JP6220563B2 - 遊技機用球送り装置及びそれを備えた遊技機 - Google Patents
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Description
遊技球を受け入れる受入部と、前記受入部よりも高位置に配置され且つ遊技球を排出する部分として構成される排出部とを備え、前記受入部で受け入れられた遊技球を前記排出部から送り出す遊技機用球送り装置であって、
遊技球を取り込み可能に構成され遊技球が通過可能な球通過部と、遊技球の通過を遮断可能な球止め部とを備え、前記受入部側からの遊技球が前記球通過部に取り込み可能となる取込変位と、前記受入部側からの遊技球が前記球通過部に通過不能となり且つ前記球止め部によって前記受入部側からの遊技球の流下が遮断される遮断変位とに変位可能に構成された球切り部材と、
前記球切り部材と連動可能に構成され、1又は複数の球受け部を備えると共に、前記球切り部材が前記遮断変位となったときに前記球通過部を通過した遊技球を前記球受け部に受け入れる位置と、当該球受け部が前記排出部に連通する位置となったときに当該球受け部に収容された遊技球を前記排出部に送り出す位置との間を所定の軌道で可動する球送り部材と、
前記球送り部材を駆動させる駆動源と、
前記球切り部材を前記取込変位と前記遮断変位とに切り替える切替機構と、
を備え、
前記球切り部材は、前記取込変位のときの前記球通過部の位置よりも、前記遮断変位のときの前記球通過部の位置の方が低位置であり、前記取込変位のときの前記球通過部による遊技球の受入位置から下降させるように当該遊技球を搬送するたことを特徴とする。
この構成では、取込変位で球通過部内に受け入れた遊技球を移動させるときに下降させることができるため、球切り部材に向けて流れ込もうとする後続の遊技球からの力の向き(即ち、斜め下方向)に極力逆らうことなく下側に移動させることができる。従って、受入位置から遊技球を移送するときの負荷は、後続の遊技球を押し退けて上側に移動する構成と比較して大幅に小さくなり、球切り部材による遊技球の移送も円滑且つ安定的に行うことができる。
この構成では、球通過部を通過した遊技球が球送り部材に受け入れられた際に、一定範囲回転するまでは球流路に形成された円筒状の内周壁上に位置し続けることになる。従って、球送り部材に送り込まれた遊技球が、この球送り部材によってすぐに送り出されることがなく、球送り部材に送られた遊技球が、球送り部材と送り出しの通路との間で球噛みすることを効果的に抑制することができる。そして、球受け部には、内周壁上に送られた遊技球が一定時間経ってから安定的に受け入れられるため、球切り部材及び球送り部材の動作を阻害せずに受け入れた遊技球を排出口に向けて円滑且つ安定的に送り出すことができる。
この構成では、駆動源を動力として、球送り部材だけでなく球切り部材をも変位させることができ、部品点数を抑えつつ球切り部材の切り替え動作を安定的に行うことができる。
以下、本発明に係る遊技機用球送り装置11及びそれを備えた遊技機1を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
(遊技機の概要)
まず、図1、図2等を参照して遊技機1の概要を説明する。図1、図2に示すように、遊技機1は、パチンコ機として構成されており、外郭を形成する額縁状の外枠2を備え、その外枠2の前側には、一方側がヒンジ2a、2aを介して軸支されると共に、その前面側に向かって片開き可能な構成で内枠3が支持されている。そして、内枠3には、ガイドレール8により遊技領域5aが形成された遊技盤5が装着され、その下方に遊技機用発射装置(以下、単に発射装置ともいう)10が設けられている。また、内枠3の前方側にはガラス枠6及び球皿枠7を備えた前枠4が設けられている。前枠4の一部をなすガラス枠6は、ガラスなどの透明板を備えてなるものであり、ヒンジ2bを介して内枠3に開閉自在に取り付けられている。また、球皿枠7は、ヒンジ2cを介して内枠3に開閉自在に取り付けられており、その前面には遊技球Bを貯留し、且つ貯留した遊技球Bを整流して発射装置10に供給する球受皿9が設けられている。また、この球受皿9の右下側には、遊技球Bの発射力を調節する球発射ハンドル19が設けられている。
次に、遊技機用球送り装置11について説明する。
遊技機用球送り装置11は、遊技球Bを受け入れる供給経路68d(受入部)と、供給経路68dよりも高位置に配置され且つ遊技球Bを排出する部分として構成される排出口62b(排出部)とを備え、供給経路68dで受け入れられた遊技球Bを排出口62bから送り出すように構成されている。
この球送り装置11は、主として、ケース60と、球切り部材20と、球送り部材30と、モータ40と、モータブラケット50(切替機構)とを備えている。
そして、球切り部材20は、図4、図5、図9(A)等に示すように、遊技球Bを保持可能な球通過部20fと、遊技球Bの通過を遮断可能な球止め部20eとを備え、供給経路68d側(受入部側)から送り込まれた遊技球Bが球通過部20fに取り込み可能となる取込変位(図10(B))と、供給経路68d側から送り込まれた遊技球Bが球通過部20fに取り込み不能となり且つ球止め部20eによって供給経路68dからの遊技球Bの流下が遮断される遮断変位(図7(B),図9(A))とに変位可能に構成されている。また、球送り部材30は、球切り部材20と連動可能に構成され、1又は複数(図8(B)の例では2つ)の球受け部30fを備えると共に、所定の回転軸線Gを中心として回転可能に構成され、球切り部材20が遮断変位となり且つ球受け部30fが当該遮断変位のときの球通過部20fと連通する回転位置となったときに球通過部20fから球受け部30fに遊技球Bを受け入れ、当該球受け部30fが送出経路70b及び排出口62b(排出部)に連通する回転位置となったときに当該球受け部30fに収容された遊技球Bを排出部から排出する構成となっている。また、モータ40(駆動源)は、球送り部材30に駆動力を与えて回転駆動する構成となっており、モータブラケット50(切替機構)は、球切り部材20を取込変位と遮断変位とに切り替える構成となっている。そして、ケース60は、これら球切り部材20、球送り部材30、モータ40、モータブラケット50(切替機構)などの部材を内部に収容して保持する構成となっている。以下、図3〜図10等を参照し、球送り装置11を構成する各部品について詳述する。
本構成では、排出口62b及び送出経路70bが「排出部」の一例に相当しており、球送り装置11内に送り込まれた遊技球Bを排出するように機能する。
球切り部材20は、図10(B)、図11のような取込変位のときに表通路枠68の供給経路68dを通って送り込まれた遊技球Bを球通過部20f内に取り込むことが可能な構成となっており、図7(B)、図9(A)のように遮断変位のときには、表通路枠68の供給経路68dを通って送り込まれた遊技球Bの流下(具体的には、球切り部材20内に入り込もうとする流下)を遮断し得る構成となっている。この球切り部材20は、図9(A)、図10(B)のように、前後方向に沿った回動軸22を中心部として回動可能に保持され、且つ球送り部材30と連動するように配置されている。また、球切り部材20は、自重で下方(図9,10において時計回り)に回動(付勢)するようになっている。なお、図9(A)、図10(B)では、球切り部材20の回転中心を符号Hで概念的に示している。
上述したように、球切り部材20は、供給経路68d側から送り込まれた遊技球Bが球通過部20fに取り込み可能となる取込変位と、供給経路68d側から送り込まれた遊技球Bが球通過部20fに取り込み不能となり且つ球止め部20eによって供給経路68d側から送り込まれた遊技球Bの流下が遮断される遮断変位とに変位可能に構成されている。この揺動動作では、図10(A)のような基準変位(遮断変位)にある球切り部材20の被作用部20cに対し球送り部材30の係合突部30eから押圧作用が加わることで球送り部材20全体が上方側(反時計回り)に回動し、このとき図10(B)のような取込変位となる。一方、図10(B)の状態から更に回動した所定時期では、被作用部20cに対して係合突部30eから押圧作用が加わらなくなり、球送り部材30は自重によって下降して図10(A)のような基準変位(遮断変位)に戻る。このように球送り部材30の右側部分(前方側から見て右側部分)の上昇動作と下降動作が交互に繰り返されるようになっている。
球送り部材30は、供給経路68dから球切り部材20に送られた遊技球Bを球切り部材20から受け取り、当該遊技球Bを受け取った位置より高位置へと移動させて送出経路70bから排出するように機能するものである。この球送り部材30は、モータ40から駆動力を受けて前後方向(遊技盤の盤面と直交する方向)に延びる回転軸線Gを中心として回転(具体的には、時計回りに回転)するように構成されており、受け取った遊技球Bを自身の周縁部に収容しつつ回転移動させるようになっている(図8(B)、図10(A)参照)。
モータ40は、定常回転可能な公知の直流モータやステッピングモータなどによって構成されており、図示しないモータ駆動回路からの電力供給を受けて回転軸部40bを一定の回転速度で回転駆動させ、この回転軸部40bに間接的に固定された球送り部材30を回転させている。このモータ40は、図4に示すように、外部からの電力供給を受けて駆動力を発生させる本体部40aと、本体部40aで発生した回転駆動力を他部材に伝達させる回転軸部40bとを備えている。本体部40aは、表通路枠68の凹部68cに組み付けられ、駆動軸として構成される回転軸部40bは、モータベース66の貫通孔66cに前方側から挿し通される構成で配置されている。そして、回転軸部40bは、モータブラケット50の貫通孔66cに嵌め込まれて固定されており、回転軸部40bの駆動に応じてこの回転軸部40bとモータブラケット50とが一体的に回転するように構成されている。なお、モータ40の回転速度(回転軸部40bの回転速度)は、例えば球発射ハンドル19(図1参照)の回転角度(操作角度)に応じた速度で回転するようにモータ駆動回路及び制御回路(いずれも図示略)によって制御されている。本構成では、モータ40が「駆動源」の一例に相当しており、球送り部材30を回転駆動させるように機能する。なお、モータ40の回転軸部40bに球送り部材30を取り付けて、モータ40の駆動で直接回動させるようにしてもよい。
モータブラケット50は、図4及び図5に示すように、全体として円盤状に構成されており、前後方向に直交する面方向に沿って配置され且つモータベース66の板部66aと略平行となる板部50aと、板部50aの外周から後方側に突出する周壁部50bと、板部50aの前面側の中心部から前方側に突出する円筒軸50cとを備えており、この円筒軸50cが、モータ40の回転軸部40bと嵌合する構成となっている。また、周壁部50b一部を切り欠いた構成で一対の切欠部50d,50dが形成されており、円筒軸50cから半径方向外側に所定距離離れた位置には上述の突出部50e,50eが後方側に突出して形成されている。図9のように、切欠部50d,50dは、軸線Gを中心として半径方向内側に凹むような凹部として構成されており、一方の切欠部50dは、他方の切欠部50dから180度回転した位置(軸線Gを中心として180度回転した位置)に配置されて、略分銅型(腹がくびれた繭型)をしており、軸線Gを中心とする対称構造となっている。
図3(A)、図4、図5、図7(B)、図9(B)に示すように、表通路枠68の下端側には、球抜きシャッター80が設けられており、表通路枠68の供給経路68dに貯留している遊技球Bを外部に排出(球抜き)し得るように構成されている。この球抜きシャッター80は、図4、図5、図9(B)に示すように、球抜きを行わない場合に遊技球Bを供給経路68dから供給口66dへと誘導する底部として構成される誘導部80aと、左右方向への移動をガイドするガイド部80bとを備えている。誘導部80aは、板状に形成され、上面が後方側に向かうにつれて低位置となるように傾斜している。図5等に示すように、ガイド部80bは、前方側に突出する外枠によって形成される長溝(孔部)として、球抜きシャッター80の左右方向の略全体に亘って形成されている。そして、ガイド部80bは、ガイド突起68eを遊挿することで、ガイド部80bがガイド突起68eに沿って左右方向に相対移動可能に表通路枠68に保持されている。即ち、ガイド部80bは、ガイド突起68eによって上下方向への移動が制限されて、左右方向に往復移動するように構成されている。また、このガイド部80bを常に左側(前方側から見て左側)に付勢し得るばね部材82が設けられている。この球抜きシャッター80は、非操作時には、ばね部材82の付勢によって誘導部80a及びガイド部80bが図3(B)、図9(B)に示す左端位置(誘導部80aが球抜き孔68fを塞ぎ、誘導部80aが遊技球Bを供給経路68dから供給口66dへ誘導し得る位置)で維持される。一方、ばね部材82の付勢に抗して誘導部80a及びガイド部80bを右側に変位させたときには、誘導部80aが球抜き孔68fを塞ぐ位置から退避し、供給経路68dと球抜き孔68fが連通する。このとき、供給経路68d内の遊技球Bを球抜き孔68fを介して排出する「球抜き」が可能となる。
次に、球送り装置11の球送り動作について説明する。
球送り装置11は、球受皿9から続く図示しない誘導路に続くように配置され、この誘導路を通って送られた遊技球Bを供給経路68d内に取り込むように配置される。そして、球切り部材20が図9(A)のような基準位置(遮断変位)にあるときには、供給経路68d内に取り込まれた遊技球Bは、球切り部材20側に送り込まれず、供給経路68d内で待機することになる。この場合、球切り部材20に最も近い先頭の遊技球Bは球止め部20eに当接して供給経路68d内に留まり、その後に続く遊技球Bは、先頭の遊技球Bに続いて供給経路68d内に貯留される。
本構成に係る遊技機用球送り装置11には、取込変位と遮断変位とに変位し得る球切り部材20が設けられており、この球切り部材20は、取込変位のときには、供給経路68d(受入部)側から自身の内部(球通過部20f内)に遊技球Bを取り込み、遮断変位のときには、球通過部20fに保持された遊技球Bを球送り部材30に送り出すと共に後続の遊技球Bの流れ込みを遮断するように機能している。このように、球切り部材20から球送り部材30に向けて遊技球Bを送り出すときに球切り部材20の一部(球止め部20e)が後続の遊技球Bの流れ込みを遮断するため、後続の遊技球Bからの球圧によって送り出しが阻害されず、球切り部材20から球送り部材30に向けて円滑に遊技球Bが送り出されることになる。また、供給経路68dに貯留される後続の遊技球Bと球送り部材30の間には球切り部材20が介在するため、後続の遊技球Bからの球圧が球送り部材30に対して直接的に加わり難くなる。従って、後続の遊技球Bからの球圧によって球送り部材30の動作が阻害されにくく、球送り部材30が円滑且つ安定的に作動することになる。
本構成では、取込変位のときにこのような力関係が生じ、その後、上述したように係合突部30eからの押圧作用が解除されることで、球切り部材20は、自重によって時計回りに回動して遮断変位へと変位することになる。つまり、後続の遊技球B2から球通過部20f内の遊技球B1に対して下方向の成分を有する押圧力が加わった状態で、球通過部20f及びその内部の遊技球B1が下降するように遮断変位に向けて変位するため、後続の遊技球B2からの斜め下向きの力を利用しつつ球通過部20f及び遊技球B1をより低位置(遮断変位のときの位置)に円滑に変位させることができる。
なお、このような構成とせずに、球通過部20fが取込変位のときよりも遮断変位のときの方が高位置となるように構成した場合(即ち、取込変位から球通過部20fが上昇するように構成した場合)、取込変位から遮断変位に移行するときに、後続の遊技球B2からの力(即ち、斜め下方向への力)に逆らいつつ後続の遊技球B2をある程度押し退けながら、球通過部20f及び遊技球B1を上方へと押し上げなければならなくなる。この場合、遊技球B2からの押圧力が大きい場合には、球通過部20f及び遊技球B1が円滑に上昇しなかったり、球通過部20f及び遊技球B1の上昇が阻害されて適正な上昇位置まで上昇しなかったりする虞があるが、本構成ではこのような問題をより確実に解消することができる。
以下、本発明に係る遊技機用球送り装置211及びそれを備えた遊技機を具現化した第2実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態に係る球送り装置211は、第1実施形態と同様の構成の遊技機に、第1実施形態と同様の配置で設けられるものである(図1及び図2参照)。したがって、第1実施形態と同一の部分については第1実施形態と同一の符号を付し、適宜、図1、図2を参照し、詳細な説明は省略する。
遊技機用球送り装置211は、遊技球Bを受け入れる供給経路268d(受入部)と、供給経路268dよりも高位置に配置され且つ遊技球Bを排出する部分として構成される排出口262b(排出部)とを備え、供給経路268dで受け入れられた遊技球Bを排出口262bから送り出すように構成されている。
この球送り装置211は、主として、ケース260と、球切り部材220と、球送り部材230と、モータ240と、モータブラケット250(切替機構)とを備えている。
そして、球切り部材220は、図13、図14、図18(A)等に示すように、遊技球Bを保持可能な球通過部220fと、遊技球Bの通過を遮断可能な球止め部220eとを備え、供給経路268d側(受入部側)から送り込まれた遊技球Bが球通過部220fに取り込み可能となる取込変位(図19(B))と、供給経路268d側から送り込まれた遊技球Bが球通過部220fに取り込み不能となり且つ球止め部220eによって供給経路268dからの遊技球Bの流下が遮断される遮断変位(図16(B),図18(A))とに変位可能に構成されている。また、球送り部材230は、1又は複数(図16(B)の例では2つ)の球受け部230fを備えると共に、所定の回転軸線Iを中心として回転可能に構成され、また、球送り部材230は、球切り部材220と連動可能に構成され、1又は複数(図16(B)の例では2つ)の球受け部230f,230fと、球受け部230fへと続く流路を形成する内周壁(内側周壁部)230i(球流路)とを備えると共に、所定の回転軸線Iを中心として回転可能に構成され、球切り部材220が遮断変位となったときに遊技球Bが球通過部220fから球流路上に流下し、遊技球Bが球流路から球受け部230fへと誘導される所定の回転位置で球受け部230fに遊技球Bを受け入れ、当該球受け部230fが排出口262b(排出部)に連通する回転位置となったときに当該球受け部230fに収容された遊技球Bを排出口262b(排出部)に送り出す構成となっている。また、モータ240(駆動源)は、球送り部材230に駆動力を与えて回転駆動する構成となっており、モータブラケット250(切替機構)は、球切り部材220を取込変位と遮断変位とに切り替える構成となっている。そして、ケース260は、これら球切り部材220、球送り部材230、モータ240、モータブラケット250(切替機構)などの部材を内部に収容して保持する構成となっている。以下、図12〜図19等を参照し、球送り装置211を構成する各部品について詳述する。
球切り部材220は、図19(B)のような取込変位のときに表通路枠268の供給経路268dを通って送り込まれた遊技球Bを球通過部220f内に取り込むことが可能な構成となっており、図16(B)、図18(A)のように遮断変位のときには、表通路枠268の供給経路268dを通って送り込まれた遊技球Bの流下(具体的には、球切り部材220内に入り込もうとする流下)を遮断し得る構成となっている。この球切り部材220は、図18(A)、図19(B)のように、前後方向に沿った回動軸222を中心部として回動可能に保持され、且つ球送り部材230と連動するように配置されている。また、球切り部材220は、ばね部材224の弾性力によって下方(図18,19において時計回り)に回動する(付勢される)ようになっている。なお、図18(A)では、球切り部材220の回転中心を符号Jで概念的に示している。また、本明細書では、「反時計回り」及び「時計回り」とは、それぞれ球送り装置211を後方側から見た時の反時計回り及び時計回りの方向である。
上述したように、球切り部材220は、供給経路268d側から送り込まれた遊技球Bが球通過部220fに取り込み可能となる取込変位と、供給経路268d側から送り込まれた遊技球Bが球通過部220fに取り込み不能となり且つ球止め部220eによって供給経路268d側から送り込まれた遊技球Bの流下が遮断される遮断変位とに変位可能に構成されている。この揺動動作では、図19(A)のような基準変位(遮断変位)にある球切り部材220の被作用部220cに対し後述するモータブラケット250の押圧部250dから押圧作用が加わることで球送り部材220が回動軸線I(図19(B)参照)を中心として反時計回りに回動し、このとき図19(B)のような取込変位となる。一方、図19(B)の状態から更に回動した所定時期では、被作用部220cに対して押圧部250dから押圧作用が加わらなくなり、球送り部材230はばね部材224の付勢によって時計回りに回動して図19(A)のような基準変位(遮断変位)に戻る。このように球送り部材230の反時計回りへの回動と時計回りへの回動が交互に繰り返されるようになっている。
球送り部材230は、供給経路268dから球切り部材220に送られた遊技球Bを球切り部材220から受け取り、当該遊技球Bを受け取った位置より高位置へと移動させて排出口262bから排出するように機能するものである。この球送り部材230は、モータ240から駆動力を受けて前後方向(遊技盤の盤面と直交する方向)に延びる回転軸線Iを中心として回転(具体的には、時計回りに回転)するように構成されており、受け取った遊技球Bを自身の周縁部に収容しつつ回転移動させるようになっている(図17(B)、図19(A)参照)。
モータ240は、定常回転可能な公知の直流モータやステッピングモータなどによって構成されており、図示しないモータ駆動回路からの電力供給を受けて回転軸部240bを一定の回転速度で回転駆動させ、この回転軸部240bに間接的に固定された球送り部材230を回転させている。このモータ240は、図13に示すように、外部からの電力供給を受けて駆動力を発生させる本体部240aと、本体部240aで発生した回転駆動力を他部材に伝達させる回転軸部240bとを備えている。本体部240aは、表通路枠268の表板部68aと周壁部68bとによって形成される空間内に組み付けられ、駆動軸として構成される回転軸部240bは、モータベース266の貫通孔266cに前方側から挿し通される構成で配置されている。そして、回転軸部240bは、モータブラケット250の貫通孔266cに嵌め込まれて固定されており、回転軸部240bの駆動に応じてこの回転軸部240bとモータブラケット250とが一体的に回転するように構成されている。なお、モータ240の回転速度(回転軸部240bの回転速度)は、例えば球発射ハンドル19(図1参照)の回転角度(操作角度)に応じた速度で回転するようにモータ駆動回路及び制御回路(いずれも図示略)によって制御されている。本構成では、モータ240が「駆動源」の一例に相当しており、球送り部材230を回転駆動させるように機能する。なお、モータ240の回転軸部240bに球送り部材230を取り付けて、モータ240の駆動で直接回動させるようにしてもよい。
モータブラケット250は、図13及び図14に示すように、全体として円盤状に構成されており、前後方向に直交する面方向に沿って配置され且つ略円柱状の本体部250aと、本体部250aから前後方向に直交する面方向に沿って突出する一対の押圧部250d,250dを備えている。また、本体部250aには、前面側の中心部から前後方向に貫通する軸孔250cと、軸孔250cの周囲において前後方向に略円弧状に貫通する一対の係合孔250e,250eとが形成されている。軸孔250cは、モータ240の回転軸部240bと嵌合する構成となっている。また、係合孔250e,250eは、本体部250aにおいて軸線Iを介して対称位置に設けられ、球送り部材230の係合突部230e,230eが嵌め込まれ、球送り部材230がモータブラケット250と一体となって回転動作するようになっている。また、押圧部250d,250dは、軸孔250cを中心として半径方向外側に突出する略三角柱形状の突起部分として形成されている。具体的には、図13に示すように前後方向から見て右側に形成される押圧部250dは、下方側に面する平面形状部と、平面部の右端から上方側に延出して球切り部材の220の被作用部220cを押圧する円弧状部分から構成されている。一方、図13に示すように前後方向から見て左側に形成される押圧部250dは、右側に形成される押圧部250dから180度回転した位置(軸線Iを中心として180度回転した位置)に配置されて、軸線Iを中心とする対称構造となっている。
図13、図14、図16(B)、図18(B)に示すように、表通路枠268の下端側には、球抜きシャッター280が設けられており、表通路枠268の供給経路268dに貯留している遊技球Bを外部に排出(球抜き)し得るように構成されている。この球抜きシャッター280は、図13、図14に示すように、前後方向に円柱状に形成されて回動中心となる中心軸孔280cと、中心軸孔280cを中心として径方向に延出する延出部280dと、延出部280dの一端(即ち、中心軸孔280cが形成される一端に対する他端)から後方側へと起立して、球抜きを行わない場合に遊技球Bを供給経路268dから供給口266dへと誘導する底部として構成される誘導部280aと、を備えている。中心軸孔280cは、モータベース266の突出部266fに挿通されることで、球抜きシャッター280が中心軸孔280cを中心として回動(揺動)するようになっている。また、誘導部280aは、板状に形成され、上面が後方側に向かうにつれて低位置となるように傾斜している。また、延出部280dにおける誘導部280aの前方側には、前方側に突出し、表カバー269の貫通孔269cによってガイドされる被ガイド部280eが形成されている。また、延出部280dの後方側の面には、貫通孔269cに近接する位置に後方側に突出してばね部材282を係合する係合部280fが形成されている。
次に、球送り装置211の球送り動作について説明する。
球送り装置211は、球受皿9から続く図示しない誘導路に続くように配置され、この誘導路を通って送られた遊技球Bを供給経路268d内に取り込むように配置される。そして、球切り部材220が図18(A)のような基準位置(遮断変位)にあるときには、供給経路268d内に取り込まれた遊技球Bは、球切り部材220側に送り込まれず、供給経路268d内で待機することになる。この場合、球切り部材220に最も近い先頭の遊技球Bは球止め部220eに当接して供給経路268d内に留まり、その後に続く遊技球Bは、先頭の遊技球Bに続いて供給経路268d内に貯留される。
本構成によれば、第1実施形態と同様の効果が得られる。また、球通過部220fを通過した遊技球Bが球送り部材230に受け入れられた際に、一定範囲回転するまでは球流路に形成された円筒状の内周壁230i上に位置し続けることになる。従って、球送り部材230に送り込まれた遊技球Bが、この球送り部材230によってすぐに送り出されることがなく、球送り部材230に送られた遊技球Bが、球送り部材230と送り出しの通路との間で球噛みすることを効果的に抑制することができる。そして、球受け部230fには、内周壁230i上に送られた遊技球Bが一定時間経ってから安定的に受け入れられるため、球切り部材280及び球送り部材230の動作を阻害せずに受け入れた遊技球Bを排出口262bに向けて円滑且つ安定的に送り出すことができる。
上記実施形態では、球切り部材に形成された球通過部が一旦遊技球を保持し、この球通過部が揺動により下降して遊技球を球送り部材に送り出す例を示したがこの例に限られない。例えば、球送り部材に形成された球通過部が遊技球を保持せず、遊技球を自重によって落下させてもよい。この場合、落下位置を球受け部が通るときに遊技球が送り込まれるようにすればよい。
11,211…遊技機用球送り装置
20,220,320…球切り部材
20e,220e,320e…球止め部
20f,220f,320f…球通過部
30,230…球送り部材
30e,230e…係合突部(切替機構)
30f,230f…球受け部
40,240…モータ(駆動源)
50,250…モータブラケット(切替機構)
62b,262b…排出口(排出部)
68d,268d…供給経路(受入部)
70b…送出経路(排出部)
B,B1,B2…遊技球
G,I…回転軸線
Claims (4)
- 遊技球を受け入れる受入部と、前記受入部よりも高位置に配置され且つ遊技球を排出する部分として構成される排出部とを備え、前記受入部で受け入れられた遊技球を前記排出部から送り出す遊技機用球送り装置であって、
遊技球を取り込み可能に構成され遊技球が通過可能な球通過部と、遊技球の通過を遮断可能な球止め部とを備え、前記受入部側からの遊技球が前記球通過部に取り込み可能となる取込変位と、前記受入部側からの遊技球が前記球通過部に通過不能となり且つ前記球止め部によって前記受入部側からの遊技球の流下が遮断される遮断変位とに変位可能に構成された球切り部材と、
前記球切り部材と連動可能に構成され、1又は複数の球受け部を備えると共に、前記球切り部材が前記遮断変位となったときに前記球通過部を通過した遊技球を前記球受け部に受け入れる位置と、当該球受け部が前記排出部に連通する位置となったときに当該球受け部に収容された遊技球を前記排出部に送り出す位置との間を所定の軌道で可動する球送り部材と、
前記球送り部材を駆動させる駆動源と、
前記球切り部材を前記取込変位と前記遮断変位とに切り替える切替機構と、を備え、
前記球切り部材は、前記取込変位のときの前記球通過部の位置よりも、前記遮断変位のときの前記球通過部の位置の方が低位置であり、前記取込変位のときの前記球通過部による遊技球の受入位置から下降させるように当該遊技球を搬送することを特徴とする遊技機用球送り装置。 - 前記球送り部材は、所定の回転軸線を中心として回転可能に構成され、
前記回転軸線を中心とする円筒状に構成された内周壁を備えると共に前記球受け部へと続く流路となる球流路を備え、
前記球受け部は、前記球流路の内周壁よりも外側に凹んだ構成をなし、
所定の第1回転位置のときに前記球通過部を通過した遊技球を前記球流路の前記内周壁上に受け入れ、その球流路に受け入れられた遊技球を前記第1回転位置から一定範囲回転するまで当該球流路の前記内周壁上にて保持し、その保持された遊技球を前記一定範囲回転した第2回転位置のときに前記球受け部へ送り出す構成であり、当該球受け部が前記排出部に連通する回転位置となったときに当該球受け部に収容された遊技球を前記排出部に送り出す構成であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機用球送り装置。 - 前記切替機構は、前記駆動源が前記球送り部材を駆動する駆動力を受けて動作し、その駆動力と連動して前記球切り部材を前記取込変位と前記遮断変位とに交互に切り替えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機用球送り装置。
- 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の遊技機用球送り装置を備えていることを特徴とする遊技機。
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