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JP5855385B2 - スロット機 - Google Patents
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JP5855385B2 - スロット機 - Google Patents

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Description

本発明は、メダル等の遊技媒体を貯留可能な受け皿部を備えたスロット機に関するものである。
遊技機として一般的に知られているものに、例えば、パチンコ機やスロット機がある。特にスロット機は、遊技媒体としてメダルを使用して遊技するものである。このスロット機においては、遊技中にスロット機の遊技面の柄が揃い、大当たりに当選するなどの所定条件が成立することによって、所定枚数のメダルがスロット機から遊技者に対して払い出される。また、スロット機から払い出されたメダルは、スロット機に備えられた受け皿(所謂、下皿)に導入される(例えば、特許文献1)。そして、当該受け皿から溢れたメダルは、遊技者の手によって掻き出され、受け皿から所定の貯留箱(所謂、ドル箱)に移動される。その後、その貯留箱は、遊技者が遊技を終了するまで遊技場の床等に置かれる。
特開2009−213794号公報
ところで、大当たりに当選すると、受け皿が多量のメダルで満たされる。メダルが受け皿の貯留容量の限度近くまで満たされると、メダルは受け皿に隙間無く満たされた状態となる。即ち、受け皿から貯留箱に手動で移動させる際に、指の入る隙間が無く、強引に受け皿からすくい上げる必要があり、非常に移しにくいという不具合があった。また、受け皿内のメダルは、ランダムに配されており、メダル同士が重なった部分が生じる。即ち、強引に受け皿からすくい上げると、メダル同士が重なった部位が、メダル間で相対的に滑ることがある。そして、このメダル間の滑りによって、メダルがランダムに広がり、手の隙間からメダルがなだれ落ちるおそれがあった。場合によっては、遊技者の手から貯留箱に導入する際に、その一部のメダルが貯留箱に導入されず、遊技場の床面にこぼれ落ちる不具合が発生する。
また、熟練者は、受け皿の側壁を利用してメダルを移動させることが多い。即ち、貯留箱を受け皿の側壁に近づけ、受け皿の側壁に沿ってメダルをスライドさせすくい上げ、貯留箱に移動させる。この場合、受け皿の底壁に対して、受け皿の側壁はほぼ直交しているため、受け皿から貯留箱に移す際に、床面にこぼれ落ちる虞があった。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされたもので、貯留箱へのメダルの移し替えが容易な受け皿部を備えたスロット機を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するための請求項1に記載の発明は、スロット本体と、払い出されたメダルを貯留可能な受け皿部を備えたスロット機であって、前記受け皿部は、スロット本体に固定された本体部と、本体部に対して水平方向に近接又は離反可能な可動部とを有し、本体部と、可動部とによって、メダルを貯留する貯留空間が形成されており、可動部は、弾性変形可能な変形部を有しており、当該変形部は、スロット本体と対向する位置に配されており、前記可動部は、スロット本体と対向し且つ前記変形部を備えた前壁部と、底部を有し、前記前壁部は、前記底部に対して立設されるものであり、前記前壁部の変形部は、前記貯留空間の一部を形成し、前記前壁部の上下方向の全体に亘って延びており、メダルを前記変形部に当てて、すくい上げることによって、前記変形部が前記貯留空間の一部を形成した状態で弾性変形してメダル導入路を形成することを特徴とするスロット機である。
すなわち、本発明は、スロット本体と、払い出されたメダルを貯留可能な受け皿部を備えたスロット機であって、前記受け皿部は、スロット本体に固定された本体部と、本体部に対して水平方向に近接又は離反可能な可動部とを有し、本体部と、可動部とによって、メダルを貯留する貯留空間が形成されており、可動部は、弾性変形可能な変形部を有しており、当該変形部は、スロット本体と対向する位置に配されている。
