JP6149380B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
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Description
重心点を中心に回転するギア効果について説明する。
図25に示すように、ゴルフクラブヘッド10の重心点Gを通るフェース面12Aの法線とフェース面12Aとの交点であるスイートスポットPsよりもトウ側でボール2を打撃すると、ゴルフクラブヘッド10は重心点Gを中心に時計回り(矢印F1)に回転する。したがって、ボール2に接触するフェース面12Aも時計回りに回転することによりボール2には反時計回りのサイドスピン(フック回転のスピン)が生じる。
また、スイートスポットPsよりもヒール側でボール2を打撃すると、ゴルフクラブヘッド10は重心点Gを中心に反時計回り(矢印F2)に回転する。したがって、ボール2に接触するフェース面12Aも反時計回りに回転することによりボール2には時計回りのサイドスピン(スライス回転のスピン)が生じる。
このようにボール2を打撃することによってゴルフクラブヘッド10が重心点Gを中心に回転することでボール2にスピンが掛けられる効果のことを、重心点を中心に回転するギア効果という。このギア効果はヘッドを変形が無い剛体として考えたギア効果である。
すなわち、スイートスポット点Psよりもトウ側でボール2を打撃した場合、フェース面12Aにバルジが形成されていることから、ボール2は着弾点の目標となる中心線Lcに対して右方向の振れ角θ1で右方向に打ち出された後、フック回転のスピンにより弾道が修正され中心線Lcに戻る。
また、スイートスポット点Psよりもヒール側でボール2を打撃した場合、上記と同様にバルジが形成されていることから、中心線Lcに対して左方向の振れ角θ2で左方向に打ち出された後、スライス回転のスピンにより弾道が修正され中心線Lcに戻る。
このような重心点を中心に回転するギア効果を利用することによって、フェース面12A上における打点がトウヒール方向にばらついても打球の方向性の向上が図られている。
慣性モーメントが大きいほど、スイートスポットPsからトウヒール方向にずれた打点でボール2を打撃した場合に生じるゴルフクラブヘッド10の重心点G回りの回転が抑制されるため、重心点を中心に回転するギア効果によるスピン量も低下し、打球の方向性の向上を図る上で不利となる。
そこで、バルジの曲率半径とゴルフクラブヘッドの重心点Gを通る鉛直線回りの慣性モーメントとの双方を関連付けて規定することにより打球の方向性の向上を図るようにしたゴルフクラブヘッドが提案されている(特許文献1参照)。
例えば、バルジの曲率半径を大きくしすぎると、ゴルファーにとってゴルフクラブヘッドのフェース面の形状に対して視覚的な違和感を感じやすくなるため、バルジの曲率半径は違和感を与えない範囲に設定することが好ましい。これに対して、上記従来技術では、ゴルフクラブヘッドの慣性モーメントに応じてバルジの曲率半径が制限されるため、場合によっては、バルジの曲率半径が違和感を与えるような範囲となることが懸念される。
例えば、慣性モーメントが大きい場合は、バルジの曲率半径が大きくなり、フェース面が平面に近くなり、ゴルファーに見た目の違和感を与えてしまう。
また、上記従来技術では、打球の飛距離については特に考慮されておらず、打球の方向性の向上に留まるものである。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、設計の自由度を確保しつつ打球の方向性の向上を図れ、かつ打球の飛距離を向上する上でも有利なゴルフクラブヘッドを提供することにある。
α=(B1/D1)・[B1・(1/3)/D2・0.5]・[B1・(2/3)/D3・0.2]・0.8……(1)
変形ギア効果とは、例えば、フェース面のトウ側でボールを打撃した場合、フランジ薄肉部のうちトウ側フランジ薄肉部がヒール側フランジ薄肉部よりも大きく変形することで、ボールにはサイドスピンがかかる効果のことである。また、フェース面のヒール側でボールを打撃した場合は、フランジ薄肉部のうちヒール側フランジ薄肉部がトウ側フランジ薄肉部よりも大きく変形することで、ボールには上記とは逆方向のサイドスピンがかかる効果のことである。
したがって、重心点を通る鉛直線回りの慣性モーメント(トウーヒール方向慣性モーメント)が4000〜5000g・cm2であり、前記フェース面のバルジの曲率半径がゴルファーの見た目に違和感が無い300〜400mmであるゴルフクラブヘッドにおいても、「重心点を中心に回転するギア効果」と「変形ギア効果」の両者の効果で、打点がフェース面の中心からトウヒール方向にずれた場合であっても、ボールの弾道(着弾点)を目標とする中心線に戻すために必要なサイドスピンをボールに効果的にかけることができる。
すなわち、フランジ薄肉部の変形によるギア効果を加算して得ることにより、打球の方向性の向上を図る上で有利となる。
また、従来技術のように慣性モーメントの大きさに応じてバルジの曲率半径が制限されることがなく設計の自由度を確保する上で有利となるとともに、ゴルファーの違和感も無くすことができる。
また、ボールを打撃した際に、フランジ薄肉部が大きくたわむことにより、ボールの過度のエネルギーロスを抑えることができて、ゴルフクラブヘッドの反発性能を向上させ、打球の飛距離を向上させる上でも有利となる。
図1(A)は本発明のゴルフクラブヘッドを平面で破断したイメージ図、(B)は変形ギア効果の説明図であり、変形ギア効果を説明するために模式的に描いている。
図1(A)に示すゴルフクラブヘッド10は、その重心点Gの鉛直線回りの慣性モーメントが大きく、ボールを打撃した際のゴルフクラブヘッド10の重心点G回りの回転が少ないものとする。
ゴルフクラブヘッド10は、フェース面12Aを構成するフェース部12と、フェース部12の周囲に接続されるヘッド本体部14とを含んで構成されている。
フランジ部26のうちトウ側のフランジ部26およびヒール側のフランジ部26には、クラウン側のフランジ部26およびソール側のフランジ部26の肉厚よりも小さい肉厚で形成されたトウ側フランジ薄肉部32Aおよびヒール側フランジ薄肉部32Bが設けられている。
したがって、トウ側のフランジ部26およびヒール側のフランジ部26は、クラウン側のフランジ部26およびソール側のフランジ部26に比較してたわみやすく構成されている。
したがって、フェース面12Aは、ヒール寄りの変形しやすい点(ひずみが大きくかかる点。イメージしやすい場合は、支点Phとしても良い)を中心に時計回りに変形する。
この結果、ボール2とフェース面12Aとの接触点はトウ側に移動するため、ボール2には反時計回りのサイドスピン(フック方向のスピン)がかかり、変形ギア効果が奏される。
