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JP5979480B2 - オープンショーケース - Google Patents
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Description

本発明は、断熱壁の前面開口に冷気エアーカーテンを形成すると共に、断熱壁内に構成された陳列室には複数段の棚を架設して成るオープンショーケースに関するものである。
従来よりこの種オープンショーケースは、前面に開口する断面略コ字状の断熱壁内を仕切板にて仕切り、この仕切板の前側を陳列室とし、後側をダクトとしている。そして、陳列室内には商品を陳列するための棚を複数段架設すると共に、ダクト内には冷却器と送風機を設置し、この冷却器と熱交換した冷気を送風機にて開口上縁の冷気吐出口から吐出し、開口下縁の冷気吸込口から吸い込むことにより、開口に冷気エアーカーテンを形成しつつ、一部を陳列室内に循環させて各棚上の商品を冷却する方式とされている。
このようなオープンショーケースにおいて、何れかの棚上の領域前面を扉にて開閉自在に閉塞し、棚上の空間には仕切板から冷気を吹き出すことで、当該棚上の領域を他の陳列室内よりも局所的に低い温度に冷却することができるようにしたものも開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭58−72865号公報
しかしながら、係る従来の特許文献に示された構成では、扉自体の構造が複雑になると共に、扉後方の棚上の領域に吹き出された冷気を抜くために、扉受枠をエアーカーテン吸込グリルに取り付けており、これにより、エアーカーテン吸込グリルの形状も従来とは異なるものに設計変更しなければならない等の問題があった。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、簡単な構成で棚上の領域を局所的に低い温度に冷却することができるオープンショーケースを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のオープンショーケースは、前面に開口する断熱壁内を仕切板にて仕切ることにより陳列室とダクトを形成し、このダクト内に配設した冷却器と熱交換し、送風機にて加速された冷気を開口上縁の冷気吐出口から吐出し、開口下縁の冷気吸込口から吸い込むことにより、開口に冷気エアーカーテンを形成するものであって、陳列室内に架設された複数段の棚と、この棚とその上方に位置する棚との間に渡って取り付けられた開閉自在の扉装置と、この扉装置の背方に位置する仕切板に形成され、送風機にて加速された冷気を吹き出す冷気吹出口と、扉装置とそれが取り付けられた下側の棚との間に形成された冷気流出部とを備え、扉装置は、その下側の棚に取り付けられた下部レールと、上方に位置する棚に取り付けられた上部レールと、これらレール間に移動自在に嵌め込まれた引き戸式の透明扉板とから構成されており、下部レールは部分的に設けられたスペーサを介して棚に取り付けられ、このスペーサにて構成される下部レールと棚との間隔が冷気流出部になると共に、スペーサの高さ寸法は変更可能とされており、冷気吹出口から吹き出された冷気は、冷気流出部より流出し、冷気吸込口に吸い込まれることを特徴とする。
請求項の発明のオープンショーケースは、上記発明において扉板には通気口が形成されていることを特徴とする。
請求項の発明のオープンショーケースは、請求項又は請求項の発明において下部レール及び上部レールは、棚に着脱可能に取り付けられることを特徴とする。
請求項の発明のオープンショーケースは、請求項乃至請求項のうちの何れかの発明において下部レールには複数の透孔が形成されていることを特徴とする。
請求項の発明のオープンショーケースは、請求項乃至請求項のうちの何れかの発明において扉装置は自閉扉であることを特徴とする。
請求項の発明のオープンショーケースは、上記発明において下部レールは、扉板が閉じる方向に低く傾斜していることを特徴とする。
