメントの主桁とを連結した際、一方のセグメントのレールと他方のセグメントのレールとが相対的に周方向へ僅かにずれてしまった場合、端部突出片の下端は隙間を介して主桁の上端から離間しているので、レールの端部突出片に外力を加えて端部突出片を周方向へ僅かに曲げることができる。これにより、一方のセグメントのレールの端部突出片と他方のセグメントのレールの端部突出片との周方向へのずれを無くす又は縮小することができ、台車が走行しながら一方のセグメントのレールから他方のセグメントのレールに乗り移る際、台車がレールから脱線するのを防止することができる。
本第6発明は、上記第1発明から第5発明のいずれか1項に記載の非開削工法用セグメントを用いたシールドトンネルであって、
複数のセグメントがシールドトンネルの周方向および長さ方向において接続されて内壁が形成され、
シールドトンネルの底部に位置するセグメントがレールを有し、
底部に位置する複数のセグメントがシールドトンネルの長さ方向において接続されることにより、各セグメントのレールがシールドトンネルの長さ方向にわたり連続した軌条設備が形成されるものである。
これによると、トンネル内で複数のセグメント同士を接続してシールドトンネルを形成することにより、容易に軌条設備がシールドトンネル内に形成され、軌条設備の据付作業に要する手間と労力を大幅に軽減することができる。
本第7発明は、上記第1発明から第5発明のいずれか1項に記載のセグメントを用いた非開削工法であって、
掘削機で掘削されたトンネル内にセグメントを搬入し、
トンネル内で、レールを有するセグメントを底部に位置させて複数のセグメント同士を接続することにより、複数のセグメントで構成された内壁を有するシールドトンネルを形成し、
レール上に台車を設置し、
持込管を台車に載せて台車を走行させることにより、台車がレールに案内されてシールドトンネル内を走行し、持込管がシールドトンネル内に運搬されるものである。
以上のように本発明によると、レール(軌条設備)の据付作業に要する手間と労力を大幅に軽減することができる。
本発明の実施の形態における非開削工法によって形成された管路の図である。 同、シールドトンネルの内壁と持込管運搬用レールおよび持込管運搬用台車の正面図である。 同、シールドトンネルの内壁を構成する複数のセグメントのうちの底部セグメントの平面図である。 図3におけるX−X矢視図である。 同、底部セグメントの一部拡大正面図である。 同、底部セグメント同士の接続部分の拡大断面図である。 図6におけるX−X矢視図である。 同、底部セグメントに設けられる持込管運搬用レールの側面図である。 図2に示した側部セグメントをシールドトンネルの内側Y方向から見た図である。 図2に示した天部セグメントをシールドトンネルの内側Z方向から見た図である。 同、非開削工法の手順を示す断面図であり、持込管を運搬している様子を示す。 同、複数の底部セグメントを接続した平面図である。 同、非開削工法の手順を示す断面図であり、セグメントを運搬している様子を示す。 同、底部セグメントの隣接する持込管運搬用レール同士の位置ずれを補正する方法を示す平面図である。 従来の非開削工法の手順を示す断面図であり、セグメントを運搬している様子を示す。 同、非開削工法の手順を示す断面図であり、持込管を運搬している様子を示す。 図15におけるX−X矢視図である。 図16におけるX−X矢視図である。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、1は非開削工法を用いて地中に敷設された水道管路等の管路である。この管路1は地中に掘られたシールドトンネル2内に設置されている。管路1の外周面とシールドトンネル2の内面との間にはモルタル等の充填材3が充填されている。
管路1は複数の接続された持込管5によって形成されている。各持込管5は、例えばダクタイル管であり、一端に受口6を有し、他端に挿口7を有している。隣接する一方の持込管5の受口6に他方の持込管5の挿口7を挿入することにより、持込管5同士が接続される。
シールドトンネル2は、複数のセグメント9〜11からなる内壁13を有している。このうちシールドトンネル2の底部に設置されている底部セグメント9は以下のような構成を有している。
図2〜図5に示すように、底部セグメント9は、円弧状に湾曲した外板部15(セグメント本体部の一例)と、一対の主桁16と、一対の継手板18と、複数の補強部材19と、持込管運搬用台車32が走行可能な一対の持込管運搬用レール20とを有している。
主桁16は、内フランジ形状を有し、シールドトンネル2の長さ方向Aにおける外板部15の両端部に、内側へ突出して設けられている。図6,図7に示すように、主桁16は、ボルト37、ナット38等の連結部材を用いて、複数の底部セグメント9同士をシールドトンネル2の長さ方向Aにおいて接続するためのものであり、主桁16には複数のボルト孔21が形成されている。
