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JP6158621B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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JP6158621B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に係り、特に制御手段のクロックをカウントする待ち合わせ処理を行う画像形成装置及び画像形成方法に関する。
従来から、文書や画像を印刷可能な複合機(Multifunctional Peripheral, MFP)等の画像形成装置が存在する。
これらの画像形成装置のCPU等の制御手段が実行する処理プログラムは、当該制御手段のクロックをカウントして待ち合わせ処理をしているものがある。
このような待ち合わせ処理では、制御手段の電源が常にオンである場合、クロックのカウントにより正確な待ち合わせ時間の算出が可能であり、特に問題は生じない。しかしながら、制御手段が一旦、スリープ状態等の省電力状態になると、クロックのカウントが進まないため、待ち合わせ時間のずれが生じてしまう。
特許文献1を参照すると、CR発振回路が生成するクロックを、分周比が選択可能な分周回路に入力し、分周比を設定するとともに、水晶発振回路が生成するクロックにより基準期間信号を生成し、分周回路からのクロック信号出力の一周期と、基準期間信号との比から、起動時間設定レジスター値の補正を行う手段を備えることを特徴とする画像形成装置が開示されている。
特許文献1の技術は、CR発振回路が生成する低速かつ周波数のバラツキの大きいクロックに基づき動作する起動タイマーを備えるマイクロコンピュータにおいて、スリープ状態の期間を正確に補正することができる。
特開2011−06159号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、そもそも制御手段に導入されるクロックを生成する回路が停止された場合には、クロックのカウントを測定することができず、結果として待ち合わせ時間のずれが解消できなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであって、上述の問題点を解消する画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明の画像形成装置は、通常起動状態においてクロックをカウントしクロックカウント値として保持する制御部と、該制御部が省電力状態になっても時刻を測定し時刻値として保持するリアルタイムクロック部と、記憶部とを備える画像形成装置において、復帰時刻値を記憶し、前記リアルタイムクロック部の時刻値と連動して、前記復帰時刻値になった際に、前記制御部を前記省電力状態から復帰させる省電力復帰タイマー部と、前記制御部の前記通常起動状態で、前記リアルタイムクロック部の時刻値を基準時刻値として取得する基準時刻値取得部と、前記制御部が前記省電力状態の前から前記制御部のクロックカウント値により経過時間を測定する待ち合わせ処理をしていた場合、前記基準時刻値取得部により取得された前記基準時刻値と、前記省電力状態からの復帰時の前記リアルタイムクロック部の前記時刻値とにより、前記待ち合わせ処理の経過時間を算出する経過時間算出部とを備え、前記制御部は、前記基準時刻値取得部により前記基準時刻値を取得した後、前記リアルタイムクロック部の時刻値が1秒変化するまでのクロックカウント値を取得し、取得したクロックカウント値の値を、小数点以下の値を含む秒単位の値に変換し、その変換された値を1から減算し、前記基準時刻値が取得されるまでの秒単位の1未満の端数を算出し、この端数が0.5秒未満であった場合、端数を切り捨てて、前記記憶部に取得された前記基準時刻値をそのまま記憶し、この端数が0.5秒以上であった場合、端数を切り上げて、前記基準時刻値を1増加させ、前記待ち合わせ処理を開始する場合、前記制御部は、(1)前記リアルタイムクロック部の時刻値を取得して、開始時刻値として前記記憶部に記憶し、(2)前記経過時間算出部により、前記省電力状態に移行されるか否かを判定し、前記省電力状態に移行される場合にタイマー復帰を行う必要があるか否かを判定し、前記タイマー復帰を行う必要がある場合に前記省電力復帰タイマー部に前記復帰時刻値を設定し、(3)前記復帰時刻値が設定された際、前記省電力状態に移行される際のクロックカウント値から、前記リアルタイムクロック部の時刻値が変化した際のクロックカウント値を減算することで、復帰時刻端数値を算出して前記記憶部に記憶し、前記省電力状態への移行を行い、(4)前記省電力状態から前記通常起動状態へ復帰開始する際に、復帰時に取得した前記リアルタイムクロック部の時刻値と、前記記憶部に記憶された前記開始時刻値とを比較して前記待ち合わせ処理の開始からの経過時間を算出し、クロックカウント値に、算出された前記経過時間を加え、(5)前記経過時間算出部により、タイマー復帰であったか否かを判定し、タイマー復帰であった場合、前記記憶部に記憶された前記復帰時刻端数値を取得して、前記待ち合わせ処理の開始からの経過時間が加えられたクロックカウント値に加算することを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、通常起動状態においてクロックをカウントしクロックカウント値として保持する制御部と、該制御部が省電力状態になっても時刻を測定し時刻値として保持するリアルタイムクロック部と、記憶部とを備える画像形成装置による画像形成方法において、前記画像形成装置は、更に、復帰時刻値を記憶し、前記リアルタイムクロック部の時刻値と連動して、前記復帰時刻値になった際に、前記制御部を前記省電力状態から復帰させる省電力復帰タイマー部と、前記制御部の前記通常起動状態で、前記リアルタイムクロック部の時刻値を基準時刻値として取得する基準時刻値取得部と、前記制御部が前記省電力状態の前から前記制御部のクロックカウント値により経過時間を測定する待ち合わせ処理をしていた場合、前記基準時刻値取得部により取得された前記基準時刻値と、前記省電力状態からの復帰時の前記リアルタイムクロック部の時刻値とにより、前記待ち合わせ処理の経過時間を算出する経過時間算