JP5898693B2 - 分析方法における電気化学的分析のための新規なフェロセン標識およびそれらの使用 - Google Patents
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Description
[式中、Fcは、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、Fc’は、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、Fcと同じであってよく又は異なってよく;Xは、−O−、−S−又は−NR5−によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;Yは、−O−、−S−又は−NR5−によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;Zは、−O−、−S−、シクロアルキル、−CO−、−CONR1−、−NR1CO−又は−NR1−によって必要に応じて置換されてよい及び/又は必要に応じて中断されてよいC1〜C12アルキレン鎖であり、ここで、R1は、水素又はC1〜C4アルキルを表し;及びRは、リンカー基である。]
で示される化合物の標識としての使用を提供する。
[式中、Fcは、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、Fc’は、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、Fcと同じであってよく又は異なってよく;xは、1又は2であり;yは、1又は2であり;zは、1〜8であり;及びRは、リンカー基である。]
で示される化合物の電気化学的標識としての使用を提供する。好ましくは、x及びyは、それぞれ1に等しい。
[式中、Fcは、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、Fc’は、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、Fcと同じであってよく又は異なってよく;Xは、−O−、−S−又は−NR5−によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;Yは、−O−、−S−又は−NR5−によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;Zは、−O−、−S−、シクロアルキル、−CO−、−CONR1−、−NR1CO−又は−NR1−によって必要に応じて置換されてよい及び/又は必要に応じて中断されてよいC1〜C12アルキレン鎖であり、ここで、R1は、水素又はC1〜C4アルキルを表し;及びRは、酸素原子を有するリンカー基である。]
で示される化合物を官能性化合物と反応させて、一般式III:
A−L−F III
[式中、Aは、一般式Ia
(ここで、Fc、Fc’、X、Y及びZは、一般式Iを参照して上記のとおりである。)
を表し、Fは、官能基、特に、標識化残基の基質への結合のために基質と反応させるための官能基を表し;及びLは、リンカー残基を表す。]
で示される官能性標識化合物を得ることを有する。リンカー残基Lは、概して、リンカー基Rから誘導可能なリンカー残基である。例えば、RがOH基であり、又はOH基を有する場合に、Lは、通常−O−を表す又は有する。
A−L−F III
[式中、A、F及びLは上記の通りである。]
で示される化合物を基質と反応させることを有する。
A−L−F III
[式中、A、F及びLは上記の通りである。]
を有する。
A−L−F’−[S] IIIa
[式中、Aは、一般式Ia:
(ここで、Fcは、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、Fc’は、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、Fcと同じであってよく又は異なってよく;Xは、−O−、−S−又は−NR5−によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;Yは、−O−、−S−又は−NR5−によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;Zは、−O−、−S−、シクロアルキル、−CO−、−CONR1−、−NR1CO−又は−NR1−によって必要に応じて置換されてよい及び/又は必要に応じて中断されてよいC1〜C12アルキレン鎖であり、ここで、R1は、水素又はC1〜C4アルキルを表す。)
を表し、L〜F’は、リンカー残基を表し;[S]は、基質を表す。]
で示される標識化基質を提供する。リンカー残基−L−F’−は、一般に、一般式IIIの残基−L−F−から誘導可能である残基である。
を含む。置換基は、存在する場合に、例えば、ヒドロキシ、ハロ、シアノ、オキソ、アミノ、エステル又はアミドから選択される1以上の基により必要に応じて置換されてよいC1−C4アルキル;C1−C4アルケニル;ヒドロキシ、ハロ、シアノ、オキソ、アミノ、エステル又はアミドにより置換されているC1−C4アルケニル;アリール;又はヒドロキシ、ハロ、シアノ、オキソ、アミノ、エステル又はアミドにより置換されているアリールであってよい。
A−L−F III
[式中、A〜Lは、好ましくは、一般式Iで示される化合物から誘導される残基であり、Fは官能基である]
で示された官能性標識化合物。
一般式IIIで示される好適な官能性標識化合物は、一般式IIIb:
A−O−F IIIb
[式中、A−Oは、好ましくは、一般式Iのリンカー基Rがヒドロキシル又はヒドロキシル含有基であり又は保護されているヒドロキシル基である場合に、ヒドロキシ水素原子又は保護基の損失によって、一般式Iで示される化合物から誘導される残基であり、Fは官能基である。]
で示される化合物を含む。
[式中、Fcは、置換されているフェロセニル残基であり、Fc’は、置換されているフェロセニル残基であり、Fcと同じ又は異なってよく;Xは、C1〜C6アルキレン鎖であり、必要に応じて、−O−、−S−、又は−NR5−によって中断され、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを示し;
Yは、C1〜C6アルキレン鎖であり、必要に応じて、−O−、−S−、又は−NR5−によって中断され、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを示し;
Zは、C1〜C12アルキレン鎖であり、−O−、−S−、シクロアルキル、−CO−、−CONR1−、−NR1CO−又は−NR1−によって、必要に応じて置換されてよく及び/又は必要に応じて中断されてよく、ここで、R1は水素又はC1〜C4アルキルを表し、Rはリンカー基である。]
で示される化合物を提供する。
[式中、Fc及びFc’は、それぞれ置換されていないフェロセニル残基であり、
Xは、C1〜C6アルキレン鎖であり、必要に応じて、−O−、−S−、又は−NR5−によって中断され、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを示す。
Yは、C1〜C6アルキレン鎖であり、必要に応じて、−O−、−S−、又は−NR5−によって中断され、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを示す。
Zは、C6〜C12アルキレン鎖であり、又は1以上の置換基により置換されている又は−O−、−S−、シクロアルキル、−CO−、−CONH−、−NHCO−若しくは−NR1−から選択される基により中断されているC6〜C12アルキレンであり(ここで、R1は水素又はC1〜C4アルキルを表す。)、Rはリンカー基である。]
で示される化合物を提供する。
フェロセンカルボン酸は、シグマ−アルドリッチから得た。フェロセンカルボアルデヒドは、シグマ−アルドリッチから得た。
6−アミノヘキサノールは、シグマ−アルドリッチから得た。
グリシンは、シグマ−アルドリッチから得た。
N,N-ジイソプロピルエチルアミンは、シグマ−アルドリッチから得た。
2−シアノエチルジイソプロピルクロロホスホラミダイトは、シグマ−アルドリッチから得た。
濃度1mg/mLにおけるパパイン溶液は、シグマ−アルドリッチから得た。
Anti−goat IgG及びビオチン化したgoat IgGは、シグマから得た。
