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JP5945835B2 - フルカラー有機発光ダイオード構造及びその製造方法 - Google Patents
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フルカラー有機発光ダイオード構造及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、有機発光ダイオードの分野に関り、特にフルカラー有機発光ダイオード構造及びその製造方法に関るものである。
有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode,OLED)は、自発光の特性があり、非常に薄い有機材料コーティングとガラス基板を採用するものであり、電流が流れると、有機材料が発光し、有機発光ダイオードの表示スクリーンの可視角度が大きくなっているとともに、顕著に電気消耗を節約できるので、有機発光ダイオードの応用が益々広がってきている。
有機発光ダイオードは、RGB三原色でフルカラー表示を実現するものであり、従来の二種類方法にてフルカラー有機発光ダイオードを量産できる。図1に示すように、従来技術における第一種類のフルカラー有機発光ダイオード構造の概略図を示している。第一種類のフルカラー有機発光ダイオード構造10は、TFT回路層101と、TFT回路層101の上に形成される三原色発光体としての赤色発光体102、緑色発光体103、青色発光体104と、RGB三原色発光体の上に形成されるカバーガラス105とを備える。赤色発光体102、緑色発光体103、青色発光体104の組み合わせで各種色の光を発生するが、第一種類構造10は、製造能力によって制限されるものであり、三原色発光体の間における混合色現象の発生を避けるために、三原色発光体の口径比が最大になるようにできず、つまり、三個発光体の間に一定の距離があるので、有機発光ダイオードの性能利点が大幅に低減されるようになっている。図2に示すように、第二種類のフルカラー有機発光ダイオード構造の概略図を示している。第二種類のフルカラー有機発光ダイオード構造20は、TFT回路層201と、TFT回路層201の上に形成される白光発光体202と、白光発光体202の上に形成されるRGB三原色フィルターフィルムと、RGB三原色発光体の上に形成されるカバーガラス206とを備える。RGB三原色フィルターフィルムは、赤色フィルターフィルム203、緑色フィルターフィルム204、青色フィルターフィルム205を備えており、第二種類のフルカラー有機発光ダイオード構造20は、その製造方法が簡単で、RGB三原色フィルターフィルムの口径比が最大になるようにできるが、白光がRGB三原色口径比を介して出たRGB三原色光の輝度が高くないので、高い輝度を保持するために電圧を増加する必要があり、電気消耗が増加し、効率が低減する。
本発明は、従来技術の欠陥に鑑み、従来のフルカラー有機発光ダイオード構造において有機発光ダイオードの性能利点が低減すう問題及び電気消耗の増加、効率低減などの問題を解決できるフルカラー有機発光ダイオード構造その製造方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、TFT回路層と、TFT回路層の上に設けられるOLED発光層と、前記OLED発光層の上に設けられるカバーガラスとを備えるフルカラー有機発光ダイオード構造であって、前記OLED発光層は、RGB三原色発光体と、それぞれ対応して、前記RGB三原色発光体の上に設けられるRGB三原色フィルターフィルムとを備る、ことを特徴とするフルカラー有機発光ダイオード構造である。
RGB三原色発光体である赤色発光体、緑色発光体、青色発光体と、RGB三原色フィルターフィルムである赤色フィルターフィルム、緑色フィルターフィルム、青色フィルターフィルムが組み合わせる技術案を採用することにより、RGB三原色フィルターフィルムが対応の色の発光体の上に設けられるので、RGB三原色発光体の口径比が最大になるようにでき、混合色がRGB三原色フィルターフィルムによってフィルタリングされ、有機発光ダイオードの性能利点が影響されない。また、混合色がRGB三原色発光体の相隣する位置のみに発生し、混合色の量が非常に少なく、RGB三原色フィルターフィルムによってフィルタリングされることが可能となる。沢山のRGB三原色光がRGB三原色フィルターフィルムを透過でき、RGB三原色光が殆ど損失しないので、電圧を増加して輝度を保証する必要がなく、有機発光ダイオードの効率を向上できる。前記の技術案を採用することにより、さらに、相応のRGB三原色フィルターフィルムの厚さを調整することで、ノングレア作用を奏し、光の輝度を保証でき、良いフルカラー効果を得られる。
