JP6020738B2 - 傾き検出装置 - Google Patents
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Description
本発明は、発光素子と受光素子を用いて被検出物体の傾きを検知する傾き検出装置に関する。
一般に、発光素子と、発光素子から出射された光が被検出物体によって反射された光を受光する受光素子と、受光素子で受光した反射光の信号に基づいて被検出物体の傾きを検知する信号処理手段とを備えた傾き検出装置が知られている。(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。
特許文献1に記載された傾き検出装置は、1個の発光素子の周囲を取囲んで3個の受光素子を設け、各受光素子で受光した光を電気信号に変換し、電流を得る。そして、この傾き検出装置は、各電流の平方根の逆数を演算し、所定の演算処理によって被検出物体の傾き角を求めている。非特許文献1に記載された傾き検出装置は、複数の赤外線測距センサを用いている。すなわち、この傾き検出装置は、赤外線LEDを発光させて被検出物体からの反射光を位置検出素子で受光し、各センサと被検出物体との座標を求める。そして、非特許文献1に記載された傾き検出装置は、求めた複数の座標から、最小二乗法を用いて、被検出物体の傾きを得ている。
"赤外線測距センサを用いた座標と角度による感覚的入力装置の提案"、情報処理学会論文誌、コンシューマ・デバイス&システム、2011年12月、Vol.1、No.1、p.28−37
特許文献1に記載された傾き検出装置では、被検出物体から反射した反射光を電気信号に変換し、補正係数を有する煩雑な計算式を用いて演算処理を行わなければ、被検出物体の傾きを得られなかった。非特許文献1に記載された傾き検出装置では、センサと被検出物体との距離を求め、座標を導出しなければならず、煩雑であった。また、1軸の傾きしか得られないという問題もあった。
本発明は前述の問題に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、簡単な構成および信号処理で被検出物体の傾きを求めることができる傾き検出装置を提供することにある。
(1).上記課題を解決するために、本発明は、互いに時分割発光する第1および第2の発光素子と、前記第1および第2の発光素子から出射された光が被検出物体によって反射された光を受光する受光素子と、前記受光素子で受光した反射光の信号に基づいて前記被検出物体の傾きを検知する信号処理手段とを備えた傾き検出装置において、前記信号処理手段は、前記第1の発光素子による反射光の強度と前記第2の発光素子による反射光の強度との反射光強度比を演算する反射光強度比演算手段と、予め登録しておいたテーブルから前記反射光強度比を前記被検出物体の傾き角度に換算する角度換算手段とを備えたことを特徴としている。
本発明によれば、2個の発光素子の光を被検出物体が反射したときに、各々の反射光の反射光強度比を求め、その反射光強度比を傾き角度に換算する。この傾き角度によって、被検出物体の傾きを求めることができる。
(2).また、本発明は、互いに時分割発光する第1,第2および第3の発光素子と、前記第1,第2および第3の発光素子から出射された光が被検出物体によって反射された光を受光する受光素子と、前記受光素子で受光した反射光の信号に基づいて前記被検出物体の傾きを検知する信号処理手段とを備えた傾き検出装置において、前記信号処理手段は、前記第1の発光素子による反射光の強度と前記第2の発光素子による反射光の強度との第1の反射光強度比を演算する第1の反射光強度比演算手段と、予め登録しておいた第1のテーブルから前記第1の反射光強度比を前記被検出物体の第1の傾き角度に換算する第1の角度換算手段と、前記第2の発光素子による反射光の強度と前記第3の発光素子による反射光の強度との第2の反射光強度比を演算する第2の反射光強度比演算手段と、予め登録しておいた第2のテーブルから前記第2の反射光強度比を前記被検出物体の第2の傾き角度に換算する第2の角度換算手段と、前記第1の傾き角度と前記第2の傾き角度とに基づいて前記被検出物体の傾きを求める傾き演算手段とを備えたことを特徴としている。
本発明によれば、3個の発光素子の光を被検出物体が反射したときに、各々の反射光の反射光強度比を求め、その反射光強度比を傾き角度に換算する。これらの複数の傾き角度によって、被検出物体の傾きを求めることができる。また、本発明では、発光素子を3個用いているので、少なくとも2つの反射光強度比を用いることにより、被検出物体の2軸方向の傾きを求めることができる。
