JP6335498B2 - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
上述したASC−CDL画像処理手順のスクリプトは、撮影および編集用の幅広い機器で使用されるため、比較的シンプルな画像処理要素のみで標準化されている(非特許文献1)。
また、ルックアップテーブルを一時的に単一の近似回路に切り替えて画像処理を行う技術が提案されている(特許文献2)。
特許文献1に開示の技術から、メッシュ毎の係数を前工程から後工程へ伝達することが考えられる。しかしながら、メッシュの数が膨大である場合、伝達するデータ量が膨大になってしまう。例えば、前工程で記憶色補正等の複雑な画像処理を行った場合には、伝達するデータ量が膨大になってしまう。
また、特許文献2に開示の技術から、ルックアップテーブルの入出力特性を表す1つの関係式を前工程から後工程へ伝達することが考えられる。しかしながら、ルックアップテーブルの入出力特性が複雑である場合、そのような入出力特性を正確に表す1つの関係式を決定することは困難である。そのため、前工程で複雑な画像処理を行った場合には、スクリプトでその画像処理の程度を表現できず、前工程で行われた画像処理の意図を後工程に正確に伝えることができないことがある。
入力画像の少なくとも一部の領域に対して色調整処理を施し、出力画像を生成する調整手段と、
前記色調整処理の変換特性を近似する近似式を決定する決定手段と、
前記決定手段で決定された前記近似式を表す情報と、少なくとも前記一部の領域の空間的な位置を表す領域情報と、を含む色調整情報を出力する出力手段と、
を有し、
画像の色空間が複数の色範囲に区分されており、
前記決定手段は、
少なくとも前記一部の領域内の画像の色分布に関する特徴量を取得し、
取得した前記特徴量に基づいて、前記複数の色範囲のそれぞれについて当該色範囲の変換特性を近似する近似式を表す情報を区分特性として取得して、前記複数の色範囲のそれぞれの区分特性を合成することにより、前記複数の色範囲のそれぞれの近似式を合成した近似式を表す情報を合成特性として生成し、
前記出力手段は、前記近似式を表す情報として、前記合成特性を出力する
ことを特徴とする画像処理装置である。
本発明の第2の態様は、
入力画像の少なくとも一部の領域に対して色調整処理を施し、出力画像を生成する調整手段と、
前記色調整処理の変換特性を近似する近似式を決定する決定手段と、
前記決定手段で決定された前記近似式を表す情報と、少なくとも前記一部の領域の空間的な位置を表す領域情報と、を含む色調整情報を出力する出力手段と、
前記入力画像の注目すべき領域の少なくとも位置を示す領域情報を取得し、前記入力画像の前記領域情報で示された位置にマーカーが重畳された画像を表示装置に出力する画像出力手段と、
前記表示装置に表示された画像の領域から、前記色調整処理を施す領域をユーザに選択させる選択手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置である。
本発明の第3の態様は、
入力画像の少なくとも一部の領域に対して色調整処理を施し、出力画像を生成する調整手段と、
前記色調整処理の変換特性を近似する近似式を決定する決定手段と、
前記決定手段で決定された前記近似式を表す情報と、少なくとも前記一部の領域の空間的な位置を表す領域情報と、を含む色調整情報を出力する出力手段と、
複数の領域を示す複数の領域情報を含む1つのファイルを取得するファイル取得手段と、
を有し、
前記調整手段は、前記複数の領域情報によって示された前記複数の領域に対して個別に色調整処理が施された画像が得られるように、前記入力画像に対して色調整処理を施す
ことを特徴とする画像処理装置である。
本発明の第4の態様は、
入力画像の少なくとも一部の領域に対して色調整処理を施し、出力画像を生成する調整手段と、
前記色調整処理の変換特性を近似する近似式を決定する決定手段と、
前記決定手段で決定された前記近似式を表す情報と、少なくとも前記一部の領域の空間的な位置を表す領域情報と、を含む色調整情報を出力する出力手段と、
複数の領域を示す複数の領域情報を含む複数のファイルを取得するファイル取得手段と、
を有し、
前記調整手段は、前記複数のファイルが含む複数の領域情報によって示された複数の領域に対して個別に色調整処理が施された画像が得られるように、前記入力画像に対して色調整処理を施す
ことを特徴とする画像処理装置である。
本発明の第5の態様は、
入力画像に対して色調整処理を施し、出力画像を生成する調整手段と、
前記色調整処理の変換特性を近似する近似式を決定する決定手段と、
前記決定手段で決定された前記近似式を表す情報を含む色調整情報を出力する出力手段と、
を有し、
画像の色空間が複数の色範囲に区分されており、
前記決定手段は、
前記入力画像の色分布に関する特徴量を取得し、
取得した前記特徴量に基づいて、前記複数の色範囲のそれぞれについて当該色範囲の変換特性を近似する近似式を表す情報を区分特性として取得して、前記複数の色範囲のそれぞれの区分特性を合成することにより、前記複数の色範囲のそれぞれの近似式を合成した近似式を表す情報を合成特性として生成し、
前記出力手段は、前記近似式を表す情報として、前記合成特性を出力する
ことを特徴とする画像処理装置である。
入力画像の少なくとも一部の領域に対して色調整処理を施し、出力画像を生成する調整ステップと、
前記色調整処理の変換特性を近似する近似式を決定する決定ステップと、
前記決定ステップで決定された前記近似式を表す情報と、少なくとも前記一部の領域の空間的な位置を表す領域情報と、を含む色調整情報を出力する出力ステップと、
を有し、
画像の色空間が複数の色範囲に区分されており、
前記決定ステップでは、
少なくとも前記一部の領域内の画像の色分布に関する特徴量を取得し、
取得した前記特徴量に基づいて、前記複数の色範囲のそれぞれについて当該色範囲の変換特性を近似する近似式を表す情報を区分特性として取得して、前記複数の色範囲のそれぞれの区分特性を合成することにより、前記複数の色範囲のそれぞれの近似式を合成した近似式を表す情報を合成特性として生成し、
前記出力ステップでは、前記近似式を表す情報として、前記合成特性を出力する
ことを特徴とする画像処理装置の制御方法である。
本発明の第7の態様は、
入力画像の少なくとも一部の領域に対して色調整処理を施し、出力画像を生成する調整ステップと、
前記色調整処理の変換特性を近似する近似式を決定する決定ステップと、
前記決定ステップで決定された前記近似式を表す情報と、少なくとも前記一部の領域の空間的な位置を表す領域情報と、を含む色調整情報を出力する出力ステップと、
前記入力画像の注目すべき領域の少なくとも位置を示す領域情報を取得し、前記入力画像の前記領域情報で示された位置にマーカーが重畳された画像を表示装置に出力する画像出力ステップと、
前記表示装置に表示された画像の領域から、前記色調整処理を施す領域をユーザに選択させる選択ステップと、
を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法である。
本発明の第8の態様は、
入力画像の少なくとも一部の領域に対して色調整処理を施し、出力画像を生成する調整ステップと、
前記色調整処理の変換特性を近似する近似式を決定する決定ステップと、
前記決定ステップで決定された前記近似式を表す情報と、少なくとも前記一部の領域の空間的な位置を表す領域情報と、を含む色調整情報を出力する出力ステップと、
複数の領域を示す複数の領域情報を含む1つのファイルを取得するファイル取得ステップと、
を有し、
前記調整ステップでは、前記複数の領域情報によって示された前記複数の領域に対して個別に色調整処理が施された画像が得られるように、前記入力画像に対して色調整処理を施す
ことを特徴とする画像処理装置の制御方法である。
本発明の第9の態様は、
入力画像の少なくとも一部の領域に対して色調整処理を施し、出力画像を生成する調整ステップと、
前記色調整処理の変換特性を近似する近似式を決定する決定ステップと、
前記決定ステップで決定された前記近似式を表す情報と、少なくとも前記一部の領域の空間的な位置を表す領域情報と、を含む色調整情報を出力する出力ステップと、
複数の領域を示す複数の領域情報を含む複数のファイルを取得するファイル取得ステップと、
を有し、
前記調整ステップでは、前記複数のファイルが含む複数の領域情報によって示された複数の領域に対して個別に色調整処理が施された画像が得られるように、前記入力画像に対して色調整処理を施す
ことを特徴とする画像処理装置の制御方法である。
本発明の第10の態様は、
入力画像に対して色調整処理を施し、出力画像を生成する調整ステップと、
前記色調整処理の変換特性を近似する近似式を決定する決定ステップと、
前記決定ステップで決定された前記近似式を表す情報を含む色調整情報を出力する出力ステップと、
を有し、
画像の色空間が複数の色範囲に区分されており、
前記決定ステップでは、
前記入力画像の色分布に関する特徴量を取得し、
取得した前記特徴量に基づいて、前記複数の色範囲のそれぞれについて当該色範囲の変換特性を近似する近似式を表す情報を区分特性として取得して、前記複数の色範囲のそれぞれの区分特性を合成することにより、前記複数の色範囲のそれぞれの近似式を合成した近似式を表す情報を合成特性として生成し、
前記出力ステップでは、前記近似式を表す情報として、前記合成特性を出力する
ことを特徴とする画像処理装置の制御方法である。
本発明の実施例1に係る画像処理装置及びその制御方法について説明する。
図1は、本実施例に係る映像コンテンツ制作フローの一例を示す図である。