図2〜図4に示すように、継手板18は、シールドトンネル2の周方向Bにおける外板部15の両側端部に、内側へ突出して設けられている。継手板18は、ボルト、ナット等の連結部材(図示省略)を用いて、シールドトンネル2の周方向Bにおいて底部セグメント9に隣接する側部セグメント10を接続するためのものであり、継手板18には複数のボルト孔22が形成されている。
補強部材19は、平板状およびアングル状の部材であり、外板部15の内周面に溶接等により設けられている。尚、各補強部材19の一端は一方の主桁16に溶接され、各補強部材19の他端は他方の主桁16に溶接されている。
図8に示すように、持込管運搬用レール20は、シールドトンネル2の長さ方向Aに長い平板状の部材であり、上部にレール本体部24を有すると共に、下部にレール取付部25を有している。図6に示すように、レール取付部25は、両主桁16間に挿入されており、外板部15の内周面と主桁16とに溶接されて一体に設けられている。
図5〜図7に示すように、レール本体部24は、主桁16よりも上方(径方向内側の一例)へ突出しており、また、両端部に、端部突出片26を有している。これら端部突出片26は、レール取付部25の端面よりも上記長さ方向Aに張り出していると共に、主桁16の上端から上方へ突出している。端部突出片26の下端と主桁16の上端との間には隙間27が形成され、端部突出片26の下端は隙間27を介して主桁16の上端から離間している。
尚、図4に示すように、両持込管運搬用レール20間の中心部Oから底部セグメント9の一側端までの幅C1は上記中心部Oから底部セグメント9の他側端までの幅C2よりも大きく形成されている。
図9,図10に示すように、側部セグメント10と天部セグメント11とはそれぞれ、底部セグメント9と同様に外板部15と主桁16と継手板18と補強部材19とを有しているが、持込管運搬用レール20は有していない。
図2に示すように、周方向Bにおいて、底部セグメント9の継手板18と側部セグメント10の継手板18とをボルト、ナット等の連結部材(図示省略)で連結し、側部セグメント10の継手板18と天部セグメント11の継手板18とをボルト、ナット等の連結部材(図示省略)で連結することにより、円筒状部材28が形成される。さらに、図6に示すように、上記長さ方向Aにおいて隣接する一方の各セグメント9〜11の主桁16と他方の各セグメント9〜11の主桁16とをボルト37、ナット38等の連結部材で連結することにより、複数の円筒状部材28が長さ方向Aにおいて接続されて、図11に示すように、シールドトンネル2の内壁13が形成される。尚、図12に示すように、複数の底部セグメント9が長さ方向Aにおいて接続されることにより、各底部セグメント9の持込管運搬用レール20が長さ方向Aにわたり連続した持込管運搬用軌条設備30が形成される。
尚、図12に示すように、複数の底部セグメント9は、互いに隣接する一方の底部セグメント9の幅C1,C2と他方の底部セグメント9の幅C1,C2とが反対側になるように交互に入れ替わった千鳥配置で接続される。
次に、非開削工法を用いて地中に管路1を敷設する方法を説明する。尚、先述した従来技術と同じ部材については、同一の符号を付記して詳細な説明を省略する。
図13に示すように、地面に立坑101を掘り、シールドマシン102(掘削機の一例)を用いて一方の立坑101から他方の立坑121(図1参照)に向ってトンネル103を横方向に掘削していく。この際、図2に示すように、トンネル103内で、底部セグメント9が底部に位置するように複数のセグメント9〜11同士を連結し、内壁13を奥へ向って順次組立てていく。さらに、図13に示すように、内壁13の底部にセグメント運搬用軌条設備106を据え付け、セグメント運搬用軌条設備106上にセグメント運搬用および土砂排出用台車107,108を設置し、セグメント運搬用台車107上にセグメント9〜11を載せ、セグメント運搬用および土砂排出用台車107,108を一方向D1に走行させてセグメント9〜11をトンネル103の奥に順次搬入する。
また、シールドマシン102の掘削によって発生した土砂は、セグメント運搬用台車107に接続された土砂排出用台車108に積載され、セグメント運搬用および土砂排出用台車107,108を逆方向D2へ走行させることにより、トンネル103の奥から一方の立坑101に運搬されて排出される。
上記のようにして内壁13が複数のセグメント9〜11で構成されたシールドトンネル2を形成し、その後、シールドマシン102とセグメント運搬用および土砂排出用台車107,108とセグメント運搬用軌条設備106とをシールドトンネル2内から撤去する。
