以下に、図面を参照して、本発明にかかる支援可能要員抽出プログラム、支援可能要員抽出方法、および支援可能要員抽出装置の実施の形態を詳細に説明する。
(支援可能要員を抽出する一例)
図1は、支援可能要員を抽出する一例について説明する説明図である。図1において、支援可能要員抽出装置100は、支援可能要員抽出プログラムを実行するコンピュータである。以下の説明では、支援可能要員抽出装置100を「抽出装置100」と表記する場合がある。
住民は、ライフイベントの発生に伴って、役所に赴き、複数の届出や申請を行うことがある。ライフイベントは、人の一生涯のうちに発生する種々の出来事である。ライフイベントは、例えば、役所などに赴き、複数の届出や申請に関する手続を行う必要性が生じる出来事である。ライフイベントは、具体的には、市外からの転入、市外への転出、および市内での転居などの引っ越し、妊娠・出産、婚姻、離婚、死亡、世帯主変更などである。
住民は、役所に赴くと、ライフイベントに関する届出や申請などに関する手続を担当する部署を訪れて、手続を行う。部署は、手続を分担して処理する集団や場所である。部署は、例えば、役所の課である。部署は、具体的には、市民課、税務課、年金課、福祉課などである。
ここで、特定の部署を訪れる住民の人数が多くなり、特定の部署が混雑すると、特定の部署で住民の手続を処理するのが滞ってしまうことがある。例えば、人事異動が主に3月下旬から4月上旬に行われるため、3月下旬から4月上旬は住民票担当課が混雑してしまう。また、確定申告のように期間が決められている申請手続(例えば平成25年では、平成25年2月18日(月)から平成25年3月15日(金)まで)については、2月から3月は税務担当課が混雑してしまう。
しかしながら、特定の部署が混雑している場合などに他の部署の人員に特定の部署を一時的に支援させようとしても、どの部署に所属するどの人員を選んで特定の部署に一時的に移動させて特定の部署を支援させればよいかを判断することは困難である。
そこで、本実施の形態にかかる抽出装置100は、混雑している特定の部署の支援可能要員を抽出することができる。支援可能要員は、混雑している特定の部署における住民の手続を処理することができる人員である。支援可能要員は、例えば、混雑している特定の部署に所属したことがあり、現在は当該特定の部署とは異なる部署に所属している人員である。
図1の例では、市民課101、税務課102、年金課103を例に挙げて、抽出装置100が支援可能要員を抽出する一例について説明する。
市民課101には、職員1と職員2とが所属している。それぞれの職員は、一度に、1人の住民の手続を処理することができるとする。市民課101には、3人の住民が訪れている。3人の住民のうちの、2人の住民は手続を処理してもらっており、1人の住民は手続を処理してもらうのを待っている。
税務課102には、職員3と職員4とが所属している。税務課102には、1人の住民が訪れている。1人の住民は、手続を処理してもらっている。年金課103には、職員5と職員6とが所属している。年金課103には、住民が訪れていない。
図1において、抽出装置100は、改正情報111〜113と、履歴情報121〜129とを記憶する。改正情報111〜113は、法律名称と、法律の改正時期と、法律の改正が影響する業務を行う課と、法律の改正による当該業務への影響の大きさとを対応付けた情報である。
履歴情報121〜129は、職員の氏名と、職員が所属した課と、職員が課に所属開始した時期とを対応付けた情報である。以下の説明では、職員が所属した課を「所属課」と表記する場合がある。
抽出装置100は、例えば、各課の住民の人数を取得し、履歴情報121〜129を参照して、市民課101において職員の人数より住民の人数の方が多くなったことを検出し、市民課101が混雑していると判定する。抽出装置100は、市民課101が混雑していると判定したため、市民課101への支援可能要員を抽出する。
また、抽出装置100は、市民課101とは異なる課であって、混雑していない課として、税務課102および年金課103を特定する。混雑していない課は、例えば、職員の人数より住民の人数の方が少ない課である。また、混雑していない課は、例えば、職員の人数と住民の人数が同じ課には他の課に移動可能な人員がいないため、職員の人数と住民の人数が同じ課を含まない。
次に、抽出装置100は、履歴情報121〜129を参照して、特定した税務課102または年金課103に所属し、混雑している課と判定した市民課101に所属したことがある職員3および職員5を特定する。そして、抽出装置100は、履歴情報121〜129を参照して、特定した職員3の市民課101への所属期間「2009年4月〜2012年3月」、および特定した職員5の市民課101への所属期間「2006年4月〜2009年3月」を特定する。
次に、抽出装置100は、改正情報111〜113を参照して、混雑していると判定した市民課101の業務に影響する法律「住基法(住民基本台帳法)」の改正時期「2010年10月」を特定する。そして、抽出装置100は、特定した職員3および職員5のうち、特定した市民課101への所属期間に特定した法律「住基法」の改正時期「2010年10月」が含まれる職員3を、市民課101への支援可能要員として抽出する。
これにより、抽出装置100は、混雑している特定の課への支援可能要員として、当該特定の課の業務に影響する法律の改正時期以降に当該業務を経験したことがあり、当該業務を適切に行うことができる人員を抽出することができる。そして、抽出装置100は、抽出した人員の情報を、ユーザに通知することができる。
結果として、ユーザは、通知された情報に基づいて、混雑している特定の課の支援要員を決定しやすくなる。そして、ユーザは、支援可能要員として抽出された人員に、混雑している特定の課の一時的な支援要員として、当該特定の課に移動するように指示すれば、当該特定の課の混雑を緩和することができる。また、住民は、混雑している特定の課を訪れてから、手続を処理してもらうまでの待ち時間が短縮され、時間的および心理的な負担を低減することができる。
ここでは、抽出装置100は、いずれかの課が混雑していると判定した場合に、いずれかの課の支援可能要員を抽出したが、これに限らない。例えば、抽出装置100は、いずれかの課から支援可能要員の抽出要求を受信した場合に、いずれかの課の支援可能要員を抽出してもよい。
また、抽出装置100は、各課の混雑度合いを監視して各課の人員配置を管理する管理課からいずれかの課の支援可能要員の抽出要求を受信した場合に、いずれかの課の支援可能要員を抽出してもよい。管理課の職員は、例えば、各課の混雑度合い、または各課の人員1人が対処する住民の人数の割合などに偏りが生じている場合に、管理課に設けられたコンピュータを用いて、抽出装置100にいずれかの課の支援可能要員の抽出要求を送信してもよい。
ここでは、抽出装置100は、混雑していない課として、職員の人数より住民の人数の方が少ない課を特定したが、これに限らない。例えば、抽出装置100は、1年のうちで各課が混雑しない月を記憶しておき、支援可能要員を抽出する時に混雑しない月に該当している課を特定してもよい。
(人員配置システム200の一例)
次に、図1に示した抽出装置100を適用する、人員配置システム200の一例について説明する。
図2は、人員配置システム200の一例を示す説明図である。図2において、人員配置システム200は、抽出装置100と、クライアント装置202−1〜202−6と、情報蓄積装置203−1〜203−4とを含む。
以下の説明では、クライアント装置202−1〜202−6を、「クライアント装置202」と表記する場合がある。情報蓄積装置203−1〜203−4を、「情報蓄積装置203」と表記する場合がある。
人員配置システム200において、抽出装置100とクライアント装置202−1〜202−6と情報蓄積装置203−1〜203−4は、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
クライアント装置202は、役所の各課に設けられるコンピュータである。各課は、総合受付課、福祉課、健康保険課、年金課、税務課、戸籍課、市民課、管理課などである。クライアント装置202は、住民の処理の進行状況の変化に応じて、住民の処理の進行状況を示す情報を、情報蓄積装置203−1に送信する。
情報蓄積装置203−1は、図6に後述する受付情報DB(Data Base)600を有し、役所の各課における住民の処理の進行状況を示す情報を蓄積するコンピュータである。情報蓄積装置203−2は、図7に後述する所属情報DB700や図8に後述する履歴情報DB800を有し、各課に所属する職員の情報を蓄積するコンピュータである。
