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JP6314081B2 - 光照射装置 - Google Patents
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JP6314081B2 - 光照射装置 - Google Patents

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Description

本開示は、光照射装置に関する。
半導体の製造過程において、基板の表面に紫外線などの光(放射線)を照射することがある。この目的は、例えば、基板の表面を改質すること、基板を加熱すること、基板の表面に設けられているレジスト膜における化学反応を促進すること、基板の表面に存在する有機物を除去することなどにある。
特許文献1は、基板の表面に紫外線を照射するように構成された基板処理装置を開示している。当該基板処理装置は、表面にレジストパターンが形成された基板を保持する基板保持台と、基板保持台の上方に位置し基板保持台上の基板の表面に紫外線を照射する紫外線ランプと、基板保持台を紫外線ランプに対して平行移動させる移動機構とを備える。紫外線ランプは、直線状を呈するライン光源であり、基板保持台の移動方向に対して略直交するように延びている。紫外線ランプの長さは、基板保持台の移動方向に対して直交する方向における基板の幅よりも大きい。そのため、基板保持台が紫外線ランプの下方を所定方向に直線的に移動するだけで、基板の表面全体に紫外線が照射される。これは、基板表面のレジストパターンを平滑化(スムージング)するための処理の一部である。
特開2009−111050号公報
ところで、レジストパターンを形成するために、基板の表面全体に存在するレジスト膜に対して露光処理を行う場合がある。このような場合に、レジストパターンの基板表面内の面内均一性を確保するためには、レジスト膜に対して均一に露光する必要がある。
しかしながら、特許文献1の基板処理装置が備える紫外線ランプはライン光源であるので、その長さ方向において光の放射能力、すなわちその長さ方向における光量にばらつきが生じやすい。しかも、将来的に基板の大型化が見込まれており、基板が大型化すると紫外線ランプも大型化するので、光量のばらつきがより生じやすくなる。加えて、装置も全体的に大型化・複雑化するので高コスト化が懸念される。
そこで、本開示は、簡易な構成により基板全体に対して均一に光を照射することが可能な光照射装置を説明する。
本開示の一つの観点に係る光照射装置は、基板を保持しつつ、基板の表面に直交する方向に延びている回転軸の周りに基板を回転させる回転保持部と、回転保持部と対向するように位置する照明部と、回転保持部と照明部との間に位置し、水平に拡がる遮光マスクと、照明部を回転軸の直交方向に沿って直線状に移動させる駆動部とを備え、遮光マスクは、回転軸方向から見て回転保持部に保持されている基板の表面を覆うように基板と重なり合い、回転軸の直交方向において、回転軸から外側に向けて延びると共に回転軸から離れる側の開口幅が回転軸寄りの開口幅よりも大きい開口部を有し、照明部は、駆動部によって開口部上を移動しつつ、回転保持部に保持されている基板の表面に向けて開口部を通じて光を照射する。
ところで、遮光マスクがない場合には、照明部による基板に対する光の照射領域の大きさが回転軸から基板の周縁にかけて同じであるので、基板の回転により基板の中心ほど光が重複して照射されて光の照射量が多くなる。しかしながら、本開示の一つの観点に係る光照射装置では、開口部が、回転軸から外側に向けて延びると共にから離れる側の開口幅が回転軸寄りの開口幅よりも大きくなっている。そして、照明部が、駆動部によって開口部上を移動しつつ、回転保持部に保持されている基板の表面に向けて開口部を通じて光を照射する。そのため、照明部から開口部を通じて基板に到達する光の照射領域は、照明部が開口部の回転軸寄りに位置しているときに小さく、照明部が開口部の回転軸から遠ざかるときに大きい。従って、基板の中心から周縁にかけて光の照射量が均一になりやすい。しかも、本開示の一つの観点に係る光照射装置は、回転保持部と、照明部と、遮光マスクと、駆動部とで構成されている。そのため、本開示の一つの観点に係る光照射装置の構成要素の数が極めて少ない。以上より、簡易な構成により基板全体に対して均一に光を照射することが可能となる。
開口部は、回転軸の直交方向において、回転軸から外側に向けて延びると共に回転軸から離れるにつれて拡がっていてもよい。この場合、照明部から開口部を通じて基板に到達する光の照射領域は、照明部が開口部の回転軸寄りに位置しているほど小さく、照明部が開口部の回転軸から遠ざかるほど徐々に大きくなる。従って、基板の中心から周縁にかけて光の照射量がより均一になりやすい。
開口部は、マスクと回転軸との交点から延びる2つの辺を含み、2つの辺は交点から離れるにつれて互いに遠ざかっていてもよい。この場合、開口部の2つの辺が、2つの辺の交点を頂点とする角をなしている。そのため、基板の中心から周縁にかけて光の照射量をより均一にすることができる。
基板は円形状を呈し、開口部は扇形状を呈していてもよい。
