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JP6003554B2 - 仕切部材付き紙箱 - Google Patents
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Description

本発明は、仕切部材を備えた紙箱に関する。
紙箱としては、さまざまな形状の紙箱が用いられている。大箱に小型の内容物を収納するために、仕切板を備えた紙箱も種々提案されている。特許文献1に記載された箱用中仕切台紙は、平面矩形状の箱の中に、物品を複数列に整然と収納するための箱用中仕切台紙である。
特許文献1に記載された箱用中仕切台紙は、紙箱とは別に台紙からなる仕切部材を箱内に配置し、仕切りとするものであるが、1枚の台紙に点対称状に切込みを入れて、仕切板を引き起こし、表裏逆向きの仕切板を係止部で引っ掛けて係止させることにより直立させるものである。
実公昭63−035948号公報
特許文献1に記載された箱用中仕切台紙は、台紙そのものを箱本体に係止するための機構がないため、箱を逆さにすると落下してしまうという問題がある。この問題を解決するために、箱本体に、落下防止の機能を持たせようとすると、組み立てが煩雑になり、製造上の負荷が大きくなるという問題がある。
また紙の表裏面が隣合せに並ぶ構造であるため、両面とも同じ状態の紙でないと外観上好ましくないという問題がある。またさらに構造上、どうしても台紙に、仕切板を形成するための孔が生じるため、収納物が存在しない状態においては、外観が見劣りするという問題がある。
本発明の解決しようとする課題は、上記の問題点を解消し、仕切部材の装着が簡単でありながら、箱本体から脱落し難く、しかも箱本体の構造によっては、外から見える面が紙の表面側のみとすることもできるため、外観上も優れた仕切部材付き紙箱を提案するものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、紙箱本体と、仕切部材とを有する仕切部材付き紙箱であって、該仕切部材は、2枚以上の底板と、底板と底板の間に谷折罫線を介して連設された仕切板と、両端部の底板から罫線を介して互い違いに連設され、直角に立ち上がる2枚の側板とを有し、前記底板と仕切板とは谷折罫線を介して交互に連設されており、それぞれの仕切板は、山折罫線によって接続された2枚の板からなり、前記仕切部材は、底板と仕切板とが蛇腹状に連設されて、弾力性を保った状態で紙箱本体内に装着されていることを特徴とする仕切部材付き紙箱である。
本発明に係る仕切部材付き紙箱は、仕切部材が、底板と仕切板とが蛇腹状に連設されて、弾力性を保った状態で紙箱本体内に装着されているので、脱落しにくく、また装着も容易である。
また、請求項2に記載の発明は、前記2枚の側板が、それぞれ山折罫線を介して連設された2枚の板からなることを特徴とする請求項1に記載の仕切部材付き紙箱である。
また、請求項3に記載の発明は、前記底板のうち、少なくとも両端部の底板には、立ち上がった前記側板の下辺に係止して、底板の浮上りを防止する浮上り防止突起が延設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の仕切部材付き紙箱である。
また、請求項4に記載の発明は、前記紙箱本体に前記仕切部材を装着した状態で、外から見える部分がすべて紙の表側であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の仕切部材付き紙箱である。
また、請求項5に記載の発明は、前記紙箱本体を収納するための外筒または、紙箱本体に被さる蓋体を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の仕切部材付き紙箱である。
本発明に係る仕切部材付き紙箱は、紙箱本体に仕切部材を装着する際、仕切部材が、底板と仕切板とが蛇腹状に連設されて、弾力性を保った状態で紙箱本体内に装着されるので、装着が容易であり、装着後は、弾力性によって、紙箱本体内側に押しつけられるので、容易に脱落することがない。
また、仕切部材を紙箱本体に装着する際には、蛇腹状に折り畳まれた仕切部材を圧縮して紙箱本体の内部に挿入するだけで良いので、組立が容易である。
仕切部材の構造は、紙の裏側が見えない構造であるので、紙の裏面の外観が表面よりも劣る紙を用いた場合であっても、外観的に問題が生じない。
請求項2に記載の発明のように、2枚の側板が、それぞれ山折罫線を介して連設された2枚の板からなる場合においては、それぞれの側板も広がろうとする弾力性を発揮するので、さらに仕切部材が脱落し難くなる。
請求項3に記載の発明のように、底板のうち、少なくとも両端部の底板に、立ち上がった側板の下辺に係止して、底板の浮上りを防止する浮上り防止突起が延設されている場合には、側板によって底板の浮上りが防止されるため、仕切部材が紙箱本体内できちっとした形状を保つ効果がある。
請求項4に記載の発明のように、紙箱本体に仕切部材を装着した状態で、外から見える部分がすべて紙の表側であるようにした場合には、表面側のみが化粧面になっている安価な板紙を使用して、高級感のある紙箱を提供することができる。