図1において、撮影システム1は、映像コンテンツ制作フローにおける第1工程(本実施例では撮影工程)で使用される。編集システム2は、映像コンテンツ制作フローにおける第2工程(第1工程よりも後の工程;本実施例では編集工程)で使用される。撮影工程は、画像の撮影及び確認を行う工程である。編集工程は、撮影工程で撮影された画像の編集を行う工程である。なお、第1工程と第2工程は、撮影工程と編集工程に限らない。例えば、第1工程が編集工程であり、第2工程が画像の最終確認を行う確認工程であってもよい。
カムコーダ110は、画像を撮影し、撮影した画像(撮影画像)を不図示の記録媒体に記録する。ユーザ(例えば、撮影者140)が、確認する撮影画像を選択する選択操作を行うと、カムコーダ110は、選択された撮影画像を記録媒体から読み出す。そして、カムコーダ110は、読み出した撮影画像に再生処理を施すことにより撮影側再生画像111を生成し、撮影側再生画像111を調整装置A120に出力する。また、ユーザ(例えば、編集者270)が、編集対象の画像を選択する選択操作を行うと、カムコーダ110は、選択された撮影画像を記録媒体から読み出し、編集側撮影画像112として編集システム2(具体的にはプレイヤー210)に出力する。
具体的には、調整装置A120は、撮影者140による調整指示141に応じて、撮影側再生画像111に対し色調整処理を施すことにより、撮影側調整画像121を生成する。そして、調整装置A120は、生成した撮影側調整画像121を確認モニタAに出力す
る。また、調整装置A120は、色調整処理の変換特性を近似する特性近似式(入力画素値と出力画素値の関係を表す近似式)の係数を求め、他の装置で同等の色調整処理を模擬(簡易的に再現)した模擬色調整処理を行うための色調整情報として出力する。本実施例では、色調整情報をXML形式のテキストデータ(調整スクリプト122と呼ぶ)で出力する。調整装置A120から出力される調整スクリプト122は可搬型のメモリーカード123に書き込まれ、他の装置へ渡される。
撮影工程の概念図を図2に示す。
まず、図2(a)に示すように、色調整処理が施されていない撮影側調整画像121(即ち、カムコーダ110で得られた撮影側再生画像111)が確認モニタA130に表示される。撮影者140は、人物の顔119の色を濃くしたいという意図のもと、種類情報として肌色を濃くする調整処理を表す情報を含み、領域情報として人物の周囲の領域を表す情報を含む調整指示141を調整装置A120に入力する。調整指示141が調整装置A120に入力されると、調整装置A120により、入力された調整指示141に応じた色調整処理が施された撮影側調整画像121が生成される。そして、図2(b)に示すように、確認モニタA130により、上記色調整処理が施された撮影側調整画像121が表示される。撮影者140が、調整結果を確認し、上記種類情報と領域情報に加えスクリプト出力フラグを含む調整指示141を調整装置A120に入力する。調整装置A120は、その調整指示141に応じて入力画像に対応する調整スクリプト122を生成し、出力する。
なお、本実施例では、色調整処理の種類と調整領域がユーザによって選択される場合の例を説明するが、それらは入力画像(編集側再生画像211)の種類などに応じて自動で選択されてもよい。
プレイヤー210は、編集側撮影画像112に再生処理を施すことにより編集側再生画像211を生成し、編集側再生画像211を調整装置B220と編集装置240に出力する。
具体的には、調整装置B220は、メモリーカード123から編集側再生画像211に対応する調整スクリプト122を読み出す。調整装置Bは、編集側再生画像211に対して調整スクリプト122に基づいた色調整処理(模擬色調整処理)を施すことにより、編集側調整画像221を生成する。そして、調整装置B220は、生成した編集側調整画像221を確認モニタB230に出力する。
業(細かい画像処理)を行うことができる。
具体的には、編集装置240は、編集者270による編集指示271に従って編集側再生画像211に編集処理(色調整処理)を施すことにより、編集画像241を生成する。そして、編集装置240は、生成した編集画像241を確認モニタC250やレコーダ260に出力する。
確認モニタC250は、編集画像241を画面上に表示するモニタである。
レコーダ260は、編集画像241を不図示の記録媒体に記録する。
なお、本実施例では、編集側調整画像221と編集画像241が互いに異なるモニタに表示される例を説明するが、編集側調整画像221と編集画像241は同じモニタに表示されてもよい。
まず、図3(a)に示すように、色調整処理が施されていない編集画像241(即ち、プレイヤー210で得られた編集側再生画像211;編集前画像)が確認モニタC250に表示される。また、図3(b)に示すように、調整スクリプト122に基づいた色調整処理が施された編集側調整画像221が確認モニタB230に表示される。ここで、調整スクリプト122は、調整装置A120による色調整処理の変換特性を近似(簡易的に再現)するためのパラメータが記述された情報である。そのため、確認モニタB230には、編集側調整画像221として、撮影者140が意図した調整度合いのサンプル画像が表示される。
編集者270は、確認モニタC250に表示された編集前画像(図3(a))と、確認モニタB230に表示されたサンプル画像(図3(b))とを比較して、サンプル画像における調整の意図を汲み取る。そして、編集者270は、汲み取った調整の意図に基づいて、編集指示271を編集装置240に入力する。
編集指示271が編集装置240に入力されると、編集装置240により、入力された編集指示271に応じた色調整処理が施された編集画像241が生成される。そして、図3(c)に示すように、確認モニタC250により、上記色調整処理が施された編集画像241が表示される。それと共に、レコーダ260により、上記色調整処理が施された編集画像241が不図示の記録媒体に記録される。なお、レコーダ260による編集画像の記録は、編集者270からの記録指示や編集完了指示に応じて行われてもよい。
上述したように、編集装置240では、調整装置A120や調整装置B220よりも高度な編集作業(細かい画像処理)を行うことができる。例えば、調整装置A120や調整装置B220では、矩形領域単位でしか色調整処理を行うことができない(図2(b)、図3(b))。一方、編集装置240では、不定形な任意形状のオブジェクトの領域に対してのみ色調整処理を施すことができ、図3(c)に示すような自然な画像を得ることができる。
図4は、調整装置A120の構成の一例を示すブロック図である。
施例では、メモリ1220には、種類(内容)が異なる複数の色調整処理に対応する複数のテーブルが予め格納されている。種類が異なる複数の色調整処理とは、例えば、ノーマルモード、シネマモード、ダイナミックモードなど、モードに応じて予めプリセットされた色調整処理である。メモリ1220は、例えば、ROMやRAMなどである。なお、種類が異なる複数の色調整処理に対応する複数のテーブルを外部装置などから読み込んでメモリ1220に格納してもよい。また、ユーザ指示による色調整量に応じて動的に色調整処理のテーブルを生成して、メモリ1220に格納する構成であってもよい。
具体的には、3D−LUT部1210は、メモリ1220から、メモリ1220が記憶する複数のテーブルのうちの1つである変換データ1221を取得する。3D−LUT部1210は、撮影側再生画像111の調整領域(調整指示141に含まれる領域情報1241で表される領域)内の画素のRGB値を変換データ1221を用いて変換することにより、撮影側調整画像121を生成する。そして、3D−LUT部1210は、生成した撮影側調整画像121を確認モニタA130に出力する。
変換データ1221は、例えば、図5に示すようなテーブルである。図5の変換データ1221は、画像処理前の画素値毎に、画像処理後の画素値を表すテーブルである。図5の変換データ1221は、撮影側再生画像111の画素値を入力値とし、撮影側調整画像121の画素値を出力値とするルックアップテーブルである。図5は、画素値がRGB値(R値,G値,B値)である場合の変換データ1221を示す。図5の変換データ1221を用いた場合、撮影側再生画像111のRGB値(0,8,16)は、撮影側調整画像121のRGB値(0,9,15)に変換される。撮影側再生画像111のRGB値が、変換データ1221の入力値として用意されている複数のRGB値に含まれない場合には、内挿補間により、撮影側調整画像121のRGB値が求められる。例えば、撮影側再生画像111のRGB値(0,0,4)は、図5の変換データ1221の入力値として用意されている複数のRGB値に含まれない。この場合、入力値(0,0,0)に対応する出力値(0,0,0)と、入力値(0,0,8)に対応する出力値(0,0,6)とから、内挿により、入力値(0,0,4)に対応する出力値(0,0,3)が求められる。そして、撮影側再生画像111のRGB値(0,0,4)は、撮影側調整画像121のRGB値(0,0,3)に変換される。なお、上記変換の対象となるのは調整領域内の画素のみである。調整領域外の画素については、上記変換は行われず、撮影側再生画像111のRGB値がそのまま撮影側調整画像121のRGB値とされる。即ち、調整領域が撮影側再生画像111の一部の領域である場合、3D−LUT部1210では、当該一部の領域に対して画像処理(色調整処理)が施される。
スクリプト出力部1270に領域情報1241を通知する。
