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JP6167476B2 - ハイブリッド車両搭載の電動機用オイル循環システム - Google Patents
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JP6167476B2 - ハイブリッド車両搭載の電動機用オイル循環システム - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド車両搭載の電動機用オイル循環システムに関し、詳しくは、当該電動機の駆動に必要なオイルの循環を確保するものに関する。
電動機は、無駄の少ない回転駆動を実現するために潤滑オイルを利用するのが一般的である。その潤滑オイルは、電動機外の流路を経由するように循環させることで冷却オイルとしても機能させることができ、電動機の回転駆動に伴う発熱を冷却して効率のよい稼働を実現することもできる。なお、その流路途中には、熱交換器を配置してもよく、また、別の冷却オイルを循環させてもよい。
例えば、特許文献1には、冷却オイルを循環させて冷却するシステムが記載されている。この電動機用オイル循環システムでは、冷却オイルを循環させる電動式オイルポンプが何らかの理由で起動できない場合に、その起動動作を複数回繰り返させて確実に起動させることを実現している。
特開2006−254616号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電動機用オイル循環システムにあっては、電動式オイルポンプの起動に成功しない限り、また、起動に成功するまで、冷却オイルを循環させることができず、冷却機能が働かないという、不都合が発生する。
この特許文献1に記載の電動機用オイル循環システムを電動機の潤滑オイルの循環に適用した場合には、電動機の摺動箇所にオイル不足が発生して潤滑が不十分になってしまう可能性がある。
そこで、本発明は、電動式オイルポンプの起動に成功しない場合にも、電動機の摺動箇所に信頼性高くオイルを循環させることのできるハイブリッド車両搭載の電動機用オイル循環システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するハイブリッド車両搭載の電動機用オイル循環システムに係る発明の第1の態様は、内燃機関と共に駆動源として蓄電装置からの電力供給で稼働する電動機を搭載して走行するハイブリッド車両における前記電動機の潤滑オイルを循環させるシステムであって、前記蓄電装置内の蓄電電力で稼働して前記電動機内を含むオイル流路の前記潤滑オイルを循環させる電動式ポンプと、前記内燃機関の駆動力で稼働して前記オイル流路の前記潤滑オイルを循環させる機関式ポンプと、前記電動式ポンプと前記機関式ポンプの駆動を制御するポンプ制御部と、前記電動式ポンプの駆動異常を検知する異常検知部と、を備えて、前記異常検知部は、前記電動式ポンプの駆動異常が前記潤滑オイルの粘性に起因するか否かを判断し、前記異常検知部が前記電動式ポンプの駆動異常を検知し、かつ前記潤滑オイルの粘性に起因すると判断したとき、前記ポンプ制御部は、少なくとも前記異常検知部が前記潤滑オイルの粘性に起因する前記電動式ポンプの駆動異常の解消を検知するまで前記内燃機関の駆動力による前記機関式ポンプを利用した後、前記機関式ポンプを停止することを特徴とするものである。
上記課題を解決するハイブリッド車両搭載の電動機用オイル循環システムに係る発明の第2の態様は、上記第1の態様の特定事項に加え、前記機関式ポンプは、前記内燃機関の熱量を受ける構造に作製されていることを特徴とするものである。
上記課題を解決するハイブリッド車両搭載の電動機用オイル循環システムに係る発明の第3の態様は、上記第1または第2の態様の特定事項に加え、前記ポンプ制御部は、前記異常検知部が前記潤滑オイルの粘性に起因する前記電動式ポンプの駆動異常の解消を検知したときに、予め設定されている時間だけ前記機関式ポンプの駆動を維持した後に、当該機関式ポンプを停止することを特徴とするものである。
上記課題を解決するハイブリッド車両搭載の電動機用オイル循環システムに係る発明の第4の態様は、上記第1から第3のいずれか1つの態様の特定事項に加え、前記ポンプ制御部は、前記電動式ポンプと前記機関式ポンプのそれぞれの駆動回転数を検出する速度検出部を備えて、前記潤滑オイルの流速が設定速度以上にならないように前記電動式ポンプの駆動開始後の駆動回転数に応じて前記機関式ポンプの駆動回転数を調整することを特徴とするものである。
