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JP6169891B2 - 基板洗浄装置 - Google Patents
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本発明は、洗浄液の存在下で、半導体ウェハ等の基板の表面にロール洗浄部材を接触させながら、基板及びロール洗浄部材を共に回転させて基板の表面をスクラブ洗浄する基板洗浄装置に関する。本発明の基板洗浄装置は、半導体製造装置、LCD(液晶ディスプレイ)装置、PDP(プラズマディスプレイ)装置、及びCMOSイメージセンサ等を製造する時に基板表面を洗浄したりする時に好適に使用される。
ダマシン配線形成工程においては、配線形成後に化学機械的研磨(CMP)によって基板表面から余分な金属が除去される。CMP後の基板表面には、CMPに使用されたスラリの残渣(スラリ残渣)や金属屑などが存在する。このため、基板表面に残る残渣物を除去する必要がある。
CMP後の基板表面を洗浄する装置として、洗浄液の存在下で、基板の表面に円柱状のロール洗浄部材(ロールスポンジまたはロールブラシ)を接触させながら、基板及びロール洗浄部材を共に回転させて基板の表面を洗浄する基板洗浄装置が知られている(特許文献1参照)。
特開平10−308374号公報
従来の基板洗浄装置では、ロール洗浄部材およびこれを回転させるモータの自重によってロール洗浄部材が基板の表面に押し付けられる。したがって、ロール洗浄部材が基板に加える最大荷重は、ロール洗浄部材およびモータの自重である。この自重よりも小さい荷重を基板に与える場合には、エアシリンダによりモータが押し上げられる。しかしながら、このような気体の圧力を用いて自重をキャンセルする機構では、低荷重領域において基板への荷重を精度よく制御することが困難であった。
本発明は、上述した従来の問題点を解決するためになされたものであり、ロール洗浄部材を安定した低荷重で基板に押し付けることができる基板洗浄装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の一態様は、基板の表面に接触するロール洗浄部材および該ロール洗浄部材を回転させる回転機構を含む上下動自在な洗浄機構と、可変の下向きの荷重を自身の重さによって発生させるウエイト機構と、前記下向きの荷重を上向きの荷重に変換し、該上向きの荷重を前記洗浄機構に伝達する荷重伝達機構とを備え、前記ウエイト機構は、内部に液体を溜めることができるタンクを有し、該タンクおよび液体の自重により前記下向きの荷重を発生させることを特徴とする基板洗浄装置である。
発明の好ましい態様は、前記ウエイト機構は、前記タンクに液体を供給するための供給ラインと、前記タンクから液体を排出するための排出ラインとをさらに備えることを特徴とする。
本発明の態様は、基板の表面に接触するロール洗浄部材および該ロール洗浄部材を回転させる回転機構を含む上下動自在な洗浄機構と、可変の下向きの荷重を自身の重さによって発生させるウエイト機構と、前記下向きの荷重を上向きの荷重に変換し、該上向きの荷重を前記洗浄機構に伝達する荷重伝達機構とを備え、前記荷重伝達機構は、滑車と、前記ウエイト機構から前記滑車を経由して前記洗浄機構まで延びる紐とを有することを特徴とする基板洗浄装置である
本発明の好ましい態様は、前記洗浄機構を上昇させる上昇機構をさらに備えたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記上昇機構は、エアシリンダであることを特徴とする。
本発明によれば、ウエイト機構の自重によってロール洗浄部材の基板に対する荷重が決定される。すなわち、基板に加えられる荷重は、洗浄機構の自重からウエイト機構の自重を引いた重さである。このように、本発明では、気体の圧力ではなく、ウエイト機構の自重によってロール洗浄部材の荷重を制御するので、低荷重領域においてもロール洗浄部材は基板に対して安定した荷重を加えることができる。
本発明の実施形態に係る基板洗浄装置を備えた基板処理装置の全体構成を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る基板洗浄装置を示す斜視図である。 基板洗浄装置の模式図である。