具体的には、特徴量検出部1250は、撮影側再生画像111の調整領域内の各画素をRGB値により分類し、各カテゴリ(ビンとも呼ぶ)に属する画素の数(度数)をカウントすることで、色ヒストグラム1251を生成する。このときのカテゴリは、前述した区分特性1231を算出するときの色範囲と対応させるとよい。例えば、カテゴリ[R,G,B]=[0,0,0]については、調整領域内の画素のうち、0≦R値<8、0≦G値<8、及び、0≦B値<8を満たす画素の数が度数としてカウントされる。これを32×32×32=32768個の色範囲について行うことで、色ヒストグラム1251が生成される。本実施例では、R,G,Bの値域を8階調ごとに区分したが、これよりも粗く区分してもよいし、細かく区分してもよい。RとGとBとで区分数(区分のピッチ)を異ならせてもよい。
図6(a)は、撮影側再生画像111の各画素のRGB値の一例を示す。X座標は画素の水平方向の位置を示し、Y座標は画素の垂直方向の位置を示す。撮影側再生画像111の各画素のRGB値が図6(a)に示す値であり、調整領域が図6(a)の破線で囲まれた領域であった場合、ヒストグラムの各カテゴリの度数His[R,G,B]は図6(b)に示す値となる。図6(b)において、度数His[0,0,0]は、[R,G,B]が[0〜7,0〜7,0〜7]の区分における度数を示し、度数His[0,0,8]は、[R,G,B]が[0〜7,0〜7,8〜15]の区分における度数を示している。なお、図6(a)の破線で囲まれた領域は、座標(X座標,Y座標)=(100,60)を始点とし、座標(101,61)を終点とする領域である。
なお、特徴量は、画像解析により画像から検出(抽出)されるものであってもよいし、外部から入力されてもよい。例えば、特徴量は、撮影側再生画像111のメタデータとして外部から入力されてもよい。また、外部から入力された特徴量を補正することにより最終的な特徴量が得られてもよい。
Ro=CAr×Ri+Rmax×CBr ・・・(式1−1)
Go=CAg×Gi+Gmax×CBg ・・・(式1−2)
Bo=CAb×Bi+Bmax×CBb ・・・(式1−3)
加重合成部1260における合成特性1261の算出方法の詳細は後述する。
なお、調整領域が撮影側再生画像111の全領域である場合には、調整スクリプト122は領域情報1241を表さなくてもよい。そのような構成の場合には、調整スクリプト122が領域情報1241を表わさないときに、編集工程(調整装置B220)において、調整領域が編集側再生画像211の全領域であると判断されればよい。
まず、3次元アドレス(r,g,b)で示された各格子点[r,g,b]について、隣接する格子点との間の格子点間補間式が求められる。具体的には、R方向、G方向、及び、B方向のそれぞれについて、その方向に隣接する格子点との間の格子点間補間式が求められる。rは、変換データ1221の入力値におけるR値に相当する。同様に、gは変換データ1221の入力値におけるG値、bは変換データ1221の入力値におけるB値に相当する。格子点補間式の概念図を図9に示す。図9は、R方向についての格子点間補間式の概念図である。
以下、格子点[r,g,b]における変換データ1221の出力値におけるR値をLUTr[r,g,b]と記載する。同様に、出力値におけるG値をLUTg[r,g,b]、出力値におけるB値をLUTb[r,g,b]と記載する。
本実施例では、格子点間の間隔(入力値の間隔)は8階調である。
本実施例では、R値、G値、及び、B値のそれぞれの値域は0〜255であり、r、g、bが、それぞれ、式2−1、式2−2、式2−3に示す値である格子点について格子点間補間式が算出される。式2−1〜2−3において、l、m、nは、0以上32以下の整数である。なお、内挿計算のために、変換データ1221では、r=256の格子点、g=256の格子点、b=256の格子点が用意されている。
r=8×l ・・・(式2−1)
g=8×m ・・・(式2−2)
b=8×n ・・・(式2−3)
fr[r,g,b](x1)=ar[r,g,b]x1+br[r,g,b] ・・・(式3)
式3における係数ar[r,g,b]、係数br[r,g,b]は、それぞれ、式4−1、式4−2により算出される。
ar[r,g,b]=(LUTr[r+8,g,b]−LUTr[r,g,b])/8 ・・・(式4−1)
br[r,g,b]=LUTr[r,g,b]−ar[r,g,b]×r ・・・(式4−2)
同様に、格子点[r,g,b]におけるG方向の格子点補間式fg[r,g,b](x2)は、式5の形で表される。格子点[r,g,b]におけるB方向の格子点補間式fb[r,g,b](x3)は、式6の形で表される。ここで、x2はg以上g+8未満の変数としてのG値であり、x3はb以上b+8未満の変数としてのB値である。
fg[r,g,b](x2)=ag[r,g,b]x2+bg[r,g,b] ・・・(式5)
fb[r,g,b](x3)=ab[r,g,b]x3+bb[r,g,b] ・・・(式6)
式5における係数ag[r,g,b]、係数bg[r,g,b]は、それぞれ、式7−1、式7−2により算出される。式6における係数ab[r,g,b]、係数bb[r,g,b]は、それぞれ、式8−1、式8−2により算出される。
ag[r,g,b]=(LUTg[r,g+8,b]−LUTg[r,g,b])/8 ・・・(式7−1)
bg[r,g,b]=LUTg[r,g,b]−ag[r,g,b]×g ・・・(式7−2)
ab[r,g,b]=(LUTb[r,g,b+8]−LUTb[r,g,b])/8 ・・・(式8−1)
bb[r,g,b]=LUTb[r,g,b]−ab[r,g,b]×b ・・・(式8−2)
Cr[r,g,b](x1)=Ar[r,g,b]x1+Br[r,g,b] ・・・(式9)
式9における係数Ar[r,g,b]、Br[r,g,b]は、それぞれ、式10−1、式10−2により算出される。係数ar[]、br[]は、それぞれ、上述した式4−1、式4−2により算出される。
Ar[r,g,b]=(ar[r,g,b]+ar[r,g,b+8]+ar[r,g+8,b]+ar[r,g+8,b+8])/4
・・・(式10−1)
Br[r,g,b]=(br[r,g,b]+br[r,g,b+8]+br[r,g+8,b]+br[r,g+8,b+8])/4
・・・(式10−2)
同様に、単位立方体C[r,g,b]におけるG値の変換特性の近似式は、式11の形で表される。単位立方体C[r,g,b]におけるB値の変換特性の近似式は、式12の形で表される。
Cg[r,g,b](x2)=Ag[r,g,b]x2+Bg[r,g,b] ・・・(式11)
Cb[r,g,b](x3)=Ab[r,g,b]x3+Bb[r,g,b] ・・・(式12)
式11における係数Ag[r,g,b]、Bg[r,g,b]は、それぞれ、式13−1、式13−2により算出される。式12における係数Ab[r,g,b]、Bb[r,g,b]は、それぞれ、式14−1、式14−2により算出される。
Ag[r,g,b]=(ag[r,g,b]+ag[r,g,b+8]+ag[r+8,g,b]+ag[r+8,g,b+8])/4
・・・(式13−1)
Bg[r,g,b]=(bg[r,g,b]+bg[r,g,b+8]+bg[r+8,g,b]+bg[r+8,g,b+8])/4
・・・(式13−2)
Ab[r,g,b]=(ab[r,g,b]+ab[r+8,g,b]+ab[r,g+8,b]+ab[r+8,g+8,b])/4
・・・(式14−1)
Bb[r,g,b]=(bb[r,g,b]+bb[r+8,g,b]+bb[r,g+8,b]+bb[r+8,g+8,b])/4
・・・(式14−2)
上述したように、合成特性1261は、係数CAr,CBr,CAg,CBg,CAb,CBbの組である。
本実施例では、係数CArとして、色範囲毎の係数Arの加重平均が算出される。同様に、係数CAgとして、色範囲毎の係数Agの加重平均が算出される。係数CAbとして、色範囲毎の係数Abの加重平均が算出される。
また、本実施例では、係数CBrとして、色範囲毎の係数Brの加重平均を最大階調値255で除算した値が算出される。換言すれば、色範囲毎の係数Brの加重平均を最大値が1となるように正規化することにより、係数CBrが算出される。同様に、係数CBgとして、色範囲毎の係数Bgの加重平均を最大階調値255で除算した値が算出される。係数CBbとして、色範囲毎の係数Bbの加重平均を最大階調値255で除算した値が算出される。
上述した加重平均を算出する際には、その色範囲に対応する色ヒストグラムの度数が重みとして使用される。
即ち、係数CAr,CBr,CAg,CBg,CAb,CBbは、式15−1〜15−6を用いて算出される。式15−1〜15−6において、His[r,g,b]は、色範囲C[r,g,b]に対応する色ヒストグラムの度数である。
本実施例では、係数CBr,CBg,CBbとして最大階調値で除算した値が得られる。そのため、編集側再生画像211の最大階調値と、撮影側再生画像111の最大階調値とが異なっていても、編集側再生画像211に対して、調整装置A120による色調整処理と同様の色調整処理を施すことが可能となる。具体的には、式1−1〜1−3において、上記算出した係数CAr,CBr,CAg,CBg,CAb,CBbを使用し、且つ、Rmax、Gmax、及び、Bmaxとして編集側再生画像211の最大階調値を使用すればよい。それにより、編集側再生画像211に対して、調整装置A120による色調整処理と同様の色調整処理を施すことができる。
図7(a)は、変換データ1221の一例を示す模式図である。図中のドットは格子点を表す。図7(b)は、特徴量(ヒストグラム)の一例を示す模式図である。
まず、隣接する格子点間の色範囲毎(実際には単位立方体毎)に、区分特性1231が算出される。変換データ1221が図7(a)に示すデータであった場合、図7(c)に
示す4つの区分特性が算出される。
