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JP5880737B2 - 動画像符号化装置 - Google Patents
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Description

本発明は、フレーム間予測を用いた符号化を行う動画像符号化装置に関し、特にフラッシュ直後の画像の乱れを防ぐことができる動画像符号化装置に関する。
動画像の圧縮においてフレーム間予測が用いられる。しかし、フラッシュ画像はそれに隣接する画像との類似度が低いため、フレーム間予測においてフラッシュ画像を参照フレームとするのは不適切な場合が多い。そこで、フラッシュの前のフレームをフラッシュ後のフレームの参照フレームとすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−166408号公報
従来技術では、輝度値の累積値のフレーム間差分値と第1方向/第1方向のラインの画素ごとの差分の2つを用いて、フラッシュ画像を検出する。しかし、第1方向/第1方向のラインの画素ごとの差分は動きに敏感すぎるため、前のフレームから1画素動くだけで差分が大きくなり、誤検出が多くなる。また、輝度値の累積値のフレーム間差分値のみを用いた場合でも、誤検出が多くなる。これにより、フラッシュ直後の画像が乱れるという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的はフラッシュ直後の画像の乱れを防ぐことができる動画像符号化装置を得るものである。
本発明は、フレーム間予測を用いた符号化を行う動画像符号化装置であって、符号化対象フレームと予測フレームとの差分値を符号化する符号化部と、符号化対象フレームのカレントピクチャ、その1つ前及び2つ前の参照可能ピクチャについてそれぞれシーンチェンジの有無を検出するシーンチェンジ検出部と、前記カレントピクチャと前記1つ前の参照可能ピクチャとの間で対応するブロックの輝度の累算値ごとの差を1ピクチャ分累算したものをXとして算出する輝度ブロック累算部と、前記1つ前の参照可能ピクチャと前記カレントピクチャの輝度の累算値同士の差分をY1とし、前記2つ前の参照可能ピクチャと前記カレントピクチャの輝度の累算値同士の差分をY2とし、前記カレントピクチャの3つ前の参照可能ピクチャと前記カレントピクチャの輝度の累算値同士の差分をY3として、互いの差を算出する輝度累算部と、第1の閾値をXthとし、第2の閾値をYthとして、(1)前記カレントピクチャと前記1つ前の参照可能ピクチャでシーンチェンジが検出され、|X|≧Xthかつ|Y1−Y2|≧Ythの場合、前記1つ前の参照可能ピクチャをフラッシュ画像と判定し、(2)前記1つ前の参照可能ピクチャと前記2つ前の参照可能ピクチャでシーンチェンジが検出され、|X|≧Xthかつ|Y2−Y3|≧Ythの場合、前記1つ前及び2つ前の参照可能ピクチャをフラッシュ画像と判定し、(3)前記カレントピクチャと前記1つ前の参照可能ピクチャでシーンチェンジが検出され、|X|≧Xthかつ|Y1−Y3|≧Ythの場合、前記1つ前及び2つ前の参照可能ピクチャをフラッシュ画像と判定し、(4)前記カレントピクチャと前記2つ前の参照可能ピクチャでシーンチェンジが検出され、|X|≧Xthかつ|Y1−Y3|≧Ythの場合、前記1つ前及び2つ前の参照可能ピクチャをフラッシュ画像と判定するフラッシュ判定部と、前記1つ前の参照可能ピクチャがフラッシュ画像と判定されなかった場合に前記1つ前の参照可能ピクチャを参照して前記予測フレームを算出し、前記1つ前の参照可能ピクチャがフラッシュ画像と判定された場合に前記2つ前の参照可能ピクチャを参照して前記予測フレームを算出し、前記1つ前及び2つ前の参照可能ピクチャがフラッシュ画像と判定された場合に前記3つ前の参照可能ピクチャを参照して前記予測フレームを算出する予測フレーム算出部とを備えることを特徴とする。なお、ここでブロックのサイズは任意と考えてよい。ブロックのサイズが大きいほど動きに対する差分値の増減が緩やかになる。
