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JP5868296B2 - 2軸ポジションセンサ及びそれを用いたシフトポジションセンサ - Google Patents
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JP5868296B2 - 2軸ポジションセンサ及びそれを用いたシフトポジションセンサ - Google Patents

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本発明は、2軸ポジションセンサ及びそれを用いたシフトポジションセンサに関し、特に、回転方向と軸方向の2軸方向を独立して検出する2軸ポジションセンサ及びそれを用いたシフトポジションセンサに関する。
従来、手動により車両の変速機をシフト操作するシフト制御装置がある(例えば、特許文献1参照)。このシフト制御装置は、横軸が「Y−Y」選択方向に軸方向移動することによってレールを選択し、選択されたレールを「X−X」連結/切離し方向に移動させるように回転することによって選択歯車比の連結および切離しを行うことができる。また、各シフトフォークを選択するための個別の回転位置を備えた単一のシフト軸において、第3/第4速シフトフォークが選択されている位置から、反時計回りに回転すると第5/第6速シフトフォークが選択され、時計回りに回転すると第1/第2速シフトフォークが選択され、さらに後進シフトフォークが選択される。
特開平6−235457号公報
しかし、特許文献1に示すシフト制御装置では、シフト操作時における軸の軸方向移動と各シフトフォークを選択するための個別の回転位置をそれぞれ検出する必要がある。例えば、磁気検出素子を用いて軸方向とその軸の回りの2軸ポジションを検出しようとすると、検出に用いる永久磁石を複雑な形状、複雑な着磁にする必要があり、あるいは、それぞれの動きに対して移動と回転の検出を行なうための複数個の磁気検出素子を配置する必要があった。
従って、本発明の目的は、2軸動作を独立したカムによる変位として検出可能な2軸ポジションセンサ及びそれを用いたシフトポジションセンサを提供する。
[1]本発明は、上記目的を達成するため、軸方向のスライド移動と前記軸回りの回転移動が可能なストライキングロッドと、前記ストライキングロッドに装着され、前記軸方向のスライド移動によっては変位せず前記軸回りの回転移動によって変位する第1カムと、前記軸方向に直交する直交軸方向に移動可能に支持され、前記第1カムに先端部が当接している第1ラックバーと、前記第1ラックバーの移動に連動して回転駆動される第1回転体に装着され前記回転駆動により回転磁界を形成する第1マグネットと、前記第1マグネットの磁界の変化を検出する第1ポジションセンサと、前記ストライキングロッドの円筒外周部に装着され、前記軸回りの回転移動によっては変位せず前記軸方向のスライド移動によって変位する第2カムと、前記軸方向に直交する直交軸方向に移動可能に支持され、前記第2カムに先端部が当接している第2ラックバーと、前記第2ラックバーの移動に連動して回転駆動される第2回転体に装着され前記回転駆動により回転磁界を形成する第2マグネットと、前記第2マグネットの磁界の変化を検出する第2ポジションセンサと、を有することを特徴とする2軸ポジションセンサを提供する。
[2]前記第1ラックバーと前記第1回転体は、ラックギアとピニオンギアにより歯合し、前記第2ラックバーと前記第2回転体は、ラックギアとピニオンギアにより歯合していることを特徴とする上記[1]に記載の2軸ポジションセンサであってもよい。
[3]また、前記ストライキングロッドがシフトレバーにより操作され、前記第1ポジションセンサ及び前記第2ポジションセンサの出力により前記シフトレバーのシフト動作とセレクト動作を独立して検出する上記[1]又は[2]に記載の2軸ポジションセンサを用いたシフトポジションセンサであってもよい。
本発明によれば、2軸動作を独立したカムによる変位として検出可能な2軸ポジションセンサ及びそれを用いたシフトポジションセンサを提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る2軸ポジションセンサ及びそれを用いたシフトポジションセンサを示す概略斜視図である。 図2は、図1の第1カム、第1ラックバー及び第2カム、第2ラックバー付近のA矢視図である。 図3(a)、(b)、及び(c)は、第1ラックバー(第2ラックバー)の移動とマグネット位置、磁場方向の関係を示す図である。 図4は、本発明の2軸ポジションセンサの回路構成を説明するためのブロック図である。 図5(a)、(b)及び(c)は、それぞれ第1カムの動きと第1ラックバーの位置関係を示す図1のD矢視図である。 図6(a)、(b)及び(c)は、それぞれ第2カムの動きと第2ラックバーの位置関係を示す図1のA矢視図である。 図7(a)は、第1ポジションセンサ、第2ポジションセンサの出力信号を示すグラフ図、図7(b)は、出力信号に基づいて算出されるベクトル角度を示すグラフ図である。