出部とを備え、前記制御部により、前記基準時刻値取得部により前記基準時刻値を取得した後、前記リアルタイムクロック部の時刻値が1秒変化するまでのクロックカウント値を取得し、取得したクロックカウント値の値を、小数点以下の値を含む秒単位の値に変換し、その変換された値を1から減算し、前記基準時刻値が取得されるまでの秒単位の1未満の端数を算出し、この端数が0.5秒未満であった場合、端数を切り捨てて、前記記憶部に取得された前記基準時刻値をそのまま記憶し、この端数が0.5秒以上であった場合、端数を切り上げて、前記基準時刻値を1増加させ、前記待ち合わせ処理を開始する場合、前記制御部により、(1)前記リアルタイムクロック部の時刻値を取得して、開始時刻値として前記記憶部に記憶し、(2)前記経過時間算出部により、前記省電力状態に移行されるか否かを判定し、前記省電力状態に移行される場合にタイマー復帰を行う必要があるか否かを判定し、前記タイマー復帰を行う必要がある場合に前記省電力復帰タイマー部に前記復帰時刻値を設定し、(3)前記復帰時刻値が設定された際、前記省電力状態に移行される際のクロックカウント値から、前記リアルタイムクロック部の時刻値が変化した際のクロックカウント値を減算することで、復帰時刻端数値を算出して前記記憶部に記憶し、前記省電力状態への移行を行い、(4)前記省電力状態から前記通常起動状態へ復帰開始する際に、復帰時に取得した前記リアルタイムクロック部の時刻値と、前記記憶部に記憶された前記開始時刻値とを比較して前記待ち合わせ処理の開始からの経過時間を算出し、クロックカウント値に、算出された前記経過時間を加え、(5)前記経過時間算出部により、タイマー復帰であったか否かを判定し、タイマー復帰であった場合、前記記憶部に記憶された前記復帰時刻端数値を取得して、前記待ち合わせ処理の開始からの経過時間が加えられたクロックカウント値に加算することを特徴とする。
本発明によれば、省電力状態からの復帰時に、リアルタイムクロックの基準時刻値により待ち合わせ処理の経過時間を算出することで、クロックを生成する回路が省電力状態で停止されても待ち合わせ処理の時間のずれを少なくする画像形成装置を提供することができる。
本発明の画像形成装置の実施の形態に係るシステム構成図である。 図1に示す画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置の概略図である。 本発明の実施の形態に係る基準時刻値設定処理のフローチャートである。 図4に示す端数切り上げ又は切り捨て処理の概念図である。 本発明の実施の形態に係る待ち合わせ処理のフローチャートである。 図4に示す開始時刻値保存処理及び経過時間算出処理の概念図である。 図4に示す復帰時端数値算出処理及び復帰時端数値補正処理の概念図である。 本発明の基準時刻値がない場合を説明する概念図である。
<実施の形態>
〔画像形成装置1のシステム構成〕
まず、図1を参照して、画像形成装置1のシステム構成について説明する。
画像形成装置1は、画像処理部11、原稿読取部12、原稿給送部13、搬送部(給紙ローラー422、搬送ローラー44、排出ローラー45)、ネットワーク送受信部15、操作パネル部16、記憶部19、及び画像形成部17(画像形成手段)、リアルタイムクロック部20、省電力復帰タイマー部30等が、制御部10に接続されている。各部は、制御部10によって動作制御される。
制御部10は、GPP(General Purpose Processor)、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Processor、特定用途向けプロセッサー)等の情報処理手段である。
制御部10は、記憶部19のROMやHDDに記憶されている制御プログラムを読み出して、この制御プログラムをRAMに展開させて実行することで、後述する機能ブロックの各手段として動作させられる。また、制御部10は、図示しない外部の端末や操作パネル部16から入力された所定の指示情報に応じて、装置全体の制御を行う。
また、制御部10は、クロックをカウントするタイマー回路を備え、このタイマー回路の値をクロックカウント値510(図2)としてレジスター等の記憶手段に記憶する。このタイマー回路は、例えば、クロック周波数に基づいて、1/100秒〜1/10000秒単位の時間を測定することが可能である。また、制御部10は、このタイマー回路のスタート、ストップの制御が可能であり、クロックカウント値510のリセットも可能である。
また、制御部10は、各部を、通常起動状態と省電力状態の動作モードにそれぞれ移行させる。制御部10は、通常起動状態では、通常の消費電力で各部を制御する。制御部10は、通常起動状態において、記憶部19に設定された「省電力移行時間」等の所定時間が経過した場合、消費電力が低い省電力状態に各部を移行させる。
制御部10は、省電力状態では、各部の電源供給をオフにし、制御部10自体もHALT等の停止状態(スリープ状態)にする。この省電力状態では、制御部10の水晶振動子等を含むクロック供給回路等の周辺回路の電源供給もオフにするため、クロックのカウントは行えない。しかしながら、制御部10は、ネットワーク送受信部15、原稿読取部12等のセンサー、リアルタイムクロック部20、省電力復帰タイマー部30等には、電源を供給する。制御部10は、これら電源が供給されている手段からの復帰信号により、低消費電力状態から通常起動状態に移行させる。
画像処理部11は、DSP(Digital Signal Processor)やGPU(Graphics Processing Unit)等の制御演算手段である。画像処理部11は、画像データに対して所定の画像処理を行う手段であり、例えば、拡大縮小処理、濃度調整、階調調整、画像改善処理等の各種画像処理を行う。
画像処理部11は、原稿読取部12で読み取られた画像を、記憶部19に印刷データとして記憶する。この際、画像処理部11は、印刷データをPDFやTIFF等のフォーマットのファイル単位に変換することも可能である。
原稿読取部12は、セットされた原稿を読み取る(スキャン)手段である。原稿読取部12は、原稿を検知するセンサーにより、省電力状態から復帰させる復帰信号を取得し、制御部10を含む各部へ送信可能である。
原稿給送部13は、原稿読取部12で読み取られる原稿を搬送する手段である。