情報蓄積装置203−3は、図9に後述する改正情報DB900を有し、役所の各課の業務に影響する法律の改正についての情報を蓄積するコンピュータである。情報蓄積装置203−4は、図10に後述する移動時間情報DB1000を有し、役所の各課間での移動時間の情報を蓄積するコンピュータである。
ここでは、抽出装置100とクライアント装置202と情報蓄積装置203とは別々の装置であるとして規定したが、これに限らない。例えば、抽出装置100は、いずれかのクライアント装置202と一体であってもよい。
また、例えば、抽出装置100は、いずれかの情報蓄積装置203と一体であってもよい。具体的には、抽出装置100が、情報蓄積装置203−1の代わりに、図6に後述する受付情報DB600を記憶してもよい。この場合では、人員配置システム200に、情報蓄積装置203−1はなくてもよい。また、抽出装置100が、情報蓄積装置203−1〜203−4の代わりに、上述した各種DBを記憶してもよい。この場合では、人員配置システム200に、情報蓄積装置203はなくてもよい。
(抽出装置100のハードウェア構成例)
次に、図3を用いて、抽出装置100のハードウェア構成例について説明する。
図3は、抽出装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、抽出装置100は、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、I/F(Interface)303と、ディスクドライブ304と、ディスク305と、を有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、抽出装置100の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
I/F303は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータ(例えば、図2に示したクライアント装置202や情報蓄積装置203)に接続される。そして、I/F303は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。I/F303には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスクドライブ304は、CPU301の制御に従ってディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク305は、ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク305としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。抽出装置100は、上述した構成部のほか、例えば、SSD(Solid State Drive)、キーボード、マウス、ディスプレイなどを有することにしてもよい。
(クライアント装置202のハードウェア構成例)
次に、図4を用いて、クライアント装置202のハードウェア構成例について説明する。
図4は、クライアント装置202のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、クライアント装置202は、CPU401と、メモリ402と、ディスクドライブ403と、ディスク404と、I/F405と、ディスプレイ406と、入力装置407と、を有する。また、各構成部はバス400によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU401は、クライアント装置202の全体の制御を司る。メモリ402は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU401のワークエリアとして使用される。メモリ402に記憶されるプログラムは、CPU401にロードされることで、コーディングされている処理をCPU401に実行させる。
ディスクドライブ403は、CPU401の制御に従ってディスク404に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク404は、ディスクドライブ403の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク404としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
I/F405は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータ(例えば、図2に示した抽出装置100や情報蓄積装置203)に接続される。そして、I/F405は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。
ディスプレイ406は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ406は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどを採用することができる。
入力装置407は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う。入力装置407は、キーボードやマウスなどであってもよく、また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。
クライアント装置202は、上述した構成部のうち、例えば、ディスクドライブ403、ディスク404などを有さないことにしてもよい。また、クライアント装置202は、上述した構成部のほか、例えば、SSD、スキャナ、プリンタなどを有することにしてもよい。
(情報蓄積装置203のハードウェア構成例)
次に、図5を用いて、情報蓄積装置203のハードウェア構成例について説明する。
図5は、情報蓄積装置203のハードウェア構成例を示すブロック図である。図5において、情報蓄積装置203は、CPU501と、メモリ502と、I/F503と、ディスクドライブ504と、ディスク505と、を有する。また、各構成部は、バス500によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU501は、情報蓄積装置203の全体の制御を司る。メモリ502は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU501のワークエリアとして使用される。メモリ502に記憶されるプログラムは、CPU501にロードされることで、コーディングされている処理をCPU501に実行させる。メモリ502は、図6に後述する受付情報DB600、図7に後述する所属情報DB700、図8に後述する履歴情報DB800、図9に後述する改正情報DB900、または図10に後述する移動時間情報DB1000などの各種DBを記憶する。
I/F503は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータ(例えば、図2に示した抽出装置100やクライアント装置202)に接続される。そして、I/F503は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。I/F503には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスクドライブ504は、CPU501の制御に従ってディスク505に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク505は、ディスクドライブ504の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク505は、メモリ502の代わりに、上述した各種DBを記憶してもよい。ディスク505としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。情報蓄積装置203は、上述した構成部のほか、例えば、SSD、キーボード、マウス、ディスプレイなどを有することにしてもよい。
(受付情報DB600の記憶内容)
次に、図6を用いて、受付情報DB600の記憶内容の一例について説明する。受付情報DB600は、例えば、図5に示したメモリ502などの記憶領域によって実現される。