PCR法は、PTC−100又はPTC−200Programmable Thermal Controller(MJ Research社)を用いて行い、又はPeqLabのフラットベッドサーモサイクラーのStreptavidin(ストレプトアビジン)コーティング・マイクロタイタ−ウェルは、Sigma Screen(商標登録)の高密度ウェルであった。
電極は、インクベースであり、ポリマー基質(例えば、Mylar)上にスクリーン印刷され、続いて、GM Nameプレート(ワシントン州シアトル)により熱硬化製造される。
N,N−ジフェロセニルメチル−6−アミノヘキサノールの合成(標識A)
乾燥THF(25mL)におけるフェロセンカルボアルデヒド(2.1g、9.81mmol)及び6−アミノヘキサン−1−オール(0.5g、4.27mmol)を、オーブンで乾燥したフラスコに加えた。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.3g、10.90mmol)を、溶液に分割添加した。反応を一晩中放置した。反応は、エチルアセテート(40mL)内で起こり、NaCO3(飽和;20mL)、ブライン(20mL)及びMilliQ水(20mL)で、有機層を洗浄した。次いで、有機分画を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、溶媒を真空中で除去した。次いで、粗生成物は、9:1の溶液B:溶液A(溶液A:エチルアセテート95%TEA5%、溶液B:石油エーテル40−60 95%、TEA5%)を用いて、純粋な生成物(ダークオレンジ固体)を生じるように、並べられる(columned)。85%の収率 1H NMR (300MHz, CDC13)δ4.18 (2H, s, Cp), 4.17 (2H, s, Cp), 4.13 (15H, s, Cp), 3.66 (4H, t, J = 6.25Hz, CH2), 3.48 (2H, s, CH2), 2.20 (2H, t, J = 6, CH2), 1.59 - 1.31 (6H, m, CH2). 13CNMR (75.5 Hz, CDC13) δ 77.83, 77.40, 76.98, 70.58, 68.88, 63.36, 53.02, 52.17, 33.10, 27.43, 25.88. HRMS (ESI) C28H33N1O1Fe2(m/z)としての計算値:519.1430;実測値:519.1438
ジ−((ジメチルアミノ)メチルフェロセニルメチル)−6−アミノヘキサノールの合成(標識B)
(a)ジメチルアミノ)メチルフェロセンカルボアルデヒド (ジアミノメチル)メチルフェロセンの合成(1g、5mmol)はEt2Oに溶解し、n−ブチルリチウム(2.51mL、6.25mmol)をゆっくりと加えて、反応混合物を16時間室温で攪拌した。
1H NMR (300MHz, CDC13) δ 9.81 (1H, s, CHO), 4.21 (2H, s, Cp), 4.14 (5H, s, Cp), 3.64 (2H, s, CH2), 2.08 (6H, s, NMe2) 13CNMR (75.5 Hz, CDC13) δ 193.2, 86.7, 83.4, 77.8, 77.5, 77.0, 76.62, 75.8, 71.8, 70.3, 70.2, 70.0, 68.4, 68.0, 59.2, 56.6, 44.8, 44.7. HRMS (ESI) C14H18N1O1Fe1(m/z)として計算値:272.0737;実測値:272.0731。
Ref: Biot, C, Glorian, G., Maciejewski, L. A., Brocard, J. S., Domarle, O., Blampain, G., Millet, P., Georges, A. J., Abessolo, H., Dive, D., Lebibi, J. J. Med. Chem. 1997, 40, 3715- 3718.
標識B
(ジメチルアミノ)メチルフェロセンカルボアルデヒド(1.1g、4.04mmol)を乾燥THF(30mL)に溶解した。次いで、6−アミノヘキサン−1−オール(0.25g、2.13mmol)を加えた。続いて、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.3g、6.16mmol)を反応混合物に加えた。溶液を、一晩中室温で、窒素下で攪拌した。次いで、エチルアセテート(20ml)及び1NのNaOH(飽和;20mL)を加え、続いて、有機層を、NaCO3(25mL)、ブライン(25mL)及びMilliQフィルター処理水(25mL)により抽出し、次いで、MgSO4上で乾燥し、及び真空中で溶媒を除去し、オレンジ油を得た(0.95、75%)。
1H NMR (300MHz, CDC13) δ 4.18 (2H, s, Cp), 4.17 (2H, s, Cp), 4.13 (15H, s, Cp), 3.66 (4H, t, J = 6.25Hz, CH2), 3.48 (2H, s, CH2), 2.20 (2H, t, J = 6, CH2), 2.17 (12H, s, CH3) 1.59 - 1.31 (6H, m, CH2). HRMS (ESI) C34H49N301Fe2 (m/z)として計算値:627.3012;実測値:627.3126。
2-((ジフェロセニルメチル)アミノ)−1−(4−ヒドロキシメチル)ピペリジン-l-yl)エタノンの合成(標識C)
(a)N,N−(ジフェロセニルメチル)グリシンの合成
フェロセンカルボアルデヒド(2.1g)を、乾燥THF(20mL)を有する丸底のフラスコに加えた。グリシン(0.5g)を溶液に加え、反応をN2下で攪拌した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.3g)を、攪拌溶液に分割添加した。反応を一晩中攪拌した。溶液は、エチルアセテート(40mL)と1Mの水酸化ナトリウム水溶液(40mL)の間で分割した。有機分画を、飽和NaHCO3水溶液(飽和;20mL)、ブライン(40mL)及び水(40mL)により洗浄した。有機分画を、MgSO4を用いて乾燥し、溶媒を除去した。次いで、粗生成物を並べた(溶媒A:石油エーテル40−60:TEA 95:5、溶媒B:エチルアセテート:TEA 95:5)。生成物はダークオレンジ固体(80%)であった。1H NMR (250 MHz, CDC13) δ 4.099 (1H, s, CpH), 4.052 (1H, s, CpH), 4.022 (7H, s, FcCpH), 3.549 (4H, t, J = 6.75, 2 x CH2), 3.348 (2H, s, CH2), 1.979 (1H, s, OH). 13CNMR (75.5Hz, CDC13) δ 171.5, 78.0, 77.5, 77.1, 68.9, 67.4, 61.1. HRMS (ESI) C24H25N1O2Fe2 (m/z)として 計算値: 477.3974;実測値:477.4213。
N2下において0℃で乾燥DCM(100mL)内で上記3(a)で得られるジ−フェロセニルグリシン誘導体の攪拌溶液に、乾燥DCM(2mL)における塩化オキサリル(0.87mL)を、均圧滴下漏斗を用いて滴下して加えた。反応は室温まで上昇し、2時間攪拌した。次いで、溶媒を除去し、酸塩化物生成物を乾燥DCM(75mL)内に加えた。乾燥DCM(75mL)内の6−アミノヘキサン−1−オール(0.56g)を0℃N2下で滴下漏斗を用いて滴下して加えた。続いて、室温まで上昇しながら反応を2時間に亘って攪拌した。次いで、溶液をNaHCO3(飽和;100mL)及び1.0MのHCL(100mL)で洗浄した。有機分画をMgSO4上で乾燥し、次いで、溶媒を除去し、生成物を得た(85%)。オレンジ/イエロー固体。1H NMR (250MHz, CDC13) δ 4.11 (12H, s, FcCp), 3.65 (4H, t, J = 6.0Hz, CH2), 3.55 (2H, s, CH2), 1.48 - 1.18 (5h, m, CH2). 13CNMR (75.5Hz, CDC13) δ 173.32, 77.80, 77.39, 76.90, 62.10, 38.85, 35.45, 32.02, 30.67, 26.75, 25.54, 25.44. m/z: 576.