上記課題を解決するハイブリッド車両搭載の電動機用オイル循環システムに係る発明の第5の態様は、上記第1から第4のいずれか1つの態様の特定事項に加え、前記オイル流路途中に、前記潤滑オイルを冷却するオイル冷却装置と、当該オイル冷却装置を迂回する迂回流路と、前記オイル冷却装置または前記迂回流路の一方を流通するように切り替える流路切替部と、を備えて、前記異常検知部が前記電動式ポンプの駆動異常を検知し、かつ前記潤滑オイルの粘性に起因すると判断したときに、前記ポンプ制御部は前記潤滑オイルが前記オイル冷却装置を迂回して前記迂回流路を流通するように前記流路切替部の切替制御を実行することを特徴とするものである。
上記課題を解決するハイブリッド車両搭載の電動機用オイル循環システムに係る発明の第6の態様は、上記第1から第5のいずれか1つの態様の特定事項に加え、前記ハイブリッド車両は、前記内燃機関と前記電動機の一方または双方を駆動源として走を制御する走行制御部を備えて、前記異常検知部が前記電動式ポンプの駆動異常を検知し、かつ前記潤滑オイルの粘性に起因しないと判断したとき、前記走行制御部は、前記電動機のみ駆動源とする走行を禁止することを特徴とするものである。
このように、本発明の上記の第1の態様によれば、ハイブリッド車両の電動機の潤滑オイルを循環させる電動式ポンプに、その潤滑オイルの粘性に起因する駆動異常が発生した場合には、内燃機関の駆動力で駆動する機関式ポンプを利用して潤滑オイルを強制的に循環させることができる。したがって、電動機の摺動箇所にオイル不足が生じて潤滑が不十分になってしまうことを回避することができ、効率のよい電動機の回転駆動を維持することができる。
本発明の上記の第2の態様によれば、機関式ポンプでは循環させる潤滑オイルを内燃機関の熱量で加温することができる。したがって、例えば、潤滑オイルの低温による粘性異常で電動式ポンプに駆動異常が発生していた場合には、その潤滑オイルの温度を上昇させて粘性を適正に調整することができる。
本発明の上記の第3の態様によれば、駆動異常が解消した時点では安定駆動まで復帰していない電動ポンプでも、設定時間の間だけ機関式ポンプの駆動を維持することで、安定した状態に復帰させることができる。したがって、電動ポンプの駆動異常が解消した時点で直ちに機関式ポンプの駆動を停止して、電動ポンプが安定駆動まで至っていないために潤滑オイルの循環が不十分になってしまうことを回避することができ、信頼性高く潤滑オイルを循環させることができる。
本発明の上記の第4の態様によれば、電動式ポンプと機関式ポンプの駆動回転数を調整して、潤滑オイルの流速を設定速度未満に抑えることができる。したがって、潤滑オイルの流速が流路の設定耐圧を超えて耐久性を低下させてしまうことを回避することができる。また、その潤滑オイルが冷却オイルとしても機能する場合には、効果的に熱交換できなくなってしまうことを回避することができる。
本発明の上記の第5の態様によれば、電動ポンプの潤滑オイルの粘性に起因する駆動異常が発生した場合には、潤滑オイルの流路をオイル冷却装置から迂回流路に切り換えることができる。したがって、潤滑オイルの粘性異常が低温過ぎるために発生している場合にまで、その潤滑オイルをさらに冷却してしまうことを回避することができ、内燃機関の熱量により迅速に駆動異常を解消することができる。
本発明の上記の第6の態様によれば、電動式ポンプの駆動異常の検知時には、電動機のみを駆動させて走行することはなく、少なくとも内燃機関を駆動させて走行することができる。したがって、内燃機関の機関式ポンプで潤滑オイルを循環させつつ電動機を駆動させて走行することができ、また、電動式ポンプが復帰(異常解消)するまで内燃機関の駆動力で走行させることができ、早期に電動機のみによる走行モードに移行することができる。
本発明に係るハイブリッド車両搭載の電動機用オイル循環システムの一実施形態を示す図であり、その概略全体構成を示すシステム構成図である。 そのオイルの循環処理を実行する制御部の構成を示すブロック図である。 そのオイルの循環処理を説明するフローチャートである。 そのオイルの循環処理中における復帰制御処理(サブルーチン)を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1〜図4は本発明に係る電動機用オイル循環システムの一実施形態を搭載するハイブリッド車両の一例を示す図である。
