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JP6193117B2 - 車両空調制御装置 - Google Patents
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JP6193117B2 - 車両空調制御装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、車両空調制御装置に関する。
従来から、鉄道車両運行システムにおいては、複数の鉄道車両を走行させ、任意の鉄道車両の回生ブレーキ時の回生電力を、架線を通して他の鉄道車両で再利用させている。また、近くに他の鉄道車両が力行しておらず、架線に十分な回生負荷がない場合に、回生ブレーキが十分作用せず機械的ブレーキを併用することになり、制動エネルギの一部を熱として放散している。
そこで、回生ブレーキで生じる回生電力を有効に使用するために、鉄道車両に電力貯蔵媒体を搭載し、回生電力を電力貯蔵媒体に蓄積することが考えられる。回生電力を蓄積するための電力貯蔵媒体は、鉄道車両に搭載する必要がある。しかしながら、この回生ブレーキで生じる回生電力を、電力貯蔵媒体に全て蓄積可能にするためには、電力貯蔵媒体を数多く搭載する必要があるため、鉄道車両の重量が増加する。これにより、走行時のエネルギの効率化が低減する。
さらには、回生ブレーキで生じる回生電力による余剰電力を空調装置などの他の機器で利用する技術が提案されている。
特開2009−196404号公報
しかしながら、従来技術においては、電力貯蔵媒体の充電許可電力を超えた場合に、余剰電力を消費させる手法の提案であり、積極的に回生電力を消費する技術ではなく、鉄道車両の消費電力を低減させることを考慮した技術ではない。
実施形態の車両空調制御装置は、取得部と、制御部と、を備える。取得部は、鉄道車両の移動状態を取得する。制御部は、取得部が取得した鉄道車両の移動状態で、鉄道車両が回生ブレーキで減速を行っていると判断される間は減速を行う前よりも強く冷房又は暖房運転を行うとともに、当該減速の後で鉄道車両が停止していると判断される間も冷房又は暖房運転を行い、前記停止の後で前記鉄道車両が力行していると判断される間に、冷房及び暖房運転を停止し、前記鉄道車両内で送風運転を行い、前記鉄道車両が回生ブレーキで減速を行っている時間と前記鉄道車両が惰性で走行を行っている時間との比率が大きくなるに従って、前記鉄道車両が惰性で走行を行っている間の冷房又は暖房運転を弱くする制御を行う
図1は、第1の実施形態の鉄道車両で行われる制御例を示した説明図である。 図2は、第1の実施形態の鉄道車両の電気回路構成例を示した図である。 図3は、第1の実施形態にかかる制御部が鉄道車両の移動状態に応じた制御例を示した図である。 図4は、変形例による制御部による空調制御を示した図である。 図5は、第1の実施形態にかかるマイコン制御器における、空調制御の全体的な処理の手順を示すフローチャートである。 図6は、第2の実施形態にかかるマイコン制御器における、空調制御例を示した図である。 図7は、第2の実施形態にかかる制御部の温度の補正制御を行うための補正係数βの対応テーブルの例を示した図である。 図8は、第2の実施形態にかかる制御部の温度の補正制御を行うための補正係数αの対応テーブルの例を示した図である。 図9は、第2の実施形態にかかるマイコン制御器における、空調制御の全体的な処理の手順を示すフローチャートである。 図10は、第3の実施形態の制御部による2台の圧縮機を制御する条件の例を示した図である。
以下に示す実施形態では、車両空調制御装置が搭載された鉄道車両について説明する。車両空調制御装置が搭載される鉄道車両は、架線から電力が供給されるものであれば、どのようなものであっても良い。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の鉄道車両で行われる制御例を示した説明図である。図1に示されるように、本実施形態では鉄道車両1が惰行から回生ブレーキによる減速を行わせる。その際に、鉄道車両1では、回生ブレーキで生じる回生エネルギを強制冷暖房に用いる。さらには、鉄道車両1は、駅舎ホーム10に停車している場合に、強制冷暖房を継続して行わせる。これにより、鉄道車両1内の鉄道車両空調装置の車内の温度は一層低下又は上昇しているため、鉄道車両1の力行時に、鉄道車両1の冷暖房に用いる電力を抑えることができる。本実施形態では、力行時に全車送風制御を行うことで、消費電力を抑えることとした。