かかる構成によれば、前記受け皿部は、スロット本体に固定された本体部と、本体部に対して水平方向に近接又は離反可能な可動部とを有している。即ち、可動部は、本体部に対して水平方向に近接又は離反可能となっており、受け皿部から貯留箱に移す際に、遊技者側に可動部を引き出すことが可能である。それ故に、より遊技者の近い位置でメダルの入れ替えが容易である。それ故に、例え、女性等の小柄の遊技者であっても、貯留箱の内部の状況が見えやすく、体勢を崩すことなく、貯留空間から貯留箱に移し替えることが可能である。
また、例えばメダルが受け皿部の貯留容量の限度近くまで満たされた際に、可動部を本体部に対して水平方向に離反させることによって、積み上げられたメダルが、なだれ落ちる。それに伴い、密集していたメダル間に指先が入るスペースが形成される。即ち、強引にメダルをすくい上げる必要がなく、メダルを貯留箱に移動させ易い。
ところで、従来のスロット機では、平均的な男性の体格に合わせて、受け皿部の位置が設定されているため、大柄の遊技者が貯留空間に手を入れ、メダルを取り出す場合、メダルを取り出す際に貯留空間の上方に位置するスロット本体の一部と接触し、取り出しにくいという不具合があった。
そこで、本発明の受け皿部は、スロット本体に固定された本体部と、本体部に対して水平方向に近接又は離反可能な可動部とを設けている。そのため、メダル取り出し時に、可動部を本体部に対して水平方向に離反する位置にすることによって、従来のスロット機に比べて貯留空間の開口面積を大きくすることが可能である。即ち、従来のスロット機に比べて、貯留空間の上方に位置するスロット本体の一部と接触しにくく、メダルを取り出しやすい。
また、本発明において可動部は、さらに弾性変形可能な変形部を有しており、当該変形部は、スロット本体と対向する位置に配されている。即ち、メダルを貯留空間から貯留箱に移し替える際に、メダルを変形部に当てて、すくい上げることによって、変形部が弾性変形し、ケトルのようなメダル導入路が形成される。それ故に、メダルがこぼれ落ちることなく、貯留箱に移し替えることが可能である。
請求項2に記載の発明は、本体部又は可動部は、可動部の移動方向に沿って延びたガイド部を有しており、本体部に対する可動部の相対的な移動を規制する軸部材を有しており、ガイド部に軸部材が挿着されており、本体部は、スロット本体の固定部を基端として張り出し、当該張り出し側の端部が開放した中空部材であり、可動部は、スロット本体と対向し、且つ変形部を備えた前壁部と、当該前壁部に対して交差する方向に延びた側壁部とを有し、本体部の前記開放側端部から本体部に挿入されるものであり、本体部に挿入された可動部は、ガイド部によって、本体部から逸脱しない範囲内で移動することを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載のスロット機である。
すなわち、本発明は、本体部又は可動部は、可動部の移動方向に沿って延びたガイド部を有しており、本体部に対する可動部の相対的な移動を規制する軸部材を有しており、ガイド部に軸部材が挿着されている。
かかる構成によれば、本体部に対する可動部の相対的な移動を規制する軸部材を有しており、ガイド部に軸部材が挿着されているため、可動部の移動を規制することが容易である。
請求項2に記載の発明は、本体部は、スロット本体の固定部を基端として張り出し、当該張り出し側の端部が開放した中空部材であり、可動部は、スロット本体と対向し、且つ変形部を備えた前壁部と、当該前壁部に対して交差する方向に延びた側壁部とを有し、本体部の前記開放側端部から本体部に挿入されるものであり、本体部に挿入された可動部は、ガイド部によって、本体部から逸脱しない範囲内で移動する。
かかる構成によれば、可動部は、スロット本体と対向し変形部を備えた前壁部と、当該前壁部に対して交差する方向に延びた側壁部とを有し、本体部の前記開放側端部から本体部に挿入されるものであるため、可動部が張り出し方向以外の方向への移動を規制できる。即ち、可動部を本体部に対して水平方向に近接又は離反する際に、力の伝達がよく、可動部が移動しやすい。