図1において、ハイブリッド車両100は、駆動源として、内燃機関のエンジン111と、第1、第2電動機(Magnetic Generator)121、131と、を搭載してそれぞれを適宜駆動させることにより、駆動軸101に連結されている車輪102を変速機103を介して転動駆動させて走行する。
エンジン111は、ガソリンを燃焼させることにより駆動力を得て駆動軸101を駆動回転させるようになっており、低温環境内でも暖気運転をしつつ所望の駆動力を得ることができる。
第1、第2電動機(第1、第2MG)121、131は、車両の電装機器と同様に蓄電装置(バッテリ)105内の蓄電電力を供給されて駆動するようになっており、これらの一方または双方は、減速走行時や下り走行時などに発電する回生エネルギを蓄電装置105内に蓄電するように稼働させることもできる。なお、第1、第2電動機121、131は、3相交流電力で駆動することから、直流電力を蓄電する正負2線接続式の蓄電装置105に、直流/交流を変換するインバータ106を介して接続されている。
この第1、第2電動機121、131は、それぞれ潤滑オイルをオイル流路11で循環させることにより回転軸等の潤滑をするとともに、その回転軸の駆動回転に伴う発熱を外部に持ち出して熱交換することにより冷却効果も得ることができるオイル循環システム10に組み込まれている。
オイル循環システム10は、オイル流路11途中に電動式ポンプ15を設置して潤滑オイルを循環させるようになっており、その下流側には、放熱板などの熱交換器を備えるオイル冷却装置21を配置している。
これにより、このオイル循環システム10では、潤滑オイルを冷却オイルとして循環させることができ、その潤滑オイルをオイル冷却装置21で効果的に冷却して、第1、第2電動機121、131の回転駆動に伴う発熱を抑えて効率よく稼働させることができる。
そして、エンジン111は、第1、第2電動機121、131を発電機として駆動させて蓄電装置105内に蓄電するように、駆動軸101に駆動力を伝達することなく、稼働可能に構築されている。このエンジン111には、自身を冷却する冷却媒体をラジエータに循環させる機関式ポンプとは別に、第1、第2電動機121、131の潤滑オイルを流動させる循環ポンプとして機能可能な機関式ポンプ16が準備されている。
オイル流路11は、第1、第2電動機121、131の下流側で、電動式ポンプ15と機関式ポンプ16とに分岐する分岐流路11a、11bを備えている。この分岐流路11a、11bは、電動式ポンプ15と機関式ポンプ16の稼働に応じて開閉する制御弁や迂回流路などを適宜設けてもよく、停止するポンプ側に循環させるオイルが流通しても問題ない場合には、その制御弁などは特に設ける必要はない。
このオイル流路11は、オイル冷却装置21と並行する迂回流路22と、流路をオイル冷却装置21または迂回流路22の一方に切り替える制御弁23と、が配置されている。制御弁23は、図2に示すコントローラ31が駆動を制御することにより流通流路としてオイル冷却装置21または迂回流路22を選択して潤滑オイルを循環させる。
コントローラ31は、図2に示すように、CPUやメモリなどにより構築されて予め格納されている制御プログラムを実行することによりハイブリット車両100全体を統括制御する電子制御装置として構築されている。このコントローラ31は、車速センサ32やアクセルセンサ33やブレーキセンサ34などによる各種センサ情報や予め設定されているパラメータ情報などに基づいて、インバータ106やエンジン111や第1、第2電動機121、131などの各部を統括制御してハイブリッド車両100の走行を実現している。
具体的には、コントローラ31は、第1、第2電動機121、131の駆動力のみで走行するEV(Electric Vehicle)モードや、エンジン111と第1、第2電動機121、131の双方の駆動力を併用して走行するHEV(Hybrid Electric Vehicle)モードと、を切替制御するようになっており、所謂、パラレル型を実行可能に構築されている。すなわち、このコントローラ31が走行制御部を構成している。なお、エンジン111の駆動力のみで走行するモードを備えていてもよく、また、エンジン111の駆動力は蓄電に利用する、所謂、シリーズ型を実行可能に構築してもよい。
