以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
実施形態1.
図14は、本発明の実施形態1に係る差動シリアル伝送システム10−1及びその周辺装置の構成を示すブロック図である。図14において、メモリコントローラ5は差動シリアル伝送システム10−1を介してメモリ6に接続される。ここで、メモリ6は例えばDRAMなどのチップ6a,6bを備えて構成される。差動シリアル伝送システム10−1は、例えば高速シリアルデータ通信の方式を用いる差動シリアル伝送線路3,4を介して互いに接続された差動シリアル伝送装置1−1,2−1を備えて構成される。また、メモリコントローラ5はデータバス7a、アドレスバス7b及び制御信号バス7cを介して差動シリアル伝送装置1−1に接続される。さらに、差動シリアル伝送装置2−1はデータバス8a、アドレスバス8b及び制御信号バス8cを介してメモリ6に接続される。上記高速シリアルデータ通信の方式は、PCI(Peripheral Component Interconnection) Express、USB3.0(Universal Serial data Bus Version 3.0)等の規格に準拠した通信方式である。
図1は、図14の差動シリアル伝送システム10−1の構成を示すブロック図である。図1において、差動シリアル伝送装置1−1は、パラレスバスインタフェース回路11と、パラレルシリアル変換回路12Aと、シリアルパラレル変換回路12Bと、エラー訂正回路13と、送信差動ドライバ14と、受信差動レシーバ15とを備えて構成される。差動シリアル伝送装置2−1は、パラレスバスインタフェース回路33と、パラレルシリアル変換回路31Aと、シリアルパラレル変換回路31Bと、エラー訂正回路32と、送信差動ドライバ35と、受信差動レシーバ34とを備えて構成される。
図1において、メモリコントローラ5からのデータバス7a、アドレスバス7b及び制御信号バス7cはパラレルバスインタフェース回路11に接続される。ここで、制御信号バス7cは、図14のチップ6a,6bにそれぞれ対応するチップセレクト信号CS0_N,CS1_N、ライトイネーブル信号WE_N、及びリードイネーブル信号RE_Nからなる制御信号を伝送する。
図1の差動シリアル伝送装置1−1において、パラレルバスインタフェース回路11は、メモリコントローラ5からデータバス7a、アドレスバス7b及び制御信号バス7cを介して入力されるデータDATA、アドレスADDR(アドレスデータ)及び制御信号をパラレルインタフェース信号(パラレル信号)に合成する。パラレルバスインタフェース回路11は、合成されたパラレルインタフェース信号をパラレルシリアル変換回路12Aに出力する。また、パラレルバスインタフェース回路11は、エラー訂正回路13からのパラレルインタフェース信号に含まれるデータDATAを、データバス7aを介してメモリコントローラ5に出力する。パラレルシリアル変換回路12Aは、パラレルバスインタフェース回路11からのパラレルインタフェース信号をシリアル信号にパラレルシリアル変換して、シングルエンド方式で送信差動ドライバ14に出力する。送信差動ドライバ14は、入力されるシリアル信号を差動シリアル信号に変換して、差動シリアル伝送線路3を介して差動シリアル伝送装置2−1の受信差動レシーバ34に送信する。
受信差動レシーバ15は、差動シリアル伝送装置2−1から差動シリアル伝送線路4を介して送信される差動シリアル信号を受信してシングルエンド方式のシリアル信号に変換した後、シリアルパラレル変換回路12Bに出力する。シリアルパラレル変換回路12Bは、受信差動レシーバ15からのシリアル信号をパラレルインタフェース信号にシリアルパラレル変換して、エラー訂正回路13に出力する。エラー訂正回路13は、入力されるパラレルインタフェース信号に対してエラー訂正処理を実行して、エラー訂正されたパラレルインタフェース信号をパラレルバスインタフェース回路11に出力する。上記エラー訂正処理については、図15A,15B及び15Cを参照して詳細後述する。
図1において、パラレルバスインタフェース回路33からのデータバス8a、アドレスバス8b及び制御信号バス8cはメモリ6に接続される。ここで、制御信号バス8cは、チップセレクト信号CS0_N,CS1_N、ライトイネーブル信号WE_N、及びリードイネーブル信号RE_Nからなる制御信号を伝送する。
図1の差動シリアル伝送装置2−1において、受信差動レシーバ34は、差動シリアル伝送装置1−1から差動シリアル伝送線路3を介して送信される差動シリアル信号を受信する。受信差動レシーバ34は、受信した差動シリアル信号をシングルエンド方式のシリアル信号に変換してシリアルパラレル変換回路31Bに出力する。シリアルパラレル変換回路31Bは、受信差動レシーバ34からのシリアル信号をパラレルインタフェース信号にシリアルパラレル変換して、エラー訂正回路32に出力する。エラー訂正回路32は、入力されるパラレルインタフェース信号に対してエラー訂正処理を実行して、エラー訂正されたパラレルインタフェース信号をパラレルバスインタフェース回路33に出力する。上記エラー訂正処理については、図15A,15B及び15Cを参照して詳細後述する。パラレルバスインタフェース回路33は、入力されるパラレルインタフェース信号に対して所定の信号変換を行って、データDATA、アドレスADDR及び制御信号に分離する。また、パラレルバスインタフェース回路33は、分離されたデータDATA、アドレスADDR及び制御信号を、それぞれ、データバス8a、アドレスバス8b及び制御信号バス8cを介してメモリ6に出力する。また、パラレルバスインタフェース回路33は、メモリ6からデータバス8aを介して入力されるデータDATAを、パラレルインタフェース信号としてパラレルシリアル変換回路31Aに出力する。パラレルシリアル変換回路31Aは、パラレルバスインタフェース回路33からのパラレルインタフェース信号をシリアル信号にパラレルシリアル変換して、シングルエンド方式で送信差動ドライバ35に出力する。送信差動ドライバ35は、入力されるシリアル信号を差動シリアル信号に変換して、差動シリアル伝送線路4を介して差動シリアル伝送装置1−1の受信差動レシーバ15に送信する。
以上のように構成された差動シリアル伝送システム10−1の動作について、以下説明する。差動シリアル伝送装置1−1は、パラレルバスインタフェース回路11がデータバス7a、アドレスバス7b及び制御信号バス7cからの信号を受信可能に動作する動作モードであるマスターモードに設定されている。差動シリアル伝送装置2−1は、パラレルバスインタフェース回路33が、データバス8a、アドレスバス8b及び制御信号バス8cを介して信号をメモリ6に出力可能に動作する動作モードであるスレーブモードで動作するように設定されている。
図15Aは、図1の差動シリアル伝送装置1−1の動作を示すタイミングチャートである。図15Aにおいて、メモリコントローラ5から出力されるチップセレクト信号CS0_Nは、サンプリングクロックに対して例えば6サイクルの規定のアサートサイクル数の時間期間だけアサートするようにホールドされる。また、メモリコントローラ5から出力されるアドレスADDRは、例えば8サイクルである規定のホールドサイクル数の時間期間だけ一定のアドレス値を示すようにホールドされる。パラレルシリアル変換回路12Aは、図15Aのチップセレクト信号CS0_N及びアドレスADDRを含むパラレルインタフェース信号をシリアル信号にパラレルシリアル変換する。具体的には、パラレルシリアル変換回路12Aは、パラレルインタフェース信号を、例えば内部サンプリングクロックである図15Aのサンプリングクロックに同期してサンプリングしてサンプリングパラレルデータを発生する。そして、パラレルシリアル変換回路12Aは、当該サンプリングパラレルデータをシリアル信号に変換する。送信差動ドライバ14は、パラレルシリアル変換されたシリアル信号を送信シリアル信号に変換して、差動シリアル伝送線路3を介して差動シリアル伝送装置2−1の受信差動レシーバ34に出力する。ここで、差動シリアル伝送線路3を介して受信された受信シリアル信号は、図15Aに示すように、差動シリアル伝送線路3において発生したエラーを含む場合がある。
図15Bは、図1の差動シリアル伝送装置2−1が図15Aの受信シリアル信号を受信したときの、差動シリアル伝送装置2−1の動作を示すタイミングチャートである。図15Bにおいて、図1のシリアルパラレル変換回路31Bは、例えば内部サンプリングクロックである図15Bのサンプリングロックに同期して、受信差動レシーバ34からのシリアル信号をサンプリングする。図15Bに示すように、サンプリングによって発生されたサンプリングパラレルデータはエラーを含む場合がある。また、図15Bにおいて、シリアルパラレル変換回路31Bによるシリアルパラレル変換後のパラレルインタフェース信号に含まれるアドレスADDR及び制御信号におけるチップセレクト信号CS0_Nが示されている。図15Bのチップセレクト信号CS0_Nは、アサートするようにホールドされるべき6サイクルの時間期間内において1サイクルだけ変化してネゲートするようにエラーを含む。また、図15BのアドレスADDRは、アクセス期間において一定のアドレス値を示すようにホールドされるべき8サイクルの時間期間内において1サイクルだけ変化して、上記ホールドされるべきアドレス値とは異なるアドレス値を示すようにエラーを含む。
図15Cは、図1のエラー訂正回路32の動作を示すタイミングチャートである。図15Cにおいて、エラー訂正回路32は、チップセレクト信号CS0_Nに対して、その値が規定のアサートサイクル数の時間期間だけ変化しないように、チップセレクト信号CS0_Nの値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。次いで、エラー訂正回路32は、エラー訂正されたチップセレクト信号CS0_Nをパラレルバスインタフェース回路33に出力する。具体的には、例えば、エラー訂正回路32は、チップセレクト信号CS0_Nがアサートされる時間期間のサイクル数を計数する。ここで、計数されたサイクル数が規定のアサートサイクル数である6サイクル未満であるときにチップセレクト信号CS0_Nが変化してネゲートされる場合がある。この場合、エラー訂正回路32は、変化が生じたサイクルにおいて、チップセレクト信号CS0_Nをアサートすることによって、変化が生じる前のサイクルの値に訂正する。この結果、チップセレクト信号CS0_Nの値の変化は除去され、エラー訂正後のチップセレクト信号CS0_Nは、図15Aの送信されるチップセレクト信号CS0_Nと同一の信号となる。なお、エラー訂正回路32は、チップセレクト信号CS0_Nに対するエラー訂正処理と同様に、チップセレクト信号CS1_Nに対するエラー訂正処理を実行する。