そのため、打点がトウ側にずれた場合、ゴルフクラブヘッド10の重心点Gを中心とした回転するギア効果に、変形ギア効果がわずかに加算され、より多くのフック回転のスピンをボール2にかけることができる。したがって、重心点Gを通る鉛直線回りの慣性モーメント(トウーヒール方向慣性モーメント)が4000〜5000g・cm2であり、前記フェース面のバルジの曲率半径がゴルファーの見た目に違和感が無い300〜400mmであるゴルフクラブヘッドにおいても、ボール2の弾道が修正され目標とする中心線Lc(図25参照)に戻る。
また、フェース面12Aのヒール側でボール2を打撃した場合においても、上記と同様の原理によりゴルフクラブヘッド10の重心点Gを中心とした回転するギア効果に、変形ギア効果がわずかに加算され、より多くのスライス回転のスピンをボール2にかけることができるため、ボール2の弾道が修正され中心線Lcに戻る。
すなわち、慣性モーメントが大きなゴルフクラブヘッド10であってもフランジ薄肉部32A、32Bの変形によるギア効果を得ることにより打球の方向性の向上を図る上で有利となる。
また、トウ側フランジ薄肉部32Aあるいはヒール側フランジ薄肉部32Bの変形によってギア効果を得ることから、従来技術のように慣性モーメントの大きさに応じてバルジの曲率半径が制限されることがなく設計の自由度を確保でき、ゴルファーが構えたときの違和感が無くなるようにバルジの曲率半径を設定する上で有利となる。
また、ボール2を打撃した際に、トウ側フランジ薄肉部32Aおよびヒール側フランジ薄肉部32Bが大きくたわむことにより、ボール2の過度のエネルギーロスを抑えることができて、ゴルフクラブヘッド10の反発性能を向上させ、打球の飛距離を向上させる上でも有利となる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図2は、ゴルフクラブヘッド10をフェース面12Aの前方から見た正面図、図3は図2のAA線断面図である。
図2、図3に示すように、ゴルフクラブヘッド10は、フェース部12と、ヘッド本体部14とを備える。
ヘッド本体部14は、クラウン部16と、ソール部18と、トウ側のサイド部20と、ヒール側のサイド部22とを備える。
ゴルフクラブヘッド10は、フェース部12とクラウン部16とソール部18とトウ側のサイド部20とヒール側のサイド部22の内部が中空部とされた中空構造を呈している。
図2において、符号28はトウ、符号30はヒールを示す。
フェース本体24は、上下の高さを有して左右に延在し、フェース面12Aの反対側がフェース裏面12Bとなっている。
クラウン部16は、フェース本体24の上部に位置するフランジ部26から後方に延在する。
ソール部18は、フェース本体24の下部に位置するフランジ部26から後方に延在しクラウン部16の下部に接続する。
トウ側のサイド部20は、フェース本体24のトウ側に位置するフランジ部26から後方に延在しクラウン部16およびソール部18に接続する。
ヒール側のサイド部22は、フェース本体24のヒール側に位置するフランジ部26から後方に延在しクラウン部16およびソール部18に接続する。
また、クラウン部16には、フェース面12A側でかつヒール22寄りの位置にシャフト24に接続するホーゼル25が設けられている。
フェース面12Aの周縁が稜線によって特定される場合はフェース面12Aの輪郭線Iが稜線によって明瞭に定義される。
フェース面12Aの周縁と他のゴルフクラブヘッド10の部分との間が曲面で接続されておりフェース面12Aが明瞭に定義できない場合のフェース面12Aの輪郭線Iは以下のように規定される。
ここで、図5に示すように、ゴルフクラブヘッド10の重心点Gとフェース面上重心点Gfとを結ぶ直線Lpを含む多数の平面H1、H2、H3、…、Hnを考える。
曲率半径r0の測定に際して、フェース面12A上のフェースライン、パンチマーク等が無いものとして扱う。
曲率半径r0は、フェース面12Aの中心点Pcから外方向(図6における上方向、下方向)に向かって連続的に測定される。
そして、測定において曲率半径r0が最初に所定の値以下となる部分をフェース面12Aの周縁を表わす輪郭線Iとして定義する。所定の値は例えば200mmである。
多数の平面H1、H2、H3、…、Hnに基づいて決定された輪郭線Iによって囲まれた領域が、図5、図6に示すように、フェース面12Aとして定義される。
一般に、フェース面12Aと、フェース面12Aの周囲のゴルフクラブヘッド10の表面とは、外観仕上げが異なっているため、外観仕上げの相違に基づいてフェース面12Aの輪郭線Iを規定することができる。
例えば、フェース面12Aが研磨面、あるいは、研磨面にイオンプレーティング処理により金属蒸着面が形成されており、フェース面12Aの周囲のゴルフクラブヘッド10の表面が塗装面である場合は、フェース面12Aとフェース面12Aの周囲のゴルフクラブヘッド10の表面との境界部分(境目)が明瞭に視認でき、この境界部分をフェース面12Aの輪郭線Iとして規定することができる。
また、図2に示すように、フェース面12Aの輪郭線Iのトウヒール方向における最もトウ側に位置する箇所をトウ側端点Ptとし、最もヒール側に位置する箇所をヒール側端点Phとしたとき、トウ側端点Ptおよびヒール側端点Phの何れか一方が明瞭に視認でき、他方が明瞭に視認できない場合は、以下のように端点PtあるいはPhを規定する。
すなわち、トウヒール方向においてフェース面12Aの中心点Pcから明瞭に視認できる方の端点までの寸法を測定する。そして、トウヒール方向において前記の寸法と同一寸法フェース面12Aの中心点Pcから反対側に離間した位置を残りの端点として規定する。
フランジ部26は、フランジ始点部26Aと、フランジ終点部26Bと、フランジ中間部26Cとを含んで構成されている。
フランジ始点部26Aは、フランジ部26のうちフェース部12側の境界線をいう。
フランジ終点部26Bは、フランジ部26のうちフェース部12側と反対側の境界線、言い換えると、ヘッド本体部14側の境界線をいう。
フランジ中間部26Cは、フランジ部26のうちフランジ始点部26Aとフランジ終点部26Bとの間に挟まれ、かつ、フランジ始点部26Aとフランジ終点部26Bとを除く部分をいう。
フランジ始点部26Aおよびフランジ終点部26Bは、フェース部12とヘッド本体部14との構造に応じて以下のように規定される。
図8(A)は、フェース部12がカップフェース構造である場合における図7のAA線断面図である。
カップフェース構造とは、フェース本体24とフランジ部26とが一体的に構成された構造をいう。
この場合、ゴルフクラブヘッド10は、フランジ部26とヘッド本体部14とを溶接によって接合することで完成する。
この場合、図8(A)に示すように、フランジ終点部26Bの後方に、フランジ部26およびヘッド本体部14よりも肉厚となる溶接ビードbが形成される。
このような構造の場合のフランジ始点部26Aおよびフランジ終点部26Bの規定は以下のとおりである。
フェース裏面12Bは予め定められた曲率半径の曲面で構成されており、フェース裏面12Bに接続するフランジ部26の内面は、フェース裏面12Bの曲率半径と異なる曲率半径の曲面となっている。