(2軸ポジションセンサ、シフトポジションセンサの構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る2軸ポジションセンサ及びそれを用いたシフトポジションセンサを示す概略斜視図である。図2は、図1の第1カム、第1ラックバー及び第2カム、第2ラックバー付近のA矢視図である。また、図3(a)、(b)、及び(c)は、第1ラックバー(第2ラックバー)の移動とマグネット位置、磁場方向の関係を示す図である。
本発明の実施の形態に係る2軸ポジションセンサ10は、軸CL方向のスライド移動と軸CL回りの回転移動が可能なストライキングロッド100と、ストライキングロッド100の円筒外周部101に装着され、軸CL方向のスライド移動によっては変位せず軸CL回りの回転移動によって変位する第1カム200と、軸CL方向に直交する直交軸OL方向に移動可能に支持され、第1カム200に先端部212が当接している(付勢されて接触している)カムフォロアとしての第1ラックバー210と、第1ラックバー210の移動に連動して回転駆動される第1回転体220に装着され回転駆動により回転磁界を形成する第1マグネット230と、第1マグネット230の磁界の変化を検出する第1ポジションセンサ250と、ストライキングロッド100の円筒外周部101に装着され、軸CL回りの回転移動によっては変位せず軸方向のスライド移動によって変位する第2カム300と、軸CL方向に直交する直交軸OL方向に移動可能に支持され、第2カム300に先端部312が当接しているカムフォロアとしての第2ラックバー310と、第2ラックバー310の移動に連動して回転駆動される第2回転体320に装着され回転駆動により回転磁界を形成する第2マグネット330と、前記第2マグネットの磁界の変化を検出する第2ポジションセンサと、を有して概略構成されている。
シフトポジションセンサ20は、ストライキングロッド100がシフトレバー50により操作され、第1ポジションセンサ250及び第2ポジションセンサ350の出力によりシフトレバー50のシフト動作とセレクト動作を独立して検出する上記の2軸ポジションセンサ10を用いて概略構成されている。
本発明の実施の形態に係る2軸ポジションセンサ10は、第1カム200に当接した第1ラックバー210の動きをラックギア211とピニオンギア221の歯合により第1回転体220に伝導し、第1回転体220に装着された第1マグネット230とそれに対向して設けられた第1ポジションセンサ250によりストライキングロッド100の軸CL回りの回転移動を検出すると共に、第2カム300に当接した第2ラックバー310の動きをラックギア311とピニオンギア321の歯合により第2回転体320に伝導し、第2回転体320に装着された第2マグネット330とそれに対向して設けられた第2ポジションセンサ350によりストライキングロッド100の軸CL方向のスライド移動を検出する。この検出において、第1ポジションセンサ250はストライキングロッド100の軸CL回りの回転移動のみを独立して検出可能であり、一方、第2ポジションセンサ350はストライキングロッド100の軸CL方向のスライド移動のみを独立して検出可能である。
ストライキングロッド100は、長尺状のシャフトであり、図1に示すシャフトの中心軸である軸CL方向のスライド移動であるセレクト動作S(ロッドストローク)と軸CL回りの回転移動であるシフト動作R(ロッド回転)が可能とされている。ストライキングロッド100は、トランスミッションに接続されている。このセレクト動作Sとシフト動作Rは、シフトレバー50により操作され、セレクト動作Sとシフト動作Rの組合せにより、例えば、1速〜5速、R等のシフトポジション70が選択可能とされている。
このストライキングロッド100は、シフトレバー50が取付け部材60によりストライキングロッド100の円筒外周部101に固定されている。シフトレバー50をシフト動作Rにより軸CL回りの回転移動をさせることで後述する第1カム200及び第2カム300をストライキングロッド100と一体に軸CL回りに回転移動させることができる。また、シフトレバー50をセレクト動作Sにより軸CL方向のスライド移動をさせることで第1カム200及び第2カム300をストライキングロッド100と一体に軸CL方向へスライド移動させることができる。
