Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP6090672B2 - アルカリ蓄電池及びアルカリ蓄電池用の正極材 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP6090672B2 - アルカリ蓄電池及びアルカリ蓄電池用の正極材 - Google Patents

アルカリ蓄電池及びアルカリ蓄電池用の正極材 Download PDF

Info

Publication number
JP6090672B2
JP6090672B2 JP2013195294A JP2013195294A JP6090672B2 JP 6090672 B2 JP6090672 B2 JP 6090672B2 JP 2013195294 A JP2013195294 A JP 2013195294A JP 2013195294 A JP2013195294 A JP 2013195294A JP 6090672 B2 JP6090672 B2 JP 6090672B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positive electrode
nickel hydroxide
mol
lanthanide
nickel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013195294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014199798A (ja
Inventor
忠司 掛谷
忠司 掛谷
栄人 渡邉
栄人 渡邉
学 金本
金本  学
児玉 充浩
充浩 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GS Yuasa International Ltd
Original Assignee
GS Yuasa International Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GS Yuasa International Ltd filed Critical GS Yuasa International Ltd
Priority to JP2013195294A priority Critical patent/JP6090672B2/ja
Priority to CN201310451274.8A priority patent/CN103715419B/zh
Priority to US14/036,806 priority patent/US20140093776A1/en
Priority to EP13186283.1A priority patent/EP2713428B1/en
Publication of JP2014199798A publication Critical patent/JP2014199798A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6090672B2 publication Critical patent/JP6090672B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

本発明は、アルカリ蓄電池、および、その正極材に関する。
ニッケル水素蓄電池、ニッケルカドミウム蓄電池等のアルカリ蓄電池では、反応電子数および蓄電池の放電容量を増やすために、α−Ni(OH)を、正極活物質とすることが検討されている。
アルカリ性の媒体中で、α−Ni(OH)(α相の水酸化ニッケル)を安定化するために、α−Ni(OH)中に、Ni元素の5−20mol%相当のAlを固溶させることが提案されている(例えば、JP2010−111522を参照)。この場合、NiとAlとのモル比は、95:5〜80:20となる。
正極材中のNi(OH)の導電性が低いため、CoOOHの微粒子で、Ni(OH)粒子の表面を被覆することが行われている(WO2006/064979A1を参照)。
JP2007−335154は、CoOOH中に、Y,Ca,Sr,Sc等の元素を分散させることにより、高温でのNiの利用率(Ni原子当たりの放電反応の電子数)が向上することを開示している。また、この文献は、水酸化ニッケル中に、Zn,Ca等の元素を固溶させることを開示している。しかしながら、この文献には、ZnおよびCaの正極材中での作用は、記載されていない。なお、この文献には、Ni(OH)の相は記載されていない。さらに、Al等の固溶も記載されていない。このため、この文献の技術では、β−Ni(OH)を用いることが前提とされていると推定できる。
JP2010-111522 WO2006/064979A1 JP2007-335154
本発明の目的は、正極活物質の反応電子数を増加させること、及び、正極材の容積当たりの放電容量を大きくすることにある。
本発明のアルカリ蓄電池用正極材は、水酸化ニッケルと、Y及び原子番号62(Sm)−71(Lu)のランタニド元素から成る群の少なくとも一つの元素の化合物を含んでおり、前記水酸化ニッケルの結晶子中に、Al,Ga,Mn,およびMoから成る群の少なくとも一つの元素であるA元素が固溶しており、A元素の含有量である[A]/([Ni]+[A])が、5%以上16%以下であり、かつ、水酸化ニッケルが、α相の水酸化ニッケルとβ相の水酸化ニッケルとを含んでいる。ここで[A]は、前記結晶子中の前記A元素のmol濃度を、[Ni]はNiのmol濃度を表す。