(3).本発明では、前記信号処理手段は、前記第3の発光素子による反射光の強度と前記第1の発光素子による反射光の強度との第3の反射光強度比を演算する第3の反射光強度比演算手段と、予め登録しておいた第3のテーブルから前記第3の反射光強度比を前記被検出物体の第3の傾き角度に換算する第3の角度換算手段とをさらに備え、前記傾き演算手段は、前記第1の傾き角度による第1の傾きベクトルと、前記第2の傾き角度による第2の傾きベクトルと、前記第3の傾き角度による第3の傾きベクトルとに基づいて前記被検出物体の傾きを求める構成としたことにある。
本発明によれば、第1の発光素子と第2の発光素子による反射光強度比と、第2の発光素子と第3の発光素子による反射光強度比と、第3の発光素子と第1の発光素子による反射光強度比とをそれぞれ傾き角度に換算し、各傾きベクトルを求める。このため、これら3つの傾きベクトルに基づいて、被検出物体の2軸方向の傾きを求めることができる。
(4).本発明では、前記第1,第2および第3の発光素子は、前記被検出物体との距離が大きくなるに従って前記第1,第2および第3の発光素子からの光の照射位置が互いに離れる方向に向けて光を出射してなる構成としたことにある。
本発明によれば、3つの発光素子間の各距離と被検出物体における3つの照射位置間の各距離とでは、照射位置間の距離の方が大きくなる。その結果、出射光と反射光の進む距離が長くなるに従って、各発光素子における反射光強度の差も大きくなるから、反射光強度比の精度を高めることができる。これにより、被検出物体の傾きを精度よく求めることができる。
以下、本発明の実施の形態による傾き検出装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。まず、図1ないし図13は本発明の第1の実施の形態を示している。
図1ないし図4に、第1の実施の形態による傾き検出装置1を示す。傾き検出装置1は、基板2、発光素子3〜5、受光素子6等を備えている。
基板2は、絶縁材料を用いて形成された平板である。基板2としては、例えばプリント配線基板が用いられる。基板2の表面2Aには、発光素子3〜5と受光素子6とが実装されている。
発光素子3〜5は、基板2の表面2Aに実装され、赤外線や可視光線の時分割された光を出射する。発光素子3〜5の光軸は通常、例えば基板2の表面2Aに対して垂直方向(Z軸方向)に出射される。発光素子3〜5としては、例えば発光ダイオード(LED)、レーザダイオード(LD)、面発光レーザ(VCSEL)が用いられる。3個の発光素子3〜5は、例えば、基板2の表面2A上で三角形の頂点位置にそれぞれ配置される。なお、傾きの検出誤差が許容可能であれば、3個の発光素子3〜5は一直線上に並んでいてもよい。
受光素子6は、基板2の表面2Aに実装され、発光素子3〜5から出射された赤外線や可視光線の光が被検出物体Objによって反射された光を受光する。受光素子6としては、例えばフォトダイオード(PD)、フォトトランジスタ等が用いられる。受光素子6は、例えば基板2の表面2Aのうち3個の発光素子3〜5によって形成される三角形領域の範囲内に配置される。なお、被検出物体Objの傾きを精度よく検出するためには、受光素子6は各発光素子3〜5からの距離が等しい位置に配置されるのが好ましい。なお、傾きの検出誤差が許容可能であれば、受光素子6は3個の発光素子3〜5による三角形領域の外側に配置してもよい。
また、被検出物体Objが基板2の上方に大きく離れると、発光素子3〜5からの光が弱くなり、被検出物体Objからの反射光を受光素子6によって検出できなくなる。このため、被検出物体Objの配置範囲を、被検出物体Objからの反射光が受光素子6によって検出可能となるような高さの範囲内に設定することが好ましい。
基板2の表面2Aには、透明樹脂層7が形成される。透明樹脂層7は、基板2の表面2Aを全面に亘って覆い、発光素子3〜5および受光素子6を封止する。透明樹脂層7には、各発光素子3〜5と対応した位置に発光素子用レンズ7A〜7Cが形成される。発光素子用レンズ7A〜7Cは、上方に突出した略半球形状に形成される。
発光素子用レンズ7A〜7Cの中心と発光素子3〜5の実装位置とは、僅かな距離だけずれている。このため、発光素子3〜5から出射する光束の光軸L1〜L3は、発光素子用レンズ7A〜7Cによって曲げられ、Z軸方向から傾斜した方向に向けて出射される。このとき、光軸L1〜L3の傾斜方向は互いに離れる方向に設定される。これにより、被検出物体Objにおける発光素子3〜5からの光の照射位置は、互いに異なる部位となる。これに加えて、各発光素子3〜5と被検出物体Objとの距離が大きくなるに従って、被検出物体Objにおける各発光素子3〜5からの光の照射位置が互いに離れていくことになる。
また、各光軸L1〜L3は、Z軸方向から同じ角度で傾斜して出射されるのが好ましい。この場合、発光素子3〜5と被検出物体Objが離れるに従って、光の照射位置が互いに等距離で離れていく。その結果、被検出物体Objの傾きが同じであれば、基板2との距離が異なる位置で被検出物体Objの傾きを検出するときでも、被検出物体Objに対して各発光素子3〜5からの光の照射位置が作る三角形は、互いに相似する。
