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JP6301717B2 - 接点接続構造 - Google Patents
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本発明は、第1端子と第2端子間の電気的接続を行う接点接続構造に関する。
図5及び図6には、従来の接点接続構造を適用したメス端子とオス端子が示されている(類似技術として特許文献1参照)。図5、図6及び図7に示すように、メス端子51は、四角形状の箱部52と、この箱部52に一体に設けられ、箱部52内に配置された弾性撓み部53とを有する。弾性撓み部53には、底面側に向かって突出するインデント部54が設けられている。インデント部54は、その外周面がほぼ球面形状であり、中心の頂点が最下方に位置している。
図5、図6及び図8に示すように、オス端子60は、平板状のタブ部61を有する。
上記構成において、図5の位置にあって、オス端子60のタブ部61をメス端子51の箱部52に挿入すると、弾性撓み部53が撓み変形してタブ部61の挿入が許容される。タブ部61の挿入過程では、弾性撓み部53のインデント部54がタブ部61の接触面を摺動し、端子挿入完了位置では、図6及び図9に示すように、弾性撓み部53のインデント部54とタブ部61の面が接触する。
この従来例では、弾性撓み部53の撓み復帰力を接触荷重として、メス端子51のインデント部54とオス端子60のタブ部61の接触面とが電気的に接触する。
特開2007−280825号公報
しかしながら、前記従来の構造では、メス端子51のインデント部54がほぼ球面形状であり、その頂点箇所でオス端子60のタブ部61と接触する。従って、図10に示すように、この単一の接触面の外径がみかけの接触面径(直径)D2となるため、みかけの接触面径D2(図10にて明確化のためハッチング表示)が小さい。
又、みかけの接触面E2は、表面粗さの影響等によって全領域が実際に接触しないために全領域が電気的通電を担うわけではなく、みかけの接触面E2の内で実際に接触する面(真実接触面)が電気的通電を担う。ここで、真実接触面は、みかけの接触面径D2の外周部に位置する方が電流が流れやすいが、前記従来例では真実接触面がみかけの接触面E2内に規則性がなく(ランダムに)できる。このように、前記従来の構造では、みかけの接触面径D2が小さく、且つ、みかけの接触面E2内に真実接触面が規則性がなく(ランダムに)できることから、接触抵抗が大きいという問題があった。
ここで、みかけの接触面径を大きくして接触抵抗の低減を図るため、弾性撓み部53の撓み復帰力(接触荷重)を大きくしたり、接点部(インデント部54)を大型化したりすることが考えられるが、端子51,60が大型化したり、複雑化する。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、端子を大型化したり、極力複雑化したりすることなく、接触抵抗を低減できる接点接続構造を提供することを目的とする。
本発明は、第1端子に設けられ、インデント部が突設された第1接点部と、前記第1端子に接続される第2端子に設けられ、間隔を置いた位置に一対の突壁が突設された第2接点部とを有し、端子挿入過程では、前記第1接点部の前記インデント部が前記第2接点部の接触面を摺動し、端子挿入完了位置では、前記インデント部の外周面の両側が一対の前記突壁に接触し、且つ、前記インデント部の外周面の中心箇所が前記第2接点部に接触することを特徴とする接点接続構造である。
前記インデント部の高さをH、前記各突壁の高さをhとし、一対の前記突壁の中心間ピッチをP、前記インデント部の半径をR、前記各突壁の半径をr、前記インデント部の中心O1と前記突壁の中心O2間を結ぶ線と垂線V1、V2のなす角度をθとすると、H≧h,P=2(R+r)・sinθに設定されることが好ましい。一対の前記突壁は、前記インデント部の摺動方向の直交方向に間隔を置いて配置され、前記インデント部の中心箇所が一対の前記突壁の間に入り込むように摺動して端子挿入完了位置に達するものを含む。