回転保持部は基板を略一定の回転速度で回転させてもよい。この場合、回転保持部による基板の回転にあたり、複雑な制御を要しない。そのため、光照射装置をより簡素化できる。
駆動部は照明部を略一定の速度で移動させてもよい。この場合、駆動部による照明部の駆動にあたり、複雑な制御を要しない。そのため、光照射装置をより簡素化できる。
照明部は矩形平面状の光源を含み、光源のうち対向する一対の側縁は、開口部の延在方向に対して直交していてもよい。この場合、矩形平面状というシンプルな構造の光源を用いて、基板の中心から周縁にかけて光の照射量をさらに均一にすることができる。
本開示の他の観点に係る光照射装置は、基板を保持しつつ、基板の表面に直交する方向に延びている回転軸の周りに基板を回転させる回転保持部と、回転保持部と対向するように位置する複数の照明部と、回転保持部と複数の照明部との間に位置し、回転軸の直交方向に沿って拡がる遮光マスクとを備え、遮光マスクは、回転軸方向から見て回転保持部に保持されている基板の表面を覆うように基板と重なり合い、回転軸の直交方向において、回転軸から外側に向けて延びると共に回転軸から離れる側の開口幅が回転軸寄りの開口幅よりも大きい開口部を有し、複数の照明部は、複数の照明部により開口部の全体を覆うように開口部上に配列されており、回転保持部に保持されている基板の表面に向けて開口部を通じてそれぞれ光を照射する。
ところで、遮光マスクがない場合には、照明部による基板に対する光の照射領域の大きさが回転軸から基板の周縁にかけて同じであるので、基板の回転により基板の中心ほど光が重複して照射されて光の照射量が多くなる。しかしながら、本開示の他の観点に係る光照射装置では、開口部が、回転軸から外側に向けて延びると共にから離れる側の開口幅が回転軸寄りの開口幅よりも大きくなっている。そして、複数の照明部が、複数の照明部により開口部の全体を覆うように開口部上に配列されており、回転保持部に保持されている基板の表面に向けて開口部を通じてそれぞれ光を照射する。そのため、複数の照明部から開口部を通じて基板に到達する光の照射領域は、回転軸寄りの位置では小さく、回転軸から遠ざかる位置では大きい。従って、基板の中心から周縁にかけて光の照射量が均一になりやすい。また、本開示の他の観点に係る光照射装置は、比較的小型の複数の照明部を備えるので、大型の照明部と比較して光量のばらつきがより生じ難い。仮に、複数の照明部の間で個体差により光量のばらつきが生じたとしても、個別に出力を調節することにより、全体としての光の照射量を均一化できる。しかも、本開示の他の観点に係る光照射装置は、回転保持部と、複数の照明部と、遮光マスクとで構成されている。そのため、本開示の一つの観点に係る光照射装置の構成要素の数が極めて少なく、照明部を移動させる必要がない。以上より、簡易な構成により基板全体に対して均一に光を照射することが可能となる。
本開示に係る光照射装置によれば、簡易な構成により基板全体に対して均一に光を照射することが可能となる。
図1は、基板処理システムを示す斜視図である。 図2は、図1のII−II線断面図である。 図3は、図2のIII−III線断面図である。 図4は、光照射装置を概略的に示す図である。 図5は、光照射装置の動作を説明するための図である。 図6は、光照射装置の動作を説明するための図である。 図7は、他の例に係る光照射装置を概略的に示す図である。 図8は、他の例に係る光照射装置を概略的に示す図である。 図9は、他の例に係る光照射装置を概略的に示す図である。 図10は、他の例に係る光照射装置を概略的に示す図である。 図11は、実施例1に係るシミュレーション結果を示す。 図12の(a)は比較例1に係るシミュレーション結果を示し、図12の(b)は、比較例2に係るシミュレーション結果を示す。 図13の(a)は比較例3に係るシミュレーション結果を示し、図13の(b)は、比較例4に係るシミュレーション結果を示す。
本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
[基板処理システムの構成]
基板処理システム1は、塗布現像装置2と、露光装置3と、制御部CU(制御手段)とを備える。露光装置3は、ウエハW(基板)の表面Wa(図4参照)に形成されたレジスト膜(感光性被膜)(図示せず)の露光処理を行う。具体的には、液浸露光等の方法によりレジスト膜の露光対象部分に選択的に極端紫外線(EUV:Extreme Ultraviolet)光を照射する。これにより、ウエハWの表面Waのレジスト膜に対して、所定のパターンでEUV光による露光が行われる。EUV光の波長は、例えば13.5nmである。
塗布現像装置2は、露光装置3による露光処理の前に、ウエハW(基板)の表面にレジスト膜を形成する処理を行い、露光処理後にレジスト膜の現像処理を行う。本実施形態において、ウエハWは円板状を呈するが、円形の一部が切り欠かれていたり、多角形など円形以外の形状を呈するウエハを用いてもよい。ウエハWは、例えば、半導体基板、ガラス基板、マスク基板、FPD(Flat Panel Display)基板その他の各種基板であってもよい。ウエハWの直径は、例えば200mm〜450mm程度であってもよい。
図1〜図3に示されるように、塗布現像装置2は、キャリアブロック4と、処理ブロック5と、インターフェースブロック6とを備える。キャリアブロック4、処理ブロック5及びインターフェースブロック6は、水平方向に並んでいる。