画像形成部17は、ユーザーの出力指示により、記憶部19に記憶され、原稿読取部12で読み取られ、又は外部の端末から取得されたデータから記録紙への画像形成を行わせる手段である。
搬送部は、給紙カセット421(図3)から記録紙を搬送し、画像形成部17で画像形成させ、その後にスタックトレイ50へ搬送する。
なお、原稿読取部12、原稿給送部13、搬送部、画像形成部17の動作については後述する。
ネットワーク送受信部15は、LAN、無線LAN、WAN、携帯電話網等の外部ネットワークに接続するためのLANボードや無線送受信機等を含むネットワーク接続手段である。
ネットワーク送受信部15は、データ通信用の回線ではデータを送受信し、音声電話回線では音声信号を送受信する。
ネットワーク送受信部15は、省電力状態から復帰させる復帰信号を取得し、制御部10を含む各部へ送信可能である。
操作パネル部16は、LCD等の表示部と、テンキー、スタート、キャンセル、複写やFAX送信やスキャナー等の動作モードの切り換えのボタン、選択された文書の印刷や送信や保存や記録等に関するジョブの実行に係る指示を行うためのボタンやタッチパネル等の入力部とを備えている。
操作パネル部16も、ボタンやタッチパネル等の押下や、接続された図示しない人感センサー等から、省電力状態から復帰させる復帰信号を取得し、制御部10を含む各部へ送信可能である。
操作パネル部16は、ユーザーによる画像形成装置1の各種ジョブの指示を取得する。また、操作パネル部16から取得したユーザーの指示により、各ユーザーの情報を入力、変更することも可能である。
記憶部19は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の半導体メモリーやHDD(Hard Disk Drive)等の記録媒体を用いた記憶手段である。
記憶部19のRAMは、省電力状態であっても、セルフリフレッシュ等の機能により、記憶内容が保持される。
記憶部19は、制御部10のクロックカウントに関する各値(図2)を記憶している。また、記憶部19のROMやHDDには画像形成装置1の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。これに加えて、記憶部19は、ユーザーのアカウント設定も記憶している。また、記憶部19には、ユーザー毎の保存フォルダーの領域が含まれていてもよい。
リアルタイムクロック部20は、制御部10が省電力状態になっても時刻を測定する、バッテリーバックアップ機能付きのリアルタイムクロック(Real-Time Clock)等の計時専用の回路である。リアルタイムクロック部20は、例えば、制御部10用とは別に備えられた図示しない水晶発振回路等により供給されるクロックにより、秒単位で常に時刻を測定している。この時刻は、時刻値520(図2)として読み出し可能である。また、リアルタイムクロック部20の時刻は、制御部10により変更可能である。
省電力復帰タイマー部30は、設定された復帰時刻530(図2)になった際に、制御部10を省電力状態から復帰させる手段である。省電力復帰タイマー部30は、例えば、リアルタイムクロック部20の時刻と連動して、設定された時刻に、制御部10に割り込み信号等により復帰信号を送信する。これにより、制御部10に電源が供給されてオンになり、省電力状態から復帰されるタイマー復帰が行われる。
また、省電力復帰タイマー部30は、設定された所定時刻が経過すると、割り込み信号等による省電力移行信号を制御部10に送信する。この省電力移行信号を受信した制御部10は、各部を省電力状態に移行させる。
なお、画像形成装置1において、制御部10及び画像処理部11は、GPU内蔵CPU等やチップ・オン・モジュールパッケージのように、一体的に形成されていてもよい。
また、リアルタイムクロック部20と省電力復帰タイマー部30とについても、一体的に形成されていてもよい。
また、制御部10及び画像処理部11は、RAMやROMやフラッシュメモリー等を内蔵していてもよい。
また、画像形成装置1は、ファクシミリの送受信を行うFAX送受信部を備えていてもよい。
〔画像形成装置1の制御の流れ〕
ここで、図2を参照し、画像形成装置1の制御の流れについて説明する。
画像形成装置1は、基準時刻値取得部100(基準時刻値取得手段)及び経過時間算出部110(経過時間算出手段)を備えている。
制御部10は、待ち合わせ処理の際、レジスター等の記憶手段に記憶されたクロックカウント値510を更新する。
リアルタイムクロック部20は、通常起動状態及び省電力状態で、記憶手段に記憶された時刻値520を常に更新している。
省電力復帰タイマー部30は、復帰時刻530を制御部10により設定される。また、省電力復帰タイマー部30は、リアルタイムクロック部20の時刻値520が復帰時刻530になった場合、制御部10を省電力状態から復帰させる。
記憶部19は、復帰時刻530、復帰時刻端数値540、基準時刻値550、開始時刻値560を記憶している。
基準時刻値取得部100は、制御部10の通常起動状態で、リアルタイムクロック部20の時刻値520を基準時刻値550として取得する。
また、基準時刻値取得部100は、制御部10のクロックカウント値510により、基準時刻値550の例えば1秒未満の端数を切り上げ又は切り捨てする。この際、基準時刻値取得部100は、基準時刻値550が1秒増加するまでの区間のクロックカウント値510の値が、1秒の半分未満の場合には切り捨てし、1秒の半分以上の場合には切り上げする。
また、基準時刻値取得部100は、省電力復帰タイマー部30に復帰時刻530が設定された際に、制御部10のクロックカウント値510から、復帰時刻の端数値である復帰時刻端数値540を算出する。
経過時間算出部110は、制御部10が省電力状態の前から制御部10のクロックカウント値510により経過時間を測定する待ち合わせ処理をしていた場合、基準時刻値取得部100により取得された基準時刻値550と、省電力状態からの復帰時のリアルタイムクロック部20の時刻値520とにより、待ち合わせ処理の経過時間を算出する。
また、経過時間算出部110は、設定された復帰時刻530に省電力復帰タイマー部30により省電力状態から復帰された場合、復帰時刻端数値540により、算出された待ち合わせ処理の経過時間を補正する。