本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造において、前記RGB三原色フィルターフィルムのうちどの部分でも相隣する一個又は二個の前記RGB三原色発光体に貼り付けられることが好ましい。
本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造において、前記RGB三原色発光体は、その厚さが異なることが好ましい。
本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造において、何れの二個相隣するの前記RGB三原色発光体は、重合領域を備え、前記重合領域は、混合色を形成することが好ましい。
本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造において、前記RGB三原色フィルターフィルムは、その厚さが異なることが好ましい。
本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造において、前記RGB三原色フィルターフィルムの厚さは、前記RGB三原色フィルターフィルムを透過する光の波長の四分の一で前記RGB三原色フィルターフィルムの屈折率を除したものであることが好ましい。
本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造の製造方法は、TFT回路層の上に赤色発光体、緑色発光体及び青色発光体を製造し、RGB三原色発光体を形成するステップと、前記赤色発光体の上に赤色フィルターフィルムを製造し、前記緑色発光体の上に緑色フィルターフィルムを製造し、前記青色発光体の上に青色フィルターフィルムを製造し、RGB三原色フィルターフィルムを形成するステップと、前記赤色フィルターフィルム、前記緑色フィルターフィルム、前記青色フィルターフィルムの上にカバーガラスを製造するステップとを備えるものである。
本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造の製造方法において、前記RGB三原色フィルターフィルムの一部を相隣する前記RGB三原色フィルターフィルムの上に製造するステップをさらに備えることが好ましい。
本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造の製造方法は、TFT回路層の上に赤色発光体、緑色発光体及び青色発光体を製造し、RGB三原色発光体を形成するステップと、カバーガラスの底面に赤色フィルターフィルム、緑色フィルターフィルム、青色フィルターフィルムを製造し、RGB三原色フィルターフィルムを形成するステップと、前記RGB三原色フィルターフィルムを、相応の前記RGB三原色発光体の上に設け、さらに前記構造をパッケージするステップとを備えるものである。
本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造の製造方法において、前記RGB三原色発光体の製造時に、何れの二個相隣するRGB三原色発光体が重合領域を備え、前記重合領域が混合色を形成するステップをさらに備えることが好ましい。
従来技術における第一種類のフルカラー有機発光ダイオード構造の概略図である。 従来技術における第二種類のフルカラー有機発光ダイオード構造の概略図である。 本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造の好適な実施形態の構造概略図である。 本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造の好適な実施形態の構造概略図である。 本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造の好適な実施形態の構造概略図である。 本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造の好適な実施形態の構造概略図である。 本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造の好適な実施形態の構造概略図である。 本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造の好適な実施形態の構造概略図である。 本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造の好適な実施形態の構造概略図である。 本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造の好適な実施形態の構造概略図である。 本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造の好適な実施形態の構造概略図である。 本発明に係るフルカラー有機発光ダイオードの制作方法のフローチャートである。