キャリアブロック4は、キャリアステーション12と搬入搬出部13とを有する。キャリアステーション12は、複数のキャリア11を支持する。キャリア11は、例えば複数枚のウエハWを密封状態で収容し、ウエハWを出し入れするための開閉扉(不図示)を側面11a側に有する(図3参照)。キャリア11は、側面11aが搬入搬出部13側に面するように、キャリアステーション12上に着脱自在に設置される。
搬入搬出部13は、キャリアステーション12と処理ブロック5との間に位置する。搬入搬出部13は、キャリアステーション12上の複数のキャリア11にそれぞれ対応する複数の開閉扉13aを有する。側面11aの開閉扉と開閉扉13aとを同時に開放することで、キャリア11内と搬入搬出部13内とが連通する。搬入搬出部13は受け渡しアームA1を内蔵している。受け渡しアームA1は、キャリア11からウエハWを取り出して処理ブロック5に渡し、処理ブロック5からウエハWを受け取ってキャリア11内に戻す。
処理ブロック5は、BCTモジュール14と、COTモジュール15と、TCTモジュール16と、DEVモジュール17とを有する。BCTモジュール14は下層膜形成モジュールである。COTモジュール15はレジスト膜形成モジュールである。TCTモジュール16は上層膜形成モジュールである。DEVモジュール17は現像処理モジュールである。これらのモジュールは、床面側からDEVモジュール17、BCTモジュール14、COTモジュール15、TCTモジュール16の順に並んでいる。
BCTモジュール14は、ウエハWの表面上に下層膜を形成するように構成されている。BCTモジュール14は、複数の塗布ユニット(不図示)と、複数の熱処理ユニット(不図示)と、これらのユニットにウエハWを搬送する搬送アームA2とを内蔵している。塗布ユニットは、下層膜形成用の塗布液をウエハWの表面に塗布するように構成されている。熱処理ユニットは、例えば熱板によりウエハWを加熱し、加熱後のウエハWを例えば冷却板により冷却して熱処理を行うように構成されている。BCTモジュール14において行われる熱処理の具体例としては、塗布液を硬化させて下層膜とするための加熱処理が挙げられる。
COTモジュール15は、下層膜上に熱硬化性且つ感光性のレジスト膜を形成するように構成されている。COTモジュール15は、複数の塗布ユニット(不図示)と、複数の熱処理ユニット(不図示)と、これらのユニットにウエハWを搬送する搬送アームA3とを内蔵している(図2参照)。塗布ユニットは、レジスト膜形成用の処理液(レジスト剤)を下層膜の上に塗布するように構成されている。熱処理ユニットは、例えば熱板によりウエハWを加熱し、加熱後のウエハWを例えば冷却板により冷却して熱処理を行うように構成されている。COTモジュール15において行われる熱処理の具体例としては、塗布液を硬化させてレジスト膜とするための加熱処理(PAB:Pre Applied Bake)が挙げられる。
TCTモジュール16は、レジスト膜上に上層膜を形成するように構成されている。TCTモジュール16は、複数の塗布ユニットU1と、複数の熱処理ユニットU2と、光照射ユニットU3(光照射装置)と、これらのユニットにウエハWを搬送する搬送アームA4とを内蔵している。塗布ユニットU1は、上層膜形成用の塗布液をウエハWの表面に塗布するように構成されている。熱処理ユニットU2は、例えば熱板によりウエハWを加熱し、加熱後のウエハWを例えば冷却板により冷却して熱処理を行うように構成されている。TCTモジュール16において行われる熱処理の具体例としては、塗布液を硬化させて上層膜とするための加熱処理が挙げられる。光照射ユニットU3の詳細については後述する。
DEVモジュール17は、露光されたレジスト膜の現像処理を行うように構成されている。DEVモジュール17は、複数の現像ユニット(不図示)と、複数の熱処理ユニット(不図示)と、これらのユニットにウエハWを搬送する搬送アームA5と、これらのユニットを経ずにウエハWを搬送する直接搬送アームA6とを内蔵している。現像ユニットは、レジスト膜を部分的に除去してレジストパターンを形成するように構成されている。熱処理ユニットは、例えば熱板によりウエハWを加熱し、加熱後のウエハWを例えば冷却板により冷却して熱処理を行う。DEVモジュール17において行われる熱処理の具体例としては、現像処理前の加熱処理(PEB:Post Exposure Bake)、現像処理後の加熱処理(PB:Post Bake)等が挙げられる。
処理ブロック5内におけるキャリアブロック4側には棚ユニットU10が設けられている(図2及び図3参照)。棚ユニットU10は、床面からTCTモジュール16に亘るように設けられており、上下方向に並ぶ複数のセルに区画されている。棚ユニットU10の近傍には昇降アームA7が設けられている。昇降アームA7は、棚ユニットU10のセル同士の間でウエハWを昇降させる。
処理ブロック5内におけるインターフェースブロック6側には棚ユニットU11が設けられている(図2及び図3参照)。棚ユニットU11は床面からDEVモジュール17の上部に亘るように設けられており、上下方向に並ぶ複数のセルに区画されている。
インターフェースブロック6は、受け渡しアームA8を内蔵しており、露光装置3に接続される。受け渡しアームA8は、棚ユニットU11のウエハWを取り出して露光装置3に渡し、露光装置3からウエハWを受け取って棚ユニットU11に戻すように構成されている。