例えば、夏期において、鉄道車両1の減速時に、回生ブレーキで生じた回生エネルギを、強制的に最大出力で冷房制御に利用するとともに、鉄道車両1の停止時も冷房制御を行うことで、車内の温度を低下させる。その後に行われる(鉄道車両1が電力を消費する)力行時に、車内温度は既に低下しているため、全車送風制御で電力の消費を抑止することとした。つまり、回生エネルギが生じる減速時に強制冷房を行うことで、余剰電力の消費と室内温度の低下を行い、電力が必要とされる力行時では、送風制御を行うことで、電力の消費を低減させる。この際に、送風制御のみで温度調整を行わないため、車内温度は上昇するが、減速時と停止時に強制的な空調制御により室内温度を低下させているため、快適な車内気温を維持できる。
つまり、本実施形態では、鉄道車両1の減速時に、回生ブレーキで生じた回生エネルギを強制的に車内の冷暖房制御に用いる代わりに、力行時に送風制御を行うことで、消費電力を抑えることで、消費電力の低減と車内の快適な室内温度維持とを両立できる。
ところで空調など補助電源装置で消費する電力は走行で消費する電力に比べ小さいものの省エネルギの観点では、できるだけ減速区間で発生する回生エネルギを、自車で有効に使うことが望まれている。そこで、この減速区間では、従来の温度センサによる自動運転ではなく、最も消費電力が大きい強制冷暖房運転とする制御を行うことで、有効な過充電対策を実現できる。
図2は、本実施形態の鉄道車両1の電気回路構成例を示した図である。図2に示されるように、鉄道車両1は、圧縮機201A、201B(以下、第1の圧縮機201A、第2の圧縮機201Bとも称す)と、四方弁(VC)202A、202B(以下、第1の四方弁202A、第2の四方弁202Bとも称す)と、室内熱交換器203A、203Bと、室外熱交換器204A、204Bと、室内送風機(EF)205と、室外送風機(CF)206と、補助電源装置207と、空調インバータ208と、室内温度センサ209と、室外温度センサ210と、マイコン制御器211と、補助リレー212と、電力貯蔵媒体214と、インバータ主回路装置215と、主電動機(IM)216と、接触器217と、マスタ・コントローラ220と、TCMS(Train Control and Monitoring System)221と、パンタグラフ222と、フィルタリアクトル223と、を備える。そして、鉄道車両1の電気回路構成においては、レール231が接地点として機能する。
圧縮機201A、201Bは、冷媒(例えばフロン)を圧縮する。四方弁(VC)202A、202Bは、冷房、暖房の冷凍サイクルを切り替える弁とする。
室内熱交換器203A、203Bは、低温になった冷媒をフィンアンドチューブの熱交換器に通して、車内の空気と熱交換を行うための機器とする。
室外熱交換器204A、204Bは、高温になった冷媒をフィンアンドチューブの熱交換器に通して、車外の空気と熱交換を行うための機器とする。
室内送風機(EF)205は、車内の空気を取り込み、室内熱交換器203A、203Bに風としてあてる送風機とする。
室外送風機(CF)206は、車外の空気を取り込み、室外熱交換器204A、204Bに風としてあてる送風機とする。
本実施形態では、圧縮機201A、201Bと、四方弁(VC)202A、202Bと、室内熱交換器203A、203Bと、室外熱交換器204A、204Bと、により温度調整システム250を実現できる。つまり、第1の圧縮機201Aと、第1の四方弁202Aと、第1の室内熱交換器203Aと、第1の室外熱交換器204Aと、を(図示しない)配管で接続し、当該配管に冷媒を流すことで、冷暖房制御を実現できる。同様に、第2の圧縮機201Bと、第2の四方弁202Bと、第2の室内熱交換器203Bと、第2の室外熱交換器204Bと、を(図示しない)配管で接続し、当該配管に冷媒を流すことで、冷暖房制御を実現できる。
このように、本実施形態では、2つの独立した冷凍サイクルからなり、四方弁(VC)202A、202Bの動作により冷房・暖房を切り替え可能とする。また、2つのサイクルをそれぞれ異なる制御(冷房、暖房)を行うことで、除湿運転も可能とする。
補助電源装置207は、空調システム260用の電源装置とする。空調インバータ208は、空調システム260内の圧縮機201A、201Bの回転数を制御する装置とする。
室内温度センサ209は、車内の温度、湿度を検知するセンサとする。室外温度センサ210は、車外の温度、湿度を検知するセンサとする。
補助リレー212は、マイコン制御器211に従って、四方弁(VC)202A、202Bを駆動させるリレーとする。
電力貯蔵媒体214は、電力を蓄積するコンデンサであり、本実施形態ではEDLC(Electric double-layer capacitor、電気二重層コンデンサ)を用いる。なお、電力貯蔵媒体214は、電力を蓄積する媒体であればよく、EDLC以外にもリチウムイオン等の電池や、バッテリを用いることが考えられる。
そして、鉄道車両1で回生ブレーキがかけられた場合に、インバータ主回路装置215から電力貯蔵媒体214への方向に回生電力が発生するために、電力貯蔵媒体214に対する充電が行われる。