また、図15Cにおいて、エラー訂正回路32は、アドレスADDRに対して、そのアドレス値が規定のホールドサイクル数の時間期間だけ変化しないように、アドレス値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。次いで、エラー訂正回路32は、エラー訂正されたアドレスADDRをパラレルバスインタフェース回路33に出力する。具体的には、例えば、エラー訂正回路32は、アドレスADDRが一定のアドレス値を示す時間期間のサイクル数を計数する。ここで、計数されたサイクル数が規定のホールドサイクル数である8サイクル未満であるときにアドレス値が変化する場合がある。この場合、図15Cに示すように、エラー訂正回路32は、変化が生じたサイクルにおいて、変化が生じる前のサイクルのアドレス値を示すようにアドレスADDRを訂正する。この結果、アドレスADDRの値の変化は除去されて、エラー訂正後のアドレスADDRは、図15Aの送信されるアドレスADDRと同一の信号となる。このように、エラー訂正回路32は、パラレルインタフェース信号の各信号に対して、その値が一定に保たれるべきサイクル数(以下、規定のサイクル数という。)の時間期間だけ変化しないように、当該各信号の値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。次いで、エラー訂正回路32は、エラー訂正されたパラレルインタフェース信号をパラレルバスインタフェース回路33に出力する。ここで、規定のサイクル数は、例えばチップセレクト信号CS0_N,CS1_Nの規定のアサートサイクル数及びアドレスADDRの規定のホールドサイクル数等を含む。
上述したように、差動シリアル伝送システム10−1、メモリコントローラ5及びメモリ6は以下のように動作する。例えば書き込み処理を実行するとき、メモリコントローラ5は、ライトイネーブル信号WE_Nをアサートし、チップセレクト信号CS0_Nをアサートし、アドレスADDR及びデータDATAをパラレルバスインタフェース回路11に出力する。このとき、エラー訂正回路32は、シリアルパラレル変換回路31Bからのパラレルインタフェース信号に含まれるチップセレクト信号CS0_N及びアドレスADDRに対して上述のエラー訂正処理を実行する。メモリ6は、エラー訂正後のチップセレクト信号CS0_Nに対応するチップ6aを書き込み可能な動作状態にして、エラー訂正後のアドレスADDRに、入力されたデータDATAを格納する。
また、例えば読み出し処理を実行するとき、メモリコントローラ5は、リードイネーブル信号RE_Nをアサートし、チップセレクト信号CS1_Nをアサートし、アドレスADDRをパラレルバスインタフェース回路11に出力する。このとき、エラー訂正回路32は、上述したように、シリアルパラレル変換回路31Bからのパラレルインタフェース信号に含まれるチップセレクト信号CS1_N及びアドレスADDRに対してエラー訂正処理を実行する。メモリ6は、エラー訂正後のチップセレクト信号CS1_Nに対応するチップ6bを読み出し可能な動作状態にして、エラー訂正後のアドレスADDRのデータDATAを読み出してデータバス8aを介してパラレルバスインタフェース回路33に出力する。
図1の差動シリアル伝送装置1−1におけるエラー訂正回路13は、データDATAに対して、その値が一定に保たれるべきデータDATAの規定のサイクル数の時間期間だけ変化しないように、データDATAの値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。次いで、エラー訂正回路13は、エラー訂正されたデータDATAをパラレルバスインタフェース回路11に出力する。なお、メモリ6はデータDATAのみをデータバス8aを介してパラレルバスインタフェース回路33に出力することによって、エラー訂正回路13に入力されるパラレルインタフェース信号はデータDATAのみを含む。
以上のように構成された本発明の本実施形態1に係る差動シリアル伝送装置1−1,2−1によれば、差動シリアル伝送装置1−1,2−1は、パラレルインタフェース信号に対してエラー訂正処理を実行するエラー訂正回路13,32を備える。ここで、エラー訂正回路13,32は、パラレルインタフェース信号に対して、パラレルインタフェース信号の値が所定の時間期間だけ変化しないように、その値の変化を除去するエラー訂正処理を実行してエラー訂正されたパラレルインタフェース信号を出力する。
上記構成によれば、エラー訂正回路32は、シリアルパラレル変換後のパラレルインタフェース信号の各信号に対して、その値が規定の時間期間だけ変化しないように当該各信号の値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。よって、エラー訂正回路32は、エラー訂正符号及び巡回冗長検査符号のいずれも用いることなく、チップセレクト信号CS0_N,CS1_N及びアドレスADDR等を含むパラレルインタフェース信号の各信号に対してエラー訂正処理を実行できる。また、エラー訂正回路13は、エラー訂正符号及び巡回冗長検査符号のいずれも用いることなくデータDATAをエラー訂正できる。
また、エラー訂正回路32によって実行されるエラー訂正処理はエラー訂正符号又は巡回冗長検査符号を用いた処理よりも簡単な処理であるため、従来技術と比較すると、信号の転送効率を改善でき、また、レイテンシを小さくすることができる。また、エラー訂正回路13は、エラー訂正回路32と同様の作用効果を有する。
さらに、上記構成によれば、エラー訂正符号又は巡回冗長検査符号を送信シリアル信号に付加するための付加回路を差動シリアル伝送装置1−1,2−1にさらに設ける必要がない。このため、差動シリアル伝送装置1−1,2−1におけるエラー訂正のための回路規模の増加を、簡単な構成を有する受信側のエラー訂正回路13,32の増加のみに抑えることができる。
以上の実施形態1においては、エラー訂正回路32は、チップセレクト信号CS0_N,CS1_N及びアドレスADDRに対してエラー訂正処理を実行する。しかしながら、本発明はこれに限らず、エラー訂正回路32は、ライトイネーブル信号WE_N、リードイネーブル信号RE_Nを含む制御信号、及びデータDATA等を含むパラレルインタフェース信号の各信号に対してエラー訂正処理を実行してもよい。
以上の実施形態1においては、エラー訂正回路13,32は、入力される各信号に対して、その値が規定のサイクル数の時間期間だけ変化しないようにエラー訂正処理を実行する。しかしながら、本発明はこれに限らず、エラー訂正回路13,32は、入力される各信号に対して、その値が規定の時間期間だけ変化しないようにエラー訂正処理を実行してもよい。
実施形態2.
図2は、本発明の実施形態2に係る差動シリアル伝送システム10−2の構成を示すブロック図である。図2において、差動シリアル伝送システム10−2は差動シリアル伝送装置1−2,2−2を備えて構成される。差動シリアル伝送システム10−2は、図1の差動シリアル伝送システム10−1に比較して、以下の点が異なる。
(1)差動シリアル伝送装置1−2は、差動シリアル伝送装置1−1に比較して、アクセス設定レジスタ13Aをさらに備え、また、エラー訂正回路13に代えてエラー訂正回路13aを備えたこと。
(2)差動シリアル伝送装置2−2は、差動シリアル伝送装置2−1に比較して、アクセス設定レジスタ32Aをさらに備え、また、エラー訂正回路32に代えてエラー訂正回路32aを備えたこと。
以下、相違点について説明する。
図2の差動シリアル伝送装置2−2において、アクセス設定レジスタ32Aは、エラー訂正処理に用いられる実施形態1の規定のサイクル数のデータを、設定及び変更可能に保持して、保持している規定のサイクル数のデータをエラー訂正回路32aに出力する。ここで、規定のサイクル数は、チップセレクト信号CS0_N,CS1_Nの規定のアサートサイクル数、アドレスADDRの規定のホールドサイクル数等を含む。図2のエラー訂正回路32aは、アクセス設定レジスタ32Aから規定のサイクル数を受信してエラー訂正処理に用いる。エラー訂正回路32aは、シリアルパラレル変換されたパラレルインタフェース信号の各信号に対して、その値が規定のサイクル数の時間期間だけ変化しないように、当該各信号の値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。次いで、エラー訂正回路32aは、エラー訂正されたパラレルインタフェース信号をパラレルバスインタフェース回路33に出力する。
図2の差動シリアル伝送装置1−2において、アクセス設定レジスタ13Aは、エラー訂正処理に用いられる実施形態1のデータDATAの規定のサイクル数のデータを、設定及び変更可能に保持する。また、アクセス設定レジスタ13Aは、保持しているデータDATAの規定のサイクル数のデータをエラー訂正回路13aに出力する。図2のエラー訂正回路13aは、アクセス設定レジスタ13AからデータDATAの規定のサイクル数を受信してエラー訂正処理に用いる。エラー訂正回路13aは、シリアルパラレル変換されたパラレルインタフェース信号のデータDATAに対して、その値が規定のサイクル数の時間期間だけ変化しないように、データDATAの値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。次いで、エラー訂正回路13aは、エラー訂正されたデータDATAをパラレルバスインタフェース回路11に出力する。
以上のように構成された本発明の実施形態2に係る差動シリアル伝送システム10−2によれば、所定の時間期間を保持してエラー訂正回路13a,32aに出力するアクセス設定レジスタ13A,32Aをさらに備える。
上記構成によれば、上記実施形態1と同様の作用効果を有する。また、アクセス設定レジスタ13A,32Aに保持される規定のサイクル数を、レジスタ設定によって、例えば差動シリアル伝送システム10−2又はその使用環境等に応じて例えばユーザにより任意に変更できる。
また、エラー訂正回路13a,32aはアクセス設定レジスタ13A,32Aに設定されたアクセスタイミングである規定のサイクル数を用いてエラー訂正処理を実行するため、従来技術と比較するとレイテンシを小さくすることができる。
実施形態3.