クロックカウント値510は、制御部10が水晶発振回路(図示せず)により生成され供給されるクロックや内蔵する発振回路(図示せず)により発生されるクロックがカウントされた値である。クロックカウント値510は、リアルタイムクロック部20の時刻値520よりも短い間隔でカウントされている。
時刻値520は、リアルタイムクロック部20が更新し続ける時刻を示す値である。時刻値520は、例えば、1秒単位で、年、日、時、分、秒等の時刻の値として、リアルタイムクロック部20のレジスター等の記憶手段に記憶されている。
復帰時刻530は、省電力復帰タイマー部30のレジスター等の記憶手段に記憶された復帰時刻の時刻値である。復帰時刻530は、記憶部19に記憶された制御プログラムにより設定される。復帰時刻530は、例えば、リアルタイムクロック部20で設定される時刻値520と同じ単位の時刻を示す。また、インターバルタイマーのように所定間隔で復帰させるような設定も可能である。また、復帰時刻530は、操作パネル部16によるユーザーの指示により、制御部10が設定してもよい。
復帰時刻端数値540は、省電力復帰タイマー部30に復帰時刻530が設定された際の制御部10のクロックカウント値510により算出された値である。復帰時刻端数値540は、省電力復帰タイマー部30のタイマーにより復帰された際に、経過時間をより正確に算出するために用いられる。
基準時刻値550は、制御部10の通常起動状態で取得された、リアルタイムクロック部20の時刻値520の値である。基準時刻値550は、待ち合わせ処理の経過時間を算出するために用いられる。また、基準時刻値550は、例えば、time_tデータ型により表現される。
開始時刻値560は、待ち合わせ処理の開始時に取得された、リアルタイムクロック部20の時刻値520の値である。経過時間算出部110が待ち合わせ処理の経過時間を算出する際に、開始時刻値560から基準時刻値550が差分された値が用いられる。開始時刻値560も、例えば、time_tデータ型により表現されていてもよい。
ここで、画像形成装置1の制御部10は、記憶部19に記憶された制御プログラムを実行することで、基準時刻値取得部100及び経過時間算出部110として機能する。
また、上述の画像形成装置1の各部は、本発明の画像形成方法を実行するハードウェア資源となる。
〔画像形成装置1の動作〕
次に、図3を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の動作について説明する。
原稿読取部12は、本体部14の上部に配設され、原稿給送部13は、原稿読取部12の上部に配設されている。スタックトレイ50は、本体部14に形成された記録紙の排出口41側に配設され、また、操作パネル部16は、画像形成装置1のフロント側に配設されている。
原稿読取部12は、スキャナー12aと、プラテンガラス12bと、原稿読取スリット12cとを備えている。スキャナー12aは、露光ランプ、及びCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)撮像センサー等から構成され、原稿給送部13による原稿の搬送方向に移動可能に構成されている。
プラテンガラス12bは、ガラス等の透明部材により構成された原稿台である。原稿読取スリット12cは、原稿給送部13による原稿の搬送方向と直交方向に形成されたスリットを有する。
プラテンガラス12bに載置された原稿を読み取る場合には、スキャナー12aは、プラテンガラス12bに対向する位置に移動され、プラテンガラス12bに載置された原稿を走査しながら原稿を読み取って画像データを取得して、取得した画像データを本体部14に出力する。
また、原稿給送部13により搬送された原稿を読み取る場合には、スキャナー12aは、原稿読取スリット12cと対向する位置に移動され、原稿読取スリット12cを介し、原稿給送部13による原稿の搬送動作と同期して原稿を読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部14に出力する。
原稿給送部13は、原稿載置部13aと、原稿排出部13bと、原稿搬送機構13cとを備えている。原稿載置部13aに載置された原稿は、原稿搬送機構13cによって、1枚ずつ順に繰り出されて原稿読取スリット12cに対向する位置へ搬送され、その後、原稿排出部13bに排出される。
なお、原稿給送部13は、可倒式に構成され、原稿給送部13を上方に持ち上げることで、プラテンガラス12bの上面を開放させることができる。
本体部14は、画像形成部17を備えると共に、給紙部42と、用紙搬送路43と、搬送ローラー44と、排出ローラー45とを備えている。給紙部42は、それぞれサイズ又は向きが異なる記録紙を収納する複数の給紙カセット421と、給紙カセット421から記録紙を1枚ずつ用紙搬送路43に繰り出す給紙ローラー422とを備えている。給紙ローラー422、搬送ローラー44、及び排出ローラー45は、搬送部として機能する。記録紙は、この搬送部により搬送される。
給紙ローラー422によって用紙搬送路43に繰り出された記録紙は、搬送ローラー44によって画像形成部17に搬送される。そして、画像形成部17によって記録が施された記録紙は、排出ローラー45によってスタックトレイ50に排出される。
画像形成部17は、感光体ドラム17aと、露光部17bと、現像部17cと、転写部17dと、定着部17eとを備えている。露光部17bは、レーザー装置やミラーやレンズやLEDアレイ等を備えた光学ユニットであり、画像データに基づいて光等を出力して感光体ドラム17aを露光し、感光体ドラム17aの表面に静電潜像を形成する。現像部17cは、トナーを用いて感光体ドラム17aに形成された静電潜像を現像する現像ユニットであり、静電潜像に基づいたトナー像を感光体ドラム17a上に形成させる。転写部17dは、現像部17cによって感光体ドラム17a上に形成されたトナー像を記録紙に転写させる。定着部17eは、転写部17dによってトナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる。
〔画像形成装置1による基準時刻値設定処理〕
次に、図4〜図5を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1による待ち合わせ処理の説明を行う。