底部セグメント9は持込管運搬用レール20を一体に有しているため、上記のように各セグメント9〜11を接続して内壁13を形成することで、図11,図12に示すように、各底部セグメント9の持込管運搬用レール20が長さ方向Aにおいて連続した持込管運搬用軌条設備30が、シールドトンネル2内の底部に形成される。これにより、持込管運搬用軌条設備30の据付作業に要する手間と労力を大幅に軽減することができる。
その後、図2,図11に示すように、持込管運搬用軌条設備30の両持込管運搬用レール20上に持込管運搬用台車32を設置する。尚、持込管運搬用台車32は、持込管運搬用レール20上を転動する複数の外鍔付きの車輪33と、持込管5を支持する支持部材34とを有している。
持込管5を支持部材34で支持した状態で、持込管運搬用台車32を走行させることにより、持込管運搬用台車32が持込管運搬用軌条設備30に支持案内されてシールドトンネル2内を移動し、持込管5がシールドトンネル2内に運搬される。尚、図11に示した持込管運搬用台車32と図13に示したセグメント運搬用および土砂排出用台車107,108とはそれぞれ、各軌条設備30,106上を自走可能な図示しないバッテリー式機関車等の自走車両によって押されたり或は牽引されることで走行する。
また、図6,図7に示すように、シールドトンネル2の長さ方向Aにおいて互いに隣接する一方の底部セグメント9の主桁16と他方の底部セグメント9の主桁16とをボルト37、ナット38等の連結部材で連結した際、ボルト37とボルト孔21との公差等により、図14の実線で示すように、一方の底部セグメント9の持込管運搬用レール20と他方の底部セグメント9の持込管運搬用レール20とが相対的に周方向B(すなわち持込管運搬用レール20の幅方向)へ僅かにずれてしまう場合がある。このような場合、図6に示すように、各持込管運搬用レール20の端部突出片26の下端は隙間27を介して主桁16の上端から離間しているので、図14の仮想線で示すように、端部突出片26に外力Fを加えて端部突出片26を周方向Bへ僅かに曲げることができる。これにより、一方の持込管運搬用レール20の端部突出片26と他方の持込管運搬用レール20の端部突出片26との周方向Bへのずれを無くす又は縮小することができ、持込管運搬用台車32が走行しながら一方の持込管運搬用レール20から他方の持込管運搬用レール20に乗り移る際、持込管運搬用台車32が持込管運搬用レール20から脱線するのを防止することができる。
尚、上記のように端部突出片26を僅かに曲げるためには、例えば、一方の持込管運搬用レール20の端部突出片26と他方の持込管運搬用レール20の端部突出片26との間隙35(図7参照)にバール等を差込んでこじればよい。
上記のようにして持込管運搬用台車32を走行させ、図11に示すように、持込管5をシールドトンネル2内に順次運搬し、シールドトンネル2内で複数の持込管5同士を接続して管路1を形成する。この際、持込管運搬用レール20を撤去する必要はないので、レール撤去作業が省略できる。また、接続された持込管5とシールドトンネル2の内壁13との間にモルタル等の充填材3を充填し、これにより、図1に示すように、管路1が敷設される。
また、図3,図4に示すように、持込管運搬用レール20は平板状の部材であるため、容易に製作できる。
尚、従来、図16で示したように、シールドトンネル109内で持込管113を順次接続する際にシールドトンネル109内から撤去された持込管運搬用レール119は別の施工現場において繰り返し使用されるため、高い耐久性(耐摩耗性)が必要である。
これに対して、図4に示すように、本発明の実施の形態における持込管運搬用レール20は底部セグメント9に一体に設けられているため、繰り返し使用されることはない。これにより、持込管運搬用レール20には、上記従来の持込管運搬用レール119ほどの高い耐久性は必要なく、一般構造用圧延鋼材(SS)で十分である。また、形状的にも平鋼が利用できるため、持込管運搬用レール20の製作が容易となる。
さらに、図6に示すように、持込管運搬用レール20のレール取付部25が外板部15と主桁16とに直接溶接されているため、レール用の枕木が不要になると共に、持込管運搬用レール20を強固に底部セグメント9に取り付けることができる。また、主桁16から上方への持込管運搬用レール20の突出寸法Eが縮小されるため、図2に示すように、持込管運搬用レール20上に持込管運搬用台車32を設置した際、持込管運搬用台車32の上方に広い空間が得られ、これによって、より一段と大きな口径の持込管5が運搬可能となる。
上記実施の形態では、図4に示すように、底部セグメント9の持込管運搬用レール20と補強部材19とが個別に設けられているが、持込管運搬用レール20に補強部材19を兼用させてもよい。
上記実施の形態では、管路1の一例として水道管路を挙げたが、水道管路に限定されるものではなく、例えばガス管や鋼管等の管路であってもよい。