主電動機(IM)216は、鉄道車両1を力行させるためのモータとする。インバータ主回路装置215は、主電動機216を駆動させるインバータとする。
接触器217は、空調インバータ208と圧縮機201A、201Bとの間、及び空調インバータ208と室外送風機(CF)206との間を、接続又は切り離す機器とする。
TCMS221は、鉄道車両1の各構成を制御する。例えば、TCMS221は、主電動機216を制御して、回生ブレーキを実現する。
マスタ・コントローラ220は、鉄道車両1の運転台に設置され、鉄道車両1の速度を遠隔制御するコントローラとする。マスタ・コントローラ220により行われた指令は、TCMS221に送信される。なお、本実施形態では、マスタ・コントローラ220により行われた指令を、TCMS221を介して取得する例について説明するが、このような構成に制限するものではなく、マスタ・コントローラ220により行われた指令を、マイコン制御器211が直接取得しても良い。
パンタグラフ222は、架線から鉄道車両1に対して電力を供給する。フィルタリアクトル223は、パンタグラフ222と、インバータ主回路装置215の一端と、を接続する。
パンタグラフ222を介して架線から給電される1500Vの直流電力(DC)は、インバータ主回路装置215又は補助電源装置207に供給される。そして、インバータ主回路装置215を介することで、主電動機216、圧縮機201A、201B等には、三相交流が提供される。
マイコン制御器211は、空調システム260を制御する。マイコン制御器211は、取得部291と、制御部292と、を備え、室内温度センサ209から入力される鉄道車両1内の温度・湿度と、室外温度センサ210から入力される鉄道車両1外の温度・湿度と、TCMS221から入力される鉄道車両1の移動状態と、に従って、設定温度及び運転モードを決定し、空調システム260を制御する。
取得部291は、TCMS221から、鉄道車両1の移動状態を取得する。取得する移動状態には、鉄道車両1が力行しているか否か、鉄道車両1が回生ブレーキにより減速しているか否か、鉄道車両1が惰行しているか否か、及び鉄道車両1が停止しているか否かを示す情報が含まれている。さらに、移動状態には、鉄道車両1と駅舎ホーム10との間の相対的な位置関係を示す情報が含まれている。当該位置関係により、回生ブレーキで減速を行うタイミングを認識できる。
また、取得部291は、マスタ・コントローラ220により行われた様々な指令を、TCMS221を介して取得する。
さらに、取得部291は、室内温度センサ209から入力される鉄道車両1内の温度・湿度と、室外温度センサ210から入力される鉄道車両1外の温度・湿度と、を取得する。
制御部292は、取得部291が取得した鉄道車両1の移動状態で、鉄道車両1が回生ブレーキで減速を行っていると判断される間は減速を行う前よりも強く冷房又は暖房運転(本実施形態では最大周波数で冷房又は暖房運転)を行い、減速の後で鉄道車両1が停止していると判断される間も冷房又は暖房運転を行う。さらに、制御部292は、取得部291が取得した鉄道車両1の移動状態で、停止の後、鉄道車両1が力行していると判断される間に、冷房及び暖房運転を停止し、鉄道車両内で送風運転を行う。
また、取得部291が、マスタ・コントローラ220から、鉄道車両1の位置情報を取得しても良い。そして、制御部292が、鉄道車両1と駅との間の距離関係に基づいて、様々な空調制御を行っても良い。
図3は、本実施形態にかかる制御部292が鉄道車両1の移動状態に応じた制御例を示した図である。図3に示されるように、鉄道車両1は、時間の遷移に応じて惰行区間301、回生ブレーキによる減速区間302、停止区間303、及び力行区間304と変化する。図3に示す例では、240秒以上の惰行が続いた後(惰行区間301)、90km/hから停車までの回生ブレーキによる減速が(約)45秒間行われ(減速区間302)、(約)30秒停止した後(停止区間303)、力行を(約)70秒行うこと(力行区間304)で0km/h→100km/hまで速度を上昇させている。なお、時間と速度は、図3に示す例に限定するものではなく、実際の運用に応じて異なる。なお、図3に示す例は、夏期で空調として冷房制御を行う場合について説明するが、冬期に暖房制御行う場合も同様の制御が行われるものとして、説明を省略する。
図3に示す例では、惰行区間301が終了する15秒前に、マイコン制御器211の制御部292が、圧縮機201A、201Bに対して、現在行われている運転を維持させる圧縮機運転固定制御311を行う。つまり、本実施形態では、惰行区間が終了する前に、現在行われている温調制御のON/OFF状態を保持させることで、回生ブレーキによる減速が開始された時に、冷房又は暖房の強制運転を指示した際に、圧縮機201A、201が指示に応じた運転が可能になるよう、換言すれば圧縮機201A、201が停止して背圧起動が生じることですぐに強制運転ができないことを抑止することとした。