図6は、受付情報DB600の記憶内容の一例を示す説明図である。図6に示すように、受付情報DB600は、受付日項目と受付時刻項目との組み合わせに対応付けて、担当課項目と、担当職員項目と、申請者項目と、手続内容項目と、ステータス項目と、を有する。
受付情報DB600は、住民からの届出や申請を受け付けるごとに各項目に情報が設定されることにより、レコード601〜604などを記憶する。受付情報DB600は、住民からの届出や申請に関する手続の進行状況が変化するごとに、各項目の情報が変更されることにより、レコード601〜604などを更新する。
受付日項目には、住民からの届出や申請を受け付けた日付が記憶される。受付時刻項目には、住民からの届出や申請を受け付けた時刻が記憶される。担当課項目には、住民からの届出や申請に関する手続を担当する課の識別情報が記憶される。課の識別情報は、例えば、課の名称である。課の識別情報は、具体的には、福祉課や年金課である。
担当職員項目には、住民からの届出や申請に関する手続を処理する職員の識別情報が記憶される。職員の識別情報は、例えば、職員の氏名や職員に割り振られた番号である。職員の識別情報は、具体的には、職員1や職員2である。申請者項目には、届出や申請に関する手続を行う住民の識別情報が記憶される。住民の識別情報は、例えば、住民の氏名や、住民からの届出や申請を受け付けた際に住民に割り振られた番号である。住民の識別情報は、具体的には、申請者Aや申請者Bである。
手続内容項目には、住民からの届出や申請に関する手続の内容を示す情報が記憶される。手続の内容を示す情報は、例えば、児童手当や免除申請などである。ステータス項目には、住民からの届出や申請に関する手続の進行状況を示す情報が記憶される。進行状況を示す情報は、例えば、総合受付課において担当課を案内された状況を示す「案内完了」、担当課において手続を処理している状況を示す「対処中」などである。
進行状況を示す情報は、例えば、手続を終了した状況を示す「終了」などであってもよい。また、進行状況を示す情報として手続を終了した状況を示す「終了」などを用いずに、手続を終了した場合にはレコードが削除されることにしてもよい。進行状況を示す情報は、例えば、住民が印鑑や通帳などを持参し忘れたため、後日、再び担当課を訪れるという状況を示す「保留中」などであってもよい。
(所属情報DB700の記憶内容)
次に、図7を用いて、所属情報DB700の記憶内容の一例について説明する。所属情報DB700は、例えば、図5に示したメモリ502などの記憶領域によって実現される。
図7は、所属情報DB700の記憶内容の一例を示す説明図である。図7に示すように、所属情報DB700は、課項目に対応付けて、職員項目を有し、役所に存在する課ごとに各項目に情報が設定されることにより、レコード701〜702などを記憶する。
課項目には、役所に存在する課の識別情報が記憶される。課の識別情報は、例えば、受付情報DB600の場合と同様である。職員項目には、役所に存在する課に所属する職員の識別情報が記憶される。職員の識別情報は、例えば、受付情報DB600の場合と同様である。
所属情報DB700は、さらに、出勤項目を有してもよい。出勤項目には、職員が出勤しているか否かを示す情報が記憶される。これにより、抽出装置100は、出勤していない職員を除外して、各課に所属する職員の人数の代わりに、現在、各課に出勤している職員の人数を用いることができる。
(履歴情報DB800の記憶内容)
次に、図8を用いて、履歴情報DB800の記憶内容の一例について説明する。履歴情報DB800は、例えば、図5に示したメモリ502などの記憶領域によって実現される。
図8は、履歴情報DB800の記憶内容の一例を示す説明図である。図8に示すように、履歴情報DB800は、職員項目に対応付けて、経験年数項目と、所属課項目と、所属係項目と、所属開始項目と、所属終了項目と、を有し、職員ごとに各項目に情報が設定されることにより、レコード801〜814などを記憶する。
職員項目には、職員の識別情報が記憶される。職員の識別情報は、例えば、受付情報DB600の場合と同様である。経験年数項目には、職員が課に所属した年数が記憶される。所属課項目には、職員が所属した課の識別情報が記憶される。課の識別情報は、例えば、受付情報DB600の場合と同様である。所属係項目には、職員が所属した課で職員が経験した業務で処理した手続の内容を示す情報が記憶される。手続の内容を示す情報は、例えば、受付情報DB600の場合と同様である。所属開始項目には、職員が課への所属を開始した日付が記憶される。所属終了項目には、職員が課への所属を終了した日付が記憶される。
(改正情報DB900の記憶内容)
次に、図9を用いて、改正情報DB900の記憶内容の一例について説明する。改正情報DB900は、例えば、図5に示したメモリ502などの記憶領域によって実現される。
図9は、改正情報DB900の記憶内容の一例を示す説明図である。図9に示すように、改正情報DB900は、法律名称項目に対応付けて、改正時期項目と、影響項目と、業務内容項目と、を有する。改正情報DB900は、いずれかの課の業務に影響する法律が改正されるごとに各項目に情報が設定されることにより、レコード901〜904などを記憶する。
法律名称項目には、改正された法律の識別情報が記憶される。法律の識別情報は、例えば、法律の名称である。法律の識別情報は、具体的には、住基法、国民年金法、税法などである。改正時期項目には、法律が改正された時期が記憶される。時期は、例えば、年と月である。時期は、年のみであってもよいし、年と月と日付であってもよい。
影響項目には、法律が改正されたことにより課の業務に与える影響の大きさが記憶される。影響の大きさは、例えば、大または小の2種類である。影響の大きさは、大・中・小の3種類であってもよいし、段階的な数値で表されてもよい。業務内容項目には、法律が改正されたことにより影響がある業務で処理する手続の内容を示す情報が記憶される。手続の内容を示す情報は、例えば、受付情報DB600の場合と同様である。
ここでは、改正情報DB900は、法律と当該法律の改正が影響する課とが1対1である場合のレコードを記憶したが、これに限らない。例えば、改正情報DB900は、1つの法律に対して当該法律の改正が影響する課が複数ある場合には、課ごとにレコードを記憶してもよい。
ここでは、改正情報DB900は、法律が改正されたことにより課の業務に与える影響が小さい場合のレコードも記憶したが、これに限らない。例えば、改正情報DB900は、影響が小さい場合にはレコードを記憶しなくてもよい。
(移動時間情報DB1000の記憶内容)
次に、図10を用いて、移動時間情報DB1000の記憶内容の一例について説明する。移動時間情報DB1000は、例えば、図5に示したメモリ502などの記憶領域によって実現される。
図10は、移動時間情報DB1000の記憶内容の一例を示す説明図である。図10に示すように、移動時間情報DB1000は、出発課項目に対応付けて、到着課項目と、所要時間項目と、を有し、役所に存在する課ごとに各項目に情報が設定されることにより、レコード1001〜1003などを記憶する。
出発課項目には、移動開始する課の識別情報が記憶される。課の識別情報は、例えば、受付情報DB600の場合と同様である。到着課項目には、移動終了する課の識別情報が記憶される。所要時間項目には、出発課から到着課まで移動するのにかかる移動時間が記憶される。移動時間の単位は、例えば、分であるが、これに限らない。移動時間の単位は、時間であってもよいし、秒であってもよい。
ここでは、移動時間情報DB1000は、出発課と到着課と区別したが、これに限らない。例えば、移動時間情報DB1000は、出発課から到着課までの往路の移動時間が到着課から出発課までの復路の移動時間と同じであるとして、出発課と到着課との組み合わせごとにレコードを記憶し、出発課と到着課とを入れ替えたレコードを記憶しなくてもよい。
(抽出装置100の機能的構成例)
次に、図11を用いて、抽出装置100の機能的構成例について説明する。
図11は、抽出装置100の機能的構成例を示すブロック図である。抽出装置100は、制御部となる機能として、記憶部1101と、算出部1102と、選択部1103と、特定部1104と、抽出部1105と、出力部1106と、を含む。
記憶部1101は、部署の業務に影響する法律改正の時期と、人員についての所属課の履歴と、を記憶する。部署は、手続を分担して処理する集団や場所である。部署は、例えば、役所の課である。人員は、例えば、役所の課に所属する職員である。記憶部1101は、さらに、人員についての所属課の履歴に、当該人員が当該所属課で経験した業務の内容を対応付けて記憶してもよい。記憶部1101は、さらに、課間の移動時間を記憶してもよい。