ホスホラミダイト官能基を結合するための一般的な合成法
上記の反応式において出発材料として示されるフェロセニル誘導体を説明し、上記の実施例1〜3又は以下の実施例9〜13で製造される全ての化合物のモル当量で置換されてよい。
1H NMR (500MHZ, CDC13) 6 4.23 (2H, s, Cp), 4.18 (2H, s, Cp), 4.13 (15H, s, Cp), 3.90- 3.82 (2H, m, CH2), 3.71-3.54 (4H, m, CH2), 3.44 (4H, s, CH2), 2.64 (2H, t, J = 6, CH2), 2.35 (2H, t, J = 6.5, CH2), 1.69 - 1.35 (85H, m, CH2, CH), 1.23 (12H, t, J = 7, CH3). 31PNMR (DEC) (202.5Hz, CDC13) δ 147.23. HRMS (ESI) C39H53N4O3Fe2P1 (m/z)として計算値: 768.0973;実測値:768.1254。
オリゴヌクレオチドプローブと結合した標識Aの使用
オリゴヌクレオチドの合成を、標準オリゴヌクレオチド固相合成技術を用いて行い、ヌクレオチドを、オリゴヌクレオチドストランド(鎖)の5’末端に段階的に加えた。オリゴヌクレオチド鎖へのそれぞれの添加は、デ−ブロッキング、カップリング、キャッピング及び酸化工程である4つの反応を有する。オリゴヌクレオチド配列が所望の長さに完成すると、電気化学的標識を、ホスホラミダイト結合を用いて加えた。
5’及び3’ターゲット特定プライマー及びウラシルDNAグリコシラーゼ(UDG)工程を用いた標準PCR法により、ターゲット配列をChlamydia trachomatisターゲットから増幅した。PCR条件を以下の表1に要約した。PCR反応が完了したときに、5’と3’のプライマーの間におけるターゲット上の位置の中間の配列に相補的なオリゴヌクレオチドプローブ(5’末端において電気化学的標識Aにより標識した)を、PCR反応生成物に加えて、アンプリコン上のそのターゲットに対してアニールした。T7エキソヌクレアーゼ(二重鎖の核酸のために特定されている)を管に加え、それがdsRNAを分解するのを可能するように培養した。プローブを、PCRアンプリコンに対してアニール(結合)する程度まで、T7エキソヌクレアーゼによって分解した。次いで、電気化学的検出を行い、標識Aにより標識された分解生成物ヌクレオチドのために、0.2Vの特徴的な酸化還元電位におけるピークを示した。
37℃ x 10分
94℃ x 10分
PCRプロトコール:
94℃ x 30 秒
58℃ x 45 秒
72℃ x 60秒
繰り返し工程 x 39 サイクル (合計で40サイクル)
72℃ x 7 分
図5は、Chlamydia trachomatisの陽性試料(強いピーク)及び陰性試料(ピークの欠如)の両方のための既知の(標識の特定の)酸化還元電位におけるピーク高さを電流として示す。
qPCRに対する性能の比較
a)図10は、ノロウィルスのための、標識Aプローブを用いた電気化学的検出とSYBR GreenベースのqPCR分析との間の比較を示す。材料及びプロトコールは以下のとおりである:
Bioline SensiMix dU
Bioline 1X SYBR Green
0.3μM フォワードプライマー
0.3μM リバースプライマー
0.5U UNG
UNG プロトコール:
37 ℃ x 10 分
60 ℃ x 2 分
qPCR プロトコール:
95 ℃ x 10 分(taq活性化工程)
95 ℃ x 15 分
45 ℃ x 10 分
72 ℃ x 10 分(SYBR取得)
繰り返し最終3工程 x 39 サイクル (合計で40 サイクル)
1 ℃ずつ増加における47 ℃ - 95 ℃(特定でない増幅のためにチェックするように溶融されるエンドポイント)
タンパク質と直接結合した標識A
a)図12aは、活性NHSエステル(N−ヒドロキシスクシンイミドエステルを用いて、市販のanti−goat lgGの第1級アミンに直接結合している標識Aを用いたボルタメトリックスキャンである。
ミクロ粒子と結合した標識A
ビオチン分子を標識Aと結合した。自動化オリゴヌクレオチド・シンセサイザーで又は標準的な研究室条件を用いて、ビオチンのN−ヒドロキシスクシンイミド(NHS)エステルによるフェロセニルホスホラミダイト標識の反応により、ビオチン化を行うことができる。常磁性のトレプトアビジン粒子を、3回(ホスフェート緩衝液)洗浄し、ビオチン化標識と混合し、混合しながら室温で1時間培養した。粒子を2回(ホスフェート緩衝液)洗浄し、1回(PCR緩衝液)洗浄した。それらを、仕上緩衝液(PCR緩衝液)で再懸濁した。各々の洗浄工程の後に、上澄液(上清)を、電気化学的信号用に試験し、上澄液が、遊離した(又は自由な)電気化学的標識の表示を示さなくなるまで、必要に応じて洗浄を繰り返した。
(N,N−ジフェロセニルメチル−2−アミノエトキシ)エタノール(標識D)の合成
