JP5970805B2 - 透明シート付タッチパネルセンサ - Google Patents
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Description
はじめに図1および図2を参照して、タッチパネルセンサ30を備えたタッチパネル装置20全体について説明する。図1および図2に示されたタッチパネル装置20は、投影型の静電容量結合方式として構成され、タッチパネル装置20への外部導体(例えば、人間の指)の接触位置を検出可能に構成されている。なお、静電容量結合方式のタッチパネル装置20の検出感度が優れている場合には、外部導体がタッチパネル装置に接近しただけで当該外部導体がタッチパネル装置のどの領域に接近しているかを検出することができる。従って、ここで用いる「接触位置」とは、実際には接触していないが位置を検出され得る接近位置を含む概念とする。
次に図2および図3を参照して、タッチパネルセンサ30について詳述する。図2および図3に示すように、タッチパネルセンサ30は、基材フィルム32と、基材フィルム32の観察者側(一側)の面32a上に所定のパターンで設けられた第1透明導電体40と、基材フィルム32の表示装置15側(他側)の面32b上に所定のパターンで設けられた第2透明導電体45と、を有している。図3においては、第2透明導電体45などの、基材フィルム32の表示装置15側(面32b上)に設けられている構成要素が、便宜上、点線にて示されている。
はじめに、第1センサ電極36aおよび第2センサ電極37aについて詳述する。上述のように、第1センサ電極36aおよび第2センサ電極37aは、アクティブエリアAa1に設けられた第1透明導電体40および第2透明導電体45によりそれぞれ構成されている。これら第1透明導電体40および第2透明導電体45は、導電性を有する透明な材料から形成されている。このうち第1透明導電体40は、基材フィルム32の観察者側の面32a上に設けられるとともに、図3に示すように、x方向に略平行に延びている。また第2透明導電体45は、基材フィルム32の表示装置15側の面32b上に設けられるとともに、図3に示すように、x方向に直交するy方向に略平行に延びている。
次に第1センサ電極36aに導通する第1取出配線36bと、第2センサ電極37aに導通する第2取出配線36bと、について詳細に説明する。
図3に示すように、第1取出配線36bは、第1額縁配線領域30aにおいて第1透明導電体40に電気的に接続されるとともに、第1額縁配線領域30aを通って第2額縁配線領域30bに至る第1取出導電体43と、第2額縁配線領域30b内に設けられ、第1取出導電体43に接続される第1取出端子部44と、を含んでいる。
次に第2取出配線37bについて説明する。第2取出配線37bは、第2額縁配線領域30bにおいて第2透明導電体45に接続される第2取出導電体48と、第2額縁配線領域30b内に設けられ、第2取出導電体48に接続される第2取出端子部49と、を含んでいる。
例えば、第1額縁配線領域30aの幅を小さくすることが求められる場合、各第1取出導電体43は、例えば、基材フィルム32上に設けられた金属層をいわゆるフォトリソグラフィー法によってパターニングすることにより形成される。これによって、各第1取出導電体43を狭ピッチで形成することができ、例えば、各第1取出導電体43の幅を50μm以下とすることができ、各第1取出導電体43間の間隔を30μm以下とすることができる。
また、第1取出導電体43、第1取出端子部44、第2取出導電体48および第2取出端子部49の抵抗値を小さくすることが求められる場合、第1取出導電体43、第1取出端子部44、第2取出導電体48および第2取出端子部49は、例えば銀ペースト等の導電性ペーストを、スクリーン印刷法を用いて塗布することにより形成される。これによって、第1取出導電体43、第1取出端子部44、第2取出導電体48および第2取出端子部49の厚みを大きくすることができ、例えば1μm以上とすることができる。このことにより、第1取出導電体43、第1取出端子部44、第2取出導電体48および第2取出端子部49の抵抗値をより小さくすることができる。
次に図4および図5を参照して、タッチパネルセンサ30の第1透明導電体40および第2透明導電体45からの信号を、表示装置15などに設けられた検出制御部に伝達するための構成について説明する。図4は、フレキシブル基板21が取り付けられたタッチパネルセンサ30を示す平面図であり、図5は、タッチパネルセンサ30の取出端子部44,49からの信号がフレキシブル基板21によって取り出される様子を示す側面図である。なお図4においては、基材フィルム32の表示装置15側(面32b側)に設けられている構成要素が、便宜上、点線にて示されている。また図4および図5においては、便宜上、透明導電体40,45のライン部41a,46a、および取出導電体43,48の描写が省略されている。