本発明のアルカリ蓄電池は、本正極材および基材を含む正極と、負極と、アルカリ性の電解液、とを有する。なお、正極材に関するこの明細書の記載は、そのままアルカリ蓄電池にも当てはまる。以下の説明は、正極材とアルカリ蓄電池との双方に関する。
A元素となりえる、Al,Ga,Mn,およびMoは、いずれも、水酸化ニッケルの結晶子中のニッケル原子の一部と置換されているか、もしくは水酸化ニッケルの結晶子中の層間に存在する。水酸化ニッケルの結晶子中へのA元素の固溶は、A元素がニッケル原子の一部と置換されていること、および、A元素が結晶子中の層間に位置すること、を含む。A元素が水酸化ニッケルの結晶子中に固溶されることによって、α−水酸化ニッケルが安定化される。通常、これらの元素が、Niに対して20mol%程度、固溶されることによって、α相が単相化されることが知られている。固溶量が20mol%未満であれば、α相とβ相との混相状態が生じる。ここで,本出願における混相状態とは、1つの1次粒子内にα相とβ相とが混在している状態を指す。また、β相では、通常、充放電過程において反応する電子数は、1である。これに対して、α相では、それ以上の反応電子数が得られることが報告されている。このような、Al等が固溶した水酸化ニッケルを含む、正極材に、ランタノイド化合物を含有させると、酸素の発生電位が増加する。このため、充電時に、水酸化ニッケルを充分に酸化できる。その結果、Niの反応電子数が上昇する。したがって、大容量の正極材及び大容量のアルカリ蓄電池を得ることができる。
本正極材では、[A]/([Ni]+[A])は、5−16%である。ここで、[A]は、Al,Ga,Mn,およびMoから成る群の少なくとも一つの元素であるA元素のmol濃度を表す。また、[Ni]は、Niのmol濃度を表す。A元素の固溶と、Y又はランタニド化合物の含有とによる、反応電子数の増加は、[A]/([Ni]+[A])が5−16%である場合に、著しい。[A]が0の場合、Y又はランタニド化合物を含有させても、反応電子数の増加は、ごく僅かである。以上のように、5−16mol%の濃度でA元素を固溶させることと、Y又はランタニド化合物を含有させることとの相乗効果により、反応電子数が増加する。また、Al,Ga,Mn,およびMoから成る群の少なくとも一つの元素であるA元素は、Alであることが好ましい。
この明細書では、Al,Ga,Mn,およびMoから成る群の少なくとも一つの元素であるA元素の含有量を[A]/([Ni]+[A])により、%単位で示す。[A]は、Al,Ga,Mn,およびMoから成る群の少なくとも一つの元素であるA元素のmol濃度を示す。[Ni]は、ニッケルのmol濃度を示す。
Al,Ga,Mn,およびMoから成る群の少なくとも一つの元素であるA元素の濃度を増すことは、A元素が固溶した水酸化ニッケルのタップ密度を低下させる。また、A元素の濃度を20mol%とすると、Y又はランタニド化合物の効果が、実質的に得られないことがある。このため、A元素の濃度は、15mol%以下であることが好ましく、12mol%以下であることが、より好ましい。また、Y又はランタニド化合物を含有させることにより、反応電子数が増加する効果は、A元素の濃度が10mol%付近であるときに、最大となる。このため、A元素の濃度は、9mol%以上であることが好ましい。以上のことから、A元素の濃度は、9−15mol%であることがより好ましく、は9−12mol%であることが特に好ましい。
反応電子数を増加させる効果は、ランタニド元素の種類によって異なる。例えば、原子番号58のCeでは、反応電子数を増加させる効果が、実質的に得られない。Yおよび原子番号62−71のSm−Luでは、効果が得られる。Yまたは原子番号66(Dy),67(Ho),68(Er),69(Tm),70(Yb),および71(Lu)のランタニドでは、大きな効果が得られる。Yまたは原子番号68(Er),69(Tm),70(Yb),および71(Lu)のランタニドでは、特に大きな効果が得られる。
反応電子数の増加は、カルシウム化合物およびストロンチウム化合物で生じる。反応電子数の増加は、Mg化合物及びBa化合物では、実質的に生じない。従って、アルカリ土類金属全般ではなく、カルシウム化合物およびストロンチウム化合物が有効である。また、カルシウム化合物は、ストロンチウム化合物よりもやや大きい効果を奏する。そのため、カルシウム化合物が特に好ましい。なお、これらのことは、正極中に少量のMg化合物あるいはBa化合物を含有することを排除しない。
ランタニド元素の酸化物もしくは水酸化物に関して、基材を除く正極中の金属換算での含有量が、0.25mass%以上6mass%以下であるときに、反応電子数を増加させる効果が大きい。また、ランタニド元素の効果は、その含有量が1.5mass%程度までは、含有量の増加につれて、急激に増す。その後も、含有量が3mass%程度までは、ランタニド元素の含有量の増加につれて、効果が増加する。一方、ランタニド元素を過剰に含有させることは、ニッケル含有量を減少する。これらのことから、ランタニド元素の含有量は、好ましくは0.4mass%以上であり、特に好ましくは0.5mass%以上である。また、ランタニド元素の含有量は、好ましくは4mass%以下であり、特に好ましくは3mass%以下である。そしてランタニド元素の含有量は、好ましくは0.4mass%以上4mass%以下であり、特に好ましくは、0.5mass%以上3mass%以下である。
水酸化ニッケルは、さらにZnもしくはCo元素を含有することが好ましい。かつ、正極材は、その全体を100mass%として、Y及び原子番号62−71のランタニド元素から成る群の少なくとも一つの元素の化合物を、金属換算で0.9mass%以上6mass%以下含有することが好ましい。また、水酸化ニッケルは、さらにZnもしくはCo元素を含有し、かつ正極材は、その全体を100mass%として、カルシウム化合物とストロンチウム化合物との合計含有量が、0.2mass%以上5mass%以下であることが好ましい。