乾燥THF(25mL)内におけるフェロセンカルボアルデヒド(2.1g、9.81mmol)と(アミノエトキシ)エタノール(0.5g、4.27mmol)をオーブンで乾燥したフラスコに加えた。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.3g、10.90mmol)を溶液に分割添加した。反応を一晩中放置した。反応物をエチルアセテート(40mL)内に加え、有機層を、NaCO3(飽和;20mL)、ブライン(20mL)及びMilliQ水(20mL)で洗浄した。次いで、有機分画を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、溶媒を真空中で除去した。次いで、粗生成物を、純粋な生成物標識D(ダークオレンジ固体)を生じるように、9:1の溶液B:溶液A(溶液A:エチルアセテート95% TEA 5%、溶液B:石油エーテル 40−60 95%、TEA 5%)を用いて、並べた。
85% 収率;1H NMR (300MHz, CDC13) δ 4.18 (2H, s, Cp), 4.17 (2H, s, Cp), 4.13 (15H, s, Cp), 3.66 (4H, t, J = 6.25Hz, CH2), 3.48 (2H, s, CH2), 2.20 (2H, t, J = 6, CH2). 13CNMR (75.5 Hz, CDC13) δ 77.83, 77.40, 76.98, 70.58, 68.88, 63.36, 53.02, 52.17, 33.10, 27.43, 25.88. HRMS (ESI) C26H33N102Fe2 (m/z)として計算値501.1430 実測値 501.1438。
ジ−フェロセニルグリシンアミノアルコールの合成
N,N−2(ジフェロセニルメチルアミノ)アセチル−6−アミノヘキサノールは、N−(6−ヒドロキシヘキシル)−2−((ジフェロセニルメチル)アミノ)−アセトアミド(標識E)とも呼ばれる。
乾燥DCM内(2mL)における塩化オキサリル(0.87mL)を、0℃N2下で乾燥DCM(100mL)においてジフェロセニルグリシン(実施例3aに記載されるように得られる)の攪拌溶液に、均圧漏斗を用いて滴下して加えた。反応は室温まで暖まり、2時間攪拌した。次いで、溶媒を除去し、酸塩化物生成物を、乾燥DCM内(75mL)に加えた。乾燥DCM(75mL)内の6−アミノヘキサン−1−オール(0.56g)を、0℃N2下で滴下漏斗を用いて、滴下して加えた。室温まで温めながら反応を2時間攪拌した。次いで、反応を、NaHCO3(飽和;100mL)と1.0MのHCl(100mL)により洗浄した。有機分画をMgSO4上で乾燥し、次いで、溶媒を、生成物標識E(85%)を得るように除去した。オレンジ/黄色固体。lH NMR (250MHz, CDC13) δ 4.11 (12H, s, FcCp), 3.55 (4H, t, J = 6.0Hz, CH2), 3.31 (2H, s, CH2), 1.48 - 1.18 (12h, m, CH2). 13CNMR (75.5Hz, CDC13) δ 173.32, 77.80, 77.39, 76.90, 62.10, 38.85, 35.45, 32.02, 30.67, 26.75, 25.54, 25.44. HRMS (ESI) C24H25N102Fe2 (m/z)として計算値: 576.0988 実測値 576.1264.
6−(ビス((1’-ビニルフェロセニル)1-メチルフェロセニル)アミノ)ヘキサン-l−オール
1’−ビニルフェロセンカルボアルデヒド(122mg、0.5mmol)を乾燥THF(5cm3)内に溶解し、6−アミノヘキサン−l−オール (29mg、0.25mmol) 及びナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(205mg、1.25mmol)で連続して処理した。溶液を室温で一晩攪拌した。この時間の後に、反応を、10cm3の飽和したNaHCO3を添加することによりクエンチした。有機層を分離し、次いで、液層は、エチルアセテート(3x103cm)により再び抽出した。組み合わされた有機抽出物を、硫酸マグネシウム上で乾燥し、フィルター処理(又は濾過)し、赤い固体を与えるように真空中で濃縮した。生成物をシリカクロマトグラフィーにより浄化し、1:1(エチルアセテート:ヘキサン)の1%水酸化アンモニアを溶出し、オレンジ油72mgとして、50%収率で所望の生成物を与えた。
1H NMR (500 Mhz; CDC13) δH 6.38 (2H, dd, J 17.6, 10.7 =CH), 5.30 (2H, dd, J 10.7, 1.5, =CH2), 5.03 (2H, dd, J 10.7, 1.5, = CH2), 4.25 (4H, t, J 1.8, CpH), 4.15 (4H, t, J 1.8, CpH), 4.07 (8H, s, CpH), 3.59 (2H, t, J 6.6, OCH2), 3.32 (4H, s, 2 x FCCH2), 2.23, (2H, app t, J 7.4, NCH2), 1.49 - 1.55 (2H, m, CH2), 1.33-1.39 (2H, m, CH2), 1.22-1.33 (4H, m, CH2); 13CNMR (125 Mhz; CDC13) 5C 134.3, 111.3, 83.7, 83.6, 71.4, 69.2, 69.0, 67.2, 62.8, 52.1, 32.7, 27.1, 25.5; HRMS, m/z (ESI) 566.1825 (1.8%, [M+H] , C32H39Fe2NOは566.1808を要求する); 電極電位: 298mV.