したがって、フランジ始点部26Aは、フェース裏面12Bの曲面とフランジ部26の内面の曲面と境目であり、言い換えると、フランジ始点部26Aは、フェース裏面12Bの曲面の影響が無い、最もフェース面12A寄りのフランジ部26の箇所である。
フランジ終点部26Bは、溶接ビードbに隣接するフランジ部26の箇所であり、溶接ビードbの影響が無い、最もフェース面12Aから離れたフランジ部26の箇所である。
言い換えると、フランジ終点部26Bは、溶接ビードbのうちフランジ部26側の端部に隣接するフランジ部26の箇所であり、溶接ビードbの影響が無い、最もフェース面12Aから離れたフランジ部26の箇所である。
図8(C)は、フェース部12が開口構造である場合における図7のAA線断面図である。
開口構造とは、フェース部12に開口部が設けられている構造をいう。
すなわち、予め、ヘッド本体部14と、フランジ部26と、開口部が形成されたフェース本体部24とが一体的に構成されており、ゴルフクラブヘッド10は、開口部に、フェース面12Aを構成する部分を溶接によって接合することで完成する。したがって、図8(C)に示すように、開口部に沿って溶接ビードbが形成される。
このような構造の場合のフランジ始点部26Aおよびフランジ終点部26Bの規定は以下のとおりである。
図8(C)に示すように、フランジ始点部26Aは、図8(A)の場合と同様に、フランジ始点部26Aは、フェース裏面12Bの曲面の影響が無い、最もフェース面12A寄りのフランジ部26の箇所である。
なお、フェース裏面12Bの曲面とフランジ部26の内面の曲面と境目が明瞭でない場合は、図8(B)の場合と同様に、フェース面12Aの輪郭線Iからゴルフクラブヘッド10の後方に3mm離間した位置をフランジ始点部26Aとして規定してもよい。
フランジ終点部26Bは、フランジ始点部26Aからフランジ部26に沿って後方に予め定められた距離離間したフランジ部26の箇所であり、最もフェース面12Aから離れたフランジ部26の箇所である。本実施の形態では、前記予め定められた距離は7mmとした。
なお、前記予め定められた距離を7mmとしたのは、フランジ部26の剛性を低くすることで、ギア効果を調整するために必要十分なエリアは、フランジ始点部26Aからフランジ部26に沿って後方に7mm以内の範囲の影響が大きいためである。
すなわち、打球時の応力分布・変位分布は、フェース面12Aから後方(フェースバック面)へと離れるにつれて小さくなる。そのため、フランジ始点部26Aからフランジ部26に沿って後方に7mmを超えた範囲では、フランジ部26の剛性を低くすることでギア効果に与える影響は小さくなり、無視できる程度のものである。
なお、ゴルフクラブヘッド10の慣性モーメントの測定方法、ゴルフクラブヘッド10のバルジの測定方法については後述する。
慣性モーメントが4000〜5000g・cm2の範囲内であると、打点がばらついた場合でも、「重心点Gを中心に回転するギア効果」と「変形ギア効果(フランジ低剛性ギア効果)」が最適値であるため、方向性および飛距離を確保する上で有利となる。
慣性モーメントが上記範囲を下回ると、「重心点Gを中心に回転するギア効果」が大きくなりすぎて、方向性および飛距離を確保する上で不利となる。
慣性モーメントが上記範囲を上回ると、「重心点Gを中心に回転するギア効果」が小さくなりすぎて、方向性および飛距離を確保する上で不利となる。
クラブを構えたときの違和感が無く、打球方向にイメージ通りに構えられるとともに、自信を持ってスイングすることができる。さらに、フランジ低剛性ギア効果によるサイドスピンとインパクト直後のボール打ち出し方向のバランスが最適値であるため、方向性および飛距離を確保する上で有利となる。
曲率半径が上記範囲を下回ると、クラブを構えたときの違和感が有り、打球方向にイメージ通りに構えられない。さらに、フランジ低剛性ギア効果によるサイドスピンとインパクト直後のボール打ち出し方向のバランスが不適であるため、打点がばらついたときに、着弾点は、センターラインに戻ってこないので方向性が悪くなり、なおかつ飛距離を確保する上で不利となる。
曲率半径が上記範囲を上回ると、クラブを構えたときの違和感が有り、打球方向にイメージ通りに構えられない。さらに、フランジ低剛性ギア効果によるサイドスピンとインパクト直後のボール打ち出し方向のバランスが不適であるため、打点がばらついたときに、着弾点は、センターラインを超えてしまう。そのため、方向性が悪くなり、なおかつ飛距離を確保する上で不利となる。
また、曲率半径が400mmよりも大きくなると、ゴルファーがゴルフクラブヘッド10のフェース面12Aを視認したときに視覚的な違和感を感じやすくなる不利がある。
ここで、図9は、ゴルフクラブヘッドの慣性モーメント測定器を示す模式的斜視図である。本実施形態のゴルフクラブヘッド20の慣性モーメントMIは、図9に示す慣性モーメント測定器により測定される。
なお、慣性モーメント測定器60として、Inertia Dynamics社製、慣性モーメント測定器 Model MOI−005−014が例示される。このような慣性モーメント測定器は公知のものであればよく、本発明において、特に制限されない。
次いで、図10(B)に示すように、治具70の上面部72にゴルフクラブヘッド10のソール部18を固定して、ゴルフクラブヘッド10および治具70の合計の慣性モーメントIbを測定する。次に、得られた各慣性モーメントIa、Ibから、(Ib−Ia)よりゴルフクラブヘッド10の慣性モーメントMIを得る。
なお、通常の慣性モーメント測定器60では、上記Iaの数値は、操作ボタン69を駆使し一連の手順によって自動的に風袋引きをされ、(Ib−Ia)の数値が表示される。
固定は、ゴルフクラブヘッド10のソール部18が治具70の上面部72に固定される。しかしながら、ソール部18が凸の曲面を有していれば、上面部72は凸の曲面に合致するような凹の曲面であることが好ましく、ソール部18が平面であれば、上面部72は平面であることが好ましい。つまり、固定する両面が合致することが好ましい。
ゴルフクラブヘッド10のソール部18が曲面である場合には、粘着体(図示せず)をソール部18及び上面部72に合致するように設け、ゴルフクラブヘッド10を固定する。この場合、粘着体のように接着剤などの固定手段の内質量を有するものは、治具の一部に含まれ、風袋引きにおいては治具と同様に風袋として引かれることは言うまでもない。
概ね一致とは、回転軸rが水平面Bを通る点と直線Vが水平面Bを通る点pとのなす距離が3mm以内、好ましくは2mm以内、より好ましくは1mm以内とすることである。
この範囲内にゴルフクラブヘッド10のソール部18を固定することによって、より正確にゴルフクラブヘッド10の慣性モーメントMIを測定することが可能になる。
この補正方法によってゴルフクラブヘッド10の慣性モーメントMIを得てもよい。このように、ゴルフクラブヘッド10の慣性モーメントMIの測定方法については、特に限定されない。