また、制御部292は、鉄道車両1の路線は予め定められているため、回生ブレーキによる減速が行われる地点(タイミング)も予め定められている。TCMS221から送信される鉄道車両1の移動状態にも、回生ブレーキがかけられるタイミングが含まれている。このため、制御部292は、TCMS221から送信される鉄道車両1の移動状態に基づいて、回生ブレーキをかける位置(時刻)を認識し、その15秒前に圧縮機運転固定制御311を行う。このような圧縮機の運転制限をかけることで、スムーズな空調制御の移行と圧縮機の保護が可能となる。なお、回生ブレーキが行われる位置(時間)は、路線で固定されるため、空調制御の切り替えを容易且つ低コストで実現できる。
そして、制御部292は、取得部291が取得した移動状態により、鉄道車両1が回生ブレーキによる減速を開始したことを認識した場合に、鉄道車両1の車内温湿度による空調制御を中断し、圧縮機201A、201Bに対して、強制冷房「強」指令312を行う。さらには、制御部292は、圧縮機201A、201Bが最大周波数で動作するように指令を行う。本実施形態では最大周波数が115Hzの例とする。つまり、回生ブレーキで生じた回生エネルギを、強制冷房で使用する制御を行う。
さらに、制御部292は、取得部291が取得した移動状態により、鉄道車両1が停止したことを認識した場合に、強制冷房「強」指令313を行う。ただし、回生ブレーキによる減速時と比べて騒音値を抑えた周波数(例えば、50Hz)で動作するように指令を行う。
さらに、制御部292は、取得部291が取得した移動状態により、鉄道車両1が発車して一定速度に移るまでの力行が行われることを認識した場合に、圧縮機201A、201Bの運転を停止させて、鉄道車両1の全車両に送風を行う強制送風指令314を行う。つまり、送風制御は最も消費電力の少ないため、力行で消費電力が必要な区間において、空調による消費電力を抑えることができる。
また、本実施形態では、強制冷房「強」指令312、強制冷房「強」指令313、及び強制送風指令314が行われる間は、回生エネルギ優先モード321が設定され、室内温度センサ209に基づいた空調制御は抑止される。そして、惰行が行われている区間では、回生エネルギ優先モードがオフになり、室内温度センサ209に基づいた空調制御、換言すれば温調モードによる制御が行われる。
つまり、本実施形態では、回生エネルギが生じる減速区間302及び停止区間303では、強制的に冷房を行うことで積極的にエネルギを消費し、力行区間304では、送風制御を行うことで、車内の温度を保ちつつ、車両全体の消費電力を低コストで抑え、電力貯蔵媒体214の過充電を緩和できるようにした。
本実施形態は、電力貯蔵媒体214の容量を大きくせずとも、従来は大気中へ熱として放出していたエネルギの一部を、空調装置圧縮機の強制運転による消費に振り向けることができるので、省エネルギ化を実現できる。
本実施形態では、停車中は周波数を抑える例について説明したが、鉄道車両1の車内の温度に応じて周波数を異ならせる制御を行っても良い。図4は、変形例による制御部292による空調制御を示した図である。図4に示されるように、惰行区間では、室内温度センサ209に基づいた空調制御が行われている。このため、惰行区間では、車内の気温に応じて、冷房又は暖房の“弱”指令、冷房又は暖房の“中”指令、冷房又は暖房の“強”指令、冷房及び暖房を使用しない“送風”指令が行われている。
惰行区間で“弱”指令、“中”指令、及び“送風”の場合には、減速区間、停車区間、力行区間で第1の実施形態と同様の制御が行われるが、惰行区間が“強”指令の場合、停車区間においても、最大周波数で“強”指令が行われることとした。つまり、惰行区間で “強”指令が行われている場合、温度を下げる又は上げる必要がある状況と考えられる。そこで、停車区間においても最大周波数で“強”指令で制御を行うこととした。これにより、車内の温度に応じた制御を実現できる。
次に、本実施形態にかかるマイコン制御器211における、空調制御の全体的な処理について説明する。図5は、本実施形態にかかるマイコン制御器211における上述した処理の手順を示すフローチャートである。図5に示される例では、鉄道車両1が惰行しており、すでに室内温度センサ209に基づいた空調制御が行われているものとする。
そして、マイコン制御器211の制御部292は、取得部291が取得した移動状態で、回生が開始される15秒前か否かを判定する(ステップS501)。15秒前でないと判定された場合(ステップS501:No)、室内温度センサ209に基づいた空調制御を継続して行い、再びステップS501を行う。
制御部292が、回生が開始される15秒前と判定した場合(ステップS501:Yes)、圧縮機201A、201Bの運転状態を固定させる(ステップS502)。その後、制御部292は、取得部291が取得した移動状態で、TCMS221で回生指令(回生ブレーキによる減速指令)が行われたか否かを判定する(ステップS502)。回生指令が行われていないと判定された場合(ステップS503:No)、再びステップS502から処理を行う。