本発明によれば、インデント部の外周面の両側位置に対応する位置に真実接触面ができ、この真実接触点が配置された円周上の径をみかけの接触面径とみなすことができるため、従来に比べてみかけの接触面径が大きい。また、インデント部の外周面の中心箇所に対応する位置にも真実接触面ができるため、真実接触面が従来よりも多くできる。以上より、端子を大型化したり、極力複雑化したりすることなく、接触抵抗を低減できる。
本発明の一実施形態を示し、端子接続前のメス端子とオス端子の断面図である。 本発明の一実施形態を示し、(a)は端子接続状態のメス端子とオス端子の断面図、(b)は接点接触箇所の要部側面図、(c)は(b)のA矢視図、(d)はみかけの接触面と真実接触面を示す図である。 本発明の一実施形態を示し、(a)はメス端子のインデント部箇所の側面図、(b)は(a)のB矢視図である。 本発明の一実施形態を示し、(a)はタブ部の要部側面図、(b)はタブ部の要部平面図、(c)はインデント部と一対の突壁の寸法関係を説明する図である。 従来例を示し、端子接続前のメス端子とオス端子の断面図である。 従来例を示し、端子接続状態のメス端子とオス端子の断面図である。 従来例を示し、(a)はメス端子の接点部の要部側面図、(b)は(a)のC矢視図である。 従来例を示し、オス端子の接点部の要部側面図、(b)はオス端子の接点部の要部平面図である。 従来例を示し、接点接続箇所の要部側面図である。 従来例を示し、みかけの接触面を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4は本発明の一実施形態を示す。第1端子であるメス端子と第2端子であるオス端子間に本発明に係る接点接続構造が適用されている。以下、説明する。
メス端子1は、メス側コネクタハウジング(図示せず)内の端子収容室に配置されている。メス端子1は、所定形状に打ち抜かれた導電性金属(例えば銅合金)を折り曲げ加工して形成されている。メス端子1の外面には、高温環境下での接続信頼性の向上、腐食環境下での耐食性の向上等の観点から錫メッキ層(図示せず)が形成されている。メス端子1は、オス端子10が挿入される前方を開口した方形状の箱部2と、この箱部2の上面部より延設され、箱部2内に配置された弾性撓み部3とを有する。弾性撓み部3には、底面側に向かって突出するインデント部4が設けられている。インデント部4は、その外周面がほぼ球面形状であり、中心の頂点が最下方に位置している。インデント部4は、撓み変形部3の撓み変形によって上方に変移できる。メス端子1は、弾性撓み部3と箱部2の底面部2aが第1接点部を形成している。
オス端子10は、オス側コネクタハウジング(図示せず)内の端子収容室に配置されている。オス端子10は、所定形状に打ち抜かれた導電性金属(例えば銅合金)を折り曲げ加工して形成されている。オス端子10の外面には、高温環境下での接続信頼性の向上、腐食環境下での耐食性の向上等の観点から錫メッキ層(図示せず)が形成されている。オス端子10は、平板状のタブ部11を有する。タブ部11の上面には、一対の突壁12が設けられている。一対の突壁12は、インデント部4の挿入方向の直交方向に間隔を置いて配置されている。一対の突壁12の中心位置がインデント部4の挿入位置となっている。従って、インデント部4の中心箇所が一対の突壁12の間に入り込むように摺動して端子挿入完了位置に達する。一対の突壁12の高さは、端子挿入完了位置にあって、インデント部4の外周面の両側が一対の突壁12に接触し、且つ、インデント部4の外周面の中心箇所(頂点箇所)がタブ部11の接触面に接触する高さに設定されている。オス端子10は、タブ部11が第2接点部を形成している。
次に、インデント部4と一対の突壁12の寸法関係を説明する。図4(c)に示すように、インデント部4の高さをH、各突壁12の高さをhとすると、H≧hである。一対の突壁12の中心間ピッチをP、インデント部4の半径をR、各突壁12の半径をr、インデント部4の中心O1と突壁12の中心O2間を結ぶ線と垂線V1、V2のなす角度をθとすると、P=2(R+r)・sinθである。