ここで、概ね鉛直とは、鉛直方向に対する傾きが2°以内、好ましくは1°以内のことである。回転軸rを鉛直または概ね鉛直に設定するためには、慣性モーメント測定器60に設けられた水準器部分を目安に測定器の水平を調整すること、又は測定器を水平に調整された平面板上に設置すること等が考えられる。
上記範囲内に設定することによって、ゴルフクラブヘッド10の重心点Gを通り水平面Bに直交する直線Vを第1の回転軸とする回転軸回りの慣性モーメントMIをより正確に測定することができる。
上記範囲内に設定することによって、ゴルフクラブヘッド10の慣性モーメントMIをより正確に測定することができる。
治具70の重心位置Cを上記範囲内に設定することによって、ゴルフクラブヘッド10の慣性モーメントMIをより正確に測定することができる。
ゴルフクラブヘッド10を所定のライ角及びロフト角で水平面上に載置した状態を基準状態としたとき、前記基準状態におけるフェース面12Aと、フェース中心点Pcを通る水平面との交線をフェース基準輪郭線とする。
そして、このフェース基準輪郭線上においてフェース中心点Pcに対して20mmトウ側の点をT1とし、フェース中心点Pcに対して20mmヒール側の点をH1としたとき、フェース中心点Pc、T1、H1の3点を通る円の半径をバルジと規定する。したがって、上記の円の半径を測定することでゴルフクラブヘッド10のバルジを得ることができる。
図2に示すように、基準状態で、フェース面12Aの輪郭線Iのトウヒール方向における最もトウ28側に位置する箇所をトウ側端点Ptとし、最もヒール30側に位置する箇所をヒール側端点Phとし、トウ側端点Ptとヒール側端点Phとを結ぶ直線を水平面HPに投影させたときの寸法をフェース面長さB1とする。
図7に示すように、投影面Ppからフェース面12Aを平行投影的に見たときに、トウ側端点Ptからヒール方向にα・B1離間した箇所を通る水平面HPと直交する第1の鉛直線L01を基準として該第1の鉛直線L01よりもトウ28側に位置するフランジ部26の部分を第1の薄肉部エリアX1とする。
言い換えると、トウ側端点Ptからヒール方向にα・B1離間した箇所を通る水平面HPと直交する第1の鉛直線L01を投影面Ppに投影させた第1の鉛直投影線を基準として該第1の鉛直投影線よりもトウ28側に投影されるフランジ26の投影部分に対応するフランジ26の部分を第1の薄肉部エリアX1とする。
また、トウヒール方向においてヒール側端点Phからトウ方向にα・B1離間した箇所を通る水平面HPと直交する第2の鉛直線L02を基準として該第2の鉛直線L02よりもヒール側に位置するフランジ部26の部分を第2の薄肉部エリアX2とする。
言い換えると、ヒール側端点Phからトウ方向にα・B1離間した箇所を通る水平面HPと直交する第2の鉛直線L02を投影面Ppに投影させた第2の鉛直投影線を基準として該第2の鉛直投影線よりもヒール30側に投影されるフランジ26の投影部分に対応するフランジ26の部分を第2の薄肉部エリアX2とする。
なお、αは、後述する薄肉部エリア規定定数である。
また、フランジ中間部26Cの平均肉厚d1、フランジ終点部26Bの平均肉厚d2の求め方として以下の2つが例示される。
(1)フランジ部26の多点肉厚測定を行ない、肉厚付きのCADデータ(ソリッド)を作成し、フランジ中間部26Cおよびフランジ終点部26Bのエリアを指定することにより、平均肉厚d1、d2を算出する。
(2)第1の薄肉部エリアX1および第2の薄肉部エリアX2において、フランジ部26をその延在方向に間隔をおいて例えば10個のエリアに分割する。
各分割したエリアにおいてフランジ部26の幅方向に沿って複数箇所の肉厚を測定することにより、フランジ中間部26Cについて複数箇所の肉厚を測定すると共に、フランジ終点部26Bの肉厚を測定する。
得られた10個の分割エリアにおけるフランジ中間部26Cの肉厚の平均値をフランジ中間部26Cの平均肉厚d1として算出し、得られた10個の分割エリアにおけるフランジ終点部26Bの肉厚の平均値をフランジ終点部26Bの平均肉厚d2として算出する。
上記(1)の方法は測定に時間、手間を要することから(2)の方法を用いることが有利である。
肉厚差の比率(d2−d1)/d2が7〜50%の範囲を下回ると、フランジ薄肉部32の耐久性を確保する上で有利となる反面、打球の方向性および飛距離の向上を図る上で不利となる。
肉厚差の比率(d2−d1)/d2が7〜50%の範囲を上回ると、打球の方向性および飛距離の向上をある程度確保できる反面、耐久性を確保する上で不利となる。
薄肉部エリア規定定数αは以下の式(1)で規定される。
α=(B1/D1)・[B1・(1/3)/D2・0.5]・[B1・(2/3)/D3・0.2]・0.8……(1)
ただし、フェース面長さB1以外のD1、D2、D3は以下のように定義される。
図13に示すように、フェース面中心点Pcを通りフェース面12Aに沿ってトウヒール方向と直交する方向に延在する曲線を第1の曲線L1とした場合、第1の曲線L1とフェース面12Aの輪郭線Iとが交わる2つの交点b1、b1′を結ぶ直線の寸法を第1の縦寸法D1とする。
フェース面中心点Pcからヒール側にB1・(1/6)離間した点を通りフェース面12Aに沿ってトウヒール方向と直交する方向に延在する曲線を第3の曲線L3とした場合、第3の曲線L3とフェース面12Aの輪郭線Iとが交わる2つの交点b3、b3′を結ぶ直線の寸法をヒール側の第2の縦寸法D2′′とする。
トウ側の第2の縦寸法D2′およびヒール側の第2の縦寸法D2′′の平均値を第2の縦寸法平均値D2とする。
フェース面中心点Pcからヒール側にB1・(1/3)離間した点を通りフェース面12Aに沿ってトウヒール方向と直交する方向に延在する曲線を第5の曲線L5とした場合、第5の曲線L5とフェース面12Aの輪郭線Iとが交わる2つの交点b5、b5′を結ぶ直線の寸法をヒール側の第3の縦寸法D3′′とする。
トウ側の第3の縦寸法D3′およびヒール側の第3の縦寸法D′′の平均値を第3の縦寸法平均値D3とする。
また、第1の薄肉部エリアX1および第2の薄肉部エリアX2を除くフランジ部26の最小肉厚は、以下に説明する理由から、1.1〜2.0mmが好ましく、1.3〜1.8mmがより好ましい。
第1の薄肉部エリアX1および第2の薄肉部エリアX2に該当するフランジ部26の最小肉厚が上記の範囲内であり、かつ、第1の薄肉部エリアX1および第2の薄肉部エリアX2を除くフランジ部26の最小肉厚が上記の範囲内であると、打球時におけるフランジ薄肉部32の変形を確保することで変形ギア効果を得ることができるため、方向性および飛距離を確保する上で有利となる。
また、第1の薄肉部エリアX1および第2の薄肉部エリアX2に該当するフランジ部26の肉厚と、第1の薄肉部エリアX1および第2の薄肉部エリアX2を除くフランジ部26の肉厚との差が適切な範囲であるため、耐久性を確保する上で有利となる。また、反発係数上限のルール範囲内確保の上でも有利となる。
第1の薄肉部エリアX1および第2の薄肉部エリアX2に該当するフランジ部26の最小肉厚が上記の範囲を上回ると、打球時におけるフランジ薄肉部32の変形が抑制されるので変形ギア効果が低下して方向性および飛距離を確保する上で不利となる。