そして、色範囲毎の区分特性1231を合成することにより、合成特性1261が算出される。上述したように、色範囲毎の区分特性1231の加重平均が合成特性1261として算出される。加重平均を算出する際には、その色範囲に対応するヒストグラムの度数が重みとして使用される。色範囲毎の区分特性1231が図7(c)に示す4つの区分特性であり、ヒストグラムが図7(b)に示すヒストグラムであった場合、図7(d)に示す合成特性1261が算出される。具体的には、左から2番目の色範囲内のヒストグラムの度数が最も高いため、合成特性1261として当該色範囲の区分特性に近い特性が得られる。
調整スクリプト122は、合成特性1261と領域情報1241をXML形式で記述したテキストデータである。本実施例では、合成特性1261をXMLタグ「Slope」及び
「Offset」で記述し、領域情報1241をXMLタグ「Area」で記述する。
具体的には、合成特性1261は以下のように記述される。つまり、XMLタグ「Slope」と「Offset」はそれぞれ変換特性を表す近似一次式の係数である「傾き」と「切片」
に対応する。R(赤)・G(緑)・B(青)の色毎に、「Slope」を調整することで、黒
レベルを固定して入出力特性の「傾き」を調整することができ、「Offset」を調整することで、入出力特性の「傾き」を固定して輝度を調整することができる(非特許文献1参照)。
<Slope> [CAr] [CAg] [CAb] </Slope>
<Offset> [CBr] [CBg] [CBb] </Offset>
例えば、合成特性1261が、
CAr=1.2、CBr=0.3、
CAg=1.3、CBg=0、
CAb=1.4、CBb=−0.3
であった場合には、調整スクリプト122の記述は、
<Slope>1.2 1.3 1.4</Slope>
<Offset>0.3 0.0 -0.3</Offset>
となる。
また、調整領域の始点座標が(x1,y1)であり、終点座標が(x2,y2)であるとすると、領域情報1241は以下のように表記する。
<Area>[x1] [y1] [x2] [y2]</Area>
例えば、調整領域の始点座標が(100,200)であり、終点座標が(149,249)であった場合には、
<Area>100 200 149 249</Area>
となる。
スクリプト出力部1270はさらに補助的なタグを付加し、最終的には図8に示すようなXMLファイルを調整スクリプト122として出力する。
まず、不図示のユーザインターフェースから制御部1280に調整指示141が入力される(S101)。
次に、制御部1280が、調整指示141に含まれる種類情報に基づいて色調整処理の種類(色調整の内容)が変更されたか否かを判断する(S102)。色調整処理が変更された場合にはS103へ処理が進められ、変更されていない場合にはS104へ処理が進められる。
S103では、制御部1280が、調整指示141に含まれる種類情報に対応する種類(内容)の画像処理が行われるように、3D−LUT部1210で実行される画像処理の
変更(更新)を行う。具体的には、制御部1280は、メモリ1220から変換データ1221として読み出されるルックアップテーブルの変更を行う。その後、S104へ処理が進められる。メモリ1220のメモリマップの一例を図13に示す。制御部1280は、種類情報に応じてスタートアドレス1281を変更する。例えば、種類情報に対応する画像処理が「調整A」である場合には、アドレスAがスタートアドレス1281に設定される。それにより、変換データ1221として読み出されるルックアップテーブルが「調整A」用のルックアップテーブルとなる。同様に、種類情報に対応する画像処理が「調整B」である場合には、アドレスBがスタートアドレス1281に設定され、種類情報に対応する画像処理が「調整C」である場合には、アドレスCがスタートアドレス1281に設定される。
S104では、制御部1280が、調整指示141に含まれる領域情報(調整領域)が変更されたか否かを判断する。領域情報が変更された場合にはS105へ処理が進められ、変更されていない場合にはS106へ処理が進められる。
S105では、制御部1280が、調整指示141に含まれる領域情報を領域指定部1240に設定する。それにより、調整装置A120で使用される領域情報が更新される。その後、S106へ処理が進められる。
S106では、制御部1280が、出力指示の有無、即ち調整指示141にスクリプト出力フラグが含まれているか否かを判断する。スクリプト出力フラグが含まれている場合にはS107へ処理が進められ、スクリプト出力フラグが含まれていない場合にはS101へ処理が戻される。
S107では、制御部1280が、調整スクリプト122の出力をスクリプト出力部1270へ指示する。それにより、スクリプト出力部1270は、制御部1280からの指示に応じて、調整スクリプト122を生成し外部へ出力する。調整スクリプト122はメモリーカード123に記録される。
また、本実施例では、画像の色空間を複数の色空間に区分し、各色範囲の変換特性を表す区分特性を個別に求め、それらを入力画像の色分布に関する特徴量に基づいて合成することで、最終的な合成特性を生成している。このような生成プロセスにより精度の良い特性近似式を簡易に得ることができる。例えば前工程での色調整処理が3次元LUTなどで行われる場合、その変換特性を一次式等の近似式で近似するには限界があるが、本実施例のように入力画像の色分布を考慮して近似式を生成することで、比較的妥当な近似が実現可能となる。しかも、本実施例では、色調整処理が施された一部の領域(調整領域)の色分布のみを考慮しているため、後工程に色調整の意図を伝達する目的としては、十分な精度を期待できる。また、合成特性とともに調整領域を示す領域情報をも後工程に渡すことにより、画像のどの部分にどのような色調整を行うかという意図を正確に伝達できると共に、撮影者が意図しない部分に合成特性による色調整が施されることを未然に防止できる。
また、本実施例では、入力画像の色分布に関する特徴量として色ヒストグラムを用いている。色ヒストグラムは色範囲ごとの画素数をカウントするだけで作成できるので、処理負荷が小さいという利点がある。さらに本実施例では、色ヒストグラムのカテゴリ(ビン)と区分特性の算出単位となる色範囲とを一致させているので、色ヒストグラムの度数を区分特性の合成計算に直接利用できるという利点もある。しかも、色ヒストグラムの度数に応じた重みで区分特性(係数の値)を加重平均することで合成特性を計算しているので
、計算処理が極めて簡易である。
なお、本実施例では、入力画像の色分布に関する特徴量として色ヒストグラムを用いたが、特徴量はこれに限らない。特徴量は、調整領域内の画像の輝度や画素値の代表値(最大値、最小値、最頻値、中間値、平均値など)であってもよい。
なお、本実施例では、調整装置A120がテーブルを用いて画像処理を行う例を示したが、調整装置A120による画像処理はこれに限らない。例えば、調整装置A120は、予め定められた複数の関数(画素値の複数の範囲に対応する複数の関数であって、対応する範囲における画像処理前の画素値と画像処理後の画素値との対応関係を表す関数)を用いて画像処理を行ってもよい。
なお、本実施例では、テーブルの互いに隣接する8つの格子点で囲まれた色範囲毎に区分特性を算出する例について説明したが、区分特性の決定方法はこれに限らない。例えば、テーブルの互いに隣接する8つの格子点で囲まれた範囲より広い範囲毎に区分特性が算出されてもよい。テーブルの互いに隣接する8つの格子点で囲まれた範囲より狭い範囲毎に区分特性が算出されてもよい。また、テーブルを用いずに区分特性が決定されてもよい。
なお、本実施例では、変換特性を一次式で近似したが、近似式の次数は2以上であってもよいし、どのような関数で近似してもよい。
本発明の実施例2に係る画像処理装置及びその制御方法について説明する。実施例1では、調整装置A120がテーブルを用いて画像処理を行う例を説明した。本実施例では、調整装置A120が演算式を用いて画像処理を行う例を説明する。
本実施例では、以下の式16−1〜16−4を用いて、撮影側再生画像111のRGB値(inR,inG,inB)から撮影側調整画像121のRGB値(outR,outG,outB)が算出される。式16−1〜16−4において、Yは輝度値であり、gainは入力(設定)されたゲイン値1283である。
Y=0.2126×inR+0.7152×inG+0.0722×inB ・・・(式16−1)
outR=Y+gain×(inR−Y) ・・・(式16−2)
outG=Y+gain×(inG−Y) ・・・(式16−3)
outB=Y+gain×(inB−Y) ・・・(式16−4)
式16−1〜16−4を用いた場合、ゲイン値1283が0のときに彩度が0になる。ゲイン値1283が1のときには、撮影側再生画像111の画素値がそのまま撮影側調整画像121の画素値になる。なお、上記変換の対象となるのは調整領域内の画素のみである。調整領域外の画素については、上記変換は行われず、撮影側再生画像111のRGB値がそのまま撮影側調整画像121のRGB値とされる。
なお、本実施例では、ゲイン値がユーザによって入力される場合の例を説明するが、ゲイン値は入力画像(編集側再生画像211)の種類などに応じて自動で決定されてもよい。
なお、予め用意する変換データ1221は、ゲイン値1283=2に対応するテーブルに限らない。例えば、変換データ1221は、2より大きいゲイン値1283に対応するテーブルであってもよい。
本実施例のテーブルは、3次元アドレス(r,g,b)で指定される複数の格子点[r,g,b]に対応する複数の出力RGB値(LUTr[r,g,b],LUTg[r,g,b],LUTb[r,g,b])を格納する3D−LUTである。r,g,bはそれぞれ入力画像のR値,G値,B値に相当する。LUTr[r,g,b]は、入力値(r,g,b)に画像処理を施して得られるR値である。LUTg[r,g,b]は、入力値(r,g,b)に画像処理を施して得られるG値である。LUTb[r,g,b]は、入力値(r,g,b)に画像処理を施して得られるB値である。
