JP6049598B2 - カメラ用羽根駆動装置 - Google Patents
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Description
この構成によれば、NDフィルタ羽根の少なくとも(開口部を覆う)有効領域から自由端側の領域を平板状のNDフィルタのみで形成するため、環状の補強板が無い分だけ開口部に対応する領域の外輪郭を小さくでき、NDフィルタ羽根の小型化、薄型化、軽量化、低コスト化等を達成することができ、しかもNDフィルタ羽根(のNDフィルタ)の自由端側の部分をレール板に摺接させてガイドするため、強度の低下を補いつつ有効領域における傷付き等を防止して確実に作動させることができ、それ故に所望の光量調整を行うことができる。
また、NDフィルタ羽根が開口部から後退した際に占有する占有面積を小さくすることができ、装置全体としての小型化等を達成することができる。
さらに、NDフィルタ羽根の有効領域から自由端側の領域に亘ってNDフィルタのみで形成されているため、NDフィルタ羽根が開口部に向かう際に、瞬間的なブラックアウトを生じることもない。
この構成によれば、NDフィルタ羽根の有効領域から外れた揺動支点側の領域において補強板を接合するため、特に駆動源の駆動力が及ぼされる領域において機械的な強度を確保することができ、又、補強板が接合される側にレール板を配置するため、NDフィルタ羽根の有効領域から自由端側の領域(NDフィルタ)を平面の状態に維持して、有効領域における傷付き等を防止しつつ円滑に移動するようにガイドすることができる。
この構成によれば、補強板とスペーサ板の間にNDフィルタ羽根のNDフィルタが配置された状態となり、NDフィルタ羽根(のNDフィルタ)の自由端側の両面がそれぞれレール板により摺接自在に支持されるため、NDフィルタの部分を確実に平面の状態に維持して、有効領域における傷付き等を防止しつつより円滑に移動するようにガイドすることができる。
この構成によれば、NDフィルタ羽根を全てNDフィルタで形成し、その有効領域から外れた揺動支点側の領域においてスペーサ板を隣接して配置するため、特に駆動源の駆動力が及ぼされる領域においてはスペーサ板により機械的な強度を確保することができ、又、スペーサ板が配置される側にレール板を配置するため、NDフィルタ羽根の全域(NDフィルタ)を平面の状態に維持して、有効領域における傷付き等を防止しつつ円滑に移動するようにガイドすることができる。
この構成によれば、NDフィルタ羽根を全てNDフィルタで形成し、二つのスペーサ板の間にNDフィルタ羽根(NDフィルタ)が配置された状態となり、NDフィルタ羽根(NDフィルタ)の自由端側の両面がそれぞれレール板により摺接自在に支持されるため、NDフィルタ羽根(NDフィルタ)を確実に平面の状態に維持して、有効領域における傷付き等を防止しつつより円滑に移動するようにガイドすることができる。
この構成によれば、スペーサ板が、(NDフィルタ羽根の全域を形成する)NDフィルタに接合されるため、機械的強度をさらに高めることができる。
この構成によれば、地板と一方の仕切板の間及び裏板と他方の仕切板の間に、別の羽根部材(シャッタ羽根、絞り羽根等)が配置される構成において、二つの仕切板の間にNDフィルタ羽根及びレール板を配置することで、NDフィルタを用いた光量調整機能の他に、シャッタ機能、絞り機能等を備えたカメラ用羽根駆動装置を得ることができる。
この実施形態に係るカメラ用羽根駆動装置は、図1に示すように、略円板状の地板10、地板10の平行に配置される裏板20、地板10と裏板20の間に配置される二つの仕切板30,30、二つの仕切板30,30の間に配置される羽根部材としてのNDフィルタ羽根40、NDフィルタ羽根40に隣接して配置されるスペーサ板50、NDフィルタ羽根40(のNDフィルタ41)の自由端側の両面を摺接させるように支持する二つのレール板60,60、地板10に設けられた駆動源としての電磁アクチュエータ70(ロータ71、ヨーク72、コイル73、ボビン一体型の押え板74等)等を備えている。
そして、裏板20は、二つの仕切板30,30、NDフィルタ羽根40、スペーサ板50、二つのレール板60,60が組み込まれた後に、全体を覆うようにして地板10に組み付けられ、ネジBにより締結されるようになっている。
そして、二つの仕切板30,30は、地板10と裏板20の間にそれぞれ所定の隙間をおいて配置されることで、仕切板30,30同士の間にNDフィルタ羽根40を配置する羽根室を画定し、又、地板10と一方の仕切板30との間に他の羽根部材(例えば、シャッタ羽根)を配置し得る羽根室、裏板20と他方の仕切板30との間にさらに他の羽根部材(例えば、絞り羽根)を配置し得る羽根室を画定し得るようになっている。
