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JP5973527B2 - 帽子用ひさしの製法 - Google Patents
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本発明は、帽子用ひさしの製法に関する。
従来、ひさしを有する帽子に於て、一般に、ひさしは、芯材と芯材を包囲する布体とから成る(例えば、特許文献1参照)。
しかし、芯材がプラスチックから成り、硬くて重く、折畳んでポケットに収納しづらいという欠点があった。また、布体と芯材は非接着であって、布体が芯材から浮かないようにするため芯材と布体とを縫着する(円挿しする)ので、見た目がシンプルではないという欠点があった。すなわち、機能性が劣りしかも美しくないという欠点があった。
特開平2008−45234号公報
解決しようとする課題は、硬くて重く、折畳んでポケットに収納しづらい点である。また、芯材と布体とを縫着するので、見た目がシンプルではない点である。すなわち、機能性が劣りしかも美しくない点である。
そこで、本発明に係る帽子用ひさしの製法は、縫合わせ部分がひさし外端面近傍に配設されるように、表て布体と裏布体とを袋状に縫着し、次に、内外を裏返してひさし形状の袋体を形成するとともに、一枚のEPDMから成り厚さ寸法が 0.3mm〜 1.0mmに設定されたひさし用芯材の表て面及び裏面の各々に、剥離シートが積層された両面粘着シートを、接着して積層シート体を形成し、次に、該積層シート体を、上記袋体の内面形状に対応する形状に打抜いて、上記表て面側及び裏面側の各々の上記両面粘着シートの外面側に、上記剥離シートが積層された芯材中間体を製造し、上記芯材中間体の2枚の上記剥離シートのうち1枚を剥離させて、上記両面粘着シートが露出している側を上記表て布体側に対応させつつ上記袋体に差入れ、上記表て布体の内面と上記芯材を上記両面粘着シートにて接着し、その後、残り1枚の上記剥離シートを剥離させて、上記表て布体と裏布体の上記縫合わせ部分を、上記芯材の外端面近傍裏側に配設しつつ、上記裏布体の内面と上記芯材とを、上記両面粘着シートにて接着する方法である。
また、縫合わせ部分がひさし外端面近傍に配設されるように、表て布体と裏布体とを袋状に縫着し、次に、内外を裏返してひさし形状の袋体を形成するとともに、一枚のEPDMから成り厚さ寸法が 0.3mm〜 1.0mmに設定されたひさし用芯材の表て面及び裏面の各々に、剥離シートが積層された両面粘着シートを接着して積層シート体を形成し、次に、該積層シート体を、上記袋体の内面形状に対応する形状に打抜いて、上記表て面側及び裏面側の各々の上記両面粘着シートの外面側に、上記剥離シートが積層された芯材中間体を製造し、上記芯材中間体を上記袋体に差入れ、差入れた状態で、上記芯材中間体の2枚の上記剥離シートのうち上記表て布体側の1枚を剥離して、上記表て布体の内面と上記芯材を上記両面粘着シートにて接着し、その後、残り1枚の上記剥離シートを剥離させて、上記表て布体と裏布体の上記縫合わせ部分を、上記芯材の外端面近傍裏側に配設しつつ、上記裏布体の内面と上記芯材とを、上記両面粘着シートにて接着する方法である。
本発明の帽子の製法によれば、柔らかくて軽く、容易に折畳んでポケットに収納することができる帽子を製造することができる。また、芯材と布体とを縫着する必要がなく、外観がシンプルな帽子を製造することができる。すなわち、機能性に優れながら美しい帽子を製造することができる。
本発明の実施の一形態を示す斜視図である。 図1のA−A断面拡大図である。 製法を示す斜視図である。 要部拡大断面図である。 製法を示す平面図である。 要部拡大断面図である。 製法を示す斜視図である。 要部拡大断面図である。 要部拡大断面図である。 要部拡大断面図である。