第1の薄肉部エリアX1および第2の薄肉部エリアX2に該当するフランジ部26の最小肉厚が上記の範囲を下回ると、打球時におけるフランジ薄肉部32の変形が過剰となるので変形ギア効果が大きくなりすぎて方向性および飛距離を確保する上で不利となる。
また、第1の薄肉部エリアX1および第2の薄肉部エリアX2を除くフランジ部26の最小肉厚が上記の範囲を上回ると、第1の薄肉部エリアX1および第2の薄肉部エリアX2に該当するフランジ部26の肉厚と、第1の薄肉部エリアX1および第2の薄肉部エリアX2を除くフランジ部26の肉厚との差が大きくなりすぎるため耐久性を確保する上で不利となる。
第1の薄肉部エリアX1および第2の薄肉部エリアX2を除くフランジ部26の最小肉厚が上記の範囲を下回ると、フランジ部26のたわみ(フェース面12Aのたわみ)が過剰となり過ぎるため、反発係数上限のルール範囲内確保の上でも不利となる。
アスペクト比(横/縦)が小さくなるほど(フェース面12Aのクラウンソール方向の高さHfがフェース面長さB1に対して大きくなるほど)、各薄肉部エリアX1、X2がフェース面長さB1に占める割合が低下する傾向となる。
これは、アスペクト比(横/縦)が小さくなるほど、フェース部12のクラウンーソール方向の剛性が低く、フェース面12Aがたわみやすいため、フランジ中間部26C(フランジ薄肉部32)の影響を小さくしなければ、反発係数ルールに不適合となりやすく、薄肉部エリアをそれほど広く確保できないことを示す。
また、アスペクト比が小さくなるほど、フェース部12のトウヒール方向の剛性が低くアスペクト比(横/縦)が大きくなるほどフェース部12のクラウンーソール方向の剛性が高く、フェース面12Aがたわみにくいため、フランジ中間部26C(フランジ薄肉部32)の影響を大きくしても、反発係数ルールに不適合となりにくく、薄肉部エリアを広く確保できることを示す。
また、これとは逆にフェース面12Aのヒール側でボールを打撃した場合、フランジ薄肉部32のうちヒール側フランジ薄肉部32Bがトウ側フランジ薄肉部32Aよりも大きく変形することで、ボールには時計回りのサイドスピン(スライス方向のスピン)がかかり、変形ギア効果が奏される。
したがって、打点がフェース面12Aの中心からトウヒール方向にずれた場合、慣性モーメントが大きく、ゴルフクラブヘッド10の重心点Gを中心とした回転量(重心点Gを中心に回転するギア効果)と変形ギア効果との両者の効果で、ボールの弾道(着弾点)を中心線Lcに戻すために必要なサイドスピンをボールに効果的にかけることができる。
すなわち、慣性モーメントが大きなゴルフクラブヘッド10であっても打球の方向性の向上を図る上で有利となる。
また、フランジ薄肉部32の変形によってギア効果を得ることから、従来技術のように慣性モーメントの大きさに応じてバルジの曲率半径が制限されることがなく設計の自由度を確保する上で有利となる。
また、ボールを打撃した際に、フランジ薄肉部32が大きくたわむことにより、ゴルフクラブヘッド10の反発性能を向上させ、打球の飛距離を向上させる上でも有利となる。
次に第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態におけるフランジ薄肉部32の規定を追加したものであり、その他の点は、第1の実施の形態と同様である。
したがって、フランジ薄肉部32の規定について重点的に説明し、第1の実施の形態と同様の構成については、その説明を省略する。
第1の実施の形態と同様にフランジ終点部26Bの平均肉厚d2を測定する。
また、フランジ中間部26Cの肉厚の最小値の平均値d3を測定する。
すなわち、第1の薄肉部エリアX1および第2の薄肉部エリアX2において、フランジ部26をその延在方向に間隔をおいて例えば10個のエリアに分割する。
各分割したエリアにおいてフランジ部26の幅方向に沿って複数箇所の肉厚を測定することにより、フランジ中間部26Cについて複数箇所の肉厚を測定する。
そして、各分割エリアごとにフランジ中間部26Cの肉厚の最小値をそれぞれ求め、それら最小値の平均値をフランジ中間部26Cの肉厚の最小値の平均値d3とする。
フランジ中間部26Cは、肉厚差(d2−d3)を平均肉厚d2で除した肉厚差の比率(d2−d3)/d2が30〜60%となるフランジ薄肉部32として構成されている。
なお、フランジ中間部26Cの肉厚の最小値の平均値d3の求め方は任意であるが、例えば以下のようにして求めることができる。
フランジ終点部26Bの測定点から、フランジ終点部26Bの延在方向と直交する方向にフランジ始点部26Aまで直線を引き、直線に沿ってフランジ中間部26Cの最小肉厚を測定する。(n=1)n数を増し、最低でも10点以上の測定をし、その平均値を求めることでフランジ中間部26Cの肉厚の最小値の平均値d3を求める。
肉厚差の比率(d2−d3)/d2が30〜50%の範囲を下回ると、フランジ薄肉部32の耐久性を確保する上で有利となる反面、打球の方向性および飛距離の向上を図る上で不利となる。
肉厚差の比率(d2−d3)/d2が30〜50%の範囲を上回ると、打球の方向性および飛距離の向上をある程度確保できる反面、耐久性を確保する上で不利となる。
このような第2の実施の形態によれば、フランジ薄肉部32におけるフランジ終点部26Bの平均肉厚d2、フランジ中間部26Cの肉厚の最小値の平均値d3を限定したため、第1の実施の形態の効果を高める上で有利となる。
次に第3の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態におけるフランジ薄肉部32の規定を追加したものであり、その他の点は、第1の実施の形態と同様である。
したがって、フランジ薄肉部32の規定について重点的に説明し、第1の実施の形態と同様の構成については、その説明を省略する。
第3の実施の形態においても第1の実施の形態と同様に、フランジ部26のうちフランジ中間部26Cは、フェース部12側の境界線であるフランジ始点部26Aとヘッド本体部14側の境界線であるフランジ終点部26Bとの間に挟まれた部分であり、フランジ中間部26Cは、これらフランジ始点部26Aとフランジ終点部26Bとを含まないる。
厚肉部エリアX3に該当するフランジ部26のフランジ中間部26Cの平均肉厚をd4とする。
ここで、第1の薄肉部エリアX1および第2の薄肉部エリアX2に該当するフランジ部26のフランジ中間部26Cの場合と同様に、厚肉部エリアX3に該当するフランジ部26のフランジ中間部26Cも、フランジ始点部26Aとフランジ終点部26Bとを含まないものとする。
第1の実施の形態と同様に、第1の薄肉部エリアX1および第2の薄肉部エリアX2に該当するフランジ部26のフランジ中間部26Cの平均肉厚をd1とする。
第1の薄肉部エリアX1および第2の薄肉部エリアX2に該当するフランジ部26の部分は、厚肉部エリアX3に該当するフランジ中間部26Cの平均肉厚d4と第1の薄肉部エリアX1および第2の薄肉部エリアX2に該当するフランジ中間部26Cの平均肉厚d1との肉厚差(d4−d1)を厚肉部エリアX3に該当するフランジ中間部26Cの平均肉厚d4で除した肉厚差の比率(d4−d1)/d4が15〜40%となるフランジ薄肉部32として構成されている。