第1カム200は、ストライキングロッド100に固定され、シフトレバー50によるシフト動作R(ロッド回転)により軸CL回りに回転移動すると共に、シフトレバー50によるセレクト動作Sにより軸CL方向にスライド移動する。第1カム200には、その周上にカム面201が形成されている。カム面201は、第1ラックバー210と先端部212の当接部において、図1に示すB方向への回転に伴い、中心(軸CL)からの距離が漸次減少するよう曲率が形成されている。一方、軸CL方向には曲率が一定とされ、シフトレバー50によるセレクト動作S(ロッドストローク)によっては第1ラックバー210は駆動されない。
第1ラックバー210は、第1カム200に先端部212が当接し、すなわち、付勢されて接触し、カム面201の動きに追従するカムフォロアとして機能する。この第1ラックバー210は、図1で示す軸CL方向に直交する直交軸OL方向に移動可能に支持され(支持機構は図示省略)、カム面201の動きに追従して直交軸OL方向に移動する。第1ラックバー210の側面にはラックギア211が形成されている。
図1に示すように、第1回転体220は、その周上に形成されたピニオンギア221がラックギア211に歯合して、第1ラックバー210の移動に連動して回転駆動される。なお、この第1回転体220には第1マグネット230が埋設されるので、樹脂、非磁性金属等の非磁性材料により形成されるのが好ましい。なお、第1回転体220は、図示省略する回転中心軸により回転可能に支持されている。
第1マグネット230は、図1に示すように、第1回転体220に永久磁石が埋設されて、第1回転体220の回転に伴い回転磁界を形成する。この永久磁石によるN、S極からの磁束は、図3(a)等に示すように、第1ポジションセンサ250を平行に貫く。
第1ポジションセンサ250は、第1マグネット230の磁界の変化を検出する磁気検出デバイスであり、本実施の形態では、MR(Magneto Resistance)センサを使用する。このMRセンサは、磁界の変化として、磁束の方向の変化を検出する。
図1、3に示すように、第1ポジションセンサ250は、第1マグネット230に対向して配置されている。これにより、第1マグネット230の回転移動による図3(a)〜(c)に示す磁場の向きB1の変化を検出することができる。この第1マグネット230の回転移動は、第1カム200の図1に示すシフト動作R(ロッド回転)、すなわち、B方向への回転に伴い第1ラックバー210が下方向に駆動され、これに連動して第1回転体220がF方向に回転駆動される。一方、第1カム200は軸CL方向には曲率が一定とされ、シフトレバー50によるセレクト動作S(ロッドストローク)によっても第1ラックバー210は駆動されず第1回転体220、すなわち、第1マグネット230は回転駆動されないので、第1ポジションセンサ250は磁場の向きB1の変化を検出しない。これにより、第1ポジションセンサ250は、ストライキングロッド100のシフト動作R(ロッド回転)のみを独立して検出することができる。
第2カム300は、ストライキングロッド100に固定され、シフトレバー50によるシフト動作R(ロッド回転)により軸CL回りに回転移動すると共に、シフトレバー50によるセレクト動作Sにより軸CL方向にスライド移動する。第2カム300には、その周上にカム面301が形成されている。カム面301は、第2ラックバー310と先端部312の当接部において、図1に示すC方向へのセレクト動作Sによる軸CL方向のスライド移動に伴い、中心(軸CL)からの距離が漸次減少するよう曲率が形成されている。一方、軸CLを中心とした回転方向には曲率が一定とされ、カム面301は円錐形状の一部として形成されている。これにより、シフトレバー50によるシフト動作R(ロッド回転)によっては第2ラックバー310は駆動されない。
第2ラックバー310は、第2カム300に先端部312が当接し、すなわち、付勢されて接触し、カム面301の動きに追従するカムフォロアとして機能する。この第2ラックバー310は、図1で示す軸CL方向に直交する直交軸OL方向に移動可能に支持され(支持機構は図示省略)、カム面301の動きに追従して直交軸OL方向に移動する。第2ラックバー310の側面にはラックギア311が形成されている。
図1に示すように、第2回転体320は、その周上に形成されたピニオンギア321がラックギア311に歯合して、第2ラックバー310の移動に連動して回転駆動される。なお、この第2回転体320には第2マグネット330が埋設されるので、樹脂、非磁性金属等の非磁性材料により形成されるのが好ましい。なお、第2回転体320は、図示省略する回転中心軸により回転可能に支持されている。
第2マグネット330は、図1に示すように、第2回転体320に永久磁石が埋設されて、第2回転体320の回転に伴い回転磁界を形成する。この永久磁石によるN、S極からの磁束は、図3(a)等に示すように、第2ポジションセンサ350を平行に貫く。