図3は、本発明の実施形態3に係る差動シリアル伝送システム10−3の構成を示すブロック図である。図3において、差動シリアル伝送システム10−3は差動シリアル伝送装置1−3,2−3を備えて構成される。差動シリアル伝送システム10−3は、図1の差動シリアル伝送システム10−1に比較して、以下の点が異なる。
(1)差動シリアル伝送装置1−3は、差動シリアル伝送装置1−1に比較して、アクセス情報履歴蓄積部16をさらに備え、また、エラー訂正回路13に代えて図2のエラー訂正回路13aを備えたこと。
(2)差動シリアル伝送装置2−3は、差動シリアル伝送装置2−1に比較して、アクセス情報履歴蓄積部36をさらに備え、また、エラー訂正回路32に代えて図2のエラー訂正回路32aを備えたこと。
以下、相違点について説明する。
図3の差動シリアル伝送装置2−3において、パラレルバスインタフェース回路33は、受信したパラレルインタフェース信号をデータDATA、アドレスADDR及び制御信号に分離してメモリ6に出力する。このとき、パラレルバスインタフェース回路33は、パラレルインタフェース信号に含まれるチップセレクト信号CS0_N,CS1_N及びアドレスADDR等の各信号が一定の値を示す時間期間のサイクル数を計数する。次いで、パラレルバスインタフェース回路33は、各信号毎に計数されたサイクル数をアクセス情報としてアクセス情報履歴蓄積部36に出力する。アクセス情報履歴蓄積部36は、入力される各信号毎に計数されたサイクル数を受信し、逐次入力される各サイクル数の中で各信号毎の最大サイクル数をアクセス情報履歴として蓄積するため、以下の動作を行う。すなわち、アクセス情報履歴蓄積部36は、各信号毎に、入力されるサイクル数を、保持している最大サイクル数と比較し、入力されるサイクル数が、保持している最大サイクル数よりも大きいとき、入力されるサイクル数を最大サイクル数として更新する。一方、アクセス情報履歴蓄積部36は、各信号毎に、入力されるサイクル数が、保持している最大サイクル数以下であるとき、更新を行わない。アクセス情報履歴蓄積部36は、保持している各信号毎の最大サイクル数をエラー訂正回路32aに出力する。最大サイクル数は、例えば、チップセレクト信号CS0_N,CS1_Nの最大サイクル数である最大アサートサイクル数、アドレスADDRの最大サイクル数である最大ホールドサイクル数等を含む。
エラー訂正回路32aは、アクセス情報履歴蓄積部36から受信したアクセス情報履歴に含まれる最大サイクル数を規定のサイクル数として用いてエラー訂正処理を以下のように実行する。すなわち、エラー訂正回路32aは、受信したパラレルインタフェース信号の各信号に対して、その値がアクセス情報履歴蓄積部36から受信した規定のサイクル数の時間期間だけ変化しないように、当該各信号の値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。次いで、エラー訂正回路32aは、エラー訂正されたパラレルインタフェース信号をパラレルバスインタフェース回路33に出力する。
図3の差動シリアル伝送装置1−3において、パラレルバスインタフェース回路11は、受信したパラレルインタフェース信号に含まれるデータDATAをメモリコントローラ5に出力する。このとき、パラレルバスインタフェース回路11は、データDATAが一定の値を示す時間期間のサイクル数を計数してアクセス情報としてアクセス情報履歴蓄積部16に出力する。アクセス情報履歴蓄積部16は、入力されるサイクル数を受信し、逐次入力されるデータDATAの各サイクル数の中で最大サイクル数をアクセス情報履歴として蓄積するため、以下の動作を行う。すなわち、アクセス情報履歴蓄積部16は、入力されるデータDATAのサイクル数を、保持しているデータDATAの最大サイクル数と比較する。次いで、アクセス情報履歴蓄積部16は、入力されるデータDATAのサイクル数が、保持しているデータDATAの最大サイクル数よりも大きいとき、入力されるデータDATAのサイクル数をデータDATAの最大サイクル数として更新する。一方、アクセス情報履歴蓄積部16は、入力されるデータDATAのサイクル数が、保持しているデータDATAの最大サイクル数以下であるとき、更新を行わない。アクセス情報履歴蓄積部16は、保持しているデータDATAの最大サイクル数をエラー訂正回路32aに出力する。
エラー訂正回路13aは、アクセス情報履歴蓄積部16から受信したアクセス情報履歴であるデータDATAの最大サイクル数を規定のサイクル数として用いてエラー訂正処理を以下のように実行する。すなわち、エラー訂正回路13aは、データDATAに対して、その値がアクセス情報履歴蓄積部16から受信した規定のサイクル数の時間期間だけ変化しないように、データDATAの値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。次いで、エラー訂正回路13aは、エラー訂正されたパラレルインタフェース信号をパラレルバスインタフェース回路11に出力する。
図16Aは、図3の差動シリアル伝送装置1−3の動作を示すタイミングチャートである。図16Bは、図3の差動シリアル伝送装置2−3が図16Aの受信シリアル信号を受信したときの差動シリアル伝送装置2−3の動作を示すタイミングチャートである。図16Cは、図3のエラー訂正回路32aの動作を示すタイミングチャートである。図16Aに示すように、受信シリアル信号は、図15Aと同様のエラーを含む場合がある。この場合、図16B及び図16Cに示すように、エラー訂正回路32aに入力されるパラレルインタフェース信号に含まれるチップセレクト信号CS0_N及びアドレスADDRはそれぞれ、図15Bと同様のエラーを含む。
図16Cにおいて、図3のアクセス情報履歴蓄積部36は、例えば6サイクルであるチップセレクト信号CS0_Nの最大アサートサイクル数をアクセス情報履歴として蓄積してエラー訂正回路32aに出力する。エラー訂正回路32aは、エラーを含む図16Cのチップセレクト信号CS0_Nに対して、その値が規定のアサートサイクル数である6サイクルの時間期間だけ変化しないように、チップセレクト信号CS0_Nの値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。
また、図16Cにおいて、図3のアクセス情報履歴蓄積部36は、例えば8サイクルであるアドレスADDRの最大ホールドサイクル数をアクセス情報履歴として蓄積してエラー訂正回路32aに出力する。エラー訂正回路32aは、エラーを含む図16CのアドレスADDRに対して、そのアドレス値が規定のホールドサイクル数である8サイクルの時間期間だけ変化しないように、アドレス値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。
以上のように構成された本発明の実施形態3に係る差動シリアル伝送システム10−3の構成によれば、パラレルバスインタフェース回路11,33は、エラー訂正されたパラレルインタフェース信号の値が一定である時間期間を計時して、経時された時間期間を出力する。さらに、差動シリアル伝送装置1−3,2−3は、計時された時間期間で最大時間期間をアクセス情報履歴として保持してエラー訂正回路13a,32aにそれぞれ出力するアクセス情報履歴蓄積部16,36を備える。ここで、エラー訂正回路13a,32aは、シリアルパラレル変換されたパラレルインタフェース信号に対して、パラレルインタフェース信号の値が最大時間期間だけ変化しないように、パラレルインタフェース信号の値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。
上記構成によれば、上記実施形態1と同様の作用効果を有する。また、エラー訂正回路13a,32aは、最大サイクル数である制御タイミングのアクセス情報履歴に基づいて簡単なエラー訂正処理を実行する。よって、エラー訂正符号又は巡回冗長検査符号を用いたエラー訂正の処理と比較すると、レイテンシを小さくすることができる。
また、図3のエラー訂正回路13a,32aは、実際のアクセス情報履歴に基づいた最大サイクル数を規定の時間期間として利用してエラー訂正処理を実行する。このため、規定の時間期間をソフトウェア等によって設定することなく実働システムに応じて変更可能である。
以上の実施形態3においては、パラレルバスインタフェース回路11,33はそれぞれ、パラレルインタフェース信号の各信号が一定の値を示す時間期間のサイクル数を計数する。しかしながら、本発明はこれに限らず、パラレルバスインタフェース回路11,33はそれぞれ、パラレルインタフェース信号の各信号が一定の値を示す時間期間を計時してもよい。この場合、パラレルバスインタフェース回路11,33はそれぞれ、各信号毎に計時した時間期間をアクセス情報としてアクセス情報履歴蓄積部16,36に出力する。
また、以上の実施形態3においては、アクセス情報履歴蓄積部16,36はそれぞれ、パラレルインタフェース信号の各信号の最大サイクル数を示すデータをエラー訂正回路13a,32aに出力する。しかしながら、本発明はこれに限らず、アクセス情報履歴蓄積部16,36はそれぞれ、パラレルインタフェース信号の各信号毎に、その信号が一定の値を示す最長の時間期間を示すデータをエラー訂正回路13a,32aに出力してもよい。この場合、例えば、エラー訂正回路13a,32aは、入力される各信号毎の最長の時間期間を各信号毎の規定の時間期間として用いてエラー訂正処理を実行してもよい。
実施形態4.