水酸化ニッケルが、ZnもしくはCoを含有し、かつ、正極材が、Yまたは原子番号62−71のランタニド元素の化合物を、金属換算で0.9mass%以上6mass%以下で含有する場合、または、カルシウム化合物とストロンチウム化合物との合計含有量が、0.2mass%以上5mass%以下で含有する場合に、反応電子数が特に大きくなる。
ランタニド元素の含有量と反応電子数との関係を示す特性図(グラフ)である(Alの固溶量は10mol%である。ランタニド元素は、同時析出法により、正極材に含有されている)。 Ybの含有量と反応電子数との関係を示す特性図(グラフ)である(Alの固溶量は、10mol%である)。 Al固溶量のYbの反応電子数への影響を示す特性図(グラフ)である(Ybは、粉体混合法により、正極材に含有されている)。 Alの固溶量と水酸化ニッケルのタップ密度との関係を示す特性図(グラフ)である。 Yb及びCeの充電曲線への影響を示す特性図(グラフ)である(Alの固溶量は、10mol%である。ランタニド元素は、同時析出法により、正極材に含有されている)。 Ce,Sm及びDyの充電曲線への影響を示す特性図(グラフ)である(Alの固溶量は、10mol%である。ランタニド元素は、粉体混合法により、正極材に含有されている)。 ランタニド元素の種類と、ニッケルの反応電子数との関係を示す特性図(グラフ)である(Alの固溶量は、10mol%である。ランタニド元素は、粉体混合法により、正極材に含有されている。ランタニド元素の含有量は、金属換算で、0.5mass%である)。 ランタニド元素の種類と、酸素発生電位及びNiの平均酸化電位との関係を示す特性図(グラフ)である(Alの固溶量は、10mol%であるランタニド元素は、粉体混合法により、正極材に含有されている。ランタニド元素の含有量は、金属換算で、0.5mass%である)。 Ga固溶量のYbの反応電子数への影響を示す特性図(グラフ)である(Ybは、粉体混合法により、正極材に含有されている)。 Ybを2mol%含有する、水酸化ニッケルでの亜鉛固溶量と反応電子数との関係を示す特性図(グラフ)である(アルミニウム固溶量とコバルト固溶量とを、mol%単位で図中に併記している)。
以下に、本発明の実施例を示す。本発明の実施に際しては、当業者の常識及び先行技術の開示に従い、実施例を適宜に変更できる。
実施形態1
実施例1(粉体混合法)
NiSOの水和物と、Al(SOの水和物との混合水溶液を、Ni2+イオン濃度とAl3+イオン濃度との和が1mol/Lとなるように、調製した。この混合水溶液を激しく撹拌しながら、(NHSO水溶液に滴下した。この(NHSO水溶液の温度は45℃であり、pHは11であった(NaOH水溶液によりpHを11に調整した)。これにより、Ni(OH)とAl(OH)とを共沈させた。この共沈反応により、NiとAlのほぼ全量が、沈殿する。このため、NiSOとAl(SOとの仕込量の比により、正極材中の[Al]/([Ni]+[Al])を制御できる。またNi(OH)およびAl(OH)を共沈させるだけであれば、pHは、それぞれが析出する範囲であれば良い。ここでは、正極材のタップ密度(タッピングを施した後の正極材の体積密度)を高くするため、pHは、好ましくは10以上12以下であり、特に好ましくは10.5以上11.5以下である。NiSOの代わりに、任意の水溶性のニッケル塩を用いてもよく、Al(SOの代わりに、任意の水溶性のAl塩を用いてもよい。また、Ni(OH)およびAl(OH)を共沈させる前に、Ni2+イオンをNi2+イオンのアンミン錯体に変化させておいても良い。
濾過によって得られた沈殿物に、水洗と乾燥とを施した。これにより、水酸化ニッケルを得た。この水酸化ニッケルの結晶子中には、アルミニウムが固溶されている。次いで、この水酸化ニッケルに、α−Co(OH)と、ランタニド元素の酸化物粉末とを混合した。ランタニド元素の酸化物としては、例えばYb、Y、Er、Tm、Lu、Dy、Tb、およびGdが挙げられる。さらに、この水酸化ニッケルを含む混合物に、1mass%濃度のカルボキシルメチルセルロース(CMC)水溶液と、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)とを混合し、正極ペーストを得た。なお、この明細書では、ランタニドはYを含むものとする。正極ペースト中の固形分の組成比は、たとえば、アルミニウム固溶の水酸化ニッケル:α−Co(OH):ランタニド元素の酸化物:PTFE+CMC=88.5:10:1.0:0.5である。なお、α−Co(OH)とPTFE+CMCとの量は、特に指摘する場合を除いて、一定とする。水酸化ニッケル中に固溶されているアルミニウム濃度、及びランタニド元素の種類と濃度を変化させた。この際、ニッケル元素の量を変えることにより、正極ペーストの組成比を、ほぼ一定とした。
厚さが1.4mm、面積当たりの密度が320g/mの発泡ニッケル基材に、電極容量が250mAhとなるように、正極ペーストを充填した。正極ペーストを乾燥した後、基材にロール加工を施した。これにより、厚さが0.4mmのニッケル電極のシートを得た。このシートを、40mm×60mmに裁断することによって、アルカリ蓄電池のニッケル極(正極)を得た。