記憶部1101は、例えば、受付情報DB600を記憶する。また、記憶部1101は、所属情報DB700を記憶する。また、記憶部1101は、履歴情報DB800を記憶する。また、記憶部1101は、改正情報DB900を記憶する。また、記憶部1101は、移動時間情報DB1000を記憶する。記憶部1101は、抽出装置100が有していなくてもよい。例えば、記憶部1101は、情報蓄積装置203が有していて、抽出装置100は情報蓄積装置203から記憶部1101の記憶内容を受信してもよい。
これにより、記憶部1101は、各課の混雑度合いを算出するための情報を記憶することができる。記憶部1101は、例えば、図3に示したメモリ302などの記憶装置により、その機能を実現する。
算出部1102は、記憶部1101を参照して、複数の部署のそれぞれの負荷を示す指標を算出する。指標は、役所の課の混雑度合いである。指標は、例えば、役所の課に所属する職員の人数から、当該課での手続が終了していない住民の人数を減算した値である。算出部1102は、例えば、所属情報DB700を参照して、各課に所属する職員の人数を算出する。次に、算出部1102は、受付情報DB600を参照して、各課での手続が終了していない住民の人数を算出する。そして、算出部1102は、各課に所属する職員の人数から、各課での手続が終了していない住民の人数を減算した値を、各課の負荷を示す指標として算出する。
ここでは、算出部1102は、指標として、各課に所属する職員の人数から、各課での手続が終了していない住民の人数を減算した値を算出したが、これに限らない。例えば、算出部1102は、指標として、各課での手続が終了していない住民の人数を算出してもよい。
これにより、算出部1102は、各課の負荷を示す指標を算出することができる。算出結果は、例えば、メモリ402やディスク404などの記憶領域に記憶される。算出部1102は、例えば、図3に示したメモリ302などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、その機能を実現する。
選択部1103は、人員不足の課として、特定の課を選択する。特定の課は、例えば、複数の課のうち負荷を示す指標が、最も高い課、または所定の基準を超える課である。選択部1103は、例えば、複数の課のうち、指標が最も高い課、または指標が所定の基準を超える課を、人員不足の課として選択する。
具体的には、算出部1102が、指標として、各課に所属する職員の人数から各課での手続が終了していない住民の人数を減算した値を算出した場合を例に挙げる。この場合では、選択部1103は、複数の課のうち、算出部1102によって算出された指標が負荷閾値以上になる課を、人員不足の課として選択する。この場合では、負荷閾値は、例えば、0(人)である。
また、算出部1102が、指標として、各課での手続が終了していない住民の人数を算出した場合を例に挙げる。この場合では、選択部1103は、複数の課のうち、算出部1102によって算出された指標が負荷閾値以上になる課を、人員不足の課として選択する。この場合では、負荷閾値は、例えば、各課に所属する職員の人数(人)である。
また、選択部1103は、記憶部1101を参照して、人員不足の課における特定の業務を選択してもよい。選択部1103は、例えば、受付情報DB600を参照して、人員不足の課において、手続の開始を待っている住民がいる当該手続の内容を選択してもよい。以下の説明では、手続の開始を待っている住民がいる当該手続を「未対処の手続」と表記する場合がある。
ここでは、選択部1103は、算出部1102の算出結果に基づいて人員不足の課を選択したが、これに限らない。例えば、選択部1103は、抽出装置100のユーザの操作入力に基づいて、人員不足の課を選択してもよい。また、選択部1103は、管理課などのクライアント装置202からの抽出要求に基づいて、人員不足の課を選択してもよい。また、選択部1103は、人員不足の課のクライアント装置202からの抽出要求に基づいて、人員不足の課を選択してもよい。
これにより、選択部1103は、支援可能要員を抽出する特定の課を選択することができ、支援可能要員が行うべき手続の内容を選択することができる。選択結果は、例えば、メモリ402やディスク404などの記憶領域に記憶される。選択部1103は、例えば、図3に示したメモリ302などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、その機能を実現する。
特定部1104は、記憶部1101を参照して、人員不足の課の業務に影響する法律改正の時期を特定する。法律改正の時期は、例えば、課の業務に影響する法律改正のうち、影響度が所定の基準を超える最新の法律改正の時期である。特定部1104は、例えば、改正情報DB900を参照して、人員不足の課の業務に影響する法律の改正の時期を特定する。また、特定部1104は、例えば、改正情報DB900を参照して、人員不足の課の業務に影響し、かつ、与える影響の大きさが「大」である法律の改正の時期を特定してもよい。
これにより、特定部1104は、人員不足の課の業務に影響する法律の改正の時期を特定することができる。特定結果は、例えば、メモリ402やディスク404などの記憶領域に記憶される。特定部1104は、例えば、図3に示したメモリ302などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、その機能を実現する。
抽出部1105は、特定した時期以降に人員不足の課に所属した履歴があり、現在は、人員不足の課とは異なる課に所属する職員を、人員不足の課の支援可能要員として抽出する。異なる課は、例えば、複数の課のうち負荷を示す指標が、最も高くない課、または所定の基準を下回る課である。指標が最も高くない課は、例えば、指標が最も高い課以外のいずれかの課であってもよいし、指標が最も低い課であってもよい。
抽出部1105は、例えば、履歴情報DB800を参照して、現在は、人員不足の課とは異なる課であって、負荷を示す指標が負荷閾値以下の課に所属する職員を抽出する。次に、抽出部1105は、履歴情報DB800を参照して、抽出した職員の中から、さらに、特定部1104によって特定された時期以降に人員不足の課に所属した履歴がある職員を抽出する。
また、抽出部1105は、記憶部1101を参照して、特定した時期以降に人員不足の課に所属した履歴があり、現在は、人員不足の課とは異なる課に所属し、人員不足の課から異なる課までの移動時間が所定条件を満たす職員を抽出してもよい。所定条件は、例えば、移動時間が最も短いことであってもよいし、移動時間が移動閾値より短いことであってもよい。
抽出部1105は、例えば、履歴情報DB800を参照して、現在は、人員不足の課とは異なる課であって、負荷を示す指標が負荷閾値以下の課に所属する職員を抽出する。次に、抽出部1105は、履歴情報DB800を参照して、抽出した職員の中から、さらに、特定部1104によって特定された時期以降に人員不足の課に所属した履歴がある職員を抽出する。そして、抽出部1105は、移動時間情報DB1000を参照して、抽出した職員の中から、さらに、それぞれの職員が所属する課から人員不足の課までの移動時間が移動閾値より短い職員を抽出する。移動閾値は、例えば、各課での手続の平均処理時間などである。
また、抽出部1105は、記憶部1101を参照して、特定した時期以降に人員不足の課に所属した履歴があり未対処の手続を経験し、現在は、人員不足の課とは異なる課に所属する職員を抽出してもよい。
抽出部1105は、例えば、履歴情報DB800を参照して、現在は、人員不足の課とは異なる課であって、負荷を示す指標が負荷閾値以下の課に所属する職員を抽出する。次に、抽出部1105は、履歴情報DB800を参照して、抽出した職員の中から、さらに、未対処の手続を経験した職員を抽出する。そして、抽出部1105は、履歴情報DB800を参照して、抽出した職員の中から、さらに、特定部1104によって特定された時期以降に人員不足の課に所属した履歴がある職員を抽出する。
また、抽出部1105は、記憶部1101を参照して、特定した時期以降に人員不足の課に所属した履歴があり、人員不足の課に所属した期間が所定条件を満たし、現在は、人員不足の課とは異なる課に所属する職員を抽出してもよい。所定条件は、例えば、期間が最も長いことであってもよいし、期間が期間閾値より長いことであってもよい。