以下、本発明については、図面及び具体的な実施例を合わせてさらに説明する。
図3は、本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造の好適な実施形態の構造概略図である。本発明のフルカラー有機発光ダイオードは、RGB三原色発光体とRGB三原色フィルターフィルムの合わせによる技術案を採用することで、フルカラーの表示を実現する。このうち、RGB三原色発光体の口径比を最大にでき、輝度を増加することとなり、RGB三原色フィルターフィルムは、混合色をフィルタリングすることもでき、混合色は、RGB三原色発光体の相隣する位置のみに発生し、混合色光の量が極めて少なく、RGB三原色の輝度を影響しない。沢山の原色光は、RGB三原色フィルターフィルムを透過し、RGB三原色光の光取り出し効率を効率的に保証することができ、また、RGB三原色光の色純度を向上することができ、本発明は、全体に、エネルギーの消耗を低減でき効率を向上できる効果がある。本発明は、従来技術に比べて、従来構造に存在する問題を解決し、その技術案が簡単で、製品収量を向上でき、コストを低減できる。以下、図面を合わせて、本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造を詳しく説明する。
図3に示すように、本発明に係るフルカラー有機発光ダイオードの好適実施形態を公開しており、フルカラー有機発光ダイオード構造30は、TFT回路層301と、TFT回路層301の上に設けられるOLED発光層と、OLED発光層の上に設けられるカバーガラス308とを備える。
このうち、OLED発光層は、RGB三原色発光体と、それぞれ対応して、前記RGB三原色発光体の上に設けられるRGB三原色フィルターフィルムとを備え、RGB三原色発光体は、赤色発光体302、緑色発光体303及び青色発光体304であり、RGB三原色フィルターフィルムは、赤色フィルターフィルム305、緑色フィルターフィルム306及び青色フィルターフィルム307である。
赤色発光体302、緑色発光体303及び青色発光体304は、TFT回路層301の上に設けられ、緑色発光体303は、赤色発光体302と青色発光体304の間に設けられ、且つ両側にある赤色発光体302と青色発光体304に隣接し、RGB三原色発光体の口径比が最大になるのを保証する。また、RGB三原色発光体の配列は、赤色発光体302を緑色発光体303と青色発光体304の間に設け、または、青色発光体を赤色発光体302と緑色発光体303の間に設けるものであってもよい。本実施形態において、RGB三原色発光体は、その厚さが同じで、且つ相隣する二個のRGB三原色発光体の両方に互いに隣接して接する。赤色発光体302、緑色発光体303、青色発光体304は、それらの長さが同じで、即ち口径比が同じである。赤色発光体302、緑色発光体303、青色発光体304から発した赤色光、緑色高、青色光は、同じ輝度や色度を有することを保証し、色彩の効果を確保できる。
RGB三原色フィルターフィルムは、対応して、前記RGB三原色発光体の上に設けられ、即ち、赤色フィルターフィルム305は、赤色発光体302の上に貼り付けられ、緑色フィルターフィルム306は、緑色発光体303の上に貼り付けられ、青色フィルターフィルム307は、青色発光体304の上に貼り付けられる。図3に示すように、緑色発光体303は、赤色発光体302と青色発光体304の間に設けられ、且つ両側にある赤色発光体302と青色発光体304に隣接するので、緑色フィルターフィルム306は、赤色フィルターフィルム305と青色フィルターフィルム307の間にも設けられ、且つ両側にある赤色フィルターフィルム305と青色フィルターフィルム307にも隣接する。赤色フィルターフィルム305、緑色フィルターフィルム306、青色フィルターフィルム307は、それらの厚さが異なってもよく、異なるフィルムの厚さを調整することで、赤色フィルターフィルム305、緑色フィルターフィルム306及び青色フィルターフィルム307がノングレアフィルムの作用を有するようにでき、光取り出し効率を増加する。