JP6300059B2 - タッチ検出モジュール、タッチ機能付き表示装置およびタッチパネルセンサ - Google Patents
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Description
フレキシブルプリント基板がオーバーコート層に乗り上げている場合、タッチパネルセンサとフレキシブルプリント基板との間に、フレキシブルプリント基板の厚みに基づく大きな段差が生じることになる。このような大きな段差が存在していると、搬送工程や表示装置との組合せ工程などのその後の製造工程における生産性や作業性が低下してしまうことが考えられる。また、オーバーコート層の端部の形状に沿ってフレキシブルプリント基板が撓むことは通常は困難なので、端子部の露出部分とフレキシブルプリント基板との間に大きな空隙が形成されてしまうことも考えられる。このような空隙は、腐食やエレクトロマイグレーションの起点となり得るものである。
一方、フレキシブルプリント基板がオーバーコート層に乗り上げていない場合、フレキシブルプリント基板の端部とオーバーコート層の端部との間に隙間が形成されることになる。すなわち、端子部に、オーバーコート層またはフレキシブルプリント基板のいずれによっても覆われていない部分が存在することになる。この場合、端子部の保護をより確実にするためには、端子部のうちオーバーコート層またはフレキシブルプリント基板のいずれによっても覆われていない部分を、さらなる樹脂層によって保護することが好ましい。しかしながら、この場合、樹脂層を形成する分だけ工数が増加してしまうことになる。
はじめに図1を参照して、タッチパネルセンサ30を備えたタッチパネル装置20、および、タッチパネル装置20を備えたタッチ機能付き表示装置10について説明する。図1に示されたタッチパネル装置20は、投影型の静電容量結合方式として構成され、タッチパネル装置20への外部導体(例えば、人間の指)の接触位置を検出可能に構成されている。なお、静電容量結合方式のタッチパネル装置20の検出感度が優れている場合には、外部導体がタッチパネル装置に接近しただけで当該外部導体がタッチパネル装置のどの領域に接近しているかを検出することができる。従って、ここで用いる「接触位置」とは、実際には接触していないが位置を検出され得る接近位置を含む概念とする。なお、「容量結合」方式は、タッチパネルの技術分野において「静電容量」方式や「静電容量結合」方式等とも呼ばれており、本件では、これらの「静電容量」方式や「静電容量結合」方式等と同義の用語として取り扱う。
次に図2を参照して、タッチパネルセンサ30について説明する。図2は、タッチパネルセンサ30を示す平面図である。
また「オーバーコート層38の平均厚み」とは、上述のように、オーバーコート層38のうちほぼ一様な厚みを有する部分、すなわち平坦部分38bの厚みt1を意味している。
はじめに基材31を準備する。次に基材31上に透明導電層41を設け、その後、透明導電層41をパターニングして上述の第1膨出部32a、第1ライン部32bおよび第2膨出部33aを形成する。パターニング方法としては、例えばフォトリソグラフィー法が用いられる。
次に、本実施の形態の効果を、第1の比較の形態と比較して説明する。図6Aは、第1の比較の形態におけるタッチパネルセンサ130Aおよびフレキシブルプリント基板21を示す縦断面図である。
次に、本実施の形態の効果を、第2の比較の形態と比較して説明する。図6Bは、第2の比較の形態におけるタッチパネルセンサ130Bおよびフレキシブルプリント基板21を示す縦断面図である。
上述の本実施の形態において、階調マスクとして構成された露光マスク50を用いることによって、テーパ部分38dを含むオーバーコート層38が形成される例を示した。しかしながら、テーパ部分38dを含むオーバーコート層38を形成する方法が、階調マスクを用いた露光処理に限られることはない。例えば、オーバーコート層38を構成するための樹脂材料と、適切な溶媒とを含む塗工液を、所定のパターンで取出導電パターン36および端子部37上に塗工することにより、オーバーコート層38を形成してもよい。この場合、塗工液の粘度を適切に調整することにより、オーバーコート層38の形状を、その端部38aに近づくにつれて厚みがなだらかに減少するような形状にすることができる。すなわち、上述のテーパ部分38dを実現することができる。なお具体的な塗工方法が特に限られることはなく、スクリーン印刷法など、公知の方法が適宜用いられ得る。
また上述の本実施の形態において、オーバーコート層38の近接部分38cが、端子部37の露出部分37aに向かうにつれてその厚みが減少するテーパ部分38dとして構成されている例を示した。しかしながら、近接部分38cの厚みt2を平坦部分38bの厚みt1よりも小さくし、これによってタッチパネルセンサ30とフレキシブルプリント基板21との間の段差sを小さくすることができる限りにおいて、オーバーコート層38の近接部分38cの具体的な形状が特に限られることはない。例えば図7に示すように、近接部分38cは、平坦部分38bに比べて低減された厚みを有する厚み低減部分38eとして構成されていてもよい。図7に示す例においても、図6Aに示す上述の第1の比較の形態の場合に比べて、タッチパネルセンサ30とフレキシブルプリント基板21との間に生じる段差sを小さくすることができ、かつ、端子部37とフレキシブルプリント基板21との間に形成される空隙45を小さくすることができる。
なお、図7に示すオーバーコート層38を形成する方法は特には限られないが、例えば、露光マスク50としてハーフトーンマスクを用いた露光処理を実施することによって、厚み低減部分38eを有するオーバーコート層38を得ることができる。