請求項3に記載の発明は、本体部と可動部の間へのメダルの進入を防止する進入防止部材を有し、当該進入防止部材は、本体部と可動部に亘って配されており、前記本体部は、接続底を有し、前記接続底の上面は、前記可動部の底部の上面よりも高い位置にあり、前記進入防止部材は、接続部と、傾斜部を有し、前記接続部は、前記接続底の上面と接続されており、前記傾斜部は、本体部側から可動部側に向かって、前記接続部に対して下方向に傾斜していることを特徴とする請求項1又は2に記載のスロット機である。
すなわち、本体部と可動部の間へのメダルの進入を防止する進入防止部材を有し、当該進入防止部材は、本体部と可動部に亘って配されている。
かかる構成によれば、例えば、可動部の移動をスムーズにするために本体部と可動部の間に隙間を形成した場合であっても、進入防止部材を有するため、当該隙間内にメダルが進入することを防止することが可能である。
請求項4に記載の発明は、スロット本体と、払い出されたメダルを貯留可能な受け皿部を備えたスロット機であって、前記受け皿部は、スロット本体に固定された本体部と、本体部に対して水平方向に近接又は離反可能な可動部とを有し、本体部と、可動部とによって、メダルを貯留する貯留空間が形成されており、可動部は、弾性変形可能な変形部を有しており、当該変形部は、スロット本体と対向する位置に配されており、前記可動部は、スロット本体と対向し且つ前記変形部を備えた前壁部と、底部を有し、前記前壁部は、前記底部に対して接続されて立設されるものであり、前記前壁部の変形部は、前記貯留空間の一部を形成し、前記底部との接続部分から前記前壁部の立設方向に延びており、メダルを前記変形部に当てて、すくい上げることによって、前記変形部が前記貯留空間の一部を形成した状態で弾性変形してメダル導入路を形成することを特徴とするスロット機である。
本発明の構成によれば、前記受け皿部は、スロット本体に固定された本体部と、本体部に対して水平方向に近接又は離反可能な可動部とを有している。即ち、可動部は、本体部に対して水平方向に近接又は離反可能となっており、受け皿部から貯留箱に移す際に、遊技者側に可動部を引き出すことが可能である。それ故に、より遊技者の近い位置でメダルの入れ替えが容易である。それ故に、例え、女性等の小柄の遊技者であっても、貯留箱の内部の状況が見えやすく、体勢を崩すことなく、貯留空間から貯留箱に移し替えることが可能である。
また、例えばメダルが受け皿部の貯留容量の限度近くまで満たされた際に、可動部を本体部に対して水平方向に離反させることによって、積み上げられたメダルが、なだれ落ちる。それに伴い、密集していたメダル間に指先が入るスペースが形成される。強引にメダルをすくい上げる必要がなく、メダルを貯留箱に移動させ易い。
遊技場の状況を示す説明図である。 スロット機で遊技する状況を示す説明図である。 本発明の第1実施形態にかかるスロット機の斜視図である。 図3の要部の分解斜視図である。 図4の可動部を別方向から見た斜視図である。 図5の可動部を裏側から見た斜視図である。 図3の要部のA−A拡大断面図である。 図4の軸部材の拡大斜視図である。 図3の受け皿部の各姿勢における説明図であり、(a)貯留姿勢における受け皿部を表すA−A断面図、(b)引き出し姿勢における受け皿部を表すA−A断面図、(c)折り曲げ姿勢における受け皿部を表すA−A断面図である。 図9(a)の貯留姿勢における要部の斜視図である。 図9(b)の引き出し姿勢における要部の斜視図である。 図9(c)の折り曲げ姿勢における要部の拡大斜視図である。 図9(a)〜(c)の受け皿部の各姿勢におけるメダルを貯留した際の説明図である。 本発明の変形例の要部の拡大斜視図である。 本発明の変形例の要部の拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
なお、以下の説明において、特に断りがない限り、上下左右の位置関係は、図3の通常の設置位置(以下、貯留姿勢ともいう)を基準に説明する。