制御部CUは、一つ又は複数の制御用のコンピュータにより構成され、基板処理システム1を部分的又は全体的に制御する。制御部CUは、制御条件の設定画面を表示する表示部(図示せず)と、制御条件を入力する入力部(図示せず)と、コンピュータ読み取り可能な記録媒体からプログラムを読み取る読取部(図示せず)とを有する。記録媒体は、基板処理システム1に各種動作を実行させるためのプログラムを記録している。このプログラムが制御部CUの読取部によって読み取られる。記録媒体としては、例えば、半導体メモリ、光記録ディスク、磁気記録ディスク、光磁気記録ディスクであってもよい。制御部CUは、入力部に入力された制御条件と、読取部により読み取られたプログラムとに応じて基板処理システム1を制御し、各種動作を基板処理システム1に実行させる。
[光照射ユニットの構成]
続いて、光照射ユニットU3についてより詳しく説明する。光照射ユニットU3は、露光装置3においてEUV光による露光が行われた後のウエハW上のレジスト膜全体に対し、UV光による露光を行う。光照射ユニットU3は、図4に示されるように、回転保持部10と、遮光マスク20と、照明部30と、駆動部40とを有する。
回転保持部10は、保持部(図示せず)と、動力源(図示せず)とを含む。保持部は、例えば吸着等によりウエハWを略水平に保持する。動力源は、例えば電動モータであり、保持部を回転駆動する。すなわち、回転保持部10は、ウエハWの姿勢が略水平の状態で、制御部CUの指示に基づき、ウエハWの表面Waに対して垂直な軸(回転軸)周りでウエハWを回転させる。本実施形態では、回転軸は、円形状を呈するウエハWの中心を通っているので、中心軸でもある。本実施形態では、図4に示されるように、回転保持部10は、上方から見て時計回りにウエハWを回転させる(矢印Ar1参照)。
遮光マスク20は、回転保持部10の上方に位置している。遮光マスク20と回転保持部10に保持されたウエハWの表面Waとの回転軸方向における直線距離は、例えば0.5mm〜2.0mm程度であってもよいし、1mm程度であってもよい。遮光マスク20は、本実施形態において矩形状を呈する平板であり、略水平に拡がっている。すなわち、遮光マスク20は、回転保持部10に保持されたウエハWの表面Waと略平行である。
遮光マスク20は、回転軸方向から見たときに、回転保持部10に保持されているウエハWの表面Wa全体を覆うようにウエハWと重なり合っている。遮光マスク20の面積は、ウエハWの面積よりも大きい。そのため、照明部30から照射される光が遮光マスク20の外縁から回り込んでウエハWに到達し難い。
遮光マスク20には、その厚さ方向(回転軸方向)において貫通する開口部22が設けられている。開口部22は、回転軸方向から見て、ウエハWの径方向に沿って延びている。開口部22は、本実施形態において扇形状を呈している。すなわち、開口部22は、2つの辺22aと1つの円弧22bとからなる。2つの辺22aは、回転軸から離れるにつれて互いに遠ざかる(互いの離間距離が大きくなる)ように、回転軸の直交方向に沿って延びている。すなわち、開口部22は、回転軸から離れるにつれて拡がっている。2つの辺22aの交点は、遮光マスク20と中心軸との交点と略一致している。そのため、2つの辺22aは、遮光マスク20と中心軸との交点から外側に向けて延びている。2つの辺22aがなす角(中心角)は、例えば、0°を超え且つ45°以下であってもよいし、0°を超え且つ30°以下であってもよいし、0°を超え且つ15°以下であってもよい。2つの辺22aの長さは、ウエハWの半径と略同一である。円弧22bの曲率半径は、ウエハWの半径と略同一である。以上より、回転軸方向から見たときに、2つの辺22aの交点は中心軸と略一致しており、円弧22bはウエハWの周縁と略一致している。
照明部30は、遮光マスク20の上方に位置している。すなわち、照明部30と回転保持部10との間に遮光マスク20が位置している。照明部30と遮光マスク20との回転軸方向における直線距離は、例えば1mm〜5mm程度であってもよい。
照明部30は、直方体形状を呈している。照明部30の高さ(回転軸方向における長さ)は、例えば10mm〜50mm程度であってもよい。照明部30の奥行き(開口部22の延在方向における長さ)は、例えば10mm〜30mm程度であってもよい。照明部30の幅(回転軸方向及び開口部22の延在方向の双方に直交する方向における長さ)は、例えば10mm〜60mm程度であってもよい。
照明部30は、本体32と、本体32の底面に配置された矩形平面状の光源34とを含む。光源34は、回転軸方向から見て、一対の第1の側縁34aと、一対の第2の側縁34bとを含む。第1の側縁34aは、直線状を呈しており、開口部22の延在方向(ウエハWの径方向)に沿って延びている。第2の側縁34bは、直線状を呈しており、回転軸方向及び開口部22の延在方向の双方に直交する方向に沿って延びている。光源34の面積は、例えば100mm〜1800mm程度であってもよい。光源34の面積は、ウエハWの表面Waの面積の0.1%〜3.0%程度であってもよい。光の照射量の均一性の観点から、光源34の幅の大きさは、光源34の奥行きの大きさの10倍以内であってもよいし、光源34の奥行きの大きさの6倍以内であってもよい。