一方、制御部292は、TCMS221で回生指令(回生ブレーキによる減速指令)が行われたと判定した場合(ステップS503:Yes)、圧縮機201A、201Bに対して強制的に最大周波数で、冷房又は暖房を行うように運転制御を行う(ステップS504)。これにより回生エネルギの消費が行われる。
その後、制御部292は、取得部291が取得した移動状態で、鉄道車両1が停車したか否かを判定する(ステップS505)。停車していないと判定した場合(ステップS505:No)、再びステップS504の処理が行われる。
一方、制御部292は、鉄道車両1が停車したと判定した場合(ステップS505:Yes)、強制的に固定周波数(例えば50Hz)で冷房又は暖房を行うように運転制御を行う(ステップS506)。
その後、制御部292は、取得部291が取得した移動状態で、TCMS221で力行指令が行われたか否かを判定する(ステップS507)。力行指令がないと判定した場合(ステップS507:No)、ステップS506による固定周波数による運転制御が継続して行われる。
一方、制御部292は、TCMS221で力行指令が行われと判定した場合(ステップS507:Yes)、全車送風運転を行う(ステップS508)。
その後、制御部292は、取得部291が取得した移動状態で、力行終了の指令が行われたか否かを判定する(ステップS509)。力行終了の指令がないと判定した場合(ステップS509:No)、ステップS508による全車送風運転が継続して行われる。
一方、制御部292は、取得部291が取得した移動状態で、力行終了の指令が行われたと判定した場合(ステップS509:Yes)、室内温度センサ209に基づいた空調制御が行われる(ステップS510)。その後、再びステップS501から処理を行う。
本実施形態では、通常の通勤・近郊車両では力行区間は1〜2分の間で、回生ブレーキによる減速区間もほぼ同じ時間で、運行時間の多くは惰行区間である。このため、本実施形態では、上述した制御を行った場合に、車内温度への影響は小さく従来と同程度の快適性を維持できる。さらに、停車中にも強制運転を継続しているので、従来と比べて、ドアが開いていることによる熱負荷流入で変動していた温度の変化幅を小さくできる。さらには、体感上も乗車客は良く冷えた車内へ入り、そのあと送風強で汗を鎮める制御となるため乗客の体感要請に合致させることができる。
さらに、本実施形態では、回生ブレーキが終了して駅で停車した際に、鉄道車両1から発生する騒音は減少するが、それに合わせて圧縮機201A、201Bの制御を最大周波数から、低い周波数に波数(例えば50Hz)に変更することで、駅舎や乗客に対する騒音の影響を抑えることができる。
さらに、本実施形態では、力行時に全車の強制的に送風制御を行うことで、消費電力が抑えることができるので、変電所が負担するピーク電流を抑え、平準化を促進できる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、回生ブレーキが行われる減速区間で強制的に冷房又は暖房を行う例について説明した。このように、減速区間で強制的に冷房又は暖房を行う場合、駅の間隔が短い場合には、強制的に冷房又は暖房が行われる時間が相対的に長くなるため、車内を適切な温度で維持できない可能性がある。そこで、第2の実施形態では、駅間の距離に応じて、空調制御を異ならせる例について説明する。
図6は、本実施形態にかかるマイコン制御器211における、空調制御例を示した図である。図6に示される例では、駅間隔の違いに応じて、惰行区間601、602、603が異なるものとする。本実施形態では、制御部292が、惰行区間の開始時には、温調モードとして、室内温度センサ209に基づいた空調制御が行われる。そして、惰行区間で100秒経過した後に、温度の補正制御を行うこととした。これにより、例えば、惰行区間602の補正区間612よりも、惰行区間603の補正区間613の方が長くなる。
補正区間(例えば補正区間611、612、613)において、制御部292は、鉄道車両1が回生ブレーキで減速を行っている時間(以下、減速時間とも称す)の、鉄道車両1が惰性で走行を行っている時間(以下、惰行時間とも称す)に対する比率が大きくなるに従って、冷房又は暖房運転を弱くする制御を行うこととした。なお、本実施形態では、惰行区間で100秒経過後に温度の補正制御を行う例について説明するが、100秒経過後に限定するものではなく、鉄道車両1が惰性で走行を行っている間に補正が行われれば良い。