本実施形態のスロット機100は、主に遊技場内に設置されるものである。本実施形態のスロット機100の構成に先立って、遊技場の構造について説明する。
遊技場には、主に複数のスロット機100を1つの群とした所謂遊技島151が複数配されている。そこで、以下の説明においては、理解を容易にするために、1つの遊技島151(スロット機群)に注目して説明する。
即ち、図1に示すように、遊技島151においては、所定台数分(図1では5台分)の遊技機取り付け部152が設けられており、その各遊技機取り付け部152に1台ずつスロット機100が設置されている。具体的には、遊技島151においては、所定の台数のスロット機100が2列(図1の正面側に1列、後面側に1列)に配され、各列にスロット機100が並設されている。そして、各スロット機100に対向する位置に遊技者が着座可能な椅子が1脚ずつ配置されている(図1、図2)。
本発明のスロット機100は、図3のようにスロット本体110と、本発明の特徴たる受け皿部1とを有しており、当該受け皿部1から所定の貯留箱に移し替えられる際に顕著な効果を有する。以下、本発明の特徴たる受け皿部1に先立ち、スロット本体110の構成について説明する。
スロット本体110は、図3のように複数のリール部101と、BETボタン102と、スタートレバー103と、複数のストップボタン105と、メダル投入口106と、メダル払い出し口107と、精算ボタン108とを有している。
スロット機100の一連の動作について簡潔に説明する。スロット機100は、上述したように、遊技媒体(メダル)を使用して遊技する。図示しない台間遊技媒体貸し機(所謂サンド)にお金を挿入するか、メダル投入口106にメダルを投入することで、金額又はメダルに対応するクレジットが貯留される。次に、BETボタン102を押し、スタートレバー103を操作すると、複数のリール部101が回転する。そして、遊技者が、停止したいリール部101に対応するストップボタン105を、所望のタイミングでそれぞれ押していき、リール部101を停止させていく。そして、停止したリール部101の絵柄が揃うなど所定の条件を満たすと、「当たり」となる。なお、所定の時間が経過すると、リール部101は自動で停止する。
また、所定の枚数(例えば50枚)のクレジットが貯まると、所定の枚数を超えた分のメダルがメダル払い出し口107から払い出され、メダルが受け皿部1に導入される。メダルが受け皿部1の容量を超えると、遊技者の手ですくい上げ、受け皿部1から所定の貯留箱に移動される。そして、その貯留箱は、遊技者が遊技を終了するまで遊技場の床等に並べられる。
また、遊技終了時に、精算ボタン108を押し、メダル払い出し口107から貯留されたクレジット分のメダルが払い出され、メダルが受け皿部1に導入される。
本発明のスロット機100は、上述したように受け皿部1に特徴を有する。
受け皿部1は、図4のように本体部2と、可動部3と、進入防止部材5と、軸部材22を有している。そして、受け皿部1は、図3のようにスロット本体110の下部に位置するスロット壁部16と、本体部2と、可動部3と、によって囲まれた貯留空間4を有している。貯留空間4は、従来と同様、メダル払い出し口107から払い出されたメダルを貯留可能な空間である。
そして、貯留空間4は、本体部2と可動部3によって形成された開口13を有している。開口13は、遊技者がメダルを移動する際に手を挿入可能な開口である。
また、貯留空間4の上方には、スロット本体110の前面にパネル部112が配されている。このパネル部112は、スロット機100の機種名等の所定の情報が記載されたパネルである。
以下、受け皿部1の各構成部材について説明する。なお、特に断りの無い限り、貯留空間4側を内側として説明する。
まず、本体部2の構成について説明する。
本体部2は、図4のようにスロット壁部16に前方に張り出すように立設されており、スロット本体110と一体となっている。本体部2は、スロット本体110のスロット壁部16の接続部から前方に張り出している。そして、本体部2は、当該張り出し方向(図4のZ方向の前方側)の先端部が開放した中空構造を有している。