6−(ビス((l'-ブロモフェロセニル)l−メチルフェロセニル)アミノ)ヘキサン−1−オール
1’−ブロモフェロセンカルボアルデヒド(85mg、0.29mmol)を乾燥THF内(3cm3)内で溶解し、6−アミノヘキサン−1−オール(25mg、0.144mmol)及びナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(59.3mg、0.36mmol)で連続して処理した。溶液は、室温で一晩中攪拌した。この時間の後に、反応を、5cm3の飽和NaHCO3の添加によりクエンチした。有機層を分離し、次いで、液層は、エチルアセテート(3x103cm)を用いて再び抽出した。組み合わされた有機抽出物は、硫酸マグネシウム上で乾燥し、フィルター処理し、次いで、真空中で濃縮し、赤い固体を与えた。生成物は、シリカクロマトグラフィーにより浄化し、1:1(エチルアセテート:ヘキサン)の1%水酸化アンモニアを溶出し、黄色油17mgとして、17%収率で所望の生成物を与えた。
1H NMR (500 Mhz; CDC13) δH 4.32, (4H, t, J 1.8, FcH), 4.21 (8H, s, FcH), 4.05 (4H, t, J 1.8, FcH), 3.63 (2H, t, J6.5, OCH2), 3.46 (4H, s, FCCH2N), 2.31 (2H, t, J7.1, NCH2), 1.45-1.58 (4H, m, CH2), 1.27-1.36 (4H, m, CH2); 13CNMR (125 Mhz; CDCl3) δC 78.4, 72.9, 70.8, 70.5, 68.6, 67.9, 63.1, 62.8, 52.1, 33.0, 27.3, 26.0; HRMS, m/z (ESI) 669.7929 (2.7%, [M+H] , C28H34Fe2Br2NOは、669.9705を要求する); 電極電位: 437mV.
6− (ビス((2-メチルフェロセニル)メチル)アミノ)ヘキサン-l−オール
メチルフェロセンカルボアルデヒド(1g、5mmol)を乾燥THF内で溶解した(30cm3)。6−アミノヘキサン−1−オール(0.25g、2.13mmol)を加えた。次いで、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.3g、6.16mmol)を反応混合物に加えた。溶液を、一晩中室温で窒素下で攪拌した。エチルアセテート(20cm3)及び1MのNaOH(20cm3)を加え、有機層は、飽和したNaHCO3(25cm3)、ブライン(25cm3)及びMilliQフィルター処理水(25cm3)で抽出し、次いで、硫酸マグネシウム上で乾燥し、及び真空中で溶媒を除去し、オレンジ油を得た。粗生成物を、純粋な生成物(オレンジ油)を生じる(0.95、65%)ように、9:1の溶液B:溶液A(溶液A:エチルアセテート95% TEA5%、溶液B:石油エーテル40−60 95%、TEA5%)を用いて、並べられる。
1H NMR (300MHz; CDCl3) δH 4.18 (2H, s, CpH), 4.17 (2H, s, CpH), 4.13 (15H, s, CpH), 3.66 (4H, t, J 6.25, CH2), 3.48 (2H, s, CH2), , 2.36 (3H, s, CH3), 2.20 (2H, t, J 6.1, CH2), 1.59-1.31 (6H, m, CH2). 13CNMR (75.5 Hz; CDCl3) δC 77.8, 77.4, 76.9, 70.5, 68.9, 63.3, 53.0, 52.1, 33.1 , 27.4, 25.8, 12.4; HRMS, m/z (ESI) 539.8156 (10%, [M+H] , C30H47N1O1Fe2は、539.8232を要求する); 電極電位: 330mV.
本発明の開示内容は、以下の態様を含み得る。
[態様1]
電気化学的分析における一般式I:
[式中、Fcは、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、
Fc’は、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、Fcと同じであってよく又は異なってよく;
Xは、−O−、−S−又は−NR 5 −によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R 5 は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Yは、−O−、−S−又は−NR 5 −によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R 5 は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Zは、−O−、−S−、シクロアルキル、−CO−、−CONR 1 −、−NR 1 CO−又は−NR 1 −によって必要に応じて置換されてよい及び/又は必要に応じて中断されてよいC1〜C12アルキレン鎖であり、ここで、R 1 は、水素又はC1〜C4アルキルを表し;及び
Rは、リンカー基である。]
で示される化合物の標識としての使用。
[態様2]
Xが、酸素によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレンを表し;
Yが、酸素によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレンを表し;
Zが、酸素によって必要に応じて中断されているC1〜C8アルキレンを表す、上記の[態様1]に記載の使用。
[態様3]
Xが、xが1又は2である−(CH 2 ) x −であり;
Yが、yが1又は2である−(CH 2 ) y −であり;
Zが、zが1〜8である−(CH 2 ) z −である、上記の[態様1]に記載の使用。
[態様4]
Fc及びFc’が同じであり、X及びYが同じである、上記の[態様1]〜[態様3]のいずれか1項に記載の使用。
[態様5]
分析が、電気化学的に標識されている基質を検出する分析である、上記の[態様1]〜[態様4]のいずれか1項に記載の使用。
[態様6]
分析が、ヌクレオチド、ヌクレオシド、オリゴヌクレオチド及びポリヌクレオチドから選択される生物学的基質を検出する分析である、上記の[態様1]〜[態様5]のいずれか1項に記載の使用。
[態様7]
分析が、アミノ酸、ペプチド及びタンパク質から選択される生物学的基質を検出する分析である、上記の[態様1]〜[態様6]のいずれか1項に記載の使用。
[態様8]
電気化学的分析で用いるために標識残基を含む官能性標識付与化合物を製造する方法であって、該方法が、一般式I:
[式中、Fcは、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、
Fc’は、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、Fcと同じであってよく又は異なってよく;
Xは、−O−、−S−又は−NR 5 −によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R 5 は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Yは、−O−、−S−又は−NR 5 −によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R 5 は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Zは、−O−、−S−、シクロアルキル、−CO−、−CONR 1 −、−NR 1 CO−又は−NR 1 −によって必要に応じて置換されてよい及び/又は必要に応じて中断されてよいC1〜C12アルキレン鎖であり、ここで、R 1 は、水素又はC1〜C4アルキルを表し;及び