上述したように、本実施例では、格子点の間隔が8階調である。そして、R値、G値、及び、B値のそれぞれの値域は0〜255である。しかし、実施例1と同様に、内挿計算のために、テーブルの格子点として、r=256の格子点、g=256の格子点、b=256の格子点も用意する。テーブルの格子点のr、g、bは、それぞれ、式17−1、式17−2、式17−3に示す値となる。式17−1〜17−3において、o、p、qは、それぞれ、0以上32以下の整数である。
r=8×o ・・・(式17−1)
g=8×p ・・・(式17−2)
b=8×q ・・・(式17−3)
式17−1、式17−2、式17−3に示すr、g、bの全ての組み合わせについて、ゲイン値1283=2として彩度調整部1215による演算と同等の演算を行う。それにより、各格子点のLUTr[r,g,b]、LUTg[r,g,b]、LUTb[r,g,b]の値を求められる。そして、r、g、bの組み合わせ毎に、入力値(r,g,b)と、演算により求められた出力値(LUTr[r,g,b],LUTg[r,g,b],LUTb[r,g,b])とが対応付けられる。それにより、メモリ1220に格納するテーブル(変換データ1221)が作成される。
本実施例では、入力されたゲイン値1283がどのような値であっても正確な格子点間補間式を得ることができるように、実施例1とは異なる方法で係数ar,br,ag,bg,ab,bbが算出される。具体的には、入力されたゲイン値1283と、ゲイン値=2の場合における出力値(LUTr,LUTg,LUTb)とを用いて、係数ar,br,ag,bg,ab,bbが算出される。より具体的には、以下の式18−1〜18−6を用いて係数ar,br,ag,bg,ab,bbが算出される。
ar[r,g,b]=((gain−1)×(LUTr[r+8,g,b]−LUTr[r,g,b]−8)+8)/8
・・・(式18−1)
br[r,g,b]=(gain−1)×(LUTr[r,g,b]−r)+r−ar[r,g,b]×r ・・・(式18−2)
ag[r,g,b]=((gain−1)×(LUTg[r,g+8,b]−LUTg[r,g,b]−8)+8)/8
・・・(式18−3)
bg[r,g,b]=(gain−1)×(LUTg[r,g,b]−g)+g−ag[r,g,b]×g ・・・(式18−4)
ab[r,g,b]=((gain−1)×(LUTb[r,g,b+8]−LUTb[r,g,b]−8)+8)/8
・・・(式18−5)
bb[r,g,b]=(gain−1)×(LUTb[r,g,b]−b)+b−ab[r,g,b]×b ・・・(式18−6)
その他の演算は実施例1と同様であるため、その説明は省略する。
なお、本実施例では、調整装置A120で行われる画像処理が彩度を調整する処理である場合の例を示したが、画像処理はこれに限らない。非線形処理を含むどのような処理であってもテーブルにより近似特性を表現可能な画像処理であれば、上記処理と同様の処理を行うことができる。
以下、本発明の実施例3に係る画像処理装置及びその制御方法について説明する。
本実施例では、実施例1,2の調整装置Aと確認モニタAの代わりに表示装置を用いる例を説明する。即ち、本実施例では、確認モニタAが調整装置Aの一部である例を説明する。
また、本実施例に係る表示装置は、ユーザが表示画像のある一部分の領域(注目領域)に注目して画質調整を行う場合に、表示装置内蔵のUI機能を利用してユーザに注目領域を決定させるためのマーカーを表示するマーカー表示機能を有する。さらに、本実施例に係る表示装置は、注目領域の領域情報を画質調整結果に対応する画質調整パラメータ(合成特性)とともにファイルに書き出し、領域情報と合成特性が書き込まれたファイル(調整スクリプト)を外部接続される記憶媒体(半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスクなど)に記録する機能を有する。
レシーバ1501は、外部から入力される画像信号を受信する。画像信号はDisplayPort(以下DP)などの画像入力端子に入力される。
いられる。なお、セーフティゾーンマーカーは、画像領域を矩形で囲んだラインを示し、グリッドマーカーは、画像領域を分割する網目状のラインを示す。また、注目領域の選択指示を示す指示情報が入力解析部1604から入力された場合には、注目領域候補生成部1602は、注目領域の候補の中から選択された領域を注目領域として設定する。また、終了指示を示す指示情報が入力解析部1604からが入力された場合には、注目領域候補生成部1602は、注目領域として設定された領域の位置を示す情報を、注目領域情報として画像処理制御部1601へ出力する。
描画指示を出力する(S1706)。
図18において、画面の領域内に示された矩形の実線はセーフティゾーンマーカーであり、網目状の破線はグリッドマーカーである。グリッドマーカーはセーフティゾーンマーカーで囲まれた領域内に限定して表示される。初めは、セーフティゾーンマーカーとグリッドマーカーだけでなく、セーフティゾーンマーカーで囲まれた領域をグリッドマーカーで分割して得られるセルを選択するためのカーソルも表示される。カーソルはユーザ操作に応じて複数のセル上を移動し、カーソルで示されているセルを選択すると、そのセルに注目領域選択画像が描画される。既に注目領域選択画像が描画されているセルに対して選択操作(選択指示)が行われると、注目領域選択画像が消去される。ユーザが終了操作(終了指示)を行うと、注目領域選択画像が描画されているセルが注目領域として設定される。
図19では、CDLファイルの拡張メタ情報領域に、注目領域毎に、画質調整パラメータと注目領域情報が記録されている。また、注目領域情報として、注目領域の左上端の座標(始点座標)、注目領域の縦幅、及び、注目領域の横幅が記録されている。
以下、本発明の実施例4に係る画像処理装置及びその制御方法について説明する。
実施例3では、セーフティゾーンマーカーとグリッドマーカーを用いて注目領域の候補を表示する例を説明した。本実施例では、セーフティゾーンマーカー、グリッドマーカー、トリミング領域を用いて注目領域の候補を表示する例を説明する。
なお、以下では、実施例3と異なる点についてのみ説明する。本実施例に係る表示装置のハードウエア構成は実施例3と同じであるため、その説明は省略する。
S2103では、注目領域候補生成部2002は、トリミング制御部2006からトリミング領域情報を取得し、セーフティゾーンマーカーで囲まれた領域とトリミング領域とが重なり合う領域内に限定してグリッドマーカーを生成する。
図22において、画面の領域内に示された矩形の細い実線がセーフティゾーンマーカーであり、太い実線がトリミング領域(の輪郭)である。また、網目状の破線がグリッドマーカーである。本実施例では、セーフティゾーンマーカーで囲まれた領域とトリミング領域とが重なり合う領域をグリッドマーカーで分割して得られる領域(セル)が注目領域の候補として用いられる。実施例3と同様に、ユーザ操作に応じてカーソルが複数のセル上を移動し、カーソルで示されているセルが選択されると、注目領域選択画像が表示されたり消去されたりする。そして、終了指示に応じて、注目領域選択画像が描画されているセルが注目領域として設定される。
以下、本発明の実施例5に係る画像処理装置及びその制御方法について説明する。
本実施例でも、実施例1,2の調整装置Aと確認モニタAの代わりに表示装置を用いる例を説明する。
色情報データ入力ポート2712は、USBなどの、入出力ポートである。本実施例では、USBが用いられる。色情報データ入力ポート2712では、例えば、CDLファイルなどの情報が取得される(情報取得)。
画像処理部2714は、画像処理パラメータ生成部2719より受信した画像処理パラメータを用いて、SDIIF2713より受信した画像データに画像処理を施す。そして、画像処理部2714は、画像処理が施された画像データをスケーラ部2715に伝送する。
スケーラ部2715は、拡大縮小率決定部2722より受信した拡大率または縮小率を用いて、画像処理部2714より受信した画像データの拡大または縮小を行う。そして、スケーラ部2715は、拡大または縮小された画像データをブレンダ部2716に伝送する。
ブレンダ部2716は、マーカー生成部2724より受信したマーカー画像データとスケーラ部2715より受信した画像データを合成することにより、合成画像データを生成する。そして、ブレンダ部2716は、合成画像データを出力パネル2717に伝送する。合成画像データは、スケーラ部2715より受信した画像データによって表される画像
に、マーカー画像データによって表されるマーカーが重畳された画像である。
出力パネル2717は、ブレンダ部2716より受信した画像データ(合成画像データ)を表示する表示パネルである。
画像処理パラメータ生成部2719は、色情報データ解釈部2721より受信した色情報データを、画像処理部2714が使用可能なパラメータに変換する。そして、画像処理パラメータ生成部2719は、上記パラメータを画像処理部2714と色情報データ生成部2718に送信する。色情報データを変更するユーザ操作が行われた場合には、色情報データを変更する変更指示が画像処理パラメータ生成部2719に伝送される。そして、画像処理パラメータ生成部2719が、パラメータを生成して画像処理部2714と色情報データ生成部2718に伝送する処理を再度行う。