図4は、本発明の実施形態4に係る差動シリアル伝送システム10−4の構成を示すブロック図である。図4において、差動シリアル伝送システム10−4は差動シリアル伝送装置1−4,2−4を備えて構成される。差動シリアル伝送システム10−4は、図1の差動シリアル伝送システム10−1に比較して、以下の点が異なる。
(1)差動シリアル伝送装置1−4は、差動シリアル伝送装置1−1に比較して、エラー訂正回路13に代えて信号線毎エラー訂正回路13bを備えたこと。
(2)差動シリアル伝送装置2−4は、差動シリアル伝送装置2−1に比較して、エラー訂正回路32に代えて信号線毎エラー訂正回路32bを備えたこと。
以下、相違点について説明する。
図17は、図4の信号線毎エラー訂正回路32bの構成を示す回路図である。図17において、信号線毎エラー訂正回路32bは、図4のシリアルパラレル変換回路31Bから入力されるパラレルインタフェース信号の信号線毎に設けられた信号訂正回路37A,37B及び37Cを備えて構成される。ここで、シリアルパラレル変換回路31Bからのチップセレクト信号CS0_N,CS1_Nの信号線はそれぞれ、信号訂正回路37A,37Bに接続される。また、シリアルパラレル変換回路31BからのアドレスADDRの複数の信号線は、信号訂正回路37Cに接続される。
図17において、信号訂正回路37Aは、Dフリップフロップ回路51,52,53と、アンドゲート54と、ノアゲート55と、オアゲート56と、マルチプレクサ57とを備えて構成される。Dフリップフロップ回路51,52,53の各クロック端子には、例えば図18のサンプリングクロックが供給される。シリアルパラレル変換回路31Bから入力されるパラレルインタフェース信号におけるチップセレクト信号CS0_Nは、Dフリップフロップ回路51、アンドゲート54及びノアゲート55に出力される。Dフリップフロップ回路51は出力信号を、Dフリップフロップ回路52、アンドゲート54及びノアゲート55に出力する。Dフリップフロップ回路52は出力信号を、アンドゲート54、ノアゲート55及びマルチプレクサ57のA端子に出力する。アンドゲート54は、受信した3つの信号に対して論理積演算を実行して、演算結果を示す信号をオアゲート56に出力する。また、ノアゲート55は、受信した3つの信号に対して否定論理和演算を実行して、演算結果を示す信号をオアゲート56に出力する。オアゲート56は、アンドゲート54及びノアゲート55からの信号に対して論理和演算を実行して、演算結果を示す信号をマルチプレクサ57の選択用端子に出力する。マルチプレクサ57は、オアゲート56からの出力信号がハイレベルのとき、A端子に入力される信号をDフリップフロップ回路53に出力する。また、マルチプレクサ57は、オアゲート56からの出力信号がローレベルのとき、B端子に入力される信号をDフリップフロップ回路53に出力する。Dフリップフロップ回路53は出力信号を、マルチプレクサ57のB端子にフィードバックするとともに、当該出力信号をパラレルバスインタフェース回路33に出力する。信号訂正回路37Bは図17の信号訂正回路37Aと同様の構成を有する。また、信号訂正回路37Cは、アドレスADDRのアドレスバスの信号線毎に設けられかつ信号訂正回路37Aと同様の構成を有する複数の回路を備えて構成される。
図18は、以上のように構成された図4の信号線毎エラー訂正回路32bの動作を示すタイミングチャートである。図18において、図17の信号訂正回路37Aは、チップセレクト信号CS0_Nが、3サイクル以上の時間期間だけ継続的にアサートされると、受信したチップセレクト信号CS0_Nをそのままパラレルバスインタフェース回路33に出力する。しかし、チップセレクト信号CS0_Nの値が3サイクルの時間期間内において、例えば1サイクルの時間期間だけネゲートされるように変化する場合がある。この場合、信号訂正回路37Aは、変化が生じたサイクルにおいて、変化が生じる1サイクル前と同様にチップセレクト信号CS0_Nの出力信号をアサートする。このように、信号訂正回路37Aは、チップセレクト信号CS0_Nに対して、その値が、例えば3サイクルである規定のアサートサイクル数の時間期間だけ変化しないように、チップセレクト信号CS0_Nの値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。次いで、信号訂正回路37Aは、エラー訂正されたチップセレクト信号CS0_Nをパラレルバスインタフェース回路33に出力する。
また、信号訂正回路37Bは、信号訂正回路37Aと同様に動作してチップセレクト信号CS1_Nに対してエラー訂正処理を実行する。ここで、信号訂正回路37Bは、チップセレクト信号CS1_Nに対して、その値が3サイクルである規定のアサートサイクル数の時間期間だけ変化しないように、チップセレクト信号CS1_Nの値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。
さらに、信号訂正回路37CにおけるアドレスADDRのアドレスバスの信号線毎に設けられた複数の回路はそれぞれ信号訂正回路37Aと同様に動作して、アドレスADDRのアドレスバスの複数の信号線の各信号に対してエラー訂正処理を実行する。ここで、信号訂正回路37Cは、アドレスADDRのアドレスバスの各信号線の信号に対して、その値が3サイクルである規定のホールドサイクル数の時間期間だけ変化しないように、各信号線の信号の値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。このように、信号線毎エラー訂正回路32bは、入力されるパラレルインタフェース信号の各信号に対してエラー訂正処理を実行して、エラー訂正後のパラレルインタフェース信号をパラレルバスインタフェース回路33に出力する。
図4の差動シリアル伝送装置1−4の信号線毎エラー訂正回路13bは、データDATAのデータバスの信号線毎に設けられかつ図17の信号訂正回路37Aと同様の構成を有する複数の回路を備えて構成される。ここで、シリアルパラレル変換回路12Bからのパラレルインタフェース信号に含まれるデータDATAのデータバスにおける複数の信号線は、信号線毎エラー訂正回路13bに接続される。信号線毎エラー訂正回路13bは、データDATAのデータバスの各信号線の信号に対して、その値が3サイクルである規定のサイクル数の時間期間だけ変化しないように、各信号線の信号の値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。次いで、信号線毎エラー訂正回路13bは、エラー訂正されたデータDATAをパラレルバスインタフェース回路11に出力する。
以上のように構成された本発明の実施形態4に係る差動シリアル伝送システム10−4の構成によれば、シリアルパラレル変換されたパラレルインタフェース信号は複数の信号を含む。また、エラー訂正回路13b,32bは、パラレルインタフェース信号の各信号に対して、当該各信号の値が所定の時間期間だけ変化しないように、パラレルインタフェース信号の各信号の値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。
上記構成によれば、上記実施形態1と同様の作用効果を有する。また、図17の信号線毎エラー訂正回路32bは簡単な回路構成を有し、入力される信号の値が規定のサイクル数の時間期間内に変化した場合、現在の入力値にかかわらず出力値を変化させない。このように、信号線毎エラー訂正回路32bは、信号線上に設けられた図17の信号訂正回路37A,37B及び37Cによって対応する単一信号内の演算を行うように構成された回路である。そのため、従来技術と比較して、差動シリアル伝送装置2−4の回路規模を縮小できる。また、差動シリアル伝送装置1−4は、差動シリアル伝送装置2−4と同様の上記作用効果を有する。
以上の実施形態4においては、信号線毎エラー訂正回路13b,32bは、各信号線毎に入力される信号の値が3サイクルの規定のサイクル数の時間期間内だけ変化しないようにエラー訂正処理を実行する。しかしながら、本発明はこれに限らず、信号線毎エラー訂正回路13b,32bを、各信号線毎に入力される信号の値が2サイクル又は4サイクル以上の規定のサイクル数の時間期間内だけ変化させないエラー訂正処理を実行するように構成してもよい。
実施形態5.
図5は、本発明の実施形態5に係る差動シリアル伝送システム10−5の構成を示すブロック図である。図5において、差動シリアル伝送システム10−5は、差動シリアル伝送装置1−3,2−5を備えて構成される。差動シリアル伝送システム10−5は、図1の差動シリアル伝送システム10−3に比較して、以下の点が異なる。
(1)差動シリアル伝送装置2−5は、図3の差動シリアル伝送装置2−3に比較して、アクセス情報履歴蓄積部36に代えてCS0用アクセス情報履歴蓄積部36A及びCS1用アクセス情報履歴蓄積部36Bを備え、また、エラー訂正回路32aに代えてエラー訂正回路32cを備えたこと。
以下、相違点について説明する。
図5の差動シリアル伝送装置2−5において、パラレルバスインタフェース回路33は、受信したパラレルインタフェース信号をデータDATA、アドレスADDR及び制御信号に分離してメモリ6に出力する。このとき、パラレルバスインタフェース回路33は、パラレルインタフェース信号に含まれるチップセレクト信号CS0_N,CS1_N及びアドレスADDR等の各信号が一定の値を示す時間期間のサイクル数を計数する。そして、パラレルバスインタフェース回路33は、チップセレクト信号CS0_Nがアサートされたとき、各信号毎に計数されたサイクル数をCS0用アクセス情報としてCS0用アクセス情報履歴蓄積部36Aに出力する。また、パラレルバスインタフェース回路33は、チップセレクト信号CS1_Nがアサートされたとき、各信号毎に計数されたサイクル数をCS1用アクセス情報としてCS1用アクセス情報履歴蓄積部36Bに出力する。
CS0用アクセス情報履歴蓄積部36Aは、逐次入力される各サイクル数の中で各信号毎の最大サイクル数をCS0用アクセス情報履歴として蓄積するため、以下の動作を行う。すなわち、CS0用アクセス情報履歴蓄積部36Aは、各信号毎に、入力されるサイクル数を、保持している最大サイクル数と比較し、入力されるサイクル数が保持している最大サイクル数よりも大きいとき、入力されるサイクル数を最大サイクル数として更新する。一方、CS0用アクセス情報履歴蓄積部36Aは、各信号毎に、入力されるサイクル数が、保持している最大サイクル数以下であるとき、更新を行わない。CS0用アクセス情報履歴蓄積部36Aは、保持している各信号毎の最大サイクル数をエラー訂正回路32cに出力する。ここで、最大サイクル数は、例えばチップセレクト信号CS0_N,CS1_Nの最大サイクル数である最大アサートサイクル数、アドレスADDRの最大サイクル数である最大ホールドサイクル数等を含む。
CS1用アクセス情報履歴蓄積部36Bは、CS0用アクセス情報履歴蓄積部36Aと同様の構成を有する。CS1用アクセス情報履歴蓄積部36Bは、CS0用アクセス情報履歴蓄積部36Aと同様に動作して、逐次入力されるCS1用アクセス情報における各サイクル数の中で各信号毎の最大サイクル数をCS1用アクセス情報履歴として蓄積する。CS1用アクセス情報履歴蓄積部36Bは、保持しているCS1用アクセス情報履歴である各信号毎の最大サイクル数をエラー訂正回路32cに出力する。
エラー訂正回路32cは、CS0用アクセス情報履歴蓄積部36A及びCS1用アクセス情報履歴蓄積部36Bのそれぞれから、パラレルインタフェース信号の各信号毎の最大サイクル数を受信する。エラー訂正回路32cは、入力されるパラレルインタフェース信号に含まれるチップセレクト信号CS0_Nがアサートされた場合、受信されたCS0用アクセス情報履歴の各信号毎の最大サイクル数を用いて以下のようにエラー訂正処理を実行する。すなわち、エラー訂正回路32cは、パラレルインタフェース信号の各信号に対して、その値がCS0用アクセス情報履歴蓄積部36Aから受信した最大サイクル数の時間期間だけ変化しないように、その値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。また、エラー訂正回路32cは、入力されるパラレルインタフェース信号に含まれるチップセレクト信号CS1_Nがアサートされた場合、受信されたCS1用アクセス情報履歴の各信号毎の最大サイクル数を用いて以下のようにエラー訂正処理を実行する。すなわち、エラー訂正回路32cは、パラレルインタフェース信号の各信号に対して、その値がCS1用アクセス情報履歴蓄積部36Bから受信した最大サイクル数の時間期間だけ変化しないように、その値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。エラー訂正回路32cは、エラー訂正されたパラレルインタフェース信号をパラレルバスインタフェース回路33に出力する。
以上のように構成された本発明の実施形態5に係る差動シリアル伝送システム10−5の構成によれば、上記実施形態3と同様の作用効果を有する。また、エラー訂正回路32cは、チップセレクト信号CS0_N,CS1_N毎に蓄積されたアクセス情報履歴を用いてエラー訂正処理を実行する。よって、チップセレクト信号CS0_N,CS1_N毎にシリアルデータ通信のエラーを除去するタイミング及び方法を変更することが可能である。
また、エラー訂正回路32cは、CS0用アクセス情報履歴蓄積部36A及びCS1用アクセス情報履歴蓄積部36Bによって蓄積されたアクセス情報履歴である各信号の最大サイクル数を用いてエラー訂正処理を実行する。このため、規定の最大サイクル数は、ソフトウェア等によって設定されることなく実働システムに応じて変更可能である。
以上の実施形態5においては、2つのアクセス情報履歴蓄積部(36A,36B)を差動シリアル伝送装置2−5に設けた。しかしながら、本発明はこれに限らず、例えばチップセレクト信号の信号線の本数等に応じて、3つ以上のアクセス情報履歴蓄積部を差動シリアル伝送装置2−5に設けてもよい。
実施形態6.