抽出部1105は、例えば、履歴情報DB800を参照して、現在は、人員不足の課とは異なる課であって、負荷を示す指標が負荷閾値以下の課に所属する職員を抽出する。次に、抽出部1105は、履歴情報DB800を参照して、抽出した職員の中から、さらに、特定部1104によって特定された時期以降に人員不足の課に所属した履歴がある職員を抽出する。そして、抽出部1105は、履歴情報DB800を参照して、抽出した職員の中から、さらに、人員不足の課に所属した期間が期間閾値よりも長い職員を抽出する。期間閾値は、例えば、各課における手続の内容に慣れるまでの平均期間である。期間閾値は、具体的には、2(年)である。
また、抽出部1105は、上述した抽出方法のうちの複数を組み合わせてもよい。例えば、抽出部1105は、特定した時期以降に人員不足の課に所属した履歴があり、未対処の手続を経験し、人員不足の課に所属した期間が所定条件を満たす職員を抽出してもよい。そして、抽出部1105は、さらに、抽出した職員の中から、現在は、人員不足の課とは異なる課に所属し、人員不足の課から異なる課までの移動時間が所定条件を満たす職員を抽出してもよい。
これにより、抽出部1105は、支援可能要員を抽出することができる。抽出結果は、例えば、メモリ402やディスク404などの記憶領域に記憶される。抽出部1105は、例えば、図3に示したメモリ302などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、その機能を実現する。
出力部1106は、抽出した支援可能要員の情報を出力する。出力部1106は、例えば、支援可能要員の情報を、ディスプレイ406へ表示し、I/F405により外部装置へ送信し、または、メモリ402やディスク404などの記憶領域に記憶する。
出力部1106は、例えば、人員不足の課に設けられたクライアント装置202に対して、抽出した支援可能要員の情報を送信する。また、出力部1106は、管理課に設けられたクライアント装置202に対して、抽出した支援可能要員の情報を送信してもよい。また、出力部1106は、支援可能要員が抽出された課に設けられたクライアント装置202に対して、抽出した支援可能要員の情報を送信してもよい。これにより、いずれかのクライアント装置202のユーザは、支援可能要員を把握することができる。
(実施例1)
次に、図12〜図15を用いて、支援可能要員を抽出する実施例1について説明する。実施例1では、住民からの届出や申請を受け付けて、届出や申請に関する複数の手続と、複数の手続のそれぞれの担当課とを住民に案内する総合受付課が存在する場合について説明する。
図12〜図15は、支援可能要員を抽出する実施例1を示す説明図である。図12〜図15において、抽出装置100は、情報蓄積装置203が記憶する各種DBにアクセスすることができ、情報蓄積装置203から各種DBの記憶内容を取得することができるとする。
図12において、各課のクライアント装置202は、各課での住民の手続の進行状況が変化する都度、手続の進行状況を示す情報を情報蓄積装置203−1に送信する。情報蓄積装置203−1は、情報を受信し、受付情報DB600を更新する。
例えば、(1)住民Aは、総合受付課を訪れて、届出を職員に受け付けてもらう。職員は、届出を受け付けると、届出に関する複数の手続と、複数の手続のそれぞれの担当課とを特定して、住民Aに案内する。
(2)職員は、総合受付課のクライアント装置202を用いて、届出の受付日と受付時刻と担当課と申請者と手続内容と案内完了のステータスとを対応付けた受付情報を、情報蓄積装置203−1に送信する。情報蓄積装置203−1は、受付情報を受信すると、受付情報からレコードを作成し、受付情報DB600に記憶する。
このようにして、情報蓄積装置203−1は、各課で担当する住民について未対処の手続があることを示すレコードを、受付情報DB600に記憶する。これにより、抽出装置100は、受付情報DB600を参照して、各課で未対処の手続の内容を特定することができる。また、抽出装置100は、受付情報DB600を参照して、各課で手続を未対処の住民がいることを特定することができる。
(3)住民Aは、案内された担当課のそれぞれを訪れる。住民Aは、例えば、福祉課を訪れて、職員に手続を処理してもらう。(4)職員は、手続を開始すると、各課のクライアント装置202を用いて、届出の受付日と受付時刻と担当課と申請者と手続内容と担当職員の名称と手続の対処中のステータスとを対応付けた更新情報を、情報蓄積装置203−1に送信する。情報蓄積装置203−1は、更新情報を受信すると、更新情報に基づいて、受付情報DB600のレコードを更新する。
このようにして、情報蓄積装置203−1は、各課で担当する住民について対処中の手続があることを示すように、受付情報DB600のレコードを更新することができる。これにより、抽出装置100は、受付情報DB600を参照して、各課で手続を対処中の住民がいることを特定することができる。
(5)住民Aは、手続が終了すると、福祉課から離れて、年金課に移動する。(6)職員は、手続を終了すると、各課のクライアント装置202を用いて、届出の受付日と受付時刻と担当課と申請者と手続内容と手続の終了のステータスを示す終了情報を、情報蓄積装置203−1に送信する。情報蓄積装置203−1は、終了情報を受信すると、終了情報に基づいて、受付情報DB600のレコードを削除する。
このようにして、情報蓄積装置203−1は、各課で担当する住民について終了した手続があるため、各課で担当する住民が1人減ったことを示すように、受付情報DB600のレコードを削除する。これにより、抽出装置100は、受付情報DB600を参照しても、各課で手続が終了した住民を誤って手続を対処中の住民として特定しないようにすることができる。
以上のように、情報蓄積装置203−1は、各課で手続を未対処の住民、および手続を対処中の住民がいることを示すように、受付情報DB600を更新することができる。これにより、抽出装置100は、受付情報DB600を参照すれば、各課で手続の終了を待っている住民の人数を特定することができる。
図13において、抽出装置100は、受付情報DB600と、所属情報DB700とを参照して、各課に所属する職員の人数と、各課での手続が終了していない住民の人数とを比較することにより、人員不足の課を選択する。また、抽出装置100は、受付情報DB600を参照して、人員不足の課で、手続が未対処の住民がいる当該手続の内容を特定する。
抽出装置100は、例えば、所属情報DB700の各課についてのレコードの数を、各課に所属する職員の人数として算出する。次に、抽出装置100は、受付情報DB600の各課についてのレコードの数を、各課での手続が終了していない住民の人数として算出する。そして、抽出装置100は、各課のうち、各課に所属する職員の人数よりも、各課での手続が終了していない住民の人数の方が多い課を、人員不足の課として選択する。また、抽出装置100は、受付情報DB600の手続内容項目を参照して、人員不足の課で、手続が未対処の住民がいる当該手続の内容を特定する。
(7)抽出装置100は、具体的には、所属情報DB700に福祉課についての2つのレコードが記憶されているため、福祉課に所属する職員の人数として2人を算出する。(8)抽出装置100は、受付情報DB600に福祉課についての3つのレコードが記憶されているため、福祉課での手続が終了していない住民の人数として3人を算出する。
(9)抽出装置100は、福祉課に所属する職員の人数よりも、福祉課での手続が終了していない住民の人数の方が多いため、福祉課を人員不足の課として選択する。(10)抽出装置100は、受付情報DB600のレコードのうち、ステータス項目に「案内完了」が設定され、担当職員項目に情報が設定されていないレコードを特定し、当該レコードの手続内容項目に設定された情報から手続の内容「児童手当」を特定する。
ここでは、抽出装置100は、各課に所属する職員の人数と、各課での手続が終了していない住民の人数とを比較することにより、人員不足の課を選択したが、これに限らない。例えば、抽出装置100は、さらに、各課での手続の平均処理時間と、各課間での移動時間とに基づいて、人員不足の課を選択してもよい。具体的には、抽出装置100は、各課での手続が終了していない住民の人数と、各課での手続の平均処理時間を乗算して、現在、各課で手続が終了していない住民についての手続が終了するまでの時間を算出する。そして、抽出装置100は、各課のうち、各課に所属する職員の人数よりも各課での手続が終了していない住民の人数の方が多く、かつ、算出した時間よりも各課までの移動時間が短くなる課を、人員不足の課として選択する。