本体部2は、接続底10と、接続底10の端部から水平方向に対して直交する方向(図4のY方向)に立設した接続壁6とによって形成されている。
接続壁6は、図4のように幅方向(図4のX方向)両側に内壁部7a,7bと、内壁部7a,7bの外側(貯留空間4と対向する側)に内壁部7a,7bに対してほぼ平行な外壁部8a,8bと、内壁部7a,7bと内壁部7a,7bの上端面をそれぞれ接続する上壁部15a,15bとによって形成されている。
内壁部7a,7bと外壁部8a,8bは、それぞれ所定の間隔を空けてスロット本体110のスロット壁部16に立設されている。具体的には、内壁部7aと外壁部8aは、可動部3の挿入側面部38aを挿入可能な空間17aを空けて配されている。同様に内壁部7bと外壁部8bは、可動部3の挿入側面部38bを挿入可能な空間17bを空けて配されている。
接続底10は、図4のように内底部11と、内底部11の外側に内底部11に対して上下方向(図4のZ方向)にほぼ平行な外底部12とによって形成されている。内底部11と外底部12は、可動部3の挿入底部36を挿入可能な空間18を空けてスロット本体110のスロット壁部16に立設されている。
そして、接続壁6と接続底10は連続している。即ち、内壁部7aから反時計回りに、内壁部7aと上壁部15a、上壁部15aと外壁部8a、外壁部8aと外底部12、外底部12と外壁部8b、外壁部8bと上壁部15b、上壁部15bと内壁部7b、内壁部7bと内底部11、内底部11と内壁部7aがそれぞれ連続している。また、空間17a,17b,18は連続しており、1つの挿入空間20を形成している。即ち、本体部2は、挿入空間20は、正面視で「コ」字状となっており、当該挿入空間20には、可動部3の挿入領域25が挿入可能となっている。言い換えると、本体部2は、正面視で「コ」字状の溝を有している。
また、外壁部8a,8bには、外壁部8a,8bを厚み方向(図4のX方向)に貫通した長孔21(ガイド部)を有している。長孔21の長径は、張り出し方向(図4のZ方向)を向いている。長孔の短径は、軸部材22の頭部23の外径とほぼ同じか、やや大きい。
以上が、本体部2の構成の説明である。
続いて、可動部3の構成について説明する。
可動部3は、貯留姿勢において、図4、5のように挿入空間20に挿入される挿入領域25と、挿入空間20の外側に位置する皿領域26とを有している。可動部3は、底部30と、側面部31a,31bと、変形部32を有した前壁部28とを有している。
底部30は、挿入領域25に属する挿入底部36と、皿領域26に属する皿底部37とを有している。そして、挿入底部36の上面と、皿底部37の上面は、同一平面上に面一となっている。一方、挿入底部36の下面と、皿底部37の下面は、図6のように底壁部33を介して段状に連続している。底壁部33の上下方向の長さは、本体部2の外底部12(図4参照)の厚みとほぼ等しい。
側面部31a,31bは、図5のように挿入領域25に属する挿入側面部38a,38bと、皿領域26に属する皿側面部39a,39bと、を有している。
挿入側面部38a,38bの上面と、皿側面部39a,39bの上面は、壁部40aを介して段状に連続している。壁部40aの上下方向の長さは、本体部2の上壁部15a,15bの張り出し側端部の厚みにほぼ等しい。
挿入側面部38a,38bの外側側面と、皿側面部39a,39bの外側側面は、図5、6のように壁部40bを介して段状に連続している。壁部40bの幅方向(図4のX方向)の長さは、本体部2の外壁部8a,8bの張り出し側端部の厚みにほぼ等しい。同様に、挿入側面部38a,38bの内側側面と、皿側面部39a,39bの内側側面は、壁部40cを介して段状に連続している。壁部40cの幅方向(図4のX方向)の長さは、内壁部7a,7bの張り出し側端部の厚みにほぼ等しい。
即ち、可動部3は、側面視すると、略「凸」字状となっており、側面部31a,31bは、平面視すると、略「凸」字状となっている。
また、可動部3は、図4、5のように側面部31a,31bの外側側面に固定穴35を有している。固定穴35は有底穴となっている。固定穴35は、軸部材22の軸部24が係合可能となっている。