図6は、本発明の本実施形態6に係る差動シリアル伝送システム10−6の構成を示すブロック図である。図6において、差動シリアル伝送システム10−6は、差動シリアル伝送装置1−3,2−6を備えて構成される。図6において、差動シリアル伝送システム10−6は、図3の差動シリアル伝送システム10−3に比較して、以下の点が異なる。
(1)差動シリアル伝送装置2−6は、図3の差動シリアル伝送装置2−3に比較して、アクセス情報履歴蓄積部36に代えてAS0用アクセス情報履歴蓄積部36C及びAS1用アクセス情報履歴蓄積部36Dを備え、また、エラー訂正回路32aに代えて図5のエラー訂正回路32dを備えたこと。
ここで、AS0用アクセス情報履歴蓄積部36C及びAS1用アクセス情報履歴蓄積部36Dはそれぞれ、メモリ6に設けられた規定のアドレス領域AS0及びAS1へのアクセスの各信号毎の最大サイクル数を蓄積する。以下、相違点について説明する。
図6の差動シリアル伝送装置2−6において、パラレルバスインタフェース回路33は、受信したパラレルインタフェース信号をデータDATA、アドレスADDR及び制御信号に分離してメモリ6に出力する。このとき、パラレルバスインタフェース回路33は、パラレルインタフェース信号に含まれるチップセレクト信号CS0_N,CS1_N及びアドレスADDR等の各信号が一定の値を示す時間期間のサイクル数を計数する。次いで、パラレルバスインタフェース回路33は、アドレスADDRがアドレス領域AS0に含まれるとき、各信号毎に計数されたサイクル数をAS0用アクセス情報としてAS0用アクセス情報履歴蓄積部36Cに出力する。また、アドレスADDRが、アドレス領域AS1に含まれるとき、パラレルバスインタフェース回路33は、各信号毎に計数されたサイクル数をAS1用アクセス情報としてAS1用アクセス情報履歴蓄積部36Dに出力する。
AS0用アクセス情報履歴蓄積部36Cは、逐次入力される各サイクル数の中で各信号毎の最大サイクル数をAS0用アクセス情報履歴として蓄積するため、以下の動作を行う。すなわち、AS0用アクセス情報履歴蓄積部36Cは、各信号毎に、入力されるサイクル数を、保持している最大サイクル数と比較し、入力されるサイクル数が保持している最大サイクル数よりも大きいとき、入力されるサイクル数を最大サイクル数として更新する。一方、AS0用アクセス情報履歴蓄積部36Cは、各信号毎に、入力されるサイクル数が、保持している最大サイクル数以下であるとき、更新を行わない。AS0用アクセス情報履歴蓄積部36Cは、保持している各信号毎の最大サイクル数をエラー訂正回路32dに出力する。ここで、最大サイクル数は、例えばチップセレクト信号CS0_N,CS1_Nの最大アサートサイクル数、アドレスADDRの最大ホールドサイクル数等を含む。
AS1用アクセス情報履歴蓄積部36Dは、AS0用アクセス情報履歴蓄積部36Cと同様の構成を有する。AS1用アクセス情報履歴蓄積部36Dは、AS0用アクセス情報履歴蓄積部36Cと同様に動作して、逐次入力されるAS1用アクセス情報における各サイクル数の中で各信号毎の最大サイクル数をAS1用アクセス情報履歴として蓄積する。AS1用アクセス情報履歴蓄積部36Dは、保持している各信号毎の最大サイクル数をエラー訂正回路32dに出力する。
エラー訂正回路32dは、AS0用アクセス情報履歴蓄積部36C及びAS1用アクセス情報履歴蓄積部36Dのそれぞれから、パラレルインタフェース信号の各信号毎の最大サイクル数を受信する。エラー訂正回路32dは、入力されるパラレルインタフェース信号のアドレスADDRがアドレス領域AS0に含まれる場合、受信されたAS0用アクセス情報履歴の各信号毎の最大サイクル数を用いて以下のようにエラー訂正処理を実行する。すなわち、この場合、エラー訂正回路32dは、パラレルインタフェース信号の各信号に対して、その値が受信された最大サイクル数の時間期間だけ変化しないように、当該各信号の値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。また、エラー訂正回路32dは、入力されるパラレルインタフェース信号のアドレスADDRがアドレス領域AS1に含まれる場合、受信されたCS1用アクセス情報履歴の各信号毎の最大サイクル数を用いて以下のようにエラー訂正処理を実行する。すなわち、この場合、エラー訂正回路32dは、パラレルインタフェース信号の各信号に対して、その値が受信した最大サイクル数の時間期間だけ変化しないように、当該各信号の値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。エラー訂正回路32dは、エラー訂正されたパラレルインタフェース信号をパラレルバスインタフェース回路33に出力する。
以上のように構成された本発明の実施形態6に係る差動シリアル伝送システム10−6によれば、上記実施形態3と同様の作用効果を有する。また、エラー訂正回路32dは、アドレス領域AS0,AS1毎に蓄積されたアクセス情報履歴を用いてエラー訂正処理を実行する。このため、アドレス領域AS0,AS1毎にシリアルデータ通信のエラーを除去するタイミング及び方法を変更することが可能である。また、複数のアドレス領域AS0,AS1に対応した最適なエラー訂正が可能となる。さらに、各アドレス領域AS0,AS1の実働システムに応じて規定のサイクル数をソフトウェアで設定することなく変更できる。
以上の実施形態6においては、2つのアクセス情報履歴蓄積部36C,36Dを差動シリアル伝送装置2−6に設けた。しかしながら、本発明はこれに限らず、例えばメモリ6に設けられた規定のアドレス領域の数に応じて、3つ以上のアクセス情報履歴蓄積部を差動シリアル伝送装置2−6に設けてもよい。
実施形態7.
図7は、本発明の実施形態7に係る差動シリアル伝送システム10−7の構成を示すブロック図である。図7において、差動シリアル伝送システム10−7は、差動シリアル伝送装置1−7,2−7を備えて構成される。差動シリアル伝送システム10−7は、図3の差動シリアル伝送システム10−3に比較して、以下の点が異なる。
(1)差動シリアル伝送装置1−7は、差動シリアル伝送装置1−3に比較して、アクセス情報履歴蓄積部16に代えてアクセス情報履歴蓄積部16aを備え、また、履歴蓄積イネーブルレジスタ17Aをさらに備えたこと。
(2)差動シリアル伝送装置2−7は、差動シリアル伝送装置2−3に比較して、アクセス情報履歴蓄積部36に代えてアクセス情報履歴蓄積部36aを備え、また、履歴蓄積イネーブルレジスタ38Aをさらに備えたこと。
以下、相違点について説明する。
図7において、履歴蓄積イネーブルレジスタ17Aは、アクセス情報履歴蓄積部16aによるアクセス情報履歴の蓄積を実行するか否か、すなわち「蓄積オン」か「蓄積オフ」かを示す制御信号を、メモリ6を制御するCPU(図示せず)から受信して格納する。また、履歴蓄積イネーブルレジスタ38Aは、アクセス情報履歴蓄積部36aによるアクセス情報履歴の蓄積を実行するか否か、すなわち「蓄積オン」か「蓄積オフ」を示す制御信号をCPUから受信して格納する。履歴蓄積イネーブルレジスタ17A,38Aはそれぞれ、格納している制御信号を履歴蓄積イネーブル信号としてアクセス情報履歴蓄積部16a,36aに出力する。
図7の差動シリアル伝送装置2−7において、アクセス情報履歴蓄積部36aは、パラレルバスインタフェース回路33から、上記実施形態3と同様の各信号毎に計数されたサイクル数をアクセス情報として受信する。アクセス情報履歴蓄積部36aは、「蓄積オン」のアクセス履歴蓄積期間において、図3のアクセス情報履歴蓄積部36と同様にアクセス情報履歴を蓄積するための以下の動作を行う。すなわち、「蓄積オン」のとき、アクセス情報履歴蓄積部36aは、逐次入力される各サイクル数の中で各信号毎の最大サイクル数をアクセス情報履歴として蓄積する。次いで、アクセス情報履歴蓄積部36aは、保持している各信号毎の最大サイクル数をエラー訂正回路32aに出力する。ここで、最大サイクル数は、チップセレクト信号CS0_N,CS1_Nの最大サイクル数である最大アサートサイクル数、アドレスADDRの最大サイクル数である最大ホールドサイクル数等を含む。また、アクセス情報履歴蓄積部36aは、「蓄積オフ」のとき、アクセス情報履歴の蓄積を実行せず、保持している各信号毎の最大サイクル数をエラー訂正回路32aに出力する。
図7の差動シリアル伝送装置1−7において、アクセス情報履歴蓄積部16aは、パラレルバスインタフェース回路11から、上記実施形態3と同様の計数されたデータDATAのサイクル数をアクセス情報として受信する。アクセス情報履歴蓄積部16aは、「蓄積オン」のとき、図3のアクセス情報履歴蓄積部16と同様にアクセス情報履歴を蓄積するための以下の動作を行う。すなわち、「蓄積オン」のとき、アクセス情報履歴蓄積部16aは、逐次入力されるデータDATAの各サイクル数の中でデータDATAの最大サイクル数をアクセス情報履歴として蓄積する。次いで、アクセス情報履歴蓄積部16aは、保持しているデータDATAの最大サイクル数をエラー訂正回路13aに出力する。また、アクセス情報履歴蓄積部16aは、「蓄積オフ」のとき、アクセス情報履歴の蓄積を実行せず、保持しているデータDATAの最大サイクル数をエラー訂正回路13aに出力する。
以上のように構成された本発明の実施形態7に係る差動シリアル伝送システム10−7によれば、履歴蓄積イネーブルレジスタ17A,38Aをさらに備える。ここで、履歴蓄積イネーブルレジスタ17A,38Aは、アクセス情報履歴蓄積部16a,36aがアクセス情報履歴の蓄積を実行するか否かを示す制御信号を格納して、アクセス情報履歴蓄積部16a,36aに出力する。
上記構成によれば、上記実施形態3と同様の作用効果を有する。また、CPUからの制御信号によって、履歴蓄積イネーブルレジスタ17A,38Aを介してアクセス情報履歴蓄積部16a,36aによるアクセス情報履歴の蓄積を制御可能である。このため、例えば差動シリアル伝送システム10−7の全体が動作しておらずエラーが発生し難い時間期間を、アクセス履歴蓄積期間として設定できる。よって、アクセス情報履歴蓄積部16a,36aは、伝送される信号がエラーに影響されないような最適な時間期間内において、最大サイクル数をアクセス情報履歴として蓄積できる。よって、エラー訂正回路13a,32aは、パラレルインタフェース信号に対して最適なエラー訂正処理を実行できる。
上記実施形態7においては、履歴蓄積イネーブルレジスタ17A,38Aは、CPUから受信する制御信号に従って、「蓄積オン」又は「蓄積オフ」の制御信号の値を保持する。しかしながら、本発明はこれに限らず、履歴蓄積イネーブルレジスタ17A,38Aは、CPUに限られない他の制御回路等から受信する制御信号に従って制御信号の値を保持してもよい。
実施形態8A.