図14において、抽出装置100は、履歴情報DB800と、改正情報DB900と、移動時間情報DB1000とを参照して、人員不足の課の支援可能要員を抽出する。
抽出装置100は、例えば、履歴情報DB800に人員不足の課に所属し手続が未対処の住民がいる当該手続を経験した履歴があり、人員不足の課に所属した期間が期間閾値より長く、現在は異なる課に所属する職員を人員不足の課の支援可能要員として抽出する。
(11)抽出装置100は、具体的には、履歴情報DB800を参照して、職員1〜6の中から、現在、人員不足の課として選択した福祉課に所属しない職員として、職員3〜6を抽出する。ここで、抽出装置100は、課に所属する職員の人数よりも、課での手続が終了していない住民の人数の方が少ない、人員不足ではない課に所属する職員を抽出してもよい。また、抽出装置100は、いずれかの住民の手続に対処中ではない職員を抽出してもよい。
(12)抽出装置100は、履歴情報DB800の所属係項目を参照して、抽出した職員3〜6の中から、さらに福祉課で児童手当の手続を経験したことがある職員3〜6を抽出する。(13)抽出装置100は、改正情報DB900を参照して、児童手当に影響する「福祉法」が改正された時期「2006年4月」を特定する。
(14)抽出装置100は、履歴情報DB800を参照して、抽出した職員3〜6の中から、特定した時期「2006年4月」以降に福祉課に所属した職員3〜5を抽出する。(15)抽出装置100は、履歴情報DB800を参照して、抽出した職員3〜5の中から、福祉課に所属した期間が期間閾値「2年」よりも長い職員3,4を抽出する。
(16)抽出装置100は、移動時間情報DB1000を参照して、抽出した職員3,4の中から、それぞれが所属する課から福祉課までの移動時間が最も短い職員3を抽出する。ここで、抽出装置100は、出発課から到着課までの往路と復路との移動時間が同じであるとして、移動時間情報DB1000の出発課項目に福祉課が設定されたレコードを参照してそれぞれが所属する課から福祉課までの移動時間が最も短い職員を抽出してもよい。これにより、抽出装置100は、福祉課の支援可能要員を抽出することができる。
ここでは、抽出装置100は、人員不足の課に所属した期間が期間閾値より長い職員を人員不足の課の支援可能要員として抽出したが、これに限らない。例えば、抽出装置100は、さらに、人員不足の課に所属した時期が、最も現在に近い職員を、人員不足の課の支援可能要員として抽出してもよい。これにより、抽出装置100は、人員不足の課での手続の処理の内容に関する記憶が新しく、人員不足の課での手続の処理に慣れていると推定される職員を抽出することができる。
ここでは、抽出装置100は、法律の改正による影響の大きさを考慮せずに、法律の改正された時期を特定したが、これに限らない。例えば、抽出装置100は、改正情報DB900を参照して、影響の大きさに基づいて、児童手当に影響する「福祉法」が改正された時期を特定してもよい。
抽出装置100は、具体的には、児童手当に与える影響が「大」の改正時期「2006年4月」と、影響が「小」の改正時期「2009年4月」とがある場合には、影響が「小」であっても考慮して影響が「小」の改正時期「2009年4月」を特定してもよい。また、影響が「小」である場合を考慮せず、影響が「大」の改正時期「2006年4月」を特定してもよい。また、抽出装置100は、影響が「小」の改正時期「2009年4月」を特定して支援可能要員を抽出しようとしたが支援可能要員を抽出することができなかった場合に、改めて影響が「大」の改正時期「2006年4月」を特定して支援可能要員を抽出してもよい。
図15において、抽出装置100は、抽出した職員の情報を出力する。
(17)抽出装置100は、例えば、福祉課に設けられたクライアント装置202に対して、抽出した職員3の情報を送信する。職員3の情報は、例えば、職員3が所属する市民課を示す情報である。職員3の情報は、例えば、職員3が使用するメールアドレスであってもよい。これにより、福祉課に設けられたクライアント装置202のユーザは、職員3の情報に基づいて、市民課に職員3を福祉課へと移動してもらうように要請することができ、人員の配置を変更することができる。また、福祉課に設けられたクライアント装置202のユーザは、職員3の情報に基づいて、管理課を介して市民課に職員3を福祉課へと移動してもらうように要請してもよい。
(18)抽出装置100は、人員配置を行う管理課に設けられたクライアント装置202に対して、抽出した職員3の情報を送信してもよい。これにより、管理課に設けられたクライアント装置202のユーザは、職員3の情報に基づいて、市民課に職員3を福祉課へと移動してもらうように要請することができ、人員の配置を変更することができる。
(19)抽出装置100は、職員3が所属する市民課に設けられたクライアント装置202に対して、職員3の情報を送信してもよい。これにより、市民課に設けられたクライアント装置202のユーザは、職員3の情報に基づいて、職員3を福祉課へと移動するように指示することができ、人員の配置を変更することができる。
(抽出処理手順の一例)
次に、図16を用いて、実施例1の抽出装置100の抽出処理手順の一例について説明する。
図16は、抽出処理手順の一例を示すフローチャートである。図16において、抽出装置100は、受付情報DB600と所属情報DB700とを参照して、人員不足の課を特定する(ステップS1601)。次に、抽出装置100は、受付情報DB600を参照して、人員不足の課で未対処の手続の内容を特定する(ステップS1602)。そして、抽出装置100は、履歴情報DB800を参照して、現在、人員不足の課に所属していない職員を抽出する(ステップS1603)。
次に、抽出装置100は、履歴情報DB800を参照して、ステップS1603にて抽出した職員の中から、人員不足の課に所属した履歴がある職員を抽出する(ステップS1604)。そして、抽出装置100は、改正情報DB900を参照して、未対処の手続に影響する法律が改正された時期を特定する(ステップS1605)。
次に、抽出装置100は、履歴情報DB800を参照して、ステップS1604にて抽出した職員の中から、ステップS1605にて特定した時期以降に人員不足の課に所属したことがある職員を抽出する(ステップS1606)。そして、抽出装置100は、履歴情報DB800を参照して、ステップS1606にて抽出した職員の中から、人員不足の課に所属した期間が期間閾値よりも長い職員を抽出する(ステップS1607)。
次に、抽出装置100は、移動時間情報DB1000を参照して、ステップS1607にて抽出した職員の中から、それぞれの職員が所属する課から人員不足の課までの移動時間が移動閾値より短い職員を抽出する(ステップS1608)。そして、抽出装置100は、ステップS1608にて抽出した職員の情報を出力し(ステップS1609)、抽出処理を終了する。
(実施例2)
次に、図17〜図19を用いて、支援可能要員を抽出する実施例2について説明する。実施例2では、各課に、各課での手続の順番を管理するための整理券を発行する発行機が設けられた場合について説明する。
図17〜図19は、支援可能要員を抽出する実施例2を示す説明図である。図17に示すように、実施例2では、受付情報DB600の受付日項目には、整理券が発行された日付が記憶される。受付時刻項目には、整理券が発行された時刻が記憶される。担当課項目には、整理券が発行された課の識別情報が記憶される。課の識別情報は、例えば、図6の場合と同様である。
ステータス項目には、手続の進行状況を示す情報が記憶される。進行状況を示す情報は、例えば、整理券が発行され、手続の開始を待っている状況を示す「待ち」、担当課において手続を処理している状況を示す「対処中」などである。進行状況を示す情報は、例えば、手続を終了した状況を示す「終了」などであってもよい。また、進行状況を示す情報として、手続を終了した状況を示す「終了」などを用いずに、手続を終了した場合にはレコードが削除されることにしてもよい。実施例2では、受付情報DB600は、担当職員項目と、申請者項目と、手続内容項目とが省略されていてもよい。
図18および図19において、抽出装置100は、情報蓄積装置203が記憶する各種DBにアクセスすることができ、情報蓄積装置203から各種DBの記憶内容を取得することができるとする。
図18において、住民は、各課を訪れ、整理券を発行して手続の開始を待ち、職員に手続を処理してもらう。各課のクライアント装置202は、整理券が発行されたことを検出するごとに、および手続の進行状況が変化するごとに、受付情報DB600を更新する。
