JP6222575B2 - シート状ワークの把持機構および化学処理装置 - Google Patents
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Description
第1発明のシート状ワークの把持機構は、シート状の部材における端部を把持する把持機構であって、互いに接近離間可能に設けられた一対の把持部材を備えた把持部と、該把持部の一対の把持部材における前記シート状の部材の端部を把持する端部同士が離間した際に該端部間に形成される空間に流体を吹き付ける流体吹出部を備えた流体吹出手段と、を備えており、該流体吹出手段の流体吹出部は、空間に吹き付けた前記流体が前記シート状の部材の内方から端縁に向かう方向に沿って流れるように配置されていることを特徴とする。
第2発明のシート状ワークの把持機構は、第1発明において、前記流体吹出手段の流体吹出部は、流体を吹き出す吹き出し口の軸方向が、前記シート状の部材の表面に対して傾斜するように設けられていることを特徴とする。
第3発明のシート状ワークの把持機構は、第1または第2発明において、前記流体吹出手段は、前記流体吹出部を複数備えており、該複数の流体吹出部は、前記シート状の部材における端部端縁に沿って並んで配置されていることを特徴とする。
(化学処理装置)
第4発明の化学処理装置は、シート状の部材の端部を保持して搬送しながら該部材の化学処理を行う装置であって、該装置が、シート状の部材の端部を保持する、第1、第2または第3発明に記載のシート状ワークの把持機構を備えていることを特徴とする。
第5発明の化学処理装置は、第4発明において、シート状の部材に把持部を通して通電しながら処理を行う装置であることを特徴とする。
第1発明によれば、把持部の一対の把持部材におけるシート状の部材の端部を把持する端部同士が離間した際に離間した端部間に形成される空間にシート状の部材の端部を配置した状態で、流体吹出手段の流体吹出部から流体を吹き付ける。すると、シート状の部材の表面に沿って吹き付けられた流体がシート状の部材における端部に向かって流れるので、シート状の部材の端部が内方にカールしていても、シート状の部材を伸ばすことができる。したがって、シート状の部材の端部を安定して把持することができる。
第2発明によれば、流体吹出手段から吹き出された流体によって、シート状の部材は一対の把持部材のうちいずれか一方に押し付けられるので、シート状の部材を伸ばす効果を高くすることができる。
第3発明によれば、複数の流体吹出部によって流体が吹き付けられるので、シート状の部材を伸ばす効果を高くすることができる。
(化学処理装置)
第4発明によれば、シート状の部材の端部を安定した状態で保持できるので、部材に対する化学処理を安定して行うことができる。
第5発明によれば、シート状の部材への通電が安定するので、部材に対する化学処理を安定化させることができる。
以下では、代表として、長尺なシート状のワークの表面にメッキ処理を行う化学処理設備に採用した場合を説明する。
まず、本実施形態のシート状ワークの把持機構1を説明する前に、図4、図5を参照して、本実施形態のシート状ワークの把持機構10(以下単に把持機構10という)を採用した化学処理設備100を簡単に説明する。
ワーク供給部101は、リールR1に巻かれたシート状のワークSを巻き戻して搬送手段110に供給するように構成されている。このワーク供給部101は、リールR1から巻き戻されたワークSを、その表面が鉛直方向と平行となり、しかも、その移動方向(つまり長手方向)が水平となるように姿勢を変化させる姿勢変更ロールSRを備えている。つまり、ワーク供給部101は、姿勢変更ロールSRによって、ワークSの表面が鉛直方向と平行となりしかもその幅方向が鉛直方向と平行となるようにワークSの姿勢を変更してから、ワークSを搬送手段110に供給するように構成されている。
ワーク回収部102は、搬送手段110によって搬送されるワークS、つまり、化学処理部103でメッキ処理されたワークSをリールR2に巻き取って回収するように構成されている。なお、ワーク回収部102は、搬送手段110から供給されるワークSに対して、熱処理等の種々の処理を行う装置を備えていてもよい。この場合には、種々の処理が行われてから、ワークSはリールR2に巻き取られる。
搬送手段110は、ワーク供給部101とワーク回収部102との間を周回する上下一対のエンドレスベルト111,111と、把持機構10と、を備えている。
上下一対のエンドレスベルト111は、複数のプーリp等に巻き掛けられて、平面視で略矩形状の周回ループが形成されるように配設されている(図4、図5参照)。つまり、上下一対のエンドレスベルト111は、水平方向に沿って周回移動するように設けられている。
この上下一対のエンドレスベルト111,111には、把持機構10の複数の把持部12が設けられている。複数の把持部12は、ワークSの端部を把持するものであり、エンドレスベルト111に沿って設けられている。具体的には、上側のエンドレスベルト111に設けられている複数の把持部12は、ワークSの上端部を等間隔で把持できるように、エンドレスベルト111に沿って等間隔で設けられている。同様に、下側のエンドレスベルト111に設けられている複数の把持部12は、ワークSの下端部を等間隔で把持できるように、エンドレスベルト111に沿って等間隔で設けられている。
つぎに、把持機構10について詳細に説明する。
まず、複数の把持部12は、ワークSの端部を把持する一対の把持部材13,14を備えており、この一対の把持部材13,14のうち、把持部材14が連結部15によって搬送手段110のエンドレスベルト111(図1および図2では上側のエンドレスベルト111)に連結されている。したがって、複数の把持部12は、エンドレスベルト111とともに周回移動するようになっている。
上述した把持部12は、ワーク供給部101の姿勢変更ロールSR近傍において、ワーク供給部101から供給されたワークSの端部を把持する。このとき、把持部12は、一対の把持部材13,14が開閉し、一対の把持部材13,14が開いた状態において、ワークSの端部が一対の把持部材13,14の下端間に配置される。このように、ワークSの端部が一対の把持部材13,14の下端間に配置される位置の近傍には、流体吹出手段11の流体吹出部11nが設けられている。より詳しくいえば、一対の把持部材13,14が開いた状態であって、かつ、ワークSの端部が一対の把持部材13,14の下端間に配置されている状態となる位置に、流体吹出手段11の流体吹出部11nは設けられている。
つまり、図3に示すように、ワークSの端部が内方に向かってカールしている場合、把持部12の一対の把持部材13,14を閉じても、ワークSの端部を折り曲げた状態で把持するようになったり、ワークSを把持できなくなったりする可能性がある。
しかし、流体吹出部11nを上記のように配置すれば、ワークSの内方から端縁に向かう方向の流体Lによってカールが伸ばされる。つまり、流体LによってワークSの端部を伸ばした状態とすることができる。すると、把持部12の一対の把持部材13,14を閉じた際に、ワークSの端部を正常な状態で確実に把持することができる。
流体吹出部11nは、ワークSの端部表面に吹き出し口から吹き出された流体Lのうち、少なくとも一部の流体LがワークSの内方から端縁(流体吹出部11nに近い端縁)に向かう方向に沿って流れるように設けられていればよい。
流体吹出部11nは、一つでもよいし複数設けてもよい。具体的には、複数の流体吹出部11nを、ワークSの端部端縁に沿って並ぶように配置してもよい。この場合、複数の流体吹出部11nによってワークSの端部に流体Lが吹き付けられるので、ワークSの端部を伸ばす効果を高くすることができる。
上述した流体吹出部11nは、上記機能を有するものであればよくとくに限定されない。例えば、先端に吹き出し口を備えたノズルを一例として挙げることができるが、単なるパイプ等も使用することができる。
流体Lは、流体吹出部11nから連続的に吹き出すようにしてもよいし、間欠的に吹き出すようにしてもよい。間欠的に吹き出す場合には、例えば、センサなどによって把持部12が所定の位置に配置されたことを検出すると、流体Lを吹き出すようにするなどの方法を採用することができる。
把持機構10は、把持部12の一対の把持部材13,14を開閉させることによって、ワークSの把持解放を行う。把持部12の一対の把持部材13,14を開閉させる機構は、とくに限定されず、種々の方法を採用することができる。
11 流体吹出手段
12 把持部
13 把持部材
14 把持部材
100 化学処理装置
S ワーク
L 流体
Claims (5)
- シート状の部材における端部を把持する把持機構であって、
互いに接近離間可能に設けられた一対の把持部材を備えた把持部と、
該把持部の一対の把持部材における前記シート状の部材の端部を把持する端部同士が離間した際に該端部間に形成される空間に流体を吹き付ける流体吹出部を備えた流体吹出手段と、を備えており、
該流体吹出手段の流体吹出部は、
空間に吹き付けた前記流体が前記シート状の部材の内方から端縁に向かう方向に沿って流れるように配置されている
ことを特徴とするシート状ワークの把持機構。 - 前記流体吹出手段の流体吹出部は、
流体を吹き出す吹き出し口の軸方向が、前記シート状の部材の表面に対して傾斜するように設けられている
ことを特徴とする請求項1記載のシート状ワークの把持機構。 - 前記流体吹出手段は、
前記流体吹出部を複数備えており、
該複数の流体吹出部は、
前記シート状の部材における端部端縁に沿って並んで配置されている
ことを特徴とする請求項1または2記載のシート状ワークの把持機構。 - シート状の部材の端部を保持して搬送しながら該部材の化学処理を行う装置であって、
該装置が、
シート状の部材の端部を保持する、請求項1、2または3のシート状ワークの把持機構を備えている
ことを特徴とする化学処理装置。 - シート状の部材に把持部を通して通電しながら処理を行う装置である
ことを特徴とする請求項4記載の化学処理装置。
Priority Applications (1)
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| JP2014241307A JP6222575B2 (ja) | 2014-11-28 | 2014-11-28 | シート状ワークの把持機構および化学処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014241307A JP6222575B2 (ja) | 2014-11-28 | 2014-11-28 | シート状ワークの把持機構および化学処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JP2016102240A JP2016102240A (ja) | 2016-06-02 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2014241307A Active JP6222575B2 (ja) | 2014-11-28 | 2014-11-28 | シート状ワークの把持機構および化学処理装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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