JP6114991B2 - 行政機関の高頻度変更生活シーンの特定システム - Google Patents
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Description
しかしながら、住民は、前もって生活シーンの変更に必要な申請書および届出書の書類名が分からなければ、生活シーンの変更を行うことができない。そこで、これを解消する従来技術として、例えば特許文献1の「生活シーンに合わせた総合申請書による電子申請システム」に開示された、「身近な生活シーンに合わせた申請書の検索方式」によるナビゲーションボードが開発されている。ナビゲーションボードを利用すれば、例えば子供が生まれた、犬を飼いたい、結婚するなどの日常の生活シーンにおける事象(生活イベント)をキーワードとして検索するだけで、誰でも簡便に、生活シーンの変更に必要な全ての書類名を知ることができる。
住民とは、対応する行政機関内に住居を有した例えば市民、区民、町民、村民などをいう。
ここでの「一定期間」とは、行政機関の高頻度変更生活シーンの特定(決定)を行うことができる期間をいい、具体的には一週間、一か月間、一年間またはそれ以上の期間をいう。
ここでの「行政機関の窓口」とは、例えば行政機関の総合窓口の他、行政機関の各関係部署の窓口でもよい。
申請書としては、例えば印鑑登録申請書、児童手当申請書、子供医療資格登録申請書などが挙げられる。
届出書としては、例えば出生届、転入届、転出届などの住民移動届や国保資格取得届などが挙げられる。なお、「戸籍・住民票・印鑑証明等交付申請書」のように、複数種類の申請書や届出書を1枚にまとめた書類については、選択された申請や届出を、それぞれ1カウント(1つの書類)とする。
提出日とは、申請書の場合における申請日、届出書の場合における届出日をいう。
提出者名とは、申請書の場合における申請者名、届出書の場合における届出者名をいう。
使用目的とは、例えば各種の申請書や届出書を行政機関の窓口に提出する目的(2次目的)である。具体的には、例えば登記、相続手続、年金、パスポート、転入、転出、転居、出生、死亡、世帯主変更などが挙げられる。
ここでいう「データ化」とは、テキストデータ化をいう。テキストデータとは、レイアウト情報や修飾情報を持たない、純粋に文字のみで構成されるデータである。
記憶手段としては、例えば、前記ホストコンピュータが有する各種のストレージなどを採用することができる。具体的には、RAMなどをいう。
ここでいう「同一人」とは、申請者や届出者本人だけでなく、委任状により本人に代わって提出を認められた、家族を含む代理人をいう。
「書類名が異なる複数の書類データを、同一日に同一人が提出する「窓口」とは、行政機関の同一窓口でも、異なる窓口でもよい。
ここでいう「グループ毎に抽出する」とは、1グループとされた「同一日に同一人が窓口に提出し、かつ書類名が異なる複数の書類データ」を、記憶手段に記憶された全ての申請書データおよび全ての届出書データの中から1グループずつ抽出することをいう。
カウント手段とは、グループ別書類抽出手段によって抽出された複数の書類データのグループのうち、全ての書類データの書類名が一致するグループの数をカウントするアプリケーションである。カウント手段は、例えば、前記パーソナルコンピュータに設けられる。
「使用目的に基づく生活シーンのタイトル」とは、申請書や届出書の使用目的から導き出された生活シーンを表示する(総称する)題名である。各生活シーンのタイトルは、例えばあらかじめ記憶手段に記憶しておき、必要時に、タイトル付与手段により該当するタイトルを抽出して使用することができる。
タイトルが付与される前記カウント数は任意である。例えば、カウント手段によるカウント数の上位10番までのグループ、その上位20番までグループなどである。
タイトル並び替え手段とは、カウント手段によるカウント数が大きい書類データのグループ順に、対応する生活シーンのタイトルを並び替えるアプリケーションをいう。
このように構成したことで、所定の行政機関で高頻度となる住民の生活シーンの変更手続を、自動的に特定することができる。