NDフィルタ41は、NDフィルタ材料を用いて薄板状(0.05mm〜0.1mm程度の厚さ)に形成され、少なくとも開口部10a(図2(a),(b)において二点鎖線で示す円)を覆う有効領域から自由端側の領域(図2(b)においてクロスハッチングで示す領域A)に亘って形成されている。
また、NDフィルタ41は、殆んど色の変化を生じることなく光量を減少させる光学濃度フィルタであり、NDとは、Neutral Densityの略である。
補強板42は、NDフィルタ羽根40が開口部10aから後退した位置と開口部10aに臨む位置との間を移動する際に、開口部10aに入り込まない輪郭に形成され、地板10の支軸10fを通す支軸孔42a、ロータ71の駆動ピン71aを挿入する駆動孔42b等を備えている。
ここでは、NDフィルタ羽根40の少なくとも(開口部10aを覆う)有効領域から自由端側の領域を平板状のNDフィルタ41のみで形成するため、従来のように有効領域の周りを補強板で環状に補強する場合に比べて外輪郭を小さくでき、それ故に、NDフィルタ羽根40の小型化、薄型化、軽量化、低コスト化等を達成することができる。
そして、スペーサ板50は、NDフィルタ羽根40に対して、NDフィルタ41が接合された側において補強板42に隣接して配置され、地板10の支軸10fを支軸孔50aに通すと共にロータ71の駆動ピン71aを駆動孔50bに通すことで、補強板42と協働してNDフィルタ41の接合領域を挟みこんで、補強板42と一緒に移動するようになっている。
そして、二つのレール板60,60は、二つの仕切板30,30の間において、地板10の位置決め突起10iにより位置決めされつつ、それぞれの仕切板30,30に隣接するように配置され、NDフィルタ羽根40が開口部10aから後退した位置と開口部10aに臨む位置との間を揺動する際に、NDフィルタ羽根40の自由端側の両面を湾曲領域60a,60aに摺接させるようにして支持及びガイドするようになっている。
このように、二つのレール板60,60により、NDフィルタ羽根40(のNDフィルタ41)の自由端側の両面がそれぞれ摺接自在に支持されるため、NDフィルタ41の部分を確実に平面の状態に維持して、NDフィルタ41の有効領域における傷付き等を防止しつつ円滑に移動させることができる。
特に、二つのレール板60,60は、補強板42及びスペーサ板50と同一の板厚に形成されているため、NDフィルタ羽根40(特にNDフィルタ41の部分)が撓むような変形を生じることなく、平板の状態で高精度に移動自在に支持することができ、有効領域における傷付き等を確実に防止することができる。
ロータ71は、NDフィルタ羽根40の駆動孔42b及びスペーサ板50の駆動孔50bに連結される駆動ピン71a、円筒状のマグネット71b等を備え、地板10の支軸10bにより所定の角度範囲を回動自在に支持されている。
ヨーク72は、略U字状に形成されて二つの磁極部がロータ71の外周面に対向するように押え板74の嵌合孔に嵌合されて固定されるように形成されている。
コイル73は、押え板74に一体形成されたボビン部分に巻回されている。
押え板74は、ヨーク72を嵌め込む嵌合孔、コイル73を巻回するボビン部分を一体的に有すると共に、支軸10bに嵌め込まれたロータ71の抜け落ちを防止するように、地板10の固定部10dに固定されるようになっている。
先ず、電磁アクチュエータ70が地板10の表側に取り付けられた状態において、図5(a)に示すように、一つの仕切板30が取り付けられる。
続いて、図5(b)に示すように、一つの仕切板30上から、この仕切板30に隣接するようにして一つのレール板60が取り付けられる。
続いて、図5(c)に示すように、仕切板30及びレール板60の上から、NDフィルタ羽根40が取り付けられる。ここで、NDフィルタ羽根40の取付けに際して、補強板42が仕切板30に隣接し、NDフィルタ羽根40の自由端側の一方の面(NDフィルタ41の一方の面)がレール板60の湾曲領域60aに摺接するように取り付けられる。
続いて、図6(a)に示すように、NDフィルタ羽根40の上から、補強板42に重ねるようにしてスペーサ板50が取り付けられ、又、組込み済みのレール板60に重ねるようにして他のレール板60が取り付けられる。これにより、NDフィルタ羽根40の自由端側の他方の面(NDフィルタ41の他方の面)が他のレール板60の湾曲領域60aに摺接するように支持されることになる。
すなわち、この状態において、NDフィルタ羽根40(のNDフィルタ41)は、自由端側の両面がそれぞれレール板60,60と摺接するように支持された状態となる。