RGB三原色フィルターフィルムは、光学原理にて選択できるものであり、フィルターフィルムの最適な光透過率の厚さの公式が、n*d=λ*1/4であり、このうち、nは、RGB三原色フィルターフィルムの屈折率であり、dは、RGB三原色フィルターフィルムの厚さであり、λは、RGBフィルターフィルムの波長である。つまり、RGB三原色フィルターフィルムの厚さは、RGB三原色フィルターフィルムに通過する光の波長の四分の一でRGB三原色フィルターフィルムの屈折率を除したものである。よって、RGB三原色フィルタフィルムの屈折率は、フィルムの材料によって決まるものなので、屈折率の高い材料を選択してフィルターフィルムを制作する必要があり、このように、厚さdを薄くできる。RGB三原色フィルターフィルムの材料が選定された後、その屈折率が固定値となり、RGB三原色フィルターフィルムの厚さdが透過された光の波長によって計算され、厚さdのRGB三原色フィルターフィルムが最適なノングレア効果を有する。前記の公式での計算によれば、赤色フィルターフィルム305の厚さは、赤色光の波長の四分の一で赤色フィルターフィルム305の屈折率を除することで得られるものであり、緑色フィルターフィルム306の厚さは、緑色光の波長の四分の一で緑色フィルターフィルム306の屈折率を除することで得られるものであり、青色フィルターフィルム307の厚さは、青色光の波長の四分の一で青色フィルターフィルム307の屈折率を除することで得られるものである。赤色光の波長は、RGB三原色光において最長であるので、赤色フィルターフィルム305が緑色フィルターフィルム306と青色フィルターフィルム307よりも厚くなっているが、青色光の波長は、RGB三原色光において最短であるので、青色フィルターフィルム307が赤色フィルターフィルム305と緑色フィルターフィルム306よりも薄くなっている。
相応の色彩の発光体の上に相応のフィルターフィルムを設けることを採用すると、発光体の口径比が最大となり、口径比の増加で輝度が増加し、エネルギー消耗を低減でき、効率を向上できる。異なる厚さと相応の色彩のフィルターフィルムを設置すると、原色光の純度と光取り出し効率を増加でき、このようなフルカラー表示構造が簡単で、製品収量を向上でき、生産コストを低減できると同時に、スクリーン解像度を向上できる。
図4に示すように、本発明に係るフルカラー有機発光ダイオードの更に好適な実施形態を示している。本実施形態と図3に示す実施形態の区別は、RGB三原色フィルターフィルムの一部が相隣するRGB三原色フィルターフィルムの上に貼り付けられることにあり、図4を合わせて示すように、赤色フィルターフィルム305の一部が相隣する緑色フィルターフィルム306の上に貼り付けられ、緑色フィルターフィルム306の一部が相隣する青色フィルターフィルム307の上に貼り付けられ、ほかの一部が相隣するRGB三原色フィルターフィルムの上に貼り付けられ、相隣するRGB三原色発光体で発生した混合色が完全にフィルタリングされることを保証できる。
図5に示すように、本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造の他の好適な実施形態を示しており、本実施形態と図3に示す実施形態の区別は、RGB三原色発光体の間に一部が重なり、重合領域を備えることにあり、図5を合わせて示すように、赤色発光体302の一部が緑色発光体303の上に貼り付けられ、緑色発光体303の一部が青色発光体304のの上に貼り付けられ、前記の一部の貼り付ける領域が重合領域となり、該重合領域で混合色が発生する。赤色発光体302と緑色発光体303の重合領域の上に緑色フィルターフィルム306が貼り付けられ、該位置での混合色が緑色フィルターフィルム306によってフィルタリングされることとなり、同様に、緑色発光体303と青色発光体304の間の重合領域に発生した混合色が、その上にある青色フィルターフィルム307によってフィルタリングされることとなる。
図6に示すように、本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造の他の好適な実施形態を示しており、本実施形態と図3に示す実施形態の区別は、RGB三原色フィルターフィルムの一部が相隣するRGB三原色フィルターフィルムの上に貼り付けられることにあり、図6を合わせて示すように、赤色フィルターフィルム305の一部が緑色フィルターフィルム306の上に貼り付けられ、緑色フィルターフィルム306の一部が青色フィルターフィルム307の上に貼り付けられ、ほかの一部が相隣するRGB三原色フィルターフィルムの上に貼り付けられ、相隣するRGB三原色発光体で発生した混合色が完全にフィルタリングされることを保証できる。