図7は、本実施形態にかかる制御部292の温度の補正制御を行うための補正係数βの対応テーブルの例を示した図である。図7に示される例では、鉄道種別例と、比率(t2/t1)と、補正係数βとを対応付けている。図7に示される比率は、惰行時間(t1)に対する、減速時間(t2)の割合を示している。補正係数βは、惰行区間で100秒経過後に、室内温度センサ209に基づいて導出された空調を運転させる周波数に対して乗算する補正係数とする。なお、本実施形態は、温度の補正制御に用いる比率を、惰行時間に対する、減速時間に制限するものではなく、例えば、惰行時間に対する、減速時間及び停止時間の和を用いても良い。
例えば、特急車両等になると惰行区間が長くなるため、比率(t2/t1)が小さく(0.05以下)となる場合に、補正係数βが1.0と大きい値が設定される。一方、地下鉄・新交通では、惰行区間が短くなるため、比率(t2/t1)が大きく(例えば0.5)以上となるので(換言すれば、強制的に空調を行う時間の割合が大きいので)、補正係数βが0と小さい値が設定される。このように、本実施形態では、比率(t2/t1)に応じた補正係数βが設定される。
さらには、本実施形態の制御部292は、空調負荷の状況判断に応じて、空調の補正制御も行う。図8は、本実施形態にかかる制御部292の温度の補正制御を行うための補正係数αの対応テーブルの例を示した図である。図8に示される例では、惰行区間で100秒経過した時点での空調の出力周波数と、補正係数αとが示されている。本実施形態では、図8に示される対応テーブルを参照して、100秒経過した時点での出力周波数に応じて補正係数αが設定される。これにより、空調制御が強く稼働している場合には、継続して高い周波数で稼働し、空調制御があまり稼働していない場合には、より低い周波数で稼働するように制御が行われる。これにより、例えば、鉄道車両1に人が多く乗車しており、強めに空調制御が働いている場合には、継続して強めの空調制御が行われるため、快適性を確保できる。
そして、制御部292は、上述した補正係数α、βに基づいて、惰行区間で100秒経過した後の空調制御を行うための修正運転周波数fを下記の式(1)で導き出す。f0は、室内温度センサ209に基づいて導出された空調を運転させる周波数とする。
f=α×β×f0…(1)
これにより、図6の補正区間611、612、613において補正が行われなかった場合に、周波数621、622、623で空調制御が行われるはずだったが、実際には、式(1)で導出された修正運転周波数631、632、633による運転が行われることになる。これにより、補正が行われなかった場合の鉄道車両1の温度遷移641が、鉄道車両1の温度遷移642に補正される。なお、Tsは、空調制御のための基準となる温度とする。
次に、本実施形態にかかるマイコン制御器211における、空調制御の全体的な処理について説明する。図9は、本実施形態にかかるマイコン制御器211における上述した処理の手順を示すフローチャートである。図9に示される例では、鉄道車両1が惰行しており、すでに室内温度センサ209に基づいた空調制御が行われているものとする。なお、惰行回数nの初期値は‘1’とする。
そして、マイコン制御器211の制御部292は、惰行開始から100秒後に、今回の惰行回数nが‘4’回目より大きいか否かを判定する(ステップS901)。惰行回数nが‘4’回目以下と判定した場合(ステップS901:No)、制御部292は、補正係数αに‘1’を代入し、補正係数βにも‘1’を代入する(ステップS902)。
一方、制御部292は、今回の惰行回数nが‘4’回目より大きいと判定した場合(ステップS901:Yes)、過去4回の惰行時間の平均値t1を算出する(ステップS903)。次に、制御部292は、過去4回の回生ブレーキによる減速時間の平均値t2を算出する(ステップS904)。そして、制御部292は、比率(t2/t1)と、図7に示したテーブルから補正係数βを算出する(ステップS905)。
そして、制御部292は、過去4回の惰行で100秒経過後に、室内温度センサ209に基づいて導出された周波数の平均値に基づいて、補正係数αを算出する(ステップS906)。
さらに、制御部292は、惰行開始から100秒後の周波数f0を算出する(ステップS907)。そして、制御部292は、修正運転周波数f=α×β×f0を算出する(ステップS908)。
そして、制御部292は、修正運転周波数fに従って、運転指令を行う(ステップS909)。その後、制御部292は、取得部291が取得した移動状態で、回生が開始される15秒前か否かを判定する(ステップS910)。15秒前でないと判定された場合(ステップS910:No)、ステップS909による運転指令を継続する。
制御部292が、回生が開始される15秒前と判定した場合(ステップS910:Yes)、圧縮機201A、201Bの運転状態を固定させる(ステップS911)。その後、図5のステップS503〜510と同様の処理手順で空調制御が行われる(ステップS912〜S919)。その後、制御部292は、惰行回数nに1増加させた後(ステップS920)、再びステップS901から処理を行う。
