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JP6151745B2 - 基板処理装置、基板処理システム、半導体装置の製造方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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基板処理装置、基板処理システム、半導体装置の製造方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、基板処理装置、基板処理システム、半導体装置の製造方法、プログラム及び記録媒体に関する。
近年、半導体装置は高集積化の傾向にある。それに伴い、パターンサイズが著しく微細化されている。これらのパターンは、ハードマスク膜やレジスト膜の形成工程、リソグラフィ工程、エッチング工程等で形成される。形成するに際しては、半導体装置の特性のばらつきが起きないよう求められている。
パターンを形成する方法として、例えば特許文献1のような形成方法が存在する。
特開2013-26399号公報
ところで、加工上の問題から、形成される回路等の幅にばらつきが起きてしまうことがある。特に微細化された半導体装置においては、そのばらつきが半導体装置の特性に大きく影響を及ぼす。
そこで本発明は、半導体装置の特性のばらつきを抑制可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、基板上に形成されたシリコン含有膜の膜厚分布データを受信する受信部と、基板が載置される基板載置部と、シリコン含有膜上に、前記膜厚分布データの膜厚分布と異なる膜厚分布でハードマスク膜を形成し、基板面内におけるハードマスク膜の高さの分布が所定の範囲内となるようガスを供給するガス供給部とを有する構成が提供される。
本発明に係る技術によれば、半導体装置の特性のばらつきを抑制することが可能となる。
一実施形態に係る半導体デバイスの製造フローを説明する説明図である。 一実施形態に係るウエハの説明図である。 一実施形態に係るウエハの説明図である。 一実施形態に係る研磨装置を説明する説明図である。 一実施形態に係る研磨装置を説明する説明図である。 一実施形態に係るpoly−Si膜の膜厚分布を説明する説明図である。 一実施形態に係るウエハの処理状態を説明する説明図である。 一実施形態に係るpoly−Si膜の膜厚分布を説明する説明図である。 一実施形態に係るウエハの処理状態を説明する説明図である。 一実施形態に係るpoly−Si膜の膜厚分布を説明する説明図である。 一実施形態に係る基板処理装置を説明する説明図である。 一実施形態に係る基板処理装置のシャワーヘッドを説明する説明図である。 一実施形態に係る基板処理装置のガス供給系を説明する説明図である。 一実施形態に係る基板処理装置のガス供給系を説明する説明図である。 一実施形態に係るコントローラの概略構成図である。 一実施形態に係るウエハの処理状態を説明する説明図である。 一実施形態に係るウエハの処理状態を説明する説明図である。 比較例に係る、ウエハの処理状態を説明する説明図である。 比較例に係る、ウエハの処理状態を説明する説明図である。 比較例に係る、ウエハの処理状態を説明する説明図である。 一実施形態に係るシステムを説明する説明図である。
以下に本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
初めに、図1から図3を用いて、半導体素子の一つであるFinFET(Fin Field Effect Transistor)を例として、半導体装置の製造工程の一工程を説明する。
(FinFET製造の概要)
FinFETは、例えば300mmウエハと呼ばれるウエハ基板(以下、単に「ウエハ」という。)に形成された凸構造(Fin構造)を有するものであり、図1に示すように、少なくとも、ゲート絶縁膜形成工程(S101)と、第一のシリコン含有層形成工程(S102)と、研磨工程(S103)と、膜厚測定工程(S104)と、第二のシリコン含有層形成工程(S105)と、必要に応じて行う膜厚測定工程(S106)と、パターニング工程(S107)と、を順に経て製造される。以下、これらの各工程(S101〜S107)について説明する。
(ゲート絶縁膜形成工程S101)
ゲート絶縁膜形成工程S101では、例えば、図2に示す構造体を有するウエハ200がゲート絶縁膜形成装置に搬入される。図2(A)はウエハ200に形成された構造体の一部を示す斜視図であり、図2(B)は図2(A)のα-α’における断面図を示す。ウエハ200はシリコン等で構成されており、その一部にチャネルとしての凸構造2001が形成されている。凸構造2001は所定間隔で複数設けられる。凸構造2001は、ウエハ200の一部をエッチングすることで形成される。
説明の便宜上、ウエハ200上において凸構造2001の無い部分を凹構造2002と呼ぶ。即ち、ウエハ200は凸構造2001と凹構造2002とを少なくとも有している。なお、本実施形態においては、説明の便宜上、凸構造2001の上面を凸構造表面2001aと呼び、凹構造2001の上面を凹構造表面2002aと呼ぶ。
隣り合う凸構造2001の間である凹構造表面2002a上には、凸構造2001を電気的に絶縁するための素子分離膜2003が形成されている。素子分離膜2003は、例えばシリコン酸化膜で構成されている。
ゲート絶縁膜形成装置は薄膜を形成可能な既知の枚葉装置であるため説明を省略する。ゲート絶縁膜形成装置では、図3(A)に示すように、例えばシリコン酸化膜(SiO膜)等の誘電体で構成されたゲート絶縁膜2004を形成する。形成する際は、ゲート絶縁膜形成装置にシリコン含有ガス(例えばHCDS(ヘキサクロロジシラン)ガス)と酸素含有ガス(例えばOガス)をゲート絶縁膜形成装置に供給し、それらを反応させることで形成する。ゲート絶縁膜2004は、凸構造表面2001a上と、凹構造表面2002aの上方にそれぞれ形成される。ゲート絶縁膜形成後、ウエハ200をゲート絶縁膜形成装置から搬出する。
(シリコン含有膜形成工程S102)
次に、シリコン含有膜形成工程S102を説明する。
ゲート絶縁膜形成装置からウエハ200を搬出後、シリコン含有膜形成装置にウエハ200を搬入する。シリコン含有膜形成装置は一般的な枚葉CVD装置を用いるため、説明を省略する。図3(B)に示すように、シリコン含有膜形成装置では、poly−Si(多結晶シリコン)で構成されるpoly−Si膜2005(シリコン含有層またはシリコン含有膜とも呼ぶ。)を、ゲート絶縁膜2004上に形成する。形成する際は、シリコン含有膜形成装置にジシラン(Si)ガスを供給し、それを熱分解することでpoly−Si膜2005を形成する。poly−Si膜2005はゲート電極、もしくはダミーゲート電極として用いられる。一つの工程で所望のpoly−Si膜2005を形成するため、ゲート絶縁膜2004の表面からpoly−Si膜2005表面までの間、一定の組成の膜を形成できる。従って、ダミーゲートとして用いる場合は、基板面内における単位時間当たりのエッチングボリュームを一定とすることができる。また、poly−Si膜2005をゲート電極等として用いる場合は、ゲート電極の性能を一定にすることができる。
poly−Si膜2005を形成後、シリコン含有膜形成装置からウエハ200を搬出する。尚、凸構造表面2001a上に堆積された膜をpoly−Si膜2005aと呼び、凹構造表面2002a上に形成された膜をpoly−Si膜2005bと呼ぶ。
(研磨工程S103)
続いて、研磨(CMP、Cheamical Mechanical Polishing)工程S103を説明する。
シリコン含有膜形成装置から搬出されたウエハ200は、研磨装置(CMP装置)400に搬入される。
ここで、シリコン含有膜形成装置S102で形成されたpoly−Si膜について説明する。図3(B)に示すように、ウエハ200には凸構造2001と凹構造2002が存在するため、poly−Si膜2005の高さが基板面内において異なってしまう。具体的には、凹構造表面2002aから凸構造2001上のpoly−Si膜2005a表面までの高さが、凹構造表面2002aから凹構造表面2002a上のpoly−Si膜2005b表面の高さよりも高くなる。
しかしながら、後述する露光工程、エッチング工程とのいずれかまたは両方の関係から、poly−Si膜2005aの高さとpoly−Si膜2005bの高さを揃える必要がある。そこで、本工程のようにpoly−Si膜2005を研磨して高さを揃える。
以下に、研磨工程S103の具体的な内容について説明する。シリコン含有膜形成装置からウエハ200を搬出後、図4に示す研磨装置400にウエハ200を搬入する。
図4において、401は研磨盤であり、402はウエハ200を研磨する研磨布である。研磨盤401は図示しない回転機構に接続され、ウエハ200を研磨する際は、矢印406方向に回転される。
403は研磨ヘッドであり、研磨ヘッド403の上面には、軸404が接続される。軸404は図示しない回転機構・上下駆動機構に接続される。ウエハ200を研磨する間、矢印407方向に回転される。
405はスラリー(研磨剤)を供給する供給管である。ウエハ200を研磨する間、供給管405から研磨布402に向かってスラリーが供給される。
続いて、図5を用いて、研磨ヘッド403とその周辺構造の詳細を説明する。図5は研磨ヘッド403の断面図を中心に、その周辺構造を説明する説明図である。研磨ヘッド403は、トップリング403a、リテナーリング403b、弾性マット403cを有する。研磨する間、ウエハ200の外側はリテナーリング403bによって囲まれると共に、弾性マット403cによって研磨布402に抑えつけられる。リテナーリング403bには、リテナーリングの外側から内側にかけて、スラリーが通過するための溝403dが形成されている。溝403dはリテナーリング403bの形状に合わせて、円周状に複数設けられている。溝403dを介して、未使用の新鮮なスラリーと、使用済みのスラリーが入れ替わるように構成されている。
続いて、本工程におけるCMP装置の処理動作を説明する。
研磨ヘッド403内にウエハ200を搬入したら、供給管405からスラリーを供給すると共に、研磨盤401及び研磨ヘッド403を回転させる。スラリーはリテナーリング403bに流れ込み、ウエハ200の表面を研磨する。このように研磨することで、図3(C)に示すように、poly−Si膜2005aとpoly−Si膜2005bの高さを揃える。所定の時間研磨したら、ウエハ200を搬出する。ここでいう高さとは、poly−Si膜2005aとpoly−Si膜2005bの表面(上端)の高さをいう。所定の時間研磨したら、ウエハ200を研磨装置400から搬出する。
ところで、poly−Si膜2005aとpoly−Si膜2005bの高さを整えるようCMP装置400で研磨しても、図6に示すように、ウエハ200の面内では研磨後のpoly−Si膜2005の高さ(膜厚)が揃わない場合があることがわかった。例えば、ウエハ200の外周面の膜厚が中央面に比べて小さい膜厚分布(図中の分布A)や、ウエハ200の中央面の膜厚が外周面に比べて小さい膜厚分布(図中の分布B)が見受けられることがわかった。