肉厚差の比率(d4−d1)/d4が15〜40%の範囲を下回ると、フランジ薄肉部32の耐久性を確保する上で有利となる反面、打球の方向性および飛距離の向上を図る上で不利となる。
肉厚差の比率(d4−d1)/d4が15〜40%の範囲を上回ると、打球の方向性および飛距離の向上をある程度確保できる反面、耐久性を確保する上で不利となる。
このような第3の実施の形態によれば、厚肉部エリアX3に該当するフランジ部26のフランジ中間部26Cの平均肉厚d4と、第1の薄肉部エリアX1および第2の薄肉部エリアX2に該当するフランジ中間部26Cの平均肉厚d1との関係を限定したため、第1、第2の実施の形態の効果を高める上で有利となる。
なお、第1の実施の形態に第3の実施の形態を適用してもよいし、第2の実施の形態に第3の実施の形態を適用してもよいことは無論である。
図17〜図19にゴルフクラブヘッド10の実施例を示す。
本実施例では、第1の薄肉部エリアX1および第2の薄肉部エリアX2に該当するフランジ部26の外面に、凹部34を形成することによって、フランジ薄肉部32を構成している。
凹部34は、フェース面12Aの輪郭線Iに沿って延在する均一の幅wt、均一の深さdtを有する溝部36で構成されている。
凹部34は、上述した第1の実施の形態で説明した、フランジ薄肉部32の規定を満たしていればその形態は任意である。
例えば、凹部34は、フランジ部26の外面に形成してもよいし、フランジ部26の内面に形成してもよい。
また、凹部34を溝部36で構成する場合、溝部36は、単一の溝部36で形成してもよいし、前後方向に間隔をおいて互いに平行する複数の溝部36を形成しても良い。
溝部36は、長手方向に連続してもよいし、断続的に形成してもよい。
また、溝部36の幅、深さは均一でなくてもよい。
なお、以下の実験例の説明では、上記の実施の形態と同一の箇所、部材に同一の符号を付しその説明を省略する。
図23、図24は、本発明に係るゴルフクラブヘッド10の実験結果を示す図である。
試料となるゴルフクラブヘッド10を各実験例毎に作成し、1本のゴルフクラブヘッド10について以下の試験を行った。
実験例は、後述するパラメータを変えて実験例1〜実験例24とした。
打球フィールドの所定位置に設けたピンを目標に専用のスイングロボットを用いてゴルフクラブをスイングし、打った位置からボールが停止した位置までの飛距離(ヤード)を記録するとともに、打球停止位置からピンまでの距離を方向ブレ幅(ヤード)として記録する。(センター打点で打ったときに、中央位置に打球が停止するようにクラブをスイングロボットにセッティングする。その後、トウ側に10mm打点位置をずらし、打球する。
同様に、トウ側20mm、ヒール側10mm、ヒール側20mmの打点で測定を行う)
これらを一つのゴルフクラブに対して各10球ずつ5打点行い、飛距離と方向ブレ幅の標準偏差を求めた。
そして、従来例としての実験例24のゴルフクラブヘッド10の標準偏差の平均値を100とした指数で示した。指数が大きいほど評価が良いことを示す。
図22に示すように、フェース面12Aの中心点Pcを中心に、トウヒール方向およびクラウンソール方向に等間隔をおいた45箇所を打点Piとして設定した。
専用のスイングロボットを用いて45の打点でゴルフクラブをスイングし、ボールの飛距離を計測して平均値を求めた。ヘッドスピードは40m/sとした。
この場合、実験例24のゴルフクラブヘッド10の飛距離の平均値を100とした指数で示した。指数が大きいほど評価が良いことを示す。
固定したゴルフクラブヘッド10のフェース面12Aにエアキャノンにてゴルフボールを繰り返して当て、フェース部12の変形や破損が生じるまでに要した打撃回数を計測し、打撃回数を指数化した。ボールスピードは50m/sとした。
この場合、実験例24のゴルフクラブヘッド10の測定結果を100とした指数で示した。指数が大きいほど評価が良いことを示す。
方向性、飛距離、耐久性の各指数を合計したものを合計点とした。
実験例1〜24において、フェース面12Aの形状、寸法は図20に示すものとした。
フランジ薄肉部32の形状は、前述した図17〜図19に示すものとした。
1)慣性モーメントMI(g・cm2)
ゴルフクラブヘッド10の重心点Gの鉛直線回りの慣性モーメント(トウーヒール方向の慣性モーメント)である。
慣性モーメントMIの測定方法は前述の通りである。
2)バルジの曲率半径R(mm)
ゴルフクラブヘッド10のフェース面12Aのバルジの曲率半径である。
バルジの曲率半径Rの測定方法は前述の通りである。
3)フランジ終点部26Bの平均肉厚d2(mm)
第1の実施の形態で規定したフランジ終点部26Bの平均肉厚d2である。
4)フランジ中間部26Cの平均肉厚d1(mm)
第1の実施の形態で規定したフランジ中間部26Cの平均肉厚d1である。
5)肉厚差の比率(d2−d1)/d2(%)
第1の実施の形態で規定したフランジ中間部26Cの平均肉厚d1とフランジ終点部26Bの平均肉厚d2との肉厚差(d2−d1)をフランジ終点部26Bの平均肉厚d2で除した肉厚差の比率(d2−d1)/d2である。
6)フランジ中間部26Cの最小肉厚平均値d3(mm)
第2の実施の形態で規定したフランジ中間部26Cの最小肉厚平均値d3である。
7)肉厚差の比率(d2−d3)/d3(%)
第1の実施の形態で規定したフランジ終点部26Bの平均肉厚d2とフランジ中間部26Cの最小肉厚平均値d3との肉厚差(d2−d3)を平均肉厚d2で除した肉厚差の比率(d2−d3)/d2である。
8)厚肉部のフランジ中間部26Cの平均肉厚d4(mm)
第3の実施の形態で規定した厚肉部エリアX3に該当するフランジ部26のフランジ中間部26Cの平均肉厚d4である。
10)肉厚差の比率(d4−d1)/d4(%)
第3の実施の形態で規定した肉厚差(d4−d1)を平均肉厚d4で除した肉厚差の比率(d4−d1)/d4である。
なお、実験例1〜3、6、7、10、11、14〜23は本発明の範囲内である。
実験例4、5、8、9、12、13、24は本発明の範囲外である。
また、実験例24は、従来例に相当するものであり、フランジ薄肉部32を有さないものである。
実験例3のゴルフクラブヘッド10のフェース部12の構造は、図8(C)に示す開口構造となっている。
実験例24のゴルフクラブヘッド10のフェース部12の構造は、図21に示す開口構造となっている。
実験例5は、慣性モーメントMIが5100g・cm2であり、4000〜5000g・cm2の範囲を上回っている。
実験例7は、慣性モーメントMIが4900g・cm2であり、4000〜5000g・cm2の範囲の上限に近い値である。
実験例9は、バルジの曲率半径Rが410mmであり、300〜400mmの範囲を上回っている。
実験例11は、バルジの曲率半径Rが390mmであり、300〜400mmの範囲の上限に近い値である。