第2ポジションセンサ350は、第2マグネット330の磁界の変化を検出する磁気検出デバイスであり、本実施の形態では、MR(Magneto Resistance)センサを使用する。このMRセンサは、磁界の変化として、磁束の方向の変化を検出する。
図1、3に示すように、第2ポジションセンサ350は、第2マグネット330に対向して配置されている。これにより、第1ポジションセンサ250の場合と同様に、第2マグネット330の回転移動による図3(a)〜(c)に示す磁場の向きB1の変化を検出することができる。この第2マグネット330の回転移動は、第2カム300の図1に示すセレクト動作S(ロッドストローク)、すなわち、C方向へのスライド移動に伴い第2ラックバー310が下方向に駆動され、これに連動して第2回転体320がF方向に回転駆動される。一方、第2カム300は軸CLを中心とした回転方向には曲率が一定とされ、シフトレバー50によるシフト動作R(ロッド回転)によっても第2ラックバー310は駆動されず、第2回転体320、すなわち、第2マグネット330は回転駆動されないので、第2ポジションセンサ350は磁場の向きB1の変化を検出しない。これにより、第2ポジションセンサ350は、ストライキングロッド100のセレクト動作S(ロッドストローク)のみを独立して検出することができる。
図4は、本発明の2軸ポジションセンサの回路構成を説明するためのブロック図である。第1ポジションセンサ250、第2ポジションセンサ350のそれぞれの出力Vout1、Vout2、Vout1’、Vout2’はポジションセンサECU400に入力され、ポジションセンサECU400は、MR出力から磁場のベクトル角度を算出してシフトポジション70を規定するものとして出力する。
ここで、第1ポジションセンサ250は、MR素子を用いたブリッジ回路M1、M2を備え、ブリッジ回路M1とM2は互いに45°の角度差をもって配置されている。ここで、各ブリッジ回路は、予め定めた感磁方向を有し、その感磁方向に対する外部の磁界の正弦成分に比例した値を出力する。すなわち、感磁方向と外部の磁界の方向が一致したとき(又は感磁方向と外部の磁界の方向が逆向きのとき)、出力値が最も大きく(又は小さくなる)。また、感磁方向と外部の磁界の方向が直交したとき、出力値は0となる。ブリッジ回路M1とM2は互いに45°の角度差をもつので、ブリッジ回路M1とM2の出力Vout1、Vout2は45°の位相差を有する。
第2ポジションセンサ350も同様の構成であり、ブリッジ回路M3とM4の出力Vout1’、Vout2’は45°の位相差を有する。
ポジションセンサECU400は、Arctan処理部410、メモリ420等から構成されている。Arctan処理部410は、ブリッジ回路M1とM2の出力Vout1、Vout2、ブリッジ回路M3とM4の出力Vout1’、Vout2’から、それぞれの出力を割算して、その結果をメモリ420にテーブルとして記憶されたArctan表を参照して、MR出力から磁場のベクトル角度を算出する。これらのベクトル角度は、第1ポジションセンサ250、第2ポジションセンサ350のストライキングロッド100の軸CL回りの回転移動、軸方向のスライド移動をそれぞれ独立に検出するものである。これにより、シフトレバー50の操作によるシフトポジション70を求めることが可能となる。
図5(a)、(b)及び(c)は、それぞれ第1カムの動きと第1ラックバーの位置関係を示す図1のD矢視図である。
図5(a)は、図1において、第1カム200、第1ラックバー210、及び、第1ポジションセンサ250の付近をD方向から見た状態である。シフトレバー50は、この状態から、図1で示すシフト動作Rにより軸CL回りの回転移動を反時計方向のB方向にでき、また、セレクト動作Sにより軸方向のスライド移動ができる。
図5(a)の状態では、図3(a)で示すように、第1マグネット230による磁束は第1ポジションセンサ250を平行に貫き、磁場B1の向きは上方向である。
図5(b)は、図5(a)の状態からシフト動作Rにより、第1カム200が反時計方向のB方向に回転した場合である。第1カム200に当接する第1ラックバー210は、E方向に移動し、ラックギア211、ピニオンギア221を介して第1回転体220は、図1のA方向からみて、反時計方向のF方向へ回転する。第1回転体220と共に第1マグネット230もF方向へ回転するので、マグネット位置、磁場の向きは図3(b)に示す状態となる。すなわち、第1マグネット230は反時計方向へ回転し、これに伴い磁場B1の向きも反時計方向へ回転する。