色情報データ解釈部2721は、USB Host IF2720より受信したCDLファイルを解釈し、CDLファイルをSLOPEやOFFSETなどの色情報データに変換する。そして、色情報データ解釈部2721は、色情報データを画像処理パラメータ生成部2719に伝送する。また、CDLファイルに位置情報が含まれている場合には、色情報データ解釈部2721は、位置情報を拡大縮小率決定部2722に伝送する。位置情報は、注目物の位置を示す情報である。
表示パネル情報保持部2723は、出力パネル2717の解像度情報やフレームレート情報などを保持しており、拡大縮小率決定部2722からの要求に応じて情報を伝送する。
マーカー生成部2724は、拡大縮小率決定部2722から受信したマーカー位置情報を用いて、マーカーを生成する。そして、マーカー生成部2724は、生成したマーカーをブレンダ部2716に伝送する。
時刻T11において、色情報データ解釈部2721は、USB Host IF2720より受信したCDLファイルの解釈を実行する。そして、色情報データ解釈部2721は、CDLファイルに記載の色情報を取得し、画像処理パラメータ生成部2719に伝送する。
時刻T12において、画像処理パラメータ生成部2719は、取得した色情報を、画像処理部2714が使用可能なパラメータに変換する。そして、画像処理パラメータ生成部2719は、パラメータを画像処理部2714と色情報データ生成部2718に伝送する
。
時刻T14において、画像処理部2714は、取得したパラメータを用いて、SDIIF2713から受信した画像に画像処理を施す。
時刻T15において、色情報データ解釈部2721は、USB Host IF2720より受信したCDLファイルに位置情報が含まれているかを判断する。位置情報が含まれている場合には、色情報データ解釈部2721は、拡大縮小率決定部2722を経由してスケーラ部2715に位置情報を伝送する。また、色情報データ解釈部2721は、マーカー生成部2724にも位置情報を伝送する。
時刻T13、時刻T14、及び、時刻T15の動作は前後しても構わない。
時刻T18において、マーカー生成部2724は、色情報データ解釈部2721より取得した位置情報を用いてマーカーを生成し、ブレンダ部2716に伝送する。
時刻T17及び時刻T18の動作は前後しても構わない。
時刻T22において、出力パネル2717は、SDIIF部2713が受信した画像に、USB Host IF2720が受信したCDLファイルの内容を反映した結果を、表示する。具体的には、上記合成画像が表示される。
時刻T16において、色情報データ生成部2718は、時刻T13において更新したパラメータを、CDLファイルに記述する色情報に変換する。
時刻T19において、色情報データ生成部2718は、時刻T16で得られた色情報を用いてCDLファイルを生成する。
時刻T21において、色情報データ生成部2718は、CDLファイルをUSB Host IF2720に送信する。具体的には、色情報データ生成部2718は、CDLファイルを、USB Host IF2720を介して記憶媒体に保存する。
時刻T16、時刻T19、及び、時刻T21の動作は、上述した合成画像を生成する動作とは同期せずに実行可能である。但し、時刻T16、時刻T19、時刻T21の順序で動作が行われる。
また、ユーザが受信したCDLファイルに応じた色調整と異なる色調整を実施した場合に、実施した色調整を示すCDLファイルを記憶媒体に保存することができるため、ユー
ザの利便性を向上させることができる。
以下、本発明の実施例6に係る画像処理装置及びその制御方法について説明する。
本実施例では、画像の拡大や縮小に合わせてマーカーのサイズを変更する例を説明する。
なお、以下では、実施例5と異なる点について説明する。
本実施例に係る表示装置の概略構成は実施例5(図27)と同じである。
時刻T31の動作は図28の時刻T11の動作と同じであり、時刻T32の動作は図28の時刻T12の動作と同じであり、時刻T33の動作は図28の時刻T13の動作と同じである。
時刻T34において、拡大縮小率決定部2722は、表示パネル情報保持部2723より、表示パネルの解像度とアスペクト比の情報を取得する。
時刻T35の動作は、図28の時刻T14の動作と同じである。
時刻T37において、拡大縮小率決定部2722は、表示パネル情報保持部2723より取得した情報を用いて、画像の拡大率または縮小率を決定する。そして、拡大縮小率決定部2722は、決定した拡大率または縮小率をスケーラ部2715に伝送する。例えば、解像度とアスペクト比が表示パネルのそれらと一致するように、画像処理部2714から出力される画像の拡大率または縮小率が決定される。
時刻T39の動作は、図28の時刻T17の動作と同じである。
時刻T42において、マーカー生成部2724は、色情報データ解釈部2721より取得した領域情報と、拡大縮小率決定部2722より取得したマーカーの拡大率または縮小率とに基づいて、マーカーを生成する。そして、マーカー生成部2724は、マーカーをブレンダ部2716に伝送する。例えば、位置情報で示された位置に、アスペクト比で示されたサイズをスケーリング率でスケーリング(拡大または縮小)したサイズのマーカーが生成される。なお、スケーリング前のマーカーのサイズは、アスペクト比で示されたサイズでなく、表示装置に内に予め用意されたサイズであってもよい。
時刻T43の動作は図28の時刻T20の動作と同じであり、時刻T45の動作は図28の時刻T22の動作と同じである。
また、時刻T38の動作は図28の時刻T16の動作と同じであり、時刻T41の動作は図28の時刻T19の動作と同じであり、時刻T43の動作は図28の時刻T21の動作と同じである。そのため、実施例5と同様の動作によってCDLファイルが保存される。
に応じて調整される。具体的には、入力画像にスケーリング処理を施す場合に、入力画像に対するスケーリング処理に対応するスケーリング処理がマーカーに施される。そして、スケーリング処理後の入力画像にスケーリング処理後のマーカーが重畳された画像が表示パネルに表示される。それにより、表示パネルの仕様に依存せずに、表示パネルの仕様に応じたマーカーを生成して表示することができる。その結果、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、表示パネル固有の情報(表示解像度及び表示アスペクト比)を鑑みてスケーリング率が決定されるため、表示パネルの仕様に依存しないスケーリング率を決定することができる。その結果、ユーザの利便性を向上させることができる。
以下、本発明の実施例6に係る画像処理装置及びその制御方法について説明する。
本実施例では、受信したCDLファイルに、複数の注目物のそれぞれについての色情報及び位置情報(領域情報)が含まれている場合の例を説明する。
なお、以下では、実施例5,6と異なる点について説明する。
本実施例に係る表示装置の概略構成は実施例5(図27)と同じである。
まず、CDLファイルからマーカー画像データを生成し、合成画像データを生成する動作について説明する。
受信されたCDLファイルに複数の注目物に関する色情報及び領域情報が含まれている場合には、図29の時刻T36で行われていた動作が、時刻T31に行われる。即ち、時刻T31において、色情報データ解釈部2721は、USB Host IF2720より取得したCDLファイルから、注目領域毎に、色情報と領域情報(位置情報とアスペクト比)を紐付けて取得する。そして、色情報データ解釈部2721は、取得した情報を画像処理パラメータ生成部2719に伝送する。
スケーリング率を用いて、画像処理部2714から受信した画像のスケーリングを実行する。
時刻T33において、色情報データ生成部2718は、画像パラメータ生成部2719より取得したパラメータ及び領域情報を、保持している情報と比較する。具体的には、画像パラメータ生成部2719より取得した領域情報毎に、画像パラメータ生成部2719より取得したパラメータと、保持しているパラメータとが比較される。そして、取得したパラメータが保持しているパラメータと一致しない場合には、色情報データ生成部2718は、保持しているパラメータを、取得したパラメータに更新する。取得したパラメータの領域情報と同じ領域情報のパラメータが保持されていない場合には、色情報データ生成部2718は、取得したパラメータを新たに保存する。
時刻T38において、色情報データ生成部2718は、更新または新規に保存されたパラメータを、CDLファイルに記述する色情報に変換する。更新または新規に保存されたパラメータが複数存在する場合には、更新または新規に保存された複数のパラメータのそれぞれが、色情報に変換される。
時刻T41において、色情報データ生成部2718は、時刻T38に得た全ての色情報と、色情報に対応する領域情報とから、1つのCDLファイルを生成する。
時刻T44において、色情報データ生成部2718は、時刻T41に生成されたCDLファイルを、USB Host IF20を介して記憶媒体に保存する。
本発明の実施例8について説明する。実施例8では、複数の領域の画像調整値を含むファイルを外部から読み込み、複数の領域に対して個別に画像調整が施された画像を表示装置に表示する例を説明する。
図31は、本実施例に係る表示装置の構成を示すブロック図である。図31には、本実
施例に係る表示装置とその周辺機器との接続も示されている。
画像出力装置3200は、内部に保存してある画像データをSDI、DVI、Displayport等の画像信号に変換し、画像信号を表示装置3100に出力する。
外部保存装置3000は、表示装置3100で画像調整を行う際に使用する画像調整値が格納された画像調整ファイルを記憶している。表示装置3100は、外部保存装置3000から画像調整ファイルを読み込み(取得し)、表示している画像信号に対して画像調整を施す。画像調整は、画像調整ファイルを用いて行われる。外部保存装置3000の具体的な例として、USBメモリや、HDD等が挙げられる。