図1は、本発明に係る仕切部材付き紙箱の一実施態様を示した斜視図である。 図2は、本発明に係る仕切部材付き紙箱に用いる外筒の例を示した斜視図である。 図3は、図1の仕切部材を取り出した状態を示した斜視図である。 図4は、図3の仕切部材を伸ばした状態を示した説明図である。 図5は、図3、4に示した仕切部材のブランクを示した平面模式図である。 図6は、本発明に係る仕切部材付き紙箱の紙箱本体のブランクの一例を示した平面模式図である。
以下図面を参照しながら、本発明に係る仕切部材付き紙箱について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る仕切部材付き紙箱(1)の一実施態様を示した斜視図である。図3は、図1の仕切部材(10)を取り出した状態を示した斜視図である。また図4は、図3の仕切部材を伸ばした状態を示した説明図である。図5は、図3、4に示した仕切部材のブランク(10B)を示した平面模式図である。以下これらの図を参照しながら説明する。
図1に示したように、本発明に係る仕切部材付き紙箱(1)は、紙箱本体(20)と、仕切部材(10)とを有する。仕切部材(10)は、主に底板(2)と仕切板(3)と側板(4)から成っている。さらに図2に示したような外筒(30)や、特に図示しないが、紙箱本体(20)に被さる蓋体などを有していても良い。
仕切部材(10)は、2枚以上の底板(2)と、底板と底板の間に谷折罫線を介して連設された仕切板(3)と、両端部の底板から罫線を介して互い違いに連設され、直角に立ち上がる2枚の側板(4)とを有する。
図1に示した例では、仕切部材(10)の底板は、図4に示したように、端部底板(11、14)と中間底板(12、13)の4枚の底板を有し、それぞれの底板の間に、仕切板が3枚、それぞれ谷折罫線を介して連設されている。
両端部の端部底板(11、14)からは、それぞれ谷折罫線(11b、14b)を介して、側板が連設されている。この例では、それぞれの側板は、山折罫線(18c)を介して連設された2枚の板すなわち(18a、18b)と、山折罫線(19c)を介して連設された2枚の板すなわち(19a、19b)からなる。
仕切部材(10)は、図4に示したように、底板(11、12、13、14)と仕切板(15a、15b)、(16a、16b)、(17a、17b)とが交互に、蛇腹状に連設されている。
仕切部材(10)は、蛇腹構造に由来する弾力性を保った状態で紙箱本体内に装着されている。このため、仕切部材(10)は、常に広がろうとする力を持っており、紙箱本体(20)の内部に装着された状態で箱を逆さにしても、簡単には脱落しない。
また、仕切部材(10)を紙箱本体(20)に装着するときには、蛇腹を圧縮した状態で挿入すれば良いので、装着が簡単である。
図1、図3に示した仕切部材(10)では、4枚の底板の長さの合計が側板の長さにほぼ等しくなっており、従って3枚の仕切板は、それぞれの仕切板を構成する2枚の板が密着した状態になっている。
4枚の底板の長さを少しずつ短くすると、仕切板の底辺は開いて三角形状になるが、仕切板をそのように構成しても良い。側板が両側に存在するため、仕切板が開いたことによ
って生じる空間は外からは見えない。
図3、4に示したように、この例では、2枚の側板が、それぞれ山折罫線(18c)、(19c)を介して連接された2枚の板、すなわち(18a)、(18b)と、(19a)、(19b)から成っている。このように構成した場合には、それぞれの側板が、広がろうとする弾力性を持っているので、紙箱本体に仕切部材を装着した時に、より確実に固定される。また紙の端面が露出しないので、外観的にも勝っている。
2枚の側板は、端部底板(11)、(14)からそれぞれ側板接続罫線(11b)、(14b)を介して、互い違いに連接されている。
この例では、4枚の底板(11〜14)のいずれにも浮上り防止突起(11a、12a、13a、14a)が延設されている。浮上り防止突起は、この上に乗る側板によって底板の浮上りを抑制する作用を有する。
図5は、図3、4に示した仕切部材のブランク(10B)を示した平面模式図である。図5は、ブランクを紙の表面側から見た状態を示している。図中、点線は紙面から見て山折となる罫線を示している。また一点鎖線は、紙面から見て谷折となる罫線を示している。なおこの例では、谷折罫線はすべて切込の入ったリード罫線となっている。
図5について、さらに詳しく説明する。実線は外形線および切込線を示している。
底板は4枚あり、端部の底板(11)、(14)には、それぞれ側板が連接されている。端部底板(11)、(14)の間には中間底板(12)、(13)があり、4枚の底板の間には、仕切板谷折罫線(11c、12b、12c、13b、13c、14c)を介して、それぞれ仕切板山折罫線(15c、16c、17c)によって連接された2枚ずつの板からなる3枚の仕切板が底板と交互に配置されている。すなわち、仕切板1(15a、15b)と仕切板2(16a、16b)と仕切板3(17a、17b)である。
端部底板(11)、(14)には、それぞれ側板1(18a、18b)と側板2(19a、19b)が、それぞれ側板接続罫線(11b、14b)を介して連接されている。
2枚の側板は、それぞれ、山折罫線(18c)、(19c)を介して連接された2枚の板(18a、18b)、(19a、19b)から成っている。
仕切部材(10)の底板は、最低2枚は必要であり、2枚以上であれば上限は特にない。
この例では、4枚の底板(11〜14)すべてに浮上り防止突起(11a、12a、13a、14a)が延設されている。浮上り防止突起は、この上に立ち上がった側板が乗ることによって、側板の下辺に係止し、底板の浮上りを防止する。