Rは、酸素原子を含むリンカー基である。]
で示される化合物を官能性化合物と反応させて、一般式III:
A−L−F III
[式中、Aは、一般式Ia:
(ここで、Fc、Fc’、X、Y及びZは、上記のとおりである。)
を表し、
Fは、官能基を表し;及び
Lは、リンカー基を表す。]
で示される官能性標識付与化合物を得ることを含む、官能性標識付与化合物の製造方法。
[態様9]
標識化基質の製造方法であって、該方法が、一般式III:
A−L−F III
[式中、A、F及びLは、上記の[態様8]に規定したとおりである。]
で示される化合物を基質と反応させて標識化基質を製造することを含む、標識化基質の製造方法。
[態様10]
アミノ酸、ヌクレオチド、ヌクレオシド、糖類、ペプチド、タンパク質、オリゴヌクレオチド、ポリヌクレオチド、炭水化物、ミクロ粒子及びナノ粒子から基質を選択する、上記の[態様9]に記載の方法。
[態様11]
基質が、ヌクレオチド、ヌクレオシド、オリゴヌクレオチド、及びポリヌクレオチドから選択した生物学的基質である、上記の[態様9]又は[態様10]に記載の方法。
[態様12]
基質が、アミノ酸、ペプチド及びタンパク質から選択した生物学的基質である、上記の[態様9]又は[態様10]に記載の方法。
[態様13]
上記の[態様9]〜[態様12]のいずれか1項に記載の方法で用いるための官能性標識付与化合物であって、一般式III:
A−L−F III
[式中、Aは、一般式Ia:
(ここで、Fcは、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、
Fc’は、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、Fcと同じであってよく又は異なってよく;
Xは、−O−、−S−又は−NR 5 −によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R 5 は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Yは、−O−、−S−又は−NR 5 −によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R 5 は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Zは、−O−、−S−、シクロアルキル、−CO−、−CONR 1 −、−NR 1 CO−又は−NR 1 −によって必要に応じて置換されてよい及び/又は必要に応じて中断されてよいC1〜C12アルキレン鎖であり、ここで、R 1 は、水素又はC1〜C4アルキルを表す。)
で示される標識付与残基を表し、
Lは、リンカー基を表し;
Fは、標識付与残基を基質に結合するために、基質と反応する官能基を表す。]
を有する、官能性標識付与化合物。
[態様14]
Fが、アミノ酸、ヌクレオチド、ヌクレオシド、糖類、ペプチド、タンパク質、オリゴヌクレオチド、ポリヌクレオチド、炭水化物、ミクロ粒子及びナノ粒子から選択される基質と反応する官能基を表す、上記の[態様13]に記載の官能性標識付与化合物。
[態様15]
官能基Fが、スクシンイミジルエステル基、ホスホラミダイト基、マレイミド基、ビオチン基及びアジド基から選択される、上記の[態様9]〜[態様14]のいずれか1項に記載の官能性標識付与化合物。
[態様16]
官能基が、ホスホラミダイト基である、又はホスホラミダイト基から誘導可能である、上記の[態様9]〜[態様15]のいずれか1項に記載の官能性標識付与化合物。
[態様17]
電気化学的分析で用いるための標識化基質であって、一般式IIIa:
A−L−F’−[S] IIIa
[式中、Aは、一般式Ia:
(ここで、Fcは、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、
Fc’は、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、Fcと同じであってよく又は異なってよく;
Xは、−O−、−S−又は−NR 5 −によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R 5 は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Yは、−O−、−S−又は−NR 5 −によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R 5 は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Zは、−O−、−S−、シクロアルキル、−CO−、−CONR 1 −、−NR 1 CO−又は−NR 1 −によって必要に応じて置換されてよい及び/又は必要に応じて中断されてよいC1〜C12アルキレン鎖であり、ここで、R 1 は、水素又はC1〜C4アルキルを表す。)
を表し、
L−F’は、リンカー基を表し;
[S]は、基質を表す。]
である標識化基質。
[態様18]
基質が、生物学的分子、ミクロ粒子及びナノ粒子から選択される、上記の[態様17]に記載の標識化基質。
[態様19]
基質が、アミノ酸、ヌクレオチド、ヌクレオシド、糖類、ペプチド、タンパク質、オリゴヌクレオチド、ポリヌクレオチド及び炭水化物から選択される生物学的分子である、上記の[態様17]又は[態様18]に記載の標識化基質。
[態様20]
基質が、ヌクレオチド、ヌクレオシド、オリゴヌクレオチド及びポリヌクレオチドから選択される、上記の[態様17]又は[態様18]に記載の標識化基質。
[態様21]
基質が、オリゴヌクレオチドである、又はオリゴヌクレオチドを含む、上記の[態様17]〜[態様20]のいずれか1項に記載の標識化基質。
[態様22]
基質が、アミノ酸、糖類、ペプチド、タンパク質から選択される、上記の[態様17]〜[態様19]のいずれか1項に記載の標識化基質。
[態様23]
分析ターゲットの存在を決定するための分析キットであって、上記の[態様17]〜[態様22]のいずれか1項に記載の標識化基質を含む、分析キット。
[態様24]
一般式I:
[式中、Fcは、置換されているフェロセニル残基であり、
Fc’は、置換されているフェロセニル残基であり、Fcと同じであってよく又は異なってよく;
Xは、−O−、−S−又は−NR 5 −によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R 5 は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Yは、−O−、−S−又は−NR 5 −によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R 5 は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Zは、−O−、−S−、シクロアルキル、−CO−、−CONR 1 −、−NR 1 CO−又は−NR 1 −によって必要に応じて置換されてよい及び/又は必要に応じて中断されてよいC1〜C12アルキレン鎖であり、ここで、R 1 は、水素又はC1〜C4アルキルを表し;及び
Rは、リンカー基である。]
で示される化合物。
[態様25]
各々のフェロセニル残基が、ハロ、C1〜C4アルキル、ハロアルキル、アリール、C1〜C4アルケニル及びシアノから選択される少なくとも1つの置換基により置換されている、上記の[態様24]に記載の化合物。