図7に示すように、本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造の他の好適な実施形態を示しており、本実施形態と図3に示す実施形態の区別は、RGB三原色発光体の厚さが異なることにある。
図8に示すように、本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造の他の好適な実施形態を示しており、本実施形態と図7に示す実施形態の区別は、RGB三原色フィルターフィルムの一部が相隣するRGB三原色フィルターフィルムの上に貼り付けられることにあり、図8を合わせて示すように、赤色フィルターフィルム305の一部が緑色フィルターフィルム306の上に貼り付けられ、緑色フィルターフィルム306の一部が青色フィルターフィルム307の上に貼り付けられ、ほかの一部が相隣するRGB三原色フィルターフィルムの上に貼り付けられ、相隣するRGB三原色発光体で発生した混合色が完全にフィルタリングされることを保証できる。
図9に示すように、本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造の他の好適な実施形態を示しており、本実施形態と図7に示す実施形態の区別は、RGB三原色発光体の間に一部が重なり、重合領域を備えることにあり、図9を合わせて示すように、緑色発光体303の一部が赤色発光体302の上に貼り付けられ、その上に赤色発光体302が設けられ混合色が発生した第一重合領域が形成される。青色発光体304の一部が緑色発光体303の内に貼り付けられ、その上に緑色発光体303が設けられ混合色が発生した第二重合領域が形成される。第一重合領域と第二重合領域に発生した混合色は、それらの上に設けられるRGB三原色フィルターフィルムによって除去される。
図9に示すように、本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造の他の好適な実施形態を示しており、RGB三原色発光体の厚さと長さが何れも異なり、このうち、青色発光体304が最薄最長であり、次のほうが緑色発光体303であり、最厚最短のほうが赤色発光体302であり、RGB三原色発光体の構造については、緑色発光体303の一端部の一部が赤色発光体303の内に貼り付けられ、該貼り付け部分に、その上に赤色発光体302が設けられ混合色が発生した第一重合領域が形成されるものである。青色発光体304の一端部の一部が緑色発光体303の内に貼り付けられ、該貼り付け部分に、その上に緑色発光体が設けられ混合色が発生した第二重合領域が形成される。RGB三原色フィルターフィルムの厚さと長さは、何れも異なり、厚さの選択が前記の厚さ公式によって計算され、そのうち、赤色フィルターフィルム305が最厚最長であり、次のほうが緑色フィルターフィルム306であり、最薄最短のほうが青色発光体307であり、赤色フィルターフィルム305が赤色発光体302の上に貼り付けられ、且つ一部が相隣する緑色フィルターフィルム306の上に貼り付けられる。赤色フィルターフィルム305は、第一重合領域で発生した混合色をフィルターしている。また、赤色フィルターフィルム305の一部が緑色フィルターフィルム306の上に貼り付けられるので、該一部の赤色フィルターフィルム305で光がフィルタリングされず、緑色フィルターフィルム306によってフィルタリングした緑色の光が前記の一部の赤色フィルターフィルム305を介してフィルタリングされる。このようなフィルターフィルムの設置は、混合色が完全にフィルタリングされることを保証するためのものである。緑色フィルターフィルム306は、緑色発光体303の上に貼り付けられ、且つその一部が相隣する青色フィルターフィルム307の上に貼り付けられるものであり、該位置での緑色フィルターフィルム306が青色フィルターフィルム307の上に貼り付けられることが多い原理は、赤色フィルターフィルム305が緑色フィルターフィルム306の上に貼り付けられることが多い原理と同様である。青色フィルターフィルム307は、青色発光体304の上に貼り付けられる。本実施形態は、RGB三原色フィルターフィルムの一部が相隣色彩のフィルターフィルムの上に貼り付けられることを採用することで、完全な混合色のフィルタリングを確保でき、光の色純度を保証できる。