さらに、本実施形態のコントローラ31は、ハイブリット車両100を統括制御するとともに、ポンプ制御部、異常検知部として機能するために、外気温度センサ35や第1、第2電動機温度センサ36、37を備えている。また、後述するEVモードでの走行禁止時にエンジン111と電動機121、131を併用する際に、機関式ポンプ16と電動式ポンプ15の回転数を検出する速度検出センサ(速度検出部)を備えている。
このコントローラ31は、これらのセンサ情報に基づいてインバータ106やエンジン111(機関式ポンプ16を含む)や第1、第2電動機121、131と共に電動式ポンプ15の駆動や復帰の制御を実行する電動式ポンプ制御部31A、機関式ポンプ制御部31B、電動式ポンプ復帰部31Cとしても機能する。
詳細には、コントローラ31は、上記制御プログラムに基づいて、図3および図4のフローチャートに示す制御処理(方法)を実行し、寒冷地などの低温環境においても電動式ポンプ15を確実に稼働させて第1、第2電動機121、131のみの稼働によるEV(Electric Vehicle)モードによる走行を早期に開始する。
まず、コントローラ31は、図3に示すように、ステップS11では、ドライバによる選択入力あるいは自動切替制御による選択命令でEV走行要求があったか否かを確認して、EV走行要求有りの場合(Y)には、ステップS12に進み、要求が確認できない場合(N)には、そのままステップS13に進む。
ステップS12では、電動式ポンプ15が正常動作中であるか否かを確認して、正常動作中である場合(Y)には、そのままこの制御処理を終了し、また、正常動作中でない場合(N)には、ステップS16に進んで電動式ポンプ15の始動処理を実行した後に、ステップS21に進む。
また、ステップS13では、電動式ポンプ15が動作中であるか否かを確認して、動作中でない場合(N)には、そのままこの制御処理を終了し、また、EV走行要求がないにも拘わらずに動作中である場合(Y)には、ステップS14に進んで電動式ポンプ15の停止処理を実行して、この制御処理を終了する。
ステップS21では、ステップS16で電動式ポンプ15の始動処理を実行しても正常に駆動させることができないなどの異常発生の有無を確認して、異常発生なく正常動作している場合(N)には、そのままこの制御処理を終了し、また、駆動異常発生の場合(Y)にはステップS22に進む。
ステップS22では、第1、第2電動機温度センサ36、37が検出する装置温度(オイル温度)Tm1、Tm2が予め設定されている使用限界温度TM(例えば、0℃)よりも低温ではなく、低温異常に起因していない場合(N)にはステップS23に進み、また、低温異常に起因している場合(Y)には、ステップS24に進む。
ステップS23では、EVモードでの走行を禁止して、この制御処理を終了する。この場合には、コントローラ31は、エンジン111と共に第1、第2電動機121、131を駆動源として併用するようになっており、双方の駆動回転を不図示のドライブユニットにより合成して駆動軸101を回転駆動させる。これにより、無理にEVモードで走行しようとして電動式ポンプ15を損傷させてしまうことを回避することができる。
なお、このとき、コントローラ31は、機関式ポンプ16と電動式ポンプ15の回転数を検出して、機関式ポンプ16と共に電動式ポンプ15を潤滑オイルの粘性に応じた回転数で駆動させてもよい。この場合には、機関式ポンプ16と電動式ポンプ15の双方の駆動回転数をバランスさせて潤滑オイルの流動速度が電動機121、131を効果的に潤滑・冷却する設定範囲を超えないように調整する。なお、ステップS23でEVモードでの走行を禁止したときには、エンジン111のみを駆動源として稼働させるようにしてもよいことは言うまでもない。
また、ステップS24では、後述する電動式ポンプ15の復帰制御処理を実行した後に、ステップS16に戻って、電動式ポンプ15の始動処理から繰り返す。この場合にも、コントローラ31は、後述する電動式ポンプ15の復帰制御処理時に起動するエンジン111と共に第1、第2電動機121、131を駆動源として併用する。