本発明により、フラッシュ直後の画像の乱れを防ぐことができる。
本発明の実施の形態に係る動画像符号化装置を示すブロック図である。 フラッシュ画像とシーンチェンジの関係を示す図である。 輝度ブロック累算部の算出方法を示す図である。 輝度累算部の算出方法を示す図である。 予測フレームを算出する際に参照するピクチャの選択例を示す図である。 予測フレームを算出する際に参照するピクチャの選択例を示す図である。
本発明の実施の形態に係る動画像符号化装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る動画像符号化装置を示すブロック図である。この動画像符号化装置はフレーム間予測を用いた符号化を行う。
入力動画像信号は、同じ信号を繰り返し複数回再生可能なディジタルVTRやDVDシステムのようなビデオ記録再生機器によって再生される動画像信号(映像信号)である。入力動画像信号の符号化対象フレームにはIピクチャ、Pピクチャ及びBピクチャの3種類の画像タイプがある。
Iピクチャは、自分のピクチャ情報のみで符号化を行うピクチャであり、最も綺麗だが、最も符号量を多く必要とする。Pピクチャは、自分のピクチャ情報のみの符号化と自分より過去のピクチャを参照して符号化を行うピクチャであり、Bピクチャより綺麗だが、Bピクチャより符号量が多い。Bピクチャは、自分より過去・未来のピクチャを参照して符号化を行うピクチャであり、3ピクチャ中最も符号量を少なくできる。また、一般的には、IピクチャとPピクチャは他のピクチャを符号化する際に参照できる参照可能ピクチャであるが、Bピクチャは参照不可ピクチャである。
ビデオインターフェース1は入力動画像信号を入力し、符号化対象フレームを出力する。減算器2は、符号化対象フレームと予測フレームとの差を算出する。離散コサイン変換器3は、減算器2の出力を一定の大きさのブロック単位で離散コサイン変換(DCT)する。量子化部4は、離散コサイン変換により得られたDCT係数データを量子化する。
逆量子化部5は、量子化されたDCT係数データを逆量子化する。逆離散コサイン変換器6は、逆量子化されたDCT係数データを逆離散コサイン変換(逆DCT)する。加算器7は、逆離散コサイン変換器6の出力と予測フレームを加算し、その加算結果を参照可能ピクチャとしてビデオメモリ8に記憶させる。
動き補償予測部9は符号化対象フレームがIピクチャの場合は動きベクトル検出を行わず、予測フレームとして0を出力し、符号化対象フレームがPピクチャ又はBピクチャの場合は、符号化対象フレームからマクロブロック毎に動きベクトルを検出し、予測フレームを生成する。
動きベクトルの検出は、符号化対象フレームとビデオメモリ8に記憶されている参照可能ピクチャとの間でマクロブロック単位で行われる。具体的には、符号化対象フレームのマクロブロックに対して参照可能ピクチャの最も相関の高いマクロブロックを検出することにより、符号化対象フレームのマクロブロックが参照可能ピクチャのどのマクロブロックから動いたものかを示す情報が動きベクトルとして検出される。動き補償予測部9は、この動きベクトルを用いて参照可能ピクチャに対して動き補償を行って予測フレームを算出する。
動き補償予測部9からは動き補償予測の予測モードと動きベクトルを示す予測モード/動きベクトル情報も出力される。エントロピー符号化部10は、量子化されたDCT係数データと予測モード/動きベクトル情報をそれぞれ符号化する。このようにしてエントロピー符号化部10は、符号化対象フレームと予測フレームとの差分値を符号化する。
ヘッダ/シンタクス付加部11は、符号化結果にシンタクス情報を付加する。予測フレームとする画像には、シンタクス情報としてref−idxという番号を割り当てる。現在処理しているカレントピクチャに時間的に近い順にref−idxを0から順に振っていく。