上述した処理手順により、第1の実施形態の効果に加えて、惰行時間の長さに応じた空調制御が可能となる。
つまり、第1の実施形態の処理では、惰行が240秒以上の郊外の近郊電車では効果的な制御が行われるが、地下鉄のような、駅間距離が極めて短い上に、駅に空調制御冷房が完備している状況では、空調制御による効果が強すぎることも考えられる。そこで、第2の実施形態のように、回生ブレーキによる減速時間と停車時間との和t2と惰行時間t1の比率による補正係数βと、力行終了後約100秒後の空調負荷に基づいた補正係数αと、を用いた空調制御を行うことで、惰行運転後半の温調運転を意識的に車内温度が設定値よりも負荷優勢側へ外れるようにし、定期的に繰り返される強制空調制御(例えば、暖房、又は冷房)が基準温度Tsに応じた空調制御における外乱とならないようにすることができる。なお、図9で示す処理手順では、空調負荷の大きさや路線の特徴(駅間が短いか否かを)を把握するために、惰行回数4回分の平均をとる例について説明したが、4回に制限するものではなく5回以上でも良いし、3回以下でも良い。また、1回分でも良い。
本実施形態は、回生ブレーキによる減速時に行われる強制的な空調の運転が外乱として影響することを緩和するため、室内温度センサ209に基づいて導出された周波数に対して、上述した補正係数α、βで一定のバイアスをかけることとした。これにより、総合的回生エネルギを空調負荷として使用すると共に、適切な空調制御を実現できる。
本実施形態では、回生を行う区間の比率が大きい地下鉄の空調などでも車内温度への影響を抑止できる。
さらに、本実施形態では、力行終了後のある時点で空調制御の大きさを周波数に基づいて判断し、惰行運転の後半に強制空調の悪影響が出ないよう補正を行うことで、冷え過ぎや暖め過ぎを抑止できる。
さらに、本実施形態は、補正を行う際にパラメータとして時間(例えば、惰行時間、停車時間、減速時間)及び(室内温度センサ209に基づいて導出される)周波数のみ用いて、離散的に処理できるため、簡単且つ低コストに補正処理を実現できる。
さらに、本実施形態は、取得部291が取得する鉄道車両1の移動状態や、鉄道車両1の位置、さらにはマスタ・コントローラ220による運転指令に基づいて、空調制御に補正をかけるため、車両形態や路線(駅間距離)の違いにかかわらず快適で省エネルギな空調運転を実現できる。
(第3の実施形態)
第2の実施形態では、空調制御の補正により、駅間の距離に応じて強制運転の影響を弱めることができる制御を実現した。しかしながら、強制的な空調制御として、暖房又は冷房を行うことで、例えば端境期や乗客数が少ない時に「寒すぎる」とか「暑すぎる」といった問題が生じる可能性がある。そこで、第3の実施形態では、鉄道車両1の車内温度と湿度に基づいて、強制的な空調制御を調整する例について説明する。なお、本実施形態では、鉄道車両1に複数の圧縮機201A、201Bが搭載されている必要がある。
本実施形態の取得部291は、第1の実施形態で行う処理の他に、鉄道車両1内の気温と、車外の湿度とを取得する。
制御部292は、鉄道車両1内の気温と基準温度Tsとの差が予め定められた閾値より大きい場合に、複数の圧縮機201A、201Bを共に冷房又は暖房運転を行うよう制御し、閾値以内の場合に、複数の圧縮機201A、201Bのうちいずれか一方を冷房運転し、他方を暖房運転するよう制御を行う。さらに、制御部292は、車外の湿度を考慮して、圧縮機201A、201Bの制御を行う。
本実施形態の制御部292は、予め定められた条件に基づいて、複数の圧縮機201A、201Bを制御する。図10は、本実施形態の制御部292による圧縮機201A、201Bを制御する条件の例を示した図である。図10は、夏期(4月から9月)の場合の条件例であり、季節に応じて異なる条件が設定される。
図10に示されるように、車外の湿度と、惰行を開始してから100秒後の車内温度Tと基準温度Tsとの差と、の組み合わせに基づいて、圧縮機201A、201Bに対する指令を決定する。
図10に示されるように、惰行が開始してから100秒後に、現在の鉄道車両1の車内温度Tから基準温度Tsを引いた値が5℃以上で湿度が85%以下の場合に、2つの圧縮機201A、201Bで強制冷房運転(例えば、第1の圧縮機201A:冷115Hz、第2の圧縮機201B:冷115Hz)を行い、それ以外の場合には、2つの圧縮機201A、201Bのうち1つを冷房制御し、もう1つを暖房モードとした「除湿」の強制運転を行うことで、車内温度への影響が少なく、またドアが開いたり乗降客の移動で一時的に高まる湿度を抑止できる。
本実施形態では、強制的に温度を低下や上昇させたくない場合に、除湿を行うこととした。除湿でも2台の圧縮機201A、201Bは強で運転(例えば、第1の圧縮機201A:冷115Hz、第2の圧縮機201B:暖115Hz)させるため、季節に拘わらず、回生ブレーキによる減速区間で、全車両消費電力の大きい運転ができる。これにより、電力貯蔵媒体214の過充電の問題を緩和できる。