Mm1.0Ni4.0Co0.7Al0.3Mn0.3(Mmはミッシュメタル)の組成の合金を得るために、原料を混合し、不活性雰囲気中で高周波誘導加熱処理を実施した。これにより合金インゴットを作製した。合金インゴットを、1000℃で熱処理した後、平均粒径50μmとなるように粉砕した。これにより、水素吸蔵合金粉末を得た。この粉末を、SBR(スチレンブタジエンラバー)の分散液及びメチルセルロース(MC)水溶液と混合した。これにより、水素吸蔵合金ペーストを得た。厚さ45μmのFe基材に、1μm厚のニッケルメッキを施した基材に、このペーストを塗布した。ペーストを乾燥し、電極シートを得た。この電極シートを、45mm×65mmのサイズに裁断することにより、水素吸蔵合金電極(負極)を得た。この電極は、500mAh以上の電極容量を有する。
ニッケル電極の両側に、合成樹脂製のセパレータを配置した。このニッケル電極を、さらに、2枚の水素吸蔵合金電極で挟み、容器内にセットした。また、参照電極として、Hg/HgO電極を設けた。6.8mol/L濃度のKOHを含む、アルカリ電解液を、電極が充分浸される程度に、容器内に注いだ。これにより、開放型のセルを得た。ニッケル極中のα−Co(OH)粒子は、電解液中で溶解された後、アルミニウム固溶の水酸化ニッケル表面に再析出していると推定される。この蓄電池を実施例1とする。この蓄電池を、25mA(0.1ItA)の電流で、15時間、初期充電した。初期充電中に、α−Co(OH)粒子は、Coのオキシ水酸化物に酸化されたと推定される。初期充電後に、1時間放置した後、0.2ItA(50mA)で、正極電位が参照極の電位と等しくなるまで、蓄電池からの放電を実施した。次いで、気温が20℃の環境下で、各電池に対し、充電、放置および放電のサイクルを、5回繰り返した。この充電、放置および放電のサイクルは、蓄電池を、0.1ItA(25mA)で、15時間充電し、1時間放置した後、0.2ItA(50mA)の電流で、正極電位が参照極の電位と等しくなるまで放電を実施するというサイクルである。5サイクル目の充電曲線を測定した。
Coの水酸化物を粉体混合法で正極材に含有させる方法を工業的に実施する場合、
・ 電解液への溶解と再析出とにより、ニッケルの水酸化物粒子の表面を、Coの水酸化物によりコートする工程と、
・ Coの水酸化物を、Coのオキシ水酸化物等へ酸化する工程とを含んでいることが好ましい。実用的には、WO/2006/064979に記載のように、この方法は、水酸化ニッケル粒子の表面を、あらかじめ水酸化コバルトによりコートすること、および、そのコバルトを、酸化することによってオキシ水酸化コバルトとすることを含んでいることが好ましい。
実施例2(同時析出法)
ランタニドの酸化物粉末を、アルミニウム固溶の水酸化ニッケルと混合する代わりに、
Ni(OH)と、Al(OH)と、ランタニドの水酸化物Ln(OH)(Lnはランタニド元素を表す)と、の共沈物を作製した。ランタニドは、例えばYb(NOの水和物のような、硝酸塩として加えた。ランタニドの塩は、水溶性であり、pHが11付近で沈殿する塩で有ればよい。他の点は実施例1と同様にして、アルカリ蓄電池を作製した。この蓄電池を実施例2とする。
定義と測定法
この明細書における“正極材の組成”は、ニッケル極から取り出され、水洗と乾燥とを施された後の基材を除く固形分の組成を意味する。ニッケルは、放電状態では水酸化物であり、充電状態ではオキシ水酸化物である。両者の質量比は、91.7:92.7であり、ほぼ1:1である。正極材の組成を厳密に議論する場合には、ニッケルは2価の水酸化物として換算する。
ランタニド元素の含有量は、金属に換算して示す。正極材中のランタニド元素の含有量は、たとえば、以下のように求められる。すなわち、まず、基材を除く正極の固形分に対し、水洗及び乾燥を施す。その後に、例えばICP分析により、正極材中のランタニド元素の含有量が得られる。なお、ランタニド元素の存在状態は、水酸化物もしくは酸化物と推定できる。ただし、詳細は明らかではない。アルミニウム元素の含有量およびニッケル元素の含有量も、同様に、例えばICP分析により測定できる。Al,Ga,Mn,およびMoは、水酸化ニッケルの結晶子中に固溶して、ニッケル原子の一部と置換されているか、もしくは、水酸化ニッケルの層間に固溶していると推定される。なお、Al,Ga,MnおよびMoの一部が、水酸化物として析出している可能性がある。Alを固溶した水酸化ニッケルに対するX線回折を実施した。その結果、10°〜12°付近のα相の(003)のピークと、18°〜20°付近のβ相の(001)のピークとを確認した。また、水酸化ニッケルに対するTEM(透過電子顕微鏡)による制限視野電子回折を実施した。後焦点面に現れる逆格子点に相当する回折スポット像から、面間隔、面方位等の結晶パラメータを算出することにより、一つの一次粒子内に存在する結晶相の同定をおこない、α相とβ相とが存在することを確認した。すなわち、水酸化ニッケルには、一つの一次粒子内にα相とβ相とが混在していることを確認した。
結果
図1−図10に結果を示す。図1は10mol%のAlを固溶している、水酸化ニッケルに、同時析出法によりランタニド元素を含有させた際の反応電子数を示す。YbとYとを含有させることにより、反応電子数が増した。また、Erを含有させることでも、反応電子数が増した。しかし、Ceを含有させることは、反応電子数をかえって減少した。正極材中のランタニド元素の含有量(金属換算)と、ニッケル原子当たりの反応電子数とのデータを、表1に再掲する。