光源34は、UV光を下方に向けて出射する。光源34から出射されたUV光は、遮光マスク20を透過しないが、開口部22を通じて光源34の下方に位置するウエハWの表面Waに到達する。これにより、ウエハWの表面Wa上のレジスト膜に対し、UV光による露光が行われる。UV光の波長は、220nm〜280nmの範囲内であってもよく、222nm、248nm及び254nmのいずれかであってもよい。このうち、UV光の波長は、特に248nmであると好ましい。光源34(照明部30)とウエハWの表面Waとの間の空間には、空気が介在していてもよいし、不活性ガス(例えば窒素ガス)が介在していてもよい。光源34(照明部30)とウエハWの表面Waとの間の空間が真空状態であってもよい。不活性ガス中又は真空中でUV光を照射することにより、空気中に微量に含まれるアミン成分に起因する酸の失活を抑制できる。
駆動部40は、制御部CUの指示に基づき、照明部30を水平方向に沿って直線状に移動させる(矢印Ar2参照)。より詳しくは、駆動部40は、照明部30が開口部22上を通るように、開口部22の延在方向に沿って直線的に照明部30を移動させる。そのため、回転軸方向から見て照明部30が開口部22上を移動しているときに、照明部30から出射された光が開口部22を通過してウエハWの表面Waに照射される。駆動部40は、制御部CUの指示に基づき照明部30に指示して、光源34の点灯及び消灯の制御や、光源34からの光の照射量の制御も行う。なお、駆動部40は、ウエハWの周縁側から中心軸側に向かうように照明部30を移動させてもよいし、中心軸側からウエハWの周縁側に向かうように照明部30を移動させてもよいし、ウエハWの周縁側と中心軸側との間を往復するように照明部30を移動させてもよい。
[制御部による制御]
まず、制御部CUは、塗布現像装置2を制御して、BCTモジュール14において下層膜を形成する処理を行わせる。次に、制御部CUは、塗布現像装置2を制御して、COTモジュール15において下層膜の上にレジスト膜を形成する処理を行わせる。次に、制御部CUは、塗布現像装置2を制御して、TCTモジュール16においてレジスト膜の上に保護膜を形成する処理を行わせる。次に、制御部CUは、露光装置3を制御して、所定のパターンによりEUV光でレジスト膜を露光させる。
次に、制御部CUは、塗布現像装置2を制御して、光照射ユニットU3においてUV光でレジスト膜全体を露光させる。具体的には、制御部CUは、表面Waにレジスト膜が設けられたウエハWを保持している回転保持部10に指示して、回転保持部10を所定の回転速度(角速度)で回転させる。次に制御部CUは、駆動部40に指示して、照明部30を開口部22の延在方向に沿って直線状に移動させる。このとき、照明部30がウエハWの周縁側から回転軸側に向けて移動する場合、照明部30がウエハWの周縁側から回転軸側に向かうにつれて、照明部30から出射されたUV光が開口部22を通ってウエハWの表面Waを照射する照射領域Rが小さくなる(図5及び図6参照)。
次に、制御部CUは、塗布現像装置2を制御して、DEVモジュール17においてレジスト膜に対し現像処理前の加熱処理(PEB)を行わせる。次に、制御部CUは、塗布現像装置2を制御して、露光されたレジスト膜の現像処理を行わせる。以上により、ウエハWの表面Waに所定のレジストパターンが形成される。
[作用]
ところで、ウエハWの表面Waにおけるレジスト層の全体を露光するために、次のよう方法が考えられる。
(1)ウエハWの表面Waの面積と同等以上の面積を有する面光源を用意して、ウエハWの表面Wa全体に対し一括して光を照射する方法。
(2)ウエハWの直径と同等以上の大きさを有する線光源を用意して、ウエハWの表面Waと平行な一の方向に沿って線光源を直線状に移動させながら、ウエハWの表面Waに対し順次光を照射する方法。
(3)線光源よりも小さい本実施形態のような矩形状の面光源を用意して、ウエハWの表面Wa上において面光源を蛇行させながら、ウエハWの表面Waに対し順次光を照射する方法。
(4)線光源よりも小さい本実施形態のような矩形状の面光源を用意して、本実施形態のような遮光マスク20を介在させずに、当該面光源をウエハWの径方向に沿って直線状に移動させながら、ウエハWの表面Waに対し順次光を照射する方法。
しかしながら、上記(1)及び(2)の方法では、大面積で高輝度の光源が必要となるので、光源の面内において光量にばらつきが生じやすい。また、光源を含めた装置の大型化をもたらし、高コスト化が懸念される。上記(3)の方法では、光量のばらつきの懸念は解消されるものの、ウエハWの表面Wa全体に均一に光を照射するために、光源を極めて高精度に移動させる必要がある。そのため、高精度の駆動機構を組み込む必要が生ずるので、やはり装置の大型化をもたらし、高コスト化が懸念される。上記(4)の方法では、当該光源が移動されても当該光源によるウエハWに対する光の照射領域の大きさが同じであるので、ウエハWの中心ほど光が重複して照射されて光の照射量が多くなる。当該光源が中心軸に向かうにつれて、光源の移動速度を大きくしたり、ウエハWの回転速度を大きくしたとしても、ウエハWの中心では必ず光が重複して照射されてしまう。従って、光の照射量を均一にすることが困難である。