さらには、図10に示されるように、2つの圧縮機201A、201Bのうち1つを冷房制御し、もう1つを暖房モードとして「除湿」を行う際に、周波数を異ならせることで、冷え気味強(例えば、第1の圧縮機201A:冷115Hz、第2の圧縮機201B:暖90Hz)にしたり、暖気味強(例えば、第1の圧縮機201A:冷90Hz、第2の圧縮機201B:暖1150Hz)にしたりすることができる。
本実施形態によれば、強制運転を行う区間で、車内温度・車外湿度により除湿としたので、室内温度をあまり変化させたくない場合に、強制空調を行ったとしても、車内温度への影響を抑止できる。さらに、ドアを開いたり、乗降客の移動で一時的に湿度が高まる傾向があるが、当該湿度の上昇を抑えることができる。
さらに、除湿制御は、温度変化は少ないものの、強運転で消費電力が大きいため、回生エネルギを有効に利用できるため、季節を問わずに、回生ブレーキによる減速区間で消費電力の大きくすることができる。これにより、電力貯蔵器の過充電を抑止できる。
上述した実施形態によれば、蓄電量を大きくすることで鉄道車両1の重量を増加させるのではなく、上述した制御を行うことで、通常の除湿機能付き空調装置をそのまま使い、電力貯蔵媒体214の過充電を抑止しつつ、車内の温湿度環境を快適に維持し、且つ省エネルギに大きく寄与することが可能となる。
上述した実施形態では、鉄道車両1の移動状態に従って、空調制御を行うことで、鉄道車両1の走行に使用するエネルギの時間的変動と無関係だった空調の消費電力を、移動状態に従って調整可能としたことで、鉄道車両1のピーク消費電力を抑えることを可能とした。これにより、変電所設備の小型化を図ることが可能となるとともに、社会全体の要請である消費電力の平滑化に貢献できる。
さらに、上述した実施形態では、大掛かりな電力貯蔵装置を追加せずとも、現在使用されている空調制御装置のソフトウェアを更新するだけで、電力貯蔵器の過充電の問題を緩和できる。これにより、低コストで消費電力の低減を実現できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…鉄道車両、10…駅舎ホーム、201A、201B…圧縮機、202A,202B…四方弁、203A,203B…室内熱交換器、204A,204B…室外熱交換器、205…室内送風機、206…室外送風機、207…補助電源装置、208…空調インバータ、209…室内温度センサ、210…室外温度センサ、211…マイコン制御器、212…補助リレー、214…電力貯蔵媒体、215…インバータ主回路装置、216…主電動機、217…接触器、220…マスタ・コントローラ、221…TCMS、222…パンタグラフ、223…フィルタリアクトル、231…レール、291…取得部、292…制御部。

Claims (4)

  1. 鉄道車両の移動状態を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記鉄道車両の移動状態で、前記鉄道車両が回生ブレーキで減速を行っていると判断される間は減速を行う前よりも強く冷房又は暖房運転を行うとともに、当該減速の後で前記鉄道車両が停止していると判断される間も冷房又は暖房運転を行い、前記停止の後で前記鉄道車両が力行していると判断される間に、冷房及び暖房運転を停止し、前記鉄道車両内で送風運転を行い、前記鉄道車両が回生ブレーキで減速を行っている時間と前記鉄道車両が惰性で走行を行っている時間との比率が大きくなるに従って、前記鉄道車両が惰性で走行を行っている間の冷房又は暖房運転を弱くする制御を行う制御部と、
    を備える車両空調制御装置。
  2. 前記制御部は、前記鉄道車両が前記停止していると判断される間について、前記鉄道車両が回生ブレーキで減速を行っていると判断される間と比べて運転周波数を抑えて冷房又は暖房運転を行う、
    請求項1に記載の車両空調制御装置。
  3. 前記制御部は、前記鉄道車両が回生ブレーキで減速を開始する、所定の時間前から減速を開始する時間まで、冷房又は暖房運転を行う圧縮機の運転を固定するよう制御する、
    請求項1又は2に記載の車両空調制御装置。
  4. 前記取得部は、さらに前記鉄道車両内の気温を取得し、
    前記鉄道車両に複数の圧縮機を備えている場合に、前記制御部は、前記鉄道車両内の前記気温と所定の温度との差が予め定められた閾値より大きい場合に、前記複数の圧縮機を共に冷房又は暖房運転を行うよう制御し、前記閾値以内の場合に、前記複数の圧縮機のうちいずれか一方を冷房運転し、他方を暖房運転するよう制御を行う、
    請求項1乃至のいずれか1つに記載の車両空調制御装置。
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