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JP6147291B2 - 食品包装用容器 - Google Patents
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Description

本発明は、食品包装用容器に関する。より詳しくは、食品等が収容される包装用容器の液漏れ防止技術に関する。
従来から、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、デパート、弁当店等の店舗において、食料品や加工食品等を販売する際に使用される容器として、合成樹脂シートからなる蓋体と容器本体とが嵌合して構成されている包装用容器が用いられている。
包装用容器の内部には、煮物、揚げ物等の食品が温かいうちに収容される場合がある。そして、このような食品から発生する水蒸気が蓋体の内面で結露して水滴となり、店頭で持ち上げた時に容器の縁から漏れ出た水で手を濡らしたり、消費者が購入した食品を持ち帰る際に漏れ出た水で他の購入品を汚したりするという問題がある。
このような背景の下、食品包装用容器内に収容される食品に含まれる水の漏出を防止しようとする技術が提案されている。
例えば、特許文献1及び特許文献2には、本体フランジ部と蓋体フランジ部とが全域に亘って毛細管現象が生じないように離間された食品包装用容器が開示されている。
特開2011−11779 特開2014−201313
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2に示されているように、容器の内部に収容される食品に含まれる水の漏出を防止せんとする試みがなされている技術はあるが、まだまだ不十分な技術が多い。それ故、従来の食品包装用容器は、食品から発生する水蒸気が蓋体の天面部に結露して水滴となり、その水滴が蓋体の側壁を伝って容器の縁まで漏れて、容器を持ち上げる際に手が濡れるといった問題がある。
本発明は、上記従来の問題点を解決するべくなされたものであり、蓋体の側壁を伝わってくる水滴を容器本体の内側へ誘導することによって、水滴が蓋体のフランジと容器本体のフランジ間に入り込み、毛細管現象で容器の外へ漏出することを防止する、ことを課題とする。
本発明に係る食品包装用容器は、内容物を収容するための容器本体と該容器本体の上部開口を塞ぐ蓋体とを備えてなり、前記蓋体を閉じ、前記容器本体の底面部を下とした状態で、前記容器本体は、中央に広がる底面部と、該底面部の周縁から上方へ拡がる本体側壁部と、該本体側壁部の上端から外周方向に連続する本体フランジ部とから構成される。そして、該本体フランジ部は、本体フランジ天面壁と、該本体フランジ天面壁の内周縁から垂下する本体フランジ内周壁と、前記本体フランジ天面壁の外周縁から下方に延びる本体フランジ外周壁と、該本体フランジ外周壁の下端からさらに外方向へ水平に拡がる本体鍔とから構成される。
前記蓋体は、中央に広がる天面部と、該天面部の周縁から下方へ拡がる蓋体側壁部と、該蓋体側壁部の下端から外方向に連続する蓋体フランジ部とから構成される。そして、該蓋体フランジ部は、蓋体フランジ天面壁と、該蓋体フランジ天面壁の内周縁から垂下する蓋体フランジ内周壁と、該蓋体フランジ内周壁の下端から内方向に延設され蓋体側壁部の下端に連続する蓋体フランジ低壁と、前記蓋体フランジ天面壁の外周縁から下方に延びる蓋体フランジ外周壁と、該蓋体フランジ外周壁の下端からさらに外方向へ水平に拡がる蓋体鍔とから構成される。
前記本体フランジ部には複数の本体フランジ頂部が設けられ、該本体フランジ頂部間は傾斜又は湾曲して本体フランジ頂部より低く形成されている。
前記蓋体フランジ部には本体フランジ部に対応して、複数の蓋体フランジ頂部が設けられ、該蓋体フランジ頂部間は傾斜又は湾曲して蓋体フランジ頂部より低く形成されている。 そして、前記天面部から蓋体側壁部を伝って蓋体側壁部の下端まで下降した結露水は、重力によって傾斜又は湾曲した蓋体フランジ低壁部に沿って該蓋体フランジ低壁の最下部まで下降する。
前記容器本体には、傾斜又は湾曲した本体フランジ天面壁の最下部の位置を上端とし、底面方向に延びる内向きリブが形成されている。そして、前記容器本体に前記蓋体を嵌合した際に、少なくとも本体フランジ内周壁と蓋体フランジ内周壁とが離間していて、該蓋体フランジ内周壁が蓋体フランジ低壁の最下部の位置で本体側壁部に形成された内向きリブの上端部に接する。よって、前記蓋体の天面部から蓋体側壁部を伝って蓋体フランジ低壁の最下部まで下降した結露水は、本体側壁部に形成された内向きリブの上端部へ誘導されて内向きリブを伝って容器本体の底面部まで降下する。