図5に示すように、フレキシブル基板21の他側信号用端子部22bは、異方性導電層(導電部材)24を介してタッチパネルセンサ30の第2取出端子部49に接続されている。ここで異方性導電層24とは、厚さ方向(図5における上下方向)における導電性を有し、かつ、厚さ方向に直交する方向における絶縁性を有する層である。このため、異方性導電層24が多数の他側信号用端子部22b上に連続的に形成される場合であっても、隣接する他側信号用端子部22b間が導通することはない。すなわち、多数の他側信号用端子部22bと多数の第2取出端子部49との間に異方性導電層24を介在させることにより、対向する一対の他側信号用端子部22bと第2取出端子部49との間のみを導通させることができる。
一方、図5に示すように、タッチパネルセンサ30の観察者側に第1接着層14を介して接着された保護カバー12は、それらの一端12bがタッチパネルセンサ30の観察者側の各第1取出端子部44に対向するよう配置された複数の接続端子部12aを有している。各接続端子部12aは、図5に示すように、対応する第1取出端子部44に対向するよう配置された一端12bから保護カバー12の外方に向かって延びている。この場合、各接続端子部12aの他端12cは、保護カバー12の端部近傍に配置されている。なお、第1接着層14の厚みは、例えば20〜50μmの範囲内となっている。
一般に、本実施の形態において、実際のフレキシブル基板21が図5に示されるように大きく屈曲されることはない。なぜなら、図5の例にて、接続端子部12a、異方性導電層24、第1取出端子部44、基材フィルム32、第2取出端子部49、異方性導電層24および他側信号用端子部22bの厚みの合計は、一般に数十〜数百μmのオーダーとなっており、一方、保護カバー12の接続端子部12aの一端12bから他端12cまでの距離は、一般に数mmのオーダーとなっているからである。従って、一般に、実際のフレキシブル基板21における屈曲の程度はわずかなものとなっている。このことは、以下の図6,7,9または12において示す例においても同様である。
次に、図8および図9を参照して、本実施の形態の効果を比較の形態と比較して説明する。図8は、比較の形態において、フレキシブル基板が取り付けられたタッチパネルセンサを示す平面図であり、図9は、比較の形態における入出力装置を示す側面図である。図9に示す比較の形態による入出力装置110においては、タッチパネルセンサ30の観察者側に取り付けられる保護カバー112に接続端子部が設けられていない。また、フレキシブル基板121の両面に信号用端子部が設けられている。図8および図9に示す比較の形態において、図1乃至図7に示す本実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
次に、図10を参照して、本実施の形態の効果をその他の比較の形態と比較して説明する。図10に示す比較の形態による入出力装置110においては、フレキシブル基板121Aが180°にわたって折り曲げられており、また折り曲げられたフレキシブル基板121Aの内側の面上に信号用端子部123a,123bが設けられている。図10に示すその他の比較の形態において、図1乃至図7に示す本実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
また上述の実施の形態において、本発明における「タッチパネルセンサの一側に接着された透明シート」が、タッチパネルセンサ30の観察者側に接着された保護シート12からなる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図11および図12に示すように、「タッチパネルセンサの一側に接着された透明シート」がタッチパネルセンサ30の表示装置15側に接着された透明シート、例えばカラーフィルタ27のカラーフィルタ用基材28であってもよい。以下、図11および図12を参照して、そのような変形例について説明する。なお、以下に説明する変形例においては、「一側」が表示装置15側となっており、「他側」が観察者側となっている。
図11および図12を参照して、タッチパネルセンサ30の第1透明導電体40および第2透明導電体45からの信号を、表示装置15などに設けられた検出制御部に伝達するための構成について説明する。図11は、フレキシブル基板21Aが取り付けられたタッチパネルセンサ30を示す平面図であり、図12は、タッチパネルセンサ30の取出端子部44,49からの信号がフレキシブル基板21Aにより取り出される様子を示す側面図である。なお図11においては、基材フィルム32の表示装置15側(面32b側)に設けられている構成要素が、便宜上、点線にて示されている。また図11および図12においては、便宜上、透明導電体40,45のライン部41a,46a、および取出導電体43,48の描写が省略されている。
図12に示すように、フレキシブル基板21Aの一側信号用端子部23aは、異方性導電層(導電部材)24を介してタッチパネルセンサ30の第1取出端子部44に接続されている。これによって、タッチパネルセンサ30の第1透明導電体40からの信号が、第1取出導電体43、第1取出端子部44、異方性導電層24および一側信号用端子部23aを介して検出制御部に伝達される。