浮上り防止突起は、底板の長さ寸法と仕切板の高さとの関係によっては、すべての底板に設けることができない場合もあるが、少なくとも端部底板には、設けることが望ましい。また側板の長さとの兼ね合いでは、浮上り防止突起を一つの底板の長さの全長に亘って設けることができない場合もあるが、その場合でも可能な限りの長さで設けることが望ましい。
浮上り防止突起は、もっと長く突出させて、付け根に谷折罫線を設け、側板の外側に立てるようにしても良い。
図6は、本発明に係る仕切部材付き紙箱(1)の紙箱本体のブランク(20B)の一例を示した平面模式図である。この例では、1枚のブランクから紙箱本体(20)が形成される。図6に示したブランク図は、紙の裏面側から見た状態を示しており、一点鎖線は、紙面から見て谷折罫線を、点線は、山折罫線をそれぞれ示している。実線は外形線または切込線である。
この例では、底板(21)を中心として、下側に谷折罫線を介して前側板(22a、22b)が連設されており、上側に谷折罫線を介して後側板(23a、23b)が連設されている。また右側には、同様に右側板(24a、24b)が、左側には左側板(25a、25b)がそれぞれ連設されている。
各側板は、それぞれ2枚の板から構成され、紙の表面側が箱の外側になるように、内側に向かって巻込まれる。各側板の先端には底面フラップ(22c、23c、24c、25c)が設けられており、底板(21)に密着する。
隣り合う側板の間に設けられたコーナーフラップ(26a〜26d)は、中心線を山折し、側板の2重壁の間に挿入することによって、箱が組み立てられる。
前後の側板には、サイドフラップ(22d、22e、23d、23e)が設けられており、左右側板の2重壁の間に挿入することによって、箱が固定される。
紙箱本体(20)の構造については、特に制約はなく、図6に示したようなブランク構造に限定されるものではないが、図6の例では、紙箱本体を外側から見た時に、紙の表面側のみが見えるようになるので、意匠的には好ましいものである。なお、底板(21)だけは、上から見た時に紙の裏面が見えるが、仕切部材(10)が装着されることによって、覆い隠される。
本発明に係る仕切部材付き紙箱(1)に使用する紙材料としては、一般的に紙箱用として用いられる板紙が使用できる。本発明に係る紙箱の特徴として、紙の片面のみが見えるように構成することが可能なので、表面のみが化粧面となる片面コートボール紙などの材料を有効に利用することができる。
本発明に係る仕切部材付き紙箱は、高級な菓子やチョコレートなどを整然と収納するための紙容器として有用である。
1・・・仕切部材付き紙箱
2・・・底板
3・・・仕切板
4・・・側板
10・・・仕切部材
10B・・・仕切部材ブランク
11、14・・・端部底板
12、13・・・中間底板
11a、12a、13a、14a・・・浮上り防止突起
11b、14b・・・側板接続罫線
15a、15b・・・仕切板1
16a、16b・・・仕切板2
17a、17b・・・仕切板3
11c、12b、12c、13b、13c、14c・・・仕切板谷折罫線
15c、16c、17c・・・仕切板山折罫線
18a、18b・・・側板1
19a、19b・・・側板2
18c、19c・・・側板山折罫線
20・・・紙箱本体
20B・・・紙箱本体ブランク
21・・・底板
22a、22b・・・前側板
23a、23b・・・後側板
22d、22e、23d、23e・・・サイドフラップ
24a、24b・・・右側板
25a、25b・・・左側板
22c、23c、24c、25c・・・底面フラップ
26a〜26d・・・コーナーフラップ
30・・・外筒

Claims (5)

  1. 紙箱本体と、仕切部材とを有する仕切部材付き紙箱であって、
    該仕切部材は、2枚以上の底板と、底板と底板の間に谷折罫線を介して連設された仕切板と、両端部の底板から罫線を介して互い違いに連設され、直角に立ち上がる2枚の側板とを有し、
    前記底板と仕切板とは谷折罫線を介して交互に連設されており、それぞれの仕切板は、山折罫線によって接続された2枚の板からなり、
    前記仕切部材は、底板と仕切板とが蛇腹状に連設されて、弾力性を保った状態で紙箱本体内に装着されていることを特徴とする仕切部材付き紙箱。
  2. 前記2枚の側板は、それぞれ山折罫線を介して連設された2枚の板からなることを特徴とする請求項1に記載の仕切部材付き紙箱。
  3. 前記底板のうち、少なくとも両端部の底板には、立ち上がった前記側板の下辺に係止して、底板の浮上りを防止する浮上り防止突起が延設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の仕切部材付き紙箱。
  4. 前記紙箱本体に前記仕切部材を装着した状態で、外から見える部分がすべて紙の表側であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の仕切部材付き紙箱。
  5. 前記紙箱本体を収納するための外筒または、紙箱本体に被さる蓋体を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の仕切部材付き紙箱。
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