画像デコード部3101は、画像出力装置3200から入力された画像信号をデコードし、デコードされた画像信号を画像調整部3102に出力する。
画像調整部3102は、画像デコード部3101から入力された画像信号に対し、外部保存装置3000に保存された画像調整ファイル(具体的には画像調整ファイルから生成された画像調整情報)を用いた画像調整を施す。そして、画像調整部3102は、画像調整が施された画像信号を画像表示部3103に出力する。
画像表示部3103は、画像調整部3102から出力された画像信号を表示する。
操作部3104は、表示装置3100に対するユーザ操作(入力切替や画像調整操作等)が行われた場合に、行われたユーザ操作を示す操作情報を受信し、受信した操作情報を制御部3107に送信する。
調整情報入力部3105は、表示装置3100と外部保存装置3000を接続するための通信インターフェースであり、外部保存装置3000との間の通信制御を行う。
調整情報解析部3106は、外部保存装置3000から送られた画像調整ファイルを解析し、画像調整ファイルから画像調整に必要な画像調整情報を生成し、画像調整部3102に出力する。
制御部3107は、内部バスを通して表示装置3100内の上記機能部を制御する。
次に、調整情報解析部3106は、取得した画像調整ファイルを解析し、画像全体に施すべき画像調整値(全体調整値)が画像調整ファイルに含まれているか否かを判断する(S3202)。全体調整値が含まれている場合には、S3203へ処理が進められ、全体調整値が含まれていない場合には、S3204へ処理が進められる。図26に示すように、画像調整ファイル(CDLファイル)において、全体調整値に対して「全体」というヘッダが記述されている場合には、「全体」というヘッダの有無から、全体調整値の有無を判断することができる。なお、全体調整値の有無の判断方法はこれに限らない。例えば、画像調整ファイルに含まれる画像調整値のうち、領域の指定が無い画像調整値が、全体調整値として判断されてもよい。
るためのLUTを算出し、Saturationの値から画像信号の色域を調整するためのLUTを生成する、方法が考えられる。画像調整ファイルの画像調整値から表示装置3100で用いる画像調整情報への変換方法は特に限定されない。
次に、調整情報解析部3106は、取得した画像調整ファイルから、S3205で取得した部分調整値に対応する領域の領域情報を取得する(S3206)。例えば、図26の「エリア1」の領域情報として、Position(x1,y1)、Size(X1,Y1)が取得される。
そして、調整情報解析部3106は、部分調整値と領域情報が取得されていない領域が存在するか否かを判断する(S3207)。全ての領域について部分調整値と領域情報が取得された場合には、S3208へ処理が進められる。部分調整値と領域情報が取得されていない領域が存在する場合には、S3205へ処理が戻され、全ての領域について部分調整値と領域情報が取得されるまでS3205〜S3207の処理が繰り返される。
なお、以下では、領域情報で示された領域の画像をトリミングし、トリミングした領域に対して部分調整情報を用いた画像調整を施す例を説明するが、画像調整の方法はこれに限らない。例えば、トリミングを行わずに、領域情報で示された領域内の画素値を部分調整情報を用いて調整してもよい。
なお、以下では、最大で2つの領域の部分調整情報と領域情報が取得され、領域毎の画像調整を並列に実行可能な構成について説明するが、本発明の構成はこれに限らない。3つ以上の領域の部分調整情報と領域情報が取得されてもよい。そして、複数の領域の画像調整が順番に行われてもよい。
画像デコード部3101から出力された画像信号は、調整値設定部3311、第1の部
分調整値設定部3312、及び、第2の部分調整値設定部3313に入力される。
以下、図34に示す画像信号が入力された場合の処理を例に説明を行う。
リミング部3314から出力された画像信号、及び、第2の画像トリミング部3315から出力された画像信号を合成することにより、合成画像信号を生成する。そして、画像合成部3316は、合成画像信号を画像表示部3103に出力する。具体的には、図38に示すように、調整値設定部3311から出力された画像信号によって表される画像に、第1の画像トリミング部3314から出力された画像信号によって表される画像と、第2の画像トリミング部3315から出力された画像信号によって表される画像とが重畳された合成画像信号が出力される。
本発明の実施例9について説明する。本実施例では、複数の画像調整ファイルを取得する例を説明する。
本実施例に係る表示装置の構成は実施例8と同じであるため、その説明は省略する。
複数の画像調整ファイルの取得は、例えば、以下の手順で取得される。まず、画像表示部3103に外部保存装置3000に保存されている画像調整ファイルが提示される。次に、ユーザが操作部3104を用いて複数の画像調整ファイルを選択する。そして、ユーザが選択した複数の画像調整ファイルが外部保存装置3000から表示装置に送られる。
なお、画像調整ファイルの取得方法は上記方法に限らない。例えば、外部保存装置3000に保存されているファイルの中から、画像調整ファイルと同じ拡張子を持つファイルが検索され、画像調整ファイルと同じ拡張子を持つファイルが順次取得されてもよい。
S4001〜S4006、S4008の処理は、実施例8におけるS3201〜S3206、S3208の処理と同じである。
S4006の次に、調整情報解析部3106は、全ての画像調整ファイルの画像調整情報が取得されたか否かを判断する(S4007)。全ての画像調整ファイルの画像調整情報が取得された場合には、S4008に処理が進められる。画像調整情報が取得されていない画像調整ファイルが存在する場合には、S4001に処理が戻され、全ての画像調整ファイルの画像調整情報が取得されるまでS4001〜S4007の処理が繰り返される。
本発明の実施例10について説明する。本実施例では、画像調整ファイルに、当該画像調整ファイルに関連する画像を示す画像情報が含まれている場合の例を説明する。
本実施例に係る表示装置の構成は実施例9と同じであるため、その説明は省略する。
まず、調整情報解析部3106は、画像デコード部3101でデコードした画像信号から、当該画像信号のタイムコードを取得する(S4201)。
次に、調整情報解析部3106は、外部保存装置3000に保存されている画像調整ファイルの中に、調整処理の対象の画像信号のタイムコード(S4201で取得されたタイムコード)が記述された画像調整ファイルがあるか否かを調べる(S4202)。処理対象の画像信号のタイムコードが記述された画像調整ファイルがある場合には、S4203に処理が進められる。処理対象の画像信号のタイムコードが記述された画像調整ファイルがない場合には、画像調整ファイルは取得されず、本フローが終了される。
S4203では、調整情報解析部3106は、調整処理の対象の画像信号のタイムコード(S4201で取得されたタイムコード)が記述された画像調整ファイルを取得する。図41に示す4つの画像調整ファイルが外部保存装置3000に保存されおり、処理対象の画像信号のタイムコードがNNである場合には、画像調整ファイルA、画像調整ファイルB、及び、画像調整ファイルCが取得される。
なお、本実施例に係る画像調整ファイルの取得方法は、実施例8に適用することもできる。
1215 彩度調整部
1250 特徴量検出部
1260 加重合成部
1270 スクリプト出力部
Claims (22)
- 入力画像の少なくとも一部の領域に対して色調整処理を施し、出力画像を生成する調整手段と、
前記色調整処理の変換特性を近似する近似式を決定する決定手段と、
前記決定手段で決定された前記近似式を表す情報と、少なくとも前記一部の領域の空間的な位置を表す領域情報と、を含む色調整情報を出力する出力手段と、
を有し、
画像の色空間が複数の色範囲に区分されており、
前記決定手段は、
少なくとも前記一部の領域内の画像の色分布に関する特徴量を取得し、
取得した前記特徴量に基づいて、前記複数の色範囲のそれぞれについて当該色範囲の変換特性を近似する近似式を表す情報を区分特性として取得して、前記複数の色範囲のそれぞれの区分特性を合成することにより、前記複数の色範囲のそれぞれの近似式を合成した近似式を表す情報を合成特性として生成し、
前記出力手段は、前記近似式を表す情報として、前記合成特性を出力する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記色分布に関する特徴量は、色ヒストグラムである
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記決定手段は、各々の色範囲に対応する前記色ヒストグラムの度数に応じた重みで区分特性を合成することにより前記合成特性を生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記近似式は、入力画素値と出力画素値の関係を表す一次式であり、
前記近似式を表す情報は、前記一次式の係数である
ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。 - 前記決定手段は、各々の色範囲に対応する前記色ヒストグラムの度数に応じた重みで、
区分特性である係数の値を加重平均することにより、前記合成特性である係数の値を算出する
ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。 - 前記調整手段は、3次元のルックアップテーブルにより前記色調整処理を行うものであり、
