JP5962951B2 - 液体燃料センサー、並びに、燃焼装置 - Google Patents
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Description
これに対して、特許文献1のような構成によると、膨張部材は、周囲をハウジング部材によって囲まれており、ハウジング部材全体に浸透した液体燃料を外側表面から吸収できる。即ち、膨張部材の略全体で液体燃料を吸収できる。このため、短時間により多くの液体燃料を吸収することができる。また、膨張部材全体から液体燃料を吸収することにより、膨張部材全体を均一に膨張させることができる。このことにより、検知スイッチを十分に押圧するために必要な膨張量を短時間で確保できる。
これに対して、本発明の液体燃料センサーは、膨張規制手段によって膨張部材の膨張方向を検知スイッチ側へ向かう方向へと規制することができる。このため、膨張部材が膨張するとき、検知スイッチ側へ向かう方向の膨張量を他の方向への膨張量に比べて多くすることができる。別言すると、膨張部材が膨張するとき、膨張部材全体の膨張量に占める検知スイッチ側へと向かう膨張量の割合を高くすることができる。このことから、本発明の液体燃料センサーでは、膨張規制手段を設けない構成と比べて、時間当たりの受圧移動部材の移動量が大きくなる。そのため、膨張部材が液体燃料の吸収を開始してから検知スイッチをオン状態になるまでの時間をより短縮することができるので、より短時間で燃料の漏洩を検知可能となる。
つまり、本発明の液体燃料センサーは、膨張部材が膨張するときの膨張力をより検知スイッチ側へと集中させることが可能であるため、膨張部材の膨張力を検知スイッチ側へ受圧移動部材を押圧する押圧力へと効率よく転換できる。
そして、膨張部材はハウジング部材と接触している部分から液体燃料を吸収する。このため、膨張部材とハウジング部材の接触面積を大きくすると、膨張部材の時間当たりの液体燃料の吸収量が向上する。このことにより、検知スイッチを十分に押圧するために必要な膨張量をより短時間で確保できるため、液体燃料センサーが漏洩した液体燃料と接触してから検知スイッチがオン状態になるまでの時間が短縮され、より短時間で燃料の漏洩を検知可能となる。
また、本発明の燃焼装置は、短時間で燃料の漏洩を検知可能な液体燃料センサーを備えており、液体燃料の漏洩に起因して発生する危険を回避するための動作を素早く実行できるので、安全性を高くすることができるという効果がある。
そして、この液体燃料センサー10は、給湯装置等の燃焼装置の内部に固定され、灯油等の液体燃料を検知して検知スイッチ50を作動させる機能を有するセンサーである。
保持部材40は、図2で示されるように、平面視が略菱形の台座41と、台座41の天面から略垂直上方に突出するように立設される方形板状のスイッチ固定部42とを有する部材である。この保持部材40は、検知スイッチ50をフレーム部材20に対して位置決めしつつ固定する機能を備えた部材であり、合成樹脂材を成形加工して製される。
台座41の下面中央部には、下方へ突出する円柱状の位置決め部43が設けられており、台座41の上面中央部から位置決め部43の下端までの部分を上下方向に沿って貫通する貫通孔44が開けられている。また、台座41の長手両端部近傍には、それぞれ固定用貫通孔45,45が設けられており、固定用貫通孔45は、台座41を上下方向に沿って貫通している。
本実施形態では、この膨張部材13は、シリコーンゴムを成形加工して製されるものであり、灯油を吸収して膨張する性質を有している。
このように、ハウジング部材30の内部に膨張部材13及び受圧移動部材12が挿入されると、受圧移動部材12の下部周縁がハウジング部材30の段部35に当接し、受圧移動部材12と膨張部材13との間には僅かなクリアランスが形成される。このクリアランスについては後述する。
4つの壁部21は連続した状態で型抜きされ、管状となるように折曲される。このとき、型抜きされた状態における両端部分が重ね合わせられた状態となるが、この重ね合わされた部分の外側に位置する重ね合わせ部26には、上下に2個の位置決め開口21aが開けられている。そして重ね合わせ部26の内側に位置する壁部21には、位置決め突起21bが設けられている。そして、連続した4つの壁部21が管状となるように折曲されたとき、重ね合わせ部26の位置決め開口21aを位置決め突起21bに嵌入させた状態で中央部にスポット溶接Sを施され、重ね合わせ部26とその内側に位置する壁部21とが固定される。
当接部24は、壁部21の下縁を僅かに延出させて形成され、延出部位は外方へ向けて水平方向へ折曲されている。当接部24は、支持部22の設けられた壁部21の下縁に各々設けられている。なお、フレーム部材20は、金属板をプレス成形して作られているが、樹脂等の素材を加工して作ったものであっても良い。
なお、本実施形態では、固定ネジ47にセルフタッピングビスを用い、フレーム部材20の固定孔22bにネジを刻みつつねじ込んで固定している。