図2に示すように、総合窓口システムAは、市役所の窓口のオペレータ(窓口担当者)に、住民が来所(来庁)した理由(生活シーンの変更)を口頭で伝えるだけで、オペレータが総合受付用端末12(パソコン)のディスプレイ11の画面に表示された生活シーンのナビゲーションボードNを利用し、該当する生活シーンの変更に必要な申請書等を検索し、かつナビゲーション画面から、住民に代わって申請書等の必要事項をキーボード13により入力し、総合申請受付書、内容確認用の仮申請書および内容確認用の仮届出書(以下、仮申請書等)を総合窓口用プリンタ14により印刷して、住民に総合申請受付書および仮申請書等の内容の承諾を求め、それらの承諾を証するために、総合申請受付書に署名捺印した後、総合受付用端末12から市役所の担当部署用端末15(パソコン)に、対応する申請書データや届出書データ(以下、申請書類データ)を配信し、その後、配信先の各部署の担当者が申請書等を受理して各部署用プリンタ16により該当する申請書等を印刷して、その内容を確認後、担当者が申請手続(処理)や届出手続(処理)を行い、手続完了後、生活シーンの変更完了の証明書データをその担当部署用端末15から総合受付用プリンタ14に送信し、各部署からの証明書データの到着後、それらを総合窓口において住民に手渡す、というワンストップ行政サービスを実現するシステムである。これにより、生活シーンの変更のために市役所に来所した住民は、再分化された台帳に合わせて市役所の各関連部署を歩き回る必要がない。
さらにまた、総合窓口システムAでは、総合受付用プリンタに各担当部署用端末15からの印刷データが集中し、その印刷紙受け棚に各印刷書類が混在するため、印刷物21の右上に識別マーク22を印字して依頼件数毎の書類の分別を容易化し、個人情報の保護を図るように構成してもよい。
図3のブロック図に示すように、実施例1の特定システムは、汎用のソフトウェアを備えたパーソナルコンピュータの制御部23(CPU)と、住民が1年間のあいだに行政機関の窓口に提出した全ての申請書および全ての届出書を、書類名、提出日、提出者名および使用目的をそれぞれ含む書類別にデータ化する際に使用されるキーボード(書類データ入力手段)24と、キーボード24による入力操作で得られた全ての申請書データおよび全ての届出書データを記憶する記憶手段25と、記憶手段25に記憶された全ての申請書データおよび全ての届出書データの中から、同一日に同一人が窓口に提出し、かつ書類名が異なる複数の書類データを1グループとして、グループ毎に抽出するグループ別書類抽出手段26と、グループ別書類抽出手段26により抽出された複数の書類データのグループのうち、全ての書類データの書類名が一致するグループの数をカウントするカウント手段27と、カウント手段27によるカウント数が規定数以上の書類データのグループに、使用目的に基づく生活シーンのタイトルをそれぞれ付与するタイトル付与手段28と、カウント手段27によるカウント数が大きい書類データのグループ順に、対応する生活シーンのタイトルを並び替えるタイトル並び替え手段29と、タイトル並び替え手段29により並び替えられたタイトルを表示する前記総合受付用端末12のディスプレイ11(前記パーソナルコンピュータのディスプレイでもよい)とを備えている。
図1のフローシートに示すように、特定システムの全体的な流れは、まずキーボード24により手入力されて記憶手段25に記憶された1年間の全ての申請書等データの中から、同一日に同一人が同一の申請書等を提出した場合には1件の書類が窓口に提出されたものと見なし(サブルーチンSR1、図5のフローシート)、その後、同一日に同一人が提出した同一の申請書の1件目を除く他のデータを除く残り全ての申請書等データについて、同一日に同一人が窓口に提出した複数の申請書等データを集約する(サブルーチンSR2、図6のフローシート)。次いで、同一日に同一人が窓口に提出した複数の申請書等データのみを選択し、これを申請書等パターンデータとする(サブルーチンSR3、図7のフローシート)。次に、同一の申請書等パターンデータをカウント手段27によりカウントする(サブルーチンSR4,図8のフローシート)。また、カウント数が多い申請書等パターンデータを選別し(サブルーチンSR5,図9のフローシート)、さらに申請書等パターンデータ中の申請書等ごとの目的をカウントする(サブルーチンSR6,図10および図11のフローシート)。その後、そのカウント数を基準として申請書等の目的の絞り込みを行う(サブルーチンSR7,図12のフローシート)。ここでいう「目的の絞り込み」とは、カウント数が小さい目的の削除である。次に、絞り込まれた目的を基準として、生活シーンの変更に必要な申請書等を確定し(サブルーチンSR8,図13のフローシート)、該当する生活シーンのタイトルを付け、各タイトルを図4に示すディスプレイ11のナビゲーションボードNの一覧に表示する(サブルーチンSR9,図14のフローシート)というものである。
図5のフローシートに示すように、サブルーチンSR1では、システム開発用のメインコンピュータ(制御部)23において、住民が1年間のあいだに行政機関の窓口に提出した全ての申請書および全ての届出書を、キーボード24により手入力して書類名、提出日、提出者名および使用目的をそれぞれ含む書類別にデータ化し、各申請書等データを記憶手段25に記憶する(S101:ステップ101)。その後、来所日(来庁日)、来所者(来庁者)、申請書番号を並び替えのキーとして、申請書等データの並び替えを行う(S102、表1)。ここでいう申請書番号とは、申請書および届出書の種類ごとに付された番号である。