また、透明樹脂層7には、受光素子6と対応した位置に受光素子用レンズ7Dが形成される。受光素子用レンズ7Dも、発光素子用レンズ7A〜7Cと同様に半球形状に形成される。受光素子用レンズ7Dは、外部から入射される光を受光素子6に集光するものである。
なお、発光素子用レンズ7A〜7Cおよび受光素子用レンズ7Dは、発光素子3〜5および受光素子6を封止する透明樹脂層7に一体的に形成したが、透明樹脂層7とは別個に設けてもよい。また、発光素子3〜5からの光は発光素子用レンズ7A〜7Cによって基板2の鉛直方向から傾斜する構成としたが、発光素子3〜5を基板2の表面2Aに対して傾斜した状態で取付けて、発光素子3〜5から出射する光を直接的に基板2の鉛直方向から傾斜させる構成としてもよい。
次に、発光素子3〜5および受光素子6に接続された信号処理回路11について説明する。
図4に示すように、信号処理回路11は、受光素子6で受光した反射光の信号に基づいて、被検出物体Objの傾きを検知する信号処理手段を構成している。この信号処理回路11は、駆動部12、不揮発性メモリ13および演算部14を備えている。
駆動部12は、演算部14と協働して発光素子3〜5の時分割発光を制御する。駆動部12は、発光素子3〜5に接続され、演算部14からの制御信号に基づいて発光信号St1〜St3を出力する。具体的には、駆動部12は、発光素子3〜5を発光させるための駆動電流を、発光素子3〜5に供給する。
そして、信号処理回路11は、駆動部12を用いて発光素子3〜5を駆動し、発光素子3〜5から被検出物体Objに向けて光軸L1〜L3に沿った光を出射する。また、被検出物体Objからの反射光を受光した受光素子6は、光検出信号S0を演算部14に向けて出力する。
不揮発性メモリ13は、演算部14に接続されていて、発光素子3と発光素子4の反射光強度比Raを傾き角度θ1に換算するテーブルT1と、発光素子4と発光素子5の反射光強度比Rbを傾き角度θ2に換算するテーブルT2と、発光素子5と発光素子3の反射光強度比Rcを傾き角度θ3に換算するテーブルT3とが記憶されている。同様に、不揮発性メモリ13は、各傾き角度θ1〜θ3を各傾きベクトルVa〜Vcに変換する情報を記憶し、傾きベクトルVa〜Vcの値に基づいて被検出物体Objの傾きを求めるテーブルT4を記憶している。ここで、不揮発性メモリ13としては、例えばROMやフラッシュメモリが用いられる。
また、不揮発性メモリ13は、各発光素子3〜5の出力強度の個体差や、各発光素子3〜5と受光素子6との距離差を校正する補正係数C1〜C3が記憶されている。
演算部14は、例えばマイクロプロセッサであり、発光素子3〜5の発光を制御する処理、光検出信号S0から発光素子3〜5に対応した3つの反射光信号Sr1〜Sr3に分離する処理、反射光信号Sr1〜Sr3に補正係数C1〜C3を掛ける処理、3つの反射光信号C1Sr1〜C3Sr3に基づいて不揮発性メモリ13のテーブルT1〜T3を介して被検出物体Objの傾きを検出する処理、傾き検出装置1の全体的な制御等を行う。
具体的には、演算部14は、発光素子3〜5の検出光の強度やタイミングを制御するための制御信号を駆動部12に供給し、この制御信号に対応するように発光素子3〜5を発光させる。ここで、駆動部12は、発光信号St1〜St3としてパルス状の駆動電流を発光素子3〜5にそれぞれ供給する。発光信号St1〜St3のパルスは、一定の発光間隔T0を有すると共に、発光素子3〜5毎に異なるタイミングで出力される。これにより、発光素子3〜5は、各々がパルス発光で、かつ時分割発光する(図6、図8参照)。
なお、発光素子3〜5は、時分割でパルス発光すればよい。このため、例えば発光素子3の発光が停止するのと同時に、次なる発光素子4の発光を開始してもよい。
また、演算部14は、図11に示すプログラムを実行する。このプログラムでは、以下に示す手順によって、被検出物体Objの傾きを特定する。
ステップ1では、受光素子6から供給された光検出信号S0を読込む。ステップ2では、光検出信号S0から3つの反射光信号Sr1〜Sr3を分離する。ここで、発光素子3〜5は互いに異なるタイミングで時分割発光するので、発光素子3〜5の発光タイミング毎に、それぞれの発光素子3〜5からの光を被検出物体Objが反射した反射光が受光素子6において受光される。このため、光検出信号S0から発光信号St1〜St3と同期した3つの信号を取り出すことによって、それぞれの発光素子3〜5からの光に基づく反射光の信号を分離することができる。
そこで、演算部14は、光検出信号S0を発光素子3〜5の発光タイミング毎に取り出し、発光素子3〜5の反射光に応じた3つの反射光信号Sr1〜Sr3に分離する。