しかし、本実施形態のように、膨張部材13と受圧移動部材12との間にクリアランスd1を設けることで、製造に際して膨張部材13の寸法偏差による作動不良を回避することが可能となる。
なお、図8は、液体燃料センサー10の当接部24を、漏洩した液体燃料Lが滞留するオイルトレー110(図8では図示せず、詳しくは後述する)の底面Mに当接させて固定した状態を示している。
より具体的には、流量制御弁ユニット111、電磁ポンプ112、バーナ107は、燃料循環用配管114等の部材で接続されて循環回路(回路の詳細については図示せず)を形成している。そして、当該循環回路には外部から燃料供給配管113を介して液体燃料が供給される。外部から供給された液体燃料は、循環回路内を循環し、バーナ107で使用される。このとき、電磁ポンプ112からバーナ107へ液体燃料を供給し、バーナ107のバイパスノズル(リターンノズル)から電磁ポンプ112への液体燃料の戻り量を流量制御弁ユニット111で制御し、循環回路内の液体燃料の流速及び流量を調整する。そのことにより、バーナ107に供給される液体燃料の時間当たりの供給量が調整される。
より具体的には、燃料溜り119の底面に液体燃料センサー10の当接部24が接触し、燃料溜り119に形成された丘状部分120に液体燃料センサー10の固定部25が接触するように液体燃料センサー10が取り付けられている。即ち、燃料溜り119の底面から丘状部分120の上面までの間隔は上述のクリアランスd3(図7参照)と略同一となっている。
そして、燃料溜り119に滞留する燃料が増大していき、液体燃料センサー10のハウジング部材30が浸る液位となると、液体燃料センサー10が前述の動作(図8参照)を実施して液体燃料の漏洩が検知され、異常報知や燃焼停止などの必要な異常対応処理が行われる。
以下で、第1実施形態とは異なる内部構造を有する液体燃料センサーについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、上記した第1実施形態と同様の部分については、同じ符号を付して説明を省略する。
この膨張部材213もまた、先の実施形態と同様にシリコーンゴムを成形加工して製されるものである。
このことにより、膨張部材213とハウジング部材230の接触部分(又は近接した部分)がより多くなり、膨張部材213の時間当たりの液体燃料の吸収量が向上する。
この膨張部材313もまた、先の実施形態と同様にシリコーンゴムを成形加工して製されるものである。
12 受圧移動部材
13,213,313,413,513 膨張部材
14 貫通孔(欠落部)
30,230 ハウジング部材
37、237 突起部(膨張規制手段)
50 検知スイッチ
101 燃焼装置
108 燃料供給経路(燃料供給手段)
214 切欠き(欠落部)
314,414,514 切込み(欠落部)
Claims (6)
- 液体燃料を燃焼させる燃焼装置において、装置内部の燃料供給経路から漏洩する液体燃料を検知する液体燃料センサーであって、
内部に多数の連通する微小空間を有し毛管現象によって液体燃料が浸透するハウジング部材と、前記ハウジング部材の内部に収容され、当該ハウジング部材に浸透する液体燃料を吸収して膨張する膨張部材と、前記膨張部材の膨張力を受けて移動する受圧移動部材と、前記受圧移動部材の移動に伴う押圧力によってオンオフされる検知スイッチを備えるものであり、
前記膨張部材は、当該膨張部材の一部を欠落して形成される欠落部を有し、
前記ハウジング部材は、内部に膨張部材を収容するための空間が形成されており、当該空間に面する部分には内側へと突出する突起部が形成されるものであって、
前記膨張部材は、前記欠落部に前記突起部が嵌入された状態で収容されることを特徴とする液体燃料センサー。 - 前記膨張部材の膨張方向を規制する膨張規制手段を有することを特徴とする請求項1に記載の液体燃料センサー。
- 前記欠落部の少なくとも一つは、前記膨張部材を貫通する貫通孔であることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体燃料センサー。
- 前記欠落部の少なくとも一つは、外側から内側へ向かって凹んだ切欠きであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の液体燃料センサー。
- 前記欠落部の少なくとも一つは、外側から内側へ向かって延びる切込みであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の液体燃料センサー。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載の液体燃料センサーを備えたことを特徴とする燃焼装置。
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