実験例13は、フランジ終点部26Bの平均肉厚d2が1.30mm、フランジ中間部26Cの平均肉厚d1が0.60mm、肉厚差の比率(d2−d1)/d2が54%であり、第1の実施の形態で規定された肉厚差の比率7〜50%の範囲を上回っている。
また、実験例14は、フランジ終点部26Bの平均肉厚d2が1.30mm、フランジ中間部26Cの最小肉厚平均値d3が0.8mm、肉厚差の比率(d2−d3)/d2が38%であり、第2の実施の形態で規定した30〜60%の範囲内である。
また、実験例14は、厚肉部のフランジ中間部26Cの平均肉厚d4が1.45mm、薄肉部のフランジ中間部26Cの平均肉厚d1が1.2mm、肉厚差の比率(d4−d1)/d4が17%であり、第3の実施の形態で規定した15〜40%の範囲内である。
また、実験例15は、フランジ終点部26Bの平均肉厚d2が1.30mm、フランジ中間部26Cの最小肉厚平均値d3が0.6mm、肉厚差の比率(d2−d3)/d2が54%であり、第2の実施の形態で規定した30〜60%の範囲内である。
また、実験例15は、厚肉部のフランジ中間部26Cの平均肉厚d4が1.15mm、薄肉部のフランジ中間部26Cの平均肉厚d1が0.7mm、肉厚差の比率(d4−d1)/d4が39%であり、第3の実施の形態で規定した15〜40%の範囲内である。
また、実験例16は、フランジ終点部26Bの平均肉厚d2が1.30mm、フランジ中間部26Cの最小肉厚平均値d3が0.4mm、肉厚差の比率(d2−d3)/d2が69%であり、第2の実施の形態で規定した30〜60%の範囲を上回っている。
また、実験例16は、厚肉部のフランジ中間部26Cの平均肉厚d4が1.4mm、薄肉部のフランジ中間部26Cの平均肉厚d1が0.9mm、肉厚差の比率(d4−d1)/d4が36%であり、第3の実施の形態で規定した15〜40%の範囲内である。
実験例17は、フランジ終点部26Bの平均肉厚d2が1.30mm、フランジ中間部26Cの最小肉厚平均値d3が1.00mm、肉厚差の比率(d2−d3)/d2が23%であり、第2の実施の形態で規定した30〜60%の範囲を下回っている。
また、実験例17は、厚肉部のフランジ中間部26Cの平均肉厚d4が1.4mm、薄肉部のフランジ中間部26Cの平均肉厚d1が1.15mm、肉厚差の比率(d4−d1)/d4が18%であり、第3の実施の形態で規定した15〜40%の範囲内である。
また、実験例18は、フランジ終点部26Bの平均肉厚d2が1.30mm、フランジ中間部26Cの最小肉厚平均値d3が0.9mm、肉厚差の比率(d2−d3)/d2が31%であり、第2の実施の形態で規定した30〜60%の範囲の下限に近い値である。
また、実験例18は、厚肉部のフランジ中間部26Cの平均肉厚d4が1.4mm、薄肉部のフランジ中間部26Cの平均肉厚d1が1.00mm、肉厚差の比率(d4−d1)/d4が29%であり、第3の実施の形態で規定した15〜40%の範囲内である。
また、実験例19は、フランジ終点部26Bの平均肉厚d2が1.30mm、フランジ中間部26Cの最小肉厚平均値d3が0.6mm、肉厚差の比率(d2−d3)/d2が58%であり、第2の実施の形態で規定した30〜60%の範囲の上限に近い値である。
また、実験例19は、厚肉部のフランジ中間部26Cの平均肉厚d4が1.4mm、薄肉部のフランジ中間部26Cの平均肉厚d1が1.05mm、肉厚差の比率(d4−d1)/d4が25%であり、第3の実施の形態で規定した15〜40%の範囲内である。
また、実験例20は、フランジ終点部26Bの平均肉厚d2が1.30mm、フランジ中間部26Cの最小肉厚平均値d3が0.8mm、肉厚差の比率(d2−d3)/d2が38%であり、第2の実施の形態で規定した30〜60%の範囲内である。
また、実験例20は、厚肉部のフランジ中間部26Cの平均肉厚d4が1.3mm、薄肉部のフランジ中間部26Cの平均肉厚d1が1.15mm、肉厚差の比率(d4−d1)/d4が12%であり、第3の実施の形態で規定した15〜40%の範囲を下回っている。
また、実験例21は、フランジ終点部26Bの平均肉厚d2が1.15mm、フランジ中間部26Cの最小肉厚平均値d3が0.8mm、肉厚差の比率(d2−d3)/d2が30%であり、第2の実施の形態で規定した30〜60%の範囲内である。
また、実験例21は、厚肉部のフランジ中間部26Cの平均肉厚d4が1.7mm、薄肉部のフランジ中間部26Cの平均肉厚d1が0.90mm、肉厚差の比率(d4−d1)/d4が47%であり、第3の実施の形態で規定した15〜40%の範囲を上回っている。
また、実験例22は、フランジ終点部26Bの平均肉厚d2が1.30mm、フランジ中間部26Cの最小肉厚平均値d3が0.8mm、肉厚差の比率(d2−d3)/d2が38%であり、第2の実施の形態で規定した30〜60%の範囲内である。
また、実験例22は、厚肉部のフランジ中間部26Cの平均肉厚d4が1.4mm、薄肉部のフランジ中間部26Cの平均肉厚d1が1.15mm、肉厚差の比率(d4−d1)/d4が18%であり、第3の実施の形態で規定した15〜40%の範囲の下限に近い値である。
また、実験例23は、フランジ終点部26Bの平均肉厚d2が1.15mm、フランジ中間部26Cの最小肉厚平均値d3が0.8mm、肉厚差の比率(d2−d3)/d2が30%であり、第2の実施の形態で規定した30〜60%の範囲の下限値である。
また、実験例23は、厚肉部のフランジ中間部26Cの平均肉厚d4が1.35mm、薄肉部のフランジ中間部26Cの平均肉厚d1が0.90mm、肉厚差の比率(d4−d1)/d4が33%であり、第3の実施の形態で規定した15〜40%の範囲内である。
第1〜第3の実施の形態で規定した肉厚差の比率は以下の通りであり、何れも規定された範囲外となっている。
肉厚差の比率(d2−d1)/d2=−13%であり、第1の実施の形態で規定された肉厚差の比率7〜50%の範囲を下回っている。
肉厚差の比率(d2−d3)/d2が−4%であり、第2の実施の形態で規定した30〜60%の範囲を下回っている。
肉厚差の比率(d4−d1)/d4が−8%であり、第3の実施の形態で規定した15〜40%の範囲を下回っている。
1)本発明の範囲内の実験例1〜3、6、7、10、11、14〜23においては、方向性が121〜157点、飛距離が120〜146点、耐久性が110〜140点である。
これは、肉厚差の比率(d2−d1)/d2が小さ過ぎるため、フランジ中間部26Cとフランジ終点部26Bとの剛性差が小さいためである。
これは、肉厚差の比率(d2−d1)/d2が大き過ぎるため、フランジ中間部26Cとフランジ終点部26Bとの剛性差が大きいためである。
これは、肉厚差の比率(d2−d3)/d2が大き過ぎるため、フランジ中間部26Cとフランジ終点部26Bとの剛性差が大きいためである。
これは、肉厚差の比率(d2−d3)/d2が小さ過ぎるため、フランジ中間部26Cとフランジ終点部26Bとの剛性差が小さいためである。