図2は、Yb濃度を変化させた場合の反応電子数を示している。このとき、水酸化ニッケルは、10mol%のAlを固溶している。粉体混合法では、0.3−1.8mass%の範囲で、水酸化ニッケルにYbを含有させた。Ybを0.3mass%で含有させることは、反応電子数を増大した。Ybの含有量を0.5,0.9および1.8mass%と増すに伴い、反応電子数も増加した。同時析出法では、1.5−6mass%の範囲で、水酸化ニッケルにYbを含有させた。Yb含有量の増加につれて、反応電子数が増加した。また、図2から、粉体混合法でも同時析出法でも、ほぼ同じ結果が得られた。すなわち、ランタニド元素を、α相の水酸化ニッケルもしくはγ相のオキシ水酸化ニッケル等に含有させれば良いことが分かった。ランタニド元素の効果は、ニッケルの反応電子数を増すことである。正極中にランタニドが存在することで、反応電子数が増す。ランタニドは、例えば水酸化ニッケル中あるいはCoのオキシ水酸化物中に存在させる。特に、水酸化ニッケルの粒子内もしくはその表面等に、ランタニドを存在させることは、反応電子数を大きく増加させる。Ybの含有量と反応電子数との関係を、同時析出と粉体混合とについて、表2に再掲する。Yb含有量は、金属換算での正極材中の濃度である。
図3は、Alを固溶している水酸化ニッケル中に、粉体混合法により、1.8mass%のYbを含有させた際の反応電子数へのアルミニウム固溶量の影響を示している。また、表4には真密度換算した反応電子数を示す。真密度換算した反応電子数とは、反応電子数に各試料の真密度を乗じたものである。ここで、本出願における各試料の真密度とは、α相とβ相との存在比を基に計算された理論値である。すなわち、水酸化ニッケルにA元素が固溶していない場合、水酸化ニッケルにα相は含まれておらず、水酸化ニッケルに固溶したA元素の固溶量が20mol%である場合、水酸化ニッケルはすべてα相となっていると仮定し、A元素の固溶量から、水酸化ニッケルのα相の存在比を計算する。この上で、既知のα相とβ相との真密度の理論値をもちいて,各試料の真密度を理論的に計算した。
アルミニウム固溶量が5−15mol%である場合に、反応電子数、及び、真密度あたりの反応電子数を増やすことができた。すなわち、正極活物質の反応電子数を増加させること、及び、正極材の容積当たりの放電容量を大きくする効果を奏した。特に、アルミニウム固溶量が、10mol%および15mol%である場合、Ybを含有することにより反応電子数を顕著に増すことができた。また、図3からアルミニウム固溶量が16mol%までは本発明の効果を奏すると推定される。
しかし、アルミニウム固溶量が0mol.%の場合は、反応電子数の増加は小さくなり、本発明の効果は得られなかった。また、アルミニウム固溶量が20mol%では、Ybを含有することにより、反応電子数が逆に減少し、真密度換算した反応電子数も4.10以下となった。。ここでは、Ybについての結果を示した。Er,およびY等の他のランタニド元素でも、Ybと同様の結果が得られた。以上のことから、アルミニウム固溶量が5−16mol%の範囲で、ランタニド元素の効果が得られることが分かった。アルミニウム固溶量が7.5mol%である場合と10mol%である場合とでは、反応電子数の増加効果に、大きな差がある。このことから、アルミニウム固溶量は9mol%以上であることが好ましい。アルミニウム固溶量が20mol%では、Ybによって反応電子数がかえって減少する。このことから、アルミニウム固溶量は、15mol%以下であることが好ましい。そしてアルミニウム固溶量が12mol%である場合は、15mol%の場合よりも、2倍近く大きな、反応電子数の増加効果が得られる。また図4および表5に示すように、アルミニウム固溶量が増すにつれて、水酸化ニッケルのタップ密度が低下する。これらのことを総合すると、アルミニウム固溶量は、9−15mol%であることがより好ましく、9−12mol%であることが最も好ましいといえる。図3のデータを表3に再掲する。
図4は、水酸化ニッケルのアルミニウム固溶量と、タップ密度との関係を示す。図4に関する正極材(水酸化ニッケル)は、ランタニド元素を実質的に含有していない。タップ密度の測定には、小西製作所製のタップ密度測定器(RHK型)を用いた。試料の入った10mlの容量のメスシリンダーを、5cmの高さから、200回、落下させた。その後に、試料のタップ密度(タッピング後の体積密度)を測定した。Al固溶量が増すにつれて、水酸化ニッケルのタップ密度が減少する。このことは、正極材の容積当たりの放電容量が低下することを意味する。なお、同時析出法で、2.6mass%のYbを含有させた試料でも、同様の結果が得られた。図4のデータを表5に再掲する。
図5は、水酸化ニッケルが、2.6mass%のYbを含有している場合、2.2mass%のCeを含有している場合、及び、ランタニドを実質的に含有していない場合の充電曲線を示す。水酸化ニッケルのアルミニウム固溶量は、10mol%である。また、ランタニド元素は、同時析出法により水酸化ニッケルに含有させた。図5において、横軸は、充電量を示し、縦軸は、参照極を基準とする、正極の電位を示す。Ybを含有させると、正極電位が530mVの付近に、プラトーが生じた。すなわち、ここでは、酸素の発生電位が上昇している。このことは、水酸化ニッケルを、より多くの電子数で酸化できることを意味する。これに対して、水酸化ニッケルにCeを含有させても、酸素発生電位は増加せず、反応電子数は僅かに低下した。水酸化ニッケルにYbを含有させると、酸素の発生電位が高まった。これにより、充電時に水酸化ニッケルをより高い酸化数へ酸化することにより、反応電子数が増すと推定できる。
図6は、水酸化ニッケルが、Sm,Dy及びCeを、各1.0mass%含有する場合、及び、ランタニドを実質的に含有しない場合の充電曲線を示している。水酸化ニッケルのアルミニウム固溶量は、10mol%である。また、ランタニド元素は、同時析出法により、水酸化ニッケルに含有させた。図6において、横軸は充電量を示し、縦軸は、参照極を基準とする、正極の電位を示す。図6は、Dy及びSm、特にDyにより酸素の発生電位が高まること、および、これにより反応電子数が増すことを示唆している。