図5(c)は、図5(b)の状態からシフト動作Rにより、さらに第1カム200が反時計方向のB方向に回転した場合である。第1カム200に当接する第1ラックバー210は、E方向にさらに移動し、ラックギア211、ピニオンギア221を介して第1回転体220は、図1のA方向からみて、反時計方向のF方向へ回転する。第1回転体220と共に第1マグネット230もF方向へ回転するので、マグネット位置、磁場の向きは図3(c)に示す状態となる。すなわち、第1マグネット230は反時計方向へさらに回転し、これに伴い磁場B1の向きも反時計方向へさらに回転する。
なお、図5(a)〜(c)と図3(a)〜(c)との位置と回転との関係は一例であって、第1カム200、第1ラックバー210、第1回転体220、第1マグネット230の動きが連動して、これにより磁場B1の向きが所定の方向に回転する構成であればよい。
図6(a)、(b)及び(c)は、それぞれ第2カムの動きと第2ラックバーの位置関係を示す図1のA矢視図である。
図6(a)は、図1において、第2カム300、第2ラックバー310、第2回転体320、及び、第2マグネット330の付近をA方向から見た状態である。シフトレバー50は、この状態から、図1で示すセレクト動作Sにより軸CL方向のC方向にスライド移動でき、また、シフト動作Rにより軸CL回りの回転移動ができる。
図6(a)の状態では、第1マグネット230の場合と同様に、図3(a)で示すように、第2マグネット330による磁束は第2ポジションセンサ350を平行に貫き、磁場B1の向きは上方向である。
図6(b)は、図6(a)の状態からセレクト動作Sにより、第2カム300がC方向にスライド移動した場合である。第2カム300に当接する第2ラックバー310は、E方向に移動し、ラックギア311、ピニオンギア321を介して第2回転体320は、図1のA方向からみて、反時計方向のF方向へ回転する。第2回転体320と共に第2マグネット330もF方向へ回転するので、マグネット位置、磁場の向きは図3(b)に示す状態となる。すなわち、第2マグネット330は反時計方向へ回転し、これに伴い磁場B1の向きも反時計方向へ回転する。
図6(c)は、図6(b)の状態からセレクト動作Sにより、さらに第2カム300がC方向にスライド移動した場合である。第2カム300に当接する第2ラックバー310は、E方向にさらに移動し、ラックギア311、ピニオンギア321を介して第2回転体320は、図1のA方向からみて、反時計方向のF方向へ回転する。第2回転体320と共に第2マグネット330もF方向へ回転するので、マグネット位置、磁場の向きは図3(c)に示す状態となる。すなわち、第2マグネット330は反時計方向へさらに回転し、これに伴い磁場B1の向きも反時計方向へさらに回転する。
なお、図6(a)〜(c)と図3(a)〜(c)との位置と回転との関係は一例であって、第2カム300、第2ラックバー310、第2回転体320、第2マグネット330の動きが連動して、これにより磁場B1の向きが所定の方向に回転する構成であればよい。
図7(a)は、第1ポジションセンサ、第2ポジションセンサの出力信号を示すグラフ図、図7(b)は、出力信号に基づいて算出されるベクトル角度を示すグラフ図である。第1ポジションセンサ250は、45°の位相差をもつ出力Vout1、Vout2のMR出力となる。第2ポジションセンサ350も同様に、45°の位相差をもつ出力Vout1’、Vout2’のMR出力となる。
ポジションセンサECU400は、Arctan処理部410において、ブリッジ回路M1とM2の出力Vout1、Vout2、ブリッジ回路M3とM4の出力Vout1’、Vout2’から、それぞれの出力を割算して、その結果をメモリ420にテーブルとして記憶されたArctan表を参照して、MR出力から磁場のベクトル角度を算出する。ベクトル角度は、第1ポジションセンサ250、第2ポジションセンサ350のストライキングロッド100の軸CL回りの回転移動、軸方向のスライド移動をそれぞれ独立に検出する。なお、M1とM2の出力から割算を行ないArctanをとるので、算出されるベクトル角度は±45°の範囲に限られる。
2軸ポジションセンサ10として使用する場合は、第1ポジションセンサ250は、ストライキングロッド100の軸CL回りの回転移動のみを独立して検出することができる。すなわち、2軸ポジションセンサ10として使用する場合は、ブリッジ回路M1又はM2の出力Vout1、Vout2、Arctan処理によるベクトル角度を出力とすることができる。また、第2ポジションセンサ350は、ストライキングロッド100の軸CL方向のスライド移動のみを独立して検出することができる。すなわち、2軸ポジションセンサ10として使用する場合は、ブリッジ回路M3又はM4の出力Vout1’、Vout2’、Arctan処理によるベクトル角度を出力とすることができる。