続いて、図6(b)に示すように、スペーサ板50及び他のレール板60の上から、他の仕切板30が配置されて取り付けられる。
最後に、図6(c)に示すように、仕切板30の上から、裏板20が取り付けられてネジBにより地板10に締結される。
このように、装置の組み付けに際しても、各々の部品を順次に重ね合わせるようにして取り付けていくことで、装置の組付けが完了するため、組付け作業を容易に行うことができる。
また、NDフィルタ羽根40の有効領域の外径を小径化できるため、NDフィルタ羽根40が開口部10aから後退した際に占有する占有面積を小さくでき、装置全体としての小型化等を達成することができる。
特に、補強板42とスペーサ板50の間にNDフィルタ羽根40のNDフィルタ41が配置された状態となり、NDフィルタ羽根40(のNDフィルタ41)の自由端側の両面がそれぞれレール板60,60により摺接自在に支持されるため、NDフィルタ41の部分を確実に平面の状態に維持して、有効領域における傷付き等を防止しつつ円滑に移動するようにガイドすることができる。
さらに、NDフィルタ羽根40の有効領域から自由端側の領域に亘ってNDフィルタ41のみで形成されているため、NDフィルタ羽根40が開口部10aに向かう際に、瞬間的なブラックアウトを生じることもない。
この構成においても、NDフィルタ羽根40の有効領域から外れた揺動支点側の領域において補強板42を接合するため、特にロータ71の駆動力が及ぼされる領域において機械的な強度を確保することができると共に、補強板42が接合される側にレール板60を配置するため、NDフィルタ羽根40の有効領域から自由端側の領域(NDフィルタ41)を平面の状態に維持して、有効領域における傷付き等を防止しつつ円滑に移動するようにガイドすることができる。
また、上記実施形態においては、スペーサ板50を補強板42に隣接して配置する構成を示したが、これに限定されるものではなく、スペーサ板50をNDフィルタ41及び補強板42に接合する構成を採用してもよい。
この構成によれば、スペーサ板50がNDフィルタ41及び補強板42に接合されることにより、補強板42と協働して、機械的強度をさらに高めることができる。
さらに、上記実施形態においては、二つの仕切板30,30を備えた構成において、それらの間に二つのレール板60,60を隣接して配置する構成を示したが、これに限定されるものではなく、他の羽根部材を採用しない構成であれば、二つの仕切板30,30を廃止して、二つのレール板60,60をそれぞれ地板10と裏板20に隣接して配置するようにしてもよい。
この実施形態に係るカメラ用羽根駆動装置は、図7に示すように、地板10、裏板20、二つの仕切板30,30、二つの仕切板30,30の間に配置される羽根部材としてのNDフィルタ羽根140、NDフィルタ羽根140の両面に隣接して配置される二つのスペーサ板150、NDフィルタ羽根140の自由端側の両面を摺接させるように支持する二つのレール板60,60、駆動源としての電磁アクチュエータ70等を備えている。
そして、二つのスペーサ150,150は、地板10の支軸10fを支軸孔150aに通すと共にロータ71の駆動ピン71aを駆動孔150bに通すことで、NDフィルタ羽根140の(開口部10aを覆う有効領域から外れた)揺動支点側の領域を挟みこんでNDフィルタ羽根140と一緒に移動するようになっている。
また、NDフィルタ羽根140が全てNDフィルタのみで形成されているため、NDフィルタ羽根140が開口部10aに向かう際に、瞬間的なブラックアウトを生じることもない。
この構成においても、NDフィルタ羽根140の有効領域から外れた揺動支点側の領域においてスペーサ板150を隣接して配置するため、特にロータ71の駆動力が及ぼされる領域において機械的な強度を確保することができ、又、スペーサ板150が配置される側にレール板60を配置するため、NDフィルタ羽根140の全域(NDフィルタ)を平面の状態に維持して、有効領域における傷付き等を防止しつつ円滑に移動するようにガイドすることができる。
また、上記実施形態においては、NDフィルタ羽根140を全てNDフィルタで形成した構成において、一つ又は二つのスペーサ板150をNDフィルタ羽根140の片面(又は両面)に隣接して配置する構成を示したが、これに限定されるものではなく、一つのスペーサ板150を(NDフィルタ羽根140の全域を形成する)NDフィルタの片面に接合する構成又は二つのスペーサ板150,150を(NDフィルタ羽根140の全域を形成する)NDフィルタの両面に接合する構成を採用してもよい。
この構成によれば、スペーサ板150がNDフィルタ(NDフィルタ羽根140)に接合されるため、機械的強度をさらに高めることができる。