シーンチェンジ検出部12は、符号化対象フレームのカレントピクチャ、1つ前及び2つ前の参照可能ピクチャについてそれぞれシーンチェンジ(SC)の有無を検出する。図2はフラッシュ画像とシーンチェンジの関係を示す図である。1ピクチャ前のみ全面がフラッシュ画像である場合、カレントピクチャと1つ前の参照可能ピクチャでシーンチェンジが検出される(パターン1)。2ピクチャ前の全面がフラッシュ画像であり、1ピクチャ前の画面の1/3がフラッシュ画像(画面の1/3が白くなっている)である場合、1つ前の参照可能ピクチャと2つ前の参照可能ピクチャでシーンチェンジが検出される(パターン2)。2ピクチャ前の画面の1/3がフラッシュ画像であり、1ピクチャ前の全面がフラッシュ画像である場合、カレントピクチャと1つ前の参照可能ピクチャでシーンチェンジが検出される(パターン3)。2ピクチャ前の全面がフラッシュ画像であり、1ピクチャ前の画面の2/3がフラッシュ画像(画面の2/3が白くなっている)である場合、カレントピクチャと2つ前の参照可能ピクチャでシーンチェンジが検出される(パターン4)。2ピクチャ前の画面の2/3がフラッシュ画像であり、1ピクチャ前の全面がフラッシュ画像である場合、カレントピクチャと2つ前の参照可能ピクチャでシーンチェンジが検出される(パターン5)。
図3は輝度ブロック累算部の算出方法を示す図である。輝度ブロック累算部13は、カレントピクチャと1つ前の参照可能ピクチャとの間で対応するブロックの輝度の累算値ごとの差を1ピクチャ分累算したものをXとして算出する。なお、ブロックは、ここでは16画素x16画素のマクロブロックであるが、これに限らず4画素x4画素、8画素x8画素、16画素x32画素等のブロックでもよい。
図4は輝度累算部の算出方法を示す図である。輝度累算部14は、1つ前の参照可能ピクチャとカレントピクチャの輝度の累算値同士の差分をY1とし、2つ前の参照可能ピクチャとカレントピクチャの輝度の累算値同士の差分をY2とし、3つ前の参照可能ピクチャとカレントピクチャの輝度の累算値同士の差分をY3として、互いの差を算出する。
フラッシュ判定部15は、第1の閾値をXthとし、第2の閾値をYthとして、以下のようにフラッシュ画像を判定する。
(1)カレントピクチャと1つ前の参照可能ピクチャでシーンチェンジが検出され、|X|≧Xthかつ|Y1−Y2|≧Ythの場合、1つ前の参照可能ピクチャをフラッシュ画像と判定する(図2のパターン1に該当)。
(2)1つ前の参照可能ピクチャと2つ前の参照可能ピクチャでシーンチェンジが検出され、|X|≧Xthかつ|Y2−Y3|≧Ythの場合、1つ前及び2つ前の参照可能ピクチャをフラッシュ画像と判定する(図2のパターン2に該当)。
(3)カレントピクチャと1つ前の参照可能ピクチャでシーンチェンジが検出され、|X|≧Xthかつ|Y1−Y3|≧Ythの場合、1つ前及び2つ前の参照可能ピクチャをフラッシュ画像と判定する(図2のパターン3に該当)。
(4)カレントピクチャと2つ前の参照可能ピクチャでシーンチェンジが検出され、|X|≧Xthかつ|Y1−Y3|≧Ythの場合、1つ前及び2つ前の参照可能ピクチャをフラッシュ画像と判定する(図2のパターン4,5に該当)。
そして、フラッシュ判定部15は、フラッシュ画像を検出すると、フラッシュ画像の直前のフレームに予測フレームを変更するように指示する。この指示を受けた動き補償予測部9は、1つ前の参照可能ピクチャがフラッシュ画像と判定されなかった場合に1つ前の参照可能ピクチャを参照して予測フレームを算出し、1つ前の参照可能ピクチャがフラッシュ画像と判定された場合に2つ前の参照可能ピクチャを参照して予測フレームを算出し、1つ前及び2つ前の参照可能ピクチャがフラッシュ画像と判定された場合に3つ前の参照可能ピクチャを参照して予測フレームを算出する。
図5及び図6は、予測フレームを算出する際に参照するピクチャの選択例を示す図である。図5は参照可能ピクチャ(I又はPピクチャ)までの間隔Mが1の場合である。1ピクチャフラッシュの場合には1つ前のピクチャを参照し、2ピクチャフラッシュの場合には2つ前のピクチャを参照して、フラッシュ画像を参照しないようにする。
図6はMが3、次のIピクチャまでの間隔Nが15であり、4番のPピクチャがフラッシュ画像の場合である。7番のPピクチャを符号化する際には4番のPピクチャを参照せず、1番のIピクチャを参照する。