図7は、ランタニド元素の種類と、ニッケルの反応電子数との関係を示す。ランタニド元素は、同時析出法により、水酸化ニッケルに含有させた。ランタニド元素の含有量は、金属換算で0.5mass%である。測定温度は20℃であった。水酸化ニッケルに、Sm−Luを含有させることにより、反応電子数が増すことが分かる。結果を表6に再掲する。
水酸化ニッケルに、0.5mass%のランタニド元素を、粉体混合法により含有させた。この場合のニッケルの平均酸化電位と酸素の発生電位とを、図8に示す。水酸化ニッケルのアルミニウム固溶量は、10mol%であった。測定温度は20℃であった。図8に示すデータは、充電、放置および放電の5サイクル目のデータである。SmからLuへと原子番号が増すにつれて、ニッケルの平均酸化電位と、酸素の発生電位との差が増している。このことは、含有させるランタニドの原子番号が増すにつれて、ニッケルの反応電子数が増すことを示している。従って、含有させる元素は、広義には、Yまたは原子番号62(Sm)−71(Lu)のランタニド元素である。例えば、Yまたは原子番号66(Dy),67(Ho),68(Er),69(Tm),70(Yb)および71(Lu)のランタニド元素である。特に好ましくは、Yまたは原子番号68(Er),69(Tm),70(Yb)および71(Lu)のランタニド元素である。表7に図8のデータを再掲する。なお、表7では、図8のデータを、酸素発生電位とNiの平均酸化電位との差として示している。
図9は、反応電子数へのガリウム固溶量の影響を示している。図9では、粉体混合法により、1.8mass%のYbを含有させた水酸化ニッケルと、Ybを実質的に含有しない水酸化ニッケルとを比較している。Ga固溶量が10mol%である場合、Ybの効果が増して、反応電子数は顕著に増加している。Ga固溶量が0mol%および20mol%である場合、Ybの効果が失われている。即ち、Ga等のAl以外の元素であっても、これらの元素を、5mol%以上16mol%以下で、水酸化ニッケル中に含有させることにより、ランタニド元素による反応電子数の増加効果を、より高めることができる。
Alを含有する水酸化ニッケルの沈殿時に、Zn又はCoの水酸化物をさらに共沈させた場合の反応電子数を、図10及び表8に示す。ここでは、正極材に添加するランタニドの酸化物として、基材を除く正極中の固形分に対し2mass%のYbを用いた。Znとランタニド等との相互作用により、反応電子数がさらに増加した。また、充電曲線の測定から、Yb等のランタニドは、正極での酸素の発生電位を増やして、Niの酸化を容易にすることが判明した。
水酸化ニッケルに対し、さらにZnを固溶させることは、反応電子数をさらに増加させる。水酸化ニッケルの亜鉛固溶量は、10mol%以下であることが好ましく、特に、7mol%以下であることが好ましい。また、水酸化ニッケルの沈殿時に、Coの水酸化物を同時に析出させることが可能である。これにより、水酸化ニッケルにCoを固溶することが可能である。Coを固溶している水酸化ニッケルでは、Niの平均酸化電位が低下する。このため、反応電子数が増加する。水酸化ニッケル粒子内のCo固溶量、即ち、水酸化ニッケル表面に付着しているCo化合物を除いた、Co固溶量は、6mol%以下であることが好ましい。また、水酸化ニッケルに、さらにランタニドの化合物を含有させることは、酸素の発生電位を増加するので、反応電子数を増加させる。ランタニドは、Yまたは原子番号62(Sm)−71(Lu)のランタニドであることが好ましい。ランタニドの含有量は、例えば6mass%以下であることが好ましい。水酸化ニッケル中のアルミニウム固溶量は、例えば5〜16mol%であってもよく、亜鉛固溶量は、1〜10mol%であってもよい。好ましくは、アルミニウム固溶量は、例えば9〜15mol%であり、亜鉛固溶量は、2〜8mol%である。特に好ましくは、アルミニウム固溶量は、例えば9〜15mol%であり、亜鉛含有量は、3〜7mol%である。最も好ましくは、アルミニウム固溶量は、例えば9〜12mol%であり、亜鉛固溶量は3〜7mol%である。
実施例から以下のことが判明した。
1) Yまたは原子番号62(Sm)−71(Lu)のランタニド元素の酸化物もしくは水酸化物等を含有させることにより、アルカリ蓄電池の正極材の反応電子数を増大させることができる。ランタニド元素が、Yまたは原子番号66−71の元素である場合に、反応電子数は顕著に増加する。ランタニド元素が、Yまたは原子番号68−71の元素である場合に、反応電子数は特に増加する。
2) この効果は、アルミニウム固溶量が5−16mol%である場合に生じる。アルミニウム固溶量が20mol%では、このような効果は実質的に生じない。また、Alが固溶していない場合、反応電子数の増加は、ごく僅かである。反応電子数を特に大きくできるアルミニウム固溶量は、5−15mol%であり、最も好ましくは、9−12mol%である。
3) アルミニウム固溶量が増すと、正極材の容積が増加する。このため、アルミニウム固溶量は、16mol%以下であってもよく、好ましくは15mol%以下であり、最も好ましくは12mol%以下である。
4) ランタニド元素による反応電子数の増加は、アルミニウム固溶量が10mol%の場合に最大となる。したがって、アルミニウム固溶量は、5mol%以上であってもよく、9mol%以上であることが好ましい。
5) ランタニド元素の酸化物もしくは水酸化物に関して、金属換算での含有量が、0.25mass%以上6mass%以下の場合に、反応電子数を増加させる効果を確認できる。
6) ランタニド元素の含有量が1.5mass%程度までは、ランタニド元素の効果は、ランタニド元素の含有量が増すにつれて急激に増す。その後も、3mass%程度までは、ランタニド元素の含有量が増すにつれて、効果は増加する。一方、ランタニド元素を過剰に含有させることは、ニッケル含有量を減少させる。これらのことから、ランタニド元素の含有量は、0.4mass%以上であることが好ましく、0.5mass%以上であることが特に好ましい。また、ランタニド元素の含有量は、好ましくは4mass%以下であることが好ましく、3mass%以下であることが特に好ましい。