本発明によれば、前面に開口する断熱壁内を仕切板にて仕切ることにより陳列室とダクトを形成し、このダクト内に配設した冷却器と熱交換し、送風機にて加速された冷気を開口上縁の冷気吐出口から吐出し、開口下縁の冷気吸込口から吸い込むことにより、開口に冷気エアーカーテンを形成するオープンショーケースにおいて、陳列室内に架設された複数段の棚と、この棚とその上方に位置する棚との間に渡って取り付けられた開閉自在の扉装置と、この扉装置の背方に位置する仕切板に形成され、送風機にて加速された冷気を吹き出す冷気吹出口と、扉装置とそれが取り付けられた下側の棚との間に形成された冷気流出部とを備えており、冷気吹出口から吹き出された冷気が、冷気流出部より流出し、冷気吸込口に吸い込まれるようにしたので、扉装置により棚上の領域への塵埃の侵入を阻止することができると共に、扉装置にて閉じられた棚上の領域に冷気吹出口から冷気を吹き出し、冷気流出部より流出させることで円滑に冷気の流通を行わせ、当該領域を局所的に低い温度に冷却することができるようになる。
この場合、冷気流出部は扉装置とそれが取り付けられた下側の棚との間に形成しているので、従来のように冷気吸込口を変更する必要が無くなり、構造の簡素化を図ることができるようになる。また、既存のオープンショーケースの構造を変更すること無く実現することができるので、汎用性にも富んだものとなる。
た、扉装置を、その下側の棚に取り付けられた下部レールと、上方に位置する棚に取り付けられた上部レールと、これらレール間に移動自在に嵌め込まれた引き戸式の透明扉板とから構成し、下部レールを部分的に設けたスペーサを介して棚に取り付け、このスペーサにて構成された下部レールと棚との間隔を冷気流出部とすることで、より一層の構造の簡素化を図ることができるようになる。
特に、スペーサの高さ寸法は変更可能とされているので、棚位置が変更されて下側の棚とその上方の棚との間隔が変化した場合にも、スペーサの高さ寸法を調整することで対応することができるようになり、扉板として寸法の異なるものを複数準備する必要もなくなるものである。
また、請求項の発明の如く扉板に通気口を形成すれば、棚上の領域に吹き出された冷気を、扉板の通気口からより一層円滑に流出させることができるようになり、扉装置と棚との間の冷気流出部の冷気通過面積を大きく確保できない場合に、扉板の通気口から冷気を円滑に流出させることができるようになる。
また、請求項の発明の如く下部レール及び上部レールを、棚に着脱可能に取り付けるようにすれば、局所的な冷却が不要で扉装置を用いない場合や、異なる位置の棚に扉装置を移動する場合に、容易に撤去若しくは移設することが可能となり、著しい利便性の向上を図ることができるようになる。
また、請求項の発明の如く下部レールに複数の透孔を形成すれば、扉板に付着して流下する結露水を透孔から円滑に排出することができるようになると共に、下部レールに溜まる塵埃の除去も用意となる。
また、請求項の発明の如く扉装置を自閉扉とすれば、顧客等により扉板が開いたままで放置される不都合を解消することが可能となる。この場合、請求項の発明の如く下部レールを、扉板が閉じる方向に低く傾斜させることにより、自重で扉板を閉じることができるようになり、構造の簡素化を図ることが可能となる。
本発明を適用した実施例のオープンショーケースの縦断側面図である。 図1のオープンショーケース下部の拡大縦断側面図である。 図2のオープンショーケースの扉装置下部の拡大縦断側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。実施例のオープンショーケース1は、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗に設置されて商品を冷却しながら陳列販売するものであり、前面に開口する断面略コ字状の断熱壁2と、この断熱壁2の左右に取り付けられた図示しない側板とから本体が構成されている。
断熱壁2の内側には間隔を存して鋼板製の仕切板(インテリアリア)4が取り付けられ、この仕切板4の上端には鋼板製の天板6が断熱壁2の内側に間隔を存して取り付けられている。また、仕切板4の下端にはデックパンと称される鋼板製の最下段の棚7Aが断熱壁2と間隔を存して取り付けられており、これら仕切板4、天板6及び棚7Aの内側が前面に開口する陳列室8とされ、それらと断熱壁2との間が一連のダクト9とされている。
断熱壁2の前面開口上縁には冷気吐出口11が形成され、下縁には冷気吸込口12が形成されており、それぞれダクト9に連通している。また、仕切板4の下部後側のダクト9内には、冷却装置の冷凍サイクルを構成する冷却器13が縦設されており、棚7Aの下側のダクト9内には送風機14が設置されている。冷却器13には図示しない冷凍機から冷媒が供給されて冷却作用を発揮するものである。
そして、仕切板4の前側の陳列室8内には鋼板製の棚7が複数段架設されている。各棚7はブラケット16を介して仕切板4左右の図示しない支柱に上下位置変更可能に取り付けられている。