一方、図12に示すように、タッチパネルセンサ30の表示装置15側には、第2接着層19を介してカラーフィルタ27が接合されている。カラーフィルタ27は、表示装置15から放出される光を波長に応じて選択的に透過させるものであり、例えば、透明なカラーフィルタ用基材28と、カラーフィルタ用基材28上に設けられた赤色着色層、青色着色層および緑色着色層と、を有している。本変形例においては、図12に示すように、カラーフィルタ27の観察者側にカラーフィルタ用基材28が位置している。なお、第2接着層19の厚みは、例えば20〜50μmの範囲内となっている。
12 保護カバー
12a 接続端子部
12b 一端
12c 他端
13 保護フィルム
14 第1接着層
15 表示装置
16 表示パネル
16a 表示面
17 表示パネル用接着層
19 第2接着層
20 タッチパネル装置
21,21A フレキシブル基板
22a 一側信号用端子部
22b 他側信号用端子部
23a 一側信号用端子部
23b 他側信号用端子部
24 異方性導電層
27 カラーフィルタ
28 カラーフィルタ用基材
28a 接続端子部
28b 一端
28c 他端
30 タッチパネルセンサ
30a 第1額縁配線領域
30b 第2額縁配線領域
32 基材フィルム
32a 面(観察者側の面)
32b 面(表示装置側の面)
36a 第1センサ電極
36b 第1取出配線
37a 第2センサ電極
37b 第2取出配線
40 第1透明導電体
41a ライン部
41b 膨出部
43 第1取出導電体
44 第1取出端子部
45 第2透明導電体
46a ライン部
46b 膨出部
48 第2取出導電体
49 第2取出端子部
110 入出力装置
112 保護カバー
121,121A フレキシブル基板
121c 観察者側の面
121d 表示装置側の面
121e 切り込み部
122a 一側信号用端子部
122b 他側信号用端子部
Claims (9)
- 両面に所定パターンで透明導電体が設けられ、タッチ位置を検出され得る領域に対応するアクティブエリアと、前記アクティブエリアの周縁に位置する非アクティブエリアと、を含むタッチパネルセンサと、
前記タッチパネルセンサの一側に配置された透明シートと、を備え、
前記タッチパネルセンサは、その一側の前記非アクティブエリア内に配置されるとともに一側の透明導電体に導通する第1取出端子部と、その他側の前記非アクティブエリア内に配置されるとともに他側の透明導電体に導通する第2取出端子部と、を有し、
前記透明シートは、前記タッチパネルセンサの一側の前記第1取出端子部に対向するよう配置されるとともに、導電部材を介して前記第1取出端子部に接続された接続端子部を有する
ことを特徴とする透明シート付タッチパネルセンサ。 - 前記透明シートは、接着層を介して前記タッチパネルセンサの一側に接着されている
ことを特徴とする請求項1に記載の透明シート付タッチパネルセンサ。 - 一側信号用端子部と他側信号用端子部とがその一側に形成されたフレキシブル基板をさらに備え、
前記透明シートの前記接続端子部は、その一端が導電部材を介して前記タッチパネルセンサの一側の前記第1取出端子部に接続されており、
前記フレキシブル基板の前記一側信号用端子部は、前記透明シートの前記接続端子部の他端に接続され、
前記フレキシブル基板の前記他側信号用端子部は、前記タッチパネルセンサの他側の第2取出端子部に接続される
ことを特徴とする請求項2に記載の透明シート付タッチパネルセンサ。 - 前記フレキシブル基板を90°以上にわたって折り曲げること無く、前記一側信号用端子部が前記透明シートの前記接続端子部の他端に接続され、かつ、前記他側信号用端子部が前記タッチパネルセンサの他側の第2取出端子部に接続される
ことを特徴とする請求項3に記載の透明シート付タッチパネルセンサ。 - 前記導電部材は、導電性粒子と絶縁性のバインダとを含む異方性導電層からなる
ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の透明シート付タッチパネルセンサ。 - 前記透明シートは、前記タッチパネルセンサを保護する保護カバーからなる
ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の透明シート付タッチパネルセンサ。 - 前記保護カバーは、その厚みが0.02〜0.4mmの範囲内となっているとともに、ポリエチレンテレフタレートから構成されている
ことを特徴とする請求項6に記載の透明シート付タッチパネルセンサ。 - 前記保護カバーは、その厚みが0.1〜1.5mmの範囲内となっているとともに、ガラス板から構成されている
ことを特徴とする請求項6に記載の透明シート付タッチパネルセンサ。 - 前記透明シートは、光を波長に応じて選択的に透過させるカラーフィルタのカラーフィルタ用基材からなる
ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の透明シート付タッチパネルセンサ。
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