上記構成において、メス側コネクタハウジング(図示せず)とオス側コネクタハウジング(図示せず)間をかん合すると、そのかん合過程ではオス端子10のタブ部11がメス端子1の箱部2に挿入される。すると、先ずタブ部11の先端が弾性撓み部3に当接し、この当接箇所より更に挿入が進むと、弾性撓み部3が撓み変形してタブ部11の挿入が許容される。タブ部11の挿入過程(端子挿入過程)では、弾性撓み部3のインデント部4がタブ部11の接触面を摺動する。又、一対の突壁12がインデント部4の外周面の両側を摺動する。端子挿入完了位置(コネクタかん合完了位置)では、図2(a)〜(c)に示すように、インデント部4の外周面の両側が一対の突壁(12)に接触し、且つ、インデント部4の外周面の中心箇所(頂点箇所)がタブ部11の接触面に接触する。
この接点接続構造では、端子挿入完了位置では、メス端子1とオス端子10には、図2(d)に示すように、インデント部4の外周面の両側位置に対応する位置に真実接触面A1ができ、この真実接触面A1が配置された円周上の径をみかけの接触面径D1(図2(d)に示す)とみなすことができるため、従来に比べてみかけの接触面径D1が大きい。そして、みかけの接触面径D1の外周部に真実接触面A1ができる。また、インデント部4の外周面の中心箇所(頂点箇所)に対応する位置にも真実接触面A2ができるため、真実接触面A1,A2が従来よりも多くできる。このように、みかけの接触面径D1が大きく、且つ、真実接触面A1,A2が多くできる。特に、電流が流れ易いみかけの接触面径D1の外周部に確実に真実接触面A1ができる。以上より、端子を大型化したり、極力複雑化したりすることなく、接触抵抗を低減できる。
インデント部4の高さをH、各突壁12の高さをhとし、一対の突壁12の中心間ピッチをP、インデント部4の半径をR、各突壁12の半径をr、インデント部4の中心O1と突壁12の中心O2間を結ぶ線と垂線V1、V2のなす角度をθとすると、H≧h,P=2(R+r)・sinθに設定されている。従って、図2(b)、(c)、図4(c)に示すように、インデント部4の外周面の両側が一対の突壁(12)に、インデント部4の外周面の中心箇所(頂点箇所)がタブ部11の接触面にそれぞれ確実に接触するため、従来に比べてみかけの接触面径D1が確実に大きくなり、真実接触面A1,A2が従来よりも確実に多くできる。
一対の突壁12は、インデント部4の摺動(挿入)方向の直交方向に間隔を置いて配置され、インデント部4の中心箇所が一対の突壁12の間に入り込むように摺動して端子挿入完了位置に達する。従って、第1インデント部4は、端子挿入過程、端子離脱過程にあって、第2インデント部12に極力乗り上げないで摺動できるため、端子挿入力・端子離脱力が大きくなるのを極力防止できる。
実施形態、変形例では、各インデント部4はその外周面が球面形状であるが、各インデント部4の外周面の形状は限定されない。頂点を最も高い位置とし、外周に向かうに従って滑らかな曲面によって徐々に低くなる曲面形状でも、楕円球面でも、円錐形状でも、角錐形状でも良い。
1 メス端子(第1端子)
2a 底面部(第1接点部)
3 弾性撓み部(第1接点部)
4 インデント部
10 オス端子(第2端子)
11 タブ部(第2接点部)
12 突壁

Claims (3)

  1. 第1端子に設けられ、インデント部が突設された第1接点部と
    前記第1端子に接続される第2端子に設けられ、間隔を置いた位置に一対の突壁が突設された第2接点部とを有し
    子挿入過程では、前記第1接点部の前記インデント部が前記第2接点部の接触面を摺動し、端子挿入完了位置では、前記インデント部の外周面の両側が一対の前記突壁に接触し、且つ、前記インデント部の外周面の中心箇所が前記第2接点部に接触することを特徴とする接点接続構造。
  2. 請求項1記載の接点接続構造であって、
    前記インデント部の高さをH、前記各突壁の高さをhとし、一対の前記突壁の中心間ピッチをP、前記インデント部の半径をR、前記各突壁の半径をr、前記インデント部の中心O1と前記突壁の中心O2間を結ぶ線と垂線V1、V2のなす角度をθとすると、H≧h,P=2(R+r)・sinθに設定されていることを特徴とする接点接続構造。
  3. 請求項1又は請求項2記載の接点接続構造であって、
    一対の前記突壁は、前記インデント部の摺動方向の直交方向に間隔を置いて配置され、前記インデント部の中心箇所が一対の前記突壁の間に入り込むように摺動して端子挿入完了位置に達することを特徴とする接点接続構造。
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