図1は、本発明の実施形態に係る基板洗浄装置を備えた基板処理装置の全体構成を示す平面図である。図1に示すように、基板処理装置は、略矩形状のハウジング10と、多数の半導体ウェハ等の基板をストックする基板カセットが載置されるロードポート12を備えている。ロードポート12は、ハウジング10に隣接して配置されている。ロードポート12には、オープンカセット、SMIF(Standard Manufacturing Interface)ポッド、またはFOUP(Front Opening Unified Pod)を搭載することができる。SMIF、FOUPは、内部に基板カセットを収納し、隔壁で覆うことにより、外部空間とは独立した環境を保つことができる密閉容器である。
ハウジング10の内部には、複数(この実施形態では4つ)の研磨ユニット14a〜14dと、研磨後の基板を洗浄する第1洗浄ユニット16及び第2洗浄ユニット18と、洗浄後の基板を乾燥させる乾燥ユニット20が収容されている。研磨ユニット14a〜14dは、基板処理装置の長手方向に沿って配列され、洗浄ユニット16,18及び乾燥ユニット20も基板処理装置の長手方向に沿って配列されている。
ロードポート12、研磨ユニット14a、及び乾燥ユニット20に囲まれた領域には、第1基板搬送ロボット22が配置され、また研磨ユニット14a〜14dと平行に、基板搬送ユニット24が配置されている。第1基板搬送ロボット22は、研磨前の基板をロードポート12から受け取って基板搬送ユニット24に渡すとともに、乾燥後の基板を乾燥ユニット20から受け取ってロードポート12に戻す。基板搬送ユニット24は、第1基板搬送ロボット22から受け取った基板を搬送して、各研磨ユニット14a〜14dとの間で基板の受け渡しを行う。各研磨ユニットは、研磨面に研磨液(スラリー)を供給しながら、ウェハなどの基板を研磨面に摺接させることで、基板の表面を研磨する。
第1洗浄ユニット16と第2洗浄ユニット18の間に位置して、これらの各ユニット16,18の間で基板を搬送する第2基板搬送ロボット26が配置され、第2洗浄ユニット18と乾燥ユニット20との間に位置して、これらの各ユニット18,20の間で基板を搬送する第3基板搬送ロボット28が配置されている。更に、ハウジング10の内部に位置して、基板処理装置の各ユニットの動きを制御する制御部30が配置されている。
この例では、第1洗浄ユニット16として、洗浄液の存在下で、基板の表裏両面にロール洗浄部材を擦り付けて基板を洗浄する本発明の一実施形態に係る基板洗浄装置が使用されている。第2洗浄ユニット18として、ペンスポンジタイプの基板洗浄装置が使用されている。また、乾燥ユニット20として、基板を保持し、移動するノズルからIPA蒸気を噴出して基板を乾燥させ、更に高速で回転させ遠心力によって基板を乾燥させるスピン乾燥装置が使用されている。
図2に示すように、第1洗浄ユニット16として使用される基板洗浄装置は、基板Wの周縁部を支持し基板Wを水平に回転させる複数(図では4つ)のローラー54と、ローラー54に支持された基板Wの上方に昇降自在に配置される上側ロールホルダ42と、ローラー54に支持された基板Wの下方に昇降自在に配置される下側ロールホルダ44を備えている。ローラー54は、矢印で示すように、基板Wに近接および離間する方向に水平に移動するように構成されている。ローラー54は、基板Wを水平に保持して回転させる基板ホルダーである。
上側ロールホルダ42には、例えばPVAからなる円柱状の上側ロール洗浄部材(ロールスポンジ)46が回転自在に支承されている。下側ロールホルダ44には、例えばPVAからなる円柱状の下側ロール洗浄部材(ロールスポンジ)48が回転自在に支承されている。ロール洗浄部材46,48として、ロールスポンジの代わりに、表面にブラシを有するロールブラシを使用してもよい。
上側ロール洗浄部材46には、該上側ロール洗浄部材46を矢印F1に示すように回転させるモータ56が連結されている。下側ロールホルダ44には、該下側ロールホルダ44を矢印F2に示すように回転させるモータ57が連結されている。
基板Wは、デバイスが形成された面が上向きの状態でローラー54に保持される。ローラー54に支持された基板Wの上方に位置して、基板Wの表面(上面)に洗浄液を供給する上側洗浄液供給ノズル50が配置され、基板Wの下方に位置して、基板Wの裏面(下面)に洗浄液を供給する下側洗浄液供給ノズル52が配置されている。洗浄液としては、薬液が使用される。
基板Wの周縁部は、ローラー54の外周面に形成された環状溝54aに支持される。この状態で、ローラー54を基板Wに押し付けながらローラー54を回転(自転)させることにより、基板Wをその中心軸まわりに矢印Eで示すように水平に回転させる。この例では、4個のうち2個のローラー54が基板Wに回転力を与え、他の2個のローラー54は、基板Wの回転を受けるベアリングの働きをしている。なお、全てのローラー54を図示しない駆動機構に連結して、基板Wに回転力を付与するようにしてもよい。