ところが、以上のような本実施形態では、開口部22が、回転軸から外側に向けて延びると共に回転軸から離れるにつれて拡がっている。そして、照明部30が、駆動部40によって開口部22上を移動しつつ、開口部22を通じて回転保持部10に保持されているウエハWの表面Waに向けて光を照射する。そのため、照明部30から開口部22を通じてウエハWに到達する光の照射領域Rは、照明部30が開口部22の回転軸寄りに位置しているほど小さく、照明部30が開口部22の回転軸から遠ざかるほど大きい。従って、ウエハWの中心から周縁にかけて光の照射量が均一になりやすい。しかも、本実施形態に係る光照射ユニットU3は、回転保持部10と、遮光マスク20と、照明部30と、駆動部40とで構成されている。そのため、光照射ユニットU3の構成要素の数が極めて少ない。以上より、簡易な構成によりウエハW全体に対して均一に光を照射することが可能となる。
本実施形態では、開口部22が扇形状を呈している。すなわち、開口部22の2つの辺22aが、回転軸から離れるにつれて互いに遠ざかるように、回転軸の直交方向に沿って交点から延びている。そのため、開口部22の2つの辺が、2つの辺の交点22cを頂点とする角をなしている。従って、ウエハWの中心から周縁にかけて光の照射量をより均一にすることができる。
本実施形態では、照明部30の光源34が矩形平面状を呈している。また、光源34の一対の第2の側縁34bが、開口部22の延在方向に直交する方向に沿って延びている。そのため、矩形平面状というシンプルな構造の光源34を用いて、ウエハWの中心から周縁にかけて光の照射量をさらに均一にすることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の要旨の範囲内で種々の変形を上記の実施形態に加えてもよい。例えば、遮光マスク20に二つ以上の開口部が設けられていてもよい。図7に示される例では、遮光マスク20に2つの開口部22,24が設けられている。このとき、図7の(a)に示されるように、一つの照明部30が2つの開口部22,24上を移動するように、駆動部40が一つの照明部30を移動させてもよい。図7の(b)に示されるように、光照射ユニットU3が二つの照明部30(30A,30B)を有し、開口部22に対応する照明部30Aが開口部22上を移動すると共に(矢印Ar2参照)、開口部24に対応する照明部30Bが開口部24上を移動するように(矢印Ar3参照)、駆動部40が各照明部30A,30Bをそれぞれ移動させてもよい。これらの場合、ウエハWの表面Waに対する光の照射量の均一性が得られると共に、処理効率の向上を図ることができる。これらの複数の開口部の大きさは同一でなくてもよい。また、これらの複数の開口部のうち周方向に隣り合う開口部同士の間隔は同一でなくてもよい。
本実施形態の開口部22は扇形状を呈していたが、回転軸から離れるにつれて拡がっていれば、他の形状(例えば台形状など)を呈していてもよい。
本実施形態では、遮光マスク20は駆動されずその場に留まっていたが、このような遮光マスク20に代えて、図8に示されるように、互いに近接及び離間可能な一対の遮光マスク50を採用してもよい。具体的には、光照射ユニットU3は、一対の遮光マスク50と、遮光マスク50を駆動させるための駆動部42とをさらに有する。駆動部40は、一対の遮光マスク50を照明部30と共に、ウエハWの径方向に沿って直線状に移動させる(矢印Ar2参照)。駆動部42は、照明部30及び一対の遮光マスク50が中心軸側に向かうにつれて、互いに近接するように一対の遮光マスク50を移動させる(矢印Ar4参照)。駆動部42は、照明部30及び一対の遮光マスク50がウエハWの周縁側に向かうにつれて、互いに離間するように一対の遮光マスク50を移動させる(矢印Ar4参照)。一対の遮光マスク50は、照明部30の下方に配置されている。一対の遮光マスク50の対向する辺50aは、回転軸から離れるにつれて互いに遠ざかるように、回転軸の直交方向に沿って延びている。
開口部22の形状は、扇形状のように外側に向かうにつれて幅の拡がる割合が一定ではなく、外側に向かうにつれて幅の拡がる割合が大きくなっていてもよいし、外側に向かうにつれて幅の拡がる割合が小さくなっていてもよい。開口部22は、扇形状を呈していたが、回転軸から離れる側の開口幅が回転軸寄りの開口幅よりも大きくなっていれば、例えば台形状など他の形状を呈していてもよい。他の形状の一例を、図9に示す。
図9に示される開口部22は、第1の部分22Aと、第2の部分22Bと、第3の部分22Cとを含む。第1の部分22Aは、最も回転軸寄りに位置している。第3の部分22Cは、最も回転軸から離れる側に位置している。第2の部分22Bは、第1の部分22Aと第3の部分22Cとの間に位置している。第1の部分22Aの開口幅(回転軸及び開口部22が延びる方向の双方に直交する方向における幅)は、第2及び第3の部分22B,22Bの開口幅よりも小さい。第2の部分22Bの開口幅は、第3の部分22Cの開口幅よりも小さい。従って、第1〜第3の部分22A〜22Cの開口幅は、回転軸から離れる方向に向けて順次大きくなっている。