皿側面部39a,39bの張り出し方向端部(挿入側面部38a,38bと対向側)は、前壁部28を固定可能な変形固定部41を有している。
前壁部28は、図5のように変形部32を有しており、本実施形態では前壁部28の全体が変形部32となっている。
変形部32は、正面視すると略長方形状の板材であり、可撓性を有した材料によって形成されている。好ましくは、弾性を有した材料である。当該材料としては、例えば、天然ゴムや、スチレンゴム、ブタジエンゴム、ウレタンゴム等が採用できる。
そして、変形固定部41と前壁部28は、接続されている。
以上が可動部3の各構成の説明である。
続いて、進入防止部材5の構成について説明する。
進入防止部材5は、一枚の板材を折り曲げ加工して形成したものである。進入防止部材5は、図4のように接続部45と傾斜部46を有している。
接続部45は、内底部11の上面と接続される部位である。傾斜部46は、図7のように接続部45に対して下方向傾斜しており、その傾斜角度αは、5度から45度となっており、5度から30度が好ましく、5度から15度が特に好ましい。
続いて、軸部材22の構成について説明する。
軸部材22は、図8のように頭部23と軸部24とを有している。
頭部23は、車輪状となっており、その中心に軸部24が配されている。頭部23の材質は、特に限定されるものではないが、固体潤滑性の高い材料によって形成されることが好ましい。そして、頭部23は、軸部24を回転軸として、周方向に回転可能となっている。
続いて、各姿勢における受け皿部1の各部材の位置関係、特に本体部2と可動部3の位置関係について、主に図9を参照しながら説明する。
まず、説明の都合上、図10のような本体部2の挿入空間20内に可動部3の挿入領域25が収納され、メダルを貯留可能な姿勢(貯留姿勢)から説明する。
貯留姿勢では、受け皿部1は、図10のようにスロット壁部16と本体部2と可動部3によって囲まれた貯留空間4aを有している。
より詳細には、貯留空間4aは、図9(a)、図10のように貯留姿勢において、スロット壁部16と、内底部11と、内壁部7a,7bと、皿側面部39a,39bと、皿底部37と、前壁部28と、進入防止部材5によって形成されている。
そして、上壁部15a,15b及び皿側面部39a,39b、前壁部28の上面によって、開口13が形成されている。
また、図10のように長孔21に軸部材22が挿着されており、長孔21内に軸部材22の頭部23が収納されている。そして、頭部23は、長孔21の張り出し方向基端側(スロット壁部16側)位置している。軸部材22の軸部24は、可動部3の固定穴35内に挿入され、係合されている。
可動部3の底壁部33は、本体部2の外底部12と接触している。同様に、壁部40aは上壁部15a,15bと、壁部40bは外壁部8a,8bと、壁部40cは内壁部7a,7bと、にそれぞれ接触している。
また、可動部3の底部30の下面と本体部2の外底部12、皿側面部39a,39bの上面と上壁部15a,15bの張り出し側端部の上面、皿側面部39a,39bの外側側面と外壁部8a,8bの外側側面、皿側面部39a,39bの内側側面と内壁部7a,7bの内側側面は、それぞれ面一となっている。
進入防止部材5は、図9(a)のように本体部2と可動部3の双方に跨がって配されている。進入防止部材5の接続部45は、本体部2の内底部11の上面に接着されている。また、進入防止部材5の傾斜部46の先端は、図7のように可動部3の底部30の上面にわずかに触れない位置となっている。
ここでいう「わずかに触れない位置」とは、傾斜部46の先端と底部30の上面との天地方向の距離hが、0より大きく、メダルの厚みの1/2以下の状態をいい、距離hが、メダルの厚みの1/5以下であることが好ましく、限りなく0に近いほどより好ましい。
この構成により、例えば、可動部3の水平方向の移動をスムーズにするために本体部2と可動部3の間に大きめの隙間を形成した場合(挿入空間20を大きめに形成した場合)であっても、進入防止部材5を有するため、挿入空間20内にメダルが進入することを防止することが可能である。