この処理では、省電力状態から復帰する際に経過時刻を測定するための基準時刻値550を算出する。この処理は、例えば、制御部10が全体の電源オフから通常起動したコールドブートの際に、一度だけ行われる。
本実施形態の基準時刻値設定処理は、主に制御部10が、記憶部19に記憶されたプログラムを、各部と協働し、ハードウェア資源を用いて実行する。
以下で、図4のフローチャートを参照して、基準時刻値設定処理の詳細をステップ毎に説明する。
(ステップS101)
まず、制御部10は、基準時刻値取得部100により、基準時刻値取得処理を行う。
制御部10は、通常起動状態で、リアルタイムクロック部20の時刻値520を基準時刻値として取得し、記憶部19に記憶させる。
また、この際、制御部10は、クロックカウント値510によるクロックのカウントを開始する。
(ステップS102)
次に、制御部10は、基準時刻値取得部100により、端数切り上げ又は切り捨て処理を行う。
図5を参照して説明すると、基準時刻値550を取得した後、制御部10は、例えば、リアルタイムクロック部20の時刻値520が1秒変化するまでのクロックカウント値510を取得する。制御部10は、取得したクロックカウント値510の値を、小数点以下の値を含む秒単位の値に変換する。制御部10は、例えば、その変換された値を1から減算し、基準時刻値550が取得されるまでの秒単位の1未満の端数を算出する。
図5(a)によると、この端数が0.5秒未満であった場合、制御部10は端数を切り捨てて、記憶部19に取得された基準時刻値550をそのまま保持する。
また、図5(b)によると、この端数が0.5秒以上であった場合、制御部10は端数を切り上げて、基準時刻値550を1増加させる。
これにより、待ち合わせ処理で、より正確な経過時刻の算出が可能となる。
以上により、本発明の実施の形態に係る基準時刻値設定処理を終了する。
〔画像形成装置1による待ち合わせ処理〕
次に、図6〜図8を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1による待ち合わせ処理の説明を行う。
この待ち合わせ処理は、制御部10がクロックをカウントし、クロックカウント値510により経過時間を測定する処理である。制御部10が省電力状態になり復帰した場合には、基準時刻値550と、復帰時のリアルタイムクロックの時刻値520とにより、待ち合わせ処理の経過時間を算出する。これにより、省電力状態でクロックカウント値510のカウントがアップされなかったことによる時間のずれを抑えることができる。
本実施形態の基準時刻値設定処理は、主に制御部10が、記憶部19に記憶されたプログラムを、各部と協働し、ハードウェア資源を用いて実行する。
以下で、図6のフローチャートを参照し待ち合わせ処理の概要をステップ毎に説明する。
(ステップS201)
まず、制御部10は、経過時間算出部110により、待ち合わせ開始処理を行う。
制御部10は、記憶部19に記憶された制御プログラムの処理として、待ち合わせの必要が生じた場合、クロックのカウントにより、クロックカウント値510に示される時刻の測定を開始する。この際、制御部10は、待ち合わせ時間を指定して、記憶部19に記憶する。
(ステップS202)
次に、制御部10は、経過時間算出部110により、開始時刻値保存処理を行う。
図7を参照すると、制御部10は、リアルタイムクロックの時刻値520の時刻値を取得して、開始時刻値560として記憶部19に記憶する。
この際に、制御部10は、開始時刻値560についても、上述のステップS102(図4)と同様に、クロックカウント値510による端数切り上げ又は切り捨て処理を行ってもよい。
(ステップS203)
次に、制御部10は、経過時間算出部110により、省電力状態に移行されるか否かを判定する。制御部10は、制御プログラムの処理等により、省電力状態に移行される場合には、Yesと判定する。制御部10は、それ以外の場合には、Noと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS204に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS211に進める。
(ステップS204)
省電力状態に移行される場合、制御部10は、経過時間算出部110により、タイマー復帰を行う必要があるか否かを判定する。制御部10は、例えば、ネットワークの応答のように、省電力状態に移行した後、省電力復帰タイマー部30に設定された時刻に通常起動状態へタイマー復帰させる場合には、Yesと判定する。制御部10は、それ以外の場合には、Noと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS205に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS207に進める。
(ステップS205)
タイマー復帰を行う必要がある場合、制御部10は、経過時間算出部110により、復帰時刻タイマー設定処理を行う。
制御部10は、省電力復帰タイマー部30により通常起動状態へ復帰させる必要がある場合、省電力復帰タイマー部30に復帰時刻530を設定する。
また、制御部10は、復帰時刻530として、単なる復帰時刻を設定するのではなく、例えば、ネットワークのプロトコルの応答等のタイミングにより、複数回、省電力状態への移行と通常起動状態への復帰を繰り返すインターバルタイマー等を設定してもよい。
(ステップS206)
次に、制御部10は、経過時間算出部110により、復帰時端数値算出処理を行う。
図8を参照すると、制御部10は、省電力状態に移行される際のリアルタイムクロック部20の時刻値520の端数値をクロックカウント値510により算出し、復帰時刻端数値540として記憶部19に記憶させる。
制御部10は、例えば、省電力状態に移行される際のクロックカウント値510から、そのリアルタイムクロック部20の時刻値520が変化した際のクロックカウント値510を減算することで、この復帰時刻端数値540を算出する。
(ステップS207)
ここで、制御部10は、経過時間算出部110により、省電力状態移行処理を行う。
制御部10は、各部の電源をオフにし、制御部10自体の動作も停止させ、スリープ状態等に遷移する。省電力状態の間は、クロックのカウントが停止するものの、クロックカウント値510は保持される。