図11に示すように、本発明に係るフルカラー有機発光ダイオードの更に好適な実施形態を示している。本実施形態においては、RGB三原色フィルターフィルムがカバーガラス308の背面に設けられ、その後、TFT回路層301の上に設けられるRGB三原色発光体と一体にパッケージされる。図11を合わせて示すように、RGB三原色フィルターフィルムの他の一部が相隣するRGB三原色発光体の上方に設けられ、赤色フィルターフィルム305の他の一部が相隣する緑色フィルターフィルム303の上方に設けられ、緑色フィルターフィルム306の他の一部が相隣する青色フィルターフィルム304の上方に設けられ、RGB三原色発光体の相隣するところで発生した混合色が完全にフィルタリングされることを保証できる。本実施形態においては、RGB三原色フィルターフィルムの一部が相隣するRGB三原色発光体の上に貼り付けられるので、RGB三原色フィルターフィルムが三原色の混合色を完全にフィルタリングできる。また、本実施形態の貼り付け構造によれば、RGB三原色フィルターフィルムがカバーガラス308の背面に貼り付けられ、RGB三原色発光体がTFT回路層の上に設けられ、その後、両者をパッケージし、フルカラー有機発光ダイオードを形成することが可能となる。該構造によれば、多種類の変更した実施形態を成すことができ、前記の図3乃至図10に示すRGB三原色フィルターフィルムとRGB三原色発光体の貼り付け方式と同様であるので、ここに省略する。
図12に示すように、本発明に係るフルカラー有機発光ダイオードの制作方法のフローチャートを示している。以下、図面を合わせて、本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード構造の制作方法を説明する。
図12に示すように、フルカラー有機発光ダイオードの制作方法は、以下のステップを備える。
ステップS1を実行し、図3を合わせて示すように、TFT回路層の上にRGB三原色発光体である赤色発光体302、緑色発光体303及び青色発光体304を製造しており、緑色発光体303は、赤色発光体302と青色発光体304の間に設けられ、且つ両側にある赤色発光体302と青色発光体304に隣接し、RGB三原色発光体の口径比が最大になる。RGB三原色発光体の配列は、赤色発光体302を緑色発光体303と青色発光体304の間に設け、または、青色発光体304を赤色発光体302と緑色発光体303の間に設けるものであってもよい。RGB三原色発光体の製造方法は、蒸着プロセスを採用してもよく、スパッタリング・プロセス又は印刷技術を採用してもよい。本発明に係る好適な実施形態としては、製造された赤色発光体302、緑色発光体303、青色発光体304の間の長さが同じで、同じ輝度、色度を保証し、色彩の効果を確保できる。本発明に係る他の好適な実施形態としては、赤色発光体302、緑色発光体303、青色発光体304の間の長さが異なる。本発明に係るさらに他の好適な実施形態としては、赤色発光体302、緑色発光体303、青色発光体304の間の厚さ及び長さが何れも異なる。次いで、ステップS2を実行する。
ステップS2を実行し、RGB三原色発光体の上にRGB三原色フィルターフィルムを製造し、つまり、赤色発光体302の上に赤色フィルターフィルム305を製造し、緑色発光体303の上に緑色フィルターフィルム306を製造し、青色発光体304の上に青色フィルターフィルム307を製造する。採用される製造方法は、蒸着プロセスであってもよく、スパッタリング・プロセス又は印刷技術でRGB三原色フィルターフィルムを形成してもよい。本発明に係る好適な実施形態としては、RGB三原色フィルターフィルムの長さが異なり、且つ製造過程において、RGB三原色フィルターフィルムを相隣するフィルターフィルムの上に設け、混合色が完全にフィルタリングされることを保証できる。本発明に係る他の好適な実施形態としては、RGB三原色フィルターフィルムの長さが同じで、長さの異なるRGB三原色発光体の上に貼り付けられ、RGB三原色フィルターフィルムの一部が相隣するRGB三原色発光体の上に貼り付けられ、混合色が完全にフィルタリングされることを保証できる。RGB三原色フィルターフィルムは、RGB三原色発光体の混合色をフィルタリングできるので、RGB三原色発光体から発した光がRGB三原色フィルターフィルムを透過した後、三原色となり、混合色が存在しないようになっている。また、混合色は、RGB三原色発光体の相隣する位置に発生し、極めて少ない混合色が発生し、RGB三原色フィルターフィルムを介してフィルタリングされた後、輝度の損失が殆どないので、RGB三原色フィルターフィルムが相応のRGB三原色発光体の上に設置されることにより、良好な色純度及び光取り出し効率を有するので、スクリーンの彩度を保証でき、色彩の効果を確保でき、スクリーン解像度を向上できる。赤色フィルターフィルム305、緑色フィルターフィルム306、青色フィルターフィルム307は、それらの厚さが異なってもよく、異なるフィルムの厚さを調整することで、赤色フィルターフィルム305、緑色フィルターフィルム306及び青色フィルターフィルム307がノングレアフィルムの作用を有するようにでき、光の輝度を増加できる。