以下、図示の実施の形態に基づいて本発明を詳説する。
図1・図2は、本発明の実施の一形態を示し、この帽子は、ひさし1の芯材2が一枚の合成ゴム又は高分子シリコン化合物から成る。芯材2がEPDM(例えば、クレハエラストマー株式会社製のEB270N)から成るのが好ましい。また、芯材2が高分子シリコン化合物から成る場合、耐久性に優れ、香料を含有させたり、硬さを容易に変化させたり、厚さ寸法も色々と選択できるなど、多種多様な特性を持たせることができる。
芯材2の厚さ寸法Tを、 0.3mm〜 1.0mmに設定する。厚さ寸法Tがこの範囲内にある場合、適度に形状が復元し、かつ、軽い。厚さ寸法Tが 0.3mm未満の場合、形状復元性が悪い。厚さ寸法Tが 1.0mmを超える場合、重くなる虞れがある。
芯材2を包囲する布体3と芯材2とが、両面粘着シート4にて接着されている。布体3は、例えば、ポリエステル繊維の織物、綿織物等から成る。
布体3が表て布体5と裏布体6とから成る。表て布体5と裏布体6の縫合わせ部分7が、芯材2の外端面8ないし外端面8近傍裏側に配設されている。
次に、本発明の帽子の製法について説明する。本発明の帽子の製法は、以下のようなひさし製造工程を含む。ひさし製造工程は、まず、図3に示すように、表て布体5と裏布体6とを袋状に縫着して(縫い代の幅は、例えば、3mm〜5mmとする。)、内外を裏返して袋体9(図7参照)を形成する。
次に、図4・図5に示すように一枚の合成ゴム又は高分子シリコン化合物から成るひさし用芯材2の表て面10及び裏面11の各々に両面粘着シート4を接着し、袋体9の内面形状に対応する形状に打抜いて芯材中間体14を製造する。芯材中間体14は、表て面10側及び裏面11側の各々の両面粘着シート4の外面側に、剥離シート12が積層されている。
その後、図6に示すように、2枚の剥離シート12のうち1枚を剥離させる。そして、図7・図8に示すように、両面粘着シート4が露出している側を表て布体5側に対応させつつ袋体9に差入れ、芯材2を布体3で包囲する。次に、芯材2と布体3とを、エアが入らないようにしながら、両面粘着シート4にて接着する。
具体的には、まず、エアが入らないようにしながら、表て布体5と芯材2を両面粘着シート4にて接着する。その後、図9に示すように、残り1枚の剥離シート12を剥離させる。そして、図10に示すように、表て布体5と裏布体6の縫合わせ部分が、芯材2の外端面8ないし外端面8近傍裏側に配設されるように、かつ、エアが入らないようにしながら、裏布体6と芯材2を両面粘着シート4にて接着する。図示省略の加熱ローラにて、加熱プレスして強固・確実に接着する。
なお、本発明は、設計変更可能であって、例えば、布体3が不織布から成るも良い。また、芯材中間体14を袋体9に差入れてから、2枚の剥離シート12を1枚ずつ剥離して、順次エアが入らないようにしながら、芯材2と布体3(表て布体5及び裏布体6)とを接着するも良い。
以上のように、本発明は、ひさし1を有する帽子に於て、該ひさし1の芯材2が一枚の合成ゴム又は高分子シリコン化合物から成り、該芯材2を包囲する布体3と上記芯材2とが、両面粘着シート4にて接着されているので、柔らかくて軽く、容易に折畳んでポケットに収納することができるとともに、形状保持性(復元性)が良い。また、芯材2と布体3とを縫着する必要がなく、見た目をシンプルにすることができる。すなわち、機能性に優れながら美しい。また、触った感じがソフトである。
また、上記芯材2が、EPDMから成るので、芯材2の厚さ寸法Tを十分薄くしても適度な形状保持性を有する。また、加熱ローラで押圧して貼着する製造工程に於て、臭いが出ない。