図8Aは、本発明の実施形態8Aに係る差動シリアル伝送システム10−8Aの構成を示すブロック図である。図8Aにおいて、差動シリアル伝送システム10−8Aは、差動シリアル伝送装置1−8A,2−8Aを備えて構成される。差動シリアル伝送システム10−8Aは、図3の差動シリアル伝送システム10−3に比較して、以下の点が異なる。
(1)差動シリアル伝送装置1−8Aは、差動シリアル伝送装置1−3に比較して、エラー訂正回路13に代えてエラー訂正回路13eを備え、また、エラー訂正イネーブルレジスタ17Bをさらに備えたこと。
(2)差動シリアル伝送装置2−8Aは、差動シリアル伝送装置2−3に比較して、エラー訂正回路32に代えてエラー訂正回路32eを備え、また、エラー訂正イネーブルレジスタ38Bをさらに備えたこと。
以下、相違点について説明する。
図8Aにおいて、エラー訂正イネーブルレジスタ17Bは、メモリ6を制御するCPU(図示せず)から、エラー訂正回路13eによるエラー訂正処理を実行するか否か、すなわち「エラー訂正オン」か「エラー訂正オフ」かを示す制御信号を受信して格納する。また、エラー訂正イネーブルレジスタ38Bは、CPUから、エラー訂正回路32eによるエラー訂正処理を実行するか否か、すなわち「エラー訂正オン」か「エラー訂正オフ」かを示す制御信号を受信して格納する。エラー訂正イネーブルレジスタ17B,38Bはそれぞれ、格納している制御信号をエラー訂正イネーブル信号としてエラー訂正回路13e,32eに出力する。
図8Aの差動シリアル伝送装置2−8Aにおいて、エラー訂正回路32eは、シリアルパラレル変換回路31Bからパラレルインタフェース信号を受信する。また、エラー訂正回路32eは、アクセス情報履歴蓄積部36から、パラレルインタフェース信号の各信号毎の最大サイクル数を各信号毎の規定のサイクル数として受信する。エラー訂正回路32eは、「エラー訂正オン」されるエラー訂正期間において、パラレルインタフェース信号の各信号に対して、その値が、入力される規定のサイクル数の時間期間だけ変化しないように、当該各信号の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。また、エラー訂正回路32eは、「エラー訂正オフ」のとき、エラー訂正処理を実行せず、入力されるパラレルインタフェース信号をそのままパラレルバスインタフェース回路33に出力する。
図8Aの差動シリアル伝送装置1−8Aにおいて、エラー訂正回路13eは、シリアルパラレル変換回路12BからデータDATAを含むパラレルインタフェース信号を受信する。また、エラー訂正回路13eは、アクセス情報履歴蓄積部16から、パラレルインタフェース信号のデータDATAの最大サイクル数をデータDATAの規定のサイクル数として受信する。エラー訂正回路13eは、「エラー訂正オン」のとき、データDATAに対して、その値が、入力されるデータDATAの規定のサイクル数の時間期間だけ変化しないように、データDATAの変化を除去するエラー訂正処理を実行する。また、エラー訂正回路13eは、「エラー訂正オフ」のとき、エラー訂正処理を実行せず、入力されるパラレルインタフェース信号をそのままパラレルバスインタフェース回路11に出力する。
以上のように構成された本発明の実施形態8Aに係る差動シリアル伝送装置10−8Aによれば、エラー訂正イネーブルレジスタ17B,38Bをさらに備える。ここで、エラー訂正イネーブルレジスタ17B,38Bは、エラー訂正回路13e,32eがエラー訂正処理を実行するか否かを示す制御信号を格納して、エラー訂正回路13e,32eに出力する。
上記構成によれば、上記実施形態3と同様の作用効果を有する。また、CPUによる制御によって、エラー訂正回路13e,32eがエラー訂正処理を実行する時間期間であるエラー訂正期間を設定できる。このため、例えばエラー発生確率が所定のしきい値よりも高いためにエラー訂正が必要とされる時間期間内においてエラー訂正処理を実行することによって、アドレスADDR、メモリ6の制御信号、データDATA等の信号品質を改善できる。また、例えばエラー発生確率が所定のしきい値よりも低いときにエラー訂正イネーブルレジスタ17B,38Bを「エラー訂正オフ」に設定可能である。これによって、エラー訂正が不要な時間期間においてエラー訂正回路13e,32eは、エラー訂正処理を停止でき、よってデータ伝送に要する消費電力を抑えることができる。特に、差動シリアル伝送装置1−8A,2−8Aの動作時の平均消費電力を低下させることができる。
また、エラー訂正期間から、エラー訂正が不要である時間期間を除外するようにCPU等のコントローラがエラー訂正イネーブルレジスタ17B,38Bを制御することによって、レイテンシ効率の低下を防ぐことができる。
上記実施形態8Aにおいては、エラー訂正イネーブルレジスタ17B,38Bを差動シリアル伝送システム10−8Aに設けている。しかしながら、本発明はこれに限らず、エラー訂正イネーブルレジスタ17B,38Bに加えて、上記実施形態7の図7の履歴蓄積イネーブルレジスタ17A,38Aをさらに差動シリアル伝送システム10−8Aに設けてもよい。
上記実施形態8Aにおいて、差動シリアル伝送装置1−8A,2−8Aはそれぞれ、アクセス情報履歴蓄積部16,36を備えている。しかしながら、本発明はこれに限らず、差動シリアル伝送装置1−8A,2−8Aにおいて、それぞれ、情報履歴蓄積部16,36を削除してもよい。
実施形態8B.
図8Bは、本発明の実施形態8Bに係る差動シリアル伝送システム10−8Bの構成を示すブロック図である。図8Bにおいて、差動シリアル伝送システム10−8Bは、差動シリアル伝送装置1−8B,2−8Bを備えて構成される。差動シリアル伝送システム10−8Bは、図8Aの差動シリアル伝送システム10−8Aに比較して、以下の点が異なる。
(1)差動シリアル伝送装置1−8Bは、差動シリアル伝送装置1−8Aに比較して、アクセス情報履歴蓄積部16に代えて図7のアクセス情報履歴蓄積部16aを備え、また、図7の履歴蓄積イネーブルレジスタ17Aをさらに備えたこと。
(2)差動シリアル伝送装置2−8Bは、差動シリアル伝送装置2−8Aに比較して、アクセス情報履歴蓄積部36に代えて図7のアクセス情報履歴蓄積部36aを備え、また、図7の履歴蓄積イネーブルレジスタ38Aをさらに備えたこと。
図8Bの差動シリアル伝送装置2−8Bにおいて、アクセス情報履歴蓄積部36aは、CPUから履歴蓄積イネーブルレジスタ38Aを介して入力される制御信号に従って蓄積した各信号毎の最大サイクル数をエラー訂正回路32eに出力する。また、差動シリアル伝送装置1−8Bにおいて、アクセス情報履歴蓄積部16aは、CPUから履歴蓄積イネーブルレジスタ17Aを介して入力される制御信号に従って蓄積したデータDATAの最大サイクル数をエラー訂正回路32eに出力する。
図19Aは、差動シリアル伝送装置1−8B,2−8Bの動作を示すタイミングチャートである。図19Aにおいて、差動シリアル伝送システム10−8Bの起動時において、各アクセス情報履歴蓄積部16a,36aはアクセス情報履歴の蓄積を開始し、アクセス履歴蓄積期間は開始される。差動シリアル伝送システム10−8Bの起動時から所定の時間が経過したときにおいて、CPUからの制御信号が「蓄積オフ」されてアクセス情報履歴蓄積部16a,36aはアクセス情報履歴の蓄積を停止する。このとき、エラー訂正回路13a,32aは、CPUからの制御信号が「エラー訂正オン」され、エラー訂正回路13a,32aはエラー訂正処理の実行を開始する。以後、差動シリアル伝送システム10−8Aの動作終了時までのエラー訂正期間において、エラー訂正回路13e,32eはエラー訂正処理を実行する。
図19Bは、差動シリアル伝送装置1−8B,2−8Bの動作を示す別のタイミングチャートである。図19Bにおいて、差動シリアル伝送システム10−8Bの起動時において、アクセス情報履歴蓄積部16a,36aはアクセス情報履歴の蓄積を開始し、アクセス履歴蓄積期間は開始される。差動シリアル伝送システム10−8Bの起動時から所定の時間が経過したときにおいて、CPUからの制御信号が「エラー訂正オン」され、エラー訂正回路13a,32aはエラー訂正処理の実行を開始する。エラー訂正機能がオンされたときから所定の時間が経過したときにおいて、CPUからの制御信号が「蓄積オフ」されアクセス情報履歴蓄積部16a,36aはアクセス情報履歴の蓄積を停止する。以後、エラー訂正回路13a,32aは、差動シリアル伝送システム10−8Bの動作終了までのアクセス履歴蓄積期間において、エラー訂正処理を実行する。
図19Cは、差動シリアル伝送装置1−8B,2−8Bの動作を示すさらに別のタイミングチャートである。図19Cにおいて、差動シリアル伝送システム10−8Bは、所定の時間間隔で、「蓄積オン」と「エラー訂正オン」とが交互に繰り返されるように、以下の動作を行う。すなわち、差動シリアル伝送システム10−8Bの起動時において「蓄積オン」され、アクセス情報履歴蓄積部16a,36aはアクセス情報履歴の蓄積を開始する。差動シリアル伝送システム10−8Bの起動時から所定の時間が経過したときにおいて、「蓄積オフ」されてアクセス情報履歴蓄積部16a,36aはアクセス情報履歴の蓄積を停止し、アクセス履歴蓄積期間は中断される。このとき、制御信号が「エラー訂正オン」され、エラー訂正回路13a,32aはエラー訂正処理の実行を開始する。このときからさらに所定の時間が経過したときにおいて、制御信号が「エラー訂正オフ」されてエラー訂正回路13a,32aはエラー訂正処理の実行を停止する。このとき、制御信号が「蓄積オン」されてアクセス情報履歴蓄積部16a,36aはアクセス情報履歴の蓄積を再び開始する。このように、差動シリアル伝送システム10−8Bは、差動シリアル伝送システム10−8Bの動作終了まで、制御信号が上述のように「蓄積オン」と「エラー訂正オン」とを交互に繰り返す。これによって、アクセス情報履歴の蓄積とエラー訂正処理とが交互に実行される。
図19Dは、差動シリアル伝送装置1−8B,2−8Bの動作を示すさらにまた別のタイミングチャートである。図19Dにおいて、差動シリアル伝送システム10−8Bの起動時において、制御信号が「蓄積オン」されてアクセス情報履歴蓄積部16a,36aはアクセス情報履歴の蓄積を開始する。差動シリアル伝送システム10−8Bの起動時から所定の時間が経過したときにおいて、制御信号が「蓄積オフ」されて、アクセス情報履歴蓄積部16a,36aはアクセス情報履歴の蓄積を停止する。このとき制御信号が「エラー訂正オン」され、エラー訂正回路13a,32aは、差動シリアル伝送システム10−8Bの動作終了までのエラー訂正期間において、エラー訂正処理を実行する。制御信号が「エラー訂正オン」されてから所定の時間が経過したとき、制御信号は再び「蓄積オン」され、アクセス情報履歴蓄積部16a,36aはアクセス情報履歴の蓄積を開始する。以後、アクセス履歴蓄積期間は、差動シリアル伝送システム10−8Bの動作終了時までのエラー訂正期間において、アクセス情報履歴蓄積部16a,36aは所定の時間間隔で間欠的にアクセス情報履歴を蓄積する。
以上のように構成された差動シリアル伝送システム10−8Bによれば、上記実施形態7及び上記実施形態8Aと同様の作用効果を有する。また、CPU及び外部回路によって、アクセス履歴蓄積期間及びエラー訂正期間を独立して制御することが可能となる。
実施形態9.