RGB三原色フィルターフィルムは、光学原理にて選択できるものであり、フィルターフィルムの最適な光透過率の厚さの公式が、n*d=λ*1/4であり、このうち、nは、RGB三原色フィルターフィルムの屈折率であり、dは、RGB三原色フィルターフィルムの厚さであり、λは、RGBフィルターフィルムの波長である。つまり、RGB三原色フィルターフィルムの厚さは、RGB三原色フィルターフィルムに通過する光の波長の四分の一でRGB三原色フィルターフィルムの屈折率を除したものである。このうち、RGB三原色フィルタフィルムの屈折率は、フィルムの材料によって決まるものなので、屈折率の高い材料を選択してフィルターフィルムを制作する必要があり、このように、厚さdを薄くできる。RGB三原色フィルターフィルムの材料が選定された後、その屈折率が固定値となり、RGB三原色フィルターフィルムの厚さdが透過された光の波長によって計算され、厚さdのRGB三原色フィルターフィルムが最適なノングレア効果を有する。前記の公式での計算によれば、赤色フィルターフィルム305の厚さは、赤色光の波長の四分の一で赤色フィルターフィルム305の屈折率を除することで得られるものであり、緑色フィルターフィルム306の厚さは、緑色光の波長の四分の一で緑色フィルターフィルム306の屈折率を除することで得られるものであり、青色フィルターフィルム307の厚さは、青色光の波長の四分の一で青色フィルターフィルム307の屈折率を除することで得られるものである。赤色光の波長は、RGB三原色光において最長であるので、赤色フィルターフィルム305が緑色フィルターフィルム306と青色フィルターフィルム307よりも厚くなっているが、青色光の波長は、RGB三原色光において最短であるので、青色フィルターフィルム307が赤色フィルターフィルム305と緑色フィルターフィルム306よりも薄くなっている。次いで、ステップS3を実行する。
ステップS3を実行し、RGB三原色フィルターフィルムの上にカバーガラス308を製造する。カバーガラス308は、接着剤で三原色フィルターフィルムの上に貼り付けられてもよく、圧入プロセスでRGB三原色フィルターフィルムの上に形成されてもよい。このように、本発明のフルカラー有機発光ダイオードが形成されている、製造方法は、簡単で、各々のステップに対する要求が高くないので、製品収量を大きく向上でき、生産コストを低減できる。
本発明に係る他の好適な実施形態と前記の方法の区別は、図11を合わせて示すように、RGB三原色発光体をTFT回路層301の上に製造してから、RGB三原色フィルターフィルムをカバーガラス308の上に製造し、終に、前記両構造を一体にパッケージし、本発明のフルカラー有機発光ダイオードを形成することにある。同様に、RGB三原色フィルターフィルムを相応のRGB三原色発光体の上に設け、RGB三原色フィルターフィルムの厚さが異なるので、RGB三原色フィルターフィルムとRGB三原色発光体の間に隙間が形成されるが、該隙間がフィルターフィルムの光取り出し効率及びフィルタリング効果を影響しない。
本発明に係るフルカラー有機発光ダイオード及びその製造方法は、以下の利点がある。
RGB三原色発光体とRGB三原色フィルターフィルムの合わせを採用すると、RGB三原色発光体の口径比が最大になるようにできる。口径比が最大になると、RGB三原色発光体が相隣する位置で少ない混合色を発生し、該少ない混合色がRGB三原色フィルターフィルムによってフィルタリングされることとなり、少ない混合色しか存在しないので、基本的にRGB三原色発光体の発光量が影響されず、RGB三原色フィルターフィルムを透過した光がRGB三原色光となり、フルカラー有機発光ダイオードの性能利点が保証されることとなる。RGB三原色発光体の口径比が最大になり、発光量が増加し、RGB三原色フィルターフィルムを介して射出された光の輝度が保証され、従来技術におけるフルカラー有機発光ダイオードに比べて、電圧の増加が必要とならず、エネルギー消耗を効率的に減少でき、効率を向上できる。RGB三原色フィルターフィルムは、異なる厚さの設定でノングレア作用を奏でき、RGB三原色光の光取り出し効率を保証でき、RGB三原色光の色純度を増加できる。また、本発明に係る製造方法は、簡単でプロセスに対する要求が高くないので、スクリーン解像度及び製品収量を向上でき、コストを低減できる。