次に、受け皿部1の可動部3を張り出し方向にスライドさせ、スロット壁部16から可動部3を離反させる。この時、受け皿部1は、図11のように可動部3が本体部2に対して張り出し方向に引き出された姿勢(以下、引き出し姿勢ともいう)を取る。
このとき、図11のように長孔21に軸部材22が挿着されており、長孔21内に軸部材22の頭部23が収納されている。そして、頭部23は、長孔21の張り出し方向先端側(前壁部28側)位置している。
そして、この姿勢における貯留空間4bは、図9(b)のように貯留姿勢の貯留空間4aと同様のスロット壁部16と、内底部11と、内壁部7a,7bと、皿側面部39a,39bと、皿底部37と、前壁部28、進入防止部材5に加えて、挿入側面部38a,38bの本体部2からの露出部分とによって形成されている。即ち、引き出し姿勢の貯留空間4bの貯留可能容量が、貯留姿勢の貯留空間4aに比べて増加する。
それ故に、貯留姿勢において、メダルが受け皿部1の貯留空間4aの限度近くまで満たされ、メダルは受け皿部1に隙間無く満たされた状態となっていたとしても、引き出し姿勢にすることによる貯留空間4bの貯留容量の増加により、緻密に積み上げられたメダルが、崩れ落ちる(図13(a)から図13(b))。それに伴い、密集していたメダル間に指先が入るスペースが形成される。強引にメダルをすくい上げる必要がなく、メダルを貯留箱に移動させ易い。
また、前壁部28が遊技者の近い位置に位置するため、例え小柄な遊技者であっても、貯留空間4の状況が見えやすく、遊技者の体勢を崩すことなく、移し替えることが可能である。
また、この姿勢における開口13bは、貯留姿勢の開口13aと同様の、上壁部15a,15b及び皿側面部39a,39b、前壁部28の上面に加えて、挿入側面部38a,38bの上面の本体部2からの露出部分とによって形成されている。即ち、引き出し姿勢の開口13bの開口面積が、貯留姿勢の開口13aに比べて増加する。
また、上述したように従来のスロット機では、大柄の遊技者が、貯留空間4に手を入れる際には、貯留空間4の開口面積が小さく、貯留空間4の上方に位置するスロット本体110のパネル部112と接触し、取り出しにくいという不具合があった。一方、本発明のスロット機100では、図13(a)、図13(b)のように引き出し姿勢におけるスロット本体110のパネル部112の下端部と前壁部28の上面との距離L1は、貯留姿勢におけるパネル部112の下端部と前壁部28の上面との距離L2に比べて大きい。それ故に、例え大柄の遊技者が受け皿部1からメダル取り出す場合であっても、本体部2の上方に位置するスロット本体110のパネル部112と接触しにくく、メダルを取り出しやすい。
次に、図12、図13(c)のように受け皿部1の変形部32の内側面にメダルを押しつけ、変形部32を変形させる。この時、変形部32は、図9(c)のような変形部32の弾性限度内で折り曲げられた姿勢(以下、折り曲げ姿勢ともいう)を取る。
この時、図12のように長孔21の張り出し方向先端側の内壁によって、軸部材22の張り出し方向の移動が規制される。それ故に、本体部2から可動部3が逸脱しない。即ち、変形部32に遊技者のメダルを押しつける力が伝わる。それ故に、図13(c)のように遊技者がメダルを貯留空間4cから貯留箱に移し替える際に、メダルを変形部32に押しつけながらすくい上げることによって、変形部32が弾性限度内で変形し、ケトルのようなメダル導入路が形成され、メダルがこぼれ落ちることなく、貯留箱に移し替えることが可能である。
上記した実施形態では、前壁部28全体に変形部32を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、図14のように一部のみに変形部32を設けても良い。例えば、図14のように一部のみに変形部32を設ける場合、前壁部28の幅方向X中央位置に設けることが好ましい。
上記した実施形態では、内底部11上に進入防止部材5を載置し固定したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図15(a)のように進入防止部材5を内底部11に嵌め込んで固定してもよい。即ち、内底部11の上面と進入防止部材5の接続部45の上面を面一にしてもよい。