例えば、(20)住民Aは、福祉課を訪れると、整理券を発行し、手続の開始を待つ。(21)福祉課のクライアント装置202は、整理券が発行されたことを検出すると、整理券が発行された受付日と受付時刻と担当課と待ちのステータスとを対応付けた受付情報を、情報蓄積装置203−1に送信する。情報蓄積装置203−1は、受付情報を受信すると、受付情報からレコードを作成し、受付情報DB600に記憶する。
このようにして、情報蓄積装置203−1は、各課で担当する住民について未対処の手続があることを示すレコードを、受付情報DB600に記憶する。これにより、抽出装置100は、受付情報DB600を参照して、各課で手続を未対処の住民がいることを特定することができる。
(22)住民Aは、手続の開始を待って、職員に手続を処理してもらう。(23)職員は、手続を開始すると、福祉課のクライアント装置202を用いて、手続の対処中のステータスを示す更新情報を、情報蓄積装置203−1に送信する。情報蓄積装置203−1は、更新情報を受信すると、更新情報に基づいて、受付情報DB600のレコードを更新する。
このようにして、情報蓄積装置203−1は、各課で担当する住民について対処中の手続があることを示すように、受付情報DB600のレコードを更新することができる。これにより、抽出装置100は、受付情報DB600を参照して、各課で手続を対処中の住民がいることを特定することができる。
(24)住民Aは、手続が終了すると、福祉課から離れ、年金課に移動する。(25)職員は、手続を終了すると、福祉課のクライアント装置202を用いて、手続の終了のステータスを示す終了情報を、情報蓄積装置203−1に送信する。情報蓄積装置203−1は、終了情報を受信すると、終了情報に基づいて、受付情報DB600のレコードを削除する。
このようにして、情報蓄積装置203−1は、各課で担当する住民について終了した手続があるため、各課で担当する住民が1人減ったことを示すように、受付情報DB600のレコードを削除する。これにより、抽出装置100は、受付情報DB600を参照しても、各課で手続が終了した住民を誤って手続を対処中の住民として特定しないようにすることができる。
以上のように、情報蓄積装置203−1は、各課で手続を未対処の住民、および手続を対処中の住民がいることを示すように、受付情報DB600を更新することができる。これにより、抽出装置100は、受付情報DB600を参照すれば、各課で手続の終了を待っている住民の人数を特定することができる。
図19において、抽出装置100は、受付情報DB600と、所属情報DB700とを参照して、各課に所属する職員の人数と、各課での手続が終了していない住民の人数とを比較することにより、人員不足の課を選択する。
抽出装置100は、例えば、所属情報DB700の各課についてのレコードの数を、各課に所属する職員の人数として算出する。次に、抽出装置100は、受付情報DB600の各課についてのレコードの数を、各課での手続が終了していない住民の人数として算出する。そして、抽出装置100は、各課のうち、各課に所属する職員の人数よりも、各課での手続が終了していない住民の人数の方が多い課を、人員不足の課として選択する。
(26)抽出装置100は、具体的には、所属情報DB700に福祉課についての2つのレコードが記憶されているため、福祉課に所属する職員の人数として2人を算出する。(27)抽出装置100は、受付情報DB600に福祉課についての3つのレコードが記憶されているため、福祉課での手続が終了していない住民の人数として3人を算出する。
(28)抽出装置100は、福祉課に所属する職員の人数よりも、福祉課での手続が終了していない住民の人数の方が多いため、福祉課を人員不足の課として選択する。これにより、抽出装置100は、人員不足の課を選択することができる。
以降、抽出装置100は、人員不足の課での未対処の手続の内容を考慮しないことを除き、図14および図15と同様にして、選択した人員不足の課の支援可能要員を抽出し、抽出した支援可能要員の情報をいずれかのクライアント装置202に送信する。
(29)抽出装置100は、例えば、図14と同様にして、履歴情報DB800を参照して、職員1〜6の中から、現在、人員不足の課として選択した福祉課に所属しない職員として、職員3〜6を抽出する。
(30)抽出装置100は、改正情報DB900を参照して、福祉課で処理するいずれかの手続「児童手当」の内容に影響する「福祉法」が改正された時期「2006年4月」を特定する。
ここでは、改正情報DB900は、業務内容項目の代わりに関連課項目を有し、法律の改正が影響する課の識別情報を記憶していてもよい。この場合では、抽出装置100は、改正情報DB900を参照して、福祉課に影響する「福祉法」が改正された時期「2006年4月」を特定する。
(31)抽出装置100は、履歴情報DB800を参照して、抽出した職員3〜6の中から、特定した時期「2006年4月」以降に福祉課に所属した職員3〜5を抽出する。(32)抽出装置100は、履歴情報DB800を参照して、抽出した職員3〜5の中から、福祉課に所属した期間が期間閾値「2年」よりも長い職員3,4を抽出する。
(33)抽出装置100は、移動時間情報DB1000を参照して、抽出した職員3,4の中から、それぞれが所属する課から福祉課までの移動時間が最も短い職員3を抽出する。これにより、抽出装置100は、福祉課の支援可能要員を抽出することができる。
(34)抽出装置100は、図15と同様にして、福祉課に設けられたクライアント装置202に対して、抽出した職員3の情報を送信する。これにより、福祉課に設けられたクライアント装置202のユーザは、職員3の情報に基づいて、市民課に職員3を福祉課へと移動してもらうように要請することができ、人員の配置を変更することができる。また、福祉課に設けられたクライアント装置202のユーザは、職員3の情報に基づいて、管理課を介して市民課に職員3を福祉課へと移動してもらうように要請してもよい。
(35)抽出装置100は、人員配置を行う管理課に設けられたクライアント装置202に対して、抽出した職員3の情報を送信してもよい。これにより、管理課に設けられたクライアント装置202のユーザは、職員3の情報に基づいて、市民課に職員3を福祉課へと移動してもらうように要請することができ、人員の配置を変更することができる。
(36)抽出装置100は、職員3が所属する市民課に設けられたクライアント装置202に対して、職員3の情報を送信してもよい。これにより、市民課に設けられたクライアント装置202のユーザは、職員3の情報に基づいて、職員3を福祉課へと移動するように指示することができ、人員の配置を変更することができる。
以上説明したように、抽出装置100によれば、記憶部1101に、部署の業務に影響する法律改正の時期と、人員についての所属部署の履歴と、を記憶することができる。次に、抽出装置100によれば、記憶部1101を参照して、特定の部署の業務に影響する法律改正の時期を特定することができる。そして、抽出装置100によれば、記憶部1101を参照して、特定した時期以降に特定の部署に所属した履歴があり、現在は、特定の部署とは異なる部署に所属する人員を、特定の部署の支援可能要員として抽出することができる。
これにより、抽出装置100は、混雑している特定の部署への支援可能要員として、当該特定の部署の業務に影響する法律の改正時期以降に当該業務を経験したことがあり、当該業務を適切に行うことができる人員を抽出することができる。そして、抽出装置100は、抽出した人員の情報を、ユーザに通知することができる。結果として、ユーザは、通知された情報に基づいて、混雑している特定の部署の支援要員を決定しやすくなる。そして、ユーザは、支援可能要員として抽出された人員に、混雑している特定の部署の一時的な支援要員として、当該特定の部署に移動するように指示すれば、当該特定の部署の混雑を緩和することができる。
また、抽出装置100によれば、法律改正の時期として、部署の業務に影響する法律改正のうち、影響度が所定の基準を超える最新の法律改正の時期を選択することができる。これにより、抽出装置100は、最新の法律改正の時期以降に、特定の部署に所属した履歴がある人員を抽出することができる。結果として、抽出装置100は、特定の部署の業務を適切に行うことができる人員を抽出することができる。
また、抽出装置100によれば、特定の部署として、複数の部署のうち負荷を示す指標が、最も高い部署、または所定の基準を超える部署を選択することができる。これにより、抽出装置100は、最も支援可能要員が必要な人員不足の部署を選択することができる。