この場合、1個の受光素子6によって各々の発光素子3〜5による反射光を検出することができるから、受光素子6の個数を低減することができ、部品点数を削減して製造コストを低減することができる。
ステップ2の次の処理として、発光素子3〜5等の個体差を校正するために、反射光信号Sr1〜Sr3に補正係数C1〜C3を掛ける。ここで、補正係数C1〜C3は、被検出物体Objが基板2に対して平行に配置された場合を基準として、その場合に各反射光信号Sr1〜Sr3の値が同じ値となるような係数であればよい。すなわち、被検出物体Objが基板2に対して平行に配置された場合に、以下の数1の式に示す関係が成立すればよい。
続くステップ3では、補正した反射光信号C1Sr1と反射光信号C2Sr2に基づいて、反射光強度比Raを演算する。ステップ4では、テーブルT1を用いて、反射光強度比Raを傾き角度θ1に換算し、傾きベクトルVaを求める。ここで、傾きベクトルVaは、発光素子3,4からの光の照射位置を結ぶベクトルに直交したベクトルであり、例えば、発光素子3,4方向から見た被検出物体Objの垂線に沿ったベクトルである。また、傾き角度θ1とは、Z軸と傾きベクトルVaとがなす角度をいう(図9(a)参照)。また、テーブルT1は、発光素子3と発光素子4の反射光強度比Raを傾き角度θ1に換算するための換算表である。テーブルT1の一例を図12(a)に示す。
図12(a)中のテーブルT1は、傾き角度θ1を水平状態、正側の傾斜状態、負側の傾斜状態に分けた場合を例示している。このとき、テーブルT1における値Aは、傾き角度θ1が水平状態(0°)として検出可能となる角度範囲を示している。一方、傾き角度θ1が(−A)と(+A)の間の範囲内に該当しない場合は、傾き角度θ1は正側または負側に傾斜していることを示している。また、値Ra1,Ra2は、反射光強度比Raのしきい値である。テーブルT1は、反射光強度比Raと値Ra1,Ra2とを比較することによって、傾き角度θ1を3段階で検出する。
従って、反射光強度比RaがRa1より大きい場合、傾き角度θ1は(−A)よりも小さい値となり、負側の傾斜状態に対応する。反射光強度比RaがRa1とRa2の間の範囲内の場合、傾き角度θ1は(−A)と(+A)の間の値となり、水平状態に対応する。また同様に、反射光強度比RaがRa2よりも小さい場合、傾き角度θ1は(+A)よりも大きい値となり、正側の傾斜状態に対応する。
なお、テーブルT1における値A,Ra1,Ra2は任意の値であり、これらの値は適宜設定することが可能である。
ステップ5でも同様に、補正した反射光信号C2Sr2と反射光信号C3Sr3に基づいて反射光強度比Rbを演算する。ステップ6では、テーブルT2を用いて、反射光強度比Rbを傾き角度θ2に換算し、傾きベクトルVbを求める。ここで、傾きベクトルVbは、発光素子4,5からの光の照射位置を結ぶベクトルに直交したベクトルであり、例えば、発光素子4,5方向から見た被検出物体Objの垂線に沿ったベクトルである。また、傾き角度θ2とは、Z軸と傾きベクトルVbとがなす角度をいう(図9(b)参照)。また、テーブルT2は、発光素子4と発光素子5の反射光強度比Rbを傾き角度θ2に換算するための換算表である。テーブルT2の一例を図12(b)に示す。なお、テーブルT2は、テーブルT1とほぼ同様に構成される。テーブルT2における値Rb1,Rb2は、反射光強度比Rbのしきい値であり、値Ra1,Ra2と同様に適宜設定される。
従って、上述した反射光強度比Raと同様に、反射光強度比RbがテーブルT2の左欄のいずれか1つに該当する場合は、その該当する欄と同行にある右欄の傾き角度θ2を求めることができる。
ステップ7でも同様に、補正した反射光信号C3Sr3と反射光信号C1Sr1に基づいて、反射光強度比Rcを演算する。ステップ8では、テーブルT3を用いて、反射光強度比Rcを傾き角度θ3に換算し、傾きベクトルVcを求める。ここで、傾きベクトルVcは、発光素子5,3からの光の照射位置を結ぶベクトルに直交したベクトルであり、例えば、発光素子5,3方向から見た被検出物体Objの垂線に沿ったベクトルである。また、傾き角度θ3とは、Z軸と傾きベクトルVcとがなす角度をいう(図9(c)参照)。また、テーブルT3は、発光素子5と発光素子3の反射光強度比Rcを傾き角度θ3に換算するための換算表である。テーブルT3の一例を図12(c)に示す。なお、テーブルT3は、テーブルT1とほぼ同様に構成される。テーブルT3における値Rc1,Rc2は、反射光強度比Rcのしきい値であり、値Ra1,Ra2と同様に適宜設定される。
従って、上述した反射光強度比Raと同様に、反射光強度比RcがテーブルT3の左欄のいずれか1つに該当する場合は、その該当する欄と同行にある右欄の傾き角度θ3を求めることができる。