要するに、コントローラ31は、第1、第2電動機121、131の装置温度Tm1、Tm2の一方でも使用限界温度TMよりも低く、潤滑オイルが所望の粘性で流動できずに電動式ポンプ15を駆動させることができないような異常が発生している場合に(ステップS11、S12、S16、S21)、電動式ポンプ15の復帰制御処理を実行する(ステップS24)。
このステップS24の電動式ポンプ15の復帰制御処理では、後述するように、エンジン111や第1、第2電動機121、131自体の駆動に伴う発熱量により潤滑オイルを所望温度に上昇させることができる。このため、ステップS16で、電動式ポンプ15の始動処理を再度実行したとき、異常発生が潤滑オイルの低温に起因している場合には、再度異常が発生・確認されることはない(ステップS21、S22)。よって、この制御処理を終了して、電動式ポンプ15で潤滑オイルを適正量循環させ、第1、第2電動機121、131を正常駆動させることができる。
ここで、コントローラ31は、ステップS24の電動式ポンプ15の復帰制御処理では、図4に示すように、機関式ポンプ16(エンジン111)の始動処理を実行した後に(ステップS31)、タイマカウンタnをリセット(n=0)して(ステップS32)、潤滑オイルの暖気確認を繰り返す(ステップS33)。このとき、コントローラ31は、潤滑オイルがオイル冷却装置21を経由せずに迂回流路22側に流通するように制御弁23の切替制御を実行する。すなわち、このコントローラ31が流路切替部をも構成しており、循環する潤滑オイルが冷却されてしまうことを回避することができ、効果的に潤滑オイルの温度を上昇させて粘性を適正に調整することができる。
このステップS33の潤滑オイルの暖気確認では、外気温度センサ35の検出する外気温度Tfが予め設定されている使用限界温度TF(例えば、0℃)よりも低温環境にあるのと同時に(and)、第1、第2電動機温度センサ36、37の検出する装置温度Tm1、Tm2の何れか一方でも使用限界温度TM(例えば、0℃)よりも低温になっていること(or)の確認処理を繰り返す。
また、ステップS33では、外気温度Tfが使用限界温度TF以上で電動式ポンプ15の使用温度範囲内である場合や、装置温度Tm1、Tm2の双方が使用限界温度TM以上で使用温度範囲内である場合、電動式ポンプ15を利用可能な復帰状態にある判断する。
このステップS33で、電動式ポンプ15が利用可能な復帰状態にある判断した後には、タイマカウンタnをインクリメント(n=n+1)した後に(ステップS34)、そのタイマカウンタnが予め設定されている駆動継続時間N(例えば、60秒)に達するまでステップS33に戻って同様の処理を繰り返す(ステップS35)。
その暖気後の機関式ポンプ16を駆動継続時間Nまで継続して駆動させた後には(ステップS35)、機関式ポンプ16の停止処理を実行した後に(ステップS36)、図3に示すステップS16に戻る。
これにより、コントローラ31は、電動式ポンプ15を無理に駆動させることなく、エンジン111を起動して機関式ポンプ16を駆動させることにより、潤滑オイルを循環させつつ第1、第2電装機121、131を稼働させることができる。
このため、潤滑オイルは、エンジン111や第1、第2電装機121、131の駆動に伴う熱量を受けて温度上昇させることができ、電動式ポンプ15により流動可能な適正粘性に調整することができる。
また、電動式ポンプ15は、使用限界温度範囲内にぎりぎり入っただけで、直ちに機関式ポンプ16を停止して不安定なまま単独循環に移行されることなく、十分に暖気することにより、適量の潤滑オイルを安定循環させて第1、第2電動機121、131を快適に駆動させることができる。
このように本実施形態においては、低温のために潤滑オイルの粘性が高く電動式ポンプ15がトリップ(異常停止)してしまう場合には、エンジン111の機関ポンプ16を利用して第1、第2電動機121、131に潤滑オイルを強制的に循環させることができる。このため、潤滑オイルは、循環させつつエンジン111の熱量をも利用して加温することができ、第1、第2電動機121、131の回転軸などの摺動箇所にオイル不足が生じて、潤滑が不十分になってしまうことを回避しつつ適正粘度に復帰させることができる。
したがって、電動式ポンプ15を損傷させてしまうことなく、電動式ポンプ15のみにより循環可能な粘性の潤滑オイルに迅速に復帰させることができ、EVモードでの走行を早期に可能にすることができる。