そして、実施例では最下段の棚7A(デックパン)の前端部とその上方に位置する棚7(上から6段目の棚)の前端部には、それらに渡って扉装置17が取り付けられ、棚7A上の領域8Aの前方を開閉自在に閉塞する。実施例の扉装置17は、下部レール18と、上部レール19とそれらの間に左右へ移動自在に嵌め込まれた引き戸式の二枚の透明扉板21、21とから構成されている。
この場合、上部レール19はネジにより棚7の前端部に着脱可能に取り付けられている。一方、下部レール18は棚7Aとの間に部分的に介設された磁石から成るスペーサ22A、22Bの磁力により、棚7Aに着脱可能に取り付けられている。実施例では二枚のスペーサ22A、22Bを重合して用いているが、その枚数は適宜変更可能である。即ち、棚7Aの上方の棚7の位置が変更されて、当該棚7と最下段の棚7Aとの間隔が変化した場合には、スペーサ22A、22Bの枚数を増加、或いは、減少させて全体の高さ寸法を変更し、棚7と7A間の間隔の変化を吸収することができるように構成されている。
そして、このスペーサ22A、22Bが存在しない部分には、それらの高さ寸法分の冷気流出部23が下部レール18と棚7A間に構成される。そして、この冷気流出部23は冷気吸込口23の直後に位置している。
また、下部レール18には複数の透孔24が穿設されている。更に、この下部レール18は扉板21、21が閉じる方向に低く傾斜している。即ち、前側のレール溝18Aは向かって左側に低く(レール溝18Aの最も低い箇所を18ALで示す)、後側のレール溝18Bは向かって右側に低く傾斜しており、レール溝18Aに嵌め込まれた前側の扉板21は向かって左側に、レール溝18Bに嵌め込まれた後側の扉板21は向かって右側に位置して棚7A上の領域8Aの前方を閉じる。これにより、各扉板21、21は開放された状態から自重で閉じる方向にスライドするようになるので、扉装置17は自閉扉となる。
更に、扉板21、21には通気口26がそれぞれ形成されている。また、扉装置17の背方に位置する仕切板4には、送風機14で加速され、冷却器13と熱交換した冷気を棚7A上の領域8Aに吹き出すための冷気吹出口27が形成されており、更に、その上方の棚7、7上の領域背方に対応する仕切板4にも冷気吹出口28がそれぞれ形成されている。
以上の構成で、送風機14が運転されると、冷却器13と熱交換したダクト9内の冷気は加速されて吹き上げられ、冷気吐出口11から陳列室8の開口に向けて吐出される。この冷気は陳列室8の前面開口に冷気エアーカーテンを形成した後、冷気吸込口12から吸い込まれ、送風機14に帰還する循環を繰り返す。また、冷却器13から出た冷気の一部は各冷気吹出口27、28からも陳列室8内に吹き出される。この吹き出された冷気と冷気エアーカーテンの一部が陳列室8内を冷却することになる。
特に、冷気吹出口27から領域8A内に吹き出された冷気は、領域8A内を循環して冷却する。この領域8Aの前方は扉装置17により閉塞されているので、他の領域よりも局所的に温度が低い領域となる。また、下部レール18と棚7A間には冷気流出部23が形成されているので、領域8A内を循環した後の冷気は、この冷気流出部23から流出し、冷気吸込口12に吸い込まれて送風機14に帰還することになる。尚、扉装置17の上部や両側、扉板21、21間の隙間からも冷気は冷気吸込口12に向けて流出する。
このように、扉装置17を設けたことにより、棚7A上の領域8Aへの塵埃の侵入を阻止することができるようになると共に、扉装置17にて閉じられた棚7A上の領域8Aに冷気吹出口27から冷気を吹き出し、冷気流出部23より流出させることで円滑に冷気の流通を行わせ、当該領域8Aを局所的に低い温度に冷却することができるようになる。
この場合、冷気流出部23は扉装置17とそれが取り付けられた下側の棚7Aとの間に形成しているので、冷気吸込口12の形状を変更する必要が無くなり、既存のオープンショーケースで実現することができるようになる。また、扉装置17の下部レール18を部分的に設けたスペーサ22A、22Bを介して棚7Aに取り付け、このスペーサ22A、22Bにて構成された下部レール18と棚7Aとの間隔を冷気流出部23としているので、一層の構造の簡素化を図ることができるようになる。
特に、スペーサ22A、22Bの全体の高さ寸法を、その枚数を増減することで変更可能としたので、棚7の位置が変更されて下側の棚7Aとその上方の棚7との間隔が変化した場合にも、スペーサ22A、22Bを合わせた高さ寸法を調整することで対応することができるようになり、扉板21として寸法の異なるものを複数準備する必要もなくなる。