なお、テーブルT1〜T3は、傾き角度θ1〜θ3を3段階で検出するものとした。しかし、本発明はこれに限らず、テーブルT1〜T3は、例えば水平状態、正側で2段階の傾斜状態、負側で2段階の傾斜状態の合計5段階で傾き角度θ1〜θ3を検出してもよく、それ以上の高い分解能をもって傾き角度θ1〜θ3を検出してもよい。
そして、ステップ9では、各傾きベクトルVa〜Vcに基づいて、被検出物体Objの法線ベクトルNを特定し、被検出物体Objの傾きを求める。
次に、図5ないし図13を用いて、傾き検出装置1による被検出物体Objの傾き検出動作について説明する。なお、説明を簡便にするため、各傾きベクトルVa〜Vcは負側の傾斜状態を表す「−」,水平状態を表す「0」,正側の傾斜状態を表す「+」の値しか有さず、被検出物体Objの傾きを求める際、各傾きベクトルVa〜Vcの値に基づいたテーブルT4を用いる方法を例示する(図12,図13参照)。また、図10に示すように、各発光素子3〜5からの光の照射位置が作る三角形が正三角形であり、各回転軸が各々の光の照射位置の中点にある場合を例示して説明する。
傾き検出装置1が駆動すると、発光素子3〜5は基板2の上方に向けて光を出射する。この状態で基板2の上方に例えば手の平のような被検出物体Objが配置されると、発光素子3〜5の光路を被検出物体Objが遮る。これにより、被検出物体Objは発光素子3〜5からの光を反射する。この反射光は受光素子6によって受光され、受光素子6は、反射光の強度に応じた電流を光検出信号S0として出力する。
演算部14は、受光素子6からの光検出信号S0から3つの反射光信号Sr1〜Sr3を分離する。演算部14は、これらの反射光信号Sr1〜Sr3に、不揮発性メモリ13に予め登録しておいた補正係数C1〜C3を掛けて、これらの反射光強度比Ra〜Rcを演算する。そして、演算部14は、不揮発性メモリ13に予め登録しておいたテーブルT1〜T3を用いて、3つの反射光強度比Ra〜Rcを傾き角度θ1〜θ3に換算する。すなわち、図12に示すように、演算部14は、テーブルT1を用いて、発光素子3と発光素子4による反射光強度比Raを傾き角度θ1に換算する。演算部14は、テーブルT2を用いて、発光素子4と発光素子5による反射光強度比Rbを傾き角度θ2に換算する。演算部14は、テーブルT3を用いて、発光素子5と発光素子3による反射光強度比Rcを傾き角度θ3に換算する。
そして、演算部14は、3つの傾き角度θ1〜θ3を各傾きベクトルVa〜Vcに変換し、各傾きベクトルVa〜Vcに基づいて、被検出物体Objの傾きを特定する。具体的な方法としては、図12に示すように、各傾き角度θ1〜θ3を各傾きベクトルVa〜Vcに換算するテーブルT1〜T3を不揮発性メモリ13に予め登録しておき、各傾き角度θ1〜θ3から各傾きベクトルVa〜Vcを求める。次に、図13に示すように、各傾きベクトルVa〜Vcに基づくテーブルT4を用いて、被検出物体Objの傾きを特定する。例えば、各傾きベクトルVa〜Vcの値が「000」である場合は、被検出物体Objは基板2と平行であることを示す。また、例えば、各傾きベクトルVa〜Vcの値が「0−+」である場合は、法線ベクトルNは図13中の270°方向を向き、被検出物体Objは手前に傾いていることを示している。
このように、テーブルT4は各傾きベクトルVa〜Vcに基づいて法線ベクトルNの方位角を求めるものである。図13において、発光素子3,4を結ぶ直線の回転軸を中心として、被検出物体Objが発光素子4側に傾いている状態を0°とした。図13における他の角度は、0°を基準として、反時計回りに増加するものとした。
ここで、被検出物体Objが傾き検出装置1に対して平行な場合について説明する。図5に示すように、被検出物体Objが傾き検出装置1に対して平行な場合は、各反射光強度比Ra〜Rcは同じ値となる。なぜなら、被検出物体Objが基板2に対して平行に配置された場合を基準として、発光素子3〜5等の個体差を校正するために、反射光信号Sr1〜Sr3に補正係数C1〜C3を掛けているからである。
従って、図6に示すように、被検出物体Objが基板2に対して平行に配置された場合は、補正した反射光信号C1Sr1〜C3Sr3は略同じ大きさとなり、各反射光強度比Ra〜Rcは以下の数2,数3,数4の式に示す値となる。
そして、図12に示すテーブルT1〜T3を用いて、反射光強度比Ra〜Rcから3つの傾き角度θ1〜θ3を求める。また、3つの傾き角度θ1〜θ3を各傾きベクトルVa〜Vcに変換し、図13に示す、傾きベクトルVa〜Vcに基づくテーブルT4から、被検出物体Objの法線ベクトルNを特定し、傾きを検出することができる。