また、省電力状態の際に、記憶部19のRAMはセルフリフレッシュ状態となり、又は不揮発性の記憶領域に転送され、記憶されているデータが保持される。
(ステップS208)
その後、制御部10は復帰信号を取得し、低消費電力状態から通常起動状態に復帰開始する。そして、制御部10は、経過時間算出部110により経過時間算出処理を行う。
図7を再び参照すると、制御部10は、省電力状態からの復帰時に、リアルタイムクロック部20から時刻値520を取得し、記憶部19に記憶された基準時刻値550と比較して経過時間を算出する。
制御部10は、例えば、復帰時に取得した時刻値520から、基準時刻値550を減算し、更に、記憶部19に記憶された開始時刻値560を減算する。制御部10はその減算の結果の秒数に、1秒あたりのクロックカウント値510の値を掛けることで、待ち合わせ処理の開始からの経過時間を算出してもよい。
制御部10は、クロックカウント値510に、算出された経過時間を加える。
図7のように、制御部10は、低消費電力状態からの起動の度に、経過時間を算出してもよい。この場合も、制御部10は、いちいち基準時刻値550により差分を算出するため、後述するように経過時刻算出の精度が高くなる。
(ステップS209)
次に、制御部10は、経過時間算出部110により、タイマー復帰であったか否かを判定する。制御部10は、設定された復帰時刻530に、省電力復帰タイマー部30により低消費電力状態から復帰された場合には、Yesと判定する。制御部10は、それ以外の例えばネットワーク送受信部15からの復帰信号による低消費電力状態からの復帰の場合には、Noと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS210に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS211に進める。
(ステップS210)
タイマー復帰であった場合、制御部10は、経過時間算出部110により、復帰時端数値補正処理を行う。
図8を再び参照すると、制御部10は、記憶部19に記憶されていた復帰時刻端数値540を取得して、クロックカウント値510に加算する。これにより、タイマー復帰の際には、リアルタイムクロック部20から取得可能な時刻値520の最小値の時刻よりも精度よく、クロックカウント値510を補正することができる。
(ステップS211)
ここで、制御部10は、経過時間算出部110により、クロックカウント処理を行う。制御部10は、通常起動状態の間、クロックをカウントして、クロックカウント値510を増加させる。
(ステップS212)
次に、制御部10は、経過時間算出部110により、待ち合わせ処理のクロックのカウントが終了したか否かを判定する。制御部10は、クロックカウント値510が制御プログラムにより指定された待ち合わせ時間に到達した場合には、待ち合わせ時間が経過しているため、Yesと判定する。制御部10は、それ以外の場合には、まだ待ち合わせ時間が経過していないため、Noと判定する。
Yesの場合、制御部10は、クロックのカウントをストップし、待ち合わせ処理を終了する。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS203に戻して、クロックのカウントを続ける。
以上により、本発明の実施の形態に係る待ち合わせ処理を終了する。
以上のように構成することで、以下のような効果を得ることができる。
従来、スリープ状態の低消費電力実現のため、制御部の電源をオフにした場合は、待ち合わせ処理における経過時間にずれが生じていた。しかしながら、特許文献1の技術ではこの経過時間の補正にCR発振回路や水晶発振回路等の特別な回路が必要であり、この回路自体の電源供給がオフにされた場合にはずれを補正することができなかった。
これに対して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、制御部10と、制御部10が省電力状態になっても時刻を測定するリアルタイムクロック部20とを備え、制御部10の通常起動状態で、リアルタイムクロック部20の時刻値520を基準時刻値550として取得する基準時刻値取得部100と、制御部10が省電力状態の前から制御部10のクロックカウント値510により経過時間を測定する待ち合わせ処理をしていた場合、基準時刻値取得部100により取得された基準時刻値550と、省電力状態からの復帰時のリアルタイムクロック部20の時刻値520とにより、待ち合わせ処理の経過時間を算出する経過時間算出部110とを備えることを特徴とする。
このように構成することで、画像形成装置1は、待ち合わせ処理の間、省電力状態から通常起動状態に復帰する際に、クロックを生成する回路への電源供給が停止された場合でも、正確な時刻補正が可能となる。
また、リアルタイムクロックは一般的に搭載されていることが多いデバイスであり、外部タイマーや特許文献1に記載されているような特別な回路等が不要となる。これによって、コストを削減できる。
また、従来から、ネットワーク通信において、タイムアウトの処理を行う場合や、プロトコルで定められた時間で動作させる必要がある場合には、制御手段によりカウントされる待ち合わせ処理の経過時間と現実の時間とを極力合致させる必要があった。
しかしながら、例えば、図9に示すように、省電力状態に移行する際と復帰する際に直接リアルタイムクロックの時刻値を取得して補正するような構成では、待ち合わせ処理の経過時間のずれが、復帰する度に増えてしまう。特に、ネットワーク通信では、細かく省電力状態から復帰することが考えられるため、ずれが徐々に大きくなり、数秒以上になっていくことが考えられる。
これに対して、図7に示すように、本実施形態の画像形成装置1は、常に基準時刻値550によりクロックカウント値510を補正するため、待ち合わせ処理の開始から複数回省電力状態への移行と復帰が行われても、ずれがリアルタイムクロックの時刻の最小値内になる。このため、待ち合わせ処理の経過時間のずれを抑え、ネットワーク通信のエラー等を防ぐことができる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、基準時刻値取得部100が、制御部10のクロックカウント値510により、基準時刻値550の1秒未満の端数を切り上げ又は切り捨てすることを特徴とする。