[態様26]
一般式I:
[式中、Fc及びFc’は、それぞれ、置換されていないフェロセニル残基であり、
Xは、−O−、−S−又は−NR 5 −によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R 5 は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Yは、−O−、−S−又は−NR 5 −によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R 5 は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Zは、C6〜C12アルキレン鎖、又は1以上の置換基により置換されている及び/又は−O−、−S−、シクロアルキル、−CO−、−CONR 1 −、−NR 1 CO−又は−NR 1 −から選択される基によって中断されているC1〜C12アルキレンであり、ここで、R 1 は、水素又はC1〜C4アルキルを表し;及び
Rは、リンカー基である。]
で示される化合物。
[態様27]
Xが、xが1〜6である−(CH 2 ) x −であり;
Yが、yが1〜6である−(CH 2 ) y −である、上記の[態様24]〜[態様26]のいずれか1項に記載の化合物。
[態様28]
Zが、酸素によって必要に応じて中断されているC6〜C8アルキレンを表す、上記の[態様24]〜[態様27]のいずれか1項に記載の化合物。
[態様29]
リンカー基Rが、化合物を官能基又は基質に結合させるように、官能基の又は基質の適合基と反応できる基を含む、上記の[態様24]〜[態様28]のいずれか1項に記載の化合物。
[態様30]
表2から選択される化合物。
[態様31]
N,N−ジフェロセニルメチル−6−アミノヘキサノール又はその類似体であって、その両方のフェロセニル基が、1以上の置換基により置換されている、N,N−ジフェロセニルメチル−6−アミノヘキサノール又はその類似体。
[態様32]
N,N−ジフェロセニルメチル−6−アミノヘキサノールから又はその類似体から誘導される標識付与残基を含む標識化基質であって、両方のフェロセニル残基が、1以上の置換基により置換されている、標識化基質。
[態様33]
核酸の検出方法であって、該方法が、プローブとアンプリコンの間のハイブリダイゼーションを可能にする条件下で、相補的な核酸プローブと核酸を接触させ、次いで、ハイブリダイズされている又はハイブリダイズされていないプローブを選択的に分解する工程を行うことを含み、
プローブを、上記の[態様24]〜[態様32]のいずれか1項に記載の化合物により標識し、該方法が、プローブを標識する化合物の電気化学的活性を測定する工程を含み、前記電気化学的活性が、プローブの分解程度に定量的に又は定性的に依存する、核酸の検出方法。
[態様34]
上記の[態様24]〜[態様32]のいずれか1項に記載の化合物により標識されているアミノ酸、ペプチド又はタンパク質の検出方法であって、化合物の電気化学的活性を測定する工程を含む、検出方法。
Claims (34)
- 電気化学的分析における一般式I:
[式中、Fcは、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、
Fc’は、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、Fcと同じであってよく又は異なってよく;
Xは、−O−、−S−又は−NR5−によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Yは、−O−、−S−又は−NR5−によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Zは、−O−、−S−、シクロアルキル、−CO−、−CONR1−、−NR1CO−又は−NR1−によって必要に応じて置換されてよい及び/又は必要に応じて中断されてよいC1〜C12アルキレン鎖であり、ここで、R1は、水素又はC1〜C4アルキルを表し;及び
Rは、リンカー基である。]
で示される化合物の標識としての使用。 - Xが、酸素によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレンを表し;
Yが、酸素によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレンを表し;
Zが、酸素によって必要に応じて中断されているC1〜C8アルキレンを表す、請求項1に記載の使用。 - Xが、xが1又は2である−(CH2)x−であり;
Yが、yが1又は2である−(CH2)y−であり;
Zが、zが1〜8である−(CH2)z−である、請求項1に記載の使用。 - Fc及びFc’が同じであり、X及びYが同じである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の使用。
- 分析が、電気化学的に標識されている基質を検出する分析である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の使用。
- 分析が、ヌクレオチド、ヌクレオシド、オリゴヌクレオチド及びポリヌクレオチドから選択される生物学的基質を検出する分析である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の使用。
- 分析が、アミノ酸、ペプチド及びタンパク質から選択される生物学的基質を検出する分析である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の使用。
- 電気化学的分析で用いるために標識残基を含む官能性標識付与化合物を製造する方法であって、該方法が、一般式I:
[式中、Fcは、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、
Fc’は、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、Fcと同じであってよく又は異なってよく;
Xは、−O−、−S−又は−NR5−によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Yは、−O−、−S−又は−NR5−によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Zは、−O−、−S−、シクロアルキル、−CO−、−CONR1−、−NR1CO−又は−NR1−によって必要に応じて置換されてよい及び/又は必要に応じて中断されてよいC1〜C12アルキレン鎖であり、ここで、R1は、水素又はC1〜C4アルキルを表し;及び
Rは、酸素原子を含むリンカー基である。]
で示される化合物を官能性化合物と反応させて、一般式III:
A−L−F III
[式中、Aは、一般式Ia:
(ここで、Fc、Fc’、X、Y及びZは、上記のとおりである。)
を表し、
Fは、官能基を表し;及び
Lは、リンカー基を表す。]
で示される官能性標識付与化合物を得ることを含む、官能性標識付与化合物の製造方法。 - 標識化基質の製造方法であって、該方法が、一般式III:
A−L−F III
[式中、A、F及びLは、請求項8に規定したとおりである。]
で示される化合物を基質と反応させて標識化基質を製造することを含む、標識化基質の製造方法。 - アミノ酸、ヌクレオチド、ヌクレオシド、糖類、ペプチド、タンパク質、オリゴヌクレオチド、ポリヌクレオチド、炭水化物、ミクロ粒子及びナノ粒子から前記基質を選択する、請求項9に記載の方法。
- 前記基質が、ヌクレオチド、ヌクレオシド、オリゴヌクレオチド、及びポリヌクレオチドから選択した生物学的基質である、請求項9に記載の方法。