すなわち、被検出物体Objが傾き検出装置1に対して平行な場合、各傾きベクトルVa〜Vcは各回転軸に対して垂直なので、順に「0」,「0」,「0」となる。従って、図13のテーブルT4から「000」が示す位置は円の中心であるので、被検出物体Objの法線ベクトルNは中心から鉛直方向に向かって伸び、被検出物体Objの傾きは傾き検出装置1に対して平行となる。
次に、被検出物体ObjがY軸周りに傾いている場合、すなわちY軸を中心として、被検出物体Objの左端側が傾き検出装置1に近く、被検出物体Objの右端側が傾き検出装置1から遠い場合について説明する。ここで、反射光信号Sr1〜Sr3の大きさは、被検出物体ObjのZ軸方向の位置に応じて変化する。すなわち、被検出物体Objが傾き検出装置1に近い位置に配置されたときには、反射光が強くなり、反射光信号Sr1〜Sr3も大きくなる。一方、被検出物体Objが傾き検出装置1から離れた位置に配置されたときには、反射光が弱くなり、反射光信号Sr1〜Sr3も小さくなる。
従って、図7に示すように、被検出物体Objが傾き検出装置1に対してY軸周りに傾いている場合は、補正した反射光信号C1Sr1〜C3Sr3の大きさは、以下の数5の式のようになる(図8参照)。これは、傾き検出装置1に対して、1番目に近い位置が発光素子3による光軸L1の照射位置であり、2番目に近い位置が発光素子5による光軸L3の照射位置であり、3番目に近い位置が発光素子4による光軸L2の照射位置となるからである。
従って、各反射光強度比Ra〜Rcは、以下の数6,数7,数8の式に示す値となる。
そして、図12に示すテーブルT1〜T3を用いて、各反射光強度比Ra〜Rcから3つの傾き角度θ1〜θ3を求め、3つの傾き角度θ1〜θ3を各傾きベクトルVa〜Vcに変換する。そして、図13に示す、傾きベクトルVa〜Vcに基づくテーブルT4から、被検出物体Objの法線ベクトルNを特定し、傾きを検出することができる。
すなわち、被検出物体ObjがY軸周りに傾いている場合、傾きベクトルVaは発光素子3側に傾いているので「−」(図9(a)参照)、傾きベクトルVbは発光素子4側に傾いているので「+」(図9(b)参照)、傾きベクトルVcは発光素子3側に傾いているので「+」(図9(c)参照)となる。従って、図14のテーブルT4から「−++」が示す位置は180°方向であるので、被検出物体Objの法線ベクトルNは中心から180°方向に向かって伸び、被検出物体Objの傾きはY軸周りに左側に傾いていることが分かる。
かくして、第1の実施の形態によれば、信号処理回路11は、各発光素子3〜5による各反射光強度比Ra〜Rcを各傾き角度θ1〜θ3に換算し、各傾きベクトルVa〜Vcを求める。これにより、これらの傾きベクトルVa〜Vcに基づいて、被検出物体Objの2軸方向の傾きを求めることができる。
なお、図11中のステップ3は第1の反射光強度比演算手段の具体例を示し、ステップ4は第1の角度換算手段の具体例を示している。また、ステップ5は第2の反射光強度比演算手段の具体例を示し、ステップ6は第2の角度換算手段の具体例を示している。また、ステップ7は第3の反射光強度比演算手段の具体例を示し、ステップ8は第3の角度換算手段の具体例を示している。さらに、ステップ9は傾き演算手段の具体例を示している。
次に、図1ないし図4、図11、図14を用いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、テーブルT4を用いずに、傾き演算手段として、各傾きベクトルVa〜Vcに基づいて被検出物体Objのロール角およびピッチ角を特定し、被検出物体Objの傾きを求める。なお、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の構成要素は同一の符号を付し、その説明を省略する。また、各発光素子3〜5からの光の照射位置が作る三角形が正三角形であり、各回転軸が各々の光の照射位置の中点にある場合を例示して説明する。
第2の実施の形態による傾き検出装置21は、第1の実施の形態による傾き検出装置1と同様に構成される。また、信号処理回路22も、第1の実施の形態による信号処理回路11と同様に構成される。さらに、第2の実施の形態による演算部14は、第1の実施の形態とほぼ同様に図11に示すプログラムを実行する。第1の実施の形態と第2の実施の形態とでは、ステップ9においてテーブルT4を用いずに、下記に示す数9および数10の式を用いて被検出物体Objの傾きを求める点が異なっている。
すなわち、ステップ9では、数9の式を用いて各傾きベクトルVa〜Vcから各傾きベクトルのX軸方向成分を求め、数10の式を用いて各傾きベクトルVa〜Vcから各傾きベクトルのY軸方向成分を求め、これらのX軸方向成分とY軸方向成分とに基づいて被検出物体Objの傾きを求める。ここで、X軸方向とは図14に示す発光素子3,4とを結ぶ方向とし、Y軸方向とは該X軸に直交する方向としている。また、数9の式においてVxは、各傾きベクトルVa〜VcのX軸方向成分を合成したものである。数10の式においてVyは、各傾きベクトルVa〜VcのY軸方向成分を合成したものである。
