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JP6223992B2 - デオドラント組成物及びその製造方法 - Google Patents
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JP6223992B2 - デオドラント組成物及びその製造方法 - Google Patents

デオドラント組成物及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、デオドラント組成物及びその製造方法に関する。
化粧料分野においては、さらさら感を付与できるような化粧料の需要が高まっている。従来、水系の化粧料において、該化粧料を皮膚に適用した際にさらさら感を付与する目的で粉体が配合されている。
前記水系の化粧料において、更に防臭効果を付与するために、カチオン性界面活性剤を配合することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような粉体を配合した水系の化粧料は、使用時に前記粉体を分散させるために、振とうを必要とする。
しかしながら、振とうした際、前記カチオン性界面活性剤の影響で泡立ちが発生し、ディスペンサーやトリガー容器で排出した際に空打ちを起こし、使用性が悪化するという問題がある。
したがって、振とうした際の泡立ちを抑制でき使用性に優れ、高い防臭効果及びその持続性を有し、更に、べたつき感がなく、さらさら感の持続性に優れる使用感の良好なデオドラント組成物及びその製造方法の提供が強く望まれているのが現状である。
特開2011−126862号公報
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、振とうした際の泡立ちを抑制でき、高い防臭効果及びその持続性を有し、べたつき感がなく、さらさら感の持続性に優れる良好な使用感を有し、更に粉体の再分散性の良いデオドラント組成物及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としては、以下のとおりである。即ち、
<1> (A)シリコーン樹脂粉体と、(B)カチオン性界面活性剤と、(C)多鎖型ノニオン性界面活性剤と、(D)エタノールとを含有し、
前記(B)成分が、(B1)塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、及び塩化デカリニウムから選ばれる少なくとも1種の化合物及び(B2)下記一般式(I)で表されるアルキルトリアルキルアンモニウム塩からなり、
前記(B1)成分と、前記(B2)成分との質量比(B1)/(B2)が0.03〜35であり、かつ、前記(B2)成分と前記(C)成分との質量比(B2)/(C)が0.1〜40であることを特徴とするデオドラント組成物である。
ただし、前記一般式(I)において、Rは、炭素数8〜22のアルキル基を表し、R、R、及びRは、それぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基を表し、Xは、対イオンを表し、該対イオンは、ハロゲンイオンである。
<2> (B1)成分の含有量が0.02質量%〜0.7質量%であり、(B2)成分の含有量が0.02質量%〜0.7質量%である前記<1>に記載のデオドラント組成物である。
<3> (C)成分が、HLB9〜14である、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、及びトリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルから選ばれる少なくとも1種であり、
前記(C)成分の含有量が、0.007質量%〜0.3質量%である前記<1>から<2>のいずれかに記載のデオドラント組成物である。
<4> (A)成分が、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーである前記<1>から<3>のいずれかに記載のデオドラント組成物である。
<5> (E)制汗成分を更に含む前記<1>から<4>のいずれかに記載のデオドラント組成物である。
<6> 前記<1>から<5>のいずれかに記載のデオドラント組成物の製造方法であって、下記工程1〜3を含むことを特徴とするデオドラント組成物の製造方法である。
工程1:前記(B1)成分と精製水を混合したものに、前記(A)成分を添加し、均一に分散し、混合物1を得る工程。
工程2:別に、前記(D)成分に、前記(B2)成分、前記(C)成分、及び必要に応じて前記その他の成分を添加し、均一に溶解した後、残りの精製水を加えて混合し、混合物2を得る工程。
工程3:混合物2に混合物1を撹拌しながら加え、混合する工程。
本発明によれば、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、振とうした際の泡立ちを抑制でき、高い防臭効果及びその持続性を有し、べたつき感がなく、さらさら感の持続性に優れる良好な使用感を有し、更に粉体の再分散性の良いデオドラント組成物及びその製造方法を提供することができる。
(デオドラント組成物)
本発明のデオドラント組成物は、シリコーン樹脂粉体(以下、「(A)成分」と称することがある)と、カチオン性界面活性剤(以下、「(B)成分」と称することがある)と、多鎖型ノニオン性界面活性剤(以下、「(C)成分」と称することがある)と、エタノール(以下、「(D)成分」と称することがある)とを含有し、好ましくは制汗成分(以下、「(E)成分」と称することがある)を含有し、必要に応じて、更にその他の成分を含有する。
<(A)成分:シリコーン樹脂粉体>
前記(A)成分は、シロキサン骨格を有する化合物であり、その構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、直鎖状構造、環状構造、分枝状構造、網状構造、架橋構造、これらの共重合体などが挙げられる。
前記(A)成分は、前記シロキサン骨格が、ポリエーテル基、エポキシ基、アミノ基、カルボキシル基、アラルキル基、メチル基、フェニル基等の1つ又は複数の置換基で置換されていてもよい。
前記(A)成分の形状としては、例えば、球状、棒状、板状、不定形などが挙げられる。これらの中でも、さらさら感の持続性に優れる点で、球状が好ましい。なお、本発明において球状とは、真球だけでなく、断面が楕円のものであってもよいが、真球が好ましい。
これらの中でも、前記(A)成分は、(1)メチルシルセスキオキサンの網状重合体であるポリメチルシルセスキオキサン、(2)ジメチコンを3次元構造に架橋させた(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(3)シリコーンゴム粉体の表面をシリコーン樹脂で被覆した(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーなどが好ましい。
前記(1)のポリメチルシルセスキオキサンの製造方法としては、メチルシルセスキオキサンの加水分解の後、脱水縮合反応により微粒子として析出させて得られるものとする。
前記(2)の(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーの製造方法としては、ケイ素原子結合水素原子含有ジオルガノポリシロキサンとケイ素原子結合ビニル基を有するオルガノポリシロキサンと白金系触媒を付加反応させ、硬化したものを球状に微粒子化して得られるものとする。
前記(3)の(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーの製造方法としては、シリコーンゴム球状微粒子の水分散液に、アルカリ性物質とメチルトリメトキシシランを添加し、加水分解、縮合反応させた後、乾燥、解砕により微粒子化して得られるものとする。
前記(A)成分の体積平均粒子径としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、3μm〜30μmが好ましい。前記体積平均粒子径が、3μm未満又は30μmを超えると、さらさら感の持続性が不十分になることがある。
前記体積平均粒子径は、レーザー回折散乱粒度分布測定装置(例えば、LS 13 320、ベックマン・コールター社製)で測定することができる。
前記(A)成分の入手方法としては、特に制限はなく、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記ポリメチルシルセスキオキサンとしては、例えば、トスパール145A(体積平均粒子径4.5μm)、トスパール2000B(体積平均粒子径6μm)、トスパール1110A(体積平均粒子径11μm)(以上、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)などが挙げられる。
前記(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーとしては、例えば、トレフィルE−506S(体積平均粒子径3μm、東レ・ダウコーニング社製)などが挙げられる。
前記(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーとしては、例えば、KSP−100(体積平均粒子径5μm)、KSP−101(体積平均粒子径12μm)、KSP−102(体積平均粒子径30μm)(以上、信越化学株式会社製)などが挙げられる。
これらの中でも、KSP−100、KSP−101、KSP−102が、さらさら感の持続性に優れる点で好ましく、ディスペンサーやトリガー容器で目詰まりを生じにくいという観点から、KSP−100が特に好ましい。
前記(A)成分の含有量としては、0.05質量%〜10質量%が好ましく、0.2質量%〜5質量%がより好ましい。前記(A)成分の含有量が、0.05質量%未満であると、べたつき感が生じ、さらさら感の持続性が不十分となることがあり、10質量%を超えると、きしみ感や粉っぽさが生じて感触が悪くなること、皮膚から脱落しやすくなるため、さらさら感の持続性が低下しやすく、ディスペンサーやトリガー容器等に充填した場合に泡がらみが生じ、排出した際に空打ちを起こし、使用性が悪化することなどがある。
<(B)成分:カチオン性界面活性剤>
前記(B)成分としてのカチオン性界面活性剤は、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、及び塩化デカリニウムから選ばれる少なくとも1種の化合物(以下、「(B1)成分」と称することがある)及び下記一般式(I)で表されるアルキルトリアルキルアンモニウム塩(以下、「(B2)成分」と称することがある)からなる。前記(B1)成分及び前記(B2)成分を併用することによって、特に防臭効果及び防臭効果の持続性が顕著に優れる。
−(B1)成分−
前記デオドラント組成物に、前記(B1)成分としての塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、及び塩化デカリニウムから選ばれる少なくとも1種の化合物を配合することにより、体臭原因菌に対する抗菌性及び防臭効果を得ることができる。
これらの中でも、防臭効果に優れる点で、塩化ベンザルコニウム、塩化セチルピリジニウムが好ましく、塩化ベンザルコニウムが特に好ましい。
前記(B1)成分の入手方法としては、特に制限はなく、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記(B1)成分の含有量としては、0.01質量%〜1質量%が好ましく、0.02質量%〜0.7質量%がより好ましく、0.05質量%〜0.3質量%が特に好ましい。
前記(B1)成分の含有量が、0.01質量%未満であると、防臭効果及びその持続性が不十分となることがあり、1質量%を超えると、顕著な泡立ちが生じることや、べたつき感が生じることなどがある。一方、前記(B1)成分が、前記より好ましい範囲内であると、更にべたつき感がなく、前記特に好ましい範囲内であると、高い防臭効果が得られる点で有利である。
−(B2)成分−
前記デオドラント組成物に、前記(B2)成分としての下記一般式(I)で表されるアルキルトリアルキルアンモニウム塩を配合することにより、体臭原因菌に対する抗菌性及び防臭効果を得ることができ、前記(B1)成分と前記(B2)成分とを併用することで、前記効果を更に向上させることができる点で有利である。また、前記(B2)成分は、前記(A)成分の滞留性を向上させ、さらさら感の持続性が向上する点でも有利である。
なお、前記(B2)成分は、前記(B1)成分を除くアルキルトリアルキルアンモニウム塩である。
ただし、前記一般式(I)において、Rは、炭素数8〜22のアルキル基を表し、R、R、及びRは、それぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基を表し、Xは、対イオンを表し、該対イオンは、ハロゲンイオンである。
前記Rは、炭素数8〜22のアルキル基であるが、抗菌性及びその持続性、防臭効果の持続性の点から、炭素数12〜18のアルキル基が好ましい。Rの具体例としては、オクチル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、セチル基、ステアリル基、ベヘニル基などが挙げられる。
前記R、前記R、及び前記Rの具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などが挙げられる。前記R、前記R、及び前記Rは、それぞれ同一であってもよく、異なっていてもよい。これらの中でも、前記R、前記R、及び前記Rは、メチル基が好ましい。
前記Xの具体例としては、塩化物イオン、臭化物イオン等のハロゲンイオンなどが挙げられ、特に、塩化物イオンが好ましい。
前記(B2)成分の入手方法としては、特に制限はなく、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記(B2)成分としては、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ドデシルトリメチルアンモニウム、塩化テトラデシルトリメチルアンモニウムなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、抗菌性及び防臭効果が優れる点で、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムが好ましく、防臭効果及びさらさら感の持続性が優れる点で、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムがより好ましい。
前記(B2)成分の含有量としては、0.01質量%〜1質量%が好ましく、0.02質量%〜0.7質量%がより好ましい。前記(B2)成分の含有量が、0.01質量%未満であると、防臭効果及びその持続性、さらさら感の持続性などが不十分となることがあり、1質量%を超えると、顕著な泡立ちが生じることや、べたつき感が生じることなどがある。一方、前記(B2)成分が、前記より好ましい範囲内であると、高い防臭効果が得られる点で有利である。
前記(B1)成分と、前記(B2)成分との合計含有量(以下、「(B)成分の含有量」と称することがある)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.1質量%〜1.2質量%が好ましく、0.1質量%〜0.8質量%がより好ましい。前記(B)成分の含有量が、前記より好ましい範囲内であると、高い防臭効果及びその持続性が得られる点で有利である。
<質量比(B1)/(B2)>
前記(B1)成分と、前記(B2)成分との質量比(B1)/(B2)としては、0.03〜35であり、0.1〜14が好ましい。前記質量比(B1)/(B2)が、0.03未満であると、防臭効果及びその持続性が低下すること、顕著な泡立ちやべたつき感が生じることなどがあり、35を超えると、防臭効果及びその持続性が低下することがある。一方、前記質量比(B1)/(B2)が、前記好ましい範囲内であると、防臭効果に優れる点で有利である。
<(C)成分:多鎖型ノニオン性界面活性剤>
前記(C)成分としての多鎖型ノニオン性界面活性剤とは、グリセリン骨格のような3本の分岐鎖構造などを有するノニオン性界面活性剤である。
前記(C)成分としての多鎖型ノニオン性界面活性剤としては、HLB9〜16の多鎖型ノニオン性界面活性剤が好ましく、特に、泡立ちを抑制する点からHLB9〜14がより好ましい。
本発明において、前記HLB値は、有機概念図におけるIOB×10で示されるものである。前記有機概念図におけるIOBとは、有機概念図における有機性値(OV)に対する無機性値(IV)の比、即ち、「無機性値(IV)/有機性値(OV)」をいう。前記有機概念図とは、藤田穆により提案されたものであり、その詳細は、“Pharmaceutical Bulletin”, 1954, vol.2, 2, pp.163−173、「化学の領域」, 1957, vol.11, 10, pp.719−725、「フレグランスジャーナル」, 1981, vol.50, pp.79−82、「有機概念図−基礎と応用−」(甲田善生著、三共出版、1984)などで詳述されている。
具体的には、全ての有機化合物の根源をメタン(CH)とし、他の化合物は、全てメタンの誘導体とみなして、その炭素数、置換基、変態部、環などにそれぞれ一定の数値を設定し、そのスコアを加算して有機性値、無機性値を求め、この値を、有機性値をX軸、無機性値をY軸にとった図上にプロットしていくものである。
前記(C)成分としては、例えば、ポリオキシエチレン(以下、「POE」と略記することがある)硬化ヒマシ油、POEソルビタン脂肪酸エステル、イソステアリン酸POEグリセリル、トリイソステアリン酸POEグリセリル、イソステアリン酸POE硬化ヒマシ油などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、泡立ちを抑制できる点で、POE硬化ヒマシ油、イソステアリン酸POEグリセリル、トリイソステアリン酸POEグリセリルが好ましく、POE硬化ヒマシ油、イソステアリン酸POEグリセリルがより好ましい。
前記(C)成分が、ポリオキシエチレン基を有する場合、エチレンオキシド(以下、「EO」と略記することがある)の平均付加モル数としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、8〜80が好ましく、10〜60がより好ましい。前記炭素数が、8未満であると、前記(A)成分の分散性が低下し、使用性が悪くなることがあり、80を超えると、泡立ちを抑制する作用が弱くなることがある。
前記(C)成分の入手方法としては、特に制限はなく、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記(C)成分の市販品の具体例としては、商品名で、EMALEX HC−20(HLB9、POE(20)硬化ヒマシ油、EMALEX HC−30(HLB11、ポリオキシエチレン(30)硬化ヒマシ油)、EMALEX HC−40(HLB12ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油)、EMALEX HC−50(HLB13、ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油)EMALEX HC−60(HLB14、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油)、EMALEX HC−80(HLB15、ポリオキシエチレン(80)硬化ヒマシ油)等のPOE硬化ヒマシ油;EMALEX ET−8020(HLB14、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンオレイン酸エステル)、EMALEX ET−2020(HLB15、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンヤシ脂肪酸エステル)、EMALEX ET−8040(HLB16、ポリオキシエチレン(40)ソルビタンオレイン酸エステル)等のPOEソルビタン脂肪酸エステル;EMALEX GWIS−110(HLB10、イソステアリン酸ポリオキシエチレン(10)グリセリル)、EMALEX GWIS−125(HLB14、イソステアリン酸ポリオキシエチレン(25)グリセリル)、EMALEX GWIS−150(HLB16、イソステアリン酸ポリオキシエチレン(50)グリセリル)等のイソステアリン酸POEグリセリル;EMALEX GWIS−330(HLB10、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレン(30)グリセリル)、EMALEX GWIS−360(HLB13、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレン(60)グリセリル)等のトリイソステアリン酸POEグリセリル;EMALEX RWIS−140(HLB11、イソステアリン酸ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油)、EMALEX RWIS−150(HLB12、イソステアリン酸ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油)等のイソステアリン酸POE硬化ヒマシ油(以上、日本エマルジョン株式会社製)などが挙げられる。
なお、前記POEの後の括弧内の数字は、EOの平均付加モル数を示す。
これらの中でも、EMALEX HC−20、EMALEX HC−30、EMALEX HC−40、EMALEX−50、EMALEX HC−60、EMALEX HC−80等のPOE硬化ヒマシ油;EMALEX GWIS−110、EMALEX GWIS−125等のイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル;EMALEX GWIS−330、EMALEX GWIS−360等のトリイソステアリン酸ポリオキシエチレン(60)グリセリルが好ましく、EMALEX HC−20、EMALEX HC−30、EMALEX HC−40、EMALEX HC−50、EMALEX HC−60等のPOE硬化ヒマシ油;EMALEX GWIS−110、EMALEX GWIS−125等のイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルがより好ましい。
前記(C)成分の含有量としては、0.001質量%〜0.5質量%であり、0.007質量%〜0.3質量%が好ましく、0.01質量%〜0.2質量%がより好ましい。前記(C)成分の含有量が、0.001質量%未満であると、顕著な泡立ちが生じることや、さらさら感の持続性が不十分になることなどがある。前記デオドラント組成物が泡立つと、ディスペンサーやトリガー容器で泡がらみが生じ、排出した際に空打ちを起こすため、粉体が均一に皮膚に付着せず、これにより、さらさら感の持続性が低下することがある。また、前記(C)成分の含有量が、0.5質量%を超えると、使用感において、粉体の凝集によりさらさら感の持続性が低下し、べたつき感が生じることがある。一方、前記(C)成分の含有量が、前記より好ましい範囲内であると、泡立ちを抑制でき、べたつき感が生じない点で有利である。
<質量比(B2)/(C)>
前記(B2)成分と、前記(C)成分との質量比(B2)/(C)としては、0.1〜40であり、0.3〜35が好ましい。前記質量比(B2)/(C)が、0.1未満であると、粉体の凝集が起こり、さらさら感の持続性や防臭効果の持性性が低下することや、顕著な泡立ちが生じることがあり、40を超えると、顕著な泡立ちが生じることや、さらさら感の持続性が低下することがある。前記デオドラント組成物が泡立つと、ディスペンサーやトリガー容器で泡がらみが生じ、排出した際に空打ちを起こし、粉体が均一に皮膚に付着せず、さらさら感の持続性が低下する。一方、前記質量比(B2)/(C)が、前記好ましい範囲内であると、顕著な泡立ちを抑制でき、さらさら感の持続性に優れる点で有利である。
<(D)成分:エタノール>
前記(D)成分としては、無水エタノール、95体積%エタノール(規格値95体積%〜95.5体積%)などが挙げられる。
前記(D)成分としてのエタノールの含有量としては、無水エタノールとして27質量%〜75質量%が好ましく、37質量%〜75質量%がより好ましい。前記(D)成分の含有量が、27質量%未満であると、顕著な泡立ちが生じることがある。また、使用感においても、べたつき感が生じ、さらさら感の持続性が低下することがある。前記(D)成分の含有量が、75質量%を超えると、防臭効果の持続性が低下し、皮膚刺激などが生じることがある。また、粉体の再分散性の観点からは、27質量%〜56質量%が好ましい。なお、前記(D)成分の含有量は、(B2)成分及び任意の植物エキスを配合した場合、これらの成分から持ち込まれるエタノールを含む無水エタノールの合計含有量である。
95体積%エタノールを使用した場合の、無水エタノールに換算した含有量(質量%)は、下記の式1(独立行政法人医薬品医療機器総合機構発信文書038−1309.pdf)及び式2で求めることができる。
・エタノールの質量%=体積%×0.79422(15℃における100体積%の比重)/d(15℃における比重)・・・式1
=(95×0.79422)/0.81639
=92.42
・無水エタノールの含有量(質量%)=95体積%エタノール含有量(質量%)×92.42/100・・・式2
<(E)成分:制汗成分>
前記デオドラント組成物は、更に制汗成分を含むことが、防臭効果の持続性をより高める点で好ましい。
前記(E)成分の制汗成分としては、例えば、アルミニウム・ジルコニウムクロロハイドレート、クエン酸アルミニウム、硫酸アルミニウム、フェノールスルホン酸アルミニウム、p−フェノールスルホン酸亜鉛、酸化亜鉛、塩化アルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウムなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、防臭効果及びその持続性や、さらさら感の持続性に優れる点で、p−フェノールスルホン酸亜鉛、クロルヒドロキシアルミニウムが好ましい。
前記(E)成分の含有量としては、0.2質量%〜15質量%か好ましく、2質量%〜10質量%がより好ましい。前記(E)成分の含有量が、0.2質量%未満であると、防臭効果の持続性やさらさら感の持続性が不十分となることがあり、15質量%を超えると、べたつき感が生じ、さらさら感の持続性が低下することがある。一方、前記(E)成分の含有量が、前記より好ましい範囲内であると、防臭効果の持続性やさらさら感の持続性が優れる点で有利である。
<その他の成分>
前記デオドラント組成物には、本発明の効果を損なわない限り、その他の成分を含んでいてもよい。前記その他の成分としては、特に制限はなく、剤型などの目的に応じて適宜選択することができ、例えば、l−メントール、l−メンチルグリセリルエーテル、l−メンチルラクテート等の清涼剤;アニオン性ポリマー、カチオン性ポリマー、両性ポリマー、ノニオン性ポリマー等のポリマー;多価アルコール;環状シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、ジメチルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン等のシリコ−ン油;アニオン性界面活性剤、前記(C)成分以外のノニオン界面活性剤、両性界面活性剤等の界面活性剤;ヒドロキシプロピルβ−シクロデキストリン、グリチルリチン酸2K等の抗炎症剤;前記(B)成分以外の殺菌剤;トリクロサン;イソプロピルメチルフェノール;トリクロロカルバニリド;塩酸クロルヘキシジン;ピロクトンオラミン;クララエキス等の植物抽出エキス;l−アルギニン等のアミノ酸などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
前記その他の成分の含有量としても、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
<製造方法>
前記デオドラント組成物の製造方法としては、例えば、前記(D)成分に、前記(A)成分、前記(B1)成分、前記(B2)成分、前記(C)成分、及び必要に応じて前記その他の成分を添加し、均一に溶解させた後、精製水を加えて混合する方法などが挙げられる(製造方法1)。
また、下記製造方法2でも前記デオドラント組成物を得ることができる。特に、粉体の再分散性の点からは、製造方法2が好ましい。
工程1:前記(B1)成分と精製水を混合したものに、前記(A)成分を添加し、均一に分散し、混合物1を得る工程。
工程2:別に、前記(D)成分に、前記(B2)成分、前記(C)成分、及び必要に応じて前記その他の成分を添加し、均一に溶解した後、残りの精製水を加えて混合し、混合物2を得る工程。
工程3:混合物2に混合物1を撹拌しながら加え、混合する工程。
<用途>
前記のデオドラント組成物は、使用時に振って噴霧するノンエアゾールスプレー容器として、ディスペンサーやトリガー容器に使用した際も、泡立ちを抑制でき使用性に優れ、高い防臭効果及びその持続性を有し、更にべたつき感がなく、さらさら感の持続性に優れるため、例えば、デオドラントスプレー、ウォーターミスト、制汗デオドラントミストなどに好適に利用可能である。
前記デオドラント組成物を収容する容器としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、ノンエアゾールスプレー容器であることが好ましい。
粉体の再分散性及びケーキング防止効果を高めるために撹拌球を入れてもよい。撹拌球としては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。前記容器の材質としては、ステンレス、ガラス、プラスチックなどが挙げられ、効果の点からステンレス製が好ましい。前記容器の形状としては、直径4mm〜10mmの球状が好ましく、効果の点から、直径5mm〜7mmの球状のものが特に好ましい。
以下に本発明の実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1〜45、比較例1〜10)
下記表1〜8に示す組成及び配合量のデオドラント組成物を以下の方法で調製した。(D)成分に、(A)成分、(B1)成分、(B2)成分、(C)成分、及び香料を添加し、均一に溶解させた後、精製水を加えて混合し調製した。
なお、(D)成分については、使用した原料のエタノール含量が95.3体積%であったため、以下の式を用いて、無水エタノールとしての含有量を算出した。なお、前記(D)成分の含有量には、(B2)成分及び任意の成分から持ち込まれる無水エタノールの含有量を含む。上段が95.3体積%エタノールの含有量、下段が無水エタノールに換算した場合の含有量を示すが、この含有量には(B2)成分及び任意の成分から持ち込まれる無水エタノールの含有量を含む無水エタノールの合計含有量である。含有量については、小数点以下2桁目を四捨五入し、小数点以下1桁目を記載した。
・エタノールの質量%=95.3×0.79422/0.81523
=92.84
・無水エタノールの含有量(質量%)=95.3体積%エタノール含有量(質量%)×92.84/100
(D)成分以外の成分については、純分換算した含有量を示した。
(比較例11)
下記表8に示す組成及び配合量のデオドラント組成物を以下の方法で調製した。(D)成分に、(A)成分、(B1)成分、(B2)成分、(C’)成分、及び香料を添加し、均一に溶解させた後、精製水を加えて混合し調製した。なお、(D)成分については、実施例1〜45及び比較例1〜10と同一のエタノールを用いて、上記同様の算出をして、無水エタノール換算した無水エタノールの合計含有量を示した。(D)成分以外の成分については、純分換算した含有量を示した。
(実施例46〜51)
下記表9に示す組成及び配合量のデオドラント組成物を以下の方法で調製した。(D)成分に、(A)成分、(B1)成分、(B2)成分、(C)成分、(E)成分、及び香料を添加し、均一に溶解させた後、精製水を加えて混合し調製した。なお、(D)成分については、実施例1〜45及び比較例1〜10と同一のエタノールを用いて、上記同様の算出をして、無水エタノール換算した無水エタノールの合計含有量を示した。(D)成分以外の成分については、純分換算した含有量を示した。
実施例1〜51及び比較例1〜11のデオドラント組成物について、下記評価方法により、「防臭効果」、「防臭効果の持続性」、「泡立ちのなさ」、「さらさら感の持続性」、及び「べたつき感のなさ」について評価を行った。結果を表1〜9に示す。
<防臭効果(30分間後)及び防臭効果の持続性(8時間後)の評価>
実施例及び比較例の各デオドラント組成物をトリガー型スプレー容器〔トリガー:Z−305(株式会社三谷バルブ製)、ポリエチレンテレフタレート製ボトル:F−1223(株式会社吉野工業製)〕に入れ、合計10名の男女の被験者の片半身の首筋、胸元、腋下、及び腕に4プッシュ(約1.2g/プッシュ)噴霧(塗布)し、専用のシャツを着用させた。
前記専用のシャツの着用から30分間後及び8時間後に該シャツを回収し、該シャツに付着した体臭の強度を、専門パネラー5名により官能評価した。
官能評価は、前記シャツにおける無塗布側の片半身と、塗布側の片半身とにおける体臭を比較し、下記評点基準に基づき評点をつけた。次いで、被験者10名の評点の平均点を算出し、下記評価基準に基づき評価した。
なお、各被験者には、官能評価を行う3日前から他のデオドラント組成物の使用を禁止し、官能評価の前日には、無香料のボディソープを使用してもらった。
[評点基準]
4点:無塗布側の臭いと比べて、塗布側は、全く臭わない
3点:無塗布側の臭いと比べて、塗布側は、ほとんど臭わない
2点:無塗布側の臭いと比べて、塗布側は、やや臭いが弱い
1点:無塗布側の臭いと比べて、塗布側は、同等又はより臭う
[評価基準]
◎:3.5点以上、4.0点以下
○:3.0点以上、3.5点未満
△:2.0点以上、3.0点未満
×:2.0点未満
<泡立ちのなさの評価>
実施例及び比較例の各デオドラント組成物20mLを、栓及び目盛りがついた100mLのエプトン管に入れ、10秒間に20回、上下約20cm、平均2回/秒間で振とうさせた。振とう後、30秒間放置し、泡と液との境界部分から、泡上部までの容積(以下、「泡の容積」と称することがある)を、前記エプトン管の目盛りを目視することにより測定し、下記評価基準に基づき評価した。
[評価基準]
◎:泡の容積が10mL未満
○:泡の容積が10mL以上、15mL未満
△:泡の容積が15mL以上、20mL未満
×:泡の容積が20mL以上
<さらさら感の持続性の評価>
実施例及び比較例の各デオドラント組成物をトリガー型スプレー容器〔トリガー:Z−305(株式会社三谷バルブ製)、ポリエチレンテレフタレート製ボトル:F−1223(株式会社吉野工業製)〕に入れ、合計20名の男女の専門パネラーの片半身の首筋、胸元、腋下、及び腕に4プッシュ(約1.2g/プッシュ)噴霧(塗布)した。塗布8時間後に、各塗布部について、無塗布部と比較してさらさら感があるかどうか官能評価を行った。この官能評価の結果より、下記評価基準に基づき評価した。
[評価基準]
◎:「塗布部が無塗布部よりもさらさら感がある」と回答した人が、16名以上
○:「塗布部が無塗布部よりもさらさら感がある」と回答した人が、11名以上15名以下
△:「塗布部が無塗布部よりもさらさら感がある」と回答した人が、6名以上10名以下
×:「塗布部が無塗布部よりもさらさら感がある」と回答した人が、5名以下
<べたつき感のなさの評価>
実施例及び比較例の各デオドラント組成物をトリガー型スプレー容器〔トリガー:Z−305(株式会社三谷バルブ製)、ポリエチレンテレフタレート製ボトル:F−1223(株式会社吉野工業製)〕に入れ、合計20名の男女の専門パネラーの片半身の首筋、胸元、腋下、及び腕に4プッシュ(約1.2g/プッシュ)噴霧(塗布)した。塗布1分間後に、各塗布部について、無塗布部と比較してべたつき感があるかどうか官能評価を行った。この官能評価の結果より、下記評価基準に基づき評価した。
[評価基準]
◎:「塗布部が無塗布部よりもべたつき感がある」と回答した人が、5名以下
○:「塗布部が無塗布部よりもべたつき感がある」と回答した人が、6名以上10名以下
△:「塗布部が無塗布部よりもべたつき感がある」と回答した人が、11名以上15名以下
×:「塗布部が無塗布部よりもべたつき感がある」と回答した人が、16名以上
(実施例52)
<デオドラントウォータースプレー>
下記に示す組成及び配合量のデオドラントウォータースプレーを以下の方法で調製した。(D)成分に、(A)成分、(B1)成分、(B2)成分、(C)成分、(E)成分、及び精製水以外のその他の成分を添加し、均一に溶解させた後、精製水を加えて混合し調製した(製造方法1)。なお、(D)成分については、実施例1〜45及び比較例1〜10と同一のエタノールを用いて、上記同様の算出をして、無水エタノール換算した無水エタノールの合計含有量を示した。任意の植物エキスについては、有姿の含有量を示した。(D)成分及び植物エキス以外の成分については、純分換算した含有量を示した。
得られたデオドラントウォータースプレーについて、実施例1〜51と同様の評価方法により、「防臭効果」、「防臭効果の持続性」、「泡立ちのなさ」、「さらさら感の持続性」、及び「べたつき感」について評価を行った。
[組成及び配合量]
・シリコーン樹脂粉体A〔(A)成分〕:2.0質量%
・塩化ベンザルコニウム〔(B1)成分〕:0.1質量%
・塩化ステアリルトリメチルアンモニウム〔(B2)成分〕:0.3質量%
・POE(60)硬化ヒマシ油〔(C)成分〕:0.01質量%
・パラフェノールスルホン酸亜鉛〔(E)成分〕:0.3質量%
・l−メントール:0.1質量%
・イソプロピルメチルフェノール:0.1質量%
・クララエキス:0.1質量%
・l−アルギニン:0.001質量%
・香料:0.3質量%
・エタノール(95.3体積%)〔(D)成分〕:45.0質量%
(無水エタノールの合計含有量:42.1質量%)
・精製水:バランス
合計:100質量%
(B1)+(B2):0.4質量%
(B1)/(B2):0.3
(B2)/(C):30
[評価結果]
・防臭効果(30分間後):◎
・防臭効果の持続性(8時間後):◎
・泡立ちのなさ:◎
・さらさら感の持続性:◎
・べたつき感のなさ:◎
(実施例53)
<制汗デオドラントミスト>
下記に示す組成及び配合量の制汗デオドラントミストを以下の方法で調製した。(D)成分に、(A)成分、(B1)成分、(B2)成分、(C)成分、(E)成分、及び精製水以外のその他の成分を添加し、均一に溶解させた後、精製水を加えて混合し調製した(製造方法1)。なお、(D)成分については、実施例1〜45及び比較例1〜10と同一のエタノールを用いて、上記同様の算出をして、無水エタノール換算した無水エタノールの合計含有量を示した。任意の植物エキスについては、有姿の含有量を示した。(D)成分及び植物エキス以外の成分については、純分換算した含有量を示した。
得られた制汗デオドラントミストについて、実施例1〜51と同様の評価方法により、「防臭効果」、「防臭効果の持続性」、「泡立ちのなさ」、「さらさら感の持続性」、及び「べたつき感」について評価を行った。
[組成及び配合量]
・シリコーン樹脂粉体B〔(A)成分〕:3.0質量%
・塩化ベンザルコニウム〔(B1)成分〕:0.05質量%
・塩化ステアリルトリメチルアンモニウム〔(B2)成分〕:0.3質量%
・イソステアリン酸POE(25)グリセリル〔(C)成分〕:0.01質量%
・クロルヒドロキシアルミニウム〔(E)成分〕:10質量%
・モノステアリン酸プロピレングリコール:0.5質量%
・ポリオキシプロピレン(12)ブチルエーテル:3.0質量%
・酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体:0.3質量%
・オトギリソウエキス:0.1質量%
・クワエキス:0.1質量%
・香料:0.1質量%
・エタノール(95.3体積%)〔(D)成分〕:60.0質量%
(無水エタノールの合計含有量:56.0質量%)
・精製水:バランス
合計:100質量%
(B1)+(B2):0.35質量%
(B1)/(B2):0.2
(B2)/(C):30
[評価結果]
・防臭効果(30分間後):◎
・防臭効果の持続性(8時間後):◎
・泡立ちのなさ:◎
・さらさら感の持続性:◎
・べたつき感のなさ:◎
(実施例54)
<制汗デオドラントミスト>
下記に示す組成及び配合量の制汗デオドラントミストを以下の方法で調製した。(D)成分に、(A)成分、(B1)成分、(B2)成分、(C)成分、(E)成分、及び精製水以外のその他の成分を添加し、均一に溶解させた後、精製水を加えて混合し調製した(製造方法1)。なお、(D)成分については、実施例1〜45及び比較例1〜10と同一のエタノールを用いて、上記同様の算出をして、無水エタノール換算した無水エタノールの合計含有量を示した。(D)成分以外の成分については、純分換算した含有量を示した。
得られた制汗デオドラントミストについて、実施例1〜51と同様の評価方法により、「防臭効果」、「防臭効果の持続性」、「泡立ちのなさ」、「さらさら感の持続性」、及び「べたつき感」について評価を行った。
[組成及び含有量]
・シリコーン樹脂粉体C〔(A)成分〕:1.0質量%
・塩化ベンザルコニウム〔(B1)成分〕:0.1質量%
・塩化ステアリルトリメチルアンモニウム〔(B2)成分〕:0.3質量%
・POE(20)硬化ヒマシ油〔(C)成分〕:0.01質量%
・イソステアリン酸POE(25)グリセリル〔(C)成分〕:0.01質量%
・クロルヒドロキシアルミニウム〔(E)成分〕:10質量%
・ヒドロキシプロピルβシクロデキストリン:0.5質量%
・デカメチルシクロペンタシロキサン:1.0質量%
・香料:0.1質量%
・エタノール(95.3体積%)〔(D)成分〕:60.0質量%
(無水エタノールの合計含有量:55.9質量%)
・精製水:バランス
合計:100質量%
(B1)+(B2):0.4質量%
(B1)/(B2):0.3
(B2)/(C):15
[評価結果]
・防臭効果(30分間後):◎
・防臭効果の持続性(8時間後):◎
・泡立ちのなさ:◎
・さらさら感の持続性:◎
・べたつき感のなさ:◎
撹拌球(ステンレス製、球状、直径6mm)を実施例1〜54に各々入れ、前記の全ての効果を確認した結果、前記実施例1〜54と同様な評価結果が得られた。
下記表10及び11に示すデオドラント組成物を以下の製造方法により調製した。得られた組成物について上記と同様に評価した。また、粉体の再分散性については下記方法により評価した。なお、下記実施例55〜60は前記実施例1、4、5及び43〜45と同一組成で、製造方法2で調製したものである。また、実施例1、4、5及び43〜45を製造方法1で調製したものを参考例1〜6で記載した。なお、(D)成分については、実施例1〜45及び比較例1〜10と同一のエタノールを用いて、上記同様の算出をして、無水エタノール換算した無水エタノールの合計含有量を示した。(D)成分以外の成分については、純分換算した含有量を示した。結果を表10及び表11に示した。
<粉体の再分散性評価>
実施例及び参考例の各デオドラント組成物をトリガー型スプレー容器〔トリガー:Z−305(株式会社三谷バルブ製)、ポリエチレンテレフタレート製ボトル:F−1223(株式会社吉野工業製)〕に120mL入れ、−10℃低温下に1ヶ月間保存したものを測定試料とする。試料を常温に戻した後、容器を横にし、15cmの振り幅で1秒間に1回往復する条件で振とうを繰り返し、容器底面の粉体が完全に分散するまでの振とう回数(以下、「分散回数」)を測定した。粉体が完全に分散したことは、目視にて判断した。各組成物についてそれぞれ5本の試験を実施し、その分散回数の平均値を算出し、下記評価基準に基づき評価した。
[評価基準]
◎:分散回数の平均値が5回未満
○:分散回数の平均値が5回以上25回未満
△:分散回数の平均値が25回以上50回未満
×:分散回数の平均値が50回以上
(実施例55〜60)
製造方法2:
工程1:前記(B1)成分と精製水を混合したものに、前記(A)成分を添加し、均一に分散し、混合物1を得た。
工程2:別に、前記(D)成分に、前記(B2)成分、前記(C)成分、及び必要に応じて前記その他の成分を添加し、均一に溶解した後、残りの精製水を加えて混合し、混合物2を得た。
工程3:混合物2に混合物1を撹拌しながら加え、混合した。
(参考例1〜6)
製造方法1:
前記(D)成分に、前記(A)成分、前記(B1)成分、前記(B2)成分、前記(C)成分、及び必要に応じて前記その他の成分を添加し、均一に溶解させた後、精製水を加えて混合した。
実施例1〜60、比較例1〜11、及び参考例1〜6において使用した各成分については、下記表12に示すとおりである。
本発明のデオドラント組成物は、使用時に振って噴霧するディスペンサーやトリガー容器に使用した際も、泡立ちを抑制でき使用性に優れ、高い防臭効果及びその持続性を有し、更にべたつき感がなく、さらさら感の持続性に優れるため、例えば、デオドラントスプレー、ウォータースプレーなどに好適に利用可能である。

Claims (13)

  1. (A)シリコーン樹脂粉体と、(B)カチオン性界面活性剤と、(C)多鎖型ノニオン性界面活性剤と、(D)エタノールとを含有し、
    前記(B)成分が、(B1)塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、及び塩化デカリニウムから選ばれる少なくとも1種の化合物及び(B2)下記一般式(I)で表されるアルキルトリアルキルアンモニウム塩からなり、
    前記(C)成分が、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、及びトリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルから選ばれる少なくとも1種であり、
    前記(A)成分の含有量が、0.05質量%〜10質量%であり、
    前記(B1)成分の含有量が、0.01質量%〜1質量%であり、
    前記(B2)成分の含有量が、0.01質量%〜1質量%であり、
    前記(C)成分の含有量が、0.001質量%〜0.5質量%であり、
    前記(D)成分の含有量が、27質量%〜75質量%であり、
    前記(B1)成分と、前記(B2)成分との質量比(B1)/(B2)が0.03〜35であり、かつ、前記(B2)成分と前記(C)成分との質量比(B2)/(C)が0.1〜40であることを特徴とするデオドラント組成物。
    ただし、前記一般式(I)において、Rは、炭素数8〜22のアルキル基を表し、R、R、及びRは、それぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基を表し、Xは、対イオンを表し、該対イオンは、ハロゲンイオンである。
  2. (B1)成分の含有量が0.02質量%〜0.7質量%であり、(B2)成分の含有量が0.02質量%〜0.7質量%である請求項1に記載のデオドラント組成物。
  3. (C)成分が、HLB9〜14である、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、及びトリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルから選ばれる少なくとも1種であり、
    前記(C)成分の含有量が、0.007質量%〜0.3質量%である請求項1から2のいずれかに記載のデオドラント組成物。
  4. (A)成分が、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーである請求項1から3のいずれかに記載のデオドラント組成物。
  5. (A)成分の体積平均粒径が、3μm〜30μmである請求項1から4のいずれかに記載のデオドラント組成物。
  6. (B2)成分が、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ドデシルトリメチルアンモニウム、及び塩化テトラデシルトリメチルアンモニウムから選ばれる少なくとも1種である請求項1から5のいずれかに記載のデオドラント組成物。
  7. (C)成分のエチレンオキシドの平均付加モル数が、8〜80である請求項1から6のいずれかに記載のデオドラント組成物。
  8. (B1)成分と、(B2)成分との合計含有量が、0.1質量%〜1.2質量%である請求項1から7のいずれかに記載のデオドラント組成物。
  9. (E)制汗成分を更に含む請求項1から8のいずれかに記載のデオドラント組成物。
  10. (E)成分の含有量が、0.2質量%〜15質量%である請求項9に記載のデオドラント組成物。
  11. ノンエアゾールスプレー容器に充填されてなる請求項1から10のいずれかに記載のデオドラント組成物。
  12. セルロース系材料に浸すことなく使用される請求項1から11のいずれかに記載のデオドラント組成物。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載のデオドラント組成物の製造方法であって、下記工程1〜3を含むことを特徴とするデオドラント組成物の製造方法。
    工程1:前記(B1)成分と精製水を混合したものに、前記(A)成分を添加し、均一に分散し、混合物1を得る工程。
    工程2:別に、前記(D)成分に、前記(B2)成分、前記(C)成分、及び必要に応じて前記その他の成分を添加し、均一に溶解した後、残りの精製水を加えて混合し、混合物2を得る工程。
    工程3:混合物2に混合物1を撹拌しながら加え、混合する工程。
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