本実施形態では、照明部30を駆動部40によって移動させていたが、光照射ユニットU3は駆動部40を備えていなくてもよい。この場合、光照射ユニットU3は、図10に示されるように、複数の照明部30を備える。複数の照明部30は、制御部CUによって直接制御される。複数の照明部30は、互いに隣接するように、開口部22の延在方向(回転軸の直交方向)に一列に配列されており、これにより一つの照明部群を構成している。当該照明部群は、開口部22の全体を覆っている。そのため、当該照明部群を構成する各照明部30から照射される光は、開口部22を通じてウエハWの表面Waに照射される。すなわち、ウエハWの表面Wa上においては、開口部22の形状と略同じ形状の領域が照射領域Rとなる。この場合、駆動部40を必要としないので、光照射ユニットU3の構成をより簡素化できる。また、比較的小型の複数の照明部30により当該照明部群を構成しているので、大型の照明部と比較して光量のばらつきがより生じ難い。仮に、複数の照明部30の間で個体差により光量のばらつきが生じたとしても、制御部CUによって個別に出力を調節することにより、全体としての光の照射量を均一化できる。
遮光マスク20からの光の回折を抑制するために、開口部22の辺22a及び円弧22bからウエハW側(回転保持部10側)に向けて延びる補助壁が設けられていてもよい。あるいは、遮光マスク20自体の厚みを厚くしてもよい。
回転保持部10は、ウエハWを略一定の回転速度で回転させてもよいし、照明部30の移動に応じてウエハWの回転速度を変化させてもよい。この場合、回転保持部10によるウエハWの回転にあたり、複雑な制御を要しない。そのため、光照射ユニットU3をより簡素化できる。
駆動部40は、照明部30を略一定の速度で移動させてもよいし、照明部30の移動に応じて照明部30の移動速度を変化させてもよい。この場合、駆動部40による照明部30の駆動にあたり、複雑な制御を要しない。そのため、光照射ユニットU3をより簡素化できる。
駆動部40は、照明部30の進行と停止とを交互に間欠的に繰り返すように照明部30を移動させてもよい。
遮光マスク20の形状は特に限定されないが、遮光マスク20は、照明部30から照射される光が遮光マスク20の外縁から回り込むのを抑制できる程度の大きさを有する。
光照射ユニットU3が制御部CUとは異なる制御部を有し、当該制御部によって光照射ユニットU3の各要素を制御してもよい。
本実施形態では、照明部30(光源34)が矩形状を呈していたが、円形状等の他の形状を呈していてもよい。ただし、円形状を呈する照明部30(光源34)を用いる場合、ウエハW上の所定の点が円形状の照射領域のうち直径部分を通過するときと、直径以外の部分を通過するときとで、当該所定の点における光の照射量が異なる。そのため、矩形状を呈する照明部30(光源34)を用いた場合の方がウエハWに対してより均一に光を照射することができる。
一対の第2の側縁34bは、直線状を呈していなくてもよいし、開口部22の延在方向に直交する方向に沿っていなくてもよい。例えば、一対の第2の側縁34bは円弧状を呈していてもよい。この場合、一対の第2の側縁34bの曲率半径は、ウエハWの半径と略同一であってもよい。
本実施形態では照明部30がUV光を照射していたが、照明部30は、他の何らかの光やエネルギー線等を照射してもよい。本開示に係る技術は、基板等の全面に何らかの光、エネルギー線を均一に照射することが望ましい装置に広く適用することができる。
本実施形態では、回転保持部10がウエハWを略水平に保持していたが、照明部30による照明に際してウエハWは必ずしも水平に保持されている必要はない。例えば、回転保持部10は、ウエハWが傾いた状態でウエハWを保持していてもよいし、回転軸が略水平に延びた状態でウエハWを保持していてもよい。回転保持部10は、ウエハWの表面Waが下方を向く状態でウエハWを保持していてもよい。この場合、照明部30はウエハWよりも下方に位置しており、遮光マスク20はウエハWと照明部30との間に位置している。
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明の内容をより詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
実施例1では、本実施形態に係る光照射ユニットの構成で、且つ、以下の条件に基づき、ウエハに対する露光量をシミュレーションによって計算した。なお、ウエハ中心を通る直線上において、照明部をウエハの側縁から中心まで移動させた。
ウエハの直径 :300mm
ウエハの回転数 :60rpm(一定)
遮光マスクの開口部 :中心角を10°とする扇形状
照明部の移動速度 :15mm/sec(一定)
照明部(光源)の形状:正方形状(15mm×15mm)
シミュレーション結果を図11に示す。図11は、ウエハ中心を通る直線上における各点の露光量を示す。図11の縦軸は、最も大きい露光量を1として規格化したものであるため、最小値が0であり、最大値が1である(図12及び図13においても同じ)。図11に示されるように、実施例1では、ウエハ全体に対して均一に露光が行われたことが確認された。なお、ウエハ全面における露光量の最大値と最小値との差は0であり、3σは0であり、%3σは0%であった。
(比較例1)
比較例1では、本実施形態に係る光照射ユニットの構成のうち遮光マスクを除いた構成で、且つ、以下の条件に基づき、ウエハに対する露光量をシミュレーションによって計算した。なお、ウエハ中心を通る直線上において、照明部をウエハの側縁から中心まで移動させた。
ウエハの直径 :300mm