合成したX軸方向成分Vxから、Y軸周りにおける被検出物体Objのロール角を求めることができる。また、合成したY軸方向成分Vyから、X軸周りにおける被検出物体Objのピッチ角を求めることができる。従って、第2の実施の形態では、これらのロール角およびピッチ角に基づいて被検出物体Objの傾きを求める。
かくして、第2の実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
次に、図15ないし図18を用いて、本発明の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態では、2個の発光素子を用いて被検出物体Objの傾きを求める。なお、第3の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の構成要素は同一の符号を付し、その説明を省略する。
第3の実施の形態による傾き検出装置31は、第1の実施の形態による傾き検出装置1とほぼ同様に構成される。このため、基板2には、2個の発光素子3,4と受光素子6が設けられると共に、信号処理手段としての信号処理回路32が実装される。信号処理回路32は、第1の実施の形態による信号処理回路11とほぼ同様に構成され、駆動部12、不揮発性メモリ13および演算部14を備える。
第3の実施の形態による演算部14は、図17に示すプログラムを実行する。このプログラムでは、以下に示す手順によって、被検出物体Objの傾きを特定する。
ステップ11では、受光素子6から供給された光検出信号S0を読込む。ステップ12では、光検出信号S0から2つの反射光信号Sr1とSr2を分離する。ステップ12の次の処理として、発光素子3,4等の個体差を校正するために、反射光信号Sr1,Sr2に補正係数C1,C2を掛ける。
続くステップ13では、補正した反射光信号C1Sr1と反射光信号C2Sr2に基づいて、反射光強度比Raを演算する。ステップ14では、テーブルT31を用いて、反射光強度比Raを傾き角度θ1に換算し、被検出物体Objの傾きを求める。なお、第3の実施の形態では、テーブルT31を用いて反射光強度比Raから算出した傾き角度θ1が、そのまま被検出物体Objの傾きとなる。なお、テーブルT31は第1の実施の形態のテーブルT1とほぼ同様に構成される。
かくして、第3の実施の形態によれば、各発光素子3,4による反射光強度比Raを傾き角度θ1に換算することにより、被検出物体Objの傾きを求めることができる。
なお、図17中のステップ13は反射光強度比演算手段の具体例を示し、ステップ14は角度換算手段の具体例を示している。
ここで、前記第1の実施の形態では、3個の発光素子3〜5を備える場合を例に挙げて説明したが、4個以上の発光素子を備える構成としてもよい。
また、前記第1の実施の形態では、3つの傾きベクトルVa〜Vcから被検出物体Objの傾きを求める構成としたが、2つの傾きベクトルから被検出物体Objの傾きを求める構成としてもよい。例えば、各発光素子3〜5からの光の照射位置が作る三角形が直角三角形である場合は、互いに直交する2辺で検出した2つの傾きベクトルに基づいて被検出物体Objの傾きを求める構成としてもよい。
また、前記第1の実施の形態では、各傾きベクトルVa〜Vcの値が負側の傾斜状態を表す「−」,水平状態を表す「0」,正の傾斜状態を表す「+」の値しか有さず、テーブルT4に基づいて被検出物体Objの傾きを求める構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、各傾きベクトルVa〜Vcの値を増やして、被検出物体Objの傾き方向や傾き角度をより細かく求める構成としてもよい。
前記第1,第2の実施の形態では、各発光素子3〜5からの光の照射位置が作る三角形が正三角形であり、3つの傾き角度θ1〜θ3に基づいて被検出物体Objの傾きを求める構成としたが、三角形の形状は正三角形に限らず、任意の三角形でよい。
また、前記各実施の形態では、各発光素子の個体差を修正するために、反射光信号Sr1〜Sr3に補正係数C1〜C3を掛ける構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、反射光信号Sr1〜Sr3をそのまま用いて、より簡易な信号処理で被検出物体Objの傾きを求める構成としてもよい。
また、前記各実施の形態では、3つの傾きベクトルから被検出物体Objの傾きを求める構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、被検出物体Objに発光素子3〜5からの光を照射したときの3つの光の照射位置を結ぶ三角形の2辺のベクトル(傾きベクトルに直交したベクトル)の外積を演算することによって、被検出物体Objの法線ベクトルNを求め、被検出物体Objの傾きを求める構成としてもよい。