このように構成することで、待ち合わせ処理の経過時間のずれをリアルタイムクロックの時刻の最小値よりも更に小さくでき、待ち合わせ処理の経過時間を正確に補正することができる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、設定された復帰時刻530により制御部10を省電力状態から復帰させる省電力復帰タイマー部30を備え、基準時刻値取得部100が、省電力復帰タイマー部30に復帰時刻530が設定された際に制御部10のクロックカウント値510から復帰時刻端数値540を取得し、経過時間算出部110が、設定された復帰時刻530に省電力復帰タイマー部30により省電力状態から復帰された場合、復帰時刻端数値540により、算出された待ち合わせ処理の経過時間を補正することを特徴とする。
このように構成することで、省電力復帰タイマー部30によるタイマー復帰では、待ち合わせ処理の経過時間のずれを、ほとんどなくすことが可能になる。このため、ネットワーク通信や原稿読取部12による原稿の読み取りや画像形成部17による画像形成等、タイミングが重要な待ち合わせ処理であってもエラーを防ぐことが可能になる。このため、容易にスリープ状態等の低消費電力状態に移行させることが可能となり、結果として、消費電力を削減することも可能となる。
〔他の実施の形態〕
なお、本発明の実施の形態においては、省電力復帰タイマー部30の時刻をリアルタイムクロック部20に連動させるように記載したが、これに限られない。つまり、省電力復帰タイマー部30は、独自のCR発振回路や水晶振動回路等を用いたタイマーを備え、設定された復帰時刻530に復帰可能であってもよい。
この場合、復帰時刻端数値540は、復帰時刻530の設定時にこれに対応して設定される。制御部10は、例えば、リアルタイムクロック部20の時刻値520における、復帰時刻530が設定された際のクロックカウント値510を、復帰時刻端数値540として取得して補正するのに用いる。
このように構成することで、リアルタイムクロックとは連動していない外部のタイマーを用いた場合でも、待ち合わせ処理の経過時間を正確に計測することができる。
また、制御部10は、単純に基準時刻値550の1未満の端数を切り上げ又は切り捨てする以外の手法で基準時刻値550の誤差を小さくしてもよい。たとえば、制御部10は低消費電力状態から通常起動状態に復帰する際に、クロックカウント値510にランダムな値を加え又は減算してもよい。
このように構成することで、インターバルタイマー等で何回も省電力状態と通常起動状態への移行を繰り返すような場合に、中心極限定理により誤差が縮小する。このため、結果として待ち合わせ時間の誤差を少なくすることができる。
また、リアルタイムクロック部20は、画像形成装置1の外部にあってもよい。この場合は、制御部10は、外部のタイムサーバー(図示せず)から時刻値520を、ネットワーク送受信部15を介して、NTP等のプロトコルで取得してもよい。この場合、ネットワークの遅延等の誤差も加えて経過時間の算出の補正を行う。
これにより、リアルタイムクロックを備えない構成であっても、待ち合わせ処理の経過時間の正確な測定が可能となる。
また、制御部10は、省電力状態の際、スリープ状態ではなく完全に電源がオフにされてもよい。この場合、省電力状態への移行時に、一旦、クロックカウント値510を記憶部19に記憶させてもよい。この場合、復帰信号は図示しない電源制御ユニットに送信され、この電源制御ユニットが制御部10を起動させる。
このように構成すると、制御部10の電源を完全にオフにしても、待ち合わせ処理の経過時間を正確に測定できる。
また、制御部10は、省電力状態の復帰後、リアルタイムクロック部20の時刻値520を取得可能になるまでの所定の遅延値を考慮して、各時刻を算出してもよい。
これにより、更に正確な待ち合わせ処理の経過時間の測定が可能となる。
また、制御部10は、通常起動状態の他に、スリープ状態よりも消費電力が大きいものの復帰が早くバックグラウンド処置等が可能な「ローパワー状態」に各部を移行させるような構成も可能である。
このようなローパワー状態からの復帰の場合、上述の所定の遅延値を調整する他に、取得する時刻値520の取得のタイミングを遅らせることも可能である。
これにより、ローパワー状態からの復帰と、スリープ状態からの復帰において、それぞれリアルタイムクロックによる正確な待ち合わせ処理の経過時間の測定が可能である。
また、上述の実施の形態では、制御部10がクロックカウント値510のカウントを、待ち合わせ処理の開始時等にスタートするように記載したが、これに限られない。つまり制御部10は、「システム時間」として、常にクロックをカウントしてレジスター等に保持しておく構成も可能である。この場合も、クロックカウント値510の差分等を算出することで、上述の実施の形態と同様の処理を行い、正確な経過時間の測定が可能である。また、クロックカウント値510のカウントのスタートのタイミングは、基準時刻値550の取得時でもよい。これにより、基準時刻値550とクロックカウント値510とを正確に連動することができる。また、カウントのスタートは、それ以外のタイミングであってもよい。
また、リアルタイムクロック部20の時刻値520は、1秒単位ではなく、例えば、1/100秒単位で取得可能であってもよい。これにより、正確な待ち合わせ時間の測定が可能となる。
また、本発明は、画像形成装置以外の情報処理装置にも適用できる。つまり、ネットワークスキャナ、スキャナーをUSB等で別途接続したサーバー等を用いる構成であってもよい。
また、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。
1 画像形成装置
10 制御部
11 画像処理部
12 原稿読取部
12a スキャナー
12b プラテンガラス
12c 原稿読取スリット
13 原稿給送部
13a 原稿載置部
13b 原稿排出部
13c 原稿搬送機構
14 本体部
15 ネットワーク送受信部
16 操作パネル部
17 画像形成部
17a 感光体ドラム
17b 露光部
17c 現像部
17d 転写部
17e 定着部
19 記憶部
20 リアルタイムクロック部
30 省電力復帰タイマー部
41 排出口
42 給紙部
43 用紙搬送路
44 搬送ローラー
45 排出ローラー
50 スタックトレイ
100 基準時刻値取得部
110 経過時間算出部