こうして、サブルーチンSR1では、1年間の全ての申請書等データの中から、例えば施設の代表者や代理人などが、同一日に同一の申請書等を提出した書類が整理される。
ここでは、まずステップ107およびステップ109で出力された全ての申請書等データを記憶手段25に読み込み(S201)、来庁日および来庁者を並び換えのキーとして、申請書等データの並び替えを行う(S202、表3)。その後、並び替えた申請書等データの中から1件ずつ申請書等データを読み出し(S203)、ステップ204において、ひとつ前の申請書等データをテーブルに格納するとともに、次の申請書等データを1件読み込む(S205)。
こうして、サブルーチンSR2では、同一日に同一人が市役所の窓口に提出した全ての申請書等データを把握することができる。
ここでは、ステップ209(表4)で出力された全ての申請書等データを記憶手段25に読み込み(S301)、その後、来庁日および来庁者を並び換えのキーとして、申請書等データの並び替えを行う(S302)。次に、並び替えた申請書等データの中から1件ずつ申請書等データを読み込み(S303)、ステップ304において、申請書等データの読み込みが終了したか否かが判断される。終了した場合にはサブルーチンSR4へ進み、申請書等データが残っていればステップ305へ移行して、(異なる)申請書番号が複数存在するか否かが判断され、複数存在する場合にはステップ306に進み、ここで複数の申請書等データが出力され(表5)、ステップ303に戻る。
こうして、サブルーチンSR3では、同一日に同一人が窓口に提出した複数の申請書等データのみを選択し、申請書等パターンデータを得ることができる。
ここでは、ステップ306(表5)で出力された全ての複数申請書等データを記憶手段25に読み込み(S401)、初めの申請書等パターンデータをテーブルに格納し(S402)、格納された申請書等パターンデータをカウント手段27によりカウント後(カウント1、S403)、次の申請書等データを1件読み込む(S404)。ステップ405では、申請書等データの読み込みが終了したか否かが判断される。読み込みが終了した場合には、ステップ406で申請書等パターンデータごとの件数のテーブルを出力し(表6)、サブルーチンSR5へ進む。
こうして、サブルーチンSR4では、同一の申請書等パターンデータをカウント手段27によりカウントする。
ここでは、まずステップ406で出力された全てのカウント付きの申請書等パターン毎の件数テーブルを記憶手段25に読み込み(S501、表6)、その後、申請書等パターン毎の件数テーブルの件数(降順)を並び換えのキーとして、申請書等パターン毎の件数テーブルの並び替えを行う(S502)。次に、並び替えた申請書等パターン毎の件数テーブルに対して、前判断型のループ処理S503〜S505が行われる。その終了条件は、l=1〜n(n:カウント手段27によるカウント数が上位n番目までの申請書等パターンデータの数)である。すなわち、カウント手段27によるカウント数が多い上位nパターンを対象として、降順に申請書等パターンデータをテーブルに格納する(S504,S505のループ)。ループ終了後、降順に並んだ上位n番目までの申請書等パターンデータがテーブルに出力され(S506、表7)、サブルーチンSR6へ進む。
こうして、サブルーチンSR5では、カウント数が多い申請書等パターンデータを選別する。
ここでは、まずステップ506で出力された全ての申請書等パターンデータ(カウントなし)を記憶手段25に読み込む(S601、表8)。
後段ループも前判断型のもので、その終了条件は、k=1〜nである(n:申請書等パターンデータを構成する申請書等データの数)。まず、ステップ616において、k番目の申請書番号の申請書等データの「目的」が、テーブルに存在するか否かを判断し、存在すればカウント手段27によるこの「目的(データ)」のカウント数を1つ増やす(S617)。一方、ステップ616での判断で、その目的がテーブルに存在しなければ、ステップ618でk番目の申請書番号にその目的を格納後、ステップ619において、格納されたk番目の申請書番号の申請書等データの目的について、カウント手段27によるカウント数を1とする。k=nの後段ループの終了後は、ステップ603へ戻る。
こうして、サブルーチンSR6では、申請書等パターンデータ中の申請書等ごとの目的をカウントする。