以上のように図面を合わせて本発明を詳しく説明したが、当業者は、上述した内容にて本発明に対して様々な変更を行うことが可能である。このため、実施例における細かいものは、本発明に対する限定を構成せず、請求の範囲で本発明の保護範囲を限定すべきである。

Claims (8)

  1. TFT回路層と、TFT回路層の上に設けられるOLED発光層と、前記OLED発光層の上に設けられるカバーガラスとを備えるフルカラー有機発光ダイオード構造であって、
    前記OLED発光層は、RGB三原色発光体と、それぞれ対応して、前記RGB三原色発光体の上に設けられるRGB三原色フィルターフィルムとを備えたものであり、
    前記RGB三原色フィルターフィルムである赤色フィルターフィルム、緑色フィルターフィルム、青色フィルターフィルムは、それぞれの厚さが互いに異なっており
    前記RGB三原色フィルターフィルムの厚さは、前記RGB三原色フィルターフィルムを透過する光の波長の四分の一を前記RGB三原色フィルターフィルムの屈折率で除したものである、フルカラー有機発光ダイオード構造
  2. 前記RGB三原色フィルターフィルムのうちどの部分でも相隣する一個又は二個の前記RGB三原色発光体に貼り付けられる、請求項1に記載のフルカラー有機発光ダイオード構造。
  3. 前記RGB三原色発光体である赤色発光体、緑色発光体、青色発光体は、それぞれの厚さが互いに異なっている、請求項1に記載のフルカラー有機発光ダイオード構造。
  4. 何れの二個相隣する前記RGB三原色発光体は、重合領域を備え、
    前記重合領域は、混合色を形成する、請求項3に記載のフルカラー有機発光ダイオード構造。
  5. TFT回路層の上に赤色発光体、緑色発光体及び青色発光体を製造し、RGB三原色発光体を形成するステップと、
    前記赤色発光体の上に赤色フィルターフィルムを製造し、前記緑色発光体の上に緑色フィルターフィルムを製造し、前記青色発光体の上に青色フィルターフィルムを製造し、RGB三原色フィルターフィルムを形成するステップと、
    前記赤色フィルターフィルム、前記緑色フィルターフィルム、前記青色フィルターフィルムの上にカバーガラスを製造するステップとを備え、
    前記RGB三原色フィルターフィルムである赤色フィルターフィルム、緑色フィルターフィルム、青色フィルターフィルムは、それぞれの厚さが互いに異なっており
    前記RGB三原色フィルターフィルムの厚さは、前記RGB三原色フィルターフィルムを透過する光の波長の四分の一を前記RGB三原色フィルターフィルムの屈折率で除したものである、ことを特徴とするフルカラー有機発光ダイオード構造の製造方法。
  6. 前記RGB三原色フィルターフィルムの一部を相隣する前記RGB三原色フィルターフィルムの上に製造するステップをさらに備える、請求項に記載のフルカラー有機発光ダイオード構造の製造方法。
  7. TFT回路層の上に赤色発光体、緑色発光体及び青色発光体を製造し、RGB三原色発光体を形成するステップと、
    カバーガラスの底面に赤色フィルターフィルム、緑色フィルターフィルム、青色フィルターフィルムを製造し、RGB三原色フィルターフィルムを形成するステップと、
    前記RGB三原色フィルターフィルムを、相応の前記RGB三原色発光体の上に設け、さらにパッケージするステップとを備え、
    前記RGB三原色フィルターフィルムである赤色フィルターフィルム、緑色フィルターフィルム、青色フィルターフィルムは、それぞれの厚さが互いに異なっており
    前記RGB三原色フィルターフィルムの厚さは、前記RGB三原色フィルターフィルムを透過する光の波長の四分の一を前記RGB三原色フィルターフィルムの屈折率で除したものである、ことを特徴とするフルカラー有機発光ダイオード構造の製造方法。
  8. 前記RGB三原色発光体の製造時に、何れの二個相隣するRGB三原色発光体が重合領域を備え、前記重合領域が混合色を形成するステップをさらに備える、請求項に記載のフルカラー有機発光ダイオード構造の製造方法。
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