421 給紙カセット
422 給紙ローラー
510 クロックカウント値
520 時刻値
530 復帰時刻
540 復帰時刻端数値
550 基準時刻値
560 開始時刻値

Claims (2)

  1. 通常起動状態においてクロックをカウントしクロックカウント値として保持する制御部と、該制御部が省電力状態になっても時刻を測定し時刻値として保持するリアルタイムクロック部と、記憶部とを備える画像形成装置において、
    復帰時刻値を記憶し、前記リアルタイムクロック部の時刻値と連動して、前記復帰時刻値になった際に、前記制御部を前記省電力状態から復帰させる省電力復帰タイマー部と、
    前記制御部の前記通常起動状態で、前記リアルタイムクロック部の時刻値を基準時刻値として取得する基準時刻値取得部と、
    前記制御部が前記省電力状態の前から前記制御部のクロックカウント値により経過時間を測定する待ち合わせ処理をしていた場合、前記基準時刻値取得部により取得された前記基準時刻値と、前記省電力状態からの復帰時の前記リアルタイムクロック部の前記時刻値とにより、前記待ち合わせ処理の経過時間を算出する経過時間算出部とを備え、
    前記制御部は、前記基準時刻値取得部により前記基準時刻値を取得した後、前記リアルタイムクロック部の時刻値が1秒変化するまでのクロックカウント値を取得し、取得したクロックカウント値の値を、小数点以下の値を含む秒単位の値に変換し、その変換された値を1から減算し、前記基準時刻値が取得されるまでの秒単位の1未満の端数を算出し、この端数が0.5秒未満であった場合、端数を切り捨てて、前記記憶部に取得された前記基準時刻値をそのまま記憶し、この端数が0.5秒以上であった場合、端数を切り上げて、前記基準時刻値を1増加させ、
    前記待ち合わせ処理を開始する場合、前記制御部は、
    (1)前記リアルタイムクロック部の時刻値を取得して、開始時刻値として前記記憶部に記憶し、
    (2)前記経過時間算出部により、前記省電力状態に移行されるか否かを判定し、前記省電力状態に移行される場合にタイマー復帰を行う必要があるか否かを判定し、前記タイマー復帰を行う必要がある場合に前記省電力復帰タイマー部に前記復帰時刻値を設定し、
    (3)前記復帰時刻値が設定された際、前記省電力状態に移行される際のクロックカウント値から、前記リアルタイムクロック部の時刻値が変化した際のクロックカウント値を減算することで、復帰時刻端数値を算出して前記記憶部に記憶し、前記省電力状態への移行を行い、
    (4)前記省電力状態から前記通常起動状態へ復帰開始する際に、復帰時に取得した前記リアルタイムクロック部の時刻値と、前記記憶部に記憶された前記開始時刻値とを比較して前記待ち合わせ処理の開始からの経過時間を算出し、クロックカウント値に、算出された前記経過時間を加え、
    (5)前記経過時間算出部により、タイマー復帰であったか否かを判定し、タイマー復帰であった場合、前記記憶部に記憶された前記復帰時刻端数値を取得して、前記待ち合わせ処理の開始からの経過時間が加えられたクロックカウント値に加算する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 通常起動状態においてクロックをカウントしクロックカウント値として保持する制御部と、該制御部が省電力状態になっても時刻を測定し時刻値として保持するリアルタイムクロック部と、記憶部とを備える画像形成装置による画像形成方法において、
    前記画像形成装置は、更に、
    復帰時刻値を記憶し、前記リアルタイムクロック部の時刻値と連動して、前記復帰時刻値になった際に、前記制御部を前記省電力状態から復帰させる省電力復帰タイマー部と、
    前記制御部の前記通常起動状態で、前記リアルタイムクロック部の時刻値を基準時刻値として取得する基準時刻値取得部と、
    前記制御部が前記省電力状態の前から前記制御部のクロックカウント値により経過時間を測定する待ち合わせ処理をしていた場合、前記基準時刻値取得部により取得された前記基準時刻値と、前記省電力状態からの復帰時の前記リアルタイムクロック部の時刻値とにより、前記待ち合わせ処理の経過時間を算出する経過時間算出部とを備え、
    前記制御部により、
    前記基準時刻値取得部により前記基準時刻値を取得した後、前記リアルタイムクロック部の時刻値が1秒変化するまでのクロックカウント値を取得し、取得したクロックカウント値の値を、小数点以下の値を含む秒単位の値に変換し、その変換された値を1から減算し、
    前記基準時刻値が取得されるまでの秒単位の1未満の端数を算出し、この端数が0.5秒未満であった場合、端数を切り捨てて、前記記憶部に取得された前記基準時刻値をそのまま記憶し、この端数が0.5秒以上であった場合、端数を切り上げて、前記基準時刻値を1増加させ、
    前記待ち合わせ処理を開始する場合、前記制御部により、
    (1)前記リアルタイムクロック部の時刻値を取得して、開始時刻値として前記記憶部に記憶し、
    (2)前記経過時間算出部により、前記省電力状態に移行されるか否かを判定し、前記省電力状態に移行される場合にタイマー復帰を行う必要があるか否かを判定し、前記タイマー復帰を行う必要がある場合に前記省電力復帰タイマー部に前記復帰時刻値を設定し、
    (3)前記復帰時刻値が設定された際、前記省電力状態に移行される際のクロックカウント値から、前記リアルタイムクロック部の時刻値が変化した際のクロックカウント値を減算することで、復帰時刻端数値を算出して前記記憶部に記憶し、前記省電力状態への移行を行い、
    (4)前記省電力状態から前記通常起動状態へ復帰開始する際に、復帰時に取得した前記リアルタイムクロック部の時刻値と、前記記憶部に記憶された前記開始時刻値とを比較して前記待ち合わせ処理の開始からの経過時間を算出し、クロックカウント値に、算出された前記経過時間を加え、
    (5)前記経過時間算出部により、タイマー復帰であったか否かを判定し、タイマー復帰であった場合、前記記憶部に記憶された前記復帰時刻端数値を取得して、前記待ち合わせ処理の開始からの経過時間が加えられたクロックカウント値に加算する
    ことを特徴とする画像形成方法。
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