7) ランタニド元素の含有量は、は0.4mass%以上4mass%以下であることが好ましく、0.5mass%以上3mass%以下であることが特に好ましい。
補足
実施例では、アルミニウム原子を水酸化ニッケルに固溶させている。これにより、
α−Ni(OH)を安定化させること、および、α−Ni(OH)とβ−Ni(OH)2とを混在させることが可能である。しかし、マンガン固溶の水酸化ニッケル、ガリウム固溶の水酸化ニッケル、モリブデン固溶の水酸化ニッケルでも、α−Ni(OH)が安定化することが知られている。従って、アルミニウム原子が固溶した水酸化ニッケルに代えて、マンガン原子が固溶している水酸化ニッケル、ガリウム原子が固溶している水酸化ニッケル、あるいはモリブデン原子が固溶している水酸化ニッケルを用いても良い。Al,Mn,Ga,およびMo元素の合計濃度は、Ni元素とこれらの元素の合計量に対し、5−16mol%であることが好ましい。
Coは、例えば水酸化ニッケル中に固溶することにより、ニッケルの平均酸化電位を低下させる。このため、Coを正極材中に含有させる場合、アルミニウム元素及びNi元素と共に、Coを水酸化物として共沈させることが好ましい。Coの含有量は、[Co]+[Al]+[Ni]の総量に対して、例えば1−6mol%であってもよく、4−6mol%であることが好ましい。[Co]+[Al]+[Ni]の総量に対して、[Al]が5−16mol%であってもよい。4−6mol%Coを固溶している水酸化ニッケルを主成分とし、かつ、Y及び原子番号62−71のランタニド元素の化合物を金属換算で0.9−6mass%含有している正極材では、反応電子数は、0.04程度増加する。
電解液として、KOH水溶液の代わりに、例えば、NaOH水溶液、NaOHとKOHとの混合物の水溶液、あるいはLiOHとKOHとの混合物の水溶液を用いてもよい。これらを用いることにより、正極での酸素発生電位が増加する。最も好ましい電解液は、NaOH水溶液、及びLiOHとKOHとの混合物の水溶液である。
また、本発明の実施形態は、以下の第1〜第4のアルカリ蓄電池用の正極材、および、第1のアルカリ蓄電池であってもよい。
第1のアルカリ蓄電池用の正極材は、Al,Ga,Mn,Moから成る群の少なくとも一つの元素であるA元素が結晶子中に固溶し、A元素の含有量である[A]/([Ni]+[A])が5%以上16%以下で、かつα相とβ相とが混在している水酸化ニッケルと、Y及び原子番号が62(Sm)−71(Lu)のランタニド元素から成る群の少なくとも一つの元素の化合物を含んでいる。(ここで[A]は前記結晶子中の前記A元素のmol濃度を、[Ni]はNiのmol濃度を表す。)
第2のアルカリ蓄電池用の正極材は、第1のアルカリ蓄電池用の正極材において、固形分100mass%に対し、Y及び原子番号が62−71のランタニド元素から成る群の少なくとも一つの元素の化合物を、金属換算で0.25mass%以上6mass%以下含有する。
第3のアルカリ蓄電池用の正極材は、第2のアルカリ蓄電池用の正極材において、水酸化ニッケルの結晶子中にさらにCoが固溶している。
第1のアルカリ蓄電池は、第1〜第3のアルカリ蓄電池用の正極材を含有する正極と、負極と、アルカリ性の電解液、とを有する。

Claims (3)

  1. 水酸化ニッケルと、
    Y及び原子番号62(Sm)−71(Lu)のランタニド元素から成る群の少なくとも一つの元素の化合物を含んでおり、
    前記水酸化ニッケルの結晶子中に、AlであるA元素が固溶しており、
    A元素の含有量である[A]/([Ni]+[A])が、5%以上16%以下であり、
    かつ水酸化ニッケルがα相の水酸化ニッケルとβ相の水酸化ニッケルとを含んでおり 前記水酸化ニッケルの結晶子中にさらにZnが固溶している、アルカリ蓄電池用の正極材(ここで、[A]は前記結晶子中の前記A元素のmol濃度を、[Ni]はNiのmol濃度を表す)。
  2. [A]/([Ni]+[A]+[Zn])が5−16%であり、[Zn]/([Ni]+[A]+[Zn])が1−10%である請求項1に記載のアルカリ蓄電池用の正極材(なお[A]はアルミニウムのmol濃度を、[Ni]はニッケルのmol濃度を、[Zn]は亜鉛のmol濃度を表す)。
  3. 請求項1または2に記載のアルカリ蓄電池用の正極材を含有する正極と、負極と、アルカリ性の電解液、とを有する、アルカリ蓄電池。
JP2013195294A 2012-09-28 2013-09-20 アルカリ蓄電池及びアルカリ蓄電池用の正極材 Expired - Fee Related JP6090672B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013195294A JP6090672B2 (ja) 2012-09-28 2013-09-20 アルカリ蓄電池及びアルカリ蓄電池用の正極材
CN201310451274.8A CN103715419B (zh) 2012-09-28 2013-09-25 碱蓄电池和碱蓄电池用正极材料
US14/036,806 US20140093776A1 (en) 2012-09-28 2013-09-25 Alkaline storage battery and positive electrode material for alkaline storage battery