また、X軸方向およびY軸方向は前記各実施の形態に例示したものに限らず、基板2の表面2Aに平行で互いに直交した任意の2軸方向に設定することができる。
また、前記各実施の形態では、発光素子3〜5からの光軸L1〜L3は発光素子用レンズ7A〜7Cによって互いに離れる方向に出射される。しかし、本発明はこれに限らず、発光素子用レンズ7A〜7Cを配置せず、発光素子3〜5からの光軸L1〜L3を、直接的に基板2の鉛直方向に出射する構成としてもよい。また、発光素子用レンズ7A〜7Cの中心と発光素子3〜5の実装位置を一致させて、発光素子3〜5からの光軸L1〜L3を基板2の鉛直方向に出射する構成としてもよい。
また、前記各実施の形態では、受光素子6と演算部14との間を直接接続する構成としている。しかし、本発明はこれに限らず、受光素子6と演算部14との間に、光検出信号S0を増幅する信号増幅装置と、光検出信号S0のノイズを除去するフィルタ装置を設ける構成としてもよい。
また、前記各実施の形態では、受光素子6を1個設ける構成としたが、例えば、発光素子毎に別個の受光素子で受光する構成としてもよい。
さらに、前記各実施の形態では、信号処理手段としての信号処理回路11,22,32は基板2に実装する構成としたが、基板2と別個に設けてもよい。
1,21,31 傾き検出装置
3〜5 発光素子
6 受光素子
11,22,32 信号処理回路(信号処理手段)
14 演算部
Ra,Rb,Rc 反射光強度比
θ1,θ2,θ3 傾き角度
T1,T2,T3,T4,T31 テーブル
Va,Vb,Vc 傾きベクトル
3〜5 発光素子
6 受光素子
11,22,32 信号処理回路(信号処理手段)
14 演算部
Ra,Rb,Rc 反射光強度比
θ1,θ2,θ3 傾き角度
T1,T2,T3,T4,T31 テーブル
Va,Vb,Vc 傾きベクトル
Claims (4)
- 互いに時分割発光する第1および第2の発光素子と、前記第1および第2の発光素子から出射された光が被検出物体によって反射された光を受光する受光素子と、前記受光素子で受光した反射光の信号に基づいて前記被検出物体の傾きを検知する信号処理手段とを備えた傾き検出装置において、
前記信号処理手段は、前記第1の発光素子による反射光の強度と前記第2の発光素子による反射光の強度との反射光強度比を演算する反射光強度比演算手段と、
予め登録しておいたテーブルから前記反射光強度比を前記被検出物体の傾き角度に換算する角度換算手段とを備えたことを特徴とする傾き検出装置。 - 互いに時分割発光する第1,第2および第3の発光素子と、前記第1,第2および第3の発光素子から出射された光が被検出物体によって反射された光を受光する受光素子と、前記受光素子で受光した反射光の信号に基づいて前記被検出物体の傾きを検知する信号処理手段とを備えた傾き検出装置において、
前記信号処理手段は、前記第1の発光素子による反射光の強度と前記第2の発光素子による反射光の強度との第1の反射光強度比を演算する第1の反射光強度比演算手段と、
予め登録しておいた第1のテーブルから前記第1の反射光強度比を前記被検出物体の第1の傾き角度に換算する第1の角度換算手段と、
前記第2の発光素子による反射光の強度と前記第3の発光素子による反射光の強度との第2の反射光強度比を演算する第2の反射光強度比演算手段と、
予め登録しておいた第2のテーブルから前記第2の反射光強度比を前記被検出物体の第2の傾き角度に換算する第2の角度換算手段と、
前記第1の傾き角度と前記第2の傾き角度とに基づいて前記被検出物体の傾きを求める傾き演算手段とを備えたことを特徴とする傾き検出装置。 - 前記信号処理手段は、前記第3の発光素子による反射光の強度と前記第1の発光素子による反射光の強度との第3の反射光強度比を演算する第3の反射光強度比演算手段と、
予め登録しておいた第3のテーブルから前記第3の反射光強度比を前記被検出物体の第3の傾き角度に換算する第3の角度換算手段とをさらに備え、
前記傾き演算手段は、前記第1の傾き角度による第1の傾きベクトルと、前記第2の傾き角度による第2の傾きベクトルと、前記第3の傾き角度による第3の傾きベクトルとに基づいて前記被検出物体の傾きを求める構成としてなる請求項2に記載の傾き検出装置。 - 前記第1,第2および第3の発光素子は、前記被検出物体との距離が大きくなるに従って前記第1,第2および第3の発光素子からの光の照射位置が互いに離れる方向に向けて光を出射してなる請求項2または3に記載の傾き検出装置。
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