また上述の本実施の形態において、透明導電パターン32,33がいずれも、基材31の表示装置15側の面または観察者側の面のいずれか一方に設けられる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、基材31の表示装置15側の面および観察者側の面の両方に透明導電パターンが設けられていてもよい。例えば、第1透明導電パターン32が基材31の一方の面に設けられ、第2透明導電パターン33が基材31の他方の面に設けられていてもよい。また取出導電パターン36および端子部37も、透明導電パターンに応じて、基材31の一方の面および他方の面の両方に設けられていてもよい。この場合も、端子部37上には、端子部37の露出部分37aに接する部分においてその厚みが低減された上述のオーバーコート層38が設けられる。これによって、タッチパネルセンサ30とフレキシブルプリント基板21との間に段差が生じることを抑制し、かつ、端子部37とフレキシブルプリント基板21との間に空隙が形成されることを抑制することができる。
また上述の本実施の形態において、基材31を有するタッチパネルセンサ30が、タッチパネルセンサ30や表示装置15を保護するための保護板12と組み合わされる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図示はしないが、タッチパネルセンサ30の基材31は、表示装置用の保護板として機能することができる程度の強度を有するものであり、かつタッチパネルセンサ30の透明導電パターン32,33、取出導電パターン36、端子部37およびオーバーコート層38はいずれも、基材31の面のうち表示装置15側の面に設けられていてもよい。この場合、タッチパネルセンサ30の基材31は、透明導電パターン32,33などのパターンを支持するだけでなく、それらのパターンや表示装置15を保護するものとしての役割を果たすことができ、このため、保護板12を省略することができる。すなわちタッチパネルセンサ30は、いわゆるカバーガラス一体型のタイプであってもよい。
12 保護板
15 表示装置
18 タッチ検出モジュール
20 タッチパネル装置
21 フレキシブルプリント基板
21a 端部
30 タッチパネルセンサ
31 基材
32 第1透明導電パターン
33 第2透明導電パターン
34 絶縁層
36 取出導電パターン
37 端子部
37a 露出部分
38 オーバーコート層
38a 端部
38b 平坦部分
38c 近接部分
38d テーパ部分
38e 厚み低減部分
45 空隙
47 樹脂層
50 露光マスク
Claims (6)
- タッチパネルセンサと、タッチパネルセンサに接合されたフレキシブルプリント基板とを備えるタッチ検出モジュールであって、
前記タッチパネルセンサは、
タッチ位置を検出され得る領域に対応するアクティブエリアと、アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアと、を含む基材と、
前記基材の前記アクティブエリアに配置された導電パターンと、
前記基材の外縁に沿って並ぶよう前記基材の前記非アクティブエリアに配置され、前記導電パターンに電気的に接続された複数の端子部と、
前記端子部上に設けられたオーバーコート層と、を備え、
前記オーバーコート層は、前記端子部のうち前記基材の前記外縁寄りに位置する部分及び前記基材のうち前記端子部と前記基材の外縁との間の部分が前記オーバーコート層によって覆われていない露出部分として存在するよう、前記端子部上に設けられており、
前記オーバーコート層のうち前記端子部の前記露出部分に接する部分の厚みは、前記オーバーコート層の平均厚みよりも小さくなっており、
前記オーバーコート層のうち前記端子部の前記露出部分に接する部分は、前記オーバーコート層の前記露出部分側の端部に至るまで、複数の前記端子部が並べられた前記基材の前記外縁に向かうにつれてその厚みが減少するテーパ部分として構成されており、
前記フレキシブルプリント基板は、その端部が、前記オーバーコート層の前記テーパ部分上に位置するよう、前記端子部の前記露出部分に接合されている、タッチ検出モジュール。 - 前記オーバーコート層のうち前記端子部の前記露出部分に接する部分の厚みは、前記オーバーコート層の平均厚みの30%以下になっている、請求項1に記載のタッチ検出モジュール。
- 前記オーバーコート層のうち前記端子部の前記露出部分に接する部分は、前記オーバーコート層の前記露出部分側の端部から2.0mm以下の距離に位置する部分である、請求項1または2に記載のタッチ検出モジュール。
- 前記タッチパネルセンサの前記基材は、表示装置用の保護板として機能するものであり、
前記タッチパネルセンサの前記導電パターン、前記端子部および前記オーバーコート層はいずれも、前記基材の面のうち表示装置側の面に設けられている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のタッチ検出モジュール。 - 表示装置と、
前記表示装置と組み合わされた、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の前記タッチ検出モジュールと、を備える、タッチ機能付き表示装置。 - フレキシブルプリント基板に接合されて用いられるタッチパネルセンサであって、
タッチ位置を検出され得る領域に対応するアクティブエリアと、アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアと、を含む基材と、
前記基材の前記アクティブエリアに配置された導電パターンと、
前記基材の外縁に沿って並ぶよう前記基材の前記非アクティブエリアに配置され、前記導電パターンに電気的に接続された複数の端子部と、
前記端子部上に設けられたオーバーコート層と、を備え、
前記オーバーコート層は、前記端子部のうち前記基材の前記外縁寄りに位置する部分及び前記基材のうち前記端子部と前記基材の外縁との間の部分が前記オーバーコート層によって覆われていない露出部分として存在するよう、前記端子部上に設けられており、
前記オーバーコート層のうち前記端子部の前記露出部分に接する部分の厚みは、前記オーバーコート層の平均厚みよりも小さくなっており、
前記オーバーコート層のうち前記端子部の前記露出部分に接する部分は、前記オーバーコート層の前記露出部分側の端部に至るまで、複数の前記端子部が並べられた前記基材の前記外縁に向かうにつれてその厚みが減少するテーパ部分として構成されている、タッチパネルセンサ。
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