このような膜厚分布の偏りは、後述するパターニング工程S107にて、パターンの幅のばらつきが発生を招くという問題を生じさせる。また、それに起因して、ゲート電極幅のばらつきが起き、その結果、歩留まりの低下を引き起こすおそれがある。
この点につき、本願の発明者は鋭意研究を行い、その結果、分布A、分布Bとなる原因が、それぞれにあることがわかった。以下にその原因を説明する。
分布Aとなる原因はウエハ200に対するスラリーの供給方法である。前述のように、研磨布402に供給されたスラリーはリテナーリング403bを介して、ウエハ200の周囲から供給される。そのため、ウエハ200の中央面にはウエハ200外周面を研磨した後のスラリーが流れ込むが、一方ではウエハ200外周面には未使用なスラリーが流れ込む。未使用なスラリーは研磨効率が高いため、ウエハ200の外周面は中央面よりも研磨されてしまう。以上のことから、poly−Si膜2005の膜厚は分布Aのようになることがわかった。
分布Bとなる原因はリテナーリング403bの摩耗である。研磨装置400にて多くのウエハ200を研磨すると、研磨布402に押し付けられたリテナーリング403bの先端が摩耗し、溝403dや研磨布402との接触面が変形したりする。そのため、本来供給されるべきスラリーがリテナーリング403bの内周に供給されない場合がある。このような場合、ウエハ200の外周面にスラリーが供給されないので、ウエハ200の中央面が研磨され、外周面が研磨されない状態になる。従って、poly−Si膜2005の膜厚は分布Bのようになることがわかった。
分布Aまたは分布Bといった膜厚分布は、上述したようにCMP装置の構造に起因して生じるものであるが、CMP装置の構造を変更することは必ずしも容易ではない。
そこで、本実施形態では、研磨工程(S103)で研磨が施された後のpoly−Si層2005に対して、膜厚測定工程(S104)とハードマスク膜形成工程(S105)を行うことで、poly−Si層2005の膜厚分布の偏りを補正する。
(膜厚測定工程S104)
膜厚測定工程(S104)では、研磨工程(S103)で研磨が施された後のpoly−Si層2005について、その膜厚を測定して、その測定結果からpoly−Si層2005の面内の膜厚分布に関するデータ(以下、単に「膜厚分布データ」という。)を取得する。
膜厚の測定は、膜厚測定装置を用いて行う。すなわち、poly−Si層2005の膜厚の測定に際して、膜厚測定装置には、CMP装置から搬出されたウエハ200が搬入される。ここでいう膜厚とは、例えば凹構造表面2002aからpoly−Si層2005表面までの高さのことである。なお、膜厚測定装置は、光学式または接触式を問わず一般的な構成のものであればよく、ここでは詳細な説明を省略する。
膜厚測定装置では、研磨工程(S103)を経た後のウエハ200が搬入されると、そのウエハ200上におけるpoly−Si層2005について、少なくともウエハ200の中心側および外周側のそれぞれを含む複数箇所の膜厚(高さ)を測定し、これによりpoly−Si層2005の面内の膜厚分布データを取得する。このような測定を行うことで、poly−Si層2005については、研磨工程(S103)を経た後の膜厚分布が分布Aであるか、または分布Bであるかがわかるようになる。そして、測定により膜厚分布データを得たら、膜厚測定装置からは、ウエハ200が搬出される。
膜厚測定装置で得られた膜厚分布データは、少なくとも当該膜厚測定装置の上位装置に送られる。また、上位装置を介して、後述するハードマスク膜形成工程(S105)を実行する基板処理装置に送られてもよい。これにより、上位装置は(基板処理装置に送られた場合は当該基板処理装置も含む)、膜厚測定装置からの膜厚分布データを取得することが可能となる。
(ハードマスク膜形成工程S105)
続いて、ハードマスク膜形成工程S105を説明する。本工程で形成されるハードマスク膜2006は、poly−Si膜2005と異なる化合物である。図7に示すように、ハードマスク膜2006は、研磨後のpoly−Si膜2005上に形成される。ハードマスク膜2006はpoly−Si膜2005よりも固い膜であり、例えばエッチングストッパ膜、研磨ストッパ膜等のハードマスク膜として用いられる。ダマシン配線を形成する場合は、バリア絶縁膜としても用いられても良い。ハードマスク膜2006は、例えばシリコン窒化膜の替わりに、シリコン酸化膜や炭化シリコン膜を用いても良い。
形成する際は、研磨後のpoly−Si膜2005の膜厚分布を補正するように、ハードマスク膜2006(単にSiN膜、もしくは補正膜とも呼ぶ。)を形成する。より好ましくは、ハードマスク膜2006の表面の高さをウエハ200の面内で揃えるようにハードマスク膜2006を形成する。ここでいう高さとは、ハードマスク膜2006の表面までの高さを言い、言い換えれば凹構造表面2002aからハードマスク膜2006表面までの距離をいう。
以下に、図7から図15を用いて本工程を説明する。図7は、poly−Si膜2005が分布Aとなった場合に、本工程で形成したハードマスク膜2006を説明する図である。図8は膜厚分布Aと、その補正後の膜厚分布A’を説明する説明図である。図9は、poly−Si膜2005が分布Bとなった場合に、本工程で形成したハードマスク膜2006を説明する図である。図10は膜厚分布Bと、その補正後の膜厚分布B’を説明する説明図である。図11から図15は本工程を実現するための基板処理装置を説明する説明図である。
図7において、(A)はハードマスク膜2006を形成した後のウエハ200を上方から見た図であり、図7(B)は、図7(A)のα−α’の断面のうち、ウエハ200中央とその外周を抜粋した図である。
図9(A)はハードマスク膜2006を形成した後のウエハ200を上方から見た図であり、図9(A)のα−α’の断面のうち、ウエハ200中央とその外周を抜粋した図である。
ここでは、ウエハ200中央面のハードマスク膜をハードマスク膜2006a、外周面をハードマスク膜2006bと呼ぶ。
測定器から搬出されたウエハ200は、図11に示すハードマスク膜形成装置である基板処理装置900に搬入される。
基板処理装置900は、膜厚測定工程S104で測定したデータに基づいてハードマスク膜2006の膜厚を基板面内において制御する。例えば、上位装置から受信したデータが分布Aを示すデータであれば、図7に示すように、ウエハ200外周面のハードマスク膜2006bを厚くし、中央面のハードマスク膜2006aがハードマスク膜2006bよりも薄くなるよう、膜厚を制御する。また、上位装置から受信したデータが分布Bを示すデータであれば、図9に示すように、ウエハ200中央面のハードマスク膜2006aを厚くし、外周面のハードマスク膜2006bがハードマスク膜2006aよりも薄くなるよう、膜厚を制御する
より好ましくは、凹構造表面2002aから見て、第一のpoly−Si膜2005とハードマスク膜2006とを重ね合わせた積層膜、即ちpoly−Si膜上に形成されたハードマスク膜の高さを、ウエハ200の面内で所定の範囲にするよう、ハードマスク膜2006の厚みを制御する。言い換えれば、基板の面内におけるハードマスク膜2006の高さの分布が所定の範囲内となるようハードマスク膜の膜厚分布を制御する。このようにすることで、図7、図9に示すように、ウエハ200中央面における凹構造表面2002aからハードマスク膜2006a上端までの高さH1aと、ウエハ200外周面における凹構造表面2002aからハードマスク膜2006bの上端までの高さH1bとを揃えることができる。
次に、ハードマスク膜2006a、ハードマスク膜2006bそれぞれの膜厚を制御可能な、基板処理装置900について、具体的に説明する。
本実施形態に係る処理装置900について説明する。基板処理装置900は、図11に示されているように、枚葉式基板処理装置として構成されている。
基板処理装置900は処理容器202を備えている。処理容器202は、例えば横断面が円形であり扁平な密閉容器として構成されている。また、処理容器202は、例えばアルミニウム(Al)やステンレス(SUS)などの金属材料または石英により構成されている。処理容器202内には、基板としてのシリコンウエハ等のウエハ200を処理する処理空間(処理室)201、搬送空間203が形成されている。処理容器202は、上部容器202aと下部容器202bで構成される。上部容器202aと下部容器202bの間には仕切り板204が設けられる。上部処理容器202aに囲まれた空間であって、仕切り板204よりも上方の空間を処理空間(処理室ともいう)201と呼び、下部容器202bに囲まれた空間であって、仕切り板204よりも下方の空間を搬送空間203と呼ぶ。
下部容器202bの側面には、ゲートバルブ205に隣接した基板搬入出口206が設けられており、ウエハ200は基板搬入出口206を介して図示しない真空搬送室との間を移動する。下部容器202bの底部には、リフトピン207が複数設けられている。
処理室201内には、ウエハ200を支持する基板載置部210が設けられている。基板載置部210は、ウエハ200を載置する載置面211と、載置面211を表面に持つ基板載置台212とを有する。更には、加熱部としてのヒータ213を設ける。加熱部を設けることにより、ウエハ200を加熱させ、ウエハ200上に形成される膜の品質を向上させることができる。基板載置台212には、リフトピン207が貫通する貫通孔214が、リフトピン207と対応する位置にそれぞれ設けられていても良い。
基板載置台212はシャフト217によって支持される。シャフト217は、処理容器202の底部を貫通しており、更には処理容器202の外部で昇降機構218に接続されている。昇降機構218を作動させてシャフト217及び基板載置台212を昇降させることにより、基板載置面211上に載置されるウエハ200を昇降させることが可能に構成される。なお、シャフト217下端部の周囲はベローズ219により覆われており、処理室201内は気密に保持されている。
基板載置台212は、ウエハ200の搬送時には、基板載置面211が基板搬入出口206の位置(ウエハ搬送位置)となるように下降し、ウエハ200の処理時には図11で示されるように、ウエハ200が処理室201内の処理位置(ウエハ処理位置)まで上昇する。
具体的には、基板載置台212をウエハ搬送位置まで下降させた時には、リフトピン207の上端部が基板載置面211の上面から突出して、リフトピン207がウエハ200を下方から支持するようになっている。また、基板載置台212をウエハ処理位置まで上昇させたときには、リフトピン207は基板載置面211の上面から埋没して、基板載置面211がウエハ200を下方から支持するようになっている。なお、リフトピン207は、ウエハ200と直接触れるため、例えば、石英やアルミナなどの材質で形成することが望ましい。なお、リフトピン207に昇降機構を設けて、基板載置台212とリフトピン207が相対的に動くように構成してもよい。