前記決定手段は、前記ルックアップテーブルの隣接する複数の格子点の入力画素値と出力画素値の情報から、前記隣接する複数の格子点を含む色範囲の区分特性を算出する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - ユーザ指示に応じて、前記一部の領域を設定する設定手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記入力画像の注目すべき領域の複数の候補を表示装置に表示する表示手段と、
前記複数の候補のうちのいずれかを前記色調整処理を施す領域としてユーザに選択させる選択手段と、
をさらに有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記複数の候補は、セーフティゾーンマーカーで囲まれた領域をグリッドマーカーで分割して得られる複数の領域であり、
前記表示手段は、前記セーフティゾーンマーカーと前記グリッドマーカーを前記入力画像に重畳した画像を前記表示装置に表示する
ことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。 - 入力画像の少なくとも一部の領域に対して色調整処理を施し、出力画像を生成する調整手段と、
前記色調整処理の変換特性を近似する近似式を決定する決定手段と、
前記決定手段で決定された前記近似式を表す情報と、少なくとも前記一部の領域の空間的な位置を表す領域情報と、を含む色調整情報を出力する出力手段と、
前記入力画像の注目すべき領域の少なくとも位置を示す領域情報を取得し、前記入力画像の前記領域情報で示された位置にマーカーが重畳された画像を表示装置に出力する画像出力手段と、
前記表示装置に表示された画像の領域から、前記色調整処理を施す領域をユーザに選択させる選択手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記入力画像の注目すべき領域が複数存在する場合に、前記画像出力手段は、注目すべき前記複数の領域のそれぞれの領域情報を取得し、注目すべき前記複数の領域のそれぞれにマーカーが重畳された画像を前記表示装置に出力する
ことを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。 - 前記調整手段は、複数の領域に対して個別に色調整処理が施された画像が得られるように、前記入力画像に対して色調整処理を施す
ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 入力画像の少なくとも一部の領域に対して色調整処理を施し、出力画像を生成する調整手段と、
前記色調整処理の変換特性を近似する近似式を決定する決定手段と、
前記決定手段で決定された前記近似式を表す情報と、少なくとも前記一部の領域の空間的な位置を表す領域情報と、を含む色調整情報を出力する出力手段と、
複数の領域を示す複数の領域情報を含む1つのファイルを取得するファイル取得手段と、
を有し、
前記調整手段は、前記複数の領域情報によって示された前記複数の領域に対して個別に色調整処理が施された画像が得られるように、前記入力画像に対して色調整処理を施す
ことを特徴とする画像処理装置。 - 入力画像の少なくとも一部の領域に対して色調整処理を施し、出力画像を生成する調整手段と、
前記色調整処理の変換特性を近似する近似式を決定する決定手段と、
前記決定手段で決定された前記近似式を表す情報と、少なくとも前記一部の領域の空間的な位置を表す領域情報と、を含む色調整情報を出力する出力手段と、
複数の領域を示す複数の領域情報を含む複数のファイルを取得するファイル取得手段と、
を有し、
前記調整手段は、前記複数のファイルが含む複数の領域情報によって示された複数の領域に対して個別に色調整処理が施された画像が得られるように、前記入力画像に対して色調整処理を施す
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記ファイルは、当該ファイルに関連する画像を示す画像情報を含み、
前記ファイル取得手段は、前記入力画像に関連するファイルを取得する
ことを特徴とする請求項13または14に記載の画像処理装置。 - 入力画像に対して色調整処理を施し、出力画像を生成する調整手段と、
前記色調整処理の変換特性を近似する近似式を決定する決定手段と、
前記決定手段で決定された前記近似式を表す情報を含む色調整情報を出力する出力手段と、
を有し、
画像の色空間が複数の色範囲に区分されており、
前記決定手段は、
前記入力画像の色分布に関する特徴量を取得し、
取得した前記特徴量に基づいて、前記複数の色範囲のそれぞれについて当該色範囲の変換特性を近似する近似式を表す情報を区分特性として取得して、前記複数の色範囲のそれぞれの区分特性を合成することにより、前記複数の色範囲のそれぞれの近似式を合成した近似式を表す情報を合成特性として生成し、
前記出力手段は、前記近似式を表す情報として、前記合成特性を出力する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記色調整処理は、ASC−CDLに係る色調整処理である
ことを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 入力画像の少なくとも一部の領域に対して色調整処理を施し、出力画像を生成する調整ステップと、
前記色調整処理の変換特性を近似する近似式を決定する決定ステップと、
前記決定ステップで決定された前記近似式を表す情報と、少なくとも前記一部の領域の空間的な位置を表す領域情報と、を含む色調整情報を出力する出力ステップと、
を有し、
画像の色空間が複数の色範囲に区分されており、
前記決定ステップでは、
少なくとも前記一部の領域内の画像の色分布に関する特徴量を取得し、
取得した前記特徴量に基づいて、前記複数の色範囲のそれぞれについて当該色範囲の変換特性を近似する近似式を表す情報を区分特性として取得して、前記複数の色範囲のそれぞれの区分特性を合成することにより、前記複数の色範囲のそれぞれの近似式を合成した近似式を表す情報を合成特性として生成し、
前記出力ステップでは、前記近似式を表す情報として、前記合成特性を出力する
ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 入力画像の少なくとも一部の領域に対して色調整処理を施し、出力画像を生成する調整ステップと、
前記色調整処理の変換特性を近似する近似式を決定する決定ステップと、
前記決定ステップで決定された前記近似式を表す情報と、少なくとも前記一部の領域の空間的な位置を表す領域情報と、を含む色調整情報を出力する出力ステップと、
前記入力画像の注目すべき領域の少なくとも位置を示す領域情報を取得し、前記入力画像の前記領域情報で示された位置にマーカーが重畳された画像を表示装置に出力する画像出力ステップと、
前記表示装置に表示された画像の領域から、前記色調整処理を施す領域をユーザに選択させる選択ステップと、
を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 入力画像の少なくとも一部の領域に対して色調整処理を施し、出力画像を生成する調整ステップと、
前記色調整処理の変換特性を近似する近似式を決定する決定ステップと、
前記決定ステップで決定された前記近似式を表す情報と、少なくとも前記一部の領域の空間的な位置を表す領域情報と、を含む色調整情報を出力する出力ステップと、
複数の領域を示す複数の領域情報を含む1つのファイルを取得するファイル取得ステップと、
を有し、
前記調整ステップでは、前記複数の領域情報によって示された前記複数の領域に対して個別に色調整処理が施された画像が得られるように、前記入力画像に対して色調整処理を施す
ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 入力画像の少なくとも一部の領域に対して色調整処理を施し、出力画像を生成する調整ステップと、
前記色調整処理の変換特性を近似する近似式を決定する決定ステップと、
前記決定ステップで決定された前記近似式を表す情報と、少なくとも前記一部の領域の空間的な位置を表す領域情報と、を含む色調整情報を出力する出力ステップと、
複数の領域を示す複数の領域情報を含む複数のファイルを取得するファイル取得ステップと、
を有し、
前記調整ステップでは、前記複数のファイルが含む複数の領域情報によって示された複数の領域に対して個別に色調整処理が施された画像が得られるように、前記入力画像に対して色調整処理を施す
ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 入力画像に対して色調整処理を施し、出力画像を生成する調整ステップと、
前記色調整処理の変換特性を近似する近似式を決定する決定ステップと、
前記決定ステップで決定された前記近似式を表す情報を含む色調整情報を出力する出力ステップと、
を有し、
画像の色空間が複数の色範囲に区分されており、
前記決定ステップでは、
前記入力画像の色分布に関する特徴量を取得し、
取得した前記特徴量に基づいて、前記複数の色範囲のそれぞれについて当該色範囲の変換特性を近似する近似式を表す情報を区分特性として取得して、前記複数の色範囲のそれぞれの区分特性を合成することにより、前記複数の色範囲のそれぞれの近似式を合成した近似式を表す情報を合成特性として生成し、
前記出力ステップでは、前記近似式を表す情報として、前記合成特性を出力する
ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
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