ウエハの回転数 :120rpm(一定)
照明部の移動速度 :15mm/sec(一定)
照明部(光源)の形状:丸形状(直径15mm)
シミュレーション結果を図12の(a)に示す。図12の(a)に示されるように、比較例1では、ウエハの中心に向かうにつれて露光量が指数関数的に大きくなることが確認された。なお、ウエハ全面における露光量の最大値と最小値との差は0.9861であり、3σは0.1509であり、%3σは347.9%であった。
(比較例2)
比較例2では、照明部の移動速度以外の条件を比較例1と同じとして、ウエハに対する露光量をシミュレーションによって計算した。照明部の移動速度は、表1に示されるように、照明部が7.5mm移動するごとに大きくなるよう設定した。
Figure 0006314081
シミュレーション結果を図12の(b)に示す。図12の(b)に示されるように、比較例2では、比較例1よりも露光量の均一性が改善されたものの、ウエハの中心近傍において露光量のばらつきが確認された。なお、ウエハ全面における露光量の最大値と最小値との差は0.6442であり、3σは0.0401であり、%3σは6.9%であった。
(比較例3)
比較例3では、本実施形態に係る光照射ユニットの構成のうち遮光マスクを除いた構成で、且つ、以下の条件に基づき、ウエハに対する露光量をシミュレーションによって計算した。なお、ウエハ中心を通る直線上において、照明部をウエハの側縁から中心まで移動させた。
ウエハの直径 :300mm
ウエハの回転数 :120rpm(一定)
照明部の移動速度 :15mm/sec(一定)
照明部(光源)の形状:正方形状(30mm×30mm)
シミュレーション結果を図13の(a)に示す。図13の(a)に示されるように、比較例3では、ウエハの中心に向かうにつれて露光量が指数関数的に大きくなることが確認された。なお、ウエハ全面における露光量の最大値と最小値との差は0.9413であり、3σは0.3356であり、%3σは285.8%であった。
(比較例4)
比較例4では、照明部の移動速度以外の条件を比較例3と同じとして、ウエハに対する露光量をシミュレーションによって計算した。照明部の移動速度は、表1に示されるように、照明部が7.5mm移動するごとに大きくなるよう設定した。
シミュレーション結果を図13の(b)に示す。図13の(b)に示されるように、比較例4では、比較例3よりも露光量の均一性が改善されたものの、ウエハの中心近傍において露光量のばらつきが確認された。なお、ウエハ全面における露光量の最大値と最小値との差は0.3902であり、3σは0.0339であり、%3σは4.3%であった。
1…基板処理システム、2…塗布現像装置、3…露光装置、10…回転保持部、20…遮光マスク、22…開口部、22a…辺、22b…円弧、22c…交点、30…照明部、34…光源、34a…第1の側縁、34b…第2の側縁、40…駆動部、U3…光照射ユニット(光照射装置)、W…ウエハ。

Claims (7)

  1. 基板を保持しつつ、前記基板の表面に直交する方向に延びている回転軸の周りに前記基板を回転させる回転保持部と、
    前記回転保持部と対向するように位置する一つの照明部と、
    前記回転保持部と前記照明部との間に位置し、前記回転軸の直交方向に沿って拡がる遮光マスクと、
    前記照明部を前記回転軸の直交方向に沿って直線状に移動させる駆動部とを備え、
    前記遮光マスクは、
    前記回転軸方向から見て前記回転保持部に保持されている前記基板の表面を覆うように前記基板と重なり合い、
    前記回転軸の直交方向において、前記回転軸から外側に向けて延びると共に前記回転軸から離れる側の開口幅が前記回転軸寄りの開口幅よりも大きい開口部を有し、
    前記一つの照明部は、前記回転軸の径方向において前記開口部の一端から他端に至るように、前記駆動部によって前記開口部上を移動しつつ、前記回転保持部に保持されている前記基板の表面に向けて前記開口部を通じて光を照射する、光照射装置。
  2. 前記開口部は、前記回転軸の直交方向において、前記回転軸から外側に向けて延びると共に前記回転軸から離れるにつれて拡がる、請求項1に記載の光照射装置。
  3. 前記開口部は、前記マスクと前記回転軸との交点から延びる2つの辺を含み、
    前記2つの辺は前記交点から離れるにつれて互いに遠ざかる、請求項1又は2に記載の光照射装置。
  4. 前記基板は円形状を呈し、前記開口部は扇形状を呈する、請求項3に記載の光照射装置。
  5. 前記回転保持部は前記基板を略一定の回転速度で回転させる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光照射装置。
  6. 前記駆動部は前記一つの照明部を略一定の速度で移動させる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の光照射装置。
  7. 前記一つの照明部は矩形平面状の光源を含み、
    前記光源の対向する一対の側縁は、前記開口部の延在方向に対して直交する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の光照射装置。
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