また、扉板21には通気口26を形成したので、棚7A上の領域8Aに吹き出された冷気を、扉板21の通気口26からも流出させることができるようになり、棚7と7A間の間隔が比較的小さく、扉装置17と棚7Aとの間の冷気流出部23の冷気通過面積を大きく確保できない場合に、扉板21の通気口26から冷気を円滑に流出させることができるようになる。
また、下部レール18及び上部レール19は、棚7A、7に着脱可能に取り付けるようにしているので、局所的な冷却が不要で扉装置17を用いない場合や、上方の棚7と棚7との間に扉装置17を移動する場合に、容易に撤去若しくは移設することが可能となり、著しい利便性の向上を図ることができるようになる。
また、下部レール18には複数の透孔24を形成しているので、扉板21に付着して流下する結露水を透孔24から円滑に排出することができるようになると共に、下部レール18に溜まる塵埃の除去も用意となる。
更に、扉装置17は自閉扉とされているので、顧客等により扉板21、21が開いたままで放置される不都合を解消することが可能となる。この場合、下部レール18は、扉板21、21が閉じる方向に低く傾斜しているので、自重で扉板21、21を閉じることができるようになり、構造も簡素化される。
尚、実施例では引き戸式扉で扉装置17を構成したが、請求項1の発明ではそれ以外にも、所謂回動式の扉にて構成しても良い。更に、実施例では最下段の棚7Aとその上の棚7との間に扉装置17を設けたが、それに限らず、更にその上方の棚7、7間(冷気吹出口28が位置する領域前方)に取り付けても良い。
また、実施例では下部レール18を磁力で、上部レール19はネジで着脱自在に取り付けたが、それに限らず、何れも磁力、何れもネジ、又は、嵌め込みで棚7、7Aに着脱自在に取り付けても良い。
1 オープンショーケース
2 断熱壁
4 仕切板
7、7A 棚
8 陳列室
8A 領域
9 ダクト
11 冷気吐出口
12 冷気吸込口
13 冷却器
14 送風機
17 扉装置
18 下部レール
19 上部レール
21 扉板
22A、22B スペーサ
23 冷気流出部
24 透孔
26 通気口
27、28 冷気吹出口

Claims (6)

  1. 前面に開口する断熱壁内を仕切板にて仕切ることにより陳列室とダクトを形成し、該ダクト内に配設した冷却器と熱交換し、送風機にて加速された冷気を前記開口上縁の冷気吐出口から吐出し、開口下縁の冷気吸込口から吸い込むことにより、前記開口に冷気エアーカーテンを形成するオープンショーケースにおいて、
    前記陳列室内に架設された複数段の棚と、
    該棚とその上方に位置する棚との間に渡って取り付けられた開閉自在の扉装置と、
    該扉装置の背方に位置する前記仕切板に形成され、前記送風機にて加速された冷気を吹き出す冷気吹出口と、
    前記扉装置とそれが取り付けられた下側の前記棚との間に形成された冷気流出部とを備え、
    前記扉装置は、その下側の前記棚に取り付けられた下部レールと、前記上方に位置する棚に取り付けられた上部レールと、これらレール間に移動自在に嵌め込まれた引き戸式の透明扉板とから構成され、前記下部レールは部分的に設けられたスペーサを介して前記棚に取り付けられ、該スペーサにて構成される前記下部レールと前記棚との間隔が前記冷気流出部になると共に、前記スペーサの高さ寸法は変更可能とされており、
    前記冷気吹出口から吹き出された冷気は、前記冷気流出部より流出し、前記冷気吸込口に吸い込まれることを特徴とするオープンショーケース。
  2. 前記扉板には通気口が形成されていることを特徴とする請求項に記載のオープンショーケース。
  3. 前記下部レール及び上部レールは、前記棚に着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項又は請求項に記載のオープンショーケース。
  4. 前記下部レールには複数の透孔が形成されていることを特徴とする請求項乃至請求項のうちの何れかに記載のオープンショーケース。
  5. 前記扉装置は自閉扉であることを特徴とする請求項乃至請求項の何れかに記載のオープンショーケース。
  6. 前記下部レールは、前記扉板が閉じる方向に低く傾斜していることを特徴とする請求項に記載のオープンショーケース。
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