これは、肉厚差の比率(d4−d1)/d4が小さ過ぎるため、薄肉部エリアにおけるフランジ中間部26Cと、厚肉部エリアにおけるフランジ中間部26Cとの剛性差が小さいためである。
これは、肉厚差の比率(d4−d1)/d4が大き過ぎるため、薄肉部エリアにおけるフランジ中間部26Cと、厚肉部エリアにおけるフランジ中間部26Cとの剛性差が大きいためである。
本発明の範囲内であり、肉厚差の比率が第1〜第3の実施の形態で規定した3種類の範囲を全て満たす実験例1、2、3、6、7、10、11、14、15、18、19、22、23においては、方向性が121〜157点、飛距離が120〜146点、耐久性が110〜140点、合計点が373〜439点である。
本発明の範囲内であり、肉厚差の比率が第1の実施の形態で規定した範囲を満たすが、第2または第3の実施の形態で規定した範囲を満たさない実験例16、17、20、21においては、方向性が107〜123点、飛距離が107〜121点、耐久性が98〜131点、合計点が321〜350点である。
本発明の範囲外であり、肉厚差の比率が第1の実施の形態で規定した範囲を満たさない実験例12、13においては、方向性が96、101点、飛距離が103、105点、耐久性が98、110点、合計点が301、302点である。
以上のことから、本発明の範囲内の実施例は、本発明の範囲外の実施例に比較して、方向性、飛距離、耐久性、合計点の何れにおいても優れていることがわかる。
また、肉厚差の比率が第1の実施の形態で規定した範囲のみを満たす実施例に対して、肉厚差の比率が第2の実施の形態あるいは第3の実施の形態で規定した範囲を更に満たす実施例は、方向性、飛距離、耐久性、合計点の何れにおいてもさらに優れていることがわかる。
Claims (3)
- フェース面を構成するフェース本体および前記フェース本体の周囲から後方に延在するフランジ部を有するフェース部と、前記フランジ部に接続されるヘッド本体部とを備える中空構造のゴルフクラブヘッドであって、
前記ゴルフクラブヘッドを、水平面に対して予め定められたライ角およびロフト角通りに設置した基準状態で、
前記ゴルフクラブヘッドの重心点を通る鉛直線回りの慣性モーメントが4000〜5000g・cm2であり、
前記フェース面のバルジの曲率半径が300〜400mmであり、
前記フェース面の輪郭線のトウヒール方向における最もトウ側に位置する箇所をトウ側端点Ptとし、最もヒール側に位置する箇所をヒール側端点Phとし、
前記トウ側端点Ptと前記ヒール側端点Phとを結ぶ直線を前記水平面に投影させたときの寸法をフェース面長さB1とし、
フェース面中心点Pcを通り前記フェース面に沿ってトウヒール方向と直交する方向に延在する曲線を第1の曲線L1とした場合、前記第1の曲線L1と前記フェース面の輪郭線とが交わる2つの交点を結ぶ直線の寸法を第1の縦寸法D1とし、
前記フェース面中心点Pcからトウ側にB1・(1/6)離間した点を通り前記フェース面に沿ってトウヒール方向と直交する方向に延在する曲線を第2の曲線L2とした場合、前記第2の曲線L2と前記フェース面の輪郭線とが交わる2つの交点を結ぶ直線の寸法をトウ側の第2の縦寸法D2′とし、
前記フェース面中心点Pcからヒール側にB1・(1/6)離間した点を通り前記フェース面に沿ってトウヒール方向と直交する方向に延在する曲線を第3の曲線L3とした場合、前記第3の曲線L3と前記フェース面の輪郭線とが交わる2つの交点を結ぶ直線の寸法をヒール側の第2の縦寸法D2′′とし、
前記トウ側の第2の縦寸法D2′および前記ヒール側の第2の縦寸法D2′′の平均値を第2の縦寸法平均値D2とし、
前記フェース面中心点Pcからトウ側にB1・(1/3)離間した点を通り前記フェース面に沿ってトウヒール方向と直交する方向に延在する曲線を第4の曲線L4とした場合、前記第4の曲線L4と前記フェース面の輪郭線とが交わる2つの交点を結ぶ直線の寸法をトウ側の第3の縦寸法D3′とし、
前記フェース面中心点Pcからヒール側にB1・(1/3)離間した点を通り前記フェース面に沿ってトウヒール方向と直交する方向に延在する曲線を第5の曲線L5とした場合、前記第5の曲線L5と前記フェース面の輪郭線とが交わる2つの交点を結ぶ直線の寸法をヒール側の第3の縦寸法D3′′とし、
前記トウ側の第3の縦寸法D3′および前記ヒール側の第3の縦寸法D′′の平均値を第3の縦寸法平均値D3とし、
薄肉部エリア規定定数αを以下の式(1)で規定し、
前記基準状態で前記フェース面の前方に離れた箇所に位置しフェース面中心点を通る法線と直交する平面を投影面とし、
前記投影面から前記フェース面を平行投影的に見た場合に、前記トウ側端点Ptからヒール方向にα・B1離間した箇所を通る前記水平面と直交する第1の鉛直線を基準として該第1の鉛直線よりもトウ側に位置する前記フランジ部の部分を第1の薄肉部エリアとし、かつ、トウヒール方向において前記ヒール側端点Phからトウ方向にα・B1離間した箇所を通る前記水平面と直交する第2の鉛直線を基準として該第2の鉛直線よりもヒール側に位置する前記フランジ部の部分を第2の薄肉部エリアとし、
前記フランジ部のうち前記フェース部側の境界線をフランジ始点部とし、
前記フランジ部のうち前記ヘッド本体部側の境界線をフランジ終点部とし、
前記フランジ部のうち前記フランジ始点部と前記フランジ終点部との間に挟まれ、かつ、前記フランジ始点部と前記フランジ終点部とを除く部分をフランジ中間部としたとき、
前記第1の薄肉部エリアおよび前記第2の薄肉部エリアにおいて、前記フランジ中間部は、前記フランジ中間部の平均肉厚d1と前記フランジ終点部の平均肉厚d2との肉厚差(d2−d1)を前記フランジ終点部の平均肉厚d2で除した肉厚差の比率(d2−d1)/d2が7〜50%となるフランジ薄肉部として構成されている、
ことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
α=(B1/D1)・[B1・(1/3)/D2・0.5]・[B1・(2/3)/D3・0.2]・0.8……(1) - 前記フランジ終点部の平均肉厚d2と前記フランジ中間部の肉厚の最小値の平均値d3との肉厚差(d2−d3)を前記フランジ終点部の平均肉厚d2で除した肉厚差の比率(d2−d3)/d2が30〜60%である、
ことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッド。 - 前記フランジ部のうち前記第1の薄肉部エリアおよび前記第2の薄肉部エリアを除く部分を厚肉部エリアとしたとき、
前記厚肉部エリアに該当する前記フランジ中間部の平均肉厚d4と前記第1の薄肉部エリアおよび前記第2の薄肉部エリアに該当する前記フランジ中間部の平均肉厚d1との肉厚差(d4−d1)を前記厚肉部エリアに該当する前記フランジ中間部の平均肉厚d4で除した肉厚差の比率(d4−d1)/d4が15〜40%である、
ことを特徴とする請求項1または2記載のゴルフクラブヘッド。
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