JP6204801B2 - 歯科用補綴物作製用フレーム材、該フレーム材を使用した歯科用補綴物、ならびに歯科用補綴物の作製方法 - Google Patents
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具体的には、該繊維強化樹脂複合シートが触れた部分(石膏模型、ピンセット等)は全て重合性単量体で汚染されることになり、なおかつ該繊維強化樹脂複合シート自体もゴミやホコリを付着することによって汚染されやすい。無機粉末の添加によって一定の解決は試みられているものの、根本的な解決には至っていなかった。また、該繊維強化樹脂複合シートが一度折れ曲がって互いが付着(フォールディング)してしまうと、これを元の状態に戻すことは至難の業であった。よって、該樹脂含浸ガラス繊維複合体はこのようなリスクを低減するために最小限の大きさに裁断されて使用せざるを得なくなり、結果として補強されうる部位が限定されてしまい、十分な強度が得られないという問題があった。
2:横糸
[(A)連続無機繊維基材]
本発明で用いる(A)連続無機繊維基材は複数の無機繊維束よりなることを特徴とする。ここで、連続とは、無機繊維束が基材の一端から他端まで切れ目なく存在することである。すなわち、短繊維や長繊維とは異なり、繊維強化樹脂複合シート中の無機繊維束の長さが、幅方向には該シートの幅と、長さ方向には該シートの長さと実質的に同じ長さであることを意味している。よって、繊維強化樹脂複合シート中に無機繊維基材が破断されて生じる切縁部を実質有していない。したがって、本発明の無機繊維束の長さは繊維強化樹脂複合シートの大きさによって決定し、前述した繊維強化樹脂複合シートの好ましい形状を勘案すれば、幅方向には2〜300mm、長さ方向には15〜300mmであることが好ましい。繊維の長さが長いほど高い補強硬化を得る事ができる。
[(B)熱可塑性樹脂]
本発明に用いる熱可塑性樹脂(B)は、水素結合部位を有する結晶性熱可塑性樹脂であることを特徴とする。一般的にガラス繊維補強型樹脂(FRP)に使用される樹脂は、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、ポリエステル樹脂などの熱硬化性樹脂である。歯科用補綴物としてはビニルエステル樹脂が最も一般的に用いられている。これら、ビニルエステル樹脂に代表される熱硬化性樹脂ベースのFRPは脆性的な性質を持っており、衝撃や変形に弱くチッピングを起こしやすいのに対して、本発明ではFRP用の樹脂として特定の熱可塑性樹脂を用いることによって、衝撃耐久性が高く、粘り強く、破壊までにより大きなエネルギーを要する。このことによって、本発明の歯科用補綴物作製用フレーム材を用いた歯科用補綴物を口腔内で使用した際に、噛みしめによる衝撃を吸収するため破切しにくく、咬合咀嚼による繰り返し荷重を分散するため高い耐久性を示し、その耐薬品性や化学的安定性の高さから、口腔内における酸、アルコール、その他の化学物質による劣化が少ないといった利点を有する。
また、熱可塑性樹脂をベースとしたFRPを用いる事の他のメリットは、生産性の高さである。通常、熱硬化性樹脂は熱や光触媒や化学触媒による重合反応により硬化し、成形体を得るが、作製時間は重合時間に依存し最終重合まで到達させるためには非常に長い時間を要するのが一般的である。特に熱による重合反応の場合は、FRP全体を硬化させるために2時間〜24時間要する。一方、本発明の熱可塑性樹脂ベースのFRPは加熱時間と冷却時間に依存するが、およそ1分〜30分ほどのサイクルで成形が可能であるため生産性が高い。射出成型機等を用いることによって成形プロセスを自動化し、大量生産することも可能である。また、熱硬化性樹脂ベースのFRPプリプレグはべたつきが大きいため取り扱い性が非常に悪く、樹脂が人体や周囲に付着して汚したり、FRPプリプレグ自体が埃やゴミを付着して汚染され機械的物性に悪影響が起こったりするが、本発明の熱可塑性樹脂ベースのFRPとすることで、これらの問題は解決する。さらに、熱硬化性樹脂ベースのFRPでは反応性があるため保存安定性が悪く、歯科医院や歯科技工所での長期保管が難しかったが、本発明の熱可塑性樹脂ベースのFRPではこの問題が解決され、長期保存が容易になっている。