- 前記基質が、アミノ酸、ペプチド及びタンパク質から選択した生物学的基質である、請求項9に記載の方法。
- 請求項9〜12のいずれか1項に記載の方法で用いるための官能性標識付与化合物であって、一般式III:
A−L−F III
[式中、Aは、一般式Ia:
(ここで、Fcは、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、
Fc’は、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、Fcと同じであってよく又は異なってよく;
Xは、−O−、−S−又は−NR5−によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Yは、−O−、−S−又は−NR5−によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Zは、−O−、−S−、シクロアルキル、−CO−、−CONR1−、−NR1CO−又は−NR1−によって必要に応じて置換されてよい及び/又は必要に応じて中断されてよいC1〜C12アルキレン鎖であり、ここで、R1は、水素又はC1〜C4アルキルを表す。)
で示される標識付与残基を表し、
Lは、リンカー基を表し;
Fは、標識付与残基を基質に結合するために、基質と反応する官能基を表す。]
を有する、官能性標識付与化合物。 - Fが、アミノ酸、ヌクレオチド、ヌクレオシド、糖類、ペプチド、タンパク質、オリゴヌクレオチド、ポリヌクレオチド、炭水化物、ミクロ粒子及びナノ粒子から選択される基質と反応する官能基を表す、請求項13に記載の官能性標識付与化合物。
- 官能基Fが、スクシンイミジルエステル基、ホスホラミダイト基、マレイミド基、ビオチン基及びアジド基から選択される、請求項13または14に記載の官能性標識付与化合物。
- 官能基が、ホスホラミダイト基である、又はホスホラミダイト基から誘導可能である、請求項13〜15のいずれか1項に記載の官能性標識付与化合物。
- 電気化学的分析で用いるための標識化基質であって、一般式IIIa:
A−L−F’−[S] IIIa
[式中、Aは、一般式Ia:
(ここで、Fcは、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、
Fc’は、置換されている又は置換されていないフェロセニル残基であり、Fcと同じであってよく又は異なってよく;
Xは、−O−、−S−又は−NR5−によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Yは、−O−、−S−又は−NR5−によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Zは、−O−、−S−、シクロアルキル、−CO−、−CONR1−、−NR1CO−又は−NR1−によって必要に応じて置換されてよい及び/又は必要に応じて中断されてよいC1〜C12アルキレン鎖であり、ここで、R1は、水素又はC1〜C4アルキルを表す。)
を表し、
L−F’は、リンカー基を表し;
[S]は、基質を表す。]
である標識化基質。 - 基質が、生物学的分子、ミクロ粒子及びナノ粒子から選択される、請求項17に記載の標識化基質。
- 基質が、アミノ酸、ヌクレオチド、ヌクレオシド、糖類、ペプチド、タンパク質、オリゴヌクレオチド、ポリヌクレオチド及び炭水化物から選択される生物学的分子である、請求項17又は18に記載の標識化基質。
- 基質が、ヌクレオチド、ヌクレオシド、オリゴヌクレオチド及びポリヌクレオチドから選択される、請求項17又は18に記載の標識化基質。
- 基質が、オリゴヌクレオチドである、又はオリゴヌクレオチドを含む、請求項17〜20のいずれか1項に記載の標識化基質。
- 基質が、アミノ酸、糖類、ペプチド、タンパク質から選択される、請求項17〜19のいずれか1項に記載の標識化基質。
- 分析ターゲットの存在を決定するための分析キットであって、請求項17〜22のいずれか1項に記載の標識化基質を含む、分析キット。
- 一般式I:
[式中、Fcは、置換されているフェロセニル残基であり、
Fc’は、置換されているフェロセニル残基であり、Fcと同じであってよく又は異なってよく;
Xは、−O−、−S−又は−NR5−によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Yは、−O−、−S−又は−NR5−によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Zは、−O−、−S−、シクロアルキル、−CO−、−CONR1−、−NR1CO−又は−NR1−によって必要に応じて置換されてよい及び/又は必要に応じて中断されてよいC1〜C12アルキレン鎖であり、ここで、R1は、水素又はC1〜C4アルキルを表し;及び
Rは、リンカー基である。]
で示される化合物。 - 各々のフェロセニル残基が、ハロ、C1〜C4アルキル、ハロアルキル、アリール、C1〜C4アルケニル及びシアノから選択される少なくとも1つの置換基により置換されている、請求項24に記載の化合物。
- 一般式I:
[式中、Fc及びFc’は、それぞれ、置換されていないフェロセニル残基であり、
Xは、−O−、−S−又は−NR5−によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Yは、−O−、−S−又は−NR5−によって必要に応じて中断されているC1〜C6アルキレン鎖であり、ここで、R5は、水素又はC1〜C6アルキルを表し;
Zは、C6〜C12アルキレン鎖、又は1以上の置換基により置換されている及び/又は−O−、−S−、シクロアルキル、−CONR1−、−NR1CO−又は−NR1−から選択される基によって中断されているC1〜C12アルキレンであり、ここで、R1は、水素又はC1〜C4アルキルを表し;及び
Rは、リンカー基である。]
で示される化合物。 - Xが、xが1〜6である−(CH2)x−であり;
Yが、yが1〜6である−(CH2)y−である、請求項24〜26のいずれか1項に記載の化合物。 - Zが、酸素によって必要に応じて中断されているC6〜C8アルキレンを表す、請求項24〜27のいずれか1項に記載の化合物。
- リンカー基Rが、化合物を官能基又は基質に結合させるように、官能基の又は基質の適合基と反応できる基を含む、請求項24〜28のいずれか1項に記載の化合物。
- N,N−ジフェロセニルメチル−6−アミノヘキサノール又はその類似体であって、その両方のフェロセニル基が、1以上の置換基により置換されている、N,N−ジフェロセニルメチル−6−アミノヘキサノール又はその類似体。
- N,N−ジフェロセニルメチル−6−アミノヘキサノールから又はその類似体から誘導される標識付与残基を含む標識化基質であって、両方のフェロセニル残基が、1以上の置換基により置換されている、標識化基質。
- 核酸の検出方法であって、該方法が、プローブとアンプリコンの間のハイブリダイゼーションを可能にする条件下で、相補的な核酸プローブと核酸を接触させ、次いで、ハイブリダイズされている又はハイブリダイズされていないプローブを選択的に分解する工程を行うことを含み、
プローブを、請求項24〜32のいずれか1項に記載の化合物により標識し、該方法が、プローブを標識する化合物の電気化学的活性を測定する工程を含み、前記電気化学的活性が、プローブの分解程度に定量的に又は定性的に依存する、核酸の検出方法。 - 請求項24〜32のいずれか1項に記載の化合物により標識されているアミノ酸、ペプチド又はタンパク質の検出方法であって、化合物の電気化学的活性を測定する工程を含む、検出方法。
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