EP13186283.1A EP2713428B1 (en) 2012-09-28 2013-09-27 Alkaline storage battery and positive electrode material for alkaline storage battery

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012217324 2012-09-28
JP2012217324 2012-09-28
JP2012217323 2012-09-28
JP2012217323 2012-09-28
JP2013050228 2013-03-13
JP2013050228 2013-03-13
JP2013195294A JP6090672B2 (ja) 2012-09-28 2013-09-20 アルカリ蓄電池及びアルカリ蓄電池用の正極材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014199798A JP2014199798A (ja) 2014-10-23
JP6090672B2 true JP6090672B2 (ja) 2017-03-08

Family

ID=52356564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013195294A Expired - Fee Related JP6090672B2 (ja) 2012-09-28 2013-09-20 アルカリ蓄電池及びアルカリ蓄電池用の正極材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6090672B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017078179A1 (ja) * 2015-11-06 2017-05-11 トヨタ自動車株式会社 正極活物質及びアルカリ電池

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3338226B2 (ja) * 1995-02-24 2002-10-28 三洋電機株式会社 アルカリ蓄電池用非焼結式ニッケル極
EP0801431A4 (en) * 1995-11-22 1999-02-24 Matsushita Electric Industrial Co Ltd ACTIVE NICKEL-HYDROXIDE-BASED MATERIALS FOR ALKALINE BATTERIES AND POSITIVE DISKS
JPH11345613A (ja) * 1998-06-02 1999-12-14 Sanyo Electric Co Ltd アルカリ蓄電池用正極活物質、それを用いたアルカリ蓄電池用正極及びアルカリ蓄電池
JP2001043855A (ja) * 1999-07-30 2001-02-16 Sanyo Electric Co Ltd アルカリ蓄電池用非焼結式ニッケル極
JP2004273138A (ja) * 2003-03-05 2004-09-30 Canon Inc 二次電池及び二次電池の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014199798A (ja) 2014-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6090673B2 (ja) アルカリ蓄電池とアルカリ蓄電池用の正極材
JP2008071759A (ja) アルカリ電解液電池の負極の組成及び組成からなるアノード、このアノードからなるアルカリ電解液電池
CN103119762B (zh) 碱性蓄电池用正极活性物质、其制造方法及碱性蓄电池
JP5850548B2 (ja) コバルトセリウム化合物の製造方法
CN103109402B (zh) 碱蓄电池
JP7431914B2 (ja) アルカリ蓄電池用正極活物質及びアルカリ蓄電池用正極活物質の製造方法
JP5743185B2 (ja) アルカリ蓄電池用正極活物質およびアルカリ蓄電池
WO2012018077A1 (ja) アルカリ蓄電池及びアルカリ蓄電池用正極材料の製造方法
JP6090672B2 (ja) アルカリ蓄電池及びアルカリ蓄電池用の正極材
US9716271B2 (en) Nickel hydroxide for alkaline secondary battery and alkaline secondary battery
JP6213316B2 (ja) アルカリ蓄電池用の水酸化ニッケル水酸化ニッケルおよびアルカリ蓄電池
CN103715419B (zh) 碱蓄电池和碱蓄电池用正极材料
JP2007518244A (ja) ニッケル電極用正電極活性材料
JP2014082196A (ja) アルカリ蓄電池及びアルカリ蓄電池用の正極材
JP6299294B2 (ja) アルカリ蓄電池用の水酸化ニッケルおよびアルカリ蓄電池
JP2008269888A (ja) ニッケル水素蓄電池
JP5760353B2 (ja) コバルトジルコニウム化合物及び活物質、それらの製造方法、並びにアルカリ蓄電池
WO2020179752A1 (ja) 負極活物質粉末、負極及びニッケル水素二次電池
JP2000012074A (ja) ニッケル水素二次電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161007

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6090672

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees