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JP6236726B2 - 農業用ハウス - Google Patents
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Description

本発明は、農作物の栽培に用いられる農業用ハウスに関するものである。
一般的に、この種の農業用ハウス(ビニールハウス)は、室内の気温、湿度等を維持して外界とは異なる農作物の栽培に適した環境を実現する(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の農業用ハウスは、ハウス内の温度、湿度を一定に保つために、開閉可能なカーテン(樹脂フィルム等)が設けられている。
特開平8−70710号公報
しかし、ハウスの側壁を覆うカーテンにおいて、このカーテンが閉じられた状態であっても、例えば地面との間に隙間が生じるおそれがあった。そして、この隙間を通してハウスの側壁から太陽光が入射して、圃場の温度が上昇して発育不良(発芽不良)が発生するという問題があった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、カーテンが閉じられているときに、ハウス本体の側壁を隙間なく遮光することができる農業用ハウスを提供することにある。
本発明の農業用ハウスは、互いに対向する一対の側壁と一対の前記側壁の上端部同士を繋ぐ屋根とが奥行方向に延長されたハウス本体と、前記奥行方向に沿って一対の前記側壁それぞれに取付け部材を用いて設けられており、地面よりも高く、且つ前記側壁から離れた位置に配置され、前記ハウス本体内に潅水する潅水部と、前記奥行方向に沿って一対の前記側壁それぞれに設けられ、遮光性を有する第1の遮光部材と、前記奥行方向に沿って一対の前記側壁それぞれに前記取付け部材を避けて設けられ、遮光性を有する第2の遮光部材とを備え、前記第1の遮光部材は、前記潅水部よりも高い位置において、下端部が最も低い位置にある閉位置と、下端部が最も高い位置にある開位置との間で下端部が上下方向に移動し、前記第2の遮光部材は、前記第1の遮光部材の下側において前記側壁を覆っており、前記第2の遮光部材の上端部が、前記閉位置にあるときの前記第1の遮光部材の下端部と重なることを特徴とする。
この農業用ハウスにおいて、前記第1の遮光部材および前記第2の遮光部材は、シート状に形成され、前記第1の遮光部材は、下端部に前記奥行方向に沿ったバーを備えることが好ましい。
この農業用ハウスにおいて、前記バーは、前記潅水部よりも前記側壁に近い位置に設けられることが好ましい。
この農業用ハウスにおいて、前記側壁と前記潅水部との間を通って前記上下方向に沿って前記側壁に設けられ、前記バーを前記側壁と挟み込む抑え部材を備えることが好ましい。
この農業用ハウスにおいて、前記抑え部材は、下端が前記潅水部と同じ高さまたは、前記潅水部よりも高い位置に取り付けられることが好ましい。
以上説明したように、本発明では、潅水部よりも高い位置で開閉する第1の遮光部材が設けられ、第1の遮光部材が閉位置にあるときの下端部に上端部が重なる第2の遮光部材が取付け部材を避けて設けられる。これにより、第1の遮光部材が閉じられているときに、第2の遮光部材によってハウス本体の側壁を隙間なく遮光することができるという効果がある。
実施形態の農業用ハウスの概略構成を示す斜視図である。 実施形態の農業用ハウスにおける要部の正面図である。 実施形態の農業用ハウスにおける要部の斜視図である。 実施形態の農業用ハウスにおける要部の別構成の正面図である。 土壌の水分特性曲線の一例である。 土壌の水分特性曲線の一例である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
本実施形態の農業用ハウス1の概略構成図を図1に示す。本実施形態の農業用ハウス1は、室内の気温、湿度等を維持して外界とは異なる農作物の栽培に適した環境を実現する。以下では、主として軟弱野菜(ほうれん草、小松菜等)の栽培に用いられる農業用ハウス1を例として説明するが、農業用ハウス1の用途を限定する趣旨ではない。
ここで、例えば、ほうれん草の栽培において、背丈が20cm以上になると収穫前までは潅水を行わないで栽培することが一般的に好ましいとされている。しかし、圃場の土質によって含むことができる水分量が異なる。一例として土質が異なる2種類の土壌(第1の土壌、第2の土壌)があり、図5に第1の土壌の水分特性曲線、図6に第2の土壌の水分特性曲線を示す。例えばマトリックポテンシャルが1.0pF〜2.0pFである場合における体積含水率が、農作物に有効な水分量とする。この場合、第1の土壌が含むことができる有効な体積含水率(水分量)が約22%である(図5参照)のに対し、第2の土壌が含むことができる有効な体積含水率(水分量)は約7%である(図6参照)。したがって、水を多く含むことができない第2の土壌でほうれん草を栽培する場合、収穫前に潅水を停止した期間に水不足となり枯れてしまうおそれがある。そのため、マトリックポテンシャルが2.0pF以上になると潅水を行う必要がある。
しかし、水を噴出させる潅水部を地面に配置した場合、収穫前の背丈が高い農作物によって潅水部から噴出する水が遮られてしまい、潅水部から遠い位置の潅水量が不十分となる問題が発生する。
そこで、ハウス本体の壁面に沿って地面から離れた位置に潅水部を設けて、潅水部から噴出する水が農作物によって遮られないようにする構成が考えられる。しかし、ハウスの壁面に沿って開閉するカーテンは、潅水部および潅水部を取り付ける取付け部材との干渉を避けるために、潅水部よりも高い位置で開閉させる必要がある。そのため、カーテンを閉じた状態であってもカーテンと地面との間に隙間が生じ、この隙間を通じてハウス本体の側壁から太陽光が入射して、圃場の温度が上昇して発育不良(発芽不良)が発生するという問題が発生する。
そこで、本実施形態の農業用ハウス1は、上記問題を解消するために、以下の構成を備える。本実施形態の農業用ハウス1は、ハウス本体2と潅水部81と側カーテン6(第1の遮光部材)と遮光シート7(第2の遮光部材)とを備える。なお、図1に示したX軸方向(農業用ハウス1の幅方向)、Y軸方向(農業用ハウス1の奥行方向)、Z軸方向(農業用ハウス1の高さ方向)を用いて説明する。
ハウス本体2は、互いに対向する一対の側壁21,22と、一対の側壁21,22の上端部同士を繋ぐ屋根23とがY軸方向(奥行方向)に延長された形状に構成される。潅水部81は、Y軸方向に沿って一対の側壁21,22それぞれに取付け部材82(図2参照)を用いて設けられており、地面よりも高く、且つ側壁21,22から離れた位置に配置され、ハウス本体2内に潅水する。側カーテン6(第1の遮光部材)は、Y軸方向に沿って一対の側壁21,22それぞれに設けられ、遮光性を有する。遮光シート7(第2の遮光部材)は、Y軸方向に沿って一対の側壁21,22それぞれに取付け部材82を避けて設けられ、遮光性を有する。そして、側カーテン6は、潅水部81よりも高い位置において、下端部が最も低い位置にある閉位置と、下端部が最も高い位置にある開位置との間で下端部が上下方向に移動する。遮光シート7は、側カーテン6の下側において側壁21,22を覆っており、遮光シート7の上端部が、閉位置にあるときの側カーテン6の下端部と重なる。
以下に、図1〜図3を用いて、本実施形態の農業用ハウス1について詳細に説明する。
本実施形態のハウス本体2は、Y軸方向の両端部に妻壁24を有しており、この妻壁24には図示しない出入口が設けられている。
具体的には、ハウス本体2は、アルミニウム等の金属製のフレーム(骨組)3と、透光性を有しフレーム3に保持される被覆材4とを備えている。被覆材4は、ハウス本体2の略全体を覆うように設けられている。被覆材4は、例えば太陽光を殆ど遮らずに雨風を凌ぎ、且つハウス本体2内の保温、保湿を実現すべく透明なビニルシートやガラス製であってもよいし、通気性を考慮して部分的に網(防虫網など)で構成されていてもよい。
フレーム3は、アーチ状を成しY軸方向(奥行方向)に複数本並ぶアーチ部31と、各々がY軸方向に延長され複数本のアーチ部31を連結する複数本の連結部材32とを有している。複数本のアーチ部31の各々は、Z軸方向(高さ方向)に沿う一対の壁片311,312と、これら一対の壁片311,312の上端同士を繋ぐ屋根片313とで構成されている。
つまり、Y軸方向に並ぶ複数本の壁片311およびこれらの壁片311間に設けられた被覆材4が側壁21を構成し、Y軸方向に並ぶ複数本の壁片312およびこれらの壁片312間に設けられた被覆材4が側壁22を構成する。また、Y軸方向に並ぶ複数本の屋根片313およびこれらの屋根片313間に設けられた被覆材4が屋根23を構成する。ここで、各アーチ部31は、屋根片313がX軸方向(幅方向)の中央部ほど高くなるように上方に凸となる形、例えば半円状や三角形状に形成される。そのため、屋根23は、例えば半円柱状や三角柱状に形成されることになる。
複数本の連結部材32は、少なくともY軸方向に並ぶ複数本の壁片311の上端(屋根片313との連結点)同士を連結する肩部321と、Y軸方向に並ぶ複数本の壁片312の上端(屋根片313との連結点)同士を連結する肩部322とを含んでいる。つまり、ハウス本体2の側壁21,22と屋根23とは、肩部321,322によって区切られている。さらに、複数本の連結部材32は、肩部321,322の他、棟部323と、基礎部324,325を含んでいる。棟部323は、Y軸方向に並ぶ複数本の屋根片313の頂部同士を連結する。基礎部324は、Y軸方向に並ぶ複数本の壁片311の下端同士を連結する。基礎部325は、Y軸方向に並ぶ複数本の壁片312の下端同士を連結する。
また、ハウス本体2のフレーム3は、Y軸方向の両端部に、Y軸方向に直交する平面(図1のX−Z平面)に沿って配置されており少なくとも屋根23を支持する梁33をさらに有している。梁33は、Y軸方向の両端に位置する各アーチ部31の内側に設けられている。つまり、Y軸方向の両端の各アーチ部31および梁33と、これら各アーチ部31の内側に設けられた被覆材4とが妻壁24を構成する。
ハウス本体2のY軸方向の両端に位置する各妻壁24にはファン241が設けられている。ファン241は、妻壁24におけるX軸方向の中央部であって、且つ上端部の近傍に設けられ、梁33に支持されている。したがって、この農業用ハウス1は、ファン241を作動(回転)させることでハウス本体2内に強制的に空気流が生じ、ハウス本体2の内部空間の換気(空気の入れ替え)を行うことができる。
また、本実施形態の農業用ハウス1は、上記構成のハウス本体2の内側に、屋根23に沿って設けられる屋根カーテン5を備える。この屋根カーテン5は、ハウス本体2の一対の妻壁24間に張られた複数本のワイヤー(図示なし)に吊るされており、Y軸方向の一端がY軸方向に沿って移動することで開閉するように構成されている。ここでは一例として、屋根カーテン5は、遮光率が65〜75%程度の減光用のカーテンであって、全閉状態では屋根23を通してハウス本体2内に照射する太陽光(日射)の一部を遮る機能を持つ。軟弱野菜などにおいては、ハウス本体2内に照射する光が強過ぎると光合成の効率が悪くなるが、農業用ハウス1は、このような減光用の屋根カーテン5を有することで、ハウス本体2内への日射量を調節して農作物9の栽培に適した環境を実現できる。
また、本実施形態の農業用ハウス1は、ハウス本体2内に潅水を行うための潅水装置8を備えている。潅水装置8は、Y軸方向に沿って各側壁21,22際に設けられる管状の潅水部81と、潅水部81を各側壁21,22に取り付ける取付け部材82(図2参照)と、潅水部81に水を供給するタンクとを有している。図2,図3を用いて潅水部81について説明する。なお、以下の説明では、側壁21に設けられる潅水部81について説明するが、側壁22に設けられる潅水部81も同様の構成である。
潅水部81は、側面に適当な間隔で複数の孔(図示せず)が形成されたホースまたはパイプで構成されており、タンクから供給される水を孔から噴出することで、ハウス本体2内に栽培されている農作物9に潅水する。なお、図2における点線矢印は、潅水部81から噴出される水の放物軌跡を示している。図2に示すように、潅水部81からは複数方向に水が噴出されており、潅水部81に近い位置から遠い位置まで潅水することができる。
取付け部材82は、固定部821と、アーム822と、保持部823とで構成されている。固定部821は、断面がC字状の筒体で構成されており、壁片311を握った状態で地面から離れた位置で壁片311に固定されている。アーム822は、一端が固定部821の胴体に連続するL字状に形成されており、他端に潅水部81を保持する保持部823が設けられている。
潅水部81は、この取付け部材82によって、側壁21(具体的には壁片311)に設けられており、地面よりも高く、且つ側壁21から離れた位置に配置されている。なお、本実施形態では、潅水部81の地面からの高さH1が、収穫前の農作物9の背丈H2以上となるように、潅水部81が配置されることが望ましい。例えば、収穫前の農作物9の背丈H2が30cm弱である場合、潅水部81の地面からの高さH1は30cmに設定されることが望ましい。
ここで、潅水部81から比較的遠い位置に潅水するためには、比較的低い放射角度で水を噴出する必要がある。放射角度が低いと水の到達高さが低くなるので、潅水部81が地面の近くに配置されている場合、潅水部81に近い農作物9に水がかかって遮られ、潅水が阻害されるおそれがある。これに対して、本実施形態の潅水部81は、地面から離れた位置(農作物9よりも高い位置)に配置されているので、潅水部81の近くに栽培されている農作物9によって潅水部81から噴出される水が遮られることが防止される。したがって、潅水部81は、潅水部81から近い位置から遠い位置まで均一となるように潅水することができる。
なお、上記構成では、タンクを用いて潅水部81に給水しているが、タンクを省略し、例えばハウス本体2の内部または外部に設けられた水道施設(図示せず)を用いて潅水部81に給水する構成であってもよい。
また、本実施形態の農業用ハウス1は、各側壁21,22を通してハウス本体2内に照射する太陽光(日射)を遮光(減光)する側カーテン6(第1の遮光部材)と遮光シート7(第2の遮光部材)とを有する。側カーテン6と遮光シート7とは、Y軸方向に沿って上下方向に(Z軸方向)並べて各側壁21,22に設けられ、遮光シート7は、各側壁21,22の下端付近を覆っており、側カーテン6は、各側壁21,22における遮光シート7の上側部分を覆っている。図2,図3を用いて、側カーテン6および遮光シート7について説明する。なお、以下の説明では、側壁21に設けられる側カーテン6および遮光シート7について説明するが、側壁22に設けられる側カーテン6および遮光シート7についても同様の構成である。
側カーテン6は、遮光性を有する(例えば遮光率が65〜75%程度)シート状に形成され、ハウス本体2のY軸方向の一端から他端にわたって側壁21の内側に設けられている。そして、側カーテン6は、潅水部81よりも高い位置において開閉自在に構成されている。側カーテン6は、上端部が肩部321に固定されており、下端部にはY軸方向に沿って形成された円柱状または円筒状のバー61が芯材として設けられている。そして、側カーテン6は、例えば滑車と紐体等を有する開閉装置(図示せず)によって、バー61に巻き取られることによって下端部がバー61と一体に上昇して開けられ、芯材から巻き戻されることによって下端部がバー61ト下降して閉められる。なお、側カーテン6の開閉方法は、上記に限定せず、下端部が上下方向に移動する構成であればよい。
そして、側カーテン6の下端部は、下限位置(閉位置)が潅水部81よりもやや高い位置に設定され、上限位置(開位置)が肩部321付近に設定されている。したがって、側カーテン6は、潅水部81よりも高い位置において、下端部が最も低い位置にある閉位置と、下限部が最も高い位置にある開位置との間で下端部が上下方向に移動して開閉する。なお、図2,図3は、側カーテン6の下端部が下限位置(閉位置)にある状態を示している。
また、本実施形態の農業用ハウス1は、側壁21と潅水部81との間を通って上下方向に沿って設けられた紐状または線状の抑え部材62を備えている。抑え部材62は、上端が肩部321に固定され、下端が基礎部324に固定されており、Y軸方向に並んで複数設けられている。この抑え部材62は、側カーテン6の下端部に設けられたバー61を側壁21と挟み込むことで、バー61が側壁21から離れないように抑えている。また、潅水部81は、取付け部材82のアーム822によって側壁21から離れた位置に配置されており、X軸方向(ハウス本体2の幅方向)におけるバー61と潅水部81との間の距離L1がL1>0となるように設定されている。
このように、本実施形態の側カーテン6は、下端部の下限位置(閉位置)が、潅水部81および取付け部材82よりも高い位置に設定され、さらにバー61と潅水部81との間の距離L1がL1>0と設定されている。したがって、側カーテン6の開閉時に、潅水部81および取付け部材82が側カーテン6に干渉することを防止することができる。また、抑え部材62によってバー61が各側壁21,22から離れないように抑えられているので、例えば風に煽られた側カーテン6が潅水部81から噴出される水を遮ることを防止することができる。
なお、上記構成では、抑え部材62の下端は、側壁21の下端である基礎部324に固定されているが、側カーテン6の下端部の下限位置(閉位置)よりも低い位置であればよい。例えば、図4に示すように、抑え部材62の下端が潅水部81と同じ高さの位置、または、抑え部材62の下端が潅水部81よりも高く且つ側カーテン6の下限位置よりも低い位置に固定された構成であってもよい。これにより、抑え部材62が短くなるので、バー61が側壁21から離れないように抑える力が強くなり、材料費も削減することができる。
次に、遮光シート7について説明する。遮光シート7は、遮光性を有する(例えば遮光率が65〜75%程度)シート状に形成され、ハウス本体2のY軸方向の一端から他端にわたって取付け部材82を避けて側壁21に設けられている。具体的には、取付け部材82は、アーム822が被覆材4から離れる方向となるように壁片311に固定されているのに対し、遮光シート7は、被覆材4と壁片311との間に設けられている。したがって、遮光シート7が取付け部材82と干渉することがない。
また、遮光シート7は、側カーテン6の下側において側壁21を覆っており、遮光シート7の上端部は、潅水部81よりも高く、側カーテン6の下端部が下限位置(閉位置)にあるときの下限部と重なり、下限部が地面と接するように配置されている。すなわち、遮光シート7は、側カーテン6では取付け部材82と干渉することによって覆うことができない側壁21の下端付近(側カーテン6と地面との隙間)を覆っている。これにより、例えば太陽の高度が低い朝夕においても、遮光シート7によって、側壁21を通してハウス本体2内に照射される太陽光を遮光(減光)することができる。したがって、ハウス本体2の地面(圃場)の温度が上昇することが防止され、農作物9の発育不良(発芽不良)を抑制することができる。
なお、上記構成では、遮光シート7は下限部が地面と接するように配置されているが、図4に示すように、遮光シート7の下限部と地面との間に隙間が生じていてもよい。例えば、各側壁21,22からX軸方向に10cm離れた位置から圃場を形成して農作物9を栽培する場合、遮光シート7の下限部と地面との間に10cm程度の隙間が生じていても、圃場に照射される太陽光を減光することができ農作物9の発育には影響がない。
1 農業用ハウス
2 ハウス本体
21,22 側壁
23 屋根
5 屋根カーテン
6 側カーテン(第1の遮光部材)
61 バー
62 抑え部材
7 遮光シート(第2の遮光部材)
8 潅水装置
81 潅水部
82 取付け部材

Claims (5)

  1. 互いに対向する一対の側壁と一対の前記側壁の上端部同士を繋ぐ屋根とが奥行方向に延長されたハウス本体と、
    前記奥行方向に沿って一対の前記側壁それぞれに取付け部材を用いて設けられており、地面よりも高く、且つ前記側壁から離れた位置に配置され、前記ハウス本体内に潅水する潅水部と、
    前記奥行方向に沿って一対の前記側壁それぞれに設けられ、遮光性を有する第1の遮光部材と、
    前記奥行方向に沿って一対の前記側壁それぞれに前記取付け部材を避けて設けられ、遮光性を有する第2の遮光部材とを備え、
    前記第1の遮光部材は、前記潅水部よりも高い位置において、下端部が最も低い位置にある閉位置と、下端部が最も高い位置にある開位置との間で下端部が上下方向に移動し、
    前記第2の遮光部材は、前記第1の遮光部材の下側において前記側壁を覆っており、前記第2の遮光部材の上端部が、前記閉位置にあるときの前記第1の遮光部材の下端部と重なる
    ことを特徴とする農業用ハウス。
  2. 前記第1の遮光部材および前記第2の遮光部材は、シート状に形成され、
    前記第1の遮光部材は、下端部に前記奥行方向に沿ったバーを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の農業用ハウス。
  3. 前記バーは、前記潅水部よりも前記側壁に近い位置に設けられる
    ことを特徴とする請求項2記載の農業用ハウス。
  4. 前記側壁と前記潅水部との間を通って前記上下方向に沿って前記側壁に設けられ、前記バーを前記側壁と挟み込む抑え部材を備える
    ことを特徴とする請求項2または3記載の農業用ハウス。
  5. 前記抑え部材は、下端が前記潅水部と同じ高さまたは、前記潅水部よりも高い位置に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項4記載の農業用ハウス。
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