このように基板Wを水平に回転させながら、上側洗浄液供給ノズル50から基板Wの表面(上面)に洗浄液が供給される。この状態で、上側ロール洗浄部材46をモータ56により回転させながら下降させて回転する基板Wの表面に接触させ、これによって、洗浄液の存在下で、基板Wの表面を上側ロール洗浄部材46でスクラブ洗浄する。上側ロール洗浄部材46の長さは、基板Wの直径より僅かに長く、基板Wの表面の全体が上側ロール洗浄部材46によって洗浄される。
同時に、下側洗浄液供給ノズル52から基板Wの裏面(下面)に洗浄液が供給される。この状態で、下側ロール洗浄部材48をモータ57により回転させながら上昇させて回転する基板Wの裏面に接触させ、これによって、洗浄液の存在下で、基板Wの裏面を下側ロール洗浄部材48でスクラブ洗浄する。下側ロール洗浄部材48の長さは、基板Wの直径より僅かに長く、基板Wの裏面の全体が下側ロール洗浄部材48によって洗浄される。
図3は、本発明の基板洗浄装置の一実施形態を示す模式図である。図3に示すように、上側ロール洗浄部材46はモータ(回転機構)56に連結されている。上側ロール洗浄部材46は、ローラー54に保持された基板Wの表面に接触した状態で、基板Wの表面と平行に延びる自身の軸心まわりにモータ56によって回転される。上側ロール洗浄部材46と上側ロールホルダ42とモータ56は、一体に上下動するようになっている。以下、上側ロール洗浄部材46と上側ロールホルダ42とモータ56を、以下の説明では、総称して洗浄機構61と呼ぶことがある。
洗浄機構61には、上昇機構としてのエアシリンダ63が連結されており、洗浄機構61はこのエアシリンダ63によって上昇されるようになっている。さらに洗浄機構61には、荷重伝達機構71を介してウエイト機構81に連結されている。ウエイト機構81は、内部に液体を溜めることができるタンク82を有しており、タンク82自身の重さおよびタンク82内の液体の自重により下向きの荷重を発生させる。ウエイト機構81は、さらに、タンク82に液体を供給するための供給ライン84と、タンク82から液体を排出するための排出ライン85と、供給ライン84に設けられた第1の弁86と、排出ライン85に設けられた第2の弁87とを備えている。
供給ライン84は、図示しない液体供給源に接続されており、液体(例えば純水)が供給ライン84を通ってタンク82内に供給されるようになっている。タンク82内に保持される液体の量は、供給ライン84および排出ライン85を通じた液体の供給および排出によって調整することができる。より具体的には、第1の弁86を開くと、液体がタンク82に供給され、第1の弁86を閉じると、液体のタンク82への供給が停止される。さらに、第2の弁87を開くことにより、タンク82に貯留されている液体を外部に排出することができる。
タンク82は、鉛直方向に延びるリニアガイド機構90によって上下動自在に支持されている。このリニアガイド機構90は、タンク82の上下移動をガイドする装置である。ウエイト機構81は、タンク82およびその内部に存在する液体の自重により下向きの荷重を発生する。図3に示すように、タンク82は付加的な重りとしてバランス重り82aを有していてもよい。
荷重伝達機構71は、回転自在に構成された滑車72と、この滑車72に掛けられた紐75とを備えている。紐75の例としては、糸、ロープ、ベルト、ワイヤなどが挙げられる。紐75の一端はウエイト機構81のタンク82に接続され、紐75の他端は洗浄機構61に接続されている。紐75は、ウエイト機構81から滑車72を経由して洗浄機構61まで延びている。ウエイト機構81が発生する下向きの荷重は、荷重伝達機構71によって上向きの荷重に変換され、洗浄機構61に伝達される。
次に、図3に示す基板洗浄装置の動作について説明する。モータ56を駆動させて上側ロール洗浄部材46をその中心軸まわりに回転させる。エアシリンダ63へ空気を供給しない状態で、第2の弁87を開いてタンク82から液体を少しずつ排出する。ウエイト機構81が発生する下向きの荷重が所定の値に達した時点で、第2の弁87が閉じられる。タンク82および液体の総自重が洗浄機構61の自重よりも小さくなると、洗浄機構61が下降し、やがて上側ロール洗浄部材46が基板Wに接触する。上側ロール洗浄部材46は基板Wの表面に摺接し、これにより基板Wの表面がスクラブ洗浄される。基板Wの洗浄中には、基板Wの表面には洗浄液が供給される。