上記した実施形態では、内底部11の一部に進入防止部材5の接続部45を載置し固定したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図15(b)のように内底部11の全面に進入防止部材5の接続部45を載置してもよい。
1 受け皿部
2 本体部
3 可動部
4 貯留空間
5 進入防止部材
16 スロット壁部
21 長孔(ガイド部)
22 軸部材
28 前壁部
31 側面部
32 変形部
100 スロット機
110 スロット本体

Claims (4)

  1. スロット本体と、払い出されたメダルを貯留可能な受け皿部を備えたスロット機であって、
    前記受け皿部は、スロット本体に固定された本体部と、本体部に対して水平方向に近接又は離反可能な可動部とを有し、
    本体部と、可動部とによって、メダルを貯留する貯留空間が形成されており、
    可動部は、弾性変形可能な変形部を有しており、
    当該変形部は、スロット本体と対向する位置に配されており、
    前記可動部は、スロット本体と対向し且つ前記変形部を備えた前壁部と、底部を有し、
    前記前壁部は、前記底部に対して立設されるものであり、
    前記前壁部の変形部は、前記貯留空間の一部を形成し、前記前壁部の上下方向の全体に亘って延びており、
    メダルを前記変形部に当てて、すくい上げることによって、前記変形部が前記貯留空間の一部を形成した状態で弾性変形してメダル導入路を形成することを特徴とするスロット機。
  2. 本体部又は可動部は、可動部の移動方向に沿って延びたガイド部を有しており、
    本体部に対する可動部の相対的な移動を規制する軸部材を有しており、
    ガイド部に軸部材が挿着されており、
    本体部は、スロット本体の固定部を基端として張り出し、当該張り出し側の端部が開放した中空部材であり、
    可動部は、スロット本体と対向し、且つ変形部を備えた前壁部と、当該前壁部に対して交差する方向に延びた側壁部とを有し、本体部の前記開放側端部から本体部に挿入されるものであり、
    本体部に挿入された可動部は、ガイド部によって、本体部から逸脱しない範囲内で移動することを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載のスロット機。
  3. 本体部と可動部の間へのメダルの進入を防止する進入防止部材を有し、
    当該進入防止部材は、本体部と可動部に亘って配されており、
    前記本体部は、接続底を有し、
    前記接続底の上面は、前記可動部の底部の上面よりも高い位置にあり、
    前記進入防止部材は、接続部と、傾斜部を有し、
    前記接続部は、前記接続底の上面と接続されており、
    前記傾斜部は、本体部側から可動部側に向かって、前記接続部に対して下方向に傾斜していることを特徴とする請求項1又は2に記載のスロット機。
  4. スロット本体と、払い出されたメダルを貯留可能な受け皿部を備えたスロット機であって、
    前記受け皿部は、スロット本体に固定された本体部と、本体部に対して水平方向に近接又は離反可能な可動部とを有し、
    本体部と、可動部とによって、メダルを貯留する貯留空間が形成されており、
    可動部は、弾性変形可能な変形部を有しており、
    当該変形部は、スロット本体と対向する位置に配されており、
    前記可動部は、スロット本体と対向し且つ前記変形部を備えた前壁部と、底部を有し、
    前記前壁部は、前記底部に対して接続されて立設されるものであり、
    前記前壁部の変形部は、前記貯留空間の一部を形成し、前記底部との接続部分から前記前壁部の立設方向に延びており、
    メダルを前記変形部に当てて、すくい上げることによって、前記変形部が前記貯留空間の一部を形成した状態で弾性変形してメダル導入路を形成することを特徴とするスロット機。
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