また、抽出装置100によれば、異なる部署として、複数の部署のうち負荷を示す指標が、最も高くない部署、または所定の基準を下回る部署から選択することができる。これにより、抽出装置100は、人員を他の部署に移動させても業務の滞りが少ない部署から、支援可能要員を抽出することができる。
また、抽出装置100によれば、記憶部1101に、部署間の移動時間を記憶することができる。次に、抽出装置100によれば、記憶部1101を参照して、特定の部署の業務に影響する法律改正の時期を特定することができる。そして、抽出装置100によれば、記憶部1101を参照して、特定した時期以降に特定の部署に所属した履歴があり、現在は、特定の部署とは異なる部署に所属し、異なる部署から特定の部署までの移動時間が所定条件を満たす人員を抽出することができる。これにより、抽出装置100は、支援可能要員が特定の部署に移動するまでの時間が短くなるようにして、人員の配置変更の効率を向上させることができる。抽出装置100は、例えば、役所において各部署があるフロアが異なる場合や各部署がある棟が異なる場合などに、特定の部署の混雑が解消されるまでに特定の部署に移動することができない職員がいれば、支援可能要員として抽出しないようにすることができる。そして、抽出装置100は、不要な人員の移動が起こらないようにして、人員の配置変更の効率を向上させることができる。
また、抽出装置100によれば、人員についての所属部署の履歴に、当該人員が当該所属部署で経験した業務の内容を対応付けて記憶することができる。次に、抽出装置100によれば、記憶部1101を参照して、特定の部署の特定の業務に影響する法律改正の時期を特定することができる。そして、抽出装置100によれば、記憶部1101を参照して、特定した時期以降に特定の部署に所属した履歴があり特定の業務を経験し、現在は、特定の部署とは異なる部署に所属する人員を抽出することができる。これにより、抽出装置100は、特定の部署における未対処の業務を適切に行うことができる人員を抽出することができる。
また、抽出装置100によれば、記憶部1101を参照して、特定の部署の業務に影響する法律改正の時期を特定することができる。そして、抽出装置100によれば、記憶部1101を参照して、特定した時期以降に特定の部署に所属した履歴があり、特定の部署に所属した期間が所定条件を満たし、現在は、特定の部署とは異なる部署に所属する人員を抽出することができる。これにより、抽出装置100は、特定の部署に所属した期間が長く、特定の部署の業務を適切に行うことができる人員を抽出することができる。
ここで、従来の情報処理装置が、人員の作業の熟練度を参照して、支援可能要員を抽出する場合が考えられる。しかしながら、この場合では、法律の改正によって業務の内容に変更がある場合に、支援可能要員として抽出された人員が法律の改正前の業務の内容しか知らず、適切に業務を行うことができないことがある。また、支援可能要員として抽出された人員が所属する部署も混雑しており、支援可能要員として抽出された人員が特定の部署に移動することができないことがある。
一方で、抽出装置100によれば、特定の部署の業務に影響する法律改正の時期以降に特定の部署に所属した履歴がある人員を、特定の部署の支援可能要員として抽出することができる。これにより、抽出装置100は、混雑している特定の部署への支援可能要員として、当該特定の部署の業務に影響する法律の改正時期以降に当該業務を経験したことがあり、当該業務を適切に行うことができる人員を抽出することができる。また、抽出装置100によれば、複数の部署のうち負荷を示す指標が、最も高くない部署、または所定の基準を下回る部署から、支援可能要員を抽出される部署を選択することができる。これにより、抽出装置100は、人員を他の部署に移動させても業務の滞りが少ない部署から、支援可能要員を抽出することができる。
なお、本実施の形態で説明した支援可能要員抽出方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本支援可能要員抽出プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また本支援可能要員抽出プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータに、
部署の業務に影響する法律改正の時期と、人員についての所属部署の履歴と、を記憶する記憶部を参照して、特定の部署の業務に影響する法律改正の時期を特定し、特定した前記時期以降に前記特定の部署に所属した履歴があり、現在は、前記特定の部署とは異なる部署に所属する人員を、前記特定の部署の支援可能要員として抽出する、
処理を実行させることを特徴とする支援可能要員抽出プログラム。
(付記2)前記法律改正の時期は、前記特定の部署の業務に影響する法律改正のうち、影響度が所定の基準を超える最新の法律改正の時期である、ことを特徴とする付記1に記載の支援可能要員抽出プログラム。
(付記3)前記特定の部署は、複数の部署のうち負荷を示す指標が、最も高い部署、または所定の基準を超える部署が選択されることにより特定される、ことを特徴とする付記1に記載の支援可能要員抽出プログラム。
(付記4)前記異なる部署は、複数の部署のうち負荷を示す指標が、最も高くない部署、または所定の基準を下回る部署から選択される、ことを特徴とする付記1に記載の支援可能要員抽出プログラム。
(付記5)前記記憶部は、さらに、部署間の移動時間を記憶し、
前記抽出する処理は、前記記憶部を参照して、前記特定の部署の業務に影響する法律改正の時期を特定し、特定した前記時期以降に前記特定の部署に所属した履歴があり、現在は、前記特定の部署とは異なる部署に所属し、前記異なる部署から前記特定の部署までの移動時間が所定条件を満たす人員を、前記特定の部署の支援可能要員として抽出することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の支援可能要員抽出プログラム。
(付記6)前記記憶部は、さらに、前記人員についての所属部署の履歴に、当該人員が当該所属部署で経験した業務の内容を対応付けて記憶し、
前記抽出する処理は、前記記憶部を参照して、前記特定の部署の特定の業務に影響する法律改正の時期を特定し、特定した前記時期以降に前記特定の部署に所属した履歴があり前記特定の業務を経験し、現在は、前記特定の部署とは異なる部署に所属する人員を、前記特定の部署の支援可能要員として抽出することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の支援可能要員抽出プログラム。
(付記7)前記抽出する処理は、前記記憶部を参照して、前記特定の部署の業務に影響する法律改正の時期を特定し、特定した前記時期以降に前記特定の部署に所属した履歴があり、前記特定の部署に所属した期間が所定条件を満たし、現在は、前記特定の部署とは異なる部署に所属する人員を、前記特定の部署の支援可能要員として抽出することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の支援可能要員抽出プログラム。
(付記8)前記コンピュータに、
抽出した前記支援可能要員の情報を、前記特定の部署に設けられた情報処理装置に対して出力する処理を実行させることを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の支援可能要員抽出プログラム。
(付記9)前記コンピュータに、
抽出した前記支援可能要員の情報を、前記異なる部署に設けられた情報処理装置に対して出力する処理を実行させることを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の支援可能要員抽出プログラム。
(付記10)コンピュータが、
部署の業務に影響する法律改正の時期と、人員についての所属部署の履歴と、を記憶する記憶部を参照して、特定の部署の業務に影響する法律改正の時期を特定し、特定した前記時期以降に前記特定の部署に所属した履歴があり、現在は、前記特定の部署とは異なる部署に所属する人員を、前記特定の部署の支援可能要員として抽出する、
処理を実行することを特徴とする支援可能要員抽出方法。
(付記11)部署の業務に影響する法律改正の時期と、人員についての所属部署の履歴と、を記憶する記憶部を参照して、特定の部署の業務に影響する法律改正の時期を特定し、特定した前記時期以降に前記特定の部署に所属した履歴があり、現在は、前記特定の部署とは異なる部署に所属する人員を、前記特定の部署の支援可能要員として抽出する、
制御部を有することを特徴とする支援可能要員抽出装置。