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JP6220563B2 - 遊技機用球送り装置及びそれを備えた遊技機 - Google Patents
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JP6220563B2 - 遊技機用球送り装置及びそれを備えた遊技機 - Google Patents

遊技機用球送り装置及びそれを備えた遊技機 Download PDF

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Description

本発明は、遊技機用球送り装置及びそれを備えた遊技機に関するものである。
一般的に、遊技機の遊技領域の下方側には、遊技球が一時的に貯留される球受皿が設けられ、この球受皿に貯留された遊技球を誘導する構成で誘導経路が連通して配置されている。更に、誘導経路に誘導された遊技球を送り出す球送り装置と、この球送り装置によって送り出された遊技球を遊技領域に向けて発射する球発射装置とが設けられ、このような構成により、球受皿で貯留された遊技球を球発射装置に送り出すことが可能となっている。
この種の構成では、遊技者の作業性や部品配置の効率化等を考慮して発射装置を誘導経路の下端位置よりも高位置に配置することが多く、このため、球送り装置では、下方位置に導かれた遊技球を上方側に揚送するようになっている。なお、球送り装置に関する技術としては、例えば特許文献1で開示される技術が存在する。
特開2003−33480号公報
特許文献1で開示される間歇送り装置は、往復回転するモーター1の回転軸15に装着され回転板8やクランクピン9などからなるクランク機構7と、先端がクランク機構7により往復動されて遊技球を間歇的に送出する揺動レバー2とを備えている。また、揺動レバー2には、その先端に球受け部4が形成されており、この球受け部4は、降下時にガイド5から送り込まれる遊技球を受け入れ、上昇時にその遊技球を送出口6に送り出すようになっている。そして、揺動レバー2において、球受け部4の下側には、球受け部4が上昇したときにガイド5から供給される遊技球を待機させるためのストッパーが形成されている。
しかしながら、この構成では、ストッパーが揺動レバー2の一部として形成されているため、ガイド5に待機する遊技球から荷重(球圧)を受けた状態で揺動レバー2が上昇及び下降することになる。つまり、遊技球が待機しているときには、揺動レバー2の動作時に当該揺動レバー2に対して常に遊技球からの荷重(球圧)が加わるため、揺動レバー2が正規の送り出し位置まで確実に上昇できずに円滑に球送りができない事態や、正規の取り込み位置まで確実に下降できずに遊技球を受け入れる事ができない事態などを招く虞がある。このように、遊技球を上方側に送り出す際に球送り部材(揚送部材)に大きな荷重が加わり続けると球送り部材の動作が不安定になり、円滑な球送り動作が阻害されるため、このような問題を効果的に解消し得る構成が望まれる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、遊技球を低位置から高位置へ送り出すことが可能な遊技機用球送り装置において、待機する遊技球から球送り部材に大きな球圧が加わり続けることを抑え、球送り部材を安定的に動作させることが可能な構成を提供することを目的とする。
本発明の遊技機用球送り装置は、
遊技球を受け入れる受入部と、前記受入部よりも高位置に配置され且つ遊技球を排出する部分として構成される排出部とを備え、前記受入部で受け入れられた遊技球を前記排出部から送り出す遊技機用球送り装置であって、
遊技球を取り込み可能に構成され遊技球が通過可能な球通過部と、遊技球の通過を遮断可能な球止め部とを備え、前記受入部側からの遊技球が前記球通過部に取り込み可能となる取込変位と、前記受入部側からの遊技球が前記球通過部に通過不能となり且つ前記球止め部によって前記受入部側からの遊技球の流下が遮断される遮断変位とに変位可能に構成された球切り部材と、
前記球切り部材と連動可能に構成され、1又は複数の球受け部を備えると共に、前記球切り部材が前記遮断変位となったときに前記球通過部を通過した遊技球を前記球受け部に受け入れる位置と、当該球受け部が前記排出部に連通する位置となったときに当該球受け部に収容された遊技球を前記排出部に送り出す位置との間を所定の軌道で可動する球送り部材と、
前記球送り部材を駆動させる駆動源と、
前記球切り部材を前記取込変位と前記遮断変位とに切り替える切替機構と、
を備え
前記球切り部材は、前記取込変位のときの前記球通過部の位置よりも、前記遮断変位のときの前記球通過部の位置の方が低位置であり、前記取込変位のときの前記球通過部による遊技球の受入位置から下降させるように当該遊技球を搬送するたことを特徴とする。
本発明の遊技機は、上記遊技機用球送り装置を備えていることを特徴とする。
本発明において、遊技機用球送り装置には、取込変位と遮断変位とに変位し得る球切り部材が設けられており、この球切り部材は、取込変位のときに、受入部側から受け入れられる遊技球に対して自身を通過させ、遮断変位のときには、球通過部に保持された遊技球を球送り部材に送り出すと共に後続の遊技球の流れ込みを遮断するように機能する。このように、球切り部材から球送り部材に向けて遊技球を送り出すときに球切り部材の一部(球止め部)が後続の遊技球の流れ込みを遮断するため、後続の遊技球からの球圧によって送り出しが阻害されず、球切り部材から球送り部材に向けて円滑に遊技球が送り出されることになる。また、後続の遊技球と球送り部材の間には球切り部材が介在するため、後続の遊技球からの球圧が球送り部材に対して直接的に加わり難くなる。従って、後続の遊技球からの球圧によって球送り部材の動作が阻害されにくく、球送り部材が円滑且つ安定的に作動することになる。
また、本発明において、球通過部は、遊技球を取り込み可能に構成され、球切り部材は、取込変位のときの球通過部の位置よりも、遮断変位のときの球通過部の位置の方が低位置であり、取込変位のときの球通過部による遊技球の受入位置から下降させるように当該遊技球を搬送する構成であってもよい。
この構成では、取込変位で球通過部内に受け入れた遊技球を移動させるときに下降させることができるため、球切り部材に向けて流れ込もうとする後続の遊技球からの力の向き(即ち、斜め下方向)に極力逆らうことなく下側に移動させることができる。従って、受入位置から遊技球を移送するときの負荷は、後続の遊技球を押し退けて上側に移動する構成と比較して大幅に小さくなり、球切り部材による遊技球の移送も円滑且つ安定的に行うことができる。
また、本発明において、前記球送り部材は、所定の回転軸線を中心として回動可能に構成され、前記回転軸線を中心とする円筒状に構成された内周壁を備えると共に前記球受け部へと続く流路となる球流路を備え、前記球受け部が、前記球流路の内周壁よりも外側に凹んだ構成であってもよい。そして、所定の第1回転位置のときに前記球通過部を通過した遊技球を前記球流路の前記内周壁上に受け入れ、その球流路に受け入れられた遊技球を前記第1回転位置から一定範囲回転するまで当該球流路の前記内周壁上にて保持し、その保持された遊技球を前記一定範囲回転した第2回転位置のときに前記球受け部へ送り出す構成であり、当該球受け部が前記排出部に連通する回転位置となったときに当該球受け部に収容された遊技球を前記排出部に送り出す構成であってもよい。
この構成では、球通過部を通過した遊技球が球送り部材に受け入れられた際に、一定範囲回転するまでは球流路に形成された円筒状の内周壁上に位置し続けることになる。従って、球送り部材に送り込まれた遊技球が、この球送り部材によってすぐに送り出されることがなく、球送り部材に送られた遊技球が、球送り部材と送り出しの通路との間で球噛みすることを効果的に抑制することができる。そして、球受け部には、内周壁上に送られた遊技球が一定時間経ってから安定的に受け入れられるため、球切り部材及び球送り部材の動作を阻害せずに受け入れた遊技球を排出口に向けて円滑且つ安定的に送り出すことができる。
また、本発明において、切替機構は、駆動源が球送り部材を駆動する駆動力を受けて動作し、その駆動力と連動して球切り部材を取込変位と遮断変位とに交互に切り替える構成であってもよい。
この構成では、駆動源を動力として、球送り部材だけでなく球切り部材をも変位させることができ、部品点数を抑えつつ球切り部材の切り替え動作を安定的に行うことができる。
本発明において、遊技機用球送り装置は、遊技機用発射装置に遊技球を送る装置として構成することができる。このようにすることで、遊技機用発射装置に遊技球を送り出す部分において上述の利益を享受することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る遊技機用球送り装置を備えた遊技機を例示する正面図である。 図2は、図1の遊技機において前枠を開放した状態を概略的に示す斜視図である。 図3(A)は、本発明の第1実施形態に係る遊技機用球送り装置を後方側且つ斜め上方側から見た斜視図であり、図3(B)は、その遊技機用球送り装置を前方側且つ斜め上方側から見た斜視図である。 図4は、図3の遊技機用球送り装置を後方側且つ斜め上方側から見た分解斜視図である。 図5は、図3の遊技機用球送り装置を前方側且つ斜め上方側から見た分解斜視図である。 図6は、図3の遊技機用球送り装置の正面図であり、球切り部材が遮断位置のときの状態を示す図である。 図7(A)は、図6のA−A断面を概略的に示す断面図であり、図7(B)は、図6のB−B断面を概略的に示す断面図である。 図8(A)は、図3の遊技機用球送り装置の側面図であり、球切り部材が遮断位置のときの状態を示す図である。図8(B)は、図8(A)のC−C断面を概略的に示す断面図である。 図9(A)は、図8(A)のD−D断面を概略的に示す断面図であり、図9(B)は、図8(A)のE−E断面を概略的に示す断面図である。 図10(A)は、球切り部材が受入位置のときの図8(A)のC−C断面を概略的に示す断面図であり、図10(B)は、球切り部材が受入位置のときの図8(A)のD−D断面を概略的に示す断面図である。 図11は、図3の遊技機用球送り装置において、球切り部材が受入変位のときに球通過部に保持される遊技球に加わる後続遊技球からの力(球圧)の向きを説明する説明図である。 図12(A)は、本発明の第2実施形態に係る遊技機用球送り装置を後方側且つ斜め上方側から見た斜視図であり、図12(B)は、その遊技機用球送り装置を前方側且つ斜め上方側から見た斜視図である。 図13は、図12の遊技機用球送り装置を後方側且つ斜め上方側から見た分解斜視図である。 図14は、図12の遊技機用球送り装置を前方側且つ斜め上方側から見た分解斜視図である。 図15は、図12の遊技機用球送り装置の正面図であり、球切り部材が遮断位置のときの状態を示す図である。 図16(A)は、図15のA−A断面を概略的に示す断面図であり、図16(B)は、図15のB−B断面を概略的に示す断面図である。 図17(A)は、図12の遊技機用球送り装置の側面図であり、球切り部材が遮断位置のときの状態を示す図である。図17(B)は、図17(A)のC−C断面を概略的に示す断面図である。 図18(A)は、図17(A)のD−D断面を概略的に示す断面図であり、図18(B)は、図17(A)のE−E断面を概略的に示す断面図である。 図19(A)は、球切り部材が受入位置のときの図17(A)のC−C断面を概略的に示す断面図であり、図19(B)は、球切り部材が受入位置のときの図7(A)のD−D断面を概略的に示す断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る遊技機用球送り装置11及びそれを備えた遊技機1を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
(遊技機の概要)
まず、図1、図2等を参照して遊技機1の概要を説明する。図1、図2に示すように、遊技機1は、パチンコ機として構成されており、外郭を形成する額縁状の外枠2を備え、その外枠2の前側には、一方側がヒンジ2a、2aを介して軸支されると共に、その前面側に向かって片開き可能な構成で内枠3が支持されている。そして、内枠3には、ガイドレール8により遊技領域5aが形成された遊技盤5が装着され、その下方に遊技機用発射装置(以下、単に発射装置ともいう)10が設けられている。また、内枠3の前方側にはガラス枠6及び球皿枠7を備えた前枠4が設けられている。前枠4の一部をなすガラス枠6は、ガラスなどの透明板を備えてなるものであり、ヒンジ2bを介して内枠3に開閉自在に取り付けられている。また、球皿枠7は、ヒンジ2cを介して内枠3に開閉自在に取り付けられており、その前面には遊技球Bを貯留し、且つ貯留した遊技球Bを整流して発射装置10に供給する球受皿9が設けられている。また、この球受皿9の右下側には、遊技球Bの発射力を調節する球発射ハンドル19が設けられている。
また、球受皿9に貯留している遊技球Bを発射装置10に供給する手段として、本発明に係る遊技機用球送り装置11(以下、球送り装置11ともいう)が設けられており、球受皿9から所定の流路を通って流下する遊技球Bを一球ずつ取り込むと共に、発射装置10の発射位置100に向けて一球ずつ送り出すようになっている。そして、発射装置10は、球送り装置11によって送り出された遊技球Bを一球ずつ打球して遊技領域5aに向けて発射するようになっている。
なお、本明細書において、遊技機1における上下方向とは遊技盤5の盤面に沿う態様で遊技領域5aを遊技球Bが流下する方向(図1等に示す代表例では鉛直方向)を意味する。また、左右方向とは遊技盤5の盤面に沿う態様で上下方向に直交する方向(図1等に示す代表例では水平方向)を意味する。また、前後方向とは遊技盤5の盤面に直交する方向(図1等に示す代表例では水平方向)を意味し、遊技盤5の遊技者側が前方側であり、遊技盤5の奥側(遊技領域5aの反対側)が後方側である。
(遊技機用球送り装置の構成)
次に、遊技機用球送り装置11について説明する。
遊技機用球送り装置11は、遊技球Bを受け入れる供給経路68d(受入部)と、供給経路68dよりも高位置に配置され且つ遊技球Bを排出する部分として構成される排出口62b(排出部)とを備え、供給経路68dで受け入れられた遊技球Bを排出口62bから送り出すように構成されている。
まず、球送り装置11の概要を説明する。
この球送り装置11は、主として、ケース60と、球切り部材20と、球送り部材30と、モータ40と、モータブラケット50(切替機構)とを備えている。
そして、球切り部材20は、図4、図5、図9(A)等に示すように、遊技球Bを保持可能な球通過部20fと、遊技球Bの通過を遮断可能な球止め部20eとを備え、供給経路68d側(受入部側)から送り込まれた遊技球Bが球通過部20fに取り込み可能となる取込変位(図10(B))と、供給経路68d側から送り込まれた遊技球Bが球通過部20fに取り込み不能となり且つ球止め部20eによって供給経路68dからの遊技球Bの流下が遮断される遮断変位(図7(B),図9(A))とに変位可能に構成されている。また、球送り部材30は、球切り部材20と連動可能に構成され、1又は複数(図8(B)の例では2つ)の球受け部30fを備えると共に、所定の回転軸線Gを中心として回転可能に構成され、球切り部材20が遮断変位となり且つ球受け部30fが当該遮断変位のときの球通過部20fと連通する回転位置となったときに球通過部20fから球受け部30fに遊技球Bを受け入れ、当該球受け部30fが送出経路70b及び排出口62b(排出部)に連通する回転位置となったときに当該球受け部30fに収容された遊技球Bを排出部から排出する構成となっている。また、モータ40(駆動源)は、球送り部材30に駆動力を与えて回転駆動する構成となっており、モータブラケット50(切替機構)は、球切り部材20を取込変位と遮断変位とに切り替える構成となっている。そして、ケース60は、これら球切り部材20、球送り部材30、モータ40、モータブラケット50(切替機構)などの部材を内部に収容して保持する構成となっている。以下、図3〜図10等を参照し、球送り装置11を構成する各部品について詳述する。
ケース60は、球送り装置11の外殻をなすものであって、例えば樹脂材料などによって箱状に構成され、図3(B)に示すように、遊技球Bを受け入れる供給経路68dと、図3(A)に示すように、供給経路68dよりも高位置(上下方向において、供給経路68dよりも上位置)に配置され且つ遊技球Bを排出する部分として構成される排出口62bとを備えている。このケース60は、図2に示すように前枠4の後方側(詳しくは球受枠7の後方側)において当該前枠4の開放時(図2参照)に視認可能となるように露出した状態で固定されている。そして、このケース60は、前枠4の閉鎖状態で発射装置10の前方側に配置されるようになっている。
ケース60は、図4及び図5に示すように、当該ケース60の表面部(前面部)を構成する表通路枠68と、当該ケース60の裏面部(後面部)を構成する裏面通路カバー62と備えている。そして、これら表通路枠68と裏面通路カバー62の間には、モータベース66と、中ケース64と、裏面通路構成部70とが配されている。そして、これら表通路枠68、モータベース66、中ケース64、裏面通路カバー62がそれぞれ略円形の板状に構成されると共に、これらが前後に重なる形態で組付けられてケース60全体として略円柱形状の箱状形態をなしており、表通路枠68の外面部(前面部)及び裏面通路カバー62の外面部(裏面部)がそれぞれ遊技盤の盤面に沿うように前後に配置される構成となっている。
表通路枠68は、ねじ等の締結部材によってモータベース66の前側に組付けられ、このモータベース66は、ねじ等の締結部材によって中ケース64の前側に組付けられるようになっている。そして、この中ケース64は、ねじ等の締結部材によって裏面通路カバー62の前側に組付けられ、これら中ケース64と裏面通路カバー62の間に裏面通路構成部70が配されている。そして、表通路枠68とモータベース66によってモータ40の前後が覆われると共に当該モータ40が保持され、モータベース66と中ケース64とによってモータブラケット50及び球切り部材20の前後が覆われると共にこれらモータブラケット50及び球切り部材20が保持されている。更に、中ケース64と裏面通路カバー62によって球送り部材30の前後が覆われると共に球切り部材20が回転可能に保持されている。
ケース60内では、モータ40は、表通路枠68とモータベース66とによって閉鎖された空間内に大部分が収容され、回転軸部40bを貫通孔66cに挿し通した状態で当該回転軸部40bを回転し得るように保持されている。また、モータブラケット50は、モータベース66と中ケース64とによって閉鎖された空間内で回転し得るようにモータ40の回転軸部40bに組み付けられている。また、球切り部材20は、モータベース66と中ケース64との間に組付けられる回動軸22を中心として回動し得るように、かつ、上述のモータブラケット50を自身の貫通孔20b内に収めるように、これらモータベース66と中ケース64との間の空間内に保持されている。また、球送り部材30は、当該回転軸部40bの回転軸線を中心として回転し得るようにモータブラケット50に組み付けられており、中ケース64と裏面通路カバー62の間の空間内で回転し得るように保持されている。
表通路枠68は、図4及び図5に示すように、前枠4の後方側の面(詳しくは球受枠7の後方側の面)と略平行に配置される板状の表板部68aと、表板部68aの外周から後方側に突出する周壁部68bとを備えており、後方側から内部に部品を組み付けて収容できるように周壁部68bの内側には所定の空間が形成されている。また、表板部68aの左上側には前方側に凹む凹部68cが形成されており、この凹部68cに後方側からモータ40を組み付けて収容するようになっている。また、表通路枠68は、図5に示すように、表板部68aの前面側から前方側に突出し、ガイド突起68eを備えている。ガイド突起68eは、前方側に突出する2つの円柱形状部を上下方向に面する板状部によって連結される形状となっている。そして、ガイド突起68eは、後述する球抜きシャッター80のガイド部80bに遊挿し、球抜きシャッター80の動作を左右方向に限定して制御するように機能する。また、図4、図9(B)に示すように、表板部68aの後方側において下方側且つ右側(前方側から見て右側)に前後方向に延びる球通路である供給経路68dが形成されており、前方側から見て右端側から流入する遊技球Bを左側へと誘導するように構成されている。また、供給経路68dの左側端部は上下方向に延びる球通路である球抜き孔68fと連通しており、この球抜き孔68fは、供給経路68dから流入する遊技球Bを下方側へと誘導するように構成されている。なお、本構成では、供給経路68dが「受入部」の一例に相当しており、球送り装置11に遊技球Bを受け入れるように機能する。
モータベース66は、図4及び図5に示すように、表通路枠68の表板部68aと略平行な円形状の板部66aと、板部66aの外周から後方側に突出する周壁部66bとを備えており、周壁部66bの内側には後方側から内部に部品を組み付けて収容できるように所定の空間が形成されている。また、板部66aの中心部には、円形状の貫通孔66cが形成されており、この貫通孔66cに後述するモータ40の回転軸部40bが挿通されるようになっている。また、貫通孔66cの下方側且つ右寄り(前方側から見て右寄り)の位置に、開口形状が略四角形状である供給口66dが形成されている。この供給口66dは、後述する球切り部材20が取込変位となったときに図10(B)のように球通過部20fと連通するように配置され、このとき、供給経路68dからの遊技球Bは当該供給口66dを通過して球通過部20fに取り込まれるようになっている。また、貫通孔66cの左側(前方側から見て左側)の位置には、前方側に凹む溝部(穴部)66eが形成されており、球切り部材20の回動中心となる回動軸22の一端部が嵌め込まれるようになっている。なお、回動軸22の他端部は、後述する中ケース64の前面部に形成された溝部(孔部)64g(図5)に嵌めこまれるようになっており、このような構造でモータベース66と中ケース64との間に回動軸22が保持されている。そして、このような回動軸22と球切り部材20の貫通孔20dとが嵌り合い、球切り部材20が回動軸22を中心として回動(揺動)するようになっている。
中ケース64は、図4及び図5に示すように、モータベース66の板部66aと略平行な円形状の板部64aと、板部64aの外周から後方側に突出する周壁部64bとを備えており、後方側から内部に部品を組み付けて収容できるように周壁部64bの内部に所定の空間が形成されている。また、板部64aの中心には、円形状の貫通孔64cが形成されており、貫通孔64cに後述するモータブラケット50が貫通して配置されるようになっている。また、貫通孔64cの下方且つ周壁部64bに隣接する位置に球通路64dが切欠状に貫通形成されており、この球通路64dは、後述する球切り部材20が図8(B)、図9(A)のような遮断位置となったときに球切り部材20の球通過部20fと連通するように配置されている。そして、球通路64dと球通過部20fとが連通し、更に球受け部30fも連通する位置関係となったときに、球通過部20fに収容された遊技球Bが球通路64dを通過して球受け部30fに送り出されるようになっている。また、周壁部64bの一側(図10(A)右側)に外側に膨出して内側を開放した凹室64hが形成され、球送り部材30の回転の位置決めをするセンサ64iが設けられる。また、板部64aの前方側の面には、上方側被当接部64fと、右側被当接部64eとが形成されている。上方側被当接部64fは、球切り部材20が取込変位(図10(B)参照)のときよりも更に回動(前方側からみて反時計回りに回動)したときにこの球切り部材20と当接するようになっており、これにより、球切り部材20の更なる上方への回動を規制している。また、右側被当接部64eは、球切り部材20が遮断変位のときにこの球切り部材20と当接するようになっており、これにより、球切り部材20の更なる下方への回動(前方側から見て時計回りの回動)を規制している(図9(A)参照)。なお、本明細書では、「反時計回り」及び「時計回り」とは、それぞれ球送り装置11を後方側から見た時の反時計回り及び時計回りの方向である。
裏面通路カバー62は、図4及び図5に示すように、中ケース64の板部64aと略平行に配置される円形の略板状の裏板部62aと、遊技球Bを排出経路へと排出する排出口62bと、一対の切欠部62c,62cと、を備えている。また、排出口62bは、裏板部62aの中心より上方寄りの位置において裏板部62aの厚さ方向(前後方向)に貫通する貫通孔として構成されており、遊技球Bが通過可能な大きさとなっている。また、一対の切欠部62c,62cは、遊技球Bよりも狭い幅の長孔状の貫通孔として構成されており、図3(A)のように球送り装置11を後方側から見たときに、切欠部62c、62cを介してケース内に一部を視認できるようになっている。
また、裏面通路カバー62の前方側には、図4及び図5に示すように、裏面通路構成部70が設けられており、球送り部材30から送り出される遊技球Bを裏面通路カバー62の排出口62bへと誘導するように構成されている。この裏面通路構成部70は、略円柱形状に形成される本体部70aと、遊技球Bを後方側へと誘導する送出経路70bとを備えている(図7(A)も参照)。また、送出経路70bは左右方向に略平行な2つの板状部を備え、当該板状部の上端が後方に向かって低位置となるように傾斜している。即ち、2つの板状部の上端が送出経路70bの底部を構成しており、この底部は、排出口62bに近づくにつれて低位置となるように構成されている。そして、送出経路70bの後端部(具体的には、上述の2つの板状部の後端部)が排出口62bの開口内の下方寄りに配置される構成で、裏面通路構成部70が裏面通路カバー62に組み付けられている。
本構成では、排出口62b及び送出経路70bが「排出部」の一例に相当しており、球送り装置11内に送り込まれた遊技球Bを排出するように機能する。
次に、球切り部材20について説明する。
球切り部材20は、図10(B)、図11のような取込変位のときに表通路枠68の供給経路68dを通って送り込まれた遊技球Bを球通過部20f内に取り込むことが可能な構成となっており、図7(B)、図9(A)のように遮断変位のときには、表通路枠68の供給経路68dを通って送り込まれた遊技球Bの流下(具体的には、球切り部材20内に入り込もうとする流下)を遮断し得る構成となっている。この球切り部材20は、図9(A)、図10(B)のように、前後方向に沿った回動軸22を中心部として回動可能に保持され、且つ球送り部材30と連動するように配置されている。また、球切り部材20は、自重で下方(図9,10において時計回り)に回動(付勢)するようになっている。なお、図9(A)、図10(B)では、球切り部材20の回転中心を符号Hで概念的に示している。
この球切り部材20は、図4、図5、図9(A)等に示すように、全体として環状形態をなし、モータベース66の板部66aと略平行となる板部20aと、板部20aの中心部分を前後方向に貫通する貫通孔20bと、貫通孔20bの右上部分(前方側から見て右上側)において左方向(前方側からみて左側)に突出する被作用部20cと、板部20aの左端において前後方向に貫通する挿通孔20dと、板部20aの右下部分を構成する球止め部20eと、板部20aの下端において前後方向に貫通する球通過部20fと、を備えている。また、球切り部材20の右端の端部に右側当接部20gが突設され、中ケース64の右側被当接部64eに当接して球切り部材20の下方への回動を規制する。右側当接部20gには重錘20jが埋設され、確実に下方への回動を促して図9(A)のような基準変位(遮断変位)に戻るようにしている。
球切り部材20の貫通孔20bの内部には、後述する球送り部材30の係合突部30eとモータブラケット50とが前後方向に挿し通されるように収容され、これら係合突部30e及びモータブラケット50は、貫通孔20b内で軸線Gを中心とした回転動作を行うようになっている。また、球切り部材20に左端部付近に形成された挿通孔20dには回動軸22が前後方向に挿し通されており、球切り部材20はこの回動軸22を中心軸として回動するようになっている。
球通過部20fは、内周面が略円筒面として構成され、前後方向に延びる筒状形態をなしており、遊技球Bが内部に送り込まれたときにこの遊技球Bを内部に収容して保持し得る構成となっている。また、図8(B)のような所定位置及び所定状態のときに、この遊技球Bを球受け部30f側に送り出すように機能する。また、球通過部20fにおける円筒状に構成される内壁部は、後方側に向かうにつれて径が大きくなるように構成されており、図8(B)、図9(A)のように遮断変位となったときの当該内壁部の底部は、後方側となるにつれて低位置となるように傾斜するようになっている。つまり、図8(B)、図9(A)のような遮断変位のときには、球通過部20f内の遊技球Bに対し後方側へ流下させようとする力が働くことになる。また、球止め部20eは、貫通孔20bの周囲において球通過部20fの右上(図9(A)のような遮断変位において前側から見て右上)に隣接する板状部として構成され、モータベース66の板部66a側に面するように配置されている。この球止め部20eは、図9(A)のような遮断変位のときにモータベース66の供給口66dの大部分を遊技球Bが通過できない程度に覆い、これにより供給口66d内を遊技球Bが通過することを遮断する。一方、図10(B)のような取込変位のときには、球止め部20eの大部分が供給口66dの開口を覆わないように供給口66dの位置から退避することで遊技球Bの遮断を解除する。
次に、球切り部材20を揺動させるための構造について説明する。
上述したように、球切り部材20は、供給経路68d側から送り込まれた遊技球Bが球通過部20fに取り込み可能となる取込変位と、供給経路68d側から送り込まれた遊技球Bが球通過部20fに取り込み不能となり且つ球止め部20eによって供給経路68d側から送り込まれた遊技球Bの流下が遮断される遮断変位とに変位可能に構成されている。この揺動動作では、図10(A)のような基準変位(遮断変位)にある球切り部材20の被作用部20cに対し球送り部材30の係合突部30eから押圧作用が加わることで球送り部材20全体が上方側(反時計回り)に回動し、このとき図10(B)のような取込変位となる。一方、図10(B)の状態から更に回動した所定時期では、被作用部20cに対して係合突部30eから押圧作用が加わらなくなり、球送り部材30は自重によって下降して図10(A)のような基準変位(遮断変位)に戻る。このように球送り部材30の右側部分(前方側から見て右側部分)の上昇動作と下降動作が交互に繰り返されるようになっている。
具体的には、被作用部20cの下方側(下面部)は、球切り部材20が遮断変位にあるときに軸線Gを中心として回転する係合突部30eの回転軌跡上に配置されるようになっており、図9(A)のように係合突部30eが被作用部20cの下面部に当接する位置になったときにこの係合突部30eによって上向きに押圧されて押し上げ作用を受けるようになっている。そして、このように被作用部20cが押し上げ作用を受けることにより、上昇し、球切り部材20は図10(B)のように回動軸22を中心に反時計回りに回動する。このように球切り部材20が上昇すると、被作用部20cが係合突部30eと接触係合している(被作用部20cが係合突部30eの回転軌跡内にある)一定時間の間は、図10(B)のように遊技球Bが供給口66dを通って球通過部20fに進入可能となるように連通することになる。このように連通するときの球切り部材20の変位(位置)が取込変位(取込位置)に相当する。
そして、押し上げ作用を与える係合突部30eが図10(B)の位置から更に回転すると、被作用部20cは係合突部30eの回転軌跡から退避することになるため、この係合突部30eは被作用部20cの下を通って左側(図10(B)のように前方側から見て被作用部20cの位置よりも左側)に抜けることになる。このように抜けた時点から、次に被作用部20cに係合突部30eが当たるまでの間は、被作用部20cに押し上げ力が加わらないため、被作用部20cを含む球切り部材20は自重によって下降し、球切り部材20は図10(B)から図9(A)のように時計回りに回動する。そして、図9(A)のように、球切り部材20の右端の端部(右側当接部20g)が中ケース64の一部(右側被当接部64e)と当接する位置まで球切り部材20が下降すると、次に被作用部20cに係合突部30eが当たるまでの間はこの支持状態(即ち、図9(A)のように球切り部材20の右側当接部20gが中ケース64の右側被当接部64eに支持された状態)で維持されることになる。このように球切り部材20の右側当接部20gが中ケース64の右側被当接部64eに支持され、遊技球Bが供給口66dを通って球通過部20fに進入できなくなった変位(位置)が遮断変位(遮断位置)に相当する。
なお、本構成では、モータブラケット50、係合突部30e,30e、被作用部20cが「切替機構」の一例に相当しており、球切り部材20を取込変位と遮断変位とに切り替えるように機能する。具体的には、球送り部材30が軸線Gを中心として一周(360度)回転する毎に、各係合突部30e,30eが一回ずつ被作用部20cを押し上げるように作用するため、一周(360度)当たり2回の取込変位となるように切り替え動作が行われる。
次に、球送り部材30について説明する。
球送り部材30は、供給経路68dから球切り部材20に送られた遊技球Bを球切り部材20から受け取り、当該遊技球Bを受け取った位置より高位置へと移動させて送出経路70bから排出するように機能するものである。この球送り部材30は、モータ40から駆動力を受けて前後方向(遊技盤の盤面と直交する方向)に延びる回転軸線Gを中心として回転(具体的には、時計回りに回転)するように構成されており、受け取った遊技球Bを自身の周縁部に収容しつつ回転移動させるようになっている(図8(B)、図10(A)参照)。
球送り部材30は、図4、図5、図8(B)、図10(A)に示すように、回転軸線Gと直交する平面方向に沿って配置され且つ中ケース64の板部64aと略平行に配置される円形状の板部30aと、この板部30aの外周から後方側に突出する略環状の周壁部30bとを備えている。また、板部30aの後方側の面には、この板部30aの中心において中心部が前方側に凹む突起状の溝部30cが形成され、溝部30cから所定距離離れた半径方向外側位置には、前後方向に貫通する一対の貫通孔30d,30dが形成されている。更に、図5に示すように、板部30aの前方側の面には、当該板部30aの中心から所定距離離れた半径方向外側位置に前方側に突出する一対の係合突部30e,30eが形成されている。係合突部30e,30eは、球送り部材30の前方側に軸線Gを介して対称位置に設けられ、係合突部30e,30eは基台に突設した軸ピンにローラを回転自在に挿通して構成されており、ローラを設けることにより被作用部20cに接触係合する際の摩擦負荷を軽減するようにしている。また、一方の係合突部30eは、他方の係合突部30eから180度回転した位置(軸線Gを中心として180度回転した位置)に配置されており、軸線Gを中心とする対称構造となっている。
また、周壁部30bの一部を切り欠くように板部30aの中心に向かって凹む形状の球受け部30f,30fが形成されている。球送り部材30の周壁部30bは、図4に示すように、板部30aの周縁部から突出する略円筒状の壁部として構成されており、板部30aの周縁部において所定の2位置(球受け部30f,30fの位置)には、周壁部30bが設けられない構造となっている。そして、球受け部30f,30fは、図5のように、球送り部材30の前面側において後方側に窪む凹部として構成されており、且つ、図8(B)に示すように送出経路70b及び排出口62b(排出部)に連通するように軸線Gを中心とする半径方向外側に向かって開放した凹部(即ち、球受け部30f,30fの半径方向外側の端部が開放した構造)となっている。そして、周壁部30bの後端側には、送出経路70b(排出部)に遊技球Bを送り込む際に、遊技球Bの上側を支持して送出経路70bで一旦滞留させて流勢を抑制するように舌片30gが設けられている。なお、一方の球受け部30fは、他方の球受け部30fから180度回転した位置(軸線Gを中心として180度回転した位置)に配置されており、軸線Gを中心とする対称構造となっている。また、球受け部30f,30fと90度ずれた周壁部30bには中ケース64のセンサ64iに検知される検知片30hが突設され、球送り部材30の回転位置を制御するようにしている。
溝部30cには、球送り部材30の回転中心となる中心軸32が後方側より嵌め込まれるようになっている(図7(A)も参照)。なお、この中心軸32は、後端部が裏面通路構成部70の中心付近に位置する穴部70cに嵌め込まれた状態でこの穴部70cから前方側に突出しており、球送り部材30の中心部前面側を回転可能に支持している。一方、球送り部材30の後方側(裏面側)の中心部は、モータブラケット50及びモータ40によって回転可能に保持されている。具体的には、球送り部材30の中心付近に形成された貫通孔30d,30dに対し、前方側よりモータブラケット50の突出部50e,50eが嵌め込まれ、更に、球送り部材30において前方側に突出して形成された係合突部30e,30eが、モータブラケット50の切欠部50d,50dに嵌め込まれるようになっており、このような嵌め込み構造で球送り部材30にモータブラケット50が固定されている。
このように構成される球送り部材30は、図7(A)、図8(B)、図9(A)のように球切り部材20が遮断変位となり且つ球受け部30fがその遮断変位のときの球通過部20fと連通する回転位置となったときに球通過部20fから球受け部30fに遊技球Bを受け入れるようになっている。即ち、図8(B)、図9(A)のように一方の球受け部30fが下端位置になると、この球受け部30fと中ケース64の球通路64dとが連通し、球切り部材20が遮断変位のときには球通過部20fとも連通するため、球通過部20f内の遊技球Bが球通路64dを通って球受け部30f内に前方側から流入する。そして、この遊技球Bは、球受け部30fの内壁部と、中ケース64の周壁部64bと、中ケース64の板部64aとによって囲まれた空間内に収容される。そして、球送り部材30の回転に応じた球受け部30fの移動に伴い、球送り部30fに収容された遊技球Bは図10(A)のように周壁部64bの内壁に沿って徐々に上昇し、この球受け部30fが送出経路70bと連通する上方位置(軸線Gの上方の位置)まで搬送される。そして、図7(A)のように、この球受け部30fが送出経路70bに連通する回転位置となったときには、この球受け部30fに収容されていた遊技球Bが送出経路70bに落下すると共に舌片30gで受け止められて一旦滞留し、球送り部材30の回転に伴って舌片30gも回転して送出経路70bを解放させて送出経路70bを通って転がり、排出口62bから排出される。この構成では、球受け部30fが最も高位置となる回転位置に変位したときに、送出経路70bを構成する2つの板状部の上端部(傾斜部)が球受け部30fの底部を構成することになり、このとき、球受け部30f内の遊技球Bは当該上端部(傾斜部)上を転がるように排出口62bに案内される。
次に、モータ40について説明する。
モータ40は、定常回転可能な公知の直流モータやステッピングモータなどによって構成されており、図示しないモータ駆動回路からの電力供給を受けて回転軸部40bを一定の回転速度で回転駆動させ、この回転軸部40bに間接的に固定された球送り部材30を回転させている。このモータ40は、図4に示すように、外部からの電力供給を受けて駆動力を発生させる本体部40aと、本体部40aで発生した回転駆動力を他部材に伝達させる回転軸部40bとを備えている。本体部40aは、表通路枠68の凹部68cに組み付けられ、駆動軸として構成される回転軸部40bは、モータベース66の貫通孔66cに前方側から挿し通される構成で配置されている。そして、回転軸部40bは、モータブラケット50の貫通孔66cに嵌め込まれて固定されており、回転軸部40bの駆動に応じてこの回転軸部40bとモータブラケット50とが一体的に回転するように構成されている。なお、モータ40の回転速度(回転軸部40bの回転速度)は、例えば球発射ハンドル19(図1参照)の回転角度(操作角度)に応じた速度で回転するようにモータ駆動回路及び制御回路(いずれも図示略)によって制御されている。本構成では、モータ40が「駆動源」の一例に相当しており、球送り部材30を回転駆動させるように機能する。なお、モータ40の回転軸部40bに球送り部材30を取り付けて、モータ40の駆動で直接回動させるようにしてもよい。
次に、モータブラケット50について説明する。
モータブラケット50は、図4及び図5に示すように、全体として円盤状に構成されており、前後方向に直交する面方向に沿って配置され且つモータベース66の板部66aと略平行となる板部50aと、板部50aの外周から後方側に突出する周壁部50bと、板部50aの前面側の中心部から前方側に突出する円筒軸50cとを備えており、この円筒軸50cが、モータ40の回転軸部40bと嵌合する構成となっている。また、周壁部50b一部を切り欠いた構成で一対の切欠部50d,50dが形成されており、円筒軸50cから半径方向外側に所定距離離れた位置には上述の突出部50e,50eが後方側に突出して形成されている。図9のように、切欠部50d,50dは、軸線Gを中心として半径方向内側に凹むような凹部として構成されており、一方の切欠部50dは、他方の切欠部50dから180度回転した位置(軸線Gを中心として180度回転した位置)に配置されて、略分銅型(腹がくびれた繭型)をしており、軸線Gを中心とする対称構造となっている。
このように構成されるモータブラケット50は、円筒軸50cにモータ40の回転軸部40bが嵌め込まれて固定されているため、軸線Gを中心として回転軸部40bと一体的に回転する。また、上述したように、切欠部50d,50dには球送り部材30の係合突部30e,30eが遊嵌され、突出部50e,50eが、球送り部材30の貫通孔30d,30dに嵌め込まれた一体構造となっており、このように組み付けられたモータブラケット50及び球送り部材30は、モータ40の駆動力を受けて一体的に回転する。また、球送り部材30の係合突部30eは、モータブラケット50よりも前方側に突出して配され、球切り部材20の貫通孔20b内において軸線Gを中心として回転移動するようになっており、上述したように、所定の回転位置のときに係合突部30eのローラ部が球切り部材20の被作用部20cに接触して押し上げるように作用することになる。
次に、球抜きシャッター80について説明する。
図3(A)、図4、図5、図7(B)、図9(B)に示すように、表通路枠68の下端側には、球抜きシャッター80が設けられており、表通路枠68の供給経路68dに貯留している遊技球Bを外部に排出(球抜き)し得るように構成されている。この球抜きシャッター80は、図4、図5、図9(B)に示すように、球抜きを行わない場合に遊技球Bを供給経路68dから供給口66dへと誘導する底部として構成される誘導部80aと、左右方向への移動をガイドするガイド部80bとを備えている。誘導部80aは、板状に形成され、上面が後方側に向かうにつれて低位置となるように傾斜している。図5等に示すように、ガイド部80bは、前方側に突出する外枠によって形成される長溝(孔部)として、球抜きシャッター80の左右方向の略全体に亘って形成されている。そして、ガイド部80bは、ガイド突起68eを遊挿することで、ガイド部80bがガイド突起68eに沿って左右方向に相対移動可能に表通路枠68に保持されている。即ち、ガイド部80bは、ガイド突起68eによって上下方向への移動が制限されて、左右方向に往復移動するように構成されている。また、このガイド部80bを常に左側(前方側から見て左側)に付勢し得るばね部材82が設けられている。この球抜きシャッター80は、非操作時には、ばね部材82の付勢によって誘導部80a及びガイド部80bが図3(B)、図9(B)に示す左端位置(誘導部80aが球抜き孔68fを塞ぎ、誘導部80aが遊技球Bを供給経路68dから供給口66dへ誘導し得る位置)で維持される。一方、ばね部材82の付勢に抗して誘導部80a及びガイド部80bを右側に変位させたときには、誘導部80aが球抜き孔68fを塞ぐ位置から退避し、供給経路68dと球抜き孔68fが連通する。このとき、供給経路68d内の遊技球Bを球抜き孔68fを介して排出する「球抜き」が可能となる。
(遊技機用球送り装置の球送り動作)
次に、球送り装置11の球送り動作について説明する。
球送り装置11は、球受皿9から続く図示しない誘導路に続くように配置され、この誘導路を通って送られた遊技球Bを供給経路68d内に取り込むように配置される。そして、球切り部材20が図9(A)のような基準位置(遮断変位)にあるときには、供給経路68d内に取り込まれた遊技球Bは、球切り部材20側に送り込まれず、供給経路68d内で待機することになる。この場合、球切り部材20に最も近い先頭の遊技球Bは球止め部20eに当接して供給経路68d内に留まり、その後に続く遊技球Bは、先頭の遊技球Bに続いて供給経路68d内に貯留される。
そして、モータ40の駆動により、図9(A)のような基準位置(遮断変位)から更に球送り部材30が回転すると、球送り部材30の係合突部30e,30eの回転動作に連動するように球切り部材20の被作用部20cが押し上げられ、球切り部材20は回動軸22の軸線Hを中心として時計回りに回動する。そして、この回転動作によって球切り部材20は図10(B)に示す取込変位となる。図9(A)に示す基準位置(遮断変位)から図10(B)に示す取込変位に移行するとき、球通過部20f及び球止め部20eは上昇する。この上昇動作により、球止め部20eが供給口66dから離間して供給口66dが開放し、上昇した球通過部20fと供給口66dとが連通して遊技球Bが通過可能となる。これにより、誘導部80a上に位置していた遊技球B(遮断変位のときに供給経路68dで待機していた先頭の遊技球B)は供給口66dを通過して球通過部20f内へと取り込まれる。
そして、モータ40の駆動により、図10(B)のような取込変位から更に球送り部材30が回転すると、上述したように球送り部材30の係合突部30eが被作用部20cの下方位置(当接位置)から抜け、被作用部20cを押し上げる力が消失することで球切り部材20は自重によって軸線Gを中心として反時計回りに回動して、被作用部20cは下降し、再び図9(A)のような遮断変位に移行する。図10(B)に示す取込変位から図9(A)に示す遮断変位に移行するとき、上述の取込変位で遊技球Bを受け入れた球通過部20fは下降するように動作し、取込変位時の受入位置よりも低位置に移動する。そして、再び基準位置(遮断変位)になると、図7(A)、図8(B)、図9(A)に示すように、球通過部20fが球通路64dと連通し、更に球受け部30fが連通する回転位置になると、球通過部20fに収容されていた遊技球Bは球通過部20fから球受け部30fに送り出され、球受け部30f内に保持されることになる。一方、図7(A)、図8(B)、図9(A)に示す遮断位置では、球通過部20fと供給口66dとが連通せず、供給口66dが球止め部20eによって塞がれる遮断状態となるため、後続の遊技球Bは球止め部20eに当接して留まることになる。
そして、図7(A)のように球受け部30f内に遊技球Bを受け入れてから更に球送り部材30が回転すると、球送り部材30は図10(A)のように球受け部30fに遊技球Bを収容しつつ、当該遊技球Bを高位置にある排出口62bに向けて搬送する。なお、図10(A)の搬送時には、上述した取込変位への切り替えが同時並行で行われ、図10(B)に示すように、球切り部材20は球送り部材30の回転動作に連動して取込変位へと再び移行する。そして、球送り部材30による遊技球Bの搬送動作と、次の取込み動作が同時期に行われる。
図10(A)のように球受け部30fによって搬送される遊技球Bが送出経路70bに達すると(即ち、球受け部30fが送出経路70bと連通する回転位置となると)、球受け部30fに収容された遊技球Bは送出経路70bに落下すると共に舌片30gで受け止められて一旦滞留し、球送り部材30の回転に伴って舌片30gも回転して送出経路70bを解放させて送出経路70b内を通り、排出口62bから発射装置に向けて排出される。そして、このように一方の球受け部30fが排出位置に達したときには、他方の球受け部30fは球通過部20fと連通する位置になり、球通過部20fから遊技球Bを受け入れることになる。
(第1実施形態の主な効果)
本構成に係る遊技機用球送り装置11には、取込変位と遮断変位とに変位し得る球切り部材20が設けられており、この球切り部材20は、取込変位のときには、供給経路68d(受入部)側から自身の内部(球通過部20f内)に遊技球Bを取り込み、遮断変位のときには、球通過部20fに保持された遊技球Bを球送り部材30に送り出すと共に後続の遊技球Bの流れ込みを遮断するように機能している。このように、球切り部材20から球送り部材30に向けて遊技球Bを送り出すときに球切り部材20の一部(球止め部20e)が後続の遊技球Bの流れ込みを遮断するため、後続の遊技球Bからの球圧によって送り出しが阻害されず、球切り部材20から球送り部材30に向けて円滑に遊技球Bが送り出されることになる。また、供給経路68dに貯留される後続の遊技球Bと球送り部材30の間には球切り部材20が介在するため、後続の遊技球Bからの球圧が球送り部材30に対して直接的に加わり難くなる。従って、後続の遊技球Bからの球圧によって球送り部材30の動作が阻害されにくく、球送り部材30が円滑且つ安定的に作動することになる。
また、本構成では、球切り部材20は、取込変位のときの球通過部20fの位置よりも、遮断変位のときの球通過部20fの位置の方が低位置であり、取込変位のときの球通過部20fによる遊技球Bの受入位置(即ち、図10(B)のように取込変位のときに球通過部20fが配される位置)から下降させるように当該遊技球Bを搬送する構成となっている。この構成では、取込変位で球通過部20f内に受け入れた遊技球Bを移動させるときに下降させることができるため、球切り部材20に向けて流れ込もうとする後続の遊技球Bからの力の向き(即ち、斜め下方向)に極力逆らうことなく下側に移動させることができる。従って、受入位置から遊技球Bを移送するときの負荷は、後続の遊技球Bを押し退けて上側に移動する構成と比較して大幅に小さくなり、球切り部材20による遊技球Bの移送も円滑且つ安定的に行うことができる。
具体的には、図11のように球切り部材20が取込変位となったとき、球通過部20f内に流れ込んだ遊技球B1が球通過部20fに保持される。この取込変位では、球通過部20fの底部が隣接する供給経路68dの底部(即ち、誘導部80a)よりも低位置となり、且つ球通過部20fに隣接する誘導部80aが球切り部材20側に近づくにつれて低位置となるように傾斜しているため、誘導部80a上に位置している後続の遊技球B2は球通過部20f側に転がろうとし、且つ誘導部80a上の後続の遊技球B2から球通過部20f内の遊技球B1に対して斜め下方向に押圧力が加わることになる(遊技球B1とB2の接触位置の矢印参照)。
本構成では、取込変位のときにこのような力関係が生じ、その後、上述したように係合突部30eからの押圧作用が解除されることで、球切り部材20は、自重によって時計回りに回動して遮断変位へと変位することになる。つまり、後続の遊技球B2から球通過部20f内の遊技球B1に対して下方向の成分を有する押圧力が加わった状態で、球通過部20f及びその内部の遊技球B1が下降するように遮断変位に向けて変位するため、後続の遊技球B2からの斜め下向きの力を利用しつつ球通過部20f及び遊技球B1をより低位置(遮断変位のときの位置)に円滑に変位させることができる。
なお、このような構成とせずに、球通過部20fが取込変位のときよりも遮断変位のときの方が高位置となるように構成した場合(即ち、取込変位から球通過部20fが上昇するように構成した場合)、取込変位から遮断変位に移行するときに、後続の遊技球B2からの力(即ち、斜め下方向への力)に逆らいつつ後続の遊技球B2をある程度押し退けながら、球通過部20f及び遊技球B1を上方へと押し上げなければならなくなる。この場合、遊技球B2からの押圧力が大きい場合には、球通過部20f及び遊技球B1が円滑に上昇しなかったり、球通過部20f及び遊技球B1の上昇が阻害されて適正な上昇位置まで上昇しなかったりする虞があるが、本構成ではこのような問題をより確実に解消することができる。
また、球送り装置11で用いられる切替機構は、モータ40が球送り部材30を回転駆動する駆動力を受けて動作し、その駆動力と連動して球切り部材20を取込変位と遮断変位とに交互に切り替える構成となっている。この構成では、モータ40を動力として、球送り部材30だけでなく球切り部材20をも変位させることができ、部品点数を抑えつつ球切り部材20の切り替え動作を安定的に行うことができる。
[第2実施形態]
以下、本発明に係る遊技機用球送り装置211及びそれを備えた遊技機を具現化した第2実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態に係る球送り装置211は、第1実施形態と同様の構成の遊技機に、第1実施形態と同様の配置で設けられるものである(図1及び図2参照)。したがって、第1実施形態と同一の部分については第1実施形態と同一の符号を付し、適宜、図1、図2を参照し、詳細な説明は省略する。
(遊技機用球送り装置の構成)
遊技機用球送り装置211は、遊技球Bを受け入れる供給経路268d(受入部)と、供給経路268dよりも高位置に配置され且つ遊技球Bを排出する部分として構成される排出口262b(排出部)とを備え、供給経路268dで受け入れられた遊技球Bを排出口262bから送り出すように構成されている。
まず、球送り装置211の概要を説明する。
この球送り装置211は、主として、ケース260と、球切り部材220と、球送り部材230と、モータ240と、モータブラケット250(切替機構)とを備えている。
そして、球切り部材220は、図13、図14、図18(A)等に示すように、遊技球Bを保持可能な球通過部220fと、遊技球Bの通過を遮断可能な球止め部220eとを備え、供給経路268d側(受入部側)から送り込まれた遊技球Bが球通過部220fに取り込み可能となる取込変位(図19(B))と、供給経路268d側から送り込まれた遊技球Bが球通過部220fに取り込み不能となり且つ球止め部220eによって供給経路268dからの遊技球Bの流下が遮断される遮断変位(図16(B),図18(A))とに変位可能に構成されている。また、球送り部材230は、1又は複数(図16(B)の例では2つ)の球受け部230fを備えると共に、所定の回転軸線Iを中心として回転可能に構成され、また、球送り部材230は、球切り部材220と連動可能に構成され、1又は複数(図16(B)の例では2つ)の球受け部230f,230fと、球受け部230fへと続く流路を形成する内周壁(内側周壁部)230i(球流路)とを備えると共に、所定の回転軸線Iを中心として回転可能に構成され、球切り部材220が遮断変位となったときに遊技球Bが球通過部220fから球流路上に流下し、遊技球Bが球流路から球受け部230fへと誘導される所定の回転位置で球受け部230fに遊技球Bを受け入れ、当該球受け部230fが排出口262b(排出部)に連通する回転位置となったときに当該球受け部230fに収容された遊技球Bを排出口262b(排出部)に送り出す構成となっている。また、モータ240(駆動源)は、球送り部材230に駆動力を与えて回転駆動する構成となっており、モータブラケット250(切替機構)は、球切り部材220を取込変位と遮断変位とに切り替える構成となっている。そして、ケース260は、これら球切り部材220、球送り部材230、モータ240、モータブラケット250(切替機構)などの部材を内部に収容して保持する構成となっている。以下、図12〜図19等を参照し、球送り装置211を構成する各部品について詳述する。
ケース260は、球送り装置211の外殻をなすものであって、例えば樹脂材料などによって箱状に構成され、図12(B)に示すように、遊技球Bを受け入れる供給経路268dと、図12(A)に示すように、供給経路268dよりも高位置(上下方向において、供給経路268dよりも上位置)に配置され且つ遊技球Bを排出する部分として構成される排出口262bとを備えている。このケース260は、第1実施形態の球送り装置11と同様に、前枠4の後方側(詳しくは球受枠7の後方側)において当該前枠4の開放時に視認可能となるように露出した状態で固定されている(図2参照)。また、このケース260は、第1実施形態と同様に前枠4の閉鎖状態で発射装置10の前方側に配置されるようになっている。
ケース260は、図13及び図14に示すように、当該ケース260の表面部(前面部)を構成する表カバー269と、当該ケース260の裏面部(後面部)を構成する裏面通路カバー262と備えている。そして、これら表カバー269と裏面通路カバー262の間には、表通路枠268と、モータベース266と、中ケース264とが配されている。そして、これら表カバー269、表通路枠268、モータベース266、中ケース264、裏面通路カバー262がそれぞれ略円形の板状に構成されると共に、これらが前後に重なる形態で組付けられてケース260全体として略円柱形状の箱状形態をなしており、表カバー269の外面部(前面部)及び裏面通路カバー262の外面部(裏面部)がそれぞれ遊技盤の盤面に沿うように前後に配置される構成となっている。
表カバー269は、ねじ等の締結部材によって表通路枠268の前側に組付けられ、この表通路枠268は、ねじ等の締結部材によってモータベース266の前側に組付けられるようになっている。また、モータベース266は、ねじ等の締結部材によって中ケース264の前側に組付けられ、この中ケース264は、ねじ等の締結部材によって裏面通路カバー262の前側に組付けられるようになっている。そして、表通路枠268とモータベース266によってモータ240の前後が覆われると共に当該モータ240が保持され、モータベース266と中ケース264とによってモータブラケット250及び球切り部材220の前後が覆われると共にこれらモータブラケット250及び球切り部材220が保持されている。更に、中ケース264と裏面通路カバー262によって球送り部材230の前後が覆われると共に球切り部材220が回転可能に保持されている。
ケース260内では、モータ240は、表通路枠268とモータベース266とによって閉鎖された空間内に大部分が収容され、回転軸部240bを貫通孔266cに挿し通した状態で当該回転軸部240bを回転し得るように保持されている。また、モータブラケット250は、モータベース266と中ケース264とによって閉鎖された空間内で回転し得るようにモータ240の回転軸部240bに組み付けられている。また、球切り部材220は、モータベース266と中ケース264との間に組付けられる回動軸222を中心として回動し得るように、かつ、上述のモータブラケット250を自身の貫通孔220b内に収めるように、これらモータベース266と中ケース264との間の空間内に保持されている。また、球送り部材230は、当該回転軸部240bの回転軸線を中心として回転し得るようにモータブラケット250に組み付けられており、中ケース264と裏面通路カバー262の間の空間内で回転し得るように保持されている。
表カバー269は、図13及び図14に示すように、前枠4の後方側の面(詳しくは球受枠7の後方側の面)と略平行に配置される板状の表板部269aと、表板部269aの外周から後方側に突出する周壁部269bとを備えており、後方側から内部に球抜きシャッター280及び表通路枠268を組み付けて収容できるように周壁部269bの内側には所定の空間が形成されている。また、表カバー269は、図14に示すように、表板部269aの下方側且つ右側に前後方向に貫通する貫通孔269cが形成されている。具体的には、貫通孔269cは、左右方向に延びる溝となるように切り欠いた構成となっており、後述する球抜きシャッター280の被ガイド部280eを遊挿して、球抜きシャッター280の動作を左右方向の所定範囲に限定して制御するように機能する。
表通路枠268は、図13及び図14に示すように、前枠4の後方側の面(詳しくは球受枠7の後方側の面)と略平行に配置される板状の表板部268aと、表板部268aの外周から後方側に突出する周壁部268bとを備えており、後方側から内部にモータ240を組み付けて収容できるように周壁部268bの内側には所定の空間が形成されている。また、表通路枠268には、図13、図18(B)に示すように、表板部268aの後方側において下方側且つ右側(前方側から見て右側)に前後方向に延びる球通路である供給経路268dが形成されており、前方側から見て右端側から流入する遊技球Bを左側へと誘導するように構成されている。また、供給経路268dの左側端部は上下方向に延びる球通路である球抜き孔268fと連通しており、この球抜き孔268fは、供給経路268dから流入する遊技球Bを下方側へと誘導するように構成されている。また、表通路枠268は、図14に示すように、供給経路268dの前方側の壁部を前後方向に貫通するガイド溝268eが形成されている。具体的には、ガイド溝268eは、供給経路268dを構成する上下方向に面する板部(即ち、供給経路268dにおける遊技球Bが左方向に転動する部分)の下方位置において、左右方向に延びる溝となるように切り欠いた構成となっている。そして、ガイド溝268eに、後述する球抜きシャッター280の誘導部80aを遊挿することで、球抜きシャッター280の動作を左右方向に限定して制御するように機能する。なお、本構成では、供給経路268dが「受入部」の一例に相当しており、球送り装置211に遊技球Bを受け入れるように機能する。
モータベース266は、図13及び図14に示すように、表カバー269の表板部269aと略平行な円形状の板部266aと、板部266aの外周から後方側に突出する周壁部266bとを備えており、周壁部266bの内側には後方側から内部に部品を組み付けて収容できるように所定の空間が形成されている。また、板部266aの中心部には、円形状の貫通孔266cが形成されており、この貫通孔266cに後述するモータ240の回転軸部240bが挿通されるようになっている。また、貫通孔266cの下方側且つ右寄り(前方側から見て右寄り)の位置に、開口形状が略四角形状である供給口266dが形成されている。この供給口266dは、後述する球切り部材220が取込変位となったときに図19(B)のように球通過部220fと連通するように配置され、このとき、供給経路268dからの遊技球Bは当該供給口266dを通過して球通過部220fに取り込まれるようになっている。また、貫通孔266cの上方側の位置には、前方側に凹む溝部(穴部)266eが形成されており、球切り部材220の回動中心となる回動軸222の一端部が嵌め込まれるようになっている。なお、回動軸222の他端部は、後述する中ケース264の前面部に形成された溝部(孔部)264g(図14)に嵌めこまれるようになっており、このような構造でモータベース266と中ケース264との間に回動軸222が保持されている。そして、このような回動軸222と球切り部材220の貫通孔220dとが嵌り合い、球切り部材220が回動軸222を中心として回動(揺動)するようになっている。
また、モータベース266には、図14に示すように、板部266aの前方側の面には、貫通孔266cの上方側且つ右側に、前方側に突出する突出部266fが形成されている。そして、突出部266fが後述する球抜きシャッター280の中心軸孔280cに挿通して、球抜きシャッター280の中心軸孔280cを中心として回動(揺動)するようになっている。また、モータベース266には、図13に示すように、貫通孔266cの左側且つ下方側寄りの位置に、ばね部材224の一端が係合する係合部266gが形成されている。具体的には、266gは、L字形状になっており、リング状に形成されたばね部材224の一端に挿通してばね部材224を固定するように構成されている。また、モータベース266には、図13に示すように、周壁部266bの左側に外側に膨出して内側を開放した凹部266hが形成され、凹部266hに球送り部材230の回転の位置決めをするセンサ266iが設けられている。
中ケース264は、図13及び図14に示すように、モータベース266の板部266aと略平行な円形状の板部264aと、板部264aの外周から後方側に突出する周壁部264bとを備えており、後方側から内部に部品を組み付けて収容できるように周壁部264bの内部に所定の空間が形成されている。また、板部264aの中心には、円形状の切り欠き部とその右側に延びる切り欠け部が連なった貫通孔264cが形成されており、貫通孔264cに後述する球送り部材230の係合突部230eが挿通されるようになっている。また、貫通孔264cの下方且つ周壁部64bの上方位置に球通路264dが切欠状に貫通形成されている。具体的には、球通路264dは、略長方形状に切り欠かれており、その右側且つ上方側の隅には下方側且つ右側に突出する略板状の突出壁264hが形成されている。この球通路264dは、後述する球切り部材220が図17(B)、図18(A)のような遮断位置となったときに球切り部材220の球通過部220fと連通するように配置されている。そして、球通路264dと球通過部220fとが連通し、更に球通路264dと球通過孔230jとが連通する位置関係となったときに、球通過部220fに収容された遊技球Bが球通路264dを通過して内周壁230i上に送り出されるようになっている。また、突出壁264hは、球通路264dと球通過部220fとが連通したときに、遊技球Bの前方側への流下を抑制し、球通路264dの左側の切り欠き形状部分から前方側へ遊技球Bを流下させるように機能する。また、中ケース264には、図14に示すように、板部264aの前面部において貫通孔264cの上方側に、後方側に凹む凹部264gが形成されている。そして、凹部264gに回動軸222が嵌めこまれるようになっている。なお、本明細書では、「反時計回り」及び「時計回り」とは、それぞれ球送り装置211を後方側から見た時の反時計回り及び時計回りの方向である。
裏面通路カバー262は、図13及び図14に示すように、中ケース264の板部264aと略平行に配置される円形の略板状の裏板部262aと、遊技球Bを排出経路へと排出する排出口262bと、一対の切欠部262c,262cと、遊技球Bを前方側から受け入れる受入溝部262fとを備えている。具体的には、排出口262bは、裏板部262aの中心より上方寄りの位置において裏板部262aの厚さ方向(前後方向)に貫通する貫通孔として構成されており、遊技球Bが通過可能な大きさで遊技球Bを後方側へと誘導するようになっている。また、排出口262bは、底壁部及び側壁部が裏板部262aから前方側へと延出するように形成され、底壁部が後方に向かって低位置となるように傾斜している。また、排出口262bの底面部には、図14及び図15に示すように、後方に向かって低位置となるように傾斜する突起部262eが形成されている。また、一対の切欠部262c,262cは、遊技球Bよりも狭い幅の長孔状の貫通孔として構成されており、図12(A)のように球送り装置211を後方側から見たときに、切欠部262c、262cを介してケース内に一部を視認できるようになっている。また、裏板部262aの前方側の排出口262bより下方の位置には、後方側に凹む溝部(穴部)262dが形成されており、球送り部材230の回転中心となる回転軸232の一端部が嵌め込まれるようになっている。また、受入溝部262fは、溝部262dの下方位置に形成され、上下方向に面する上壁部と上壁部の左右両端部から下方側に延出する側壁部とによって構成されている。そして、受入溝部262fは、球送り部材230の球通過孔230jを通過して後方側に流下してくる遊技球Bを内周壁230iの一部と共に後方側から収容するようになっている。本構成では、排出口262bが「排出部」の一例に相当しており、球送り装置211内に送り込まれた遊技球Bを排出するように機能する。
次に、球切り部材220について説明する。
球切り部材220は、図19(B)のような取込変位のときに表通路枠268の供給経路268dを通って送り込まれた遊技球Bを球通過部220f内に取り込むことが可能な構成となっており、図16(B)、図18(A)のように遮断変位のときには、表通路枠268の供給経路268dを通って送り込まれた遊技球Bの流下(具体的には、球切り部材220内に入り込もうとする流下)を遮断し得る構成となっている。この球切り部材220は、図18(A)、図19(B)のように、前後方向に沿った回動軸222を中心部として回動可能に保持され、且つ球送り部材230と連動するように配置されている。また、球切り部材220は、ばね部材224の弾性力によって下方(図18,19において時計回り)に回動する(付勢される)ようになっている。なお、図18(A)では、球切り部材220の回転中心を符号Jで概念的に示している。また、本明細書では、「反時計回り」及び「時計回り」とは、それぞれ球送り装置211を後方側から見た時の反時計回り及び時計回りの方向である。
この球切り部材220は、図13、図14、図18(A)等に示すように、全体として環状形態をなし、モータベース266の板部266aと略平行となる板部220aと、板部220aの中心部分を前後方向に貫通する貫通孔220bと、貫通孔220bの右端(前方側から見て右側の端部)且つ上下方向の略中心となる位置において前後方向に延びる略円柱形状の被作用部220cと、を備えている。また、球切り部材220は、板部220aの上端且つ左右方向の略中心となる位置において前後方向に貫通する挿通孔220dと、板部220aの右下部分から前方側に略直方体形状で突出する球止め部220eと、板部220aの下端において前後方向に延びての貫通孔220bの一部を構成する球通過部220fと、を備えている。また、球切り部材220は、球通過部220f左側においてばね部材224の一端が係合する係合部220iを備えている。具体的には、220iは、L字形状になっており、リング状に形成されたばね部材224の一端に挿通してばね部材224を固定するように構成され、球切り部材220を常に左方向に付勢し、時計回りへの回動を促して図18(A)のような基準変位(遮断変位)に戻るようにしている。
球切り部材220の貫通孔220bの内部には、後述する球送り部材230の係合突部230eとモータブラケット250とが前後方向に挿し通されるように収容され、これら係合突部230e及びモータブラケット250は、貫通孔220b内で軸線Iを中心とした回転動作を行うようになっている。また、球切り部材220に上端部付近に形成された挿通孔220dには回動軸222が前後方向に挿し通されており、球切り部材220はこの回動軸222を中心軸として回動するようになっている。
球通過部220fは、前後方向から見て略コ字状に形成され、上下方向に面する底面部と当該底面部の左右の端部から上方側に起立する側壁部とによって構成されている。また、底面部と側壁部とによって空間が形成され、遊技球Bが球通過部220fに送り込まれたときにこの遊技球Bを内部に収容して保持し得る構成となっている。また、図17(B)のような所定位置及び所定状態のときに、この遊技球Bを球受け部230f側に送り出すように機能する。また、球通過部220fにおける底面部は、図16(A)(B)に示すように遮断変位となったとき、後方側となるにつれて低位置となるように傾斜するようになっている。つまり、図17(B)、図18(A)のような遮断変位のときには、球通過部220f内の遊技球Bに対し後方側へ流下させようとする力が働くことになる。また、球止め部220eは、貫通孔220bの周囲において球通過部220fの右側(図18(A)のような遮断変位において前側から見て右側)に隣接し(具体的には、球通過部220fの右側の側壁部を構成する)、モータベース266の板部266a側に面するように形成されている。この球止め部220eは、図18(A)のような遮断変位のときにモータベース266の供給口266dの大部分を前方側から遊技球Bが通過できない程度に覆い、これにより供給口266d内を遊技球Bが通過することを遮断する。一方、図19(B)のような取込変位のときには、球止め部220eの大部分が供給口266dの開口を覆わないように供給口266dの位置から退避することで遊技球Bの遮断を解除する。
次に、球切り部材220を揺動させるための構造について説明する。
上述したように、球切り部材220は、供給経路268d側から送り込まれた遊技球Bが球通過部220fに取り込み可能となる取込変位と、供給経路268d側から送り込まれた遊技球Bが球通過部220fに取り込み不能となり且つ球止め部220eによって供給経路268d側から送り込まれた遊技球Bの流下が遮断される遮断変位とに変位可能に構成されている。この揺動動作では、図19(A)のような基準変位(遮断変位)にある球切り部材220の被作用部220cに対し後述するモータブラケット250の押圧部250dから押圧作用が加わることで球送り部材220が回動軸線I(図19(B)参照)を中心として反時計回りに回動し、このとき図19(B)のような取込変位となる。一方、図19(B)の状態から更に回動した所定時期では、被作用部220cに対して押圧部250dから押圧作用が加わらなくなり、球送り部材230はばね部材224の付勢によって時計回りに回動して図19(A)のような基準変位(遮断変位)に戻る。このように球送り部材230の反時計回りへの回動と時計回りへの回動が交互に繰り返されるようになっている。
具体的には、被作用部220cは、球切り部材220が遮断変位にあるときに軸線Iを中心として回転する押圧部250dの回転軌跡上に配置されるようになっており、図18(A)のように押圧部250dが被作用部220cに当接する位置になったときにこの押圧部250dによって上向きに押圧されて押し上げ作用を受けるようになっている。そして、このように被作用部220cが押し上げ作用を受けることにより、上昇し、球切り部材220は図19(B)のように回動軸222を中心に反時計回りに回動する。このように球切り部材220が上昇すると、被作用部220cが押圧部250dと接触係合している(被作用部220cが押圧部250dの回転軌跡内にある)一定時間の間は、図19(B)のように遊技球Bが供給口266dを通って球通過部220fに進入可能となるように連通することになる。このように連通するときの球切り部材220の変位(位置)が取込変位(取込位置)に相当する。
そして、押し上げ作用を与える押圧部250dが図19(B)の位置から更に回転すると、被作用部220cは押圧部250dの回転軌跡から退避することになるため、この押圧部250dは被作用部220cの下を通って左側(図19(B)のように前方側から見て被作用部220cの位置よりも左側)に抜けることになる。このように抜けた時点から、次に被作用部220cに押圧部250dが当たるまでの間は、被作用部220cに押し上げ力が加わらないため、被作用部220cを含む球切り部材220はばね部材224の付勢力によって、図19(B)から図18(A)のように時計回りに回動する。そして、図18(A)のように、ばね部材224からの付勢力が及ぼされない程度(即ち、ばね部材224に弾性力が生じない程度)まで球切り部材20が反時計回りに回動すると、次に被作用部220cに押圧部250dが当たるまでの間はこの待機状態(即ち、図18(A)のように球切り部材220がばね部材224から付勢力が及ぼされない状態)で維持されることになる。このように球切り部材220がばね部材224からの付勢力が及ぼされず、遊技球Bが供給口266dを通って球通過部220fに進入できなくなった変位(位置)が遮断変位(遮断位置)に相当する。なお、遮断変位状態は、ばね部材224からの付勢力が及ぼされない程度まで球切り部材220が反時計回りに回動させる他に、球通過部220fの後方側に突出する左側の側壁部を中ケース264の球通路264dの左端部に当接するまで球切り部材220を反時計回りに回動させること等によって変位するように構成してもよい。
なお、本構成では、モータブラケット250及び被作用部220cが「切替機構」の一例に相当しており、球切り部材220を取込変位と遮断変位とに切り替えるように機能する。具体的には、球送り部材230が軸線Iを中心として一周(360度)回転する毎に、各押圧部250d,押圧部250dが一回ずつ被作用部220cを押し上げるように作用するため、一周(360度)当たり2回の取込変位となるように切り替え動作が行われる。
次に、球送り部材230について説明する。
球送り部材230は、供給経路268dから球切り部材220に送られた遊技球Bを球切り部材220から受け取り、当該遊技球Bを受け取った位置より高位置へと移動させて排出口262bから排出するように機能するものである。この球送り部材230は、モータ240から駆動力を受けて前後方向(遊技盤の盤面と直交する方向)に延びる回転軸線Iを中心として回転(具体的には、時計回りに回転)するように構成されており、受け取った遊技球Bを自身の周縁部に収容しつつ回転移動させるようになっている(図17(B)、図19(A)参照)。
球送り部材230は、図13、図14、図17(B)、図19(A)に示すように、回転軸線Iと直交する平面方向に沿って配置され且つ中ケース264の板部264aと略平行に配置される円形状の板部230aと、この板部230aの外周から後方側に突出する略環状の外側周壁部230bと、外側周壁部230bの内側に沿うと共に後方側に突出する略環状の内周壁230iと、を備えている。また、板部230aには、略扇形状に前後方向に切り欠いた一対の球通過孔230j,230jが形成されている。球通過孔230j,230jは、溝部230cを中心に対称となる。また、一方の球通過孔230jは、他方の球通過孔230jから180度回転した位置(軸線Iを中心として180度回転した位置)に配置されており、軸線Iを中心とする対称構造となっている。また、一対の球通過孔230j,230jは、それぞれ内周壁230iに沿った位置であって内周壁230iと隣接して形成され(即ち、球通過孔230jは、軸線Iを中心とする径方向側の端部が内周壁230iの前側端部によって構成されている)、中ケース264の板部264aに後方側から面するように配置されている。そして、球切り部材220が遮断変位となると共に、球通過部220fが中ケース264の球通路264dと連通する位置関係となった時に、球通過部220fに収容された遊技球Bが球通路264dと当該球通過孔230jとを通過して内周壁230i上に送り出されるようになっている。また、球送り部材230が回転することで遊技球Bは内周壁230i上の最下点(即ち、溝部230cの鉛直下方位置)で留まりつつ転動することになる。また、板部230aの後方側の面には、この板部230aの中心においてが前方側に略円弧状に突出する一対の係合突部230e,230eが形成されている。係合突部230e,230eは、球送り部材230の前方側に軸線Iを介して対称位置に設けられ、係合突部230e,230eに後述するモータブラケット250の一対の溝部250d,250dに嵌め込まれ、球送り部材230はモータブラケット250と一体となって回転動作することになる。ここで、内周壁230iは、「球流路」の一例に相当し、球通過部220fから球受け部230fへと続く流路として機能する。
また、外側周壁部230b及び内周壁230iの一部を切り欠くように板部230aの中心に向かって凹む形状の球受け部230f,230fが形成されている。球送り部材230の外側周壁部230bは、図13に示すように、板部230aの周縁部から突出する略円筒状の壁部として構成されており、板部230aの周縁部において所定の2位置(球受け部230f,230fの位置)には、外側周壁部230bが設けられない構造となっている。また、内周壁230iは、図13に示すように、外側周壁部230bの内側に沿うと共に板部230aの周縁部から所定距離を置いて(例えば、遊技球Bの直径程度の距離隔てて)突出する略円筒状の壁部として構成されており、板部230aの周縁部において所定の2位置(外側周壁部230bが設けられない位置に対向する位置)には、内周壁230bが設けられない構造となっている。そして、球受け部230f,230fは、図14のように、球送り部材230の前面側において後方側に窪む凹部として構成されており、且つ、図17(B)に示すように送出経路270b及び排出口262b(排出部)に連通するように軸線Iを中心とする半径方向外側に向かって開放した凹部(即ち、球受け部230f,230fの半径方向外側の端部が開放した構造)となっている。なお、一方の球受け部230fは、他方の球受け部230fから180度回転した位置(軸線Iを中心として180度回転した位置)に配置されており、軸線Iを中心とする対称構造となっている。そして、球受け部230fは、回転位置の最下点(即ち、溝部230cの鉛直下方位置)に位置したときに、遊技球Bが内周壁230iから球受け部230fへと流下して受け入れられるようになっている。
また、板部230aの後方側の面には、この板部230aの中心において中心部が前方側に凹む突起状の溝部230cが形成され、この溝部230cには、球送り部材230の回転中心となる中心軸232が後方側より嵌め込まれるようになっている(図16(A)も参照)。なお、この中心軸232は、後端部が裏面通路カバー262の中心付近に位置する溝部262dに嵌め込まれた状態でこの溝部262dから前方側に突出しており、球送り部材230の中心部前面側を回転可能に支持している。一方、球送り部材230の後方側(裏面側)の中心部は、モータブラケット250及びモータ240によって回転可能に保持されている。具体的には、球送り部材230において前方側に突出して形成された係合突部230e,230eが、モータブラケット250の溝部250d,250dに嵌め込まれるようになっており、このような嵌め込み構造で球送り部材230にモータブラケット250が固定されている。また、一方の係合突部230eは、他方の係合突部230eから180度回転した位置(軸線Iを中心として180度回転した位置)に配置されており、軸線Iを中心とする対称構造となっている。
このように構成される球送り部材230は、図16(A)、図17(B)、図18(A)のように球切り部材220が遮断変位となって球通過部220fが中ケース264の球通路264dと連通する位置関係となり、さらに球送り部材230が回転して球通路264dと球通過孔230jとが連通する位置関係となったときに、遊技球Bが球通路264dと球通過孔230jとを通過して内周壁230i上に送り出されるようになっている。即ち、一方の球通過孔230jが下端位置になると、この球通過孔230jと中ケース264の球通路264dとが連通し、球切り部材220が遮断変位のときには球通過部220fとも連通するため、球通過部220f内の遊技球Bが球通路264dを通った後球通過孔230jを通って内周壁230i上に流入する。また、この遊技球Bは、球送り部材230の板部230aの後方側の面及び内周壁230iと、裏面通路カバー262の受入溝部262fとによって囲まれた空間内に収容される。そして、球送り部材230が回転することで遊技球Bは内周壁230i上の最下点(即ち、溝部230cの鉛直下方位置)で留まりつつ転動することになる。また、球受け部230fは、回転位置の最下点(即ち、溝部230cの鉛直下方位置)に位置したときに、遊技球Bが内周壁230iから球受け部230fへと流下して受け入れられるようになっている。そして、この遊技球Bは、球受け部230fの内壁部と、中ケース264の周壁部264b及び板部264aとによって囲まれた空間内に収容される。また、球送り部材230の回転に応じた球受け部230fの移動に伴い、球送り部230fに収容された遊技球Bは図19(A)のように周壁部264bの内壁に沿って徐々に上昇し、この球受け部230fが排出口262bと連通する上方位置(軸線Iの上方の位置)まで搬送される。そして、図16(A)のように、この球受け部230fが排出口262bに連通する回転位置となったときには、この球受け部230fに収容されていた遊技球Bが排出口262bに落下して排出される。この構成では、球受け部230fが最も高位置となる回転位置に変位したときに、排出口262bの底面部が球受け部230fの底部を構成することになり、このとき、球受け部230f内の遊技球Bは排出口262bの底面部に形成され突起部262e及び当該底面部上を転がるように排出口262bに案内される。また、発射位置100にファール球として戻った遊技球Bが在ると、排出口262bの遊技球Bが発射位置100に送り込まれず、球受け部230fの遊技球Bが排出口262bに送り出されずそのまま周回する。そのため、後続の遊技球Bは、球送り部材230が回転することで球受け部230fが所定の位置にきても、球受け部230fに受け入れられず、球受け部230fに先の遊技球Bが在る限り内周壁230i上の最下点(即ち、溝部230cの鉛直下方位置)で留まりつつ転動し、待機することになる。このとき、供給経路268dの遊技球Bも供給口266dから内周壁230i上に導入されることなく誘導部280aで待機する。このように、例え発射に失敗したとしても、後続の遊技球Bは球噛み,球詰まりすることなく待機する。
次に、モータ240について説明する。
モータ240は、定常回転可能な公知の直流モータやステッピングモータなどによって構成されており、図示しないモータ駆動回路からの電力供給を受けて回転軸部240bを一定の回転速度で回転駆動させ、この回転軸部240bに間接的に固定された球送り部材230を回転させている。このモータ240は、図13に示すように、外部からの電力供給を受けて駆動力を発生させる本体部240aと、本体部240aで発生した回転駆動力を他部材に伝達させる回転軸部240bとを備えている。本体部240aは、表通路枠268の表板部68aと周壁部68bとによって形成される空間内に組み付けられ、駆動軸として構成される回転軸部240bは、モータベース266の貫通孔266cに前方側から挿し通される構成で配置されている。そして、回転軸部240bは、モータブラケット250の貫通孔266cに嵌め込まれて固定されており、回転軸部240bの駆動に応じてこの回転軸部240bとモータブラケット250とが一体的に回転するように構成されている。なお、モータ240の回転速度(回転軸部240bの回転速度)は、例えば球発射ハンドル19(図1参照)の回転角度(操作角度)に応じた速度で回転するようにモータ駆動回路及び制御回路(いずれも図示略)によって制御されている。本構成では、モータ240が「駆動源」の一例に相当しており、球送り部材230を回転駆動させるように機能する。なお、モータ240の回転軸部240bに球送り部材230を取り付けて、モータ240の駆動で直接回動させるようにしてもよい。
次に、モータブラケット250について説明する。
モータブラケット250は、図13及び図14に示すように、全体として円盤状に構成されており、前後方向に直交する面方向に沿って配置され且つ略円柱状の本体部250aと、本体部250aから前後方向に直交する面方向に沿って突出する一対の押圧部250d,250dを備えている。また、本体部250aには、前面側の中心部から前後方向に貫通する軸孔250cと、軸孔250cの周囲において前後方向に略円弧状に貫通する一対の係合孔250e,250eとが形成されている。軸孔250cは、モータ240の回転軸部240bと嵌合する構成となっている。また、係合孔250e,250eは、本体部250aにおいて軸線Iを介して対称位置に設けられ、球送り部材230の係合突部230e,230eが嵌め込まれ、球送り部材230がモータブラケット250と一体となって回転動作するようになっている。また、押圧部250d,250dは、軸孔250cを中心として半径方向外側に突出する略三角柱形状の突起部分として形成されている。具体的には、図13に示すように前後方向から見て右側に形成される押圧部250dは、下方側に面する平面形状部と、平面部の右端から上方側に延出して球切り部材の220の被作用部220cを押圧する円弧状部分から構成されている。一方、図13に示すように前後方向から見て左側に形成される押圧部250dは、右側に形成される押圧部250dから180度回転した位置(軸線Iを中心として180度回転した位置)に配置されて、軸線Iを中心とする対称構造となっている。
このように構成されるモータブラケット250は、軸孔250cにモータ240の回転軸部240bが嵌め込まれて固定されているため、軸線Iを中心として回転軸部240bと一体的に回転する。また、上述したように、係合孔250e,250eは、球送り部材230の係合突部230e,230eが嵌め込まれた一体構造となっており、このように組み付けられたモータブラケット250及び球送り部材230は、モータ240の駆動力を受けて一体的に回転する。また、押圧部250d,250dは、モータブラケット250が回転して球切り部材220の被作用部220cに当接する位置になったときに、被作用部220cを上向きに押圧して押し上げ作用を及ぼすようになっている。そして、さらにモータブラケット250が回転して被作用部220cが押圧部250dの回転軌跡から退避すると、この押圧部250dは被作用部220cの下を通って左側(図19(B)のように前方側から見て被作用部220cの位置よりも左側)に抜けることになる。
次に、球抜きシャッター280について説明する。
図13、図14、図16(B)、図18(B)に示すように、表通路枠268の下端側には、球抜きシャッター280が設けられており、表通路枠268の供給経路268dに貯留している遊技球Bを外部に排出(球抜き)し得るように構成されている。この球抜きシャッター280は、図13、図14に示すように、前後方向に円柱状に形成されて回動中心となる中心軸孔280cと、中心軸孔280cを中心として径方向に延出する延出部280dと、延出部280dの一端(即ち、中心軸孔280cが形成される一端に対する他端)から後方側へと起立して、球抜きを行わない場合に遊技球Bを供給経路268dから供給口266dへと誘導する底部として構成される誘導部280aと、を備えている。中心軸孔280cは、モータベース266の突出部266fに挿通されることで、球抜きシャッター280が中心軸孔280cを中心として回動(揺動)するようになっている。また、誘導部280aは、板状に形成され、上面が後方側に向かうにつれて低位置となるように傾斜している。また、延出部280dにおける誘導部280aの前方側には、前方側に突出し、表カバー269の貫通孔269cによってガイドされる被ガイド部280eが形成されている。また、延出部280dの後方側の面には、貫通孔269cに近接する位置に後方側に突出してばね部材282を係合する係合部280fが形成されている。
このように構成される球抜きシャッター280は、被ガイド部280eが貫通孔269cに遊挿することで、球抜きシャッター280の動作が左右方向の所定範囲に限定して制御されることになる。また、この被ガイド部280eを常に前方側から見て左側(具体的には、後方側から見て反時計回り)に付勢し得るばね部材282が設けられている。この球抜きシャッター280は、非操作時には、被ガイド部280eが表カバー269の貫通孔269cの左側端部に当接する回動位置に位置しており、ばね部材282の付勢によって誘導部280aが図12(B)、図18(B)に示す左端位置(誘導部280aが球抜き孔268fを塞ぎ、誘導部280aが遊技球Bを供給経路268dから供給口266dへ誘導し得る位置)で維持される。一方、ばね部材282の付勢に抗して誘導部280a及びガイド部280bを右側に変位させたとき(時計回りに回動させたとき)には、被ガイド部280eが表カバー269の貫通孔269cの右側端部に当接する回動位置に位置しており、誘導部280aが球抜き孔268fを塞ぐ位置から退避し、供給経路268dと球抜き孔268fが連通する。このとき、供給経路268d内の遊技球Bを球抜き孔268fを介して排出する「球抜き」が可能となる。
(遊技機用球送り装置の球送り動作)
次に、球送り装置211の球送り動作について説明する。
球送り装置211は、球受皿9から続く図示しない誘導路に続くように配置され、この誘導路を通って送られた遊技球Bを供給経路268d内に取り込むように配置される。そして、球切り部材220が図18(A)のような基準位置(遮断変位)にあるときには、供給経路268d内に取り込まれた遊技球Bは、球切り部材220側に送り込まれず、供給経路268d内で待機することになる。この場合、球切り部材220に最も近い先頭の遊技球Bは球止め部220eに当接して供給経路268d内に留まり、その後に続く遊技球Bは、先頭の遊技球Bに続いて供給経路268d内に貯留される。
そして、モータ240の駆動により、図18(A)のような基準位置(遮断変位)から更にモータブラケット250が回転すると、モータブラケット250の押圧部250dの回転動作に連動するように球切り部材220の被作用部220cが押し上げられ、球切り部材220は回動軸222の軸線Jを中心として時計回りに回動する。そして、この回転動作によって球切り部材220は図19(B)に示す取込変位となる。図18(A)に示す基準位置(遮断変位)から図19(B)に示す取込変位に移行するとき、球通過部220f及び球止め部220eは上昇する。この上昇動作により、球止め部220eが供給口266dから離間して供給口266dが開放し、上昇した球通過部220fと供給口266dとが連通して遊技球Bが通過可能となる。これにより、誘導部280a上に位置していた遊技球B(遮断変位のときに供給経路268dで待機していた先頭の遊技球B)は供給口266dを通過して球通過部220f内へと取り込まれる。
そして、モータ240の駆動により、図19(B)のような取込変位から更にモータブラケット250が回転すると、上述したようにモータブラケット250の押圧部250dが被作用部220cの下方位置(当接位置)から抜け、被作用部220cを押し上げる力が消失することで球切り部材220はばね部材224の付勢によって軸線Jを中心として反時計回りに回動して、被作用部220cは下降し、再び図18(A)のような遮断変位に移行する。図19(B)に示す取込変位から図18(A)に示す遮断変位に移行するとき、上述の取込変位で遊技球Bを受け入れた球通過部220fは下降するように動作し、取込変位時の受入位置よりも低位置に移動する。そして、再び基準位置(遮断変位)になると、図16(A)、図18(A)に示すように球通過部220fが球通路264dと連通し、更に球送り部材230が回転して球送り部材230の球通過孔230jと球通路264dとが連通する回転位置(第1回転位置)になると遊技球Bが球通路264dと当該球通過孔230jとを通過して内周壁230i上に送り出される。内周壁230i上に位置する遊技球Bは、球送り部材230が回転することで内周壁230i上の最下点(即ち、溝部230cの鉛直下方位置)で留まりつつ転動することになる(図19(A)参照)。そして、球受け部230fは、回転位置の最下点(即ち、溝部230cの鉛直下方位置)に位置したときに、遊技球Bが内周壁230iから球受け部230fへと流下して球受け部30f内に保持されることになる。一方、図16(A)、図17(B)、図18(A)に示す遮断位置では、球通過部220fと供給口266dとが連通せず、供給口266dが球止め部220eによって塞がれる遮断状態となるため、後続の遊技球Bは球止め部220eに当接して留まることになる。
そして、図16(A)のように球受け部230f内に遊技球Bを受け入れてから更に球送り部材230が回転すると、球受け部230fが最下部となる回転位置(第2回転位置)となり、この第2回転位置付近で遊技球Bが球受け部230f内に受け入れられる。そして、球送り部材230は球受け部230fに遊技球Bを収容しつつ、当該遊技球Bを高位置にある排出口262bに向けて搬送する。そして、球受け部230fが排出口262bに連通する回転位置になったときに、球受け部230fから排出口262bに遊技球Bが排出される。なお、遊技球Bの搬送時には、上述した取込変位への切り替えが同時並行で行われ、図19(B)に示すように、球切り部材220は球送り部材230の回転動作に連動して取込変位へと再び移行する。そして、球送り部材230による遊技球Bの搬送動作と、次の取込み動作が同時期に行われる。
図16(A)のように球受け部230fによって搬送される遊技球Bが排出口262b上に達すると(即ち、球受け部230fが排出口262bと連通する回転位置となると)、球受け部230fに収容された遊技球Bは排出口262bに落下し、排出口262bから発射装置に向けて排出される。そして、このように一方の球受け部230fが排出位置に達したときには、他方の球受け部230fは球通過部220fと連通する位置になり、遊技球Bが内周壁230iから球受け部230fへと流下して球受け部230f内に遊技球Bを受け入れることになる。
(第2実施形態の主な効果)
本構成によれば、第1実施形態と同様の効果が得られる。また、球通過部220fを通過した遊技球Bが球送り部材230に受け入れられた際に、一定範囲回転するまでは球流路に形成された円筒状の内周壁230i上に位置し続けることになる。従って、球送り部材230に送り込まれた遊技球Bが、この球送り部材230によってすぐに送り出されることがなく、球送り部材230に送られた遊技球Bが、球送り部材230と送り出しの通路との間で球噛みすることを効果的に抑制することができる。そして、球受け部230fには、内周壁230i上に送られた遊技球Bが一定時間経ってから安定的に受け入れられるため、球切り部材280及び球送り部材230の動作を阻害せずに受け入れた遊技球Bを排出口262bに向けて円滑且つ安定的に送り出すことができる。
[他の実施形態]
上記実施形態では、球切り部材に形成された球通過部が一旦遊技球を保持し、この球通過部が揺動により下降して遊技球を球送り部材に送り出す例を示したがこの例に限られない。例えば、球送り部材に形成された球通過部が遊技球を保持せず、遊技球を自重によって落下させてもよい。この場合、落下位置を球受け部が通るときに遊技球が送り込まれるようにすればよい。
上記実施形態では、回転動作する球送り部材(球送り部材30,230)を例示したが、球送り部材の動作は回転に限定されない。即ち、遊技球を受け入れた受入位置から予め定められた排出部に送り出すことが可能であればよく、例えば、揺動動作する構成であってもよく、直線的に往復動する構成などであってもよい。
上記実施形態では、本発明に係る遊技機用球送り装置の例として、遊技機用発射装置に遊技球を送り出す構成を例示したが、本発明の遊技機用球送り装置の用途、機能はこの例に限られるものではない。例えば、本発明に係る遊技機用球送り装置を球払出装置に適用してもよい。なお、第1実施形態と同様の構成の遊技機用球送り装置を球払出装置に適用した場合、球送り部材(球送り部材30、230)を払出部材として機能させることができ、この球送り部材(球送り部材30、230)の回転を制御することで、送り出す球の数(払出数)を調整することができる。なお、このような払出装置では、払出部材に対して球タンクに貯留される遊技球の球圧がかかった状態で払出しが行われることになるため、従来は、球圧により払出部材が誤作動して、遊技球が誤って払い出されたたり、払出部材に負荷がかかることにより、モータを駆動力の大きいものにしなければならず、コスト高になったりしていた。しかし、上記実施形態のように球切り部材を設けることにより、払出部材(球送り部材)を連続する球圧から解放することができるため、小さなトルクでもスムーズな払出しが可能となり、払出装置の小型化、コストの低減に寄与する。
1…遊技機
11,211…遊技機用球送り装置
20,220,320…球切り部材
20e,220e,320e…球止め部
20f,220f,320f…球通過部
30,230…球送り部材
30e,230e…係合突部(切替機構)
30f,230f…球受け部
40,240…モータ(駆動源)
50,250…モータブラケット(切替機構)
62b,262b…排出口(排出部)
68d,268d…供給経路(受入部)
70b…送出経路(排出部)
B,B1,B2…遊技球
G,I…回転軸線

Claims (4)

  1. 遊技球を受け入れる受入部と、前記受入部よりも高位置に配置され且つ遊技球を排出する部分として構成される排出部とを備え、前記受入部で受け入れられた遊技球を前記排出部から送り出す遊技機用球送り装置であって、
    遊技球を取り込み可能に構成され遊技球が通過可能な球通過部と、遊技球の通過を遮断可能な球止め部とを備え、前記受入部側からの遊技球が前記球通過部に取り込み可能となる取込変位と、前記受入部側からの遊技球が前記球通過部に通過不能となり且つ前記球止め部によって前記受入部側からの遊技球の流下が遮断される遮断変位とに変位可能に構成された球切り部材と、
    前記球切り部材と連動可能に構成され、1又は複数の球受け部を備えると共に、前記球切り部材が前記遮断変位となったときに前記球通過部を通過した遊技球を前記球受け部に受け入れる位置と、当該球受け部が前記排出部に連通する位置となったときに当該球受け部に収容された遊技球を前記排出部に送り出す位置との間を所定の軌道で可動する球送り部材と、
    前記球送り部材を駆動させる駆動源と、
    前記球切り部材を前記取込変位と前記遮断変位とに切り替える切替機構と、を備え
    前記球切り部材は、前記取込変位のときの前記球通過部の位置よりも、前記遮断変位のときの前記球通過部の位置の方が低位置であり、前記取込変位のときの前記球通過部による遊技球の受入位置から下降させるように当該遊技球を搬送することを特徴とする遊技機用球送り装置。
  2. 前記球送り部材は、所定の回転軸線を中心として回転可能に構成され、
    前記回転軸線を中心とする円筒状に構成された内周壁を備えると共に前記球受け部へと続く流路となる球流路を備え、
    前記球受け部は、前記球流路の内周壁よりも外側に凹んだ構成をなし、
    所定の第1回転位置のときに前記球通過部を通過した遊技球を前記球流路の前記内周壁上に受け入れ、その球流路に受け入れられた遊技球を前記第1回転位置から一定範囲回転するまで当該球流路の前記内周壁上にて保持し、その保持された遊技球を前記一定範囲回転した第2回転位置のときに前記球受け部へ送り出す構成であり、当該球受け部が前記排出部に連通する回転位置となったときに当該球受け部に収容された遊技球を前記排出部に送り出す構成であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機用球送り装置。
  3. 前記切替機構は、前記駆動源が前記球送り部材を駆動する駆動力を受けて動作し、その駆動力と連動して前記球切り部材を前記取込変位と前記遮断変位とに交互に切り替えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機用球送り装置。
  4. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の遊技機用球送り装置を備えていることを特徴とする遊技機。
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