さらに、熱可塑性ベースのFRPを用いることによる効果は、プリプレグである繊維強化樹脂複合シートを所望のサイズ、所望の形状に容易に切断して用いる事ができることである。これによって、シートをより高い補強硬化を有するように最適な形状に加工することが可能となった。なおかつ、シートはべたつきがないため熱可塑性樹脂ベースのFRPで問題だったシートが折りたたまれて付着してしまう現象(フォールディング)が起こらず、より大きい範囲の補強が可能となるほか、特定の形状を有する歯科用補綴物作製用フレームを簡単に作ることができる。
本発明の水素結合部位を有する結晶性熱可塑性樹脂は、口腔内での長期耐久性を得られやすい事からガラス転移点が70度以上であることが好ましく、100度以上であることがより好ましい。ガラス転移点が高いほど、高温の飲食物の摂食等による機械的物性低下の影響を受けにくい。
本発明の歯科用補綴物作製用フレーム材は、上記連続無機繊維基材(A)及び熱可塑性樹脂(B)から作製される繊維強化樹脂複合シートを、そのまま、あるいは必要に応じて加熱によって軟化し、適当な形状へ圧縮力等を負荷して加工することによって得られる。あらかじめシート状に成形されているため、歯科用補綴物作製用フレーム材への加工が容易である。また、この繊維強化樹脂複合シートはべたつきがなく、適度なかたさとしなやかさを有するため、操作性が良好である。本発明の繊維強化樹脂複合シートは加工工程において加熱し溶融状態となった場合も伸縮性や形態保持性に優れるため、精度が良く加工しやすい。
本発明の繊維強化樹脂複合シートには、使用目的に応じてその他の成分を適宜添加することができる。たとえば、熱安定剤、安定化助剤、可塑剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、造核剤、重金属不活性化剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、X線像影剤、顔料、蛍光剤、光輝顔料、充填剤等を使用目的に応じた添加量で添加することができる。
本発明の繊維強化樹脂複合シートの製造方法については特に制限されず、公知の方法が使用可能である。前記の熱可塑性樹脂を加熱溶融状態で連続無機繊維基材へ含浸させる工程を経て製造されてもよいし、熱可塑性樹脂の原料となる液状の化合物(重合性単量体や前記したイソシアネート化合物、ポリオール化合物等)と、必要に応じて重合触媒を連続無機繊維基材へ含浸させた後に重合硬化することで繊維強化樹脂複合シートを作製してもよい。含浸させる方法は特に制限がないが、具体的には、圧縮(プレス)成形、金型搬送冷却成形、ダイレクト成形、ダブルベルトプレス成形、ロール成形、樹脂フィルム含浸法、混織法、真空成形、積層成形、シートモールディングコンパウンド成形やこれらを組み合わせた方法が例として挙げられる。加熱溶融した熱可塑性樹脂や液状の熱可塑性樹脂原料の含浸方法としては、加圧、減圧いずれの方法を用いてもよい。
本発明の繊維強化樹脂複合シートは、補綴物を補強するのに過不足ない大きさに裁断し、必要に応じて加熱軟化した状態で力を加えることで適当な形状に成形したものを、歯科用補綴物フレーム材として使用することができる。裁断方法としては、カッター、ハサミ、ニッパ、裁断機等の公知の方法から適宜選択すればよい。適当な形状に加工する方法としては、加熱と成形を同一装置で行ってもよいし、別途オーブンなどで繊維強化樹脂複合シートを加熱した後に加工装置に素早く移設して成形加工を行ってもよい。代表的な加熱装置としては、IRヒーター、コンタクトヒーター、オーブン等が挙げられる。立体的な構造に変形させる方法としては、圧縮(プレス)成形、スタンピング成形、マッチドダイ成形、ダイヤフラム成形、フロー成形、ドレープ成形、ロールフォーミング成形、ハイブリッド成形などが挙げられる。
本発明の歯科用補綴物作製用フレーム材はその他の歯科用補綴物作製用材料と組み合わせて使用することで歯科用補綴物とすることが好ましい。その他の歯科材料としては、公知のものを目的に応じて使用することができる。例えば、歯科用硬化性組成物、歯科用修復材組成物として公知の組成物(コンポジットレジン、硬質レジン、常温重合レジン等)、歯科用ミルブランク、歯科用切削加工用レジン組成物を所望の形状に切削加工したもの、熱可塑性樹脂をベースとした人工歯、義歯床、義歯用の係留部材用の材料と組みわせて使用できる。
平均直径10ミクロンのEガラス製フィラメントガラス繊維束(200tex)を綾織り(2/2)に織りこんだガラス繊維クロスからなる連続無機繊維基材の表面を、アミノプロピルトリメトキシシランを用いてシランカップリング処理を行い、これに水素結合部位を有する結晶性熱可塑性樹脂である熱可塑性ポリウレタン樹脂(融点182度、ガラス転移点81度)シートを重ねて200度の加熱温度下でプレス成形することで、熱可塑性樹脂含浸ガラス繊維シートを作製した。これを垂直方向に2枚重ね合わせ加熱プレス加工する事によって繊維強化樹脂複合シートを作製した。この繊維強化樹脂複合シートにボイドは観察されず、密度は1.82、面積重量は290g/m2、熱可塑性樹脂含有量は55体積%、シート厚みは0.5mmであった。この繊維強化樹脂複合シートについて、島津試験機製万能試験機を用いて、支点間距離20mm、クロスヘッドスピード1mm/minの条件下で三点曲げ試験を行うことによって曲げ強さを測定した。
平均直径10ミクロンのEガラス製フィラメントガラス繊維束(200tex)を綾織り(2/2)に織りこんだガラス繊維クロスからなる連続無機繊維基材の表面を、アミノプロピルトリメトキシシランを用いてシランカップリング処理を行い、これに水素結合部位を有する結晶性熱可塑性樹脂であるナイロン6(融点220度、ガラス転移点60度)シートを重ねて230度の加熱温度下でプレス成形することで、熱可塑性樹脂含浸ガラス繊維シートを作製した。これを垂直方向に2枚重ね合わせ加熱プレス加工する事によって繊維強化樹脂複合シートを作製した。この繊維強化樹脂複合シートにボイドは観察されず、密度は1.82、面積重量は290g/m2、熱可塑性樹脂含有量は55体積%、シート厚みは0.5mmであった。この繊維強化樹脂複合シートについて、実施例1と同様の方法で曲げ強さを測定した。
平均直径24ミクロンのEガラス製ロービングガラス繊維束(1200tex)を綾織り(2/2)に織りこんだガラス繊維クロスからなる連続無機繊維基材の表面を、アミノプロピルトリメトキシシランを用いてシランカップリング処理を行い、これに水素結合部位を有する結晶性熱可塑性樹脂であるナイロン6(融点220度、ガラス転移点60度)シートを重ねて230度の加熱温度下でプレス成形することで繊維強化樹脂複合シートを作製した。この繊維強化樹脂複合シートにボイドは観察されず、密度は1.82、面積重量は600g/m2、熱可塑性樹脂含有量は53体積%、シート厚みは0.5mmであった。この繊維強化樹脂複合シートについて、実施例1と同様の方法で曲げ強さを測定した。
平均直径10ミクロン、平均長さ150ミクロンのEガラス製短繊維の表面をアミノプロピルトリメトキシシランでシランカップリング処理を行い、表面処理短繊維ガラスを得た。これと水素結合部位を有する結晶性熱可塑性樹脂であるナイロン6(融点220度、ガラス転移点60度)ペレットとを東洋精機製ラボプラストミルにて230度で溶融混合し、取り出した混合物を230度の加熱温度下でプレス成形することで繊維強化樹脂複合シートを作製した。この繊維強化樹脂複合シートにボイドは観察されず、密度は1.82、面積重量は600g/m2、熱可塑性樹脂含有量は53体積%、シート厚みは0.5mmであった。この繊維強化樹脂複合シートについて、実施例1と同様の方法で曲げ強さを測定した。
平均直径10ミクロンのEガラス製フィラメントガラス繊維束(200tex)を綾織り(2/2)に織りこんだガラス繊維クロスからなる連続無機繊維基材の表面を、メタクリロキシプロピルトリメトキシシランを用いてシランカップリング処理を行い、これに水素結合をもたない結晶性熱可塑性樹脂であるポリプロピレン(融点163度、ガラス転移点0度)シートを重ねて170度の加熱温度下でプレス成形することで、熱可塑性樹脂含浸ガラス繊維シートを作製した。これを垂直方向に2枚重ね合わせ加熱プレス加工する事によって繊維強化樹脂複合シートを作製した。この繊維強化樹脂複合シートにボイドは観察されず、密度は1.68、面積重量は290g/m2、熱可塑性樹脂含有量は55体積%、シート厚みは0.5mmであった。この繊維強化樹脂複合シートについて、実施例1と同様の方法で曲げ強さを測定した。
平均直径10ミクロンのEガラス製フィラメントガラス繊維束(200tex)を綾織り(2/2)に織りこんだガラス繊維クロスからなる連続無機繊維基材の表面を、メタクリロキシプロピルトリメトキシシランを用いてシランカップリング処理を行い、これに結晶性でない熱可塑性樹脂であるポリカーボネート(ガラス転移点145度)シートを重ねて260度の加熱温度下でプレス成形することで、熱可塑性樹脂含浸ガラス繊維シートを作製した。これを垂直方向に2枚重ね合わせ加熱プレス加工する事によって繊維強化樹脂複合シートを作製した。この繊維強化樹脂複合シートにボイドは観察されず、密度は1.68、面積重量は600g/m2、熱可塑性樹脂含有量は55体積%、シート厚みは0.5mmであった。この繊維強化樹脂複合シートについて、実施例1と同様の方法で曲げ強さを測定した。
平均直径10ミクロンのEガラス製フィラメントガラス繊維束(200tex)を綾織り(2/2)に織りこんだガラス繊維クロスからなる連続無機繊維基材の表面を、メタクリロキシプロピルトリメトキシシランを用いてシランカップリング処理を行った。重合性単量体組成物として2,2,4−トリメチルヘキサメチレンビス(2−カルバモイルオキシエチル)ジメタクリレート70質量部、トリエチレングリコールジメタクリレート30質量部、カンファーキノン0.2質量部、4−N,N’−ジメチルアミノ安息香酸エチル0.1質量部を混合溶解して調整した。金型にガラス繊維を並べてその上から上記の重合性単量体組成物を添加し、70度の真空乾燥機内に24時間入れて加熱と減圧を行い、ガラス繊維に該重合性単量体を含浸させて繊維強化樹脂複合シートを作製した。この繊維強化樹脂複合シートにボイドは観察されず、密度は1.82、面積重量は290g/m2、樹脂含有量は55体積%、シート厚みは0.5mmであった。この繊維強化樹脂複合シートを歯科用光照射装置パールキュアライト(トクヤマデンタル)を用いて2分間光照射を行うことで重合硬化させ、実施例1と同様の方法で曲げ強さを測定した。
平均直径10ミクロン、平均長さ150ミクロンのEガラス製短繊維の表面をメタクリロロキシプロピルトリメトキシシランでシランカップリング処理を行い、表面処理短繊維ガラスを得た。重合性単量体組成物として2,2,4−トリメチルヘキサメチレンビス(2−カルバモイルオキシエチル)ジメタクリレート70質量部、トリエチレングリコールジメタクリレート30質量部、カンファーキノン0.2質量部、4−N,N’−ジメチルアミノ安息香酸エチル0.1質量部を混合溶解して調整した。金型にガラス繊維を並べてその上から上記の重合性単量体組成物を添加し、70度の真空乾燥機内に24時間入れて加熱と減圧を行い、ガラス繊維に該重合性単量体を含浸させて繊維強化樹脂複合シートを作製した。この繊維強化樹脂複合シートにボイドは観察されず、密度は1.82、面積重量は600g/m2、樹脂含有量は55体積%、シート厚みは0.5mmであった。この繊維強化樹脂複合シートを歯科用光照射装置パールキュアライト(トクヤマデンタル)を用いて2分間光照射を行うことで重合硬化させ、実施例1と同様の方法で曲げ強さを測定した。
実施例1で用いた繊維強化樹脂複合シートを2枚積層し、220度に加熱しながら圧縮成形することで厚み1.0mmの繊維強化樹脂複合シートを得た。この繊維強化樹脂複合シートからなるフレーム材について、実施例1と同様の方法で曲げ強さを測定した。