本発明の食品包装用容器を使用すれば、蓋体の天面部で結露した結露水を、蓋体フランジ低壁の最下部へ誘導し、本体フランジ部と蓋体フランジ部との間に結露水を浸入させずに、本体側壁部に設けた内向きリブによって底面部まで誘導するので、容器内部から液漏れし難い食品包装用容器を実現することができる。
本発明に係る食品包装用容器の実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る食品包装用容器の実施形態を示す平面図である。 本発明に係る食品包装用容器の実施形態を示す蓋体と本体を閉じた平面図である。 図3のA−A断面図である。 本実施形態における食品包装用容器の要部を示す断面図であり、(A)は、容器本体に蓋体を嵌合する前の状態、(B)は、容器本体に蓋体を嵌合した状態、である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付の図面を参照して、詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。
本実施形態の食品包装用容器は、合成樹脂シートを真空成形、圧空成形、真空圧空成形、熱板成形等により熱成形した容器本体と蓋体とからなる。この合成樹脂シートとしては、例えばポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂や、ポリスチレン等のスチレン系樹脂、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂からなる単層シートやこれらの樹脂を積層した多層シートを使用するのが好ましい。また、合成樹脂シートの表面に合成樹脂フィルムをラミネートした積層シートを使用してもよく、ラミネートする合成樹脂フィルムや合成樹脂シートの表面に各種の印刷を施しても良い。
本実施形態の食品包装用容器は、図1〜図3に示すように、平面視全体形状が矩形の容器であって、内容物を収容するための容器本体1と該容器本体1の開口部を塞ぐ蓋体2とを備え、容器本体1と蓋体2とがヒンジ部3を介して一体的に成形されたものである。該食品包装用容器は、容器本体1に食品を収容し、図3及び図4に示すように、蓋体2を閉塞させた状態で店頭に陳列されて使用されるものである。尚、収容物としては、例えば調理後の食品等の蒸気(湯気)を発する内容物を好適に用いることができるが、これに限定する必要はない。
本実施形態の食品包装用容器は、図4及び図5に示すように、前記容器本体1は、中央に広がる底面部14と、該底面部14の周縁から上方へ拡がる本体側壁部13と、該本体側壁部13の上端から外周方向に連続する本体フランジ部11とから構成される。そして、該本体フランジ部11は、本体フランジ天面壁11aと、該本体フランジ天面壁11aの内周縁から垂下する本体フランジ内周壁11bと、前記本体フランジ天面壁11aの外周縁から下方に延びる本体フランジ外周壁11cと、該本体フランジ外周壁11cの下端からさらに外方向へ水平に拡がる本体鍔11dとから構成される。
前記蓋体2は、中央に広がる天面部24と、該天面部24の周縁から下方へ拡がる蓋体側壁部23と、該蓋体側壁部23の下端から外周方向に連続する蓋体フランジ部21とから構成される。そして、該蓋体フランジ部21は、蓋体フランジ天面壁21aと、該蓋体フランジ天面壁21aの内周縁から垂下する蓋体フランジ内周壁21bと、該蓋体フランジ内周壁21bの下端から内方向に延設され蓋体側壁部23の下端と連続する蓋体フランジ低壁21eと、前記蓋体フランジ天面壁21aの外周縁から下方に延びる蓋体フランジ外周壁21cと、該蓋体フランジ外周壁21cの下端からさらに外方向へ水平に拡がる蓋体鍔21dとから構成される。
本実施形態においては、容器本体1の本体フランジ部11には複数の本体フランジ頂部11tが設けられ、該本体フランジ頂部11t間は湾曲して本体フランジ頂部11tより低く形成されている。また、前記蓋体2の蓋体フランジ部21には本体フランジ部11に対応して、複数の蓋体フランジ頂部21tが設けられ、該蓋体フランジ頂部21t間は湾曲して蓋体フランジ頂部21tより低く形成されている。
前記本体側壁部13には、本体フランジ天面壁最下部11uの位置を上端とし、底面方向に延びる内向きリブ12が形成されている。そして、前記容器本体1に蓋体2を嵌合した際に、少なくとも本体フランジ内周壁11bと蓋体フランジ内周壁21bとが離間していて、前記蓋体フランジ内周壁21bが蓋体フランジ低壁最下部21uの位置で内向きリブの上端部12aに接する。