さらに、上記実施形態においては、二つの仕切板30,30を備えた構成において、それらの間に二つのレール板60,60を隣接して配置する構成を示したが、これに限定されるものではなく、他の羽根部材を採用しない構成であれば、二つの仕切板30,30を廃止して、二つのレール板60,60をそれぞれ地板10と裏板20に隣接して配置するようにしてもよい。
この場合、NDフィルタを用いた光量調整機能の他に、シャッタ羽根によるシャッタ機能、絞り羽根による絞り機能等を備えたカメラ用羽根駆動装置を得ることができる。
10f 支軸
10a 開口部
20 裏板
30 仕切板
40,140 NDフィルタ羽根
41 NDフィルタ
A 有効領域から自由端側の領域
42 補強板
42a,140a 支軸孔
42b,140b 駆動孔
50,150 スペーサ板
50a,150a 支軸孔
50b,150b 駆動孔
60 レール板
60a 湾曲領域(NDフィルタの自由端側の面が摺接する領域)
70 電磁アクチュエータ(駆動源)
71 ロータ
71a 駆動ピン
Claims (6)
- 光路用の開口部を有する地板と、前記地板と平行に配置される裏板と、前記地板及び裏板の間に収容されると共に前記開口部に臨む位置と前記開口部から後退した位置との間を移動するNDフィルタ羽根と、前記NDフィルタ羽根を揺動自在に駆動する駆動源とを備えたカメラ用羽根駆動装置であって、
前記NDフィルタ羽根は、少なくとも前記開口部を覆う有効領域から自由端側の領域に亘って平板状のNDフィルタのみで成形され、
前記NDフィルタ羽根の自由端側の部分を移動自在に摺接させるべく前記NDフィルタ羽根に隣接して配置されたレール板を設け、
前記NDフィルタ羽根は、前記開口部から後退した位置では少なくとも一部が露出するように略全体が覆われ、
前記NDフィルタ羽根は、前記開口部を覆う有効領域から外れた揺動支点側の領域において、前記NDフィルタの片面に接合されると共に前記地板の支軸を通す支軸孔及び前記駆動源の駆動ピンを通す駆動孔を有する補強板を含み、
前記レール板は、前記補強板が接合された側において前記NDフィルタ羽根の自由端側の片面と隣接するように配置されており、
前記NDフィルタが接合された側において前記補強板に隣接して配置されると共に前記支軸を通す支軸孔及び前記駆動ピンを通す駆動孔を有するスペーサ板を含み、
前記レール板は、前記NDフィルタ羽根の自由端側の両面とだけ隣接するように配置された二つのレール板を含み、
前記二つのレール板は、略同じ形状をしている、カメラ用羽根駆動装置。 - 前記NDフィルタ羽根は、前記地板の支軸を通す支軸孔及び前記駆動源の駆動ピンを通す駆動孔を画定するべく全域に亘って平板状のNDフィルタのみで形成され、
前記NDフィルタ羽根の前記開口部を覆う有効領域から外れた揺動支点側の領域において、前記NDフィルタ羽根の片面に隣接して配置されると共に前記支軸を通す支軸孔及び前記駆動ピンを通す駆動孔を有するスペーサ板を含み、
前記レール板は、前記スペーサ板が配置された側において前記NDフィルタ羽根の自由端側の片面と隣接するように配置されている、請求項1に記載のカメラ用羽根駆動装置。 - 前記NDフィルタ羽根は、前記地板の支軸を通す支軸孔及び前記駆動源の駆動ピンを通す駆動孔を画定するべく全域に亘って平板状のNDフィルタのみで形成され、
前記NDフィルタ羽根の前記開口部を覆う有効領域から外れた揺動支点側の領域において、前記NDフィルタ羽根の両面を挟み込むように隣接して配置されると共に前記支軸を通す支軸孔及び前記駆動ピンを通す駆動孔をそれぞれ有する二つのスペーサ板を含み、
前記レール板は、前記NDフィルタ羽根の自由端側の両面と隣接するように配置された二つのレール板を含む、請求項1に記載のカメラ用羽根駆動装置。 - 前記スペーサ板は、前記NDフィルタに接合されている、請求項2又は3に記載のカメラ用羽根駆動装置。
- 前記NDフィルタ羽根の外周は、前記開口部と対応する形状の曲線部分および前記NDフィルタ羽根が前記開口部から後退した位置で該開口部の縁と近接する直線部分を含み、
前記レール板と摺接する自由端側の部分は、前記曲線部分と前記直線部分との間に設けられる、請求項1ないし4のいずれか一つに記載のカメラ用羽根駆動装置。 - 前記地板及び裏板の間には、複数の羽根室を形成するべく配置された少なくとも二つの仕切り板を含み、
前記NDフィルタ羽根は、前記二つの仕切り板の間に配置され、
前記レール板は、前記二つの仕切板の間において前記仕切板に隣接するように配置されている、請求項1ないし5のいずれか一つに記載のカメラ用羽根駆動装置。
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