本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、各請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
10 オイル循環システム
11 オイル流路
11a、1ab 分岐流路
15 電動式ポンプ
16 機関式ポンプ
21 オイル冷却装置
22 迂回流路
23 制御弁
31 コントローラ
35 外気温度センサ
36、37 電動機温度センサ
100 ハイブリッド車両
100 ハイブリット車両
105 蓄電装置
106 インバータ
111 エンジン
121、131 電動機

Claims (6)

  1. 内燃機関と共に駆動源として蓄電装置からの電力供給で稼働する電動機を搭載して走行するハイブリッド車両における前記電動機の潤滑オイルを循環させるシステムであって、
    前記蓄電装置内の蓄電電力で稼働して前記電動機内を含むオイル流路の前記潤滑オイルを循環させる電動式ポンプと、
    前記内燃機関の駆動力で稼働して前記オイル流路の前記潤滑オイルを循環させる機関式ポンプと、
    前記電動式ポンプと前記機関式ポンプの駆動を制御するポンプ制御部と、
    前記電動式ポンプの駆動異常を検知する異常検知部と、を備えて、
    前記異常検知部は、前記電動式ポンプの駆動異常が前記潤滑オイルの粘性に起因するか否かを判断し、前記異常検知部が前記電動式ポンプの駆動異常を検知し、かつ前記潤滑オイルの粘性に起因すると判断したとき、前記ポンプ制御部は、少なくとも前記異常検知部が前記潤滑オイルの粘性に起因する前記電動式ポンプの駆動異常の解消を検知するまで前記内燃機関の駆動力による前記機関式ポンプを利用した後、前記機関式ポンプを停止することを特徴とするハイブリッド車両搭載の電動機用オイル循環システム。
  2. 前記機関式ポンプは、前記内燃機関の熱量を受ける構造に作製されていることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両搭載の電動機用オイル循環システム。
  3. 前記ポンプ制御部は、前記異常検知部が前記潤滑オイルの粘性に起因する前記電動式ポンプの駆動異常の解消を検知したときに、予め設定されている時間だけ前記機関式ポンプの駆動を維持した後に、当該機関式ポンプを停止することを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッド車両搭載の電動機用オイル循環システム。
  4. 前記ポンプ制御部は、
    前記電動式ポンプと前記機関式ポンプのそれぞれの駆動回転数を検出する速度検出部を備
    えて、
    前記潤滑オイルの流速が設定速度以上にならないように前記電動式ポンプの駆動開始後の駆動回転数に応じて前記機関式ポンプの駆動回転数を調整することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のハイブリッド車両搭載の電動機用オイル循環システム。
  5. 前記オイル流路途中に、前記潤滑オイルを冷却するオイル冷却装置と、当該オイル冷却装置を迂回する迂回流路と、前記オイル冷却装置または前記迂回流路の一方を流通するように切り替える流路切替部と、を備えて、
    前記異常検知部が前記電動式ポンプの駆動異常を検知し、かつ前記潤滑オイルの粘性に起因すると判断したときに、前記ポンプ制御部は前記潤滑オイルが前記オイル冷却装置を迂回して前記迂回流路を流通するように前記流路切替部の切替制御を実行することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のハイブリッド車両搭載の電動機用オイル循環システム。
  6. 前記ハイブリッド車両は、前記内燃機関と前記電動機の一方または双方を駆動源として走を制御する走行制御部を備えて
    前記異常検知部が前記電動式ポンプの駆動異常を検知し、かつ前記潤滑オイルの粘性に起因しないと判断したとき、前記走行制御部は、前記電動機のみ駆動源とする走行を禁止することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のハイブリッド車両搭載
    の電動機用オイル循環システム。
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