ここでは、まずステップ605で出力された申請書番号ごとの申請書等データの目的と件数(カウント数)とを読み込む(S701、表10)。その後、ステップ702において、これらの読み込みが終了したか否かが判断される。終了の場合にはサブルーチンSR8へ進み、読み込みが残っていればS703〜S706のループへ進む。ループは前判断型のもので、その終了条件はk=1〜n(n:申請書番号の数)である。まず、ステップ704において、申請書番号ごとの目的と件数とが、生活シーンに反映するための基準値Xを超えているか否かが判断され、超えていればステップ705へ進み、申請書番号ごとの申請書等データの目的と件数とを出力する(表15)。
こうして、サブルーチンSR7では、申請書等パターンデータ中の申請書等ごとの目的のカウント数を基準とし、申請書等の目的の絞り込みを行う。
ここでは、ステップ705で出力された全ての申請書番号データとこの申請書番号データごとの申請書等データ中の目的データとを記憶手段25に読み込み(S801)、目的を並び換えのキーとして、これらのデータの並び替えを行う(S802)。その後、申請書番号とそれの申請書等データ中の目的データとを1件ずつ読み込み(S803)、ステップ804において、1つ前(初め)の申請書等パターンデータの目的データをテーブルに格納し、その後、次の申請書等パターンデータの目的データを1件読み込む(S805)。ステップ806では、全ての申請書等パターンデータの目的データの読み込みが終了したか否かが判断される。終了した場合にはサブルーチンSR9へ進み、申請書等パターンデータの目的データが残っていればステップ807へ移行する。
このサブルーチンSR8では、カウント手段27によるカウント数が小さい目的が削除された(絞り込まれた)目的を基準として、生活シーンの変更に必要な申請書等を確定することができる。
ここでは、ステップ808で出力された全ての目的データと、この目的ごとの申請書番号データとを記憶手段25に読み込み(S901)、その後、ステップ902では、選出された目的データの1件を読み込み、ステップ903において、この読み込まれた目的データの複数申請書番号と、ナビゲーションボードNに表示された申請書等パターンの複数申請書番号とが全て一致するか否かを判断する。全ての複数申請書番号が一致しない場合には、ステップ904で新たなナビゲーションとして、目的と複数申請書番号をナビゲーションボードNに追加し、ステップ902に戻り、一致する場合にはステップ905に進む。ここで、ナビゲーションボードNに表示された該当する申請書等パターンをその目的に変更して、該当する生活シーンのタイトルとする。次のステップ906では、ステップ902で選出された複数申請書番号データの目的が全て終了したか否かが判断され、終了した場合には図1のフロー全体が終了し、目的データが残っていればステップ902へ戻る。
その結果、総合窓口システムAにおいて、市役所の総合窓口のオペレータは、総合受付用端末12のディスプレイ11の画面に表示された生活シーンのナビゲーションボードN(図4)において、住民から聞いた来所理由に該当するタイトルをクリックだけで、ナビゲーションボードNの右側の空欄部分に、該当する生活シーンの変更に必要な申請書等の一覧を表示することができる。
24 キーボード(書類データ入力手段)、
25 記憶手段、
26 グループ別書類抽出手段、
27 カウント手段、
28 タイトル付与手段、
29 タイトル並び替え手段。
Claims (1)
- 住民が一定期間のあいだに行政機関の窓口に提出した全ての申請書および全ての届出書を、書類名、提出日、提出者名および使用目的をそれぞれ含む書類別にデータ化する際に使用される書類データ入力手段と、
該書類データ入力手段による入力操作で得られた全ての申請書データおよび全ての届出書データを記憶する記憶手段と、
該記憶手段に記憶された前記全ての申請書データおよび前記全ての届出書データの中から、同一日に同一人が前記窓口に提出し、かつ書類名が異なる複数の書類データを1グループとして、グループ毎に抽出するグループ別書類抽出手段と、
該グループ別書類抽出手段により抽出された複数の前記書類データのグループのうち、全ての前記書類データの書類名が一致するグループの数をカウントするカウント手段と、
該カウント手段によるカウント数が規定数以上の前記書類データのグループに、前記使用目的に基づく生活シーンのタイトルをそれぞれ付与するタイトル付与手段と、
前記カウント手段によるカウント数が大きい前記書類データのグループ順に、対応する前記生活シーンのタイトルを並び替えるタイトル並び替え手段とを備えた行政機関の高頻度変更生活シーンの特定システム。
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