ヒータ213は、ウエハ200の中心である中心面と、その中心面の外周である外周面をそれぞれ個別に加熱制御可能な構成である。例えば、基板載置面211の中心に設けられ、上方から見て周状のセンターゾーンヒータ213aと、同じく周状であり、センターゾーンヒータ213aの外周に設けられたアウトゾーンヒータ213bを有する。センターゾーンヒータ213aはウエハの中心面を加熱し、アウトゾーンヒータ213bはウエハの外周面を加熱する。
センターゾーンヒータ213a、アウトゾーンヒータ213bは、それぞれヒータ電力供給線を介してヒータ温度制御部215に接続される。ヒータ温度制御部215は各ヒータへの電力供給を制御することで、ウエハ200の中心面、外周面の温度を制御する。
基板載置台213には、ウエハ200の温度を測定する温度測定器216aと温度測定器216bが内包される。温度測定器216aはセンターゾーンヒータ213a近傍の温度を測定するよう、基板載置台212の中心部に設けられる。温度測定器216bはアウトゾーンヒータ213b近傍の温度を測定するよう、基板載置台212の外周面に設けられる。温度測定器216a、温度測定器216bは温度情報受信部216cに接続される。各温度測定器で測定した温度は、温度情報受信部216cに送信される。温度情報受信部216cは受信した温度情報を後述するコントローラ260に温度情報を送信する。コントローラ260は受信した温度情報や上位装置270から受信する膜厚情報に基づきヒータ温度を制御する。なお、温度測定器216a、温度測定器216b、温度情報受信部216cをまとめて温度検出部216とする。
(排気系)
処理室201(上部容器202a)の内壁上面には、処理室201の雰囲気を排気する排気口221が設けられている。排気口221には第1排気管としての排気管224が接続されており、排気管224には、処理室201内を所定の圧力に制御するAPC(Auto Pressure Controller)等の圧力調整器222、真空ポンプ223が順に直列に接続されている。主に、排気口221、排気管224、圧力調整器222により、第1の排気部(排気ライン)が構成される。なお、真空ポンプ223を第1の排気部に含めるように構成しても良い。
(バッファ室)
処理室201の上方には、バッファ室232が設けられている。バッファ室232は、側壁232a、天井232bにより構成されている。バッファ室232は、シャワーヘッド234を内包する。バッファ室232の内壁232aとシャワーヘッド234との間には、ガス供給経路235が構成される。即ち、ガス供給経路235はシャワーヘッド234の外壁234bを囲むように設けられる。
シャワーヘッド234と処理室201を区画する壁には、分散板234aが設けられる。分散板234aは例えば円盤状に構成される。処理室201側から見ると、図12のようにガス供給経路235はシャワーヘッド側壁234bと側壁232aの間であって、分散板234の水平方向周囲に設けられた構造となる。
バッファ室232の天井232bには、ガス導入管236、ガス導入管237が貫通されている。更に、ガス導入管238、ガス導入管239が接続されている。ガス導入管236、ガス導入管237はシャワーヘッド234に接続される。ガス導入管236、ガス導入管238は後述する第一ガス供給系に接続される。ガス導入管237、ガス導入管239は後述する第二ガス供給系に接続される。
ガス導入管236、ガス導入管237から導入されたガスはシャワーヘッド234を介して処理室201に供給される。ガス導入管238、ガス導入管239から導入されたガスはガス供給経路235を介して処理室201に供給される。
シャワーヘッド234から供給されたガスはウエハ200の中心に供給される。ガス供給経路235から供給されたガスはウエハ200のエッジに供給される。ウエハの外周面(エッジ)とは、前述のウエハ中心に対して、その外周をいう。
シャワーヘッド234は、例えば、石英、アルミナ、ステンレス、アルミなどの材料で構成される。
(ガス供給系)
(第一ガス供給系)
続いて、図13を用いて第一のガス供給系を説明する。
図13のA1は図11のA1に接続され、図13のA2は図11のA2に接続される。即ち、ガス供給管241aはガス導入管236に接続され、ガス供給管242aはガス導入管238に接続される。
ガス供給管241aには、上流から合流管240b、マスフローコントローラ241b、バルブ241cが設けられる。マスフローコントローラ241b、バルブ241cによって、ガス供給管241aを通過するガスの流量が制御される。合流管240bの上流には第一の処理ガスのガス源240aが設けられる。
第一の処理ガスは、原料ガス、すなわち、処理ガスの一つである。
ここで、第一元素は、例えばシリコン(Si)である。すなわち、第一処理ガスは、例えばシリコン含有ガスである。シリコン含有ガスとしては、例えば、ジシラン(Si)ガスを用いる。なお、なお、シリコン含有ガスとしては、ジシランの他に、TEOS(Tetraethyl orthosilicate、Si(OC)SiH(NH(C))(ビス ターシャル ブチル アミノ シラン、略称:BTBAS)、テトラキスジメチルアミノシラン(Si[N(CH、略称:4DMAS)ガス、ビスジエチルアミノシラン(Si[N(C、略称:2DEAS)ガス、ビスターシャリーブチルアミノシラン(SiH[NH(C)]、略称:BTBAS)ガス等、ヘキサメチルジシラザン(C19NSi、略称:HMDS)やトリシリルアミン((SiHN、略称:TSA)、ヘキサクロロジシラン(SiCl、略称:HCDS)等を用いることができる。なお、第一処理ガスの原料は、常温常圧で固体、液体、及び気体のいずれであっても良い。第一処理ガスの原料が常温常圧で液体の場合は、第一ガス供給源243bとMFC243cとの間に、図示しない気化器を設ければよい。ここでは原料は気体として説明する。
好ましくは、バルブ241cの下流側に、不活性ガスを供給するための第一の不活性ガス供給管243aが接続される。不活性ガス供給管243aには、上流から不活性ガス源243b、マスフローコントローラ243c、バルブ243dが設けられる。不活性ガスは例えばヘリウム(He)ガスが用いられる。不活性ガスは、ガス供給管241aを流れるガスに添加され、希釈ガスとして使用される。マスフローコントローラ243c、バルブ243dを制御することで、ガス導入管236、シャワーヘッド234を介して供給する処理ガスの濃度や流量を、より最適にチューニングすることができる。
ガス導入管238と接続されるガス供給管242aには、上流から合流管240b、マスフローコントローラ242b、バルブ242cが設けられる。マスフローコントローラ242b、バルブ242cによって、ガス供給管242aを通過するガスの流量が制御される。合流管240bの上流には第一の処理ガスのガス源240aが設けられる。
好ましくは、バルブ242cの下流側に、不活性ガスを供給するための第二の不活性ガス供給管244aが接続される。不活性ガス供給管244aには、上流から不活性ガス源244b、マスフローコントローラ244c、バルブ244dが設けられる。不活性ガスは例えばヘリウム(He)ガスが用いられる。不活性ガスは、ガス供給管242aを流れるガスに添加され、希釈ガスとして使用される。マスフローコントローラ244c、バルブ244dを制御することで、ガス導入管238、ガス供給経路235を流れるガスの濃度や流量を、より最適にチューニングすることができる。
ガス供給管241a、マスフローコントローラ241b、バルブ241c、ガス供給管242a、マスフローコントローラ242b、バルブ242c、合流管240bをまとめて第一ガス供給系と呼ぶ。なお、ガス源240a、ガス導入管236、ガス導入管238を第一ガス供給系に含めても良い。
第一の不活性ガス供給管243a、マスフローコントローラ243c、バルブ243d、第二の不活性ガス供給管244a、マスフローコントローラ244c、バルブ244dをまとめて第一不活性ガス供給系と呼ぶ。なお、不活性ガス源243b、不活性ガス源244bを第一不活性ガス供給系に含めても良い。
更には、第一ガス供給系に第一不活性ガス供給系を含めても良い。
(第二ガス供給系)
続いて、図14を用いて第二ガス供給系を説明する。図14のB1は図11のB1に接続され、B2は図11のB2に接続される。即ち、ガス供給管251aはガス導入管237に接続され、ガス供給管252aはガス導入管239に接続される。
ガス供給管251aには、上流から合流管250b、マスフローコントローラ251b、バルブ251cが設けられる。マスフローコントローラ251b、バルブ251cによって、ガス供給管241aを通過するガスの流量が制御される。合流管250bの上流には第二の処理ガスのガス源250aが設けられる。
ここで、第2の処理ガスは、第一元素と異なる第二元素を含有する。第二元素としては、例えば、窒素(N)、炭素(C)、水素(H)のいずれかである。本実施形態では、シリコンの窒化源となる窒素含有ガスが用いられる。具体的には、第2の処理ガスとして、アンモニア(NH)ガスが用いられる。また、第2の処理ガスとして、これらの元素を複数含むガスを用いても良い。
好ましくは、バルブ251cの下流側に、不活性ガスを供給するための第三の不活性ガス供給管253aが設けられる。不活性ガス供給管253aには、上流から不活性ガス源253b、マスフローコントローラ253c、バルブ253dが設けられる。不活性ガスは例えばヘリウム(He)ガスが用いられる。不活性ガスは、ガス供給管251aを流れるガスの希釈ガスとして使用される。マスフローコントローラ253c、バルブ253dを制御することで、ガス導入管237、シャワーヘッド234を介して供給するガスの濃度や流量を、より最適にチューニングすることができる。
ガス供給管252aには、上流から合流管250b、マスフローコントローラ252b、バルブ252cが設けられる。マスフローコントローラ252b、バルブ252cによって、ガス供給管252aを通過するガスの流量が制御される。合流管250bの上流には第二の処理ガスのガス源250aが設けられる。
好ましくは、バルブ252cの下流側に、不活性ガスを供給するための第四の不活性ガス供給管254aが設けられる。不活性ガス供給管254aには、上流から不活性ガス源254b、マスフローコントローラ254c、バルブ254dが設けられる。不活性ガスは例えばヘリウム(He)ガスが用いられる。不活性ガスは、ガス供給管252aを流れるガスの希釈ガスとして使用される。マスフローコントローラ254c、バルブ254dを制御することで、ガス導入管239、ガス供給経路235を流れるガスの濃度や流量を、より最適にチューニングすることができる。
ガス供給管251a、マスフローコントローラ251b、バルブ251c、ガス供給管252a、マスフローコントローラ252b、バルブ252c、合流管250bをまとめて第二ガス供給系と呼ぶ。なお、ガス源250a、ガス導入管237、ガス導入管239を第二ガス供給系に含めても良い。
第三の不活性ガス供給管253a、マスフローコントローラ253c、バルブ253d、第四の不活性ガス供給管254a、マスフローコントローラ254c、バルブ254dをまとめて第二不活性ガス供給系と呼ぶ。なお、不活性ガス源253b、不活性ガス源254bを第二不活性ガス供給系に含めても良い。