ウエイト機構81が発生する下向きの荷重は、洗浄機構61の自重に基づいて予め決定される。例えば、基板Wの洗浄時においてウエイト機構81が発生する下向きの荷重は、洗浄機構61の自重よりもやや小さく設定される。この場合、洗浄機構61の自重の大部分は、荷重伝達機構71から伝達された上向きの荷重によって相殺され、洗浄機構61の残りの自重が基板Wの表面に加えられる。ウエイト機構81が発生する下向きの荷重は、タンク82に溜められた液体の液面レベルから決定することができる。つまり、予め取得された、液面レベルと下向きの荷重との関係から、ウエイト機構81が発生する下向きの荷重をタンク82内の液面レベルから決定することができる。
基板Wの洗浄が終わると、エアシリンダ63に空気が供給され、洗浄機構61の全体がエアシリンダ63によって持ち上げられる。上側ロール洗浄部材46は基板Wの表面から離間し、その後、基板Wへの洗浄液の供給が停止される。
上述した実施形態によれば、ウエイト機構81の自重によって上側ロール洗浄部材46の基板Wに対する荷重がコントロールされるので、上側ロール洗浄部材46は基板Wの洗浄中に安定して低荷重を基板Wの表面に与えることができる。
上側ロール洗浄部材46がロールスポンジまたはロールブラシからなる場合、ドライの状態とウエットの状態では、上側ロール洗浄部材46の重さが異なる。したがって、上側ロール洗浄部材46の状態によってウエイト機構81の自重を変化させてもよい。例えば、ドライ状態の上側ロール洗浄部材46を下降させるときは、上側ロール洗浄部材46が下降を開始するまで液体をタンク82から排出し、洗浄開始後に上側ロール洗浄部材46がウエットの状態となったときは、ウエイト機構81の自重が所定の値となるまで液体をタンク82に供給する。
荷重伝達機構71として、滑車72および紐75の組み合わせに代えて、リンクおよびジョイント(節)からなるリンク機構を用いてもよい。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてもよい。
10 ハウジング
12 ロードポート
14a〜14d 研磨ユニット
16 第1洗浄ユニット(基板洗浄装置)
18 第2洗浄ユニット
20 乾燥ユニット
22 第1基板搬送ロボット
24 基板搬送ユニット
26 第2基板搬送ロボット
28 第3基板搬送ロボット
30 制御部
42 上側ロールホルダ
44 下側ロールホルダ
46 上側ロール洗浄部材
48 下側ロール洗浄部材
50 上側洗浄液供給ノズル
52 下側洗浄液供給ノズル
54 ローラー
56 モータ
57 モータ
61 洗浄機構
63 エアシリンダ(上昇機構)
71 荷重伝達機構
72 滑車
75 紐
81 ウエイト機構
82 タンク
84 供給ライン
85 排出ライン
86 第1の弁
87 第2の弁
90 リニアガイド機構

Claims (5)

  1. 基板の表面に接触するロール洗浄部材および該ロール洗浄部材を回転させる回転機構を含む上下動自在な洗浄機構と、
    可変の下向きの荷重を自身の重さによって発生させるウエイト機構と、
    前記下向きの荷重を上向きの荷重に変換し、該上向きの荷重を前記洗浄機構に伝達する荷重伝達機構とを備え
    前記ウエイト機構は、内部に液体を溜めることができるタンクを有し、該タンクおよび液体の自重により前記下向きの荷重を発生させることを特徴とする基板洗浄装置。
  2. 前記ウエイト機構は、前記タンクに液体を供給するための供給ラインと、前記タンクから液体を排出するための排出ラインとをさらに備えることを特徴とする請求項に記載の基板洗浄装置。
  3. 基板の表面に接触するロール洗浄部材および該ロール洗浄部材を回転させる回転機構を含む上下動自在な洗浄機構と、
    可変の下向きの荷重を自身の重さによって発生させるウエイト機構と、
    前記下向きの荷重を上向きの荷重に変換し、該上向きの荷重を前記洗浄機構に伝達する荷重伝達機構とを備え、
    前記荷重伝達機構は、滑車と、前記ウエイト機構から前記滑車を経由して前記洗浄機構まで延びる紐とを有することを特徴とする基板洗浄装置。
  4. 前記洗浄機構を上昇させる上昇機構をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の基板洗浄装置。
  5. 前記上昇機構は、エアシリンダであることを特徴とする請求項に記載の基板洗浄装置。
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