シフトポジションセンサ20として使用する場合は、2軸ポジションセンサ10のそれぞれの出力(第1ポジションセンサ250、第2ポジションセンサ350の出力)に基づいて、シフトレバー50の操作によるシフトポジション70を求めることができる。
(本発明の実施の形態の効果)
本実施の形態に係る2軸ポジションセンサ10、シフトポジションセンサ20によれば以下のような効果を有する。
(1)本実施の形態では、第1カム200がストライキングロッド100と一体にスライド移動しても、第1ポジションセンサ250の出力はこのスライド移動により影響を受けず、ストライキングロッド100の回転による第1マグネット230の回転磁界のみを独立して検出することができる。また、第2カム300がストライキングロッド100と一体に回転移動しても、第2ポジションセンサ350の出力はこの回転移動により影響を受けず、ストライキングロッド100のスライド移動による第2マグネット330の回転磁界のみを独立して検出することができる。これにより、2軸動作を独立して検出、出力させることができ、検出精度の向上が可能となる。
(2)第1マグネット230、第2マグネット330は、マグネットの形状、着磁が単純であるので、加工、製造が容易である。
(3)1個のポジションセンサで回転移動又はスライド移動を独立して検出できるので、部品点数の削減、コスト削減が可能となる。
(4)2軸検出するための2個のポジションセンサ(第1ポジションセンサ250、第2ポジションセンサ350)は実装向きが同じであるので、同一基板上に実装可能であり、加工、製造の容易化を図ることが可能となる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態およびその変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態およびその変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…2軸ポジションセンサ
20…シフトポジションセンサ
50…シフトレバー
60…取付け部材
70…シフトポジション
100…ストライキングロッド
101…円筒外周部
200…第1カム
201…カム面
210…第1ラックバー
211…ラックギア
212…先端部
220…第1回転体
221…ピニオンギア
230…第1マグネット
250…第1ポジションセンサ
300…第2カム
301…カム面
310…第2ラックバー
311…ラックギア
312…先端部
320…第2回転体
321…ピニオンギア
330…第2マグネット
350…第2ポジションセンサ
410…Arctan処理部
420…メモリ
B1…磁場
CL…軸
OL…直交軸
400…ポジションセンサECU
M1、M2、M3、M4…ブリッジ回路
R…シフト動作
S…セレクト動作
Vout1、Vout2、Vout1’、Vout2’…出力

Claims (3)

  1. 軸方向のスライド移動と前記軸回りの回転移動が可能なストライキングロッドと、
    前記ストライキングロッドに装着され、前記軸方向のスライド移動によっては変位せず前記軸回りの回転移動によって変位する第1カムと、
    前記軸方向に直交する直交軸方向に移動可能に支持され、前記第1カムに先端部が当接している第1ラックバーと、
    前記第1ラックバーの移動に連動して回転駆動される第1回転体に装着され前記回転駆動により回転磁界を形成する第1マグネットと、
    前記第1マグネットの磁界の変化を検出する第1ポジションセンサと、
    前記ストライキングロッドの円筒外周部に装着され、前記軸回りの回転移動によっては変位せず前記軸方向のスライド移動によって変位する第2カムと、
    前記軸方向に直交する直交軸方向に移動可能に支持され、前記第2カムに先端部が当接している第2ラックバーと、
    前記第2ラックバーの移動に連動して回転駆動される第2回転体に装着され前記回転駆動により回転磁界を形成する第2マグネットと、
    前記第2マグネットの磁界の変化を検出する第2ポジションセンサと、
    を有することを特徴とする2軸ポジションセンサ。
  2. 前記第1ラックバーと前記第1回転体は、ラックギアとピニオンギアにより歯合し、前記第2ラックバーと前記第2回転体は、ラックギアとピニオンギアにより歯合していることを特徴とする請求項1に記載の2軸ポジションセンサ。
  3. 前記ストライキングロッドがシフトレバーにより操作され、前記第1ポジションセンサ及び前記第2ポジションセンサの出力により前記シフトレバーのシフト動作とセレクト動作を独立して検出する請求項1又は2に記載の2軸ポジションセンサを用いたシフトポジションセンサ。
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