上記実施の形態では、セグメント運搬用および土砂排出用台車107,108がセグメント運搬用軌条設備106上を走行し、持込管運搬用台車32が持込管運搬用軌条設備30上を走行する形式を示したが、持込管運搬用軌条設備30の持込管運搬用レール20が十分な強度を有していれば、セグメント運搬用軌条設備106を設けず、セグメント運搬用および土砂排出用台車107,108が持込管運搬用軌条設備30上を走行するような形式にしてもよい。
上記実施の形態では、図11に示すように、持込管運搬用台車32を用いて持込管5をシールドトンネル2内に運搬する際、持込管5の受口6を持込管運搬用台車32の走行方向に対して前向きにして運搬しているが、これに限るものではなく、持込管5の受口6を持込管運搬用台車32の走行方向に対して後向きにして運搬してもよい。
1 管路
2 シールドトンネル
5 持込管
9 底部セグメント(シールドトンネルの底部に位置するセグメント)
10 側部セグメント
11 天部セグメント
13 内壁
15 外板部(セグメント本体部)
16 主桁
20 持込管運搬用レール
24 レール本体部
25 レール取付部
26 端部突出片
27 隙間
30 持込管運搬用軌条設備
32 持込管運搬用台車
102 シールドマシン(掘削機)
103 トンネル
A シールドトンネルの長さ方向
B シールドトンネルの周方向

Claims (7)

  1. 内壁が複数のセグメントで構成されたシールドトンネル内に、台車を用いて複数の持込管を搬入し、これら持込管同士を接続してシールドトンネル内に管路を敷設する非開削工法に用いられるセグメントであって、
    円弧状のセグメント本体部の内側に、持込管を運搬するための台車走行用の一対のレールが一体に設けられ
    両レール間の中心部からセグメントの一側端までの幅と両レール間の中心部からセグメントの他側端までの幅とが異なっていることを特徴とする非開削工法用セグメント。
  2. レールはシールドトンネルの長さ方向に長い平板状であることを特徴とする請求項1記載の非開削工法用セグメント。
  3. シールドトンネルの長さ方向におけるセグメント本体部の両端に、内フランジ形状の一対の主桁が設けられ、
    レールは、上部にレール本体部を有すると共に、下部にレール取付部を有し、
    レール取付部は一対の主桁間に挿入されており、
    レール本体部は主桁よりも径方向内側へ突出していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の非開削工法用セグメント。
  4. レール取付部はセグメント本体部と主桁とに溶接されていることを特徴とする請求項3記載の非開削工法用セグメント。
  5. 内壁が複数のセグメントで構成されたシールドトンネル内に、台車を用いて複数の持込管を搬入し、これら持込管同士を接続してシールドトンネル内に管路を敷設する非開削工法に用いられるセグメントであって、
    シールドトンネルの長さ方向におけるセグメント本体部の両端に、内フランジ形状の一対の主桁が設けられ、
    円弧状のセグメント本体部の内側に、持込管を運搬するための台車走行用のレールが一体に設けられ、
    レールは、上部にレール本体部を有すると共に、下部にレール取付部を有し、
    レール取付部は一対の主桁間に挿入されており、
    レール本体部は、主桁よりも径方向内側へ突出しており、両端部に、主桁の上端から上方へ突出する端部突出片を有し、
    端部突出片の下端は、隙間を介して、主桁の上端から離間していることを特徴とする非開削工法用セグメント。
  6. 上記請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の非開削工法用セグメントを用いたシールドトンネルであって、
    複数のセグメントがシールドトンネルの周方向および長さ方向において接続されて内壁が形成され、
    シールドトンネルの底部に位置するセグメントがレールを有し、
    底部に位置する複数のセグメントがシールドトンネルの長さ方向において接続されることにより、各セグメントのレールがシールドトンネルの長さ方向にわたり連続した軌条設備が形成されることを特徴とするシールドトンネル。
  7. 上記請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のセグメントを用いた非開削工法であって、
    掘削機で掘削されたトンネル内にセグメントを搬入し、
    トンネル内で、レールを有するセグメントを底部に位置させて複数のセグメント同士を接続することにより、複数のセグメントで構成された内壁を有するシールドトンネルを形成し、
    レール上に台車を設置し、
    持込管を台車に載せて台車を走行させることにより、台車がレールに案内されてシールドトンネル内を走行し、持込管がシールドトンネル内に運搬されることを特徴とする非開削工法。
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