図9は、本発明の実施形態9に係る差動シリアル伝送システム10−9の構成を示すブロック図である。図9において、差動シリアル伝送システム10−9は、差動シリアル伝送装置1−3,2−9を備えて構成される。差動シリアル伝送システム10−9は、図1の差動シリアル伝送システム10−3に比較して、以下の点が異なる。
(1)差動シリアル伝送装置2−9は、図3の差動シリアル伝送装置2−3に比較して、アクセス情報履歴蓄積部36に代えてWE用アクセス情報履歴蓄積部36W及びRE用アクセス情報履歴蓄積部36Rを備え、また、エラー訂正回路32aに代えてエラー訂正回路32fを備えたこと。
以下、相違点について説明する。
図9の差動シリアル伝送装置2−9において、パラレルバスインタフェース回路33は、受信したパラレルインタフェース信号をデータDATA、アドレスADDR及び制御信号に分離してメモリ6に出力する。このとき、パラレルバスインタフェース回路33は、パラレルインタフェース信号に含まれるチップセレクト信号CS0_N,CS1_N及びアドレスADDR等の各信号が一定の値を示す時間期間のサイクル数を計数する。パラレルバスインタフェース回路33は、ライトイネーブル信号WE_Nがアサートされたとき、各信号毎に計数されたサイクル数をWE用アクセス情報としてWE用アクセス情報履歴蓄積部36Wに出力する。また、パラレルバスインタフェース回路33は、リードイネーブル信号RE_Nがアサートされたとき、各信号毎に計数されたサイクル数をRE用アクセス情報としてRE用アクセス情報履歴蓄積部36Rに出力する。
WE用アクセス情報履歴蓄積部36Wは、逐次入力される各サイクル数の中で各信号毎の最大サイクル数をWE用アクセス情報履歴として蓄積するため、以下の動作を行う。すなわち、WE用アクセス情報履歴蓄積部36Wは、各信号毎に、入力されるサイクル数を、保持している最大サイクル数と比較し、入力されるサイクル数が保持している最大サイクル数よりも大きいとき、入力されるサイクル数を最大サイクル数として更新する。一方、WE用アクセス情報履歴蓄積部36Wは、各信号毎に、入力されるサイクル数が、保持している最大サイクル数以下であるとき、更新を行わない。WE用アクセス情報履歴蓄積部36Wは、保持している各信号毎の最大サイクル数をエラー訂正回路32fに出力する。ここで、最大サイクル数は、例えばチップセレクト信号CS0_N,CS1_Nの最大アサートサイクル数、アドレスADDRの最大ホールドサイクル数等を含む。
RE用アクセス情報履歴蓄積部36Rは、WE用アクセス情報履歴蓄積部36Wと同様の構成を有する。RE用アクセス情報履歴蓄積部36Rは、WE用アクセス情報履歴蓄積部36Wと同様に動作して、逐次入力されるRE用アクセス情報における各サイクル数の中で各信号毎の最大サイクル数をRE用アクセス情報履歴として蓄積する。RE用アクセス情報履歴蓄積部36Rは、保持しているRE用アクセス情報履歴である各信号毎の最大サイクル数をエラー訂正回路32fに出力する。
エラー訂正回路32fは、WE用アクセス情報履歴蓄積部36W及びRE用アクセス情報履歴蓄積部36Rのそれぞれから、パラレルインタフェース信号の各信号毎の最大サイクル数を受信する。エラー訂正回路32fは、入力されるパラレルインタフェース信号に含まれるライトイネーブル信号WE_Nがアサートされた場合、受信されたWE用アクセス情報履歴の各信号毎の最大サイクル数を用いて以下のようにエラー訂正処理を実行する。すなわち、この場合、エラー訂正回路32fは、パラレルインタフェース信号の各信号に対して、その値がWE用アクセス情報履歴蓄積部36Wから受信した最大サイクル数の時間期間だけ変化しないようにその値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。また、エラー訂正回路32fは、入力されるパラレルインタフェース信号に含まれるリードイネーブル信号RE_Nがアサートされた場合、受信されたRE用アクセス情報履歴の各信号毎の最大サイクル数を用いて以下のようにエラー訂正処理を実行する。すなわち、この場合、エラー訂正回路32fは、パラレルインタフェース信号の各信号に対して、その値がRE用アクセス情報履歴蓄積部36Rから受信した最大サイクル数の時間期間だけ変化しないように、その値の変化を除去するエラー訂正処理を実行する。エラー訂正回路32fは、エラー訂正されたパラレルインタフェース信号をパラレルバスインタフェース回路33に出力する。
以上のように構成された本発明の実施形態9に係る差動シリアル伝送システム10−9によれば、上記実施形態3と同様の作用効果を有する。また、WE用アクセス情報履歴蓄積部36W及びRE用アクセス情報履歴蓄積部36Rはそれぞれ、書き込み及び読み出しのアクセスのアクセス履歴を蓄積する。そのため、WE用アクセス情報履歴蓄積部36W及びRE用アクセス情報履歴蓄積部36Rは、アクセスの種類に応じてエラー訂正処理のための規定のサイクル数を決定できる。よって、エラー訂正回路36fは、そのようなアクセスの種類(書き込み、読み出し)毎にシリアルエラー訂正のタイミング及び方法を変更することが可能であり、アクセスの種類毎に最適なエラー訂正処理を実行できる。
実施形態10.
図10は、本発明の実施形態10に係る差動シリアル伝送システム10−10の構成を示すブロック図である。図10において、差動シリアル伝送システム10−10は、差動シリアル伝送装置1−10,2−10を備えて構成される。差動シリアル伝送システム10−10は、図7の差動シリアル伝送システム10−7に比較して、以下の点が異なる。
(1)履歴蓄積イネーブルレジスタ17A,38Aを削除したこと。
以下、相違点について説明する。
図10において、差動シリアル伝送装置2−10におけるアクセス情報履歴蓄積部36aは、図7の履歴蓄積イネーブルレジスタ38Aに代えて外部回路(図示せず)から、「蓄積オン」か「蓄積オフ」かを示す履歴蓄積イネーブル信号を受信する。また、差動シリアル伝送装置1−10において、アクセス情報履歴蓄積部16aは、図7の履歴蓄積イネーブルレジスタ17Aに代えて外部回路から、「蓄積オン」か「蓄積オフ」かを示す履歴蓄積イネーブル信号を受信する。
アクセス情報履歴蓄積部16a,36aは、例えば図19A〜19Dのタイミングチャートに示されるように、例えば外部回路からの履歴蓄積イネーブル信号によるアクセス情報履歴蓄積部16a,36aに対する制御に従って、アクセス情報履歴の蓄積を実行する。
以上のように構成された本発明の実施形態10に係る差動シリアル伝送システム10−10によれば、アクセス情報履歴蓄積部16a,36aは履歴蓄積イネーブル信号を受信する。ここで、履歴蓄積イネーブル信号は、アクセス情報履歴蓄積部16a,36aがアクセス情報履歴の蓄積を実行するか否かを示す。アクセス情報履歴蓄積部16a,36aは、当該履歴蓄積イネーブル信号に基づいてアクセス情報履歴の蓄積の実行を制御する。
上記構成によれば、実施形態3と同様の作用効果を有する。また、アクセス情報履歴蓄積部16a,36aは、外部回路からの制御に従って、例えばエラー発生確率が所定のしきい値より低い時間期間において各信号の最大サイクル数をアクセス情報履歴として蓄積できる。よって、エラー訂正回路13a,32aは、パラレルインタフェース信号に対して最適なエラー訂正処理を実行できる。
上記実施形態10においては、アクセス情報履歴蓄積部16,36は外部回路からの履歴蓄積イネーブル信号を受信する。しかしながら、本発明はこれに限らず、例えば図5のアクセス情報履歴蓄積部16A,16B,36A,36B、図6のアクセス情報履歴蓄積部16C,16D,36C,36D、又は図9のアクセス情報履歴蓄積部アクセス情報履歴蓄積部16R,16W,36R,36Wが、外部回路からの履歴蓄積イネーブル信号を受信して、当該履歴蓄積イネーブル信号に基づいてアクセス情報履歴の蓄積の実行を制御してもよい。
実施形態11.