実施例1で用いた繊維強化樹脂複合シートを幅13mm、長さ25mmに裁断し、幅7mm、長さ27mmのSUS製模擬支台上で、220度に加熱しながら圧縮成形することで、左右に3mmの羽状構造が付与されたコの字型立体構造を成形した。この繊維強化樹脂複合シートからなるフレーム材について、実施例1と同様の方法で曲げ強さを測定した。
実施例1用いた繊維強化樹脂複合シートを幅11mm、長さ33mmに裁断し、幅7mm、長さ27mmのSUS製模擬支台上で、220度に加熱しながら圧縮成形し、余剰部分をハサミでトリミングすることで、前後左右に2mmの羽状構造が付与された箱型立体構造を成形した。この繊維強化樹脂複合シートからなるフレーム材について、実施例1と同様の方法で曲げ強さを測定した。
実施例1で用いた繊維強化樹脂複合シートを幅4mm、長さ25mmに裁断し、幅7mm、長さ27mmのSUS製模擬支台上で、220度に加熱しながら圧縮成形した。これを弱圧でアルミナサンドブラストした後にスチーマーで洗浄した面を被着面とし、4mm×25mm×2mmの空隙を持つSUS製金型の下部に被着面を上にして配置し、トクヤマデンタル製パールエステリキッドを一層塗布して技工用光照射機αライトで30秒間光照射を行い、その上にトクヤマデンタル製パールエステCD3を築盛、歯科用光照射装置パールキュアライト(トクヤマデンタル)で2分間光照射し、更に加熱重合機トクヤマデンタル製パールキュアヒートで110度15分間重合することで試験片を得た。この試験片について、実施例1と同様の方法で曲げ強さを測定した。
実施例6と同様の方法で箱形フレームを作製した。この内面を弱圧でアルミナサンドブラスト処理し、スチーマーで洗浄した後に実施例7と同様な方法で、パールエステCD3を築盛、重合硬化し、試験片を得た。この試験片について、実施例1と同様の方法で曲げ強さを測定した。
2×2×25mmの空隙を有するSUS製モールドにパールエステCD3を充填し、上下をポリエステルフィルムで圧接して、歯科用光照射装置パールキュアライト(トクヤマデンタル)で2分間光照射し、更に加熱重合機トクヤマデンタル製パールキュアヒートで110度15分間重合することで試験片を得た。この試験片について、実施例1と同様の方法で曲げ強さを測定した。
Claims (7)
- 複数の無機繊維束よりなる連続無機繊維基材(A)及び水素結合部位を有する結晶性熱可塑性樹脂(B)を含む繊維強化樹脂複合シートからなる歯科用補綴物作製用フレーム材であって、繊維強化樹脂複合シートが、(A)連続無機繊維基材が無機繊維束の織り構造を有する(A)連続無機繊維基材のみからなり、(B)結晶性熱可塑性樹脂がポリウレタン樹脂又はポリアミド樹脂である繊維強化樹脂複合シートであって、該シート中に無機繊維基材が破断されて生じる切縁部を実質有していない歯科用補綴物作製用フレーム材。
- 前記(A)連続無機繊維基材の織り構造が網目状である請求項1に記載の繊維強化樹脂複合シートからなる歯科用補綴物作製用フレーム材。
- 前記無機繊維束を構成する無機繊維がシリカ繊維及びガラス繊維のいずれかより選択される無機繊維であることを特徴とする請求項1又は2に記載の繊維強化樹脂複合シートからなる歯科用補綴物作製用フレーム材。
- 羽状構造を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の歯科用補綴物作製用フレーム材。
- 羽状構造が箱型であることを特徴とする請求項4に記載の歯科用補綴物作製用フレーム材。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の歯科用補綴物作製用フレーム材を用いて作製される歯科用補綴物。
- 繊維強化樹脂複合シートを加熱下でモールドを押付けて成形させて請求項1〜5のいずれか一項に記載の歯科用補綴物作製用フレーム材を得、次いで得られた歯科用補綴物作製用フレーム材に対し、接着材を塗布後、硬化性組成物を築盛し、重合硬化することによって得られる歯科用補綴物の製造方法。
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