また、上記布体3が表て布体5と裏布体6とから成り、該表て布体5と裏布体6の縫合わせ部分7が、上記芯材2の外端面8ないし外端面8近傍裏側に配設されているので、ひさし1の外周端縁が特に美しく見える。
また、一枚の合成ゴム又は高分子シリコン化合物から成るひさし用芯材2の表て面10及び裏面11の各々に両面粘着シート4を接着し、該芯材2を布体3で包囲するとともに、該芯材2と布体3とを上記両面粘着シート4にて接着するひさし製造工程を含むので、柔らかくて軽く、容易に折畳んでポケットに収納することができるとともに、形状保持性(復元性)が良い帽子を製造することができる。また、芯材2と布体3とを縫着する必要がなく、見た目がシンプルな帽子を製造することができる。すなわち、機能性に優れながら美しい帽子を製造することができる。また、触った感じがソフトな帽子を製造することができる。
1 ひさし
2 芯材
3 布体
4 両面粘着シート
5 表て布体
6 裏布体
7 縫合わせ部分
8 外端面
10 表て面
11 裏面

Claims (2)

  1. 縫合わせ部分(7)がひさし外端面近傍に配設されるように、表て布体(5)と裏布体(6)とを袋状に縫着し、次に、内外を裏返してひさし形状の袋体(9)を形成するとともに、
    一枚のEPDMから成り厚さ寸法(T)が 0.3mm〜 1.0mmに設定されたひさし用芯材(2)の表て面(10)及び裏面(11)の各々に、剥離シート(12)が積層された両面粘着シート(4)を、接着して積層シート体を形成し、次に、該積層シート体を、上記袋体(9)の内面形状に対応する形状に打抜いて、上記表て面(10)側及び裏面(11)側の各々の上記両面粘着シート(4)の外面側に、上記剥離シート(12)が積層された芯材中間体(14)を製造し、
    上記芯材中間体(14)の2枚の上記剥離シート(12)のうち1枚を剥離させて、上記両面粘着シート(4)が露出している側を上記表て布体(5)側に対応させつつ上記袋体(9)に差入れ、上記表て布体(5)の内面と上記芯材(2)を上記両面粘着シート(4)にて接着し、その後、残り1枚の上記剥離シート(12)を剥離させて、上記表て布体(5)と裏布体(6)の上記縫合わせ部分(7)を、上記芯材(2)の外端面(8)近傍裏側に配設しつつ、上記裏布体(6)の内面と上記芯材(2)とを、上記両面粘着シート(4)にて接着することを特徴とする帽子用ひさしの製法。
  2. 縫合わせ部分(7)がひさし外端面近傍に配設されるように、表て布体(5)と裏布体(6)とを袋状に縫着し、次に、内外を裏返してひさし形状の袋体(9)を形成するとともに、
    一枚のEPDMから成り厚さ寸法(T)が 0.3mm〜 1.0mmに設定されたひさし用芯材(2)の表て面(10)及び裏面(11)の各々に、剥離シート(12)が積層された両面粘着シート(4)を、接着して積層シート体を形成し、次に、該積層シート体を、上記袋体(9)の内面形状に対応する形状に打抜いて、上記表て面(10)側及び裏面(11)側の各々の上記両面粘着シート(4)の外面側に、上記剥離シート(12)が積層された芯材中間体(14)を製造し、
    上記芯材中間体(14)を上記袋体(9)に差入れ、差入れた状態で、上記芯材中間体(14)の2枚の上記剥離シート(12)のうち上記表て布体(5)側の1枚を剥離して、上記表て布体(5)の内面と上記芯材(2)を上記両面粘着シート(4)にて接着し、その後、残り1枚の上記剥離シート(12)を剥離させて、上記表て布体(5)と裏布体(6)の上記縫合わせ部分(7)を、上記芯材(2)の外端面(8)近傍裏側に配設しつつ、上記裏布体(6)の内面と上記芯材(2)とを、上記両面粘着シート(4)にて接着することを特徴とする帽子用ひさしの製法。
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