図11は、本発明の実施形態11に係る差動シリアル伝送システム10−11の構成を示すブロック図である。図11において、差動シリアル伝送システム10−11は、差動シリアル伝送装置1−11,2−11を備えて構成される。差動シリアル伝送システム10−11は、図8Aの差動シリアル伝送システム10−8Aに比較して、以下の点が異なる。
(1)エラー訂正イネーブルレジスタ17B,38Bを削除したこと。
以下、相違点について説明する。
図11において、差動シリアル伝送装置2−11におけるエラー訂正回路32eは、図8Aのエラー訂正イネーブルレジスタ38Bに代えて外部回路から、「エラー訂正オン」か「エラー訂正オフ」かを示すエラー訂正イネーブル信号を受信する。また、差動シリアル伝送装置1−11において、エラー訂正回路13eは、図8Aのエラー訂正イネーブルレジスタ17Bに代えて外部回路から、「エラー訂正オン」か「エラー訂正オフ」かを示すエラー訂正イネーブル信号を受信する。
エラー訂正回路13e,32eは、例えば図19A〜19Dのタイミングチャートに示されるように、例えば外部回路からのエラー訂正イネーブル信号による制御に従って、エラー訂正処理を実行する。
以上のように構成された本発明の実施形態11に係る差動シリアル伝送システム10−11によれば、エラー訂正回路13e,32eは、エラー訂正イネーブル信号を受信する。ここで、エラー訂正イネーブル信号を受信は、エラー訂正回路13e,32eがエラー訂正処理を実行するか否かを示す。エラー訂正回路13e,32eは、当該エラー訂正イネーブル信号に基づいてエラー訂正処理の実行を制御する。
上記構成によれば、上記実施形態3と同様の作用効果を有する。また、エラー訂正回路13e,32eは、外部回路からのエラー訂正イネーブル信号に従って、例えばエラー発生確率が所定のしきい値より高いときにおいてエラー訂正処理を実行できる。これによって、エラー訂正が必要な時間期間内においては、エラー訂正回路13,32をパラレルインタフェース信号の信号品質を良好に保つことができる。さらに、エラー訂正が不要な時間期間内においては差動シリアル伝送装置1−11,2−11の動作のための消費電力を抑えることができる。
上記実施形態11においては、図11のエラー訂正回路13,32は、外部回路からのエラー訂正イネーブル信号に従ってエラー訂正処理を実行する。しかしながら本発明はこれに限らず、図1〜7,8A,8B,9及び10のエラー訂正回路を、外部回路からのエラー訂正イネーブル信号に従ってエラー訂正処理を実行するように構成してもよい。
実施形態12.
図12は、本発明の実施形態12に係る差動シリアル伝送装置1−12,2−12の構成を示すブロック図である。図12において、差動シリアル伝送システム10−12は、差動シリアル伝送装置1−12,2−12を備えて構成される。図12において、本実施形態12に係る差動シリアル伝送システム10−12は、図7の差動シリアル伝送システム10−7に比較して、以下の点が異なる。
(1)差動シリアル伝送装置1−12は、差動シリアル伝送装置1−7に比較して、履歴蓄積イネーブルレジスタ17Aとアクセス情報履歴蓄積部16aとの間にセレクタ16Mをさらに備えたこと。
(2)差動シリアル伝送装置2−12は、差動シリアル伝送装置2−7に比較して、履歴蓄積イネーブルレジスタ38Aとアクセス情報履歴蓄積部36aとの間にセレクタ36Mをさらに備えたこと。
以下、相違点について説明する。
図12の差動シリアル伝送装置2−12において、セレクタ36Mは、履歴蓄積イネーブルレジスタ38Aからの制御信号と、外部回路(図示せず)からの履歴蓄積イネーブル信号とを受信する。セレクタ36Mは、メモリ6を制御するCPUから送信される選択制御信号に基づいて、履歴蓄積イネーブルレジスタ38Aからの制御信号と外部回路からの履歴蓄積イネーブル信号とのうちの、いずれか一方を選択的にアクセス情報履歴蓄積部36aに出力する。
図12の差動シリアル伝送装置1−12において、セレクタ16Mは、履歴蓄積イネーブルレジスタ17Aから制御信号と、外部回路からの履歴蓄積イネーブル信号とを受信する。セレクタ16Mは、CPUから送信される選択制御信号に基づいて、履歴蓄積イネーブルレジスタ17Aからの制御信号と、外部回路からの履歴蓄積イネーブル信号とのうちの、いずれか一方の信号を選択的にアクセス情報履歴蓄積部16aに出力する。
上述のように、アクセス情報履歴蓄積部16a,36aは、例えば図19A〜19Dのタイミングチャートに示されるように、セレクタ16M,36Mからの信号に従ってアクセス情報履歴の蓄積を実行する。
以上のように構成された本発明の実施形態12に係る差動シリアル伝送システム10−12によれば、セレクタ16M,36Mをさらに備える。セレクタ16M,36Mはそれぞれ、履歴蓄積イネーブルレジスタ17A,38Aとアクセス情報履歴蓄積部16a,36aとの間に設けられる。セレクタ16M,36Mはそれぞれ、入力される選択制御信号に従って、履歴蓄積イネーブルレジスタ17A,38Aからの制御信号と外部回路からの履歴蓄積イネーブル信号とのうちのいずれか一方を、選択的にアクセス情報履歴蓄積部16a,36aに出力する。
上記構成によれば、履歴蓄積イネーブルレジスタ17A,38Aからの信号と、外部回路からシリアル信号とは別系統の信号線を介して入力される履歴蓄積イネーブル信号とのうちの一方の信号を、アクセス情報履歴蓄積部16,36に出力するかを選択できる。これによって、アクセス情報履歴蓄積部16,36は、上記実施形態7に比較して、エラー訂正処理にさらに適するアクセス情報履歴を蓄積できる。
実施形態13.
図13は、本発明の実施形態13に係る差動シリアル伝送システム10−13の構成を示すブロック図である。図13において、差動シリアル伝送システム10−13は、差動シリアル伝送装置1−13,2−13を備えて構成される。図13において、本実施形態13に係る差動シリアル伝送システム10−13は、図8Aの差動シリアル伝送システム10−8Aに比較して、以下の点が異なる。
(1)差動シリアル伝送装置1−13は、差動シリアル伝送装置1−8Aに比較して、エラー訂正イネーブルレジスタ17Bとエラー訂正回路13eとの間にセレクタ16Nをさらに備えたこと。
(2)差動シリアル伝送装置2−13は、差動シリアル伝送装置2−8Aに比較して、エラー訂正イネーブルレジスタ38Bとエラー訂正回路32eとの間にセレクタ36Nをさらに備えたこと。
以下、相違点について説明する。
図13の差動シリアル伝送装置2−13において、セレクタ36Nは、エラー訂正イネーブルレジスタ38Bからの制御信号と、外部回路(図示せず)からのエラー訂正イネーブル信号とを受信する。セレクタ36Nは、メモリを制御するCPUから送信される選択制御信号に基づいて、エラー訂正イネーブルレジスタ38Bからの制御信号と外部回路からのエラー訂正イネーブル信号とのうちの、いずれか一方の信号を選択的にエラー訂正回路32eに出力する。
図13の差動シリアル伝送装置1−13において、セレクタ16Nは、エラー訂正イネーブルレジスタ17Bからの制御信号と、外部回路からのエラー訂正イネーブル信号とを受信する。セレクタ16Nは、CPUから送信される選択制御信号に基づいて、エラー訂正イネーブルレジスタ17Bからの制御信号と外部回路からのエラー訂正イネーブル信号とのうちの、いずれか一方の信号を選択的にエラー訂正回路13eに出力する。
上述のように、エラー訂正回路13e,32eはそれぞれ、例えば図19A〜19Dのタイミングチャートに示されるように、セレクタ16N,36Nからの信号に従ってアクセス情報履歴の蓄積を実行する。
以上のように構成された本発明の実施形態13に係る差動シリアル伝送システム10−13によれば、セレクタ16N,36Nをさらに備える。セレクタ16N,36Nはそれぞれ、エラー訂正イネーブルレジスタ17B,38Bとエラー訂正回路13e,32eとの間に設けられる。セレクタ16N,36Nはそれぞれ、選択制御信号に従って、エラー訂正イネーブルレジスタ17B,38Bからの制御信号と外部回路からのエラー訂正イネーブル信号とのうちのいずれか一方の信号を、選択的にエラー訂正回路13e,32eに出力する。
上記構成によれば、エラー訂正イネーブルレジスタ17B,38Bからの信号と、外部回路からシリアル信号とは別系統の信号線を介して入力されるエラー訂正イネーブル信号とのうちのどちらの信号をエラー訂正回路13,32に出力するかを選択できる。このため、例えば所望のタイミングでエラー訂正期間を制御できる。
また、本実施形態13では、エラー訂正回路13,32は、エラー訂正イネーブルレジスタ17B,38Bまたは外部からのエラー訂正イネーブル信号に従って、例えばエラー発生確率が所定のしきい値よりも高い時間期間内においエラー訂正処理を実行できる。よって、エラー訂正が不要な時間期間においてエラー訂正回路13,32の動作を停止することによって、消費電力を抑えることが出来る。
また、エラー訂正イネーブルレジスタ17B,38Bまたは外部回路からのエラー訂正イネーブル信号によって例えば所望のタイミングで、エラー訂正期間がオンまたはオフに設定される。よって、現在のソフトウェアの負荷状態や通信状態に応じた最適な区間で蓄積が可能となり、最適なエラー訂正が可能となる。
上記実施形態13においては、セレクタ16N,36Nを差動シリアル伝送システム10−13に設けている。しかしながら、本発明はこれに限らず、セレクタ16N,36Nを、例えば図3,5〜7,8A,8B,9,10及び12の差動シリアル伝送システム10−3,10−5〜10−7,10−8A,10−8B,10−9,10−10,及び10−12に設けてもよい。