本実施形態においては、容器本体1に蓋体2を嵌合した際に、本体フランジ部11と蓋体フランジ部21とが天面壁部においても間隙を形成してあるが、少なくとも本体フランジ内周壁11bと蓋体フランジ内周壁21bとが離間している必要がある。本体フランジ部11と蓋体フランジ部21とが接触していると毛細管現象によって本体フランジ部11と蓋体フランジ部21との間に水滴が入り込み、水が容器の外へ漏出する虞がある。
また、本実施形態においては、本体側壁部13の上部に段部を形成してある。該段部はなくても水滴誘導効果に影響はないが、段部を設けることによって容器本体1の強度が増すので段部を設けることが好ましい。
本発明の食品包装用容器を使用すれば、容器の内部に収容される食品から発生する水蒸気が蓋体2の天面部24で結露して水滴となり、蓋体側壁部23を伝って蓋体フランジ低壁21eまで下降する。この水滴は、重力によって湾曲した蓋体フランジ低壁21eに沿って該蓋体フランジ低壁最下部21uまで自然に下降する。
さらに、蓋体フランジ低壁最下部21uまで下降した水滴を、前記本体側壁部13に形成された内向きリブ12の上端部12aで受け止め、内向きリブ12に沿わせて容器本体1の底面部14へと誘導することができる。
したがって、本実施形態における、蓋体2の蓋体フランジ低壁21eの水滴誘導機能と本体1の内向きリブ12の水滴誘導機能とを組み合わせることにより、蓋体2の天面部24で結露した水滴を本体フランジ部11と蓋体フランジ部21との間に浸入させることなく容器本体1の内部へ誘導することができる。
さらに、本実施形態に係る食品包装用容器における、蓋体フランジ頂部21tと蓋体フランジ低壁最下部21uとの高低差は限定されるものではではなく、蓋体フランジ低壁21eに沿って水滴が重力によって蓋体フランジ低壁最下部21uまで移動することができればよい。したがって、収容する食品の容量に合わせ、容器サイズ及びフランジ頂部とフランジ最下部との高低差は、適宜決めることができる。
本実施形態においては、本体フランジ部11及び蓋体フランジ部21はフランジの頂部間が連続した湾曲態様になっているが、本体フランジ部11及び蓋体フランジ部21の態様はフランジ頂部とフランジ最下部との間が直線状に傾斜したV字形態様であっても、傾斜と湾曲を組み合わせた態様であっても良い。
本実施形態においては、平面視全体形状が矩形の場合の容器について説明したが、容器全体形状は矩形に限定されるものではなく、多角形であっても、その他の形状であってもよい。また、本実施形態においては、容器本体1と蓋体2とがヒンジ部3を介して一体的に構成された場合について説明したが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、容器本体1と蓋体2とが別体で構成されたものであってもよい。
本実施形態においては、前記底面部14の周縁部に底壁14aよりも一段低い脚部15を設けることにより、該脚部に水滴を溜めることができるので、脚部15を設けない構成と比して、収容した食品が水滴で汚れることを効果的に防止することができる。
容器本体 1
本体フランジ部 11
本体フランジ頂部 11t
本体フランジ天面壁最下部 11u
内向きリブ 12
内向きリブの上端部 12a
底面部 14
脚部 15
蓋体 2
蓋体フランジ部 21
蓋体フランジ内周壁 21b
蓋体フランジ頂部 21t
蓋体フランジ低壁最下部 21u
天面部 24
ヒンジ部 3

Claims (1)

  1. 合成樹脂シートを熱成形した容器本体と蓋体からなる食品包装用容器であって、前記蓋体を閉じ、前記容器本体の底面部を下とした状態で、
    前記容器本体は、本体フランジ部に複数の本体フランジ頂部を設け、該本体フランジ頂部間は傾斜又は湾曲して本体フランジ頂部より低く形成され、本体側壁部に本体フランジ天面壁最下部の位置を上端とし底面方向に延びる内向きリブを形成し、
    前記蓋体は、本体フランジ部に対応して、蓋体フランジ部に複数の蓋体フランジ頂部を設け、該蓋体フランジ頂部間は傾斜又は湾曲して蓋体フランジ頂部より低く形成され、蓋体フランジ部に蓋体フランジ天面壁内周縁から垂下する蓋体フランジ内周壁と、該蓋体フランジ内周壁の下端から内方向に延設される蓋体フランジ低壁とを形成して、
    前記容器本体に前記蓋体を嵌合した際に、少なくとも本体フランジ内周壁と蓋体フランジ内周壁とが離間していて、前記内向きリブの上端部に蓋体フランジ内周壁が接することにより、結露水を容器本体の底面部まで誘導することを特徴とする食品包装用容器。
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