もしIピクチャがフラッシュ画像だった場合、その直後のピクチャをPピクチャに変更して符号化を行う。それ以降はその変更に合わせたGOP構成で符号化を行う。なお、直後のピクチャをIピクチャにしてもよいが、符号が大量に発生してしまう。また、Bピクチャがフラッシュ画像だった場合、そもそもBピクチャは参照されないので、通常通り符号化を行う。
また、参照する画像のref−idxが小さいほど符号量が軽減されるため、参照しないフラッシュ画像に一番符号量が有利になる番号ref−idx=0を割り当てるのはもったいない。そこで、フラッシュ判定部15は、フラッシュ画像を検出すると、フラッシュ画像の直前のフレームのref−idxを0に変更するようにヘッダ/シンタクス付加部11に指示する。
本実施の形態において、輝度ブロック累算部13の算出結果Xは、1画素ごとに輝度の差を累積したものよりもピクチャの動きに対して反応(差分値の増減)が緩やかになる。輝度累算部14が算出するY1,Y2,Y3の互いの差は、輝度ブロック累算部13の算出結果Xよりも更にピクチャの動きに対して反応(差分値の増減)が緩やかになる。従って、これらの算出結果に基づいてシーンチェンジの算出パターンごとにフラッシュ画像を判定するため、フラッシュ画像の誤検出が少なくなる。また、2つのフレームにわたってフラッシュが発生する2ピクチャフラッシュにも対応できる。このため、フラッシュ直後の画像の乱れを防ぐことができる。
9 動き補償予測部(予測フレーム算出部)、10 エントロピー符号化部(符号化部)、12 シーンチェンジ検出部、13 輝度ブロック累算部、14 輝度累算部、15 フラッシュ判定部

Claims (1)

  1. フレーム間予測を用いた符号化を行う動画像符号化装置であって、
    符号化対象フレームと予測フレームとの差分値を符号化する符号化部と、
    前記符号化対象フレームのカレントピクチャ、その1つ前及び2つ前の参照可能ピクチャについてそれぞれシーンチェンジの有無を検出するシーンチェンジ検出部と、
    前記カレントピクチャと前記1つ前の参照可能ピクチャとの間で対応するブロックの輝度の累算値ごとの差を1ピクチャ分累算したものをXとして算出する輝度ブロック累算部と、
    前記1つ前の参照可能ピクチャと前記カレントピクチャの輝度の累算値同士の差分をY1とし、前記2つ前の参照可能ピクチャと前記カレントピクチャの輝度の累算値同士の差分をY2とし、前記カレントピクチャの3つ前の参照可能ピクチャと前記カレントピクチャの輝度の累算値同士の差分をY3として、互いの差を算出する輝度累算部と、
    第1の閾値をXthとし、第2の閾値をYthとして、(1)前記カレントピクチャと前記1つ前の参照可能ピクチャでシーンチェンジが検出され、|X|≧Xthかつ|Y1−Y2|≧Ythの場合、前記1つ前の参照可能ピクチャをフラッシュ画像と判定し、(2)前記1つ前の参照可能ピクチャと前記2つ前の参照可能ピクチャでシーンチェンジが検出され、|X|≧Xthかつ|Y2−Y3|≧Ythの場合、前記1つ前及び2つ前の参照可能ピクチャをフラッシュ画像と判定し、(3)前記カレントピクチャと前記1つ前の参照可能ピクチャでシーンチェンジが検出され、|X|≧Xthかつ|Y1−Y3|≧Ythの場合、前記1つ前及び2つ前の参照可能ピクチャをフラッシュ画像と判定し、(4)前記カレントピクチャと前記2つ前の参照可能ピクチャでシーンチェンジが検出され、|X|≧Xthかつ|Y1−Y3|≧Ythの場合、前記1つ前及び2つ前の参照可能ピクチャをフラッシュ画像と判定するフラッシュ判定部と、
    前記1つ前の参照可能ピクチャがフラッシュ画像と判定されなかった場合に前記1つ前の参照可能ピクチャを参照して前記予測フレームを算出し、前記1つ前の参照可能ピクチャがフラッシュ画像と判定された場合に前記2つ前の参照可能ピクチャを参照して前記予測フレームを算出し、前記1つ前及び2つ前の参照可能ピクチャがフラッシュ画像と判定された場合に前記3つ前の参照可能ピクチャを参照して前記予測フレームを算出する予測フレーム算出部とを備えることを特徴とする動画像符号化装置。
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