更には、第二ガス供給系に第二不活性ガス供給系を含めても良い。また第一ガス供給系、第二ガス供給系をまとめてガス供給系と呼ぶ。
以上のように、第一ガス供給系及び第二ガス供給系それぞれにマスフローコントローラ、バルブを設けているので、個別にガスの量を制御することができる。また、第一の不活性ガス供給系、第二の不活性ガス供給系のそれぞれにマスフローコントローラ、バルブを設けているので、個別にガスの濃度を制御することができる。
(制御部)
基板処理装置900は、基板処理装置900の各部の動作を制御するコントローラ260を有している。
コントローラ260の概略を図15に示す。制御部(制御手段)であるコントローラ260は、CPU(Central Processing Unit)260a、RAM(Random Access Memory)260b、記憶装置260c、I/Oポート260dを備えたコンピュータとして構成されている。RAM260b、記憶装置260c、I/Oポート260dは、内部バス260eを介して、CPU260aとデータ交換可能なように構成されている。コントローラ260には、例えばタッチパネル等として構成された入出力装置261や、外部記憶装置262が接続可能に構成されている。更に、上位装置270にネットワークを介して接続される受信部263が設けられる。受信部260は、上位装置270から他の装置の情報を受信することが可能である。
記憶装置260cは、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成されている。記憶装置260c内には、基板処理装置の動作を制御する制御プログラムや、後述する基板処理の手順や条件などが記載されたプログラムレシピ等が読み出し可能に格納されている。なお、プロセスレシピは、後述する基板処理工程における各手順をコントローラ260に実行させ、所定の結果を得ることが出来るように組み合わされたものであり、プログラムとして機能する。以下、このプログラムレシピや制御プログラム等を総称して、単にプログラムともいう。なお、本明細書においてプログラムという言葉を用いた場合は、プログラムレシピ単体のみを含む場合、制御プログラム単体のみを含む場合、または、その両方を含む場合がある。また、RAM260bは、CPU260aによって読み出されたプログラムやデータ等が一時的に保持されるメモリ領域(ワークエリア)として構成されている。
I/Oポート260dは、ゲートバルブ205、昇降機構218、ヒータ213、圧力調整器222、真空ポンプ223等に接続されている。また、MFC241b、242b、243c、244c、251b、252b、253c、254c、バルブ241c,242c、243d、244d、251c,252c、253d、254d等にも接続されていても良い。
CPU260aは、記憶装置260cからの制御プログラムを読み出して実行すると共に、入出力装置261からの操作コマンドの入力等に応じて記憶装置260cからプロセスレシピを読み出すように構成されている。そして、CPU260aは、読み出されたプロセスレシピの内容に沿うように、ゲートバルブ205の開閉動作、昇降機構218の昇降動作、ヒータ213への電力供給動作、圧力調整器222の圧力調整動作、真空ポンプ223のオンオフ制御、マスフローコントローラの流量調整動作、バルブ等を制御可能に構成されている。
なお、コントローラ260は、専用のコンピュータとして構成されている場合に限らず、汎用のコンピュータとして構成されていても良い。例えば、上述のプログラムを格納した外部記憶装置(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスク、CDやDVD等の光ディスク、MOなどの光磁気ディスク、USBメモリやメモリカード等の半導体メモリ)262を用意し、係る外部記憶装置262を用いて汎用のコンピュータにプログラムをインストールすること等により、本実施形態に係るコントローラ260を構成することができる。なお、コンピュータにプログラムを供給するための手段は、外部記憶装置262を介して供給する場合に限らない。例えば、インターネットや専用回線等の通信手段を用い、外部記憶装置262を介さずにプログラムを供給するようにしても良い。なお、記憶装置260cや外部記憶装置262は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体として構成される。以下、これらを総称して、単に記録媒体ともいう。なお、本明細書において、記録媒体という言葉を用いた場合は、記憶装置260c単体のみを含む場合、外部記憶装置262単体のみを含む場合、または、その両方を含む場合が有る。
なお、本実施形態の受信部では、上位装置270から他の装置の情報を受信することについて記載したが、それに限るものではない。例えば、他の装置から、直接情報を受信するようにしてもよい。また、入出力装置261で他の装置の情報を入力し、それに基づき制御しても良い。また、他の装置の情報を外部記憶装置に記憶し、その外部記憶装置から他の装置の情報を受信しても良い。
続いて、基板処理装置900を用いたハードマスク膜2006の形成方法について説明する。
膜厚測定工程S104の後、測定されたウエハ200は基板処理装置900に搬入される。なお、以下の説明において、基板処理装置を構成する各部の動作はコントローラ260により制御される。
<基板搬入工程>
膜厚測定工程S104でシリコン酸化膜2005の膜厚分布が測定されたら、ウエハ200を基板処理装置900に搬入させる。具体的には、基板載置部210を昇降機構218によって下降させ、リフトピン207が貫通孔214から基板載置部210の上面側に突出させた状態にする。また、処理室201内を所定の圧力に調圧した後、ゲートバルブ205を開放し、ゲートバルブ205からリフトピン207上にウエハ200を載置させる。ウエハ200をリフトピン207上に載置させた後、昇降218によって基板載置部210を所定の位置まで上昇させることによって、ウエハ200が、リフトピン207から基板載置部210へ載置されるようになる。
(減圧・昇温工程)
続いて、処理室201内が所定の圧力(真空度)となるように、排気管224を介して処理室201内を排気する。この際、圧力センサが測定した圧力値に基づき、圧力調整器222としてのAPCバルブの弁の開度をフィードバック制御する。また、温度センサ216が検出した温度値に基づき、処理室201内が所定の温度となるようにヒータ213への通電量をフィードバック制御する。具体的には、基板載置部210をヒータ213により予め加熱しておき、ウエハ200又は基板載置部210の温度変化が無くなってから所定時間置く。この間、処理室201内に残留している水分あるいは部材からの脱ガス等が有る場合は、真空排気や不活性ガス供給によるパージによって除去しても良い。これで成膜プロセス前の準備が完了することになる。なお、処理室201内を所定の圧力に排気する際に、一度、到達可能な真空度まで真空排気しても良い。
ウエハ200が基板載置部210に載置され、処理室201内の雰囲気が安定した後、マスフローコントローラ241b、マスフローコントローラ242b、マスフローコントローラ251b、マスフローコントローラ252b、を稼働させると共に、バルブ241c、バルブ242c、バルブ251c、バルブ252cの開度を調整する。このとき、マスフローコントローラ243c、マスフローコントローラ244c、マスフローコントローラ253c、マスフローコントローラ254cを稼働させると共に、バルブ243d、バルブ244d、バルブ253d、バルブ254dの開度を調整しても良い。
(ガス供給工程)
ガス供給工程では、第一ガス供給系及び第二ガス供給系から処理室201にガスを供給する。
ガスを供給する際は、上位装置270から受信した絶縁膜2013の膜厚測定データに応じて第一ガス供給系、第二ガス供給系のマスフローコントローラやバルブを制御し、ウエハ200の中央面に供給する処理ガスの量(もしくは濃度)と外周面に供給する処理ガスの量(もしくは濃度)をそれぞれ制御する。ここで処理ガスの量とは、単位時間当たりの処理ガスの量を示す。より良くは、上位装置270から受信した測定データに応じて、センターゾーンヒータ213aとアウターゾーンヒータ213bを制御して、ウエハ200の面内の温度分布を制御する。
処理室201内に供給されたガスは処理室201内で分解され、研磨後のシリコン酸化膜2005上にハードマスク膜2006を形成する。
所定の時間経過後、各バルブを閉じて、ガスの供給を停止する。
このときのヒータ213の温度は、既に形成されている構成に悪影響の無い温度とする。例えば、ウエハ200が300〜450℃の範囲内の所定の温度となるように設定する。
不活性ガスとしては、Heガスの他、膜に悪影響の無いガスであれば良く、例えばAr,N2、Ne,Xe等の希ガスを用いても良い。
(基板搬出工程)
ガス供給工程が終わった後、基板載置部210を昇降機構218によって下降させ、リフトピン207が貫通孔214から基板載置部210の上面側に突出させた状態にする。また、処理室201内を所定の圧力に調圧した後、ゲートバルブ205を解放し、ウエハ200をリフトピン207上からゲートバルブ205外へ搬送する。
続いて、本装置を用いてハードマスク膜2006の膜厚を制御する方法を説明する。
前述のように、研磨工程S103終了後、poly−Si膜2005は、ウエハ200の中央面と外周面とで膜厚が異なる。膜厚測定工程S108ではその膜厚分布を測定する。測定結果は上位装置270を通して、RAM260bに格納される。格納されたデータは記憶装置260c内のレシピと比較され、そのレシピに基づいた装置制御が成され、膜厚分布を調整(チューニング)する。
次に、RAM260bに格納されたデータが分布Aである場合を説明する。分布Aの場合とは、図7、図8に示すように、poly−Si膜2005cがpoly−Si膜2005dよりも厚い場合をいう。
分布Aの場合、本工程では、ウエハ200外周面に形成するハードマスク膜2006bを厚くし、ウエハ200中央面に形成するハードマスク膜2006aの膜厚をハードマスク膜2006bよりも薄くなるよう制御する。具体的には、ガスを供給する際、ウエハ200の外周面に供給するシリコン含有ガスを、ウエハ200中央面よりも多くするよう制御する。このようにすることで、本半導体装置におけるハードマスク膜の高さ、即ちpoly-Si膜2005にハードマスク膜2006を重ねた積層膜の膜厚を、図8に示すターゲット膜厚分布A’のように補正することができる。即ち、積層膜の膜厚を膜厚分布A’のように補正することができる。
このとき第一ガス供給系では、マスフローコントローラ241bを制御すると共に、バルブ241cの開度を制御し、シャワーヘッド234から処理室201に供給するシリコン含有ガスの量を制御する。更に、マスフローコントローラ242bを制御すると共に、バルブ242cの開度を制御し、ガス供給経路235から処理室201にシリコン含有ガスを供給する。ウエハ200の処理面における単位面積当たりのシリコン含有ガスの暴露量は、ガス供給経路235から供給されるガスの暴露量がシャワーヘッドから供給されるガスの暴露量よりも多くなるよう制御される。ここでいう暴露量とは、単位時間当たりの処理ガスの主成分の暴露量をいう。本実施形態においては、処理ガスがシリコン含有ガスであり、主成分はシリコンである。
更に、第二ガス供給系では、マスフローコントローラ251bを制御すると共に、バルブ251cの開度を制御し、シャワーヘッド234から供給する窒素含有ガスの量を制御する。ガス供給管251aにおける窒素含有ガスの量は、ガス供給管241aにおけるシリコン含有ガスの量に対応した量とする。更に、マスフローコントローラ252bを制御すると共に、バルブ252cの開度を制御し、ガス供給経路235から窒素含有ガスを供給する。ガス供給管252aにおける窒素含有ガスの量は、ガス供給管242aにおけるシリコン含有ガスの量に対応した量とする。
このとき、ウエハ200の処理面における単位面積当たりのシリコン含有ガスの暴露量は、ガス供給経路235から供給されるガスの暴露量がシャワーヘッド234から供給されるガスの暴露量よりも多くなるよう制御される。ここでいう暴露量とは、処理ガスの主成分の暴露量をいう。本実施形態においては、処理ガスがシリコン含有ガスであり、主成分はシリコンである。
シャワーヘッド234を介して供給されたシリコン含有ガスと窒素含有ガスは、ウエハ200の中央面に形成されたpoly−Si膜2005c上に供給される。供給されたガスは、図7に示すように、poly−Si膜2005c上にハードマスク膜2006aを形成する。
ガス供給経路235を介して供給されたシリコン含有ガスと窒素含有ガスはウエハ200の外周面に形成されたpoly−Si膜2005d上に供給される。供給されたガスは、図7に示すように、poly−Si膜2005d上にハードマスク膜2006bを形成する。
前述のように、ウエハ200の処理面における単位面積当たりのシリコン含有ガスの暴露量は、poly−Si膜2005d上がpoly−Si膜2005c上よりも多くなるので、ハードマスク膜2006bの膜厚をハードマスク膜2006aよりも厚くすることが可能となる。
このとき、図7に示すように、ウエハ200外周面における凹構造表面2002aからハードマスク膜2006bの上端までの高さH1bと、ウエハ200中央面における凹構造表面2002aからハードマスク膜2006a上端までの高さH1aが実質的に等しくなるよう、ハードマスク膜2006の厚みを制御する。より良くは、ウエハ200の表面からハードマスク膜2006bの上端までの距離と、ウエハ200の表面からハードマスク膜2006aの上端までの距離の差が所定範囲内となるよう制御する。またより良くは、前記基板の面内におけるハードマスク膜2006の高さの分布が所定の範囲内となるようハードマスク膜2006の膜厚分布を制御する。
また、別の方法として、ガス供給管241aとガス供給管242aのシリコン含有ガスの供給量を同じとし、替わりにガス供給管241aとガス供給管242aそれぞれのシリコン含有ガスの濃度を制御しても良い。シリコン含有ガスの濃度を制御する際は、第一不活性ガス供給系を制御することで、ガス供給管241a、ガス供給管242aを通過するシリコン含有ガスの濃度を制御する。分布Aの場合、ガス供給管241aを通過するシリコン含有ガスの濃度を低くすると共に、ガス供給管242aを通過するシリコン含有ガスの濃度を、ガス供給管241aを通過するガスの濃度よりも高くする。
このようにすることで、ウエハ200の処理面における単位面積当たりのシリコン含有ガスの暴露量に関し、ガス供給経路235から供給されるガス量がシャワーヘッド234から供給されるガス量よりも多くなるよう、より緻密に制御できる。このように制御することで、より確実にハードマスク膜2006bの膜厚をハードマスク膜2006aよりも厚くすることが可能となる。
より良くは、ガス供給管241aとガス供給管242aのシリコン含有ガスの供給量を異ならせると共に、濃度を異ならせても良い。このような制御をすることで、単位面積当たりのシリコン含有ガスの暴露量をより大きい差分で供給することができる。即ち、ハードマスク膜2006aとハードマスク膜2006bとでより大きい膜厚差とすることができる。従って、研磨工程S103でpoly−Si膜2005cとpoly−Si膜2005dの高さの差が大きくなってしまったとしても、高さを揃えることが可能となる。
更により良くは、上記のように処理ガスを制御することと並行して、センターゾーンヒータ213aとアウトゾーンヒータ213bを制御しても良い。形成される膜厚は温度に比例するので、分布Aの場合、アウターゾーンヒータ213bの温度をセンターゾーンヒータ213aよりも高くする。例えばジシランガスのような、温度条件が膜生成効率に大きく寄与するガスを用いてハードマスク膜2006を形成する場合に有効である。
このように、処理ガス供給量(濃度)と温度を並行して制御すると、より緻密な膜厚制御が可能となる。
次に、RAM260bに格納されたデータが分布Bである場合を説明する。分布Bの場合とは、図9、図10に示すように、poly−Si膜2005dがpoly−Si膜2005cよりも厚い場合をいう。
分布Bの場合、本工程では、ウエハ200中央面に形成するハードマスク膜2006aを厚くし、ウエハ200外周面に形成するハードマスク膜2006bの膜厚をハードマスク膜2006aよりも小さくするよう制御する。具体的には、ガスを供給する際、ウエハ200中央面に供給するシリコン含有ガスを、ウエハ200外周面よりも多くするよう制御する。このようにすることで、本半導体装置における絶縁膜の高さ、即ち絶縁膜2013にハードマスク膜2006を重ねた高さを、図10に示すターゲット膜厚分布B’のように補正することができる。即ち、積層膜の膜厚を膜厚分布B’のように補正することができる。
このとき、第一ガス供給系ではマスフローコントローラ241bを制御すると共に、バルブ241cの開度を制御し、シャワーヘッド234から処理室201に供給するシリコン含有ガスの量を制御する。更に、マスフローコントローラ242bを制御すると共に、バルブ242cの開度を制御し、ガス供給経路235から処理室201にシリコン含有ガスを供給する。ウエハ200の処理面における単位面積当たりのシリコン含有ガスの暴露量は、シャワーヘッド234から供給されるガスの暴露量がガス供給経路235から供給されるガスの暴露量よりも多くなるよう制御される。
更に、第二ガス供給系では、マスフローコントローラ251bを制御すると共に、バルブ251cの開度を制御し、シャワーヘッド234から供給する窒素含有ガスの量を制御する。ガス供給管251aにおける窒素含有ガスの量は、ガス供給管241aにおけるシリコン含有ガスの量に対応した量とする。更に、マスフローコントローラ252bを制御すると共に、バルブ252cの開度を制御し、ガス供給経路235から窒素含有ガスを供給する。ガス供給管252aにおける窒素含有ガスの量は、ガス供給管242aにおけるシリコン含有ガスの量に対応した量とする。
このとき、ウエハ200の処理面における単位面積当たりのシリコン含有ガスの暴露量は、シャワーヘッド234から供給されるガスの暴露量がガス供給経路235から供給されるガスの暴露量よりも多くなるよう制御される。
シャワーヘッド234を介して供給されたシリコン含有ガスと窒素含有ガスは、ウエハ200の中央面に形成されたpoly−Si膜2005c上に供給される。供給されたガスは、図9に示すように、poly−Si膜2005c上にハードマスク膜2006aを形成する。
ガス供給経路235を介して供給されたシリコン含有ガスと窒素含有ガスはウエハ200の外周面に形成されたpoly−Si膜2005d上に供給される。供給されたガスは、図9に示すように、poly−Si膜2005d上にハードマスク膜2006bを形成する。
前述のように、ウエハ200の処理面における単位面積当たりのシリコン含有ガスの暴露量は、poly−Si膜2005c上がpoly−Si膜2005d上よりも多くなるので、ハードマスク膜2006aの膜厚をハードマスク膜2006bよりも厚くすることが可能となる。
このとき、図9に示すように、ウエハ200外周面における凹構造表面2002aからハードマスク膜2006bの上端までの高さH1bと、ウエハ200中央面における凹構造表面2002aからハードマスク膜2006a上端までの高さH1aが実質的に等しくなるよう、ハードマスク膜2006の厚みを制御する。より良くは、ウエハ200の表面からハードマスク膜2006bの上端までの距離と、ウエハ200の表面からハードマスク膜2006aの上端までの距離の差が所定範囲内となるよう制御する。またより良くは、前記基板の面内におけるハードマスク膜2006の高さの分布が所定の範囲内となるようハードマスク膜2006の膜厚分布を制御する。
また、別の方法として、ガス供給管241aとガス供給管242aのシリコン含有ガスの供給量を同じとし、替わりにガス供給管241aとガス供給管242aそれぞれのシリコン含有ガスの濃度を制御しても良い。シリコン含有ガスの濃度を制御する際は、第一不活性ガス供給系を制御することで、ガス供給管241a、ガス供給管242aを通過するシリコン含有ガスの濃度を制御する。分布Bの場合、ガス供給管242aを通過するシリコン含有ガスの濃度を小さくすると共に、ガス供給管241aを通過するシリコン含有ガスの濃度を、ガス供給管242aを通過するガスの濃度よりも高くする。
このようにすることで、より確実にウエハ200の処理面における単位面積当たりのシリコン含有ガスの暴露量は、シャワーヘッド234から供給されるガス量がガス供給経路235から供給されるガス量よりも多くなるよう制御できる。このように制御することで、より確実にハードマスク膜2006aの膜厚をハードマスク膜2006bよりも厚くすることが可能となる。
より良くは、ガス供給管251aとガス供給管252aのシリコン含有ガスの供給量を異ならせると共に、濃度を異ならせても良い。このような制御をすることで、単位面積当たりのシリコン含有ガスの暴露量をより大きい差分で供給することができる。即ち、ハードマスク膜2006aとハードマスク膜2006bとでより大きい膜厚差とすることができる。従って、研磨工程S103でpoly−Si膜2005cの高さとpoly−Si膜2005dの高さとの差が大きくなってしまったとしても、ウエハ200の面内で高さを揃えることが可能となる。
更により良くは、上記のように処理ガスを制御することと並行して、センターゾーンヒータ213aとアウトゾーンヒータ213bを制御しても良い。形成される膜厚は温度に比例するので、分布Bの場合、センターゾーンヒータ213aの温度をアウターゾーンヒータ213bよりも高くする。例えばジシランガスのような、温度条件が膜生成効率に大きく寄与するガスを用いてハードマスク膜2006を形成する場合に有効である。
このように、処理ガス供給量(濃度)と温度を並行して制御すると、より緻密な膜厚制御が可能となる。
以上説明したように、ウエハ200の処理面の単位面積当たりのシリコン含有ガスの量をチューニングすることで、ウエハ200の中央とその外周それぞれでハードマスク膜2006の厚み制御することができる。
このとき、poly−Si膜2005dにハードマスク膜2006bを重ねた厚さを、poly−Si膜2005cにハードマスク膜2006aを重ねた厚さと等しくなるよう、ハードマスク膜2006の厚みを制御する。
<膜厚測定工程S106>
ハードマスク膜形成工程S105に続いて、膜厚測定工程S106を行っても良い。膜厚測定工程S109では、シリコン酸化膜2005とハードマスク膜2006を重ね合わせた積層膜の高さを測定する。具体的には、重ね合わせた層の高さが揃っているか否か、つまり積層膜の膜厚がターゲットの膜厚分布のように補正されているか否かを確認する。ここで「高さが揃う」とは、完全に高さが一致しているものに限らず、高さに差があっても良い。例えば、高さの差は、後のパターニング工程などで影響の無い範囲であれば良い。「厚さが等しい」も同様に、完全に厚さが等しいものに限らず、厚さに差があっても良い。例えば、厚みの差は、後のパターニング工程などで影響の無い範囲であれば良い。
ハードマスク膜形成工程S105の後、ウエハ200は測定装置に搬入される。測定装置は、研磨装置400の影響を受けやすいウエハ200の中央面とその外周面のうち、少なくとも数か所を測定し、ハードマスク膜2006の膜厚(高さ)分布を測定する。測定されたデータは、上位装置270に送られる。測定後、ウエハ200は搬出される。
ウエハ200の面内おける高さの分布が所定範囲内、具体的には後のパターニング工程S107などで影響の無い範囲内であればパターニング工程S107に移行する。なお、膜厚分布が所定の分布になることが予めわかっている場合には、膜厚測定工程S106は省略しても良い。
(パターニング工程S107)
続いて、図16〜図17を用いてパターニング工程S107を説明する。図16は露光工程におけるウエハ200を説明した説明図である。図17は、エッチング工程後のウエハ200を説明した説明図である。
以下に具体的な内容を説明する。
ハードマスク膜2006形成後、ハードマスク膜2006上にレジスト膜2008を塗布する。その後ランプ501から光を発して露光工程を行う。露光工程ではマスク502を介してレジスト膜2008上に光503を照射し、レジスト膜2008の一部を変質させる。ここでは、変質したレジスト膜を感光部2008aと呼び、変質していないレジスト膜を未感光部2008bと呼ぶ。
前述のように、凹状表面2002aからハードマスク膜2006の表面までの高さは、基板面内で所定の範囲内である。従って、凹状表面2002aからレジスト膜2008の表面までの高さを揃えることができる。露光工程においては光がレジスト膜まで到達する距離、即ち光503の移動がウエハ200の面内において等しくなる。従って焦点深度の面内分布を等しくすることができる。
焦点深度を等しくすることができるため、図16のように感光部2008aの幅を、基板面内において一定にすることができる。従って、パターン幅のばらつきをなくすことができる。
続いて、図17を用いてエッチング処理後のウエハ200の状態を説明する。前述のように感光部2008aの幅が一定であるので、ウエハ200面内におけるエッチング条件を一定にすることが可能となる。従って、ウエハ200の中央面や外周面において、エッチングガスを均一に供給でき、エッチング後のpoly−Si膜(以下ピラーとも呼ぶ)の幅βを一定にすることができる。幅βがウエハ200面内で一定となるので、ゲート電極の特性を基板面内で一定とすることができ、歩留まりを向上させることができる。
次に、図18、図19を用いて第一の比較例を説明する。第一の比較例は、ハードマスク膜形成工程S105で膜厚分布の補正を実施しない場合、即ち膜厚分布を調整(チューニング)しない場合である。したがってウエハ200の中央面とその外周面とで高さが異なる。
まず、図18を用いて第一の比較例を説明する。
図18は図16と比較した図である。図18の場合、膜厚分布の補正を行わなかったハードマスク膜2006は、ウエハ200の中心側と外周側でほぼ同じ膜厚となる。この結果、poly−Si膜2005とハードマスク膜2006との積層膜の高さがウエハ200の中央面と外周面とで異なるため、光503の距離がウエハ200中央面とウエハ200外周面とで異なってしまう。従って、焦点距離が中央面と外周面とで異なり、その結果感光部2008aの幅が基板面内で異なってしまう。このようなレジスト膜2008で処理を進めると、図19のようにエッチング工程後のピラーの幅が異なる。ピラーのpoly−Si膜間の距離γがウエハ200中央面と外周面で異なってしまう。つまり、ピラーのpoly−Siの幅βが、ウエハ200中央面と外周面で異なってしまう。
電極の特性は幅βの影響を受けやすいので、幅βにばらつきがあると、形成される電極の特性にもばらつきが起きる。従って、幅βのばらつきは歩留まりの低下につながってしまう。
これに対して、本実施形態はハードマスク膜形成工程S105を行うので、ウエハ200面内においてピラーの幅を一定とすることができる。従って、比較例に比べ、均一な特性の半導体装置を形成でき、歩留まりの向上に著しく貢献することができる。
次に、図20を用いて第二の比較例を説明する。
第二の比較例は、膜厚分布がAの場合を想定したものであり、本実施形態と異なる方法で膜厚分布を補正するものである。具体的には、膜厚測定工程S104の後に、第二のpoly−Si膜2005’を形成する。
第二のpoly−Si膜2005’は次のように形成する。
第一のpoly-Si層が形成されたウエハ200は研磨装置を経て膜厚測定装置に搬入される。膜厚測定装置では膜厚分布が測定され、測定後搬出される。搬出されたウエハは第二のシリコン含有膜形成装置に搬入され、測定された膜厚分布に応じて、第二のpoly−Si膜2005上に第二のpoly−Si膜2005’が形成される。 このとき、膜厚分布のばらつきを無くすよう、測定された膜厚分布データに応じて第二のpoly−Si膜2005’を形成する。このようにしてpoly-Si膜の高さを揃える。
その後、ウエハ200は第二のシリコン含有膜形成装置から搬出され、ハードマスク膜形成装置に搬入される。ハードマスク膜形成装置では、第二のpoly−Si膜2005’上にハードマスク膜2006’が形成される。
このような方法によって、ハードマスク膜2006’の高さをウエハ200の面内で揃えることができる。
しかしながら、本願の発明者の鋭意研究の結果、第二の比較例による手法では、以下に述べるような問題があることがわかった。
第二の比較例において、poly−Si層2005と第二のpoly−Si層2005’は、それぞれが別工程で形成される。しかも、各工程の間には、研磨工程(S103)を経る。つまり、poly−Si層2005と第二のpoly−Si層2005’は、これらが同一の化合物によって構成されたものであっても、連続的に形成されたものではなく、また研磨によるダメージが存在し得る。したがって、poly−Si層2005と第二のpoly−Si層2005’との間は、それぞれの層の界面近傍の膜組成が変質してしまい、これによりそれぞれの層とは組成の異なる界面層が形成されてしまうおそれがある。
界面層が形成されてしまうと、poly−Si層2005と、poly−Si層2005’と、界面層とでエッチングレートが異なってしまう。つまり、本来は、poly−Si層2005と第二のpoly−Si層2005’が同一の化合物によって構成されているので、それぞれが同じエッチングレートであるはずのところ、これらの間に界面層が介在していると、これらが均一なエッチングレートとはならない。従って、poly−Si層全体で考えた場合に、パターニング工程におけるエッチングレートの算出が困難になってしまう。即ち、パターニング工程では、オーバーエッチングやエッチング不足等が生じるリスクが存在する。
また、poly−Si層2005と第二のpoly−Si層2005’との間に界面層が介在していると、これらの結合度が弱くなってしまうおそれもある。
これに対して、上述した本実施形態では、poly−Si層2005の膜厚分布の偏りの補正を、第二の比較例のようなpoly−Si層2005’を形成して行うのではなく、ハードマスク膜として機能するSiN層2006を利用して行っているので、以下のリスクを低減することができる。つまり、本実施形態では、poly−Si層2005の層内に第二の比較例のような界面層が形成されてしまうことがないので、poly−Si層2005についてのエッチングレートの算出が容易である。そのため、パターニング工程では、オーバーエッチングやエッチング不足等となるリスクを抑えることができる。しかも、本実施形態による第一具体例では、第二のpoly−Si層2005’を形成する必要がないので、第二比較例の場合に比べて一工程少なくすることができ、その結果として高い製造スループットを実現できる。
尚、本実施形態では、ゲート絶縁膜形成工程S101からパターニング工程S107までを個別の装置で実施するよう説明したが、それに限らず、図21のように一つのシステムとして実施しても良い。ここでは、システム600として、システムをコントロールする上位装置601を有する。基板を処理する基板処理装置や基板処理システムとして、ゲート絶縁膜形成工程S101を実施する絶縁膜形成装置602、シリコン含有層形成工程S102を実施する基板処理装置603、研磨工程S103を実施する研磨装置604(本実施形態の研磨装置400に相当)、膜厚測定工程S104を実施する膜厚測定装置605、ハードマスク膜形成工程S105を実施する基板処理装置606(本実施形態の基板処理装置900に相当)、膜厚測定工程S106を実施する膜厚測定装置607、パターニング工程S107を実施するパターニングシステム608を有する。更には、各装置やシステム間で情報をやりとりするためのネットワーク611を有する。
システム600が有する装置は適宜選択可能であり、機能が冗長する装置であれば一つの装置に集約しても良い。更には、本システム600内で管理せずに、他のシステムで管理しても良い。この場合、より上位のネットワーク612を介して他のシステムと情報伝達を行うようにしても良い。
上位装置601は、各基板処理装置や基板処理システムの情報伝達を制御するコントローラ6001を有している。
制御部(制御手段)であるコントローラ6001は、CPU(Central Processing Unit)6001a、RAM(Random Access Memory)6001b、記憶装置6001c、I/Oポート6001dを備えたコンピュータとして構成されている。RAM6001b、記憶装置6001c、I/Oポート6001dは、内部バスを介して、CPU6001aとデータ交換可能なように構成されている。コントローラ601には、例えばタッチパネル等として構成された入出力装置6002や、外部記憶装置6003が接続可能に構成されている。更に、他の装置やシステとネットワークを介して情報を送受信する送受信部6004が設けられる。
記憶装置6001cは、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成されている。記憶装置6001c内には、基板処理装置に動作命令するためのプログラム等が読み出し可能に格納されている。また、RAM6001bは、CPU6001aによって読み出されたプログラムやデータ等が一時的に保持されるメモリ領域(ワークエリア)として構成されている。
CPU6001aは、記憶装置6001cからの制御プログラムを読み出して実行すると共に、入出力装置6002からの操作コマンドの入力等に応じて記憶装置6001cからプログラムを読み出すように構成されている。そして、CPU6001aは、読み出されたプログラムの内容に沿うように各装置の情報伝達動作を制御可能に構成されている。
なお、コントローラ6001は、専用のコンピュータとして構成されている場合に限らず、汎用のコンピュータとして構成されていても良い。例えば、上述のプログラムを格納した外部記憶装置(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスク、CDやDVD等の光ディスク、MOなどの光磁気ディスク、USBメモリやメモリカード等の半導体メモリ)6003を用意し、係る外部記憶装置6003を用いて汎用のコンピュータにプログラムをインストールすること等により、本実施形態に係るコントローラ6001を構成することができる。なお、コンピュータにプログラムを供給するための手段は、外部記憶装置6003を介して供給する場合に限らない。例えば、インターネットや専用回線等の通信手段を用い、外部記憶装置6003を介さずにプログラムを供給するようにしても良い。なお、記憶装置6001cや外部記憶装置6003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体として構成される。以下、これらを総称して、単に記録媒体ともいう。なお、本明細書において、記録媒体という言葉を用いた場合は、記憶装置6001c単体のみを含む場合、外部記憶装置6003単体のみを含む場合、または、その両方を含む場合が有る。
また、以上の実施例では、ウエハ200の中央、外周に分けて説明したが、それに限るものではなく、径方向に対してより細分化した領域でシリコン含有膜の膜厚を制御しても良い。例えば、基板中央、外周、中央と外周の間等、3つの領域に分けても良い。
また、ここではハードマスク膜として、シリコン窒化膜を例に説明したが、それに限るものではなく、例えば炭化シリコン(SiC)膜やSiCN膜でも良い。
なお、スパッタ処理や成膜処理を行う場合には、異方性の処理や等方性の処理を組み合わせるように構成しても良い。異方性処理や等方性処理を組み合わせることによって、より精密な補正を行うことができることがある。
また、上述では、300mmウエハを用いて説明したが、それに限るものではない。例えば、450mmウエハ等の大型基板であればより効果的である。大型基板の場合、研磨工程S103の影響がより顕著になるためである。即ち、poly−Si膜2005aとpoly−Si膜2005bの膜厚差がより大きくなる。ハードマスク膜形成工程で膜厚を補正することで、大型基板においても面内の特性のばらつきを抑制することができる。
<本発明の好ましい形態>
以下に、本実施形態に係る好ましい態様を付記する。
(付記1)
本発明の一態様によれば、
基板上に形成されたシリコン含有膜の膜厚分布データを受信する受信部と、前記基板が載置される基板載置部と、前記シリコン含有膜上に、前記膜厚分布データの膜厚分布と異なる膜厚分布でハードマスク膜を形成し、基板面内における前記ハードマスク膜の高さの分布が所定の範囲内となるようガスを供給するガス供給部と、を有する基板処理装置が提供される。
(付記2)
付記1に記載の基板処理装置であって、好ましくは、
前記ガス供給部は、
前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が、前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が大きいことを示す場合には、
前記外周面における前記基板の単位面積当たりの処理ガスの主成分の暴露量が前記中央面よりも少なくなるよう前記ガスを供給する。
(付記3)
付記2に記載の基板処理装置であって、好ましくは、
前記ガス供給部は、
前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が、前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が大きいことを示す場合には、
前記基板の中央面の温度が前記外周面の温度よりも高くなるよう前記ガスを供給する。
(付記4)
付記3に記載の基板処理装置であって、好ましくは、
前記シリコン含有膜はポリシリコンで構成される。
(付記5)
付記1に記載の基板処理装置であって、好ましくは、
前記ガス供給部は、
前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が、前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が大きいことを示す場合には、
前記外周面に供給する処理ガスの量が前記中央面よりも少なくなるよう前記ガスを供給する。
(付記6)
付記1に記載の基板処理装置であって、好ましくは、
前記基板載置部は、
前記受信した膜厚分布データのが、前記シリコン含有膜の膜厚分布が、前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が大きいことを示す場合には、
前記基板の中央面の温度が前記外周面の温度よりも高くなるよう前記基板の温度分布を調整する。
(付記7)
付記1に記載の基板処理装置であって、好ましくは、
前記ガス供給部は、
前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が、前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が大きいことを示す場合には、
前記外周面に供給する処理ガスの主成分の濃度が前記中央面よりも小さくなるよう前記ガスを供給する。
(付記8)
付記7に記載の基板処理装置であって、好ましくは、
前記ガス供給部は、前記処理ガスの濃度を制御する際は、前記外周面に供給する処理ガスに添加する不活性ガスの供給量が、前記中央面に供給する処理ガスに添加する不活性ガスの供給量よりも多くなるよう前記ガスを供給する。
(付記9)
付記1に記載の基板処理装置であって、好ましくは、
前記基板載置部は、
前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が、前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が大きいことを示す場合には、
前記基板の中央面の温度が前記外周面の温度よりも高くなるよう前記基板の温度分布を調整する。
(付記10)
付記1に記載の基板処理装置であって、好ましくは、
前記ガス供給部は、
前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が、前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が小さいことを示す場合には、
前記外周面における前記基板の単位面積当たりの処理ガスの主成分の暴露量が前記中央面よりも大きくなるよう前記ガスを供給する。
(付記11)
付記10に記載の基板処理装置であって、好ましくは、
前記基板載置部は、
前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が、前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が小さいことを示す場合には、
前記基板の外周面の温度を前記中央面の温度よりも高くするよう前記基板の温度分布を調整する。
(付記12)
付記11に記載の基板処理装置であって、好ましくは、
前記第二のシリコン含有膜はポリシリコンで構成される。
(付記13)
付記1に記載の基板処理装置であって、好ましくは、
前記ガス供給部は、
前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が小さいことを示す場合には、
前記外周面に供給する処理ガスの量が前記中央面よりも多くなるよう前記ガスを供給する。
(付記14)
付記13に記載の基板処理装置であって、好ましくは、
前記基板載置部は、
前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が小さいことを示す場合には、
前記基板の外周面の温度が前記中央面の温度よりも高くなるよう前記基板の温度分布を調整する。
(付記15)
付記1に記載の基板処理装置であって、好ましくは、
前記ガス供給部は、
前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が小さいことを示す場合には、
前記外周面に供給する処理ガスの主成分の濃度が前記中央面よりも大きくなるよう前記ガスを供給する。
(付記16)
付記15に記載の基板処理装置であって、好ましくは、
前記ガス供給部は、前記処理ガスの濃度を制御する際は、前記中央面に供給する処理ガスに添加する不活性ガスの供給量が、前記外周面に供給する処理ガスに添加する不活性ガスの供給量よりも多くなるよう前記ガスを供給する。
(付記17)
付記1に記載の基板処理装置であって、好ましくは、
前記基板載置部は、
前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が小さいことを示す場合には、
前記基板の外周面の温度が前記中央面の温度よりも高くなるよう前記基板の温度分布を調整する。
(付記18)
更に他の態様によれば、
基板上に形成されたシリコン含有膜を形成する第一の装置と、前記シリコン含有膜を研磨する第二の装置と、研磨後の前記シリコン含有膜の膜厚分布を測定する第三の装置と、研磨後の前記シリコン含有膜上に、前記膜厚分布とは異なる膜厚分布で、ハードマスク膜を形成し、基板面内における前記ハードマスク膜の高さの分布が所定の範囲内となるよう処理する第四の装置とを有する基板処理システムが提供される。
(付記19)
付記18に記載の基板処理システムであって、好ましくは、
更に、前記ハードマスク膜に対して所定のパターンを形成する。
(付記20)
付記19に記載の基板処理システムであって、好ましくは、
前記パターニングシステムでは、前記基板に対して露光処理をする露光装置を有し、
前記第四の装置は、前記露光装置で処理する際に、焦点深度の基板面内分布が所定の範囲内となるよう、前記ハードマスク膜の基板面内の膜厚分布を制御する。
(付記21)
更に他の態様によれば、
基板上にシリコン含有膜を形成するシリコン含有膜形成工程と、前記基板を研磨する研磨工程と、前記シリコン含有膜の基板面内における膜厚分布を測定する測定工程と、研磨後の前記シリコン含有膜上に、前記膜厚分布とは異なる膜厚分布で、ハードマスク膜を形成するハードマスク膜形成工程と、
を有する半導体装置の製造方法が提供される。
(付記22)
更に他の態様によれば、
研磨された状態のシリコン含有膜を有する基板の膜厚分布データを受信する工程と、前記基板を基板載置部に載置する工程と、前記膜厚分布データを基に、前記シリコン含有膜上に、前記膜厚分布データの膜厚分布とは異なる膜厚分布で、ハードマスク膜を形成するハードマスク膜形成工程と
を有する半導体装置の製造方法が提供される。
(付記23)
更に他の態様によれば、
研磨された状態のシリコン含有膜を有する基板の膜厚分布データを受信する手順と、前記基板を、基板載置部に載置する手順と、前記膜厚分布データを基に、前記シリコン含有膜上に、前記膜厚分布データの膜厚分布とは異なる膜厚分布で、ハードマスク膜を形成するよう処理する手順と
をコンピュータに実行させるプログラムが提供される。
(付記24)
更に他の態様によれば、
研磨された状態のシリコン含有膜を有する基板の膜厚分布データを受信する手順と、前記基板を、基板載置部に載置する手順と、前記膜厚分布データを基に、前記シリコン含有膜上に、前記膜厚分布データの膜厚分布とは異なる膜厚分布で、ハードマスク膜を形成するよう処理する手順と
をコンピュータに実行させるプログラムを格納する記録媒体が提供される。
(付記25)
更に他の態様によれば、
基板上に形成されたゲート電極層として構成されるシリコン含有膜の膜厚分布データを受信する受信部と、前記基板を載置する基板載置部と、前記シリコン含有膜上に、前記膜厚分布データの膜厚分布と異なる膜厚分布で、ハードマスク膜を形成し、基板面内における前記ハードマスク膜の高さの分布が所定の範囲内となるようガスを供給するガス供給部と、を有する基板処理装置が提供される。
(付記26)
更に他の態様によれば、
基板上に形成されたダミーゲート電極層として構成されるシリコン含有膜の膜厚分布データを受信する受信部と、前記基板を載置する基板載置部と、前記シリコン含有膜上に、前記膜厚分布データの膜厚分布と異なる膜厚分布で、ハードマスク膜を形成し、基板面内における前記ハードマスク膜の高さの分布が所定の範囲内となるようガスを供給するガス供給部と、を有する基板処理装置が提供される。
200 ウエハ(基板)
201 処理室
202 処理容器
212 基板載置台
232 バッファ室
234 シャワーヘッド
260 コントローラ
263 受信部

Claims (20)

  1. 研磨された状態のシリコン含有膜を有する基板の膜厚分布データを受信する受信部と、前記基板が載置される基板載置部と、前記膜厚分布データを基に、前記シリコン含有膜上に、前記膜厚分布データの膜厚分布と異なる膜厚分布でハードマスク膜を形成し、基板面内における前記ハードマスク膜の高さの分布が所定の範囲内となるようガスを供給するガス供給部と、を有する基板処理装置。
  2. 前記ガス供給部は、
    前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が、前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が大きいことを示す場合には、
    単位時間当たりであって、前記外周面における前記基板の単位面積当たりの処理ガスの主成分の暴露量が前記中央面よりも少なくなるように前記ガスを供給する請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記基板載置部は、
    前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が、前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が大きいことを示す場合には、
    前記基板の中央面の温度が前記外周面の温度よりも高くなるように前記基板の温度分布を調整する請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記ガス供給部は、
    前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が、前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が大きいことを示す場合には、
    単位時間当たりの前記外周面に供給する処理ガスの量が前記中央面よりも少なくなるよう前記ガスを供給する請求項1に記載の基板処理装置。
  5. 前記基板載置部は、
    前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が、前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が大きいことを示す場合には、
    前記基板の中央面の温度が前記外周面の温度よりも高くなるように前記基板の温度分布を調整する請求項4に記載の基板処理装置。
  6. 前記ガス供給部は、
    前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が、前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が大きいことを示す場合には、
    前記外周面に供給する処理ガスの主成分の濃度が前記中央面よりも小さくなるよう前記ガスを供給する請求項1に記載の基板処理装置。
  7. 前記ガス供給部は、前記処理ガスの濃度を制御する際は、前記外周面に供給する処理ガスに添加する不活性ガスの供給量が、前記中央面に供給する処理ガスに添加する不活性ガスの供給量よりも多くなるよう前記ガスを供給する請求項6に記載の基板処理装置。
  8. 前記基板載置部は、
    前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が、前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が大きいことを示す場合には、
    前記基板の中央面の温度が前記外周面の温度よりも高くなるよう前記基板の温度分布を調整する請求項1に記載の基板処理装置。
  9. 前記ガス供給部は、
    前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が、前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が小さいことを示す場合には、
    単位時間当たりであって、前記外周面における前記基板の単位面積当たりの処理ガスの主成分の暴露量が前記中央面よりも大きくなるように前記ガスを供給する請求項1に記載の基板処理装置。
  10. 前記基板載置部は、
    前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が、前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が小さいことを示す場合には、
    前記基板の外周面の温度を前記中央面の温度よりも高くするよう前記基板の温度分布を調整する請求項9に記載の基板処理装置。
  11. 前記ガス供給部は、
    前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が、前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が小さいことを示す場合には、
    単位時間当たりの前記外周面に供給する処理ガスの量が前記中央面よりも多くなるよう前記ガスを供給する請求項1に記載の基板処理装置。
  12. 前記基板載置部は、
    前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が、前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が小さいことを示す場合には、
    前記基板の外周面の温度が前記中央面の温度よりも高くなるよう前記基板の温度分布を調整する請求項11に記載の基板処理装置。
  13. 前記ガス供給部は、
    前記受信した膜厚分布データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が、前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が小さいことを示す場合には、
    前記外周面に供給する処理ガスの主成分の濃度が前記中央面よりも大きくなるように前記ガスを供給する請求項1に記載の基板処理装置。
  14. 前記ガス供給部は、
    前記処理ガスの濃度を制御する際は、前記中央面に供給する処理ガスに添加する不活性ガスの供給量が、前記外周面に供給する処理ガスに添加する不活性ガスの供給量よりも多くなるよう前記ガスを供給する請求項13に記載の基板処理装置。
  15. 前記基板載置部は、
    前記受信した膜厚データの前記シリコン含有膜の膜厚分布が、前記基板の中央面よりもその外周面の膜厚が小さいことを示す場合には、
    前記基板の外周面の温度が前記中央面の温度よりも高くなるよう前記基板の温度分布を調整する請求項1に記載の基板処理装置。
  16. 基板上に形成されたシリコン含有膜を形成する第一の装置と、前記シリコン含有膜を研磨する第二の装置と、研磨後の前記シリコン含有膜の膜厚分布を測定する第三の装置と、研磨後の前記シリコン含有膜上に、前記膜厚分布とは異なる膜厚分布で、ハードマスク膜を形成し、基板面内における前記ハードマスク膜の高さの分布が所定の範囲内となるよう処理する第四の装置とを有する基板処理システム。
  17. 基板上にシリコン含有膜を形成するシリコン含有膜形成工程と、前記基板を研磨する研磨工程と、前記シリコン含有膜の基板面内における膜厚分布を測定する測定工程と、研磨後の前記シリコン含有膜上に、前記膜厚分布とは異なる膜厚分布で、ハードマスク膜を形成するハードマスク膜形成工程と、
    を有する半導体装置の製造方法。
  18. 研磨された状態のシリコン含有膜を有する基板の膜厚分布データを受信する工程と、前記基板を基板載置部に載置する工程と、前記膜厚分布データを基に、前記シリコン含有膜上に、前記膜厚分布データの膜厚分布とは異なる膜厚分布で、ハードマスク膜を形成するハードマスク膜形成工程と
    を有する半導体装置の製造方法。
  19. 研磨された状態のシリコン含有膜を有する基板の膜厚分布データを受信する手順と、前記基板を、基板載置部に載置する手順と、前記膜厚分布データを基に、前記シリコン含有膜上に、前記膜厚分布データの膜厚分布とは異なる膜厚分布で、ハードマスク膜を形成するよう処理する手順と
    をコンピュータによって基板処理装置に実行させるプログラム。
  20. 研磨された状態のシリコン含有膜を有する基板の膜厚分布データを受信する手順と、前記基板を、基板載置部に載置する手順と、前記膜厚分布データを基に、前記シリコン含有膜上に、前記膜厚分布データの膜厚分布とは異なる膜厚分布で、ハードマスク膜を形成するよう処理する手順と
    をコンピュータによって